JP2007095036A - Pwm駆動方法とpwm駆動装置 - Google Patents

Pwm駆動方法とpwm駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】PWM駆動方法において、入力誤差信号のゼロ付近の入力でも出力応答させ不感帯をなくす制御方法を提供する。
【解決手段】スイッチング素子121,122,221,222で構成されるブリッジ回路の出力端子の間にアクチュエータ9を接続し、信号G1UとG1L,G2UとG2Lでアクチュエータ9に通電してPWM制御するに際し、スイッチング素子121と122,221と222が同時にオフする区間(デッドタイム)を設けた駆動タイミング信号を生成するとともに、それらのデッドタイムが一対のハーフブリッジ回路の相互間で重ならないようにアクチュエータ9を駆動することで、小さい時間差の差動入力PWM信号(S51−S52)でも応答できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、アクチュエータなどの負荷を駆動するパルス幅変調(PWM)方式の駆動装置に関するものである。
光学式記録再生装置において、記憶媒体に対して微小に絞った光スポットのトラッキング制御およびフォーカス制御が必要であり、そのトラッキング制御およびフォーカス制御にアクチュエータ、具体的にはリニアモータが使われている。近年の低消費電力化の要請により、これらの制御も電力効率の高いPWM方式による駆動方法が用いられるようになった。
図6は従来のPWM方式の駆動装置を示す。
アクチュエータ9は、第1の出力部7の出力と第2の出力部8の出力との間に接続されている。第1の出力部7は第1タイミングパルス生成部71と第1出力段12で構成されている。第2の出力部8は第2タイミングパルス生成部81と第2出力段22で構成されている。第1の出力部7と第2の出力部8とは、それぞれPWM信号生成部6からの差動入力PWM信号に基づいて駆動されている。図7は図6の各部の入出力の波形図を示している。
PWM信号生成部6は、アナログ入力信号S50のレベルに応じてパルス幅を決めて第1のパルス幅変調(PWM)信号S51と第2のパルス幅変調(PWM)信号S52から成る差動入力PWM信号を生成する。
第1の出力部7は第1のPWM信号S51を受けて第1の出力信号S53を出力する。第2の出力部8は、第2のPWM信号S52を受けて第2の出力信号S54を出力する。
このようにしてアクチュエータ9は、第1の出力部7および第2の出力部8から出力される2相のパルス状出力信号の差成分(S53−S54)により駆動される。そして、アクチュエータ9の端子間に与える駆動出力をゼロにする時(以後、ゼロ出力時と呼ぶ)でも、第1のPWM信号S51,第2のPWM信号S52はともにPWM動作を行っている。
つまり、差動入力PWM信号のゼロ出力時には、第1のPWM信号S51と第2のPWM信号S52とは同位相であり、且つ等しいパルス幅となる。
また、アクチュエータ9に対して平均的に見てある一つの方向に出力させる場合には、第1のPWM信号S51の”H”レベル期間を増大するとともに第2のPWM信号S52の”L”レベル期間を増大する。
また、アクチュエータ9に対して平均的に見て他方の方向に出力させる場合には、第1のPWM信号S51の”L”レベル期間を増大するとともに第2のPWM信号S52の”H”レベル期間を増大する。
すなわち、ゼロ出力時以外は第1のPWM信号S51のパルス幅の増加(または減少)が行われる一方で、第2のPWM信号S52のパルス幅は減少(または増加)が行われる。
具体的には、図7のタイミングAのように、第1の出力部7から出力される第1の出力信号S53と、第2の出力部8から出力される第2の出力信号S54の位相とパルス幅が等しい場合には、アクチュエータ9は駆動されない(ゼロ出力状態)。そして、図7のタイミングBやCのようにデューティ比の差が大きい場合は、アクチュエータ9はいずれかの方向に偏った大きな信号で駆動される。
図8は第1,第2の出力部7,8の具体的な回路構成を示している。
第1の出力部7の第1タイミングパルス生成部71は、遅延回路72とNANDゲート73,NORゲート74とで構成されている。第1出力段12は一対のトランジスタ121,122とで構成されている。ここでトランジスタ121はP型FET、トランジスタ122はN型FETが使用されている。
第2の出力部8の第2タイミングパルス生成部81は、遅延回路82とNANDゲート83,NORゲート84とで構成されている。第2出力段22は一対のトランジスタ221,222とで構成されている。
第1,第2出力段12,22とは、トランジスタ121,221のソースを電源の一方の極3に接続し、トランジスタ122,222のソースは電源の他方の極であるグランド5に接続してブリッジ回路を構成している。アクチュエータ9は、トランジスタ121のドレインとトランジスタ122のドレインとの接続点31と、トランジスタ221のドレインとトランジスタ222のドレインとの接続点32との間に接続されている。トランジスタ121,122の直列回路と、トランジスタ221,222の直列回路とは、それぞれハーフブリッジ回路と呼ばれている。
