JP2007090797A - エンボス化粧シート及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンボス化粧シートについて、プレゼンテーション用、試作用、1品生産用等の少量生産用途でも迅速に効率良く対応でき、しかもドア1枚分等の大きなサイズでも対応できる様にする。
【解決手段】透明熱可塑性樹脂フィルム1の表側とする表面にエンボスロールを用いたエンボス加工で凹凸模様2を設け、他方の裏面には少なくとも粘着剤層3を設けたエンボス粘着フィルム10を予め作製しておき、このエンボス粘着フィルムを、熱可塑性樹脂からなる基材フィルム6上にインクジェット印刷法で柄印刷層7を設けて作製した印刷フィルム20の柄印刷層側の面に粘着剤層で接着積層して、エンボス化粧シート30を製造する。透明熱可塑性樹脂フィルムと基材フィルムはオレフィン系樹脂のフィルムが良い。透明熱可塑性樹脂フィルムの表面にリコート性の表面樹脂層を設けるのも良い。
【選択図】図1

Description

表面にエンボスによる凹凸模様を有するエンボス化粧シートを容易に製造できる方法と、その結果得られエンボス化粧シートに関する。特に、プレゼンテーション用、試作用、1品生産用等の少量生産用途でも迅速に対応できる、エンボス化粧シートとその製造方法に関する。
従来から、エンボス加工によって表面に凹凸模様を設けたエンボス化粧シートは、例えば、住宅部材、ドア、什器等の各種用途に使用されている。この様なエンボス化粧シートの製法及び構成は各種知られているが、なかでも代表的な製造方法を例示すれば、着色熱可塑性樹脂フィルム上にグラビア印刷等によって柄印刷層を設けて印刷フィルムとし、この印刷フィルムの柄印刷層側の表面に透明熱可塑性樹脂フィルムを、両フィルム同士を加熱加圧して積層接着させると同時に、透明熱可塑性樹脂フィルムの表面にエンボス加工による凹凸模様を設ける、所謂「ダブリングエンボス法」と言う製造方法がある(例えば、特許文献1)。或いは、印刷フィルムの柄印刷層面上に、透明熱可塑性樹脂を溶融押出し塗工すると同時にエンボス加工による凹凸模様を設ける方法等もある。
これらの方法によって得られるエンボス化粧シートの構成を例示すれば、少なくとも、着色熱可塑性樹脂フィルム上に、柄印刷層、透明熱可塑性樹脂フィルムが順次積層され、更に該透明熱可塑性樹脂フィルムの表面に凹凸模様が形成された構成等である。また、エンボス化粧シート表面には、必要に応じて艶調整用等の表面樹脂層を更に塗工等で形成する等、その他の層も更に適宜設ける。
一方、最近ではプリンター用としてインクジェット印刷法が普及し、インクジェット印刷法は無版印刷法であるが故に製版時間を大幅に短縮でき小ロット対応等の点で注目されている。そこで、化粧紙等の従来のグラビア印刷用途でもインクジェット印刷法の採用が提案され出している(例えば、特許文献2)。
特公昭58−14312号公報 特許第3475912号公報
ところで、エンボス化粧シートの場合、エンボス加工は大量生産性に優れる点で、円筒状のエンボスロールを用いて連続帯状の透明熱可塑性樹脂フィルムに対して連続的に行うのが一般的である。しかし、新意匠見本でプレゼンテーションしたり試作したり用途等の少量生産品を製造する場合は、製造が大掛かりなエンボスロールを用いたエンボス加工は適さない。そこで、この様な少量生産の場合は、例えば次の様にして作製していた。すなわち、連続帯状(ウエブ)の着色熱可塑性樹脂フィルムは例えば50cm四方程度の枚葉状シートに断裁した上で、このシートに溶剤インキを使用し小型の枚様式平板グラビア輪転印刷機にて多色印刷して印刷シートを作成し、この印刷シート上に、透明熱可塑性フィルムと、エンボスロール同様のエンボス形状を有する平板のシリコーン樹脂製エンボス版とを積層して、平圧プレス機にて高周波加熱し加圧後冷却することで、透明熱可塑性樹脂フィルム表面に凹凸模様をエンボス加工すると共に両フィルムを積層接着していた。また、更に必要に応じて、表面にスプレー塗装等で表面樹脂層を設けて表面艶調整等を行っていた。
