JP2007086672A - 液晶モジュール - Google Patents

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洋樹 酒本
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Abstract

【課題】 携帯型の情報端末機器に用いられる小型の液晶モジュールにおいて、フレキシブル基板側を覆う背面カバーの膨らみによる影響を抑えた液晶モジュールを提供することにある。
【解決手段】 両面液晶モジュール1を構成するメイン液晶パネル20の下方側に配置された箱状の背面カバー60であって、箱状の背面カバー60の底面には、第1底部である浅底部61、と第2底部である深底部62とがあり、浅底部61はメイン液晶パネル20の額縁エリアXにのみ形成されており、このような構成により、深底部62とメイン液晶パネル20の表示エリアWとの実質的な距離を離すことができる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、携帯電話機、PDA等な携帯端末機器として用いる上で最適な液晶モジュールに関するものであり、更には、携帯端末機器の一方側及び他方側において表示をできる両面表示型のものとして最適な液晶モジュールに関する。
近年では、携帯電話、PDA等の携帯型の情報端末機器が広く普及している。これらの機器の中でも、特に携帯電話機は、本来の電話としての機能だけでなく、デジタルカメラとしての機能、またインターネットに接続して、種々の機能、例えば電子メール、情報検索、ナビゲーション等々の機能を備え、日常生活において欠かせないものとなっている。
このように高機能化する携帯電話は、所謂ハード面でも、利便性、軽量化及び携帯性がより追求され、多種のタイプのものが開発され、製品化されている。例えば従来よくみられたストレートタイプに代わり、最近では折り畳み式の携帯電話がよくみうけられる。
そしてこの折り畳み式の携帯電話においても、従来は携帯電話を伸ばした状態で使用するものであり、その状態で情報を表示していた。そのため情報を表示するための画面は一つでよく、このような1画面式のものがよくみられていた。しかし最近では携帯電話を折り畳んだ状態でも、着信相手の名前や現在時刻等の簡単な情報を表示するようになり、そのためのサブ画面を備えた2画面式のものがよくみうけられる。
この2画面式の携帯電話に用いられる表示用のモジュールとして、特許文献1に記載されているような両面液晶モジュールがある。
図4は、特許文献1に記載された両面液晶モジュールの分解斜視図である。この両面液晶モジュールは、2画面式の携帯電話におけるメインの表示画面として用いるメイン液晶パネル71と、このメイン液晶パネル71を収容するホルダ72と、導光板や光学シート等から構成されたバックライト73と、フレキシブル基板74と、2画面式の携帯電話におけるサブの表示画面として用いるサブ液晶パネル76とから構成されている。
そして、この両面液晶モジュールは、次のようにして組み立てられる。まず、バックライト73は、ホルダ72の内側に挿入されて、このバックライト73の図4における底面側にメイン液晶パネル71が貼り付けられる。またバックライト73の上面側には、フレキシブル基板74が配置され、このフレキシブル基板74の上にサブ液晶パネル76が枠体77でホルダ72に固定されている。
しかし、このような両面液晶モジュールを、携帯電話の表示ハウジングにそのまま収容してしまうと、バックライト73にフレキシブル基板74が載置されたままで、露出した状態にあるので、フレキシブル基板74に形成された回路パターンや載置された回路素子に塵等が付着しやすく、また衝撃により破損する恐れが生じる。
そこで、例えば特許文献2に記載さているような構造の液晶モジュールも考えられる。この液晶モジュールは、メイン液晶パネルの背面側に位置するフレキシブル基板を背面カバーで覆ってしまう構成である。そしてまた、この背面カバーにサブ液晶パネルより若干小さい開口部を設けておき、この開口部上にサブ液晶パネルを載置する構成である。
特開2003−330377号公報(図2、段落[0006]〜[0007]、[0032]〜[0034]) 特開2003−207801号公報(図3、段落[0013]〜[0019])