第1,第2の出力部7,8の回路の構成を等しくしてアクチュエータ9を2つのパルスの差成分(S53−S54)で駆動すれば、第1の出力部7と第2の出力部8の出力パルスの大部分が互いに打ち消される場合でも、第1の出力部7および第2の出力部8の出力パルスのレベル差と時間差によって動作する差動出力で負荷が駆動される。図9は、第1のPWM信号S51と第2のPWM信号S52との時間差に対する出力電流実効値を示す図であり、時間差がゼロに近づくと出力電流実効値が応答しない不感帯(Dead Zone)が生じることを示している。
なお、図9の横軸は第1のPWM信号S51と第2のPWM信号S52との時間差を表し、縦軸は出力電流実効値である。
特公平7−117841号公報
一般的に、第1,第2出力段12,22で構成されるブリッジ回路の片側(ハーフブリッジ回路)を構成する一対のトランジスタ(例えば121と122)を同タイミングでスイッチングすると、スイッチング遷移期間中に両方のトランジスタがオンする区間が生じ、電源3とグランド5の間に貫通電流が流れ、トランジスタの破壊もしくは劣化が起こる。これを防止するために、第1,第2タイミングパルス生成部71,81では、トランジスタ121と122、221と222の各2つのトランジスタが同時にオフとなる区間(以後これをデッドタイムと呼ぶ)を設けることが一般的である。
従来例におけるデッドタイムを生成する様子を、図8のタイミングチャートである図10に示す。第1タイミングパルス生成部71では、トランジスタ121がオンする時のみ第1のPWM信号S51を遅延したゲート信号G1Uと、トランジスタ122がオンする時のみ第1のPWM信号S51を遅延したゲート信号G1Lとが、次のようにして作られている。
ゲート信号G1Uは、第1のPWM信号S51より遅延回路72を通して信号S71を生成し、第1のPWM信号S51と信号S71を入力信号としたNANDゲート73の出力から供給されている。ゲート信号G1Lは、第1のPWM信号S51と信号S71を入力信号としたNORゲート74の出力から供給されている。
なお、第2タイミングパルス生成部81では、トランジスタ221がオンする時のみ第2のPWM信号S52を遅延したゲート信号G2Uも、トランジスタ222がオンするときのみ第2のPWM信号S52を遅延したゲート信号G2Lも、遅延回路82とNANDゲート83およびNORゲート84によって同様に作られている。
このようにして、第1,第2出力段12,22のハーフブリッジ回路を構成するトランジスタ121と122,221と222の、一対のトランジスタがオフとなるデッドタイムを設けて、電源・グランド間に大電流が流れることを防止している。
図10では、第1タイミングパルス生成部71から一対のトランジスタ121,122に与えられるゲート信号G1U,G1Lが区間W10,W20において、一対のトランジスタ121,122は共にオフである。また、第2タイミングパルス生成部81から一対のトランジスタ221,222に与えられるゲート信号G2U,G2Lが区間W30,W40において、一対のトランジスタ221,222は共にオフである。
また、出力パルスのスルーレートは無限大ではないし、スパイクノイズの発生を抑制するためのスルーレート上限値が設定されることが一般的である。前記デッドタイムは上記スルーレートをも考慮した期間として設定する必要がある。
ところで、PWM信号生成部6の分解能が向上すると1LSB相当の変化時間は上記デッドタイムより小さくなる。1LSB相当の信号は、第1のPWM信号S51と第2のPWM信号S52の時間差として与えられる。このようなデッドタイムより小さい時間差を生じさせる第1,第2のPWM信号S51,S52が入力されたとき、立ち上がりの際のゲート信号G1Lの立ち下がりでトランジスタ122がオフした後に、ゲート信号G1Uの立ち下がりによりトランジスタ121がオンし、出力端子31がハイレベルになったタイミングでは、出力32はトランジスタ221,222がともにオフ状態であるためにハイインピーダンスとなっており、アクチュエータ9を駆動することができない。
すなわち、図10のタイミングt1でトランジスタ121がオンした際には、本来はトランジスタ221がオフでトランジスタ222がオンでなければならないが、そのような状態はタイミングt2以前で完了している。同様にトランジスタ121がオンでトランジスタ122がオフの状態からトランジスタ121がオフに転じるタイミングt3に先んじてトランジスタ221がオフでトランジスタ222がオンの状態が必要だが、そのような状態はタイミングt4まで待たねば来ない。図10ではタイミングt4においてトランジスタ121,122がともにオフ状態にあることが示され、1LSB程度の精細な出力はなされずゼロになってしまう。入出力特性を、第1,第2のPWM信号S51,S52の時間差を横軸に、負荷電流の実効値を縦軸に表わすと、やはり図9のように不感帯が残存することになる。
なお、ここでの不感帯は(背景技術)にて説明した不感帯に比べると抑圧されてはいるものの、高精細な線形性が要求される場合には大きな問題となる。
第1,第2タイミングパルス生成部71,81のパルス合成方法の基本は(特許文献1)に示されているが、出力部7,8のデッドタイムを考慮した上でクロスオーバ歪みを除去する点については記載されていない。