しかしながら、上記の様な平板のシリコーン樹脂製エンボス版と平圧プレス機とを用いたエンボス加工は、エンボスロールを用いた場合に比べて小量生産には適するが、その都度プレス加工する為、迅速な対応は難しく生産性が良いと言える方法ではなかった。特に、前記の様に単品生産も容易でオンデマンド型が可能なインクジェット印刷法等が普及すると、エンボス加工の生産性の低さが相対的に目立つ様になってきた。また、新意匠見本としても最近では、ドア一枚分の様に大判(例えば横1m×縦2m程度のサイズ)のエンボス化粧シートが必要となることもあり、シリコーン樹脂製エンボス版と平圧プレス機とを用いたエンボス加工は不向きであった。
すなわち、本発明の課題は、エンボス化粧シートについて、プレゼンテーション用、試作用、1品生産用等の少量生産用途でも迅速に効率良く対応でき、しかもドア1枚分等の大きなサイズでも対応できる様にすることである。
そこで、本発明によるエンボス化粧シートの製造方法では、予め、透明熱可塑性樹脂フィルムの表側とする表面にエンボスロールを用いたエンボス加工で凹凸模様を設け、他方の裏面には少なくとも粘着剤層を設けたエンボス粘着フィルムを作製しておき、上記エンボス粘着フィルムを、熱可塑性樹脂からなる基材フィルム上にインクジェット印刷法で柄印刷層を設けて作製した印刷フィルムの該柄印刷層側の面に前記粘着剤層で接着積層する製造方法とした。
なお、望ましくは、上記透明熱可塑性樹脂フィルム及び基材フィルムが共にオレフィン系樹脂からなるフィルムとする。
また、望ましくは、上記エンボス粘着フィルムとして、更に透明熱可塑性樹脂フィルムの表面にリコート性の表面樹脂層を設けたフィルムを用いる。
また、本発明のエンボス化粧シートは、上記製造方法によって得られる化粧シートであって、少なくとも、熱可塑性樹脂からなる基材フィルム上に、インクジェット印刷法で形成されて成る柄印刷層、粘着剤層、透明熱可塑性樹脂フィルムの各層が積層され、該透明熱可塑性樹脂フィルムの表面にはエンボスロールを用いたエンボス加工で形成されて成る凹凸模様を有する構成の化粧シートである。
なお、望ましくは、上記透明熱可塑性樹脂フィルム及び基材フィルムが共にオレフィン系樹脂からなるフィルムとする構成であり、
また、望ましくは、上記透明熱可塑性樹脂フィルムの表面にはエンボスロールを用いたエンボス加工で形成されて成る凹凸模様と、リコート性の表面樹脂層を有する構成である。
以上の様な製造方法、エンボス化粧シートとすることで、柄印刷層の印刷にはインクジェット印刷法を採用する為、印刷版の製版が不要な為に1品生産等の少量生産でも迅速に効率よく対応できる。しかも、凹凸模様のエンボス加工は、エンボスロールを用いて予めエンボス粘着フィルムとして作製して準備しておき、なお且つエンボス粘着フィルムは印刷フィルムと粘着剤層で簡単に接着できるので、上記インクジェット印刷法の採用で得られ効果が、エンボス加工による凹凸模様を設けた構成のエンボス化粧シートとしても、損なわれることがない。更に、予め用意しておくエンボス粘着フィルムのエンボス加工は、エンボス版にエンボスロールを用いるので大サイズも容易で且つ生産性も良い。
従って、エンボス化粧シート全体としても、プレゼンテーション用、試作用、1品生産用等の少量生産用途でも迅速に効率良く対応でき、しかもドア1枚分等の大きなサイズでも容易に対応できる。
本発明によれば、プレゼンテーション用、試作用、1品生産用等の少量生産用途でも迅速に効率良く対応でき、しかもドア1枚分等の大きなサイズでも容易に対応できる。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態を説明する。
先ず、図1は本発明によるエンボス化粧シートの1形態例を示す断面図であり、図2は本発明によるエンボス化粧シートの別の1形態例〔図2(C)〕と、それに用いたエンボス粘着フィルム〔図2(A)〕、印刷フィルム〔図2(B)〕を示すと共に、本発明による製造方法を概念的に説明する断面図である。