特許文献2のような液晶モジュールは、携帯電話内でフレキシブル基板が露出する特許文献1の液晶モジュールに比べると、携帯電話用の液晶モジュールとして適している。それは、携帯電話は常に所有者が所持し、様々な環境下で利用されるため、フレキシブル基板が背面カバーによって保護されているからである。
しかし、特許文献2のようにフレキシブル基板と背面カバーとの間が非常に狭いと、振動により背面カバーがフレキシブル基板側に膨らみ、フレキシブル基板を逆に傷つける恐れがある。またフレキシブル基板を傷つけるだけでなく、膨らみによってバックライト等を押し上げたりする恐れがある。このような押し上げは、バックライトを構成する各種光学シートのずれが生じたり、メイン液晶パネルが破損したりする等の恐れがある。
特に、携帯電話等の携帯型の情報端末機器は、通常所有者のポケットなど、狭い空間に収納されている。したがって、長時間、機器そのものが押圧された状態となっているので、その力が背面カバーにも伝わり、フレキシブル基板側に撓んだ状態になりやすいので、上記した問題が生じる恐れも非常に高い。
そこで、本発明は、このような従来技術が抱える課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、携帯型の情報端末機器に用いられる小型の液晶モジュールにおいて、フレキシブル基板側を覆う背面カバーの膨らみによる影響を抑えた液晶モジュールを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の液晶モジュールは、液晶パネルと、前記液晶パネルの背面側に配置された回路基板と、前記液晶パネルと前記回路基板を覆う箱状の背面カバーを備えた液晶モジュールであって、前記背面カバーの底面には浅底の第1底部と深底の第2底部とがあり、前記第1底部は前記液晶パネルの表示エリア周辺の額縁エリアにのみ形成されていることを特徴とする。
また請求項2に記載の液晶モジュールは、液晶パネルと、前記液晶パネルの背面側に配置されたバックライトと、前記液晶パネルの背面側に配置された回路基板と、前記液晶パネルと前記背面側から覆う箱状の背面カバーを備えた液晶モジュールであって、前記背面カバーの底面には浅底の第1底部と深底の第2底部とがあり、前記第1底部は前記液晶パネルの表示エリア周辺の額縁エリアにのみ形成されていることを特徴とする。
また請求項3に記載の両面液晶モジュールは、メイン液晶パネルと、前記メイン液晶パネルの背面側に配置された回路基板と、前記メイン液晶パネルの背面側に配置されたサブ液晶パネルと、前記メイン液晶パネルと前記回路基板と前記サブ液晶パネルを覆いかつ前記サブ液晶パネルを露出する開口を備えた箱状の背面カバーを備えた液晶モジュールであって、前記背面カバーの底面には浅底の第1底部と深底の第2底部とがあり、前記第1底部は前記メイン液晶パネルの表示エリア周辺の額縁エリアにのみ形成されていることを特徴とする。
また請求項4に記載の両面液晶モジュールは、メイン液晶パネルと、前記メイン液晶パネルの背面側に配置されたバックライトと、前記メイン液晶パネルの背面側に配置された回路基板と、前記メイン液晶パネルの背面側に配置されたサブ液晶パネルと、前記メイン液晶パネルと前記回路基板と前記サブ液晶パネルを覆いかつ前記サブ液晶パネルを露出する開口を備えた箱状の背面カバーを備えた液晶モジュールであって、前記背面カバーの底面には浅底の第1底部と深底の第2底部とがあり、前記第1底部は前記メイン液晶パネルの表示エリア周辺の額縁エリアにのみ形成されていることを特徴とする。
本発明は、上記構成を有することにより、第1底部により液晶パネル等を支持することができる、表示エリアにおいては背面カバーを遠ざけることができるので、液晶パネル等を背面側から覆う背面カバーの膨らみによる影響を抑えた液晶モジュールを提供することができる。
特に、メインの液晶パネルとサブの液晶パネルを備えた両面液晶モジュールにおいて、フレキシブル基板等を保護するための背面カバーを備えたことによって生じる背面カバーの膨らみによる影響を抑えた両面液晶モジュールを提供することができる。
更には、深底の第2底部の深さはサブ液晶パネルよりも浅い若しくは同じなので、両面液晶モジュール自体が厚くなることを抑えることができる。