本発明は、上記課題に対して差動入力PWM信号に対する出力パルスの応答性の不感帯(クロスオーバ歪み)を除去できる実用的なPWM駆動方法とPWM駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載のPWM駆動方法は、ブリッジ回路の出力端子に負荷を接続し、前記ブリッジ回路を構成する一対のハーフブリッジ回路を2相の電圧パルスで互いの出力が逆相のときのみに前記負荷に通電するようスイッチングして制御対象を目標状態に近づけるようPWM制御するに際し、直列接続されて前記ハーフブリッジ回路を構成する2つのスイッチング素子の両方ともがオフするデッドタイムを設けて前記一対のハーフブリッジ回路を動作させるとともに、前記一対のハーフブリッジ回路のデッドタイムが相互間で重ならないように前記負荷を駆動することを特徴とする。
本発明の請求項2に記載のPWM駆動装置は、アナログ入力信号に応じてパルス幅を決めた第1,第2のPWM信号を生成するPWM信号生成部と、それぞれが2つのスイッチング素子を直列接続した第1,第2出力段で構成され前記出力段の出力端子の間に負荷が接続されたブリッジ回路と、第1,第2のPWM信号のどちらが先に切り替わっているのかを判定し第1先行エッジ判定信号を出力する第1先行エッジ判定部と、第1のPWM信号と第1先行エッジ判定信号を入力信号として、第1の出力段を構成する直列接続したスイッチング素子が同時にオフするデッドタイムを有し前記デッドタイムが第1,第2出力段の相互間で重ならないような第1,第2の駆動タイミング信号を生成する第1タイミングパルス生成部と、第1,第2のPWM信号のどちらが先に切り替わっているのかを判定し第2先行エッジ判定信号を出力する第2先行エッジ判定部と、第2のPWM信号と第2先行エッジ判定信号を入力信号として、第2出力段を構成する直列接続したスイッチング素子が同時にオフするデッドタイムを有し前記デッドタイムが第1,第2出力段の相互間で重ならないような第3、第4の駆動タイミング信号を生成する第2タイミングパルス生成部とを設けたことを特徴とする。
本発明の請求項3に記載のPWM駆動装置は、請求項2において、第1タイミングパルス生成部は、第1のPWM信号を異なる所定時間だけ遅延した複数の遅延信号、それら遅延信号の組み合わせ、ならびにそれらを反転したPWM信号を生成する第1遅延パターン生成部と、第1遅延パターン生成部から出力された複数のPWM信号の内の1つを第1先行エッジ判定信号に基づいて選択して前記一方の出力段へ駆動タイミング信号として出力する第1セレクタ部とを有し、第2タイミングパルス生成部は、第2のPWM信号を異なる所定時間だけ遅延した複数の遅延信号、それら遅延信号の組み合わせ、ならびにそれらを反転したPWM信号を生成する第2遅延パターン生成部と、第2遅延パターン生成部から出力された複数のPWM信号の内の1つを第2先行エッジ判定信号に基づいて選択して前記他方の出力段へ駆動タイミング信号として出力する第2セレクタ部とを有していることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載のPWM駆動装置は、請求項3において、第1遅延パターン生成部は、第1のPWM信号を遅延した第1遅延信号を出力する第1遅延回路と、第1遅延信号を遅延した第2遅延信号を出力する第2遅延回路と、第1遅延信号を反転した信号を出力する第1インバータと、入力に第1のPWM信号と第2遅延信号が接続された第1NANDゲートと、入力に第1のPWM信号と第2遅延信号が接続された第1NORゲートとを有し、第1セレクタ部は、第1インバータの出力信号と第1NANDゲートの出力信号の何れかを第1エッジ判定信号に基づいて選択して第1の出力段としてのハーフブリッジ回路を構成する2つのスイッチング素子のうちの一方のスイッチング素子のゲートに駆動タイミング信号を出力する第1セレクタ回路と、第1インバータの出力信号と第1NORゲートの出力信号の何れかを第1エッジ判定信号に基づいて選択して第1の出力段としてのハーフブリッジ回路を構成する2つのスイッチング素子のうちの他方のスイッチング素子のゲートに駆動タイミング信号を出力する第2セレクタ回路とを有し、第2遅延パターン生成部は、第2のPWM信号を遅延した第3遅延信号を出力する第3遅延回路と、第3遅延信号を遅延した第4遅延信号を出力する第4遅延回路と、第3遅延信号を反転した信号を出力する第2インバータと、入力に第2のPWM信号と第4遅延信号が接続された第2NANDゲートと、入力に第2のPWM信号と第4遅延信号が接続された第2NORゲートとを有し、第2セレクタ部は、第2インバータの出力信号と第2NANDゲートの出力信号の何れかをエッジ判定信号に基づいて選択して第2出力段としてのハーフブリッジ回路を構成する2つのスイッチング素子のうちの一方のスイッチング素子のゲートに駆動タイミング信号を出力する第3セレクタ回路と、第2インバータの出力信号と第2NORゲートの出力信号の何れかを第2エッジ判定信号に基づいて選択して第2出力段としてのハーフブリッジ回路を構成する2つのスイッチング素子のうちの他方のスイッチング素子のゲートに駆動タイミング信号を出力する第4セレクタ回路とを有することを特徴とする。
本発明の請求項5に記載のPWM駆動装置は、請求項2において、前記負荷がアクチュエータであることを特徴とする。
この構成によれば、差動入力PWM信号の時間差が非常に小さいときでも、出力段の2つの出力端子から出力する差分パルスを、差動入力PWM信号に忠実に出力することができ、不感帯は解消され微小な出力まで高精度な駆動が可能となる。