これら図中にて、符号の意味は、1は透明熱可塑性樹脂フィルム、2は凹凸模様、3は粘着剤層、4は表面樹脂層、5は剥離フィルム、6は基材フィルム、7は柄印刷層、10はエンボス粘着フィルム、20は印刷フィルム、30はエンボス化粧シートである。なお、各図共に図面上方が通常は観察者側であり、また、図面上方の面を表面、その反対面を裏面と称することにする。
〔エンボス粘着フィルム〕
エンボス粘着フィルム10は、印刷フィルム作製後、直ぐにでもエンボス粘着フィルムを貼り付けてエンボス化粧シートを完成させることができる様に、印刷フィルム作製に先だち予め準備しておくフィルムである。このエンボス粘着フィルム10は、透明熱可塑性樹脂フィルム1の表側とする表面には、エンボス加工、それもエンボス版としてエンボスロールを用いたエンボス加工によって、凹凸模様2を設け、前記透明熱可塑性樹脂フィルムの裏側とする裏面には少なくとも粘着剤層3を設けた透明なフィルムである。なお、エンボス粘着フィルムを透明とするのは、柄印刷層を透視可能とする為であり、着色透明でも良い。但し、異なる意匠に共通使用できる様な汎用性の点では無着色透明として、着色は柄印刷層の側で表現する方が好ましい。また透明は半透明でも良い。
また、エンボス粘着フィルムは少なくともその製造時は、エンボスロールによるエンボス加工を連続して行える点で、通常は連続帯状フィルムの形態であるが、印刷フィルムと積層時は、基本的には連続帯状フィルムでも枚葉状フィルムでも、どちらでも良い。
また、エンボス粘着フィルムは、その凹凸模様を、木目用、石目用、砂目用等と、大まかな凹凸模様意匠毎に共通使用するフィルムとして予め用意しておけば、より広い意匠に迅速に対応できる点で好ましい。もちろん更に同じ木目用でもそれを柾目用、板目用等と細分化しておいても良い。
また、凹凸模様2が形成された透明熱可塑性樹脂フィルムの表側の表面には、表面艶調整、表面物性向上等の表面性状変更が必要の場合には、塗工等により、透明な表面樹脂層4を設けても良い。
また、好ましくは、粘着剤層3の裏面には更に、該粘着剤層を使用時まで保護し使用時は剥離する剥離フィルム5を設ける。
この様なエンボス粘着フィルムを構成する各層及び凹凸模様の形成法や材料等は、建材用のエンボス化粧シート、或いは各種粘着フィルム等として従来公知の方法・材料を用途に応じて適宜採用すれば良く、特に制限はない。
透明熱可塑性樹脂フィルム1としては、柄印刷層が透視できる程度以上の透明性があれば良く、従って着色透明や半透明でも良い。また、透明熱可塑性樹脂フィルムの樹脂材料としては、エンボスロールを用いたエンボス加工で凹凸模様が賦形できるエンボス加工適性があれば良く、この様な樹脂材料としては、例えば、オレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、スチレン樹脂、塩化ビニル樹脂等が挙げられる。なかでも、オレフィン系樹脂は、環境対応型である点で、好ましい樹脂の一つである。
なお、透明熱可塑性樹脂フィルムの厚さは用途に応じた厚さとすれば良く、特に制限は無いが、例えば20μm〜500μm程度である。また、透明熱可塑性樹脂フィルム中には、必要に応じ適宜、紫外線吸収剤、着色剤、安定剤等の公知の添加剤が添加される。
また、エンボスロールは、その凹凸模様が利用可能であれば、印刷フィルムを大型グラビア輪転印刷機で製造する場合等に対するエンボスフィルム作成時の本機用のものを用いても良い。そうすれば、エンボスロールは本機用と共通使用できる。
凹凸模様2としては、用途に応じたものとすれば良く、特に制限は無い。例えば、木目導管模様、木目年輪模様、布目模様、砂目模様、目地模様、皮絞模様、ヘアライン模様、スピン加工模様、幾何学模様、万線状溝、文字、記号、図形様等である。
粘着剤層3を印刷フィルムとの接着積層用に採用することで、該接着積層を室温でも行える。該接着積層を、粘着剤層の代わりに熱融着型接着剤層を設けて加熱ローラで行う事も不可能ではないが、粘着剤層の採用で、加熱手段が不要となる上、接着時の熱でエンボスフィルムや印刷フィルムの加熱変形を防げる。
