JP4813701B2 - 液晶表示モジュールおよび携帯端末 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば携帯電話等に用いられる液晶表示モジュール、およびその液晶表示モジュールを内蔵した、携帯電話等の携帯端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より表示機能を有する様々な機器に液晶表示モジュールが採用されている。例えば近年携帯電話が目覚しく普及し多数の人々が携帯電話を利用するようになってきているが、この携帯電話にも液晶表示モジュールが搭載されている。さらにその表示画面のカラー化が進み、携帯電話は単に電話をかけるという利用方法にとどまらず、電子メールやインターネットの機能も兼ね備え、まさに「モバイル」として確立された情報端末となってきている。このような背景から、例えば携帯電話機等に搭載されて情報を表示する液晶表示モジュールの重要性が益々高まってきており、表示の綺麗さ、表示の信頼性などが重要視されている。
【0003】
携帯電話機等に搭載される液晶表示モジュールにはフロントライト構造のものとバックライト構造のものがある。フロントライトは反射型の液晶表示板と組み合わせて用いられ、反射型液晶表示板の前面にライトガイド板を配置してその反射型液晶表示板にその前面から光を照射しその反射型液晶表示板で反射して戻ってきた光をライトガイド板を透過させてその透過した光を観察に供するタイプのものであり、一方、バックライトは透過型の液晶表示板と組み合わせて用いられ、その透過型液晶表示板にその裏面から光を照射しその透過型液晶表示板を透過してきた光を観察に供するタイプのものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
フロントライト構造のものは外光も取り込んで液晶表示板に照射されるため、明るくて見やすい画面を表示することができるという特徴があり、バックライト構造のものは、暗い場所ではバックライトにより画面を見ることができるが、明るい場所ではその外光が邪魔になって見にくい画面となってしまうという欠点を有する。
【0005】
それにもかかわらず、携帯電話等では、フロントライト構造の液晶表示モジュールを採用しているものは少ないという現状にある。その理由は、1つには、フロントライト構造の液晶表示モジュールに用いられる、液晶表示板の前面に配備され光をガイドして液晶表示板に導くフロントライトガイド板の取扱いが困難であること、もう1つには、フロントライトガイド板と液晶表示板との間にゴミや粉塵等が侵入したときの影響の大きさにあるものと考えられる。
【0006】
フロントライトガイド板は光を効率良くガイドして液晶表示板に照射する必要上、裏面に反射防止膜を形成する等の処理が施されており、そこに指が触れてしまうと表示性能が極端に劣化してしまうという問題がある。
【0007】
また、フロントライトガイド板と液晶表示板との間にゴミや粉塵等が侵入した場合、その構造上、侵入したゴミや粉塵が小さなものであっても表示点灯した時にはっきりと目立ち、表示の綺麗さや表示の信頼性を大きく損ねる結果となる。
【0008】
これらを防止するためには、液晶表示モジュールの組立作業にあたり、フロントライトガイド板の面に指が触れないよう慎重に取り扱い、またフロントライトガイド板と液晶表示板との間にいかに小さなゴミや粉塵であっても侵入しないよう細心の注意を払いながら組み立てる必要があり、このため作業能率が低下し、それでもなお不良品が多く発生するなど、生産性に大きく影響が出ることになる。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑み、表示の信頼性の向上が図られたフロントライト構造の液晶表示モジュールおよびその液晶表示モジュールを内蔵した、携帯電話等の携帯端末を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の液晶表示モジュールは、
LCDホルダに配備された液晶表示板と、
LCDホルダ内の、液晶表示板の前面に配備された、側面から入射した光をガイドして背面から液晶表示板に向けて出射するとともに液晶表示板で反射した光を背面から入射して前面に出射するフロントライトガイド板と、
