JP2007093219A - 時計装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 中枠を用いずに、時計全体の小型化を図ると共に、正確に且つ確実に時計モジュールを腕時計ケース内に位置決めできる時計装置を提供する。
【解決手段】 腕時計ケース1内に時計モジュール3を収納するときに、腕時計ケース1の内周面に設けられた第1位置決め凹部16と、時計モジュール3のハウジング7の外周面に設けられた第2位置決め凹部17とを対応させ、この状態で時計モジュール3の下面側に押え部材4を配置して時計モジュール3を腕時計ケース1内に押えると共に、位置規制ピン14を第1位置決め凹部16と第2位置決め凹部17との両者に跨って挿入する。従って、時計モジュール3が腕時計ケース1内でその内周面に沿って回転するのを位置規制ピン14で阻止できるので、時計モジュール3を腕時計ケース1内に位置決めできる。また、中枠を用いていないため、その分、時計モジュール3の外径を小さくでき、時計全体の小型化が図れる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、腕時計や懐中時計、置き時計などの各種の時計装置に関し、更に詳しくは指針を運針させて時刻を指示する指針式の時計装置に関する。
例えば、指針式の腕時計においては、腕時計ケース内に組み込まれる時計モジュールが、アナログムーブメントなどの時計機能に必要な各種の部品を搭載するハウジングを備え、このハウジングを時計ケース内に組み込むことにより、アナログムーブメントが時針、分針などの指針を運針させて時刻を指示するように構成されている。
このような指針式の腕時計においては、特許文献1に記載れているように、アナログムーブメントによって指示される時刻をリューズで修正すると共に、このリューズを腕時計ケースの外部からハウジング内のアナログムーブメントに挿入することにより、このリューズによって時計モジュールを腕時計ケース内に位置決めするように構成されている。
実開平8−313651号
しかしながら、このような従来の指針式の腕時計では、リューズによって時計モジュールを腕時計ケース内に位置決めしているため、リューズを用いない指針式時計、例えば標準時刻の電波を受信して時刻を自動的に修正する指針式の電波時計には適用することができない。すなわち、このような電波時計では、リューズに代えて押釦スイッチを用いており、この押釦スイッチは腕時計ケースに出没自在に取り付けられて時計モジュールの外周面に設けられた接点部に接触する構成であるから、時計モジュールを腕時計ケース内に位置決めすることができない。
このため、このような指針式の電波時計では、時計モジュールのハウジングの外周部に中枠を設け、この中枠の下端内周部に複数の押え突起部を設けて、時計モジュールの下面側を押える共に、この中枠の外周面に複数の位置決め凸部を設け、この複数の位置決め凸部を腕時計ケースの内周面に設けられた複数の位置決め凹部にそれぞれ嵌合させることにより、時計モジュールを腕時計ケース内に位置決めしているが、このような構造では、中枠によって時計モジュール全体の外径が大きくなり、これに伴って腕時計ケースも大きくなるという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、中枠を用いずに、時計全体の小型化を図ると共に、正確に且つ確実に時計モジュールを腕時計ケース内に位置決めすることができる時計装置を提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
なお、各構成要素には、後述する実施形態の項で説明される各要素に付されている図面の参照番号などを括弧と共に付す。
請求項1に記載の発明は、図1〜図7に示すように、内周面の少なくとも一箇所に第1位置決め凹部(16)が設けられた時計ケース(腕時計ケース1)と、この時計ケース内に収納されるハウジング(7)の外周面に第2位置決め凹部(17)が前記時計ケースの前記第1位置決め凹部に対応して設けられた時計モジュール(3)と、この時計モジュールの下面側に配置されて前記時計モジュールを前記時計ケース内に押える押え部材(4)と、前記時計ケースの前記第1位置決め凹部と前記時計モジュールの前記第2位置決め凹部との両者に跨って挿入して前記時計ケースに対する前記時計モジュールの位置決めをする位置規制部(位置規制ピン14、20)とを備えたことを特徴とする時計装置である。