本発明の液晶モジュールは、液晶モジュールを構成する液晶パネルの下方側に配置された箱状の背面カバーであって、箱状の背面カバーの底面には、浅底の第1底部と深底の第2底部とがあり、第1底部は液晶パネルの額縁エリアにのみ形成されていることを特徴とするものである。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための液晶モジュールを例示するものであって、本発明をこの液晶モジュールに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応しうるものである。
図1(a)は本発明の一実施例に係る液晶モジュールを上側から観察した斜視図であり、図1(b)は下側から観察した斜視図である。また図2(a)は図1(b)に示した下側からの液晶モジュールの左側(L)から観察した分解斜視図であり、図2(b)は右側(R)から観察した分解斜視図である。更に、図3(a)は図1(b)のA−A’線で切断した断面図であり、図3(b)はB−B’線で切断した断面図である。なお、図3の両断面図は、図2(b)の上下を逆にして示している。
実施例における符号1は、2画面式の携帯電話に用いられる両面液晶モジュールである。この両面液晶モジュール1は、メイン液晶パネル20と、メイン液晶パネル20の背面側に位置するバックライト30と、バックライト30の背面側に位置する補強板40と、補強板40の背面に位置するサブ液晶パネル50と、サブ液晶パネル50の背面に位置する背面カバー60と、から構成されている。
メイン液晶パネル20は、一般的な液晶パネルと同様であり、液晶(図示せず)を一対のガラス基板からなる第1、第2基板21a、21bで貼り合わせた構成である。そして第1基板21a、第2基板21bのそれぞれには、液晶が狭持されている側とは反対の側において、偏光板22a、22bが貼り付けられている。
このメイン液晶パネル20には、図1(a)と図3のWで示した表示エリアと、表示エリアWの周りの額縁エリアXとを有している。この表示エリアWは、第1基板21a、第2基板21bにおいて、基板上に走査線や映像線、スイッチング素子、画素電極、またCF等が形成され、携帯電話を使用する際、実際に様々な情報が表示される領域を示している。額縁エリアXは、表示エリアWを囲むエリアで、スイッチング素子に接続する走査線や映像線と接続する引回配線が形成されていたり、基板を貼り付けるシール材が塗布されていたり、表示を行うためのドライバ23が第2基板21b側に載置されていたりする。つまり、メイン液晶パネル20において、実際に表示が行われない領域のことを示している。なお、この表示エリアW、額縁エリアXについては、メイン液晶パネル20がアクティブマトリクスタイプでも、パッシブマトリクスタイプでも同様である。
またメイン液晶パネル20には、第2基板21b側と接続し、第2基板21bの裏面側に折り曲げられるメインフレキシブル基板24を備えている。このメインフレキシブル基板24には、携帯電話本体からのメイン制御信号等が入力されるコネクタ25や電源のための回路、各種回路素子26´、また後述するサブ液晶パネル50から伸びるサブフレキシブル基板54の端子部が挿入されるコネクタ26等が形成されており、両面液晶モジュール1で表示を行うために必要な各種信号がメインフレキシブル基板24において生成されることになる。メインフレキシブル基板24は表示エリアW内において、サブ液晶パネル50を囲むようなコの字状に整形することで、各種の配線や回路素子の積層面積を確保している。なおこのメインフレキシブル基板24は図2においては、メイン液晶パネルの裏側に位置し、メインフレキシブル基板24の上にバックライト30が位置しているが、実際には補強板40の上側(図3では補強板40の下側)に位置する。
バックライト30は、表側と裏側の両方に光をそれぞれ導出する導光板31と、導光板31の表裏両側に配置された光学シート32a、32bと、導光板31と光学シート32a、32bが保持する枠体33を備えている。
導光板31は、厚さ0.6mm程度の肉薄な板状体からなり、LEDなどの光源(図示せず)から出光する光をその一端部から内部に導入し、導光板の表面側及び裏面側へ導出させるものである。導光板31は透明材料で形成され、例えばアクリル樹脂材が用いられている。