フロントライトガイド板周縁を覆ってそのフロントライトガイド板を支持し、そのフロントライトガイド板と一体的にLCDホルダ内に配備されたフロントライトガイド板ホルダとを備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明の液晶表示モジュールは、上記のフロントライトガイド板ホルダを備えたものであるため、フロントライトガイド板に直接に指で触れる代わりに、そのフロントライトガイド板ホルダを指で持ち上げて作業することができ、フロントライトガイド板に直接に指が触れる可能性が低下し、取扱いが容易となる。
【0012】
また、そのフロントライトガイド板ホルダがあることでフロントライトガイド板側面からの光漏れを防止でき、光の利用効率が高まる。
【0013】
ここで、上記本発明の液晶表示モジュールにおいて、LCDホルダとフロントライトガイド板ホルダが、相互に係合して、LCDホルダに対するフロントライトガイド板の位置を、フロントライトガイド板ホルダが液晶表示板を押す位置に固定する各係合部を備えることが好ましい。
【0014】
これらの係合部を設けると、これらの係合部どうしを係合させることにより、LCDホルダ内のフロントライトガイド板の位置が固定され、LCDホルダ内の液晶表示板およびフロントライトガイド板が一体的なモジュールとして組み立てられる。また、LCDホルダとフロントライトガイド板ホルダは係合部どうしの係合により組立てられているため、その係合を外すことにより、その液晶表示モジュールからフロントライトガイド板ホルダ付きのフロントライトガイド板を容易に取り外し部品交換等を行なうことができる。
【0015】
ここで、上記のLCDホルダとフロントライトガイド板ホルダが、相互に係合して、LCDホルダに対するフロントライトガイド板の位置を、フロントライトガイド板ホルダが液晶表示板を押す位置に固定する各係合部を備えた構造を有する場合に、さらに、液晶表示板上面周縁とフロントライトガイド板ホルダとの間に、LCDホルダとフロントライトガイド板ホルダとの双方の係合部どうしの係合により圧縮されて液晶表示板とフロントライトガイド板との間を密封するガスケットを備えることが好ましい。
【0016】
このようなガスケットを備え、上記の係合部どうしの係合によりそのガスケットを圧縮して液晶表示板とフロントライトガイド板との間を密封する構造にすることにより、組立て後に液晶表示板とフロントライトガイド板との間にゴミや粉塵が侵入するのが防止され、表示性能が維持されて表示の信頼性が向上する。
【0017】
さらに、上記本発明の液晶表示モジュールにおいて、液晶表示板が、所定のフレキシブル基板取付側に段差を持った、液晶層を含む複数の層を挟む2板のガラス板を有し、それら2枚のガラス板のうちの、段差を持って張り出した側の1枚のガラス板の段差の部分に、この液晶表示板駆動用の配線が形成されたフレキシブル基板の一端が取り付けられ、さらにその一端を上記の1枚のガラス板の段差の部分との間に挟む補強板を備えることが好ましい。
【0018】
フレキシブル基板を取り付けるには、フレキシブル基板を取り付ける台になる部分が必要である。このため、液晶表示板の場合、液晶層等を2枚のガラス板で挟む構造であることを利用し、それらの2枚のガラス板のうちの1枚のガラス板をもう1枚のガラス板から段差を持って張り出した構造とし、その張り出した側のガラス板の段差の部分を台としてフレキシブル基板が取り付けられる。ここで、そのフレキシブル基板の、ガラス板の段差の部分に取り付けられた一端をその段差の部分との間に挟む補強板を備えたため、フレキシブル基板が強固に固定され、電気的な接続の信頼性が向上する。
【0019】
さらに、上記本発明の液晶表示モジュールにおいて、液晶表示板を駆動するための配線が形成され液晶表示板に一端が固定された第1のフレキシブル基板と、
フロントライトガイド板の一側面に隣接してそのフロントライトガイド板と一体的に配備された、光源と、その光源からの光を導いてフロントライトガイド板に一側面から入射させるライドガイドバーと、光源への電力供給用の配線が形成された第2のフレキシブル基板とを有する光源モジュールとを備え、
上記第1のフレキシブル基板と上記第2のフレキシブル基板が、相互に組み合う結合部を備えたものであることが好ましい。