以下、本発明のPWM駆動方法を具体的な実施の形態に基づいて説明する。
なお、従来例と同様の作用をなすものには同一の符号を付けて説明する。
(実施の形態1)
図1〜図5は本発明の(実施の形態1)を示す。
図1は本発明のPWM駆動装置を示し、図6に示した従来例の第1,第2の出力部7,8の具体的な構成が、この図1では異なっている。図2はPWM駆動装置の構成をより詳細に示している。
アクチュエータ9の両端は、第1の出力部7Aの出力端子と第2の出力部8Aの出力端子との間に接続されている。第1の出力部7Aは、先行エッジ判定部13と第1タイミングパルス生成部71Aと第1出力段12で構成されている。第2の出力部8Aは、先行エッジ判定部23と第2タイミングパルス生成部81Aと第2出力段22で構成されている。第1の出力部7Aと第2の出力部8Aとは、それぞれPWM信号生成部6からの信号に基づいて駆動されている。PWM信号生成部6は、アナログ入力信号S50のレベルに応じて、図3に示す第1のPWM信号S51と第2のPWM信号S52を出力する。
第1の出力部7Aの先行エッジ判定部13は、第1のPWM信号S51の切り替わりタイミング(例えば、“L”レベルから“H”レベル)において、第2のPWM信号S52の信号レベルを検知し、第1のPWM信号S51が第2のPWM信号S52より先に切り替わっているのか、あるいは後に切り替わっているのかを判定して先行エッジ判定信号S11を出力する。この先行エッジ判定部13は、フリップフロップ110で構成されており、データ入力(D)に第2のPWM信号S52が供給され、クロック入力(CK)には第1のPWM信号S51が供給され、第1のPWM信号S51が立ち上がる際の第2のPWM信号S52のレベルを判別して、出力(Q)から先行エッジ判定信号S11を出力する。そして、先行エッジ判定部13は、第1のPWM信号S51が立ち上がった時に第2のPWM信号S52が既に立ち上がっていれば“H”レベルの先行エッジ判定信号S11を出力し、またはまだ立ち上がっていなければ“L”レベルの先行エッジ判定信号S11を出力(Q)から出力する。
第1タイミングパルス生成部71Aは、遅延パターン生成部14とセレクタ部15で構成され、第1のPWM信号S51と先行エッジ判定信号S11とを入力信号としている。遅延パターン生成部14で第1のPWM信号S51を所定時間ずつ遅延させて遅延量の異なる複数の信号を生成し、先行エッジ判定信号S11のレベルに応じて適切な遅延量の信号をセレクタ部15で選択することにより、第1の出力段駆動信号としてのゲート信号G1Uと、第2の出力段駆動信号としてのゲート信号G1Lとを、第1出力段12へ出力する。また同時に、一方の出力段駆動信号を基準として他方の出力段駆動信号のエッジタイミングを進める方向と、遅らせる方向とに切り替える動作を先行エッジ判定信号S11のレベルに応じて切り替えることにより、後述する第2タイミングパルス生成部81Aの遅延方向と逆に遅延させて、第1出力段12と第2出力段22のデッドタイム(同時オフ区間)が重ならないようにしている。
遅延パターン生成部14は、入力された第1のPWM信号S51を第1の所定時間ほど遅延した遅延信号S12を出力する第1遅延回路111と、遅延信号S12を更に第2の所定時間ほど遅延した遅延信号S13を出力する第2遅延回路112と、それぞれ遅延信号S12を反転した基準信号S14,S17を出力するインバータ113,116と、入力に第1のPWM信号S51と遅延信号S13が接続されて第1の合成信号S15を出力するNANDゲート114と、入力に第1のPWM信号S51と遅延信号S13が接続されて第2の合成信号S16を出力するNORゲート115とで構成されている。ここで、インバータ113,116が出力する基準信号S14,S17を基準とした時、NANDゲート114は、基準信号S14より遅れて立ち下がり基準信号S14より進んで立ち上がる第1の合成信号S15を生成する。NORゲート115は、基準信号S14より進んで立ち下がり基準信号S14より遅れて立ち上がる第2の合成信号S16を生成する。
セレクタ部15は、基準信号S14,第1の合成信号S15の何れかを先行エッジ判定信号S11のレベルに基づいて選択してゲート信号G1Uを出力するセレクタ回路16と、第2の合成信号S16と基準信号S17の何れかを先行エッジ判定信号S11のレベルに基づいて選択してゲート信号G1Lを出力するセレクタ回路17とで構成されている。具体的には、セレクタ回路16は、先行エッジ判定信号S11が“L”レベルのときには基準信号S14をゲート信号G1Uとして出力し、先行エッジ判定信号S11が“H”レベルのときには第1の合成信号S15をゲート信号G1Uとして出力する。セレクタ回路17は、先行エッジ判定信号S11が“L”レベルのときには第2の合成信号S16をゲート信号G1Lとして出力し、先行エッジ判定信号S11が“H”レベルのときには基準信号S17をゲート信号G1Lとして出力する。そして、第1出力段12を構成するトランジスタ121および122は、このゲート信号G1U,G1Lに応じて駆動される。