請求項2に記載の発明は、図1〜図6に示すように、前記押え部材(4)が、前記時計モジュール(3)の下面外周に沿うほぼリング形状に形成され、その所定箇所に前記位置規制部(位置規制ピン14)が一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の時計装置である。
請求項3に記載の発明は、図1〜図7に示すように、前記位置規制部(位置規制ピン14、20)が、前記時計ケース(腕時計ケース1)および前記時計モジュール(3)の前記ハウジング(7)よりも軟らかい材料で、且つ滑り性を有する材料で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の時計装置である。
請求項4に記載の発明は、図1〜図6に示すように、前記押え部材(4)に、前記位置規制部(位置規制ピン14)のほか、前記時計ケース(腕時計ケース1)に対する前記時計モジュール(3)の横振れを阻止する振れ止め部(振れ止め突起15)が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の時計装置である。
請求項5に記載の発明は、図1〜図7に示すように、前記時計モジュール(3)がアンテナ(9)を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の時計装置である。
請求項6に記載の発明は、図1〜図7に示すように、前記アンテナ(9)が前記時計モジュール(3)の所定位置に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の時計装置である。
請求項7に記載の発明は、図1〜図7に示すように、前記押え部材(4)には前記アンテナ(9)に対応する開口部(4a)が設けられ、この開口部内には磁気シート(18)が配置されていることを特徴とする請求項5または6に記載の時計装置である。
請求項1に記載の発明によれば、時計ケース内に時計モジュールを収納するときに、時計ケースの内周面の少なくとも一箇所に設けられた第1位置決め凹部と、時計モジュールのハウジングの外周面に設けられた第2位置決め凹部とを対応させ、この状態で時計モジュールの下面側に押え部材を配置して時計モジュールを時計ケース内に押えると共に、位置規制部を時計ケースの第1位置決め凹部と時計モジュールの第2位置決め凹部との両者に跨って挿入することにより、中枠を用いずに、時計モジュールを時計ケース内に位置決めすることができる。
すなわち、位置規制部が時計ケースの第1位置決め凹部と時計モジュールの第2位置決め凹部との両者に跨って挿入することにより、時計モジュールが時計ケース内でその内周面に沿って回転するのを阻止することができる。これにより、時計モジュールを時計ケース内の所定位置に確実に位置決めすることができると共に、中枠を用いていないため、その分、時計モジュールの外径を小さくすることができ、これに伴って時計ケースも小さくすることができるので、時計全体の小型化を図ることができる。
この場合、例えば時計ケースの内周面の複数箇所、好ましくは3箇所に第1位置決め凹部をそれぞれ設け、時計モジュールのハウジングの外周面における複数箇所に、第2位置決め凹部を複数の第1位置決め凹部にそれぞれ対応させて設け、この状態で互いに対応する複数の第1、第2位置決め凹部の内部に位置規制部をそれぞれ挿入させれば、この挿入された複数の位置規制部によって時計モジュールが時計ケース内でその内周面に沿って回転するのを阻止することができると共に、時計モジュールが時計ケース内で横振れによってガタつくのを確実に防ぐことができ、これにより正確に且つ確実に時計モジュールを時計ケース内に位置決めすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、押え部材が時計モジュールの下面外周に沿うほぼリング形状に形成されことにより、この押え部材によって時計モジュールを安定した状態で確実に且つ良好に時計ケース内に押え付けることができるほか、特に押え部材の所定箇所に位置規制部が一体に形成されていることにより、位置規制部を備えていても、部品点数の増加を抑えることができると共に、押え部材を組み付けるときに、これと同時に位置規制部をも組み込むことができるので、組立作業の簡素化をも図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、位置規制部が時計ケースおよび時計モジュールのハウジングよりも軟らかい材料で、且つ滑り性を有する材料で形成されていることにより、時計ケースの第1位置決め凹部と時計モジュールの第2位置決め凹部との両者に跨って位置規制部を円滑に且つ確実に挿入させることができ、これにより時計モジュールを時計ケース内の所定位置に正確に位置決めすることができると共に、組立作業性の向上をも図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、押え部材に、位置規制部のほか、時計ケースに対する時計モジュールの横振れを阻止する振れ止め部が設けられているので、押え部材の一箇所に位置規制部を設けただけでも、この位置規制部によって時計モジュールが時計ケース内でその内周面に沿って回転しないように位置決めすることができるほか、特に振れ止め部によって時計モジュールが時計ケース内で位置規制部を中心に横振れするガタつきを阻止することができ、これにより時計モジュールを常に正確な位置に固定することができる。
請求項5に記載の発明によれば、時計モジュールがアンテナを備えていることにより、標準時刻電波を受信して自動的に時刻を修正することができ、これにより正確な時刻を指示することができる。この場合には、時計モジュールを時計ケース内に正確に位置決めしなければ、正確な時刻を指示することができないが、位置規制部によって時計モジュールが時計ケース内の正確な位置に位置決めされていることにより、常に正確な時刻を指示することができる。
請求項6に記載の発明によれば、アンテナが時計モジュールの所定位置に設けられていることにより、時計モジュールを時計ケース内に組み込んだ際に、位置規制部によって時計モジュールが時計ケース内の正確な位置に位置決めされるので、アンテナを時計ケース内の所定位置に正確に配置することができる。これにより、アンテナの受信性能が影響を受け難い最適な位置にアンテナを配置することができるので、アンテナの受信性能を高めることができ、標準時刻電波を良好に受信することができる。
請求項7に記載の発明によれば、押え部材にアンテナと対応する開口部が設けられ、この開口部内に磁気シートが配置されていることにより、押え部材の下側に金属製の裏蓋が配置されていても、磁気シートによって裏蓋の影響を受けずに良好に標準時刻電波を受信することができると共に、磁気シートを押え部材の開口部内に配置しているので、磁気シートを裏蓋に設けても、金属製の裏蓋をアンテナに接近させて配置することができる。このため、アンテナを備えていても、時計モジュールをコンパクトに構成することができ、これによっても時計全体の小型化を図ることができる。
(実施形態1)
以下、図1〜図6を参照して、この発明の時計装置を指針式の電子腕時計に適用した一実施形態について説明する。
図1はこの発明を適用した指針式の電子腕時計の拡大断面図、図2はその指針式の電子腕時計の下面から裏蓋を取り外した状態の裏面図、図3は図2のA−A矢視において上下反転させた状態を示した要部の拡大断面図である。
この指針式の電子腕時計は、図1に示すように、上下に開放された金属製の腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の上部開放部には、時計ガラス2が取り付けられている。この腕時計ケース1の内部は、図2に示すように、円形状に形成されており、この円形状の内部には、図1に示すように、円形状の時計モジュール3が押え部材4によって押えられた状態で収納されている。また、この腕時計ケース1の下部には、図1および図3に示すように、金属製の裏蓋5が取り付けられている。
この場合、時計モジュール3は、合成樹脂製のハウジング7を備えている。このハウジング7は、図2に示すように、全体がほぼ円形状に形成されており、このハウジング7には、図1に示すように、アナログムーブメント8が組み込まれているほか、図2に示すように、アンテナ9、釦電池10、および回路基板11などの時計機能に必要な各種の部品が搭載されている。
アナログムーブメント8は、図1に示すように、ステップモータ(図示せず)の回転が輪列機構(図示せず)によって時針軸、分針軸、秒針軸などの指針軸12に伝達され、この指針軸12の回転に伴って時針、分針、秒針などの指針13が文字板(図示せず)の上方を運針して時刻を指示するように構成されている。アンテナ9は、腕時計ケース1を腕取り付けて使用する際に、電波を受信しやすい位置、つまりハウジング7の12時側の箇所に設けられて回路基板11に電気的に接続され、この状態で標準時刻電波を一定時間ごとに受信するように構成されている。
この場合、アンテナ9に対応する裏蓋5の内面には、図1に示すように、磁気シート18が設けられている。この磁気シート18は、ミクロン程度の大きさの金属磁性体粉末を樹脂中に分散・混合し、シート状に形成した複合磁性体であり、この実施形態ではこの複合磁性体の外周を更に保護シートで覆ったものであり、図5に示すように、後述する押え部材4におけるアンテナ9に対応する開口部4aとほぼ同じ大きさに形成されて、その開口部4a内に配置され、この状態でアンテナ9が金属製の裏蓋5の影響を受けないように構成されている。