【0020】
液晶表示モジュールでは、液晶表示板への配線のためのフレキシブル基板と、フロントライトガイド板に光を入射する光源モジュールへの配線のためのフレキシブル基板とが必要となるが、それら双方のフレキシブル基板に相互に組み合う結合部を設けたことにより、それらの結合部を相互に結合させることによりそれらのフレキシブル基板を一体的なものとして取扱うことができ、この液晶表示モジュールを携帯電話等の装置に組み込むときの作業性が向上する。
【0021】
また、上記目的を達成する本発明の携帯端末は、画像を表示する液晶表示モジュールを内蔵した携帯端末であって、
上記液晶表示モジュールが
LCDホルダに配備された液晶表示板と、
LCDホルダ内の、液晶表示板の前面に配備された、側面から入射した光をガイドして背面から液晶表示板に向けて出射するとともに液晶表示板で反射した光を背面から入射して前面に出射するフロントライトガイド板と、
前記フロントライトガイド板周縁を覆ってそのフロントライトガイド板を支持し、そのフロントライトガイド板と一体的にLCDホルダ内に配備されたフロントライトガイド板ホルダとを備えたものであることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施形態としての液晶表示モジュールが組み込まれた、本発明の携帯端末の一実施形態としての携帯電話の外観斜視図、図2は、図1に示す携帯電話の内部に組み込まれた液晶表示モジュールを示す透視図である。
【0024】
図1に示す携帯電話1は、二つ折りに折り畳むことのできる折り畳み式の携帯電話であり、その二つ折りの一方の部分2には、電話番号やその他の情報を入力する操作ボタン21が配列されており、また、しゃべった音声を内部のマイクロホンに伝えるための穴22が形成されている。また、その二つ折りのもう一方の部分3には、電話番号やその他各種の情報を表示する表示画面31や、通信のためのアンテナ32が配備されている。表示画面31の内部には、図2に示すように液晶表示モジュール100が備えられており、その液晶表示モジュールに表示された画像が表示画面31を透して見える構造となっている。
【0025】
以下では、この携帯電話1に組み込まれる液晶表示モジュール100について説明する。
【0026】
図3は、液晶表示モジュールの分解斜視図、図4は、その液晶表示モジュールの組立状態の断面図である。
【0027】
この液晶表示モジュール100は、図3に示す用に、フロントライトモジュール110(図3(A))と、LCDセルモジュール130(図3(B))と、LCDホルダ150(図3(C))とからなる。図3(D)は、フロントライドモジュール110を構成するLED用フレキシブル基板(FPC)とLCDセルモジュール130を構成するセル用FPCとが組み合わさった状態を示している。詳細は後述する。
【0028】
(図3(A))のフロントライトモジュール110は、フロントライトガイド板111と、フロントライトガイド板ホルダ112と、光源モジュール113とを有する。
【0029】
フロントライトガイド板111は、その前面に、光を下に向けて反射する多数の細かい筋状の凹凸が設けられており、光源モジュール113で発光した光をその一側面から入射し、背面(図3の下側の面)から、LCDセルモジュール130の液晶表示板131に向けて出射するとともに、その液晶表示板131で反射した光を背面から入射して前面(図3の上側の面)から出射するものである。これにより、液晶表示板131上の液晶の偏光パターンが画像として観察される。ここで、外光があるときは、その外光もフロントライトガイド板111を透って液晶表示板131を照射するため、明るい所では、その画像がより明るく見えることになる。
【0030】
また、フロントライトガイド板ホルダ112は、図4に示すように、フロントライトガイド板111の周縁を覆ってそのフロントライトガイド板111を支持するものである。ただし、フロントライトガイド板111の、光源モジュール113側の端面は、その端面から光を取り込む必要上フロントライトガイド板ホルダ112に覆われておらず、フロントライトガイド板111の、その端面側の縁については、その縁の前面(図3の上側の面)と背面(図3の下側の面)の部分のみフロントライトガイド板ホルダ112に覆われている。
【0031】