粘着剤層3としては、柄印刷層が透視可能な程度に透明であれば特に制限は無く、従来公知の粘着剤及び公知の形成法を適宜採用して形成すれば良い。例えば、粘着剤としては、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤等が挙げられる。また、粘着剤層の形成は、各種塗工法で形成できるが、粘着剤層3面を剥離フィルム5で保護する構成では、転写法で、例えば、剥離フィルムの剥離面上に一旦塗工等で形成した粘着剤層を、剥離フィルム毎、透明熱可塑性樹脂フィルムの裏側とする面にラミネートする等して形成しても良い。
剥離フィルム5としては、表面を、シリコーンやワックス等の離型剤や離型性樹脂で剥離性とした樹脂フィルムや紙等の、公知の剥離フィルムを適宜採用すれば良い。なお、剥離フィルムは透明/不透明どちらでも良いが、透明の方が印刷フィルム上にエンボス粘着フィルムを剥離フィルム積層状態のままで本接着せずに仮置きして、印刷フィルムの柄とエンボス粘着フィルムの凹凸模様との各種組合せを手軽に仮評価できる。従って、この点では、剥離フィルムの基材フィルムは透明樹脂フィルムが好ましく、例えば、上記透明熱可塑性樹脂フィルム等を使用できる。
なお、粘着剤層及び剥離フィルムの積層は、通常は、凹凸模様や表面樹脂層を形成した後に行う。
表面樹脂層4は、透明な樹脂層であり、表面艶調整、或いは耐擦傷性、リコート性(塗工適性)等の表面物性向上等の表面性状を変更する為に設ける層である。例えばリコート性の表面樹脂層(リコート層)は、より応用が利く等の点で、好ましい1例である。もろちん、2以上の表面性状を兼用した表面樹脂層としても良い。この様な表面樹脂層は、公知のものを適宜採用すれば良い。例えば、表面樹脂層は、ウレタン樹脂、アクリル樹脂等の熱硬化性樹脂や電離放射線硬化性樹脂等の樹脂の塗液を塗工形成する。表面艶調整には、この様な塗液にシリカ等の艶消し剤を添加しておく。なお、表面樹脂層の形成は、通常は凹凸模様形成後に塗工等で全面に形成するが、エンボス加工適性があれば凹凸模様形成前に設けておいても良い。
なお、リコート性は、印刷フィルムと積層後(エンボス化粧シートの状態やこれを被着体に積層後等)、或いは積層前に、凹凸模様側の表面をスプレー塗装等の公知の塗工法によって、表面塗装膜等のさらに別の表面樹脂層等を形成する為である。この様なリコート性の表面樹脂層としては、例えば2液硬化型ウレタン樹脂等を用いる。
また、透明熱可塑性樹脂フィルムの樹脂としてオレフィン系樹脂は好適であるが、接着性が出し難いので、表面に塗装等を施す場合には、上記の様に2液硬化型ウレタン樹脂等によるリコート性の表面樹脂層を設けるのが好ましい。また、透明熱可塑性樹脂フィルムの樹脂がオレフィン系樹脂の場合、該フィルムには通常紫外線吸収剤も添加するが、このブリードアウトも表面樹脂層で防げ、裏面側も粘着剤層で防げ、長期保存性を確保できる。
なお、リコート性の表面樹脂層はプライマー層とも言えるが、この他、接着強化が必要な面や層間等には、適宜、この様なプライマー層等のその他の層を設けても良い。
〔印刷フィルム〕
印刷フィルム20は、熱可塑性樹脂からなる基材フィルム6上のエンボス粘着フィルムとの積層面側に、インクジェット印刷法で柄印刷層7を設けて作製する。柄印刷層7は、基材フィルムが透明であれば、エンボス粘着フィルムの積層面とは反対側の裏面に形成しても良いが、通常は、基材フィルムのエンボス粘着フィルム積層面側の表面側とする。その理由は、基材フィルムとして樹脂フィルム単体では、インクジェットインキを受容し密着良い柄印刷層を設け難いので、印刷面にはインキ受容層を形成するのが普通であり、このインキ受容層は含有させる充填剤で通常は不透明となる為、基材フィルム全体としては不透明となるからである。また、一般的な化粧シートに於ける基材フィルムも、被着体表面色を隠蔽する為に不透明が多いからである。