光学シート32a、32bは、拡散シートやプリズムシートなど、様々な種類のものを複数枚積層して用いられるものであるが、図では一枚ずつしか示していない。そして光学シート32aはメイン液晶パネル20の表示のために主に用いられるものであり、光学シート32bはサブ液晶パネル50の表示のために主に用いられるものである。なお図2では、サブ液晶パネル50側にはサブ液晶パネル50の大きさと略同程度の大きさの開口部を有する反射シート34を示している。この反射シート34は、光学シート32bから出光してサブ液晶パネル50側に向かう光を、導光板31側に反射させるものであり、メイン液晶パネル20よりも小さいサブ液晶パネル50において、サブ液晶パネル50の表示に関与しない光を再利用するために用いるものである。
枠体33は、矩形状をなしており、所定の幅及び高さを有する枠片からなる。そしてメイン液晶パネル20を収容できる大きさを有している。枠体33は導光板31や光学シート32a、32bを保持することによりユニットを形成しているので、両面液晶モジュール1の組み立てが簡単になる。またメイン液晶パネル20を収納しているので、別途メイン液晶パネル20を固定する部材が不要でかつ両面液晶モジュール1の組み立てが簡単になると共に、機械的強度を強くすることができる。
補強板40は、額縁状の枠体33とほぼ同じ大きさを有して、その表面にはサブ液晶パネル50よりも若干小さい開口部41と、開口部41の周辺にサブ液晶パネル50を固定するための複数の突起片42と、外周囲の端縁に枠体33に係合する係止片43とを有し、アルミニウムなどの板金を加工し、0.2mm程度の肉厚からなる金属材から形成されている。
開口部41の周囲には、両面テープや接着剤などの接着手段(図示せず)により、サブ液晶パネル50の外周周辺が接着されている。このように開口部41をサブ液晶パネル50より若干小さくし、サブ液晶パネル50の表示に影響しない外周部と、補強板40とを接着し、一体にすることにより、両面液晶モジュール1全体の強度を高めることができる。このような構造は非常に薄い両面液晶モジュール1の強度を高める上で非常に効果がある。
補強板40の裏面、すなわちサブ液晶パネル50が載置される面側において、開口部41の周縁3辺に突起片42が各々2箇所形成され、サブ液晶パネル50の位置決めをしている。なおサブ液晶パネル50用の光学シート32bの大きさを、開口部41を覆う大きさにして、補強板40とサブ液晶パネル50の間に配置することで、突起片42を光学シート32bの位置決めとして利用することができ、また光学シート32bの使用面積を削減するようにしてもよい。
係止片43は、枠体33にある係止突起35に係合させることで、枠体33に補強板40が固定される。このように枠体に固定された補強板40には貫通孔44が形成されており、枠体33に形成されている突起36がこの貫通孔44を貫通する。そして貫通孔44を貫通した突起36にメインフレキシブル基板24に形成された位置決め孔25が通されて、メインフレキシブル基板24の固定及び位置決めが行われている。
このように補強板40をメイン液晶パネル20とサブ液晶パネル50との間に用いることにより、両面液晶モジュール1の機械的強度が高めることができる。特に補強板を金属材により形成すれば、肉薄な補強板でも、ある程度の強度を確保できるので、メイン液晶パネル20やサブ液晶パネル50、導光板31が薄くなったとしても、両面液晶モジュール1の強度を確保することできる。また導光板31と補強板40との間に位置する光学シート32bや反射シート34に皺が発生するのを防止することができる。更には、補強板40を導電体で形成することで、メインフレキシブル基板24のアースとして有効に利用することもできる。
サブ液晶パネル50は、基本的な構造はメイン液晶パネル20と同様であり、液晶(図示せず)を一対のガラス基板からなる第1、第2基板51a、51bで貼り合わせた構成である。そして第1基板51a、第2基板51bのそれぞれには、液晶が狭持されている側とは反対の側において、偏光板52a、52bが貼り付けられている。
サブ液晶パネル50にも、第2基板51b側と接続するサブフレキシブル基板54有し、このサブフレキシブル基板54は、メインフレキシブル基板24上に形成されたコネクタ26に挿入される。
背面カバー60は、サブ液晶パネル50側に配置されており、メイン液晶パネル20、バックライト30、補強板40、サブ液晶パネル50を収納する箱状に形成されている。この背面カバー60は金属材からなる板金を整形したものであり、その材料としては、アルミニウムやステンレス、マグネシウムなどから構成されている。