ライトガイド板ホルダ112には、左右2箇所ずつ、合計4箇所に嵌合爪112aが設けられている。フロントライトガイド板モジュール110は、組立てにあたってLCDホルダ150(図3(C)参照)に収容されるが、そのときに、図4に示すように、ライトガイド板ホルダ112の嵌合爪112aがその嵌合爪112aに対応した位置に設けられたLCDホルダ150の嵌合穴151に嵌入して、フロントライトモジュール110がLCDホルダ150内に固定されるようになっている。組立構造についてはさらに後で説明する。
【0032】
光源モジュール113は、LEDを備え、そのLEDから発せられた光をフロントライトガイド板111にその側面から入射する役割りを担っている。
【0033】
図5は、光源モジュール113の基本構成図である。
【0034】
この光源モジュール113は、両端に1つずつ配備されたLED1131とそれらのLED1131どうしの間に配備されたライトガイドバー1132と、LED用FPC(フレキシブル基板)1133を有する。
【0035】
LED1131は、LED用FPC1133上の配線を通って供給された電力を受け取ってライトガイドバー1132に向けて発光する。ライトガイドバー1132には、フロントライトガイド板111から離れた側の側面1132aに、フロントライトガイド板111に向けて光を反射する多数の細かい凹凸が形成されており、ライトガイドバー1132は、それらのLED1131からの光を伝達してフロントライトガイド板111に向けて出射しライトガイド板111にその一端面から光を入射させる。
【0036】
フロントライトガイド板111は、上述したように、その入射した光を伝達しその背面から液晶表示板131に向けて光を出射する。
【0037】
光源モジュール113は、図5には図示されていないが、2つのLED1131およびライトガイドバー1132の周囲がアルミニウム板1134(図3参照)で囲まれており、ライトガイドバー1132からの無駄な光洩れが防止されているとともに光源モジュール113の補強にも役立っている。
【0038】
ここで、このフロントライトモジュール110は、フロントライトガイド板111の周縁を覆ってフロントライトガイド板を支持するフロントライトガイド板ホルダ112を備えているため、この液晶表示モジュール100の組立てにあたりフロントライトガイド板ホルダ112を指で持つことができ、したがってフロントライトガイド板111には直接に指を触れずに済み、フロントライトガイド板への皮脂、ゴミ、糸ケバなどの付着が防止され、フロントライトガイド板111の不良発生が大幅に抑えられる。
【0039】
また、図4に示すようにフロントライトガイド板ホルダ112は、フロントライトガイド板111の周縁を覆っているため、フロントライトガイド板111との間に段差ができており、このフロントライトモジュールの保管時にも保管トレー上にある微細なゴミ等がフロントライトガイド板111に直接に接触する事が避けられる。このように本実施形態では、フロントライトガイド板ホルダ112を備えたため、フロントライトガイド板111の光学的な劣化が大きく抑制される。
【0040】
また、フロントライトガイド板111はフロントライトガイド板ホルダ112で囲い込まれているためその内部を伝わる光が側面から漏れてしまうのが防止され、その利用効率が高められている。さらに、フロントライトガイド板110は、LCDホルダ150内に組み立てられた状態においては、図4に示すように、その側面がフロントライトガイド板ホルダ112とに囲われるとともにさらにその外側がLCDホルダ150に囲われることになり、このように二重に囲い込まれているために、側面からの光漏れが完全に防止されている。
【0041】
図3(B)に示すLCDセルモジュール130は、液晶表示板131と、その液晶表示板131の上面周縁を一周するガスケット132と、セル用FPC133と、補強板134を有する。
【0042】
液晶表示板131は、セル用FPC133上の配線を伝達してきた制御信号に応じて各液晶セルの配向が変化し、それに応じて上から照射された光の反射状態が変化し、画像として観察されるようになっている。
【0043】