すなわち、この磁気シート18は、アンテナ9で発生した磁界の磁力線が磁気シート18の表面だけに入り、その表面のみに渦電流が生じ、磁気シート18の内部に入らず、磁力線が磁気シート18の表面に沿って誘導され、その結果として磁力線が磁気シート18を通り抜けるのを防ぐことにより、防磁効果としての機能を有し、アンテナ9で発生した磁力が金属製の裏蓋5の影響を受けないように構成されている。
また、釦電池10は、図2に示すように、ハウジング7の3時と6時との間に位置する箇所に収納されて電極板10aによって回路基板11に電気的に接続され、この状態で電源を回路全体に供給するように構成されている。従って、この時計モジュール3は、アンテナ9で標準時刻電波を一定時間ごとに受信し、この受信した標準時刻電波に基づいてアナログムーブメント8の動作を制御し、自動的に時刻を修正するように構成されている。
ところで、押え部材4は、図1および図3に示すように、時計モジュール3の下面側に配置されて裏蓋5によって押えられることにより、時計モジュール3を腕時計ケース1内に押し付けて固定するように構成されている。すなわち、この押え部材4は、合成樹脂からなり、図4および図5に示すように、時計モジュール3の下面とほぼ同じ大きさの円板状をなし、アンテナ9および釦電池10などの電子部品に対応する複数の開口部4aがそれぞれ設けられ、これにより全体がほぼリング状に形成されている。この場合、アンテナ9に対応する開口部4a内には、裏蓋5の内面に設けられた磁気シート18が配置されている。
また、この押え部材4の上面には、図4〜図6に示すように、位置規制ピン14および振れ止め突起15が上方に向けて突出した状態で一体に形成されている。すなわち、位置規制ピン14は、図4〜図6に示すように、全体がほぼ円柱状に形成され、その先端にテーパ部が形成された先細形状に形成され、腕時計ケース1の内周面に形成された第1位置決め凹部16とハウジング7の外周面に形成された第2位置決め凹部17との両者に跨って挿入することにより、時計モジュール3が腕時計ケース1内でその内周面に沿って回転するのを阻止し、これにより時計モジュール3を腕時計ケース1内に位置決めするように構成されている。
この場合、腕時計ケース1の第1位置決め凹部16は、図1〜図3に示すように、断面が半円形状の溝であり、腕時計ケース1の内周面における1時付近にその下端部から上部に向けて形成されている。また、ハウジング7の第2位置決め凹部17も、図1〜図3に示すように、断面が半円形状の溝であり、腕時計ケース1の第1位置決め凹部16に対応するハウジング7の外周面にその下端部から上部に向けて形成されている。これにより、第1、第2位置決め凹部16、17は、図1〜図3に示すように、腕時計ケース1内に時計モジュール3が挿入されたときに、互いに対応してほぼ円柱形の位置決め穴を形成するように構成されている。
また、この位置規制ピン14は、腕時計ケース1およびハウジング7よりも軟らかい材料で、且つ滑り性を有する材料で形成されている。すなわち、腕時計ケース1は金属で形成されており、ハウジング7は硬質のポリエーテルイミド樹脂(PEI樹脂)で形成されている。これに対して、位置規制ピン14は滑り性が良く、ハウジング7よりも軟らかいポリアセタール樹脂で形成されている。この場合、押え部材4は、位置規制ピン14と同じ材料で一体成形した構成であることが望ましいが、位置規制ピン14と異なる材質の合成樹脂で2色成形によって一体形成しても良い。
一方、振れ止め突起15は、図5および図6に示すように、全体が起立したほぼ薄板状をなし、位置規制ピン14と同じ材料で押え部材4に一体に形成されて上方に突出し、押え部材4が時計モジュー3の下面に配置されたときに、腕時計ケース1の内周面とハウジング7の外周面との間に挿入し、これにより時計モジュール3が腕時計ケース1内で位置規制ピン14を中心に横振れによってガタつくのを阻止するように構成されている。この場合、振れ止め突起15は、図5に示すように、押え部材4の中心部を中心とし、位置規制ピン14の両側にほぼ90度の角度で開いた位置で、押え部材4の周縁部上にそれぞれ形成されている。