第2の出力部8Aについても第1の出力部7Aと同様の回路構成である。第2の出力部8Aの先行エッジ判定部23は、第2のPWM信号S52の切り替わりタイミング(例えば、“L”レベルから“H”レベル)において、第1のPWM信号S51の信号レベルを検知し、第2のPWM信号S52が第1のPWM信号S51より先に切り替わっているのか、あるいは後に切り替わっているのかを判定して先行エッジ判定信号S21を出力する。先行エッジ判定部23はフリップフロップ210で構成されており、データ入力(D)に第1のPWM信号S51が供給され、クロック入力(CK)には第2のPWM信号S52が供給され、出力(Q)から先行エッジ判定信号S21が出力されている。従って、先行エッジ判定部23を構成するフリップフロップ210は、殆どの場合フリップフロップ110と逆位相で動作し、先行エッジ判定部13が“L”レベルを出力する時には“H”レベルを出力する。
第2タイミングパルス生成部81Aは、第2のPWM信号S52と先行エッジ判定信号S21とを入力信号として第1出力段12と第2出力段22のデッドタイムが重ならないように第2のPWM信号S52の遅延方向を切り替え、第2出力段22へ第3の出力段駆動信号としてのゲート信号G2Uと第4の出力段駆動信号としてのゲート信号G2Lを出力するよう構成されている。
第2タイミングパルス生成部81Aは遅延パターン生成部24とセレクタ部25で構成されている。
遅延パターン生成部24は、入力された第2のPWM信号S52を第3の所定時間ほど遅延した遅延信号S22を出力する第3遅延回路211と、遅延信号S22を更に第4の所定時間ほど遅延した遅延信号S23を出力する第4遅延回路212と、それぞれ信号S22を反転した基準信号S24,S27を出力するインバータ213,216と、入力に第2のPWM信号S52と遅延信号S23が接続されて第3の合成信号S25を出力するNANDゲート214と、入力に第2のPWM信号S52と遅延信号S23が接続されて第4の合成信号S26を出力するNORゲート215とで構成されている。ここで、インバータ213,216が出力する基準信号S24,S27を基準とした時、NANDゲート214は、基準信号S24より遅れて立ち下がり基準信号S24より進んで立ち上がる第3の合成信号S25を生成する。NORゲート215は、基準信号S24より進んで立ち下がり基準信号S24より遅れて立ち上がる第4の合成信号S26を生成する。
セレクタ部25は、基準信号S24と第3の合成信号S25の何れかを先行エッジ判定信号S21のレベルに基づいて選択してゲート信号G2Uを出力するセレクタ回路18と、第4の合成信号S26と基準信号S27の何れかを先行エッジ判定信号S21のレベルに基づいて選択してゲート信号G2Lを出力するセレクタ回路19とで構成されている。具体的には、セレクタ回路18は、先行エッジ判定信号S21が“L”レベルのときには基準信号S24をゲート信号G2Uとして出力し、先行エッジ判定信号S21が“H”レベルのときには第3の合成信号S25をゲート信号G2Uとして出力する。セレクタ回路19は、先行エッジ判定信号S21が“L”レベルのときには第4の合成信号S26をゲート信号G2Lとして出力し、先行エッジ判定信号S21が“H”レベルのときには基準信号S27をゲート信号G2Lとして出力する。そして、第1出力段12を構成するトランジスタ221および222は、このゲート信号G2U,G2Lに応じて駆動される。
このPWM駆動方法によれば、一方のPWM信号が立ち上がるタイミングで他方のPWM信号が“H”レベルであることを検知したときに、入力された前記一方のPWM信号を遅延することで、第1の出力段のデッドタイムと第2出力段22のデッドタイムとが時間的に重ならないように駆動タイミング信号を生成することができる。これにより、一方の出力端子がH(またはL)になる期間と他方の出力端子がL(またはH)になる期間とが重なる期間を確実に設けることが可能になる。従って、差動入力PWM信号の時間差がデッドタイムよりも短くても、差動入力PWM信号の時間差を高精度に反映した差分パルスをPWM信号として出力することができ、不感帯を極限まで小さくできる。以上により、時間差がデッドタイムより小さい期間となる差動入力PWM信号が入力されても、出力パルスが差動入力PWM信号の時間差に対して高精度に応答できる。
図3と図4は上記のように構成された第1,第2の出力部7A,8Aの各部の信号タイミングを示している。第1タイミングパルス生成部71Aから一対のトランジスタ121,122に与えられるゲート信号G1U,G1Lが区間W1,W2において、一対のトランジスタ121,122は共にオフである。また、第2タイミングパルス生成部81Aから一対のトランジスタ221,222に与えられるゲート信号G2U,G2Lが区間W3,W4において、一対のトランジスタ221,222は共にオフである。
この図3では、第1のPWM信号S51が立ち上がる時に第2のPWM信号S52がまだ立ち上がっていないので、フリップフロップ110から出力する先行エッジ判定信号S11は変化せずに“L”レベルを維持する。先行エッジ判定信号S11が “L”レベルであるので、セレクタ回路16は信号S14をゲート信号G1Uとしてトランジスタ121のゲートに出力し、セレクタ回路17は信号S16をゲート信号G1Lとしてトランジスタ122のゲートに出力している。
ところが、第2のPWM信号S52が立ち上がる時に第1のPWM信号S51は既に立ち上がっているので、フリップフロップ210から出力する先行エッジ判定信号S21は、第2のPWM信号S52の立ち上がりに応じて立ち上がって“H”レベルになる。これにより、第1のPWM信号S51がすでに立ち上がっていることをセレクタ回路18,19に伝達する。これに応じて、セレクタ回路18は信号S25をゲート信号G2Uに出力し、セレクタ回路19は信号S27をゲート信号G2Lに出力している。
さらに詳しく説明する。
例えば、第1の出力部7Aの先行エッジ判定部13が第1のPWM信号S51の立ち上がりエッジで第2のPWM信号S52の信号レベルを検出する時、第2のPWM信号S52の立ち上がりエッジが第1のPWM信号S51より遅れる場合は、図3に示すように先行エッジ判定部13の出力の先行エッジ判定信号S11は“L”レベルを出力し、第2の出力部8Aの先行エッジ判定部23は第2のPWM信号S52の立ち上がりエッジから“H”レベルを出力することになる。すると、セレクタ回路16が基準信号S14を選択し、ゲート信号G1Uとしてトランジスタ121のゲートに印加する。一方、セレクタ回路19が基準信号S27を選択し、ゲート信号G2Lとしてトランジスタ222のゲートに印加する。従って、第1遅延回路111の遅延時間と第3遅延回路211の遅延時間が等しければ、トランジスタ121と222とを同時に導通状態にすることができる。従って、第1のPWM信号S51と第2のPWM信号S52との時間差が小さくなるような差動入力PWM信号(S51−S52)であっても、アクチュエータ(負荷)9を十分に駆動することができる。これにより、差動入力PWM信号に応じて負荷を駆動する特性の不感帯を極限まで小さくすることが可能となり、クロスオーバ歪みを極限まで小さくできる。
なお、第1遅延回路111の遅延時間と第3遅延回路211の遅延時間は等しいことが望ましいが、駆動装置が要求される設計仕様が許容する範囲で第1遅延回路111と第3遅延回路211の遅延時間が異なっていてもよく、実質的に同じ遅延時間であれば良い。
上述した動作とは逆に、第1のPWM信号S51の立ち上がりエッジが第2のPWM信号より遅れる場合は、図4に示すように第2の出力部8Aの先行エッジ判定部23の出力の先行エッジ判定信号S21は“L”レベルを出力し、第1の出力部7Aの先行エッジ判定部13の出力の先行エッジ判定信号S11は第1のPWM信号S51の立ち上がりエッジから“H”レベルを出力することになる。すると、セレクタ回路17が基準信号S17を選択し、ゲート信号G1Lとしてトランジスタ122のゲートに印加する。一方、セレクタ回路18が基準信号S24を選択し、ゲート信号G2Uとしてトランジスタ221のゲートに印加する。このようにして、アクチュエータ9に逆方向の電流パルスを印加して、差動入力PWM信号である第1のPWM信号S51と第2のPWM信号S52の時間差が生じないパルス幅制御を行うことができる。以上のような動作を行って、図7に示すアナログ入力信号S50のゼロレベルに対して正方向と負方向の電圧変化に応じたパルス幅変調を行うことができる。
図5のタイミングチャートは、第1,第2のPWM信号S51,S52と第1,第2出力段12,22へのゲート信号G1U,G1L,G2U,G2Lと出力S53A,S54Aを同じ時間軸に示したものである。
第2のPWM信号S52が第1のPWM信号S51より遅れて立ち上がる場合には、出力電圧S53Aはトランジスタ121がオンしたタイミングで“L”レベルから“H”レベルに切り替わるが、その時点ではトランジスタ222はオン状態を維持している。そして、トランジスタ222は出力電圧S53Aの立ち上がりより遅れてオンからオフに切り替わり、出力電圧S54Aは出力電圧S53Aより遅れて“L”レベルから“H”レベルへ切り替わる。そのため、出力電圧S53Aが立ち上がってからトランジスタ222がオンからオフに切り替わるまでの期間、アクチュエータ9には第1出力段12から第2出力段22へ向けて細い電流パルスが印加される。この細い電流パルスのパルス幅は、第1,第2のPWM信号S51とS52の立ち上がりエッジの時間差に相当する。図5では、ゲート信号G2Lが立ち下がると同時に出力電圧S54Aが立ち上がるのは、デッドタイムW3期間中にトランジスタ221,222がオフ状態(ハイインピーダンス状態)になるため、出力電圧S54Aがアクチュエータ9を介して第1出力段12側の出力電圧S53Aと同電位になることによって、このような電圧波形になる。
第1のPWM信号S51が第2のPWM信号S52より遅れて立ち下がる場合も同様に、出力電圧S54Aは、ゲート信号G2Lが“L”レベルから“H”レベルに切り替わって、トランジスタ222がオンしたタイミングで“H”レベルから“L”レベルに切り替わるが、その時点ではトランジスタ121はオン状態を維持している。そして、トランジスタ121は出力電圧S54Aの立ち下がりより遅れてオンからオフに切り替わり、出力電圧S53Aは出力電圧S54Aより遅れて“H”レベルから“L”レベルへ切り替わる。そのため、出力電圧S54Aが立ち下がってからトランジスタ121がオンからオフに切り替わるまでの期間、アクチュエータ9には第1出力段12から第2出力段22へ向けて細い電流パルスが印加される。この細い電流パルスのパルス幅は、第1,第2のPWM信号S51とS52の立ち下がりエッジの時間差に相当する。
このように、一方のPWM信号が立ち上がるタイミングで他方のPWM信号が“H”レベルであることを検知したときに、入力された前記の一方のPWM信号を遅延することで、第1,第2タイミングパルス生成部において、第1の出力段のデッドタイムW1,W2と第2出力段22のデッドタイムW3,W4が時間的に重ならないように駆動タイミング信号を生成することができる。