ガスケット132は、図4に示すように、組立時にフロントライトガイド板ホルダ112によって上から押されて圧縮し、その状態のままフロントライトガイド板ホルダ112の嵌合爪112aがLCDホルダ150の嵌合穴151に嵌入するためガスケット132は圧縮されたままの状態となる。このガスケット132は、左右2箇所ずつ、合計4箇所の嵌合爪112aと嵌合穴151との嵌合により、安定的に圧縮状態が保たれる。このため、液晶表示板131とフロントライトガイド板111との間は圧縮されたガスケット132により密封された状態に保たれ、組立後における、それらの間へのゴミや粉塵等の侵入が防止される。
【0044】
また液晶表示板131は、図4に示すように、積み重ねられた2枚のガラス板1311,1312と、その上に重ねられた偏光板1313を有する。偏光板1313は2枚のガラス板1311,1312よりも少し小さい寸法を有しており、ガスケット132は、ガラス板1312の上面周縁に配備されている。
【0045】
2枚のガラス板1311,1312の間には液晶層やその他フィルタ層、反射層等の複数の層が形成され、それらの層が2枚のガラス板1311,1312で挟まれた構造となっている。それら2枚のガラス板1311,1312の側面は図4では同一面となっているが、図3(B)に示すように、セル用FPC133が接続された側については、下のガラス板1311が上のガラス板1312よりも少し張り出した状態となっている。
【0046】
セル用FPC133の一端が下のガラス板1311の上面に取り付けられ、さらにそのセル用FPC133の、下のガラス板に取り付けられた部分が、補強板134により、ガラス板1311との間に挟持されている。このため、このセル用FPC133はガラス板1311上にしっかりと固定され、配線の信頼性が高められている。また、この補強板134は、組立状態におけるフロントライトガイド板ホルダ112との隙間(2枚のガラス板の段差)を埋める役割りも兼ねており、この液晶表示モジュール100の強度向上にも寄与している。
【0047】
また、セル用FPC133の端面には、図3(D)に示すように、コネクタ1331が取り付けられている。このコネクタ1331には、図3(A)に示すフロントライトモジュール110に備えられたLED用FPCの先端1133aが挿入され、相互に電気的に接続される。このため、この図3の液晶表示モジュール100を組立てた後は、これら2枚のFPC(LED用FPC1133とセル用FPC133)は一体的な一枚のFPCとして取り扱うことができる。
【0048】
図3(C)のLCDホルダ150は、底板152と側板153を有する。側板153は、4辺を途切れなく囲い込む構造となっており、このためLCDホルダ150が強固なものとなり、このLCDホルダ150内にLCDセルモジュール130とフロントライトモジュール110を組み立てたときの液晶表示モジュール100全体としての強度が向上し、落下や圧迫等にも強い構造となっている。
【0049】
上述したように、LCDホルダ150の側面153には、左右2箇所ずつ合計4箇所に嵌合穴151が設けられている。このように嵌合穴151を左右の同じ場所に設けることでフロントライトモジュール110を組み込んだときの保持強度のバランスが保たれる構造となっている。またフロントライトモジュール110は組み立て後、道具を使って嵌合爪112aを嵌合穴151から外すことによって容易に取り外すことができ、部品交換を可能としている。LCDホルダ150の側面153には凹形状の部分153aが設けられており、フロントライトモジュール110はこの部分で自由に組み込み、取外しが可能であり部品の交換性の良い構造となっている。また、フロントライトモジュール110のセル用FPC1133はその先端1133aをセル用FPC133のコネクタ1331に差し込む構造となっているため、コネクタ1331からセル用FPC1133の先端を引き抜くだけで2枚のFPCが別々になり、この点からも部品の交換性の良い構造となっている。
【0050】
さらに、LCDホルダ150の底板上面両脇には両面テープ154が貼付されている。この両面テープ154は、図4に示すように、組立時に液晶表示板131を固定する役割りを持っている。
【0051】
さらにLCDホルダ150の底板152には、図3(C)の左下に寄った位置に、裏面に貫通するスリット155が形成されている。
【0052】