このような指針式の電子腕時計によれば、腕時計ケース1内に時計モジュール3を収納するときに、腕時計ケース1の内周面の所定箇所に設けられた第1位置決め凹部16と、時計モジュール3のハウジング7の外周面に設けられた第2位置決め凹部17とを対応させ、この状態で時計モジュール3の下面側に押え部材4を配置して裏蓋5で押えることにより、時計モジュール3を腕時計ケース1内に押えると共に、位置規制ピン14を腕時計ケース1の第1位置決め凹部16と時計モジュール3の第2位置決め凹部17との両者に跨って挿入することにより、時計モジュール3を腕時計ケース1内に位置決めすることができる。
すなわち、位置規制ピン14が腕時計ケース1の第1位置決め凹部16と時計モジュール3の第2位置決め凹部17との両者に跨って挿入することにより、時計モジュール3が腕時計ケース1内でその内周面に沿って回転するのを阻止することができる。このため、従来例のような中枠を用いずに、時計モジュール3を腕時計ケース1内の所定位置に位置決めすることができると共に、従来例のような中枠を用いていないため、その分、時計モジュール3の外径を1mm前後小さくすることができ、これに伴って腕時計ケース1も小さくすることができるので、時計全体の小型化を図ることができる。
この場合、特に押え部材4には、位置規制ピン14のほか、腕時計ケース1に対する時計モジュール3の横振れを阻止する振れ止め突起15が2箇所に設けられているので、押え部材4の一箇所に位置規制ピン14を設けただけでも、この位置規制ピン14によって時計モジュール3が腕時計ケース1内でその内周面に沿って回転しないように位置決めすることができるほか、2つの振れ止め突起15によって時計モジュール3が腕時計ケース1内で位置規制ピン14を中心に横振れするガタつきを阻止することができ、これにより時計モジュール3を常に腕時計ケース1内の所定位置に正確に固定することができる。
また、押え部材4は、時計モジュール3の下面外周に沿うほぼリング形状に形成されことにより、この押え部材4によって時計モジュール3を安定した状態で確実に且つ良好に腕時計ケース1内に押えることができるほか、特に押え部材4の所定箇所に位置規制ピン14および振れ止め突起15が一体に形成されていることにより、位置規制ピン14および振れ止め突起15を備えていても、部品点数の増加を抑えることができると共に、押え部材4を組み付けるときに、これと同時に位置規制ピン14および振れ止め突起15をも組み込むことができるので、組立作業の簡素化をも図ることができる。
さらに、この位置規制ピン14は腕時計ケース1および時計モジュール3のハウジング7よりも軟らかい材料で、且つ滑り性を有するポリアセタール樹脂などの合成樹脂で形成されていることにより、腕時計ケース1の第1位置決め凹部16と時計モジュール3の第2位置決め凹部17との両者に跨って位置規制ピン14を円滑に且つ確実に挿入させることができる。これにより、時計モジュール3を腕時計ケース1内の所定位置に正確に位置決めすることができるほか、特に位置規制ピン14の先端が先細形状に形成されているため、円滑に位置規制ピン14を第1、第2位置決め凹部16、17に挿入させることができ、これによっても組立作業性の向上を図ることができる。
また、この指針式の電子腕時計では、時計モジュール3がアンテナ9を備えていることにより、このアンテナ9で標準時刻電波を一定時間ごとに受信することができ、この受信した標準時刻電波に基づいて自動的に時刻を修正することができるので、正確な時刻を指示することができる。この場合には、時計モジュール3を腕時計ケース1内に正確に位置決めしなければ、正確な時刻を指示することができないが、位置規制ピン14および振れ止め突起15によって時計モジュール3が腕時計ケース1内の正確な位置に位置決めされているので、常に正確な時刻を指示することができる。
この場合、アンテナ9は時計モジュール3の所定位置つまり12時側の箇所に設けられていることにより、時計モジュール3を腕時計ケース1内に組み込んだ際に、位置規制ピン14および振れ止め突起15によって時計モジュール3が腕時計ケース1内の正確な位置に位置決めされるので、アンテナ9を腕時計ケース1内の所定位置つまり12時側の所定箇所に正確に配置することができる。これにより、アンテナ9の受信性能が影響を受け難い最適な位置にアンテナ9を配置することができるので、アンテナ9の受信性能を高めることができ、標準時刻電波を良好に受信することができる。
特に、押え部材4にはアンテナ9に対応する開口部4aが設けられ、この開口部4a内には裏蓋5に設けられた磁気シート18が配置されていることにより、押え部材4の下側に金属製の裏蓋5が配置されていても、磁気シート18によって裏蓋5の影響を受けずに良好に標準時刻電波を受信することができると共に、磁気シート18を押え部材4の開口部4a内に配置しているので、磁気シート18を裏蓋5に設けても、金属製の裏蓋5をアンテナ9に接近させて配置することができる。このため、アンテナ9を備えていても、時計モジュール3をコンパクトに構成することができ、これによっても時計全体の小型化を図ることができる。