基材フィルムは、樹脂製のエンボス化粧シートを作製することから、樹脂フィルムを用いたフィルムであり、該樹脂には熱可塑性樹脂を用いる。該熱可塑性樹脂としては、特に制限は無く用途に応じたものを適宜選定すればよく、例えば、例えば、オレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、スチレン樹脂、塩化ビニル樹脂等が挙げられる。なかでも、オレフィン系樹脂は、環境対応型である点で、好ましい樹脂の一つである。さらに、エンボス粘着フィルムの透明熱可塑性樹脂フィルム共々、オレフィン系樹脂を用いるのがより好ましい。なお、基材フィルムの厚さは用途に応じた厚さとすれば良く、特に制限は無いが、例えば20μm〜500μm程度である。また、基材フィルム中には、必要に応じ適宜、公知の各種添加剤が添加される。
なお、インク受容層としては、公知のインクジェット印刷用フィルム等として従来公知のものを適宜採用すれば良い。例えば、シリカ、炭酸カルシウム等の充填剤を、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂等による熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂等を用いた樹脂バインダー中に、分散させた塗液を塗工形成すれば良い。充填剤添加によって、通常、多孔質で不透明な塗膜がインク受容層として形成される。
インク受容層を設ける場合も含めて、基材フィルムは、無着色或いは着色、透明(含む半透明)或いは不透明、いずれでも良い。但し、エンボス化粧シートの被着体を隠蔽する点ては不透明が好ましい。また、従来の一般的な化粧シートでは、その基材シートは木目柄の柄印刷層を設ける場合、茶色等と着色するのが普通であり、本発明の基材フィルムの場合もこの様に着色しても良い。但し、本発明では、少量生産用途を考慮した汎用性の点で、着色の場合は白色が好ましい。白色ならば木目柄や石目柄等でも、共通使用できる。また、それも、隠蔽性が必要の場合は白色不透明とする(白色透明は半透明である)。この様な基材フィルムの構成の1具体例として、白色不透明の樹脂フィルムに白色不透明のインク受容層を積層した構成が挙げられる。もちろん、基材フィルム全体として不透明とする場合に、インク受容層を不透明として、それで全体としての不透明性が十分であれば、基材フィルムは透明で良い。
また、インクジェット印刷で用いるインクジェットインキとしては、水性型インキ、有機溶剤型インキ、いずれでも良い。但し、有機溶剤型の方が乾燥性の点で有利だが、水性の方が環境面で有利であり、用途に応じたものを適宜採用すれば良い。
なお、インクジェット印刷法で柄印刷層を形成する際、基材フィルムは連続帯状フィルムでも枚葉状フィルムでもどちらでも良い。該印刷には、市販の工業用大型インクジェットプリンタを使用しても良く、また、印刷サイズが小さければ、パーソナルコンピュータ用途のインクジェットプリンタの使用も可能である。
また、基材フィルムはインクジェットプリンタに連続帯状フィルムのロールとして装填し、印刷後、連続帯状の印刷フィルムをロールとして巻き取ったり、機上で枚葉状の印刷フィルムに切断したり、する等しても良い。
〔エンボス粘着フィルムと印刷フィルムとのラミネート〕
両フィルム同士をラミネートして接着積層するには、エンボス粘着フィルムの粘着剤層によって接着し積層する。ラミネート方法は特に限定はないが、上記粘着剤層を内側にして重ねた両フィルムに対して、片側からラミネートローラで加圧するか、両側から一対のラミネートローラで加圧する等してラミネートすればよい。この際、ラミネートローラ部分に供給する両フィルムは、両方とも連続帯状フィルム、片方は連続帯状フィルムでもう片方は枚葉状フィルム、両方とも枚葉状フィルム、のいずれでも良い。
なお、インクジェットプリンタ自体にラミネートローラを設置し内在させれば、インクジェット印刷とラミネートを連続してインラインで行える点で好ましい。もろちん、オフラインで印刷とラミネートとを行っても良い。これらは、利用できる設備等を勘案して選択すれば良い。もちろん、ラミネートはラミネータ等の装置でも、手作業でも良い。