図3(C)のLCDホルダ150にLCDセルモジュール130およびフロントライトモジュール110を組み込むに当っては、そのスリット155に、セル用FPC133およびLED用FPC1133が挿入されてセル用FPC133の先端のコネクタ1331にLED用FPC1133の先端113aが挿入されて、図3(D)に示す方向に折り返される。
【0053】
このようにして組み立てられた液晶表示モジュール100は、図1,図2に示す携帯電話1に組み込むにあたり、図4に示すようにLCDホルダ150がその爪156でメイン基板170を抱え込むようにしてメイン基板170に固定され、そのセル用FPC133およびLED用FPC1133は、そのメイン基板170に接続される。
【0054】
ここで、セル用FPC133はLCDセルモジュール130に1枚のみ設けられており、また、そのセル用FPC133とLED用FPC1133とが組み合って1枚のFPCとして取り扱うことができ、このため液晶表示モジュール100全体の厚さを薄くすることが可能であり、メイン基板への接続の作業もメイン基板170上のコネクタ(図示せず)への一回の差込みで済み、組立作業の簡素化も図られている。
【0055】
図6は、図3に分解斜視図を示す液晶表示モジュールの組立状態の形状を示す図であり、図6(A)〜(D)は、それぞれ、上面図(A)、平面図(B)、底面図(C)、および右側面図(D)である。
【0056】
また図7は、図6に示す液晶表示モジュールと同一の液晶表示モジュールの裏面図である。
【0057】
このLCDホルダの底板152の裏面には、対角の離れた位置に2つの位置決めピン156が設けられている。このように位置決めピンどうしの間隔を広げることで、この液晶表示モジュール100の、携帯電話内での位置決めが正確になされ、この液晶表示モジュール100の画面の傾きを十分小さく抑えることを可能としている。
【0058】
図8は、本発明の液晶表示モジュールのもう1つの実施形態の分解斜視図である。
【0059】
ここでは、前述の実施形態(図3〜図7)と比べ同一の作用を成す部材には多少の形状の差異があっても同一の符号を付して示し、前述の実施形態との相違点について説明する。
【0060】
図8に示す液晶表示モジュール100の場合、フロントライトモジュール110(図8(A))を構成するLED用FPC1133、およびLCDセルモジュール130(図8(B))を構成するセル用FPC133の長さが短かいものとなっている。
【0061】
図8(C)のLCDホルダ150は、携帯電話内での寸法の制約上、前述の実施形態と比べ少し短い形状となっており、図8(A)のフロントライトモジュール110を構成する光源モジュール113のLED用FPC1133の飛び出し部分1133bがLCDホルダ150の側面から突出するようにそのLCDホルダ150の側面にスリット156が形成されている。
【0062】
また、この図8に示すLCDホルダ150には、図3等に示す、側板153の切り欠き部分153aは設けられていない。
【0063】
その他の点は、多少の形状等の相違はあるものの前述の実施形態と同様であり、これ以上の説明は重複することになるため省略する。
【0064】
尚、ここでは、携帯電話、および携帯電話に組み込まれる液晶表示モジュールについて説明したが、本発明の液晶表示モジュールはどのような機器に組み込まれるものであってもよく、また、その液晶表示モジュールが組み込まれた本発明の携帯端末は、携帯電話である必要はなく、表示画面を有する他の種類の携帯端末、例えば小型の表示画面を備えたノート型パーソナルコンピュータやそれに類するものであってもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば表示性能の低下を招くことなく容易に組み立てられるとともに、その良好な表示性能が長期間保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての液晶表示モジュールが組み込まれた、本発明の携帯端末の一実施形態としての携帯電話の外観斜視図である。
【図2】図1に示す携帯電話の内部に組み込まれた液晶表示モジュールを示す透視図である。
【図3】液晶表示モジュールの分解斜視図である。
【図4】液晶表示モジュールの組立状態の断面図である。
【図5】光源モジュールの基本構成図である。
【図6】図3に分解斜視図を示す液晶表示モジュールの組立状態の形状を示す図である。
【図7】図6に示す液晶表示モジュールと同一の液晶表示モジュールの裏面図である。
【図8】本発明の液晶表示モジュールのもう1つの実施形態の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 携帯電話
100 液晶表示モジュール
110 フロントライトモジュール
111 フロントライトガイド板
112 フロントライトガイド板ホルダ
112a 嵌合爪
113 光源モジュール
130 LCDセルモジュール
131 液晶表示板
132 ガスケット
133 セル用FPC
134 補強板
150 LCDホルダ
151 嵌合穴
152 底板
153 側板
153a 凹形状の部分
154 両面テープ
155 スリット
156 爪
1131 LED
1132 ライトガイドバー
1133 LED用FPC(フレキシブル基板)
1311,1312 ガラス板
1313 偏光板

Claims (5)

  1. LCDホルダに配備された液晶表示板と、
    前記LCDホルダ内の、前記液晶表示板の前面に配備された、一側面から入射した光をガイドして背面から該液晶表示板に向けて出射するとともに該液晶表示板で反射した光を背面から入射して前面に出射する矩形板状のフロントライトガイド板と、
    前記一面に沿って配置され該一面から前記フロントライトガイド板に光を入射する光源モジュールと、
    断面コ字状であって前記フロントライトガイド板の前記一面を除く3つの面に沿って延在し該フロントライトガイド板の周縁を挟み込んで該フロントライトガイド板を支持し、該フロントライトガイド板と一体的に前記LCDホルダ内に配備されたフロントライトガイド板ホルダとを備えたことを特徴とする液晶表示モジュール。
  2. 前記LCDホルダと前記フロントライトガイド板ホルダが、相互に係合して、該LCDホルダに対する前記フロントライトガイド板の位置を、該フロントライトガイド板ホルダが前記液晶表示板を押す位置に固定する各係合部を備えたことを特徴とする請求項1記載の液晶表示モジュール。
  3. 前記液晶表示板が、所定のフレキシブル基板取付側に段差を持った、液晶層を含む複数の層を挟む2板のガラス板を有し、該2枚のガラス板のうちの、段差を持って張り出した側の1枚のガラス板の該段差の部分に、この液晶表示板駆動用の配線が形成されたフレキシブル基板の一端が取り付けられ、さらに該一端を該1枚のガラス板の該段差の部分との間に挟む補強板を備えたことを特徴とする請求項1記載の液晶表示モジュール。
  4. 前記液晶表示板を駆動するための配線が形成され該液晶表示板に一端が固定された第1のフレキシブル基板と、
    前記フロントライトガイド板の一側面に隣接して該フロントライトガイド板と一体的に配備された、光源と、該光源からの光を導いて該フロントライトガイド板に該一側面から入射させるライドガイドバーと、前記光源への電力供給用の配線が形成された第2のフレキシブル基板とを有する光源モジュールとを備え、
    前記第1のフレキシブル基板と前記第2のフレキシブル基板が、相互に組み合う結合部を備えたものであることを特徴とする請求項1記載の液晶表示モジュール。
  5. 画像を表示する液晶表示モジュールを内蔵した携帯端末において、
    前記液晶表示モジュールが
    LCDホルダに配備された液晶表示板と、
    前記LCDホルダ内の、前記液晶表示板の前面に配備された、一側面から入射した光をガイドして背面から該液晶表示板に向けて出射するとともに該液晶表示板で反射した光を背面から入射して前面に出射する矩形板状のフロントライトガイド板と、
    前記一面に沿って配置され該一面から前記フロントライトガイド板に光を入射する光源モジュールと、
    断面コ字状であって前記フロントライトガイド板の前記一面を除く3つの面に沿って延在し該フロントライトガイド板の周縁を挟み込んで該フロントライトガイド板を支持し、該フロントライトガイド板と一体的に前記LCDホルダ内に配備されたフロントライトガイド板ホルダとを備えたものであることを特徴とする携帯端末。
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