なお、上記実施形態では、位置規制ピン14を押え部材4に一体に形成した場合について述べたが、必ずしも一体に形成する必要はなく、例えば図7(a)および図7(b)に示すように、押え部材4とは別に位置規制ピン20を形成した構成でも良い。この場合には、押え部材4を組み付ける前に、予め、位置規制ピン20を第1、第2位置決め凹部16、17に挿入させて、時計モジュール3を腕時計ケース1内に位置決めすれば良い。
また、上記実施形態では、押え部材4の一箇所に位置規制ピン14を設けた場合について述べたが、これに限らず、例えば押え部材4の複数箇所、好ましくは3箇所に位置規制ピン14を設けても良い。このように構成すれば、押え部材4に振れ止め突起15を設ける必要がなく、複数の位置規制ピン14によって時計モジュール3を腕時計ケース1内に位置決めすることができると共に、時計モジュール3の横振れによるガタつきをも防ぐことができる。
さらに、上記実施形態では、指針式の電子腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも腕時計である必要はなく、懐中時計、トラベルウォッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の指針式の電子時計に広く適用することができる。
この発明を適用した指針式の電子腕時計の拡大断面図である。 図1の指針式の電子時計の下面から裏蓋を取り外した状態の裏面図である。 図2のA−A矢視において上下反転させた状態を示した要部の拡大断面図である。 図1の押え部材を左斜め上方から見た状態を示した拡大斜視図である。 図4の押え部材の拡大平面図である。 図5のB−B矢視における拡大断面図である。 位置規制ピンの変形例を示し、(a)はその位置規制ピンの拡大平面図、(b)はその位置規制ピンの拡大正面図である。
符号の説明
1 腕時計ケース
2 時計ガラス
3 時計モジュール
4 押え部材
4a 開口部
5 裏蓋
7 ハウジング
8 アナログムーブメント
9 アンテナ
13 指針
14、20 位置規制ピン
15 振れ止め突起
16 第1位置決め凹部
17 第2位置決め凹部
18 磁気シート

Claims (7)

  1. 内周面の少なくとも一箇所に第1位置決め凹部が設けられた時計ケースと、
    この時計ケース内に収納されるハウジングの外周面に第2位置決め凹部が前記時計ケースの前記第1位置決め凹部に対応して設けられた時計モジュールと、
    この時計モジュールの下面側に配置されて前記時計モジュールを前記時計ケース内に押える押え部材と、
    前記時計ケースの前記第1位置決め凹部と前記時計モジュールの前記第2位置決め凹部との両者に跨って挿入して前記時計ケースに対する前記時計モジュールの位置決めをする位置規制部と
    を備えたことを特徴とする時計装置。
  2. 前記押え部材は、前記時計モジュールの下面外周に沿うほぼリング形状に形成され、その所定箇所に前記位置規制部が一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の時計装置。
  3. 前記位置規制部は、前記時計ケースおよび前記時計モジュールの前記ハウジングよりも軟らかい材料で、且つ滑り性を有する材料で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の時計装置。
  4. 前記押え部材には、前記位置規制部のほかに、前記時計ケースに対する前記時計モジュールの横振れを阻止する振れ止め部が設けられていることを請求項1〜3のいずれかに記載の時計装置。
  5. 前記時計モジュールはアンテナを備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の時計装置。
  6. 前記アンテナは、前記時計モジュールの所定位置に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の時計装置。
  7. 前記押え部材には前記アンテナに対応する開口部が設けられ、この開口部内には磁気シートが配置されていることを特徴とする請求項5または6に記載の時計装置。
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