〔その他の、層或いは手順〕
本発明では、上記で一部説明したが、従来公知の各種の層及び手順を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、用途に応じて適宜追加しても良い。例えば、プライマー層、表面塗装膜等である。また、表面塗装膜は、エンボス化粧シートを他の被着体に積層後、或いは積層前に、該エンボス化粧シートの表面に、スプレー塗装等の公知の塗工法によって形成することができる。
〔用途〕
本発明によるエンボス化粧シートの用途は、建材用途、その他の用途等、特に制限は無いが、特に、プレゼンテーション用、試作用、1品生産用等の少量生産用途が好適である。例えば、ドア、間仕切り等の建具、壁、床、天井等の住宅部材、キッチン扉、クローゼット扉等の家具、什器等であり、なかでも、大サイズが可能の点で、例えばドア等は好適な用途である。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
〔実施例1〕
(1)エンボス粘着フィルムの作製:
図2(A)の断面図の様なエンボス粘着フィルム10を予め作製した。透明熱可塑性樹脂フィルム1として厚さ80μmの連続帯状の透明ポリプロピレン系フィルムを用い、この透明熱可塑性樹脂フィルム1を、加熱ドラム上で120℃に加熱後、エンボス直前のフィルム温度をヒーターで160℃迄加熱し、エンボスロールを用いてエンボス後、フィルムを冷却して、その表面に木目導管を表現した凹凸模様2を連続的にエンボス加工した。
更に、凹凸模様を形成した表面をコロナ処理で易接着化後、下記組成の2液硬化型ウレタン樹脂系の表面処理剤をグラビア印刷で全面ベタ印刷して、低艶でリコート性とした表面樹脂層4を設けた。
<表面処理剤>
主剤樹脂:アクリルポリオール 15質量部
硬化剤:HMDI(ヘキサメチレンジイソシアネート) 5質量部
艶消剤:シリカ 4質量部
ワックス 2質量部
溶剤 89質量部
次いで、凹凸模様及び表面樹脂層が形成された透明熱可塑性樹脂フィルムの裏面に、透明ポリプロピレン系フィルムからなる剥離フィルム5の剥離面に、アクリル樹脂系粘着剤を塗布して厚さ30μmの粘着剤層3を形成した連続帯状の粘着フィルムを、その粘着剤層面で接着積層して、剥離フィルム5付きで連続帯状のエンボス粘着フィルム10を作製した。
なお、前記エンボス加工の凹凸模様は、板目の木目導管形状と、柾目の木目導管形状との、二種類のエンボスロールを用いて、板目の凹凸模様のエンボス粘着フィルムと、柾目の凹凸模様のエンボス粘着フィルムの、都合2種類のフィルムを作製した。なお、これらエンボス粘着フィルムは、柾用用、板目用として、各々柄印刷層の異なる木目意匠間で共通利用する事を考えたものである。
(2)印刷フィルムの作製:
先ず、連続帯状で熱可塑性樹脂からなる基材フィルム6として、着色剤(酸化チタン)を10質量%添加することで白色不透明に着色した連続帯状のポリプロピレン系樹脂フィルム(厚み80μm)を用意した。この樹脂フィルムの表側とする表面及び裏側とする裏面にコロナ処理を施した後、裏面に2液硬化型ウレタン系樹脂を用いた易接着層を形成し、次いで表面に2液硬化型ウレタン樹脂を用いた易接着層を形成し、次いで下記組成の白色不透明なインク受容層を、希釈溶剤(酢酸エチル/メチルイソブチルケトン=質量比1/1)を用いた塗液をグラビア塗工で全面に塗工して形成して、基材フィルムを作製した。
<インク受容層>
2液硬化型ウレタン系樹脂 100質量部
硝化綿 20質量部
シリカ(平均粒径2μm) 100質量部
次に、画像処理コンピュータ上で、本機グラビア版用の分版画像データをもとに、各版の色調を再現可能な、混色プロファイルデータより抽出したインキ色を選定し、モニター画面上でその合成画像を確認後、該インキ色を用いたインクジェット印刷法で多色印刷した。印刷は、ロールから巻き出した連続帯状で1m幅の基材フィルムのインク受容層面に、柄長さ2mの柄印刷層をインクジェット印刷で形成した後、幅方向に切断して2m長の柄を持つ枚葉状の印刷フィルムを作製した。