この背面カバー60には、第1底部である浅底部61と、浅底部61からのびた第2底部である深底部62が形成されている。この浅底部61は、メイン液晶パネル20の額縁エリアXにのみ形成されており、実施例においては、背面側へ折り曲げられているメインフレキシブル基板24が存在する辺を除いた3辺に形成されている。
この浅底部61は背面カバー60内に収納されたメイン液晶パネル20、バックライト30、補強板40を実質的に支えている部分であり、メイン液晶パネル20の額縁エリアXにおいて、補強板40と実質的に接することになる。特に額縁エリアXは枠体33なども位置しているので、表示エリアWに比べ非常に強固となっている。なお浅底部61は補強板40と必ずしも常に接していなければならないわけではなく、振動などにより、補強板40や背面カバー60が動いたときに接するくらいに接近していればよい。
深底部62は、メイン液晶パネル20の表示エリアWに形成されており、背面カバー60の上に配置されている補強板40とは触れないように、補強板40とは反対側の下方へ、浅底部61から段差部61´を介して形成されている。
このように背面カバー60に浅底部61と深底部62を形成しておき、浅底部61でメイン液晶パネル20の額縁エリアXを支えることにより、深底部62とメイン液晶パネル20の表示エリアWとの実質的な距離を離すことができる。したがって、振動により背面カバー60がメイン液晶パネル20側に膨らんだり、長時間押圧されて背面カバー60が撓んだりしても、メイン液晶パネル20と背面カバーと間に存在するメインフレキシブル基板24を傷つけたり、バックライト30を押し上げたりすることがなく、またメイン液晶パネル20が破損する恐れもない。
また深底部62には、サブ液晶パネル50を露出させる開口63及びメインフレキシブル基板24上に形成されたコネクタ25が露出する開口64a、コネクタ26や各種回路素子26´が露出する開口64bが形成されている。そして図3(b)からもわかるように、深底部62の深さは、サブ液晶パネル50よりも浅く、つまり開口63からサブ液晶パネル50が飛び出る深さである。このように深底部62の深さをサブ液晶パネル50よりも浅く、もしくは面位置としておくことにで、背面カバー60の膨らみによる影響を抑えるために深底部62を設けたことによる余分なスペースを確保する必要がなく、両面液晶モジュール1を薄型化する上で好ましい。
またメインフレキシブル基板24を表示エリアW内に収まる大きさとしているので、メインフレキシブル基板24と浅底部61とが干渉することがない。したがって、長期の使用や振動等によって、メインフレキシブル基板24が痛んだり、破損したりすることはない。なおメインフレキシブル基板24は、実際には配線がプリントされた部分と、プリントされていない部分とがあり、プリントされていない部分については、額縁エリアXに配置されていても、プリントされた配線が傷ついたりすることはないが、配線がプリントされていないメインフレキシブル基板24の部分が浅底部61と干渉していても、メインフレキシブル基板24が動いたり、ずれたりする恐れがあるので、表示エリアW内に収まる大きさが好ましい。
以下に、この両面液晶モジュール1の組立て方法の一例を説明する。
まず、枠体33に導光板31を嵌め込み、嵌め込んだ導光板31の両面に光学シート32a、32bを載置し、次に光学シート32aの上にメイン液晶パネル20を断面L字状の枠体33の底部に配置する。
次に、光学シート32bの下方に補強板40を配置し、枠体33の係止突起35と補強板40の係止片43と係合させる。
次に、補強板40の開口部41の周辺に両面接着テープを貼り付け、この両面接着テープと突起片42によりサブ液晶パネル50を固定する。
次にメイン液晶パネル20と接続するメインフレキシブル基板24をサブ液晶パネル50側に折り曲げる。そして枠体33の突起36に、補強板40の貫通孔44を介して、メインフレキシブル基板24の位置決め孔25を通す。なおメインフレキシブル基板24と補強板40とを両面テープなどの接着手段により貼り付けてもよい。
次にメインフレキシブル基板24のコネクタ26にサブ液晶パネル50に接続するサブフレキシブル基板54を挿入する。そして、背面フレーム60でこれらを覆うことにより両面液晶モジュール1が完成する。