これにより、差動入力PWM信号の小さい時間差を2つの出力信号に反映するために、一方の出力端子が“H”(または“L”)レベルになる期間と他方の出力端子が“L”(または“H”)レベルになる期間とが重なる期間を確実に設けることが可能になる。従って、差動入力PWM信号の時間差がデッドタイムよりも短い期間になっても、差動入力PWM信号の時間差を高精度に反映した差分パルスをPWM信号として出力することができ、出力電流パルスの不感帯を極限まで小さくできる。以上により、差動入力PWM信号の時間差がデッドタイムより小さい期間になっても、出力電流パルスを高精度に応答させることができる。
(実施の形態2)
上記の実施の形態では先行エッジ判定部13,23の判定は、信号の立ち上がりで検出するものであったが、信号の立ち下がりで検出するものに限定しても実用上は良い。
すなわち、フリップフロップ110は第2のPWM信号S52の反転信号をデータ入力(D)とし、第1のPWM信号S51の反転信号をクロックとして受ける。第1のPWM信号S51が立ち下がる際の第2のPWM信号S52の状態を、第1のPWM信号S51が立ち下がったとき第2のPWM信号S52が既に立ち下がっているか、またはまだ立ち下がっていないかを判別して検知することができる。フリップフロップ210は第1のPWM信号S51の反転信号をデータ入力(D)とし、第2のPWM信号S52の反転信号をクロックとしてデータ入力を読み込むことで、第2のPWM信号S52が立ち下がる際の第1のPWM信号S51の状態を、第2のPWM信号S52が立ち下がったとき第1のPWM信号S51が既に立ち下がっているか、またはまだ立ち下がっていないかを判別して検知することができる。
この場合には、一方のPWM信号が立ち上がるタイミングで他方のPWM信号が“L”レベルであることを検知したときに、入力された前記の一方のPWM信号を遅延することで、第1の出力段のデッドタイムと第2出力段22のデッドタイムが時間的に重ならないように駆動タイミング信号を生成することができる。これにより、一方の出力端子がH(またはL)になる期間と他方の出力端子が“L”レベル(または“H”レベル)になる期間とが重なる期間を確実に設けることができ、細い差分パルスをPWM信号として出力することが可能になる。
通常のPWM駆動方法ではデッドタイム回路を設けて貫通電流が流れないように構成されているため、この場合にはデッドタイム回路によって作成されるデッドタイムよりも小さいパルス幅の入力パルスには応答できないが、上記の構成によると、差動入力PWM信号の時間差がデッドタイムより小さくても、差動入力PWM信号の時間差を高精度に反映した差分パルスを出力することができ、不感帯を極限まで小さくできる。以上により、本実施形態の駆動装置はパルス幅の細い差分パルスをPWM信号として出力する場合でも高精度に応答できる。
なお、上記の各実施の形態において、第1,第2出力段12,22のスイッチング素子としてのトランジスタ121,221はPチャンネル型、トランジスタ122,222はNチャンネル型であったが、トランジスタ121,122,221,222の導電型をNチャネル型としてもPチャネル型としても、そのゲートへの入力信号の論理を適宜反転すれば有効に動作する。またトランジスタはMOSに限らずBJT(Bipolar Junction Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やその他のFETであってもよい。これらの小さな変更はすべて本発明の主旨に包含されるものである。
本発明にかかる駆動装置は、パルス幅変調駆動方式で負荷を駆動する場合、2つの出力パルスの時間差が小さくても、その時間差に応答したパルス幅で駆動することができ、出力応答の不感帯をなくす効果を有しており、パルス幅変調する駆動装置に有用である。
本発明のPWM駆動方法を実現する(実施の形態1)におけるPWM駆動装置の要部の構成図 同実施の形態の回路図 同実施の形態のタイミングチャート 同実施の形態のタイミングチャート 同実施の形態のタイミングチャートの説明図 従来のPWM駆動装置の構成図 同従来例のタイミングチャート 同従来例の回路図 従来の差動入力PWM信号の時間差に対する出力電流実効値と不感帯の説明図 同従来例のタイミングチャート
符号の説明
6 パルス幅変調(PWM)信号生成部
7A,8A 第1,第2の出力部
9 アクチュエータ
12,22 第1,第2出力段,
13,23 先行エッジ判定部(第1,第2先行エッジ判定部)
14,24 遅延パターン生成部(第1,第2遅延パターン生成部)
15,25 セレクタ部(第1,第2セレクタ部)
16,17,18,19 セレクタ回路(第1,第2,第3,第4セレクタ回路)
121,122,221,222 トランジスタ(スイッチング素子)
71A,81A 第1,第2タイミングパルス生成部
S50 アナログ入力信号
S51,S52 第1,第2のパルス幅変調(PWM)信号
S11,S21 先行エッジ判定信号(第1,第2先行エッジ判定信号)
110,210 フリップフロップ
G1U,G1L,G2U,G2L ゲート信号(第1〜第4駆動タイミング信号)
111,112 第1,第2遅延回路
113,116,213,216 インバータ
114,214 NANDゲート
115,215 NORゲート