なお、インクジェット印刷は、大型インクジェットプリンタ(ローランド ディー.ジー.株式会社製)を用い、インクジェットインキには水性インキを用いた。
(3)ラミネート:
次に、前記エンボス粘着フィルムを、その剥離フィルムを剥がしてその粘着剤層で、上記枚葉状の印刷フィルムの柄印刷層面に、常温でロールプレスラミネートして、最終的に枚葉状のエンボス化粧シートを作製した。作製したエンボス化粧シートは二種類あり、凹凸模様が板目のものと柾目のものであり、柄意匠のサイズは各々縦2m、横1mのサイズである。
(4)プレゼンテーション用のドアの製作:
上記の様にして製造した所望のエンボス化粧シートを用いて、プレゼンテーション用の縦約2m横約1mサイズのドアを作製した。具体的には、板目の凹凸模様のエンボス化粧シートを合板に接着剤を用いて手貼りして、ドアの鏡板を作製し、柾目の凹凸模様のエンボス化粧シートを合板に接着剤を用いて手貼りして、ドアの枠材を作製した。次に、これら鏡板及び枠材を組み合わせて合体して、実物サイズの実際のドアを作製した。更に表面の艶を高める為に、作製したドアの表面に、透明樹脂塗料をスプレー塗装(リコート)して、高艶の表面樹脂層(表面塗装膜)を形成して、プレゼンテーション用に用いるドア見本とした。
本発明によるエンボス化粧シートの1形態例を示す断面図。 本発明によるエンボス化粧シートの別の1形態例と、それに用いるエンボス粘着フィルム及び印刷フィルムの例示と、本発明による製造方法を概念的に説明する断面図。
符号の説明
1 透明熱可塑性樹脂フィルム
2 凹凸模様
3 粘着剤層
4 表面樹脂層
5 剥離フィルム
6 基材フィルム
7 柄印刷層
10 エンボス粘着フィルム
20 印刷フィルム
30 エンボス化粧シート

Claims (5)

  1. 予め、透明熱可塑性樹脂フィルムの表側とする表面にエンボスロールを用いたエンボス加工で凹凸模様を設け、他方の裏面には少なくとも粘着剤層を設けたエンボス粘着フィルムを作製しておき、
    上記エンボス粘着フィルムを、熱可塑性樹脂からなる基材フィルム上にインクジェット印刷法で柄印刷層を設けて作製した印刷フィルムの該柄印刷層側の面に前記粘着剤層で接着積層する、エンボス化粧シートの製造方法。
  2. 透明熱可塑性樹脂フィルム及び基材フィルムが共に、オレフィン系樹脂からなる請求項1記載のエンボス化粧シートの製造方法。
  3. エンボス粘着フィルムとして、更に透明熱可塑性樹脂フィルムの表面にリコート性の表面樹脂層を設けたフィルムを用いる、請求項1又は2記載のエンボス化粧シートの製造方法。
  4. 請求項1又2記載のエンボス化粧シートの製造方法によって得られる、エンボス化粧シートであって、
    少なくとも、熱可塑性樹脂からなる基材フィルム上に、インクジェット印刷法で形成されて成る柄印刷層、粘着剤層、透明熱可塑性樹脂フィルムの各層が積層され、該透明熱可塑性樹脂フィルムの表面にはエンボスロールを用いたエンボス加工で形成されて成る凹凸模様を有する、エンボス化粧シート。
  5. 請求項3記載のエンボス化粧シートの製造方法によって得られる、エンボス化粧シートであって、
    少なくとも、熱可塑性樹脂からなる基材フィルム上に、インクジェット印刷法で形成されて成る柄印刷層、粘着剤層、透明熱可塑性樹脂フィルムの各層が積層され、該透明熱可塑性樹脂フィルムの表面にはエンボスロールを用いたエンボス加工で形成されて成る凹凸模様と、リコート性の表面樹脂層を有する、エンボス化粧シート。

JP2005286052A 2005-09-30 2005-09-30 エンボス化粧シートの製造方法 Active JP4892913B2 (ja)

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