このように組み立てた両面液晶モジュール1は、2画面式の携帯電話に搭載されるものであり、具体的には携帯電話のハウジング内部に収納され、携帯電話のメイン制御基板からのびるフレキシブル基板がコネクタ25に接続され、各種信号が両面液晶モジュール1に入力され、各種の情報が表示される。そして携帯電話を折り曲げた状態では、携帯電話のハウジングから覗くサブ液晶パネル50を介して表示がなされ、携帯電話を伸ばした状態では、携帯電話のハウジングから覗くメイン液晶パネル20を介して表示がなされることになる。
なお、この両面液晶モジュール1は、携帯電話に限定されるものではなく、他の携帯情報端末、例えばPDAなどに搭載することもできる。
また、実施例では第2底部について深底部62一つだけを示したが、第2底部は複数段に形成されていてもよい。また第1底部について浅底部61一つだけを示したが、浅底部61がメイン液晶パネル20の額縁エリアXで、実質的にメイン液晶パネル20を支えていればよく、例えば額縁エリアXの高さが場所により異なる場合には、その高さに合わせて第1底部の深さが調整してあってもよい。
またメイン液晶パネル20やサブ液晶パネル50については、透過型の液晶パネルに限定するものではなく、半透過型の液晶パネルでもよい。またバックライトが不要な反射型であってもよい。
またバックライト30についても、一つのバックライトでメイン液晶パネル20とサブ液晶パネル50を照射する、所謂両面発光型のバックライトを用いているが、メイン液晶パネル20用のバックライトとサブ液晶パネル50用のバックライトを別々に用いてもよい。
(a)は本発明に係る両面液晶モジュールの上側からの斜視図であり、(b)は下側からの斜視図である。 (a)は図1(b)に示した両面液晶モジュールの左側から観察した分解斜視図であり、(b)は右側から観察した分解斜視図である。 (a)は図1(b)のA−A´線で切断した断面図であり、(b)はB−B´で切断した断面図である。 従来の両面液晶モジュールの分解斜視図である。
符号の説明
1 両面液晶モジュール
20 メイン液晶パネル
24 メインフレキシブル基板
30 バックライト
31 導光板
33 枠体
40 補強板
50 サブ液晶パネル
60 背面カバー
61 浅底部
62 深底部

Claims (5)

  1. 液晶パネルと、前記液晶パネルの背面側に配置された回路基板と、前記液晶パネルと前記回路基板を覆う箱状の背面カバーを備えた液晶モジュールであって、
    前記背面カバーの底面には浅底の第1底部と深底の第2底部とがあり、前記第1底部は前記液晶パネルの表示エリア周辺の額縁エリアにのみ形成されていることを特徴とする液晶モジュール。
  2. 液晶パネルと、前記液晶パネルの背面側に配置されたバックライトと、前記液晶パネルの背面側に配置された回路基板と、前記液晶パネルと前記背面側から覆う箱状の背面カバーを備えた液晶モジュールであって、
    前記背面カバーの底面には浅底の第1底部と深底の第2底部とがあり、前記第1底部は前記液晶パネルの表示エリア周辺の額縁エリアにのみ形成されていることを特徴とする液晶モジュール。
  3. メイン液晶パネルと、前記メイン液晶パネルの背面側に配置された回路基板と、前記メイン液晶パネルの背面側に配置されたサブ液晶パネルと、前記メイン液晶パネルと前記回路基板と前記サブ液晶パネルを覆いかつ前記サブ液晶パネルを露出する開口を備えた箱状の背面カバーを備えた両面液晶モジュールであって、
    前記背面カバーの底面には浅底の第1底部と深底の第2底部とがあり、前記第1底部は前記メイン液晶パネルの表示エリア周辺の額縁エリアにのみ形成されていることを特徴とする両面液晶モジュール。
  4. メイン液晶パネルと、前記メイン液晶パネルの背面側に配置されたバックライトと、前記メイン液晶パネルの背面側に配置された回路基板と、前記メイン液晶パネルの背面側に配置されたサブ液晶パネルと、前記メイン液晶パネルと前記回路基板と前記サブ液晶パネルを覆いかつ前記サブ液晶パネルを露出する開口を備えた箱状の背面カバーを備えた両面液晶モジュールであって、
    前記背面カバーの底面には浅底の第1底部と深底の第2底部とがあり、前記第1底部は前記メイン液晶パネルの表示エリア周辺の額縁エリアにのみ形成されていることを特徴とする両面液晶モジュール。
  5. 前記第2底部の深さは、前記サブ液晶パネルよりも浅い、若しくは同じであることを特徴とする請求項3または4に記載の両面液晶モジュール。
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