211,212 第3,第4遅延回路

Claims (5)

  1. ブリッジ回路の出力端子間に負荷を接続し、前記ブリッジ回路を構成する一対のハーフブリッジ回路を2相の電圧パルスで互いの出力信号が逆相のときのみに前記負荷に通電するようスイッチングして制御対象を目標状態に近づけるようPWM制御するに際し、
    直列接続されて前記ハーフブリッジ回路を構成する2つのスイッチング素子の両方ともがオフするデッドタイムを設けて前記一対のハーフブリッジ回路を動作させるとともに、前記一対のハーフブリッジ回路のデッドタイムが相互間で重ならないように前記負荷を駆動する
    PWM駆動方法。
  2. アナログ入力信号に応じてパルス幅を決めた第1,第2のPWM信号を生成するPWM信号生成部と、
    それぞれが2つのスイッチング素子を直列接続した第1,第2出力段で構成され前記出力段の出力端子の間に負荷が接続されたブリッジ回路と、
    第1,第2のPWM信号のどちらが先に切り替わっているのかを判定し第1先行エッジ判定信号を出力する第1先行エッジ判定部と、
    第1のPWM信号と第1先行エッジ判定信号を入力信号として、第1出力段を構成する直列接続したスイッチング素子が同時にオフするデッドタイムを有し前記デッドタイムが第1,第2出力段の相互間で重ならないような第1,第2の駆動タイミング信号を生成する第1タイミングパルス生成部と、
    第1,第2のPWM信号のどちらが先に切り替わっているのかを判定し第2先行エッジ判定信号を出力する第2先行エッジ判定部と、
    第2のPWM信号と第2先行エッジ判定信号を入力信号として、第2出力段を構成する直列接続したスイッチング素子が同時にオフするデッドタイムを有し前記デッドタイムが第1,第2出力段の相互間で重ならないような第3、第4の駆動タイミング信号を生成する第2タイミングパルス生成部と
    を設けたPWM駆動装置。
  3. 第1タイミングパルス生成部は、
    第1のPWM信号を異なる所定時間だけ遅延した複数の遅延信号、それら遅延信号の組み合わせ、ならびにそれらを反転したPWM信号を生成する第1遅延パターン生成部と、
    第1遅延パターン生成部から出力された複数のPWM信号の内の1つを第1先行エッジ判定信号に基づいて選択して第1出力段へ駆動タイミング信号として出力する第1セレクタ部とを有し、
    第2タイミングパルス生成部は、
    第2のPWM信号を異なる所定時間だけ遅延した複数の遅延信号、それら遅延信号の組み合わせ、ならびにそれらを反転したPWM信号を生成する第2遅延パターン生成部と、
    第2遅延パターン生成部から出力された複数のPWM信号の内の1つを第2先行エッジ判定信号に基づいて選択して第2出力段へ駆動タイミング信号として出力する第2セレクタ部とを有している
    請求項2記載のPWM駆動装置。
  4. 第1遅延パターン生成部は、
    第1のPWM信号を遅延した第1遅延信号を出力する第1遅延回路と、
    第1遅延信号を遅延した第2遅延信号を出力する第2遅延回路と、
    第1遅延信号を反転した信号を出力する第1インバータと、
    入力に第1のPWM信号と第2遅延信号が接続された第1NANDゲートと、
    入力に第1のPWM信号と第2遅延信号が接続された第1NORゲートと
    を有し、
    第1セレクタ部は、
    第1インバータの出力信号と第1NANDゲートの出力信号の何れかを第1エッジ判定信号に基づいて選択して第1出力段としてのハーフブリッジ回路を構成する2つのスイッチング素子のうちの一方のスイッチング素子のゲートに駆動タイミング信号を出力する第1セレクタ回路と、
    第1インバータの出力信号と第1NORゲートの出力信号の何れかを第1エッジ判定信号に基づいて選択して第1出力段としてのハーフブリッジ回路を構成する2つのスイッチング素子のうちの他方のスイッチング素子のゲートに駆動タイミング信号を出力する第2セレクタ回路と
    を有し、
    第2遅延パターン生成部は、
    第2のPWM信号を遅延した第3遅延信号を出力する第3遅延回路と、
    第3遅延信号を遅延した第4遅延信号を出力する第4遅延回路と、
    第3遅延信号を反転した信号を出力する第2インバータと、
    入力に第2のPWM信号と第4遅延信号が接続された第2NANDゲートと、
    入力に第2のPWM信号と第4遅延信号が接続された第2NORゲートと
    を有し、
    第2セレクタ部は、
    第2インバータの出力信号と第2NANDゲートの出力信号の何れかをエッジ判定信号に基づいて選択して第2出力段としてのハーフブリッジ回路を構成する2つのスイッチング素子のうちの一方のスイッチング素子のゲートに駆動タイミング信号を出力する第3セレクタ回路と、
    第2インバータの出力信号と第2NORゲートの出力信号の何れかを第2エッジ判定信号に基づいて選択して第2出力段としてのハーフブリッジ回路を構成する2つのスイッチング素子のうちの他方のスイッチング素子のゲートに駆動タイミング信号を出力する第4セレクタ回路と
    を有する
    請求項3記載のPWM駆動装置。
  5. 前記負荷がアクチュエータであることを特徴とする請求項2記載のPWM駆動装置。
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