JP2007087558A - ディスク制御装置、ディスク制御方法およびディスク制御プログラム - Google Patents
ディスク制御装置、ディスク制御方法およびディスク制御プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】ディスク制御装置10は、記憶された振動検出データからディスク装置20に生じている振動を検出した場合には(図1の(3)参照)、ライトオフトラックスライスを厳しくする制御を行う(図1の(4)参照)。つまり、ディスク制御装置10は、振動を検出した場合には、ディスク装置に対するデータのライトを中止にする条件が通常時よりも厳しくなるように制御する。
【選択図】 図1
Description
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係るディスク制御装置の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係るディスク制御装置の概要および特徴を説明するための図である。
次に、図2を用いて、図1に示したディスク制御装置の構成を説明する。図2は、実施例1に係るディスク制御装置10の構成を示すブロック図である。同図に示すように、このディスク制御装置10は、バスなどを介してディスク装置20と接続される。
次に、図3を用いて、実施例1に係るディスク制御装置による処理を説明する。図3は、実施例1に係るディスク制御処理の流れを示すフローチャートである。
上述してきたように、実施例1によれば、ディスク装置に生じている振動を検出し、検出された振動に応じてディスク装置を制御するので、振動状態でのディスク制御を適切に行うことが可能である。つまり、リアサイン動作によるライトの失敗、交代一次側の書き潰し等を防ぐことができる。
例えば、上記の実施例では、ディスク制御装置10は、装置固有のTPIマージン等を考慮することなく、ライトオフトラックスライスを一律に厳しくするようディスク装置20を制御する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図8および図9に示すように、各装置固有のTPIマージン(ディスク装置に対してライトを行うヘッドの書き込み間隔)、温度、カスタマイズのいずれか一つまたは複数に応じて第一のレベル(通常モード)のライトオフトラックスライスを厳しくするようにしてもよい。
また、上記の実施例では、ポジション信号を用いて振動を検出する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図10および図11に示すように、ライトが失敗した割合を示すライトフォルト発生率を用いて振動を検出するようにしてもよい。具体的には、ディスク制御装置は、図10に示すように、ディスク装置からポジションのオフトラック発生の有無およびショックセンサの反応の有無の情報を取得し、それらに基づいてライトフォルトの発生を判定し、さらに、図11に示すように、所定の時間ごとのライトフォルト発生率(フォルト数/サンプル数)を求めて振動を検出する。例えば、図11に示すように、ライトフォルト発生率が50%である場合は、振動であると判定する。
また、上記の実施例では、ディスク制御装置10は、ディスク装置20に生じている振動を検出した場合でも、ショックセンサの感度は一定でディスク装置20を制御する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、検出された振動の度合いに応じてショックセンサの感度を切り替えるようにしてもよい。具体的には、ディスク制御装置は、図12に示すように、ライトフォルト発生率を監視し、ライトフォルト発生率が所定の閾値であるゲイン切り替え用ライトフォルト発生率スライス以上であれば、ショックセンサの感度を一段(例えば約15%)上げる。その後、再びライトフォルト発生率が所定の閾値であるゲイン切り替え用ライトフォルト発生率スライス以上となれば、ショックセンサの感度をさらに一段上げる。
また、本発明では、図13に示すように、ディスク制御装置は、振動検出された場合には、シークエラー信号を拒絶してセトリング状態を持続するようにしてもよい。すなわち、ディスク制御装置は、通常時には、ディスク装置制御プログラム処理上のタイムオーバーによるシークエラーを受け付けて、セトリング状態を中止する。一方、振動を検出した場合には、タイムオーバーによるシークエラー信号を拒絶して、振動が収まるまでセトリング状態を持続する制御を行う。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図2に示す、ディスク制御装置10とディスク装置20(駆動部)とが一体となってディスク装置もしくはディスク制御装置としてもよい。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図14を用いて、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図14は、ディスク制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
前記ディスクに生じている振動を検出する振動検出手段と、
前記振動検出手段によって検出された前記振動に応じて前記ディスク駆動部を制御するディスク制御手段と、
を備えたことを特徴とするディスク制御装置。
前記ディスクに生じている振動を検出する振動検出工程と、
前記振動検出工程によって検出された前記振動に応じて前記ディスク駆動部を制御するディスク制御工程と、
を含んだことを特徴とするディスク制御方法。
前記ディスクに生じている振動を検出する振動検出手順と、
前記振動検出手順によって検出された前記振動に応じて前記ディスク駆動部を制御するディスク制御手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするディスク制御プログラム。
11 ディスク制御IF部
12 制御部
12a ポジション信号取得部
12b 振動検出部
12c ディスク制御部
13 記憶部
13a ポジション信号記憶部
13b 振動検出記憶部
20 ディスク装置
100 コンピュータ
110 HDD
120 RAM
130 ROM
140 CPU
Claims (10)
- データのリード/ライトを行うディスク駆動部を制御するディスク制御装置であって、
前記ディスク駆動部に生じている振動を検出する振動検出手段と、
前記振動検出手段によって検出された前記振動に応じて前記ディスク駆動部を制御するディスク制御手段と、
を備えたことを特徴とするディスク制御装置。 - 前記振動検出手段は、リード/ライトを行うヘッドの位置を示すポジション信号を用いて前記振動を検出することを特徴とする請求項1に記載のディスク制御装置。
- 前記振動検出手段は、前記ポジション信号にフィルタをかけて前記振動を検出することを特徴とする請求項2に記載のディスク制御装置。
- 前記振動検出手段は、前記ライトが失敗した割合を示すライトフォルト発生率を用いて前記振動を検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のディスク制御装置。
- 前記振動検出手段は、ショックセンサおよび/またはポジション信号によって求められるライトフォルト発生率を用いて前記振動を検出することを特徴とする請求項4に記載のディスク制御装置。
- 前記ディスク制御手段は、前記振動検出手段によって所定の振動が検出された場合には、前記ディスク駆動部に対するデータのライトを中止にする条件であるライトオフトラックスライスを厳しくすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のディスク制御装置。
- 前記ディスク制御手段は、ヘッドの特性、温度、カスタマイズのレベルのいずれか一つまたは複数に応じて、前記ライトオフトラックスライスを厳しくすることを特徴とする請求項6に記載のディスク制御装置。
- 前記ディスク制御手段は、前記振動検出手段によって検出された振動に応じて、ショックセンサの感度を切り替えるように前記ディスクを制御することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のディスク制御装置。
- 前記ディスク制御手段は、前記振動検出手段によって振動が検出された場合には、シークエラー信号を拒絶してセトリング状態を持続することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のディスク制御装置。
- データのリード/ライトを行うディスク駆動部を制御するディスク制御方法をコンピュータに実行させるディスク制御プログラムであって、
前記ディスク駆動部に生じている振動を検出する振動検出手順と、
前記振動検出手順によって検出された前記振動に応じて前記ディスク駆動部を制御するディスク制御手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするディスク制御プログラム。
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