JP2007085130A - コンクリート壁と断熱パネルの取付け構造および取付け具 - Google Patents

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Abstract


【課題】 コンクリート壁に断熱パネルを取付けるための取付け具を介して断熱パネルの外層部から熱がコンクリート壁に伝達されることによって生じる結露を効果的に防止でき、かつ、断熱パネルを堅固にコンクリート壁に取付けることのできるコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造および取付け具を提供すること。
【解決手段】 断熱パネル4の厚さ方向に形成された貫通孔41に雌ねじ部材1が嵌め込まれており、鋼製の雄ねじ部材2が、その一部をコンクリート壁5に埋設された姿勢で雌ねじ部材1に螺合されており、雄ねじ部材2の少なくともコンクリート壁5に埋設された部分は、その表面に樹脂層24が形成されている、コンクリート壁5と断熱パネル4の取付け構造である。
【選択図】図9

Description

本発明は、コンクリート壁と断熱パネルの取付け構造および取付け具に係り、特に、コンクリート壁に断熱パネルを取付けるための取付け具を介して断熱パネルの外層部から熱がコンクリート壁に伝達されることによって生じる結露を効果的に防止でき、かつ、断熱パネルを堅固にコンクリート壁に取付けることのできるコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造および取付け具に関するものである。
コンクリート壁を有する構造物の外断熱構造として、コンクリート壁の外壁面に断熱パネルが接着された構造はよく知られるところである。ところで、この断熱パネルの外側にモルタルなどを塗布して下地層を形成し、その外側にタイルなどを貼り付けて外層仕上げがなされた外断熱構造も一般的であるが、この外断熱構造においては、断熱パネルを単にコンクリート壁に接着しただけではタイルなどの重量によって断熱パネルがコンクリート壁から剥がれる危険性が高い。そこで、このような外断熱構造の場合には、断熱パネルを貫通し、コンクリート壁にその一部が埋め込まれたアンカーボルトなどの取付け具を使用するのが一般的である。
このコンクリート壁に断熱パネルを取付ける取付け構造、ないしはその取付け構造に使用される取付け具に関しては、従来様々な技術の開示がある。例えば、出願人によって開示された特許文献1にかかる断熱パネルの取付け構造においては、断熱パネルの一方面側に座ぐり部を形成するとともにこの座ぐり部からパネルの他方面に通じる貫通孔を形成し、この貫通孔および座ぐり部にフランジ部を有する雌ねじを嵌め込み、この雌ねじにアンカー雄ねじをねじ込み、アンカー雄ねじをコンクリート壁に埋設させてなる取付け構造が開示されている。この発明によれば、断熱パネルに装着される雌ねじとアンカー雄ねじのみでコンクリート壁と断熱パネルを堅固に固定することができるため、組付け部品点数の低減と組付け施工の簡素化を図ることができる。
しかし、上記の取付け構造においては、雌ねじと雄ねじが鋼製材料からなるため、断熱パネルの外側からの熱が雌ねじおよび雄ねじを介してコンクリート壁に伝達される、いわゆるヒートブリッジ(熱橋)が形成され、このヒートブリッジによって、ねじ部材を中心とした断熱パネルとコンクリート壁の境界領域では結露が発生するといった問題が生じ得る。結露の発生は、コンクリート壁にカビなどによる汚れを生じさせる。
上記するヒートブリッジに起因する結露の発生を防止する発明が特許文献2,3に開示されている。特許文献2に開示の発明は、コンクリート壁に断熱複合板を取付ける際に使用される脱落防止具に関するものである。この脱落防止具は、断熱複合板を貫通するボルトと、該ボルトと螺合して打込みコンクリートに埋設固定されるアンカーとから構成されるもので、その特徴は、アンカーが断熱複合板の裏面に当接する大きな鍔部を有しており、この鍔部に鋭利でない凸部が設けられていて、この凸部が断熱複合板に食い込むことによって断熱複合板をコンクリート壁に固定することと、好ましいアンカーの素材として熱伝導性の悪い合成樹脂が使用される点である(例えば、明細書の段落0006)。熱伝導性の悪い素材からなるアンカーを使用することで、断熱複合板の外からの熱がボルトに伝達されても、アンカーには有効に伝達されないため、コンクリート壁と断熱複合板の境界付近で結露が生じる可能性が極めて低くなる。
一方、特許文献3に開示の外断熱構造においても、断熱材と外層材を一体化してなる断熱複合板とコンクリート壁の固定に際し、コンクリート壁内に埋設されるアンカーを、上記特許文献2に記載の合成樹脂で成形するのが好ましい旨の記載がある(明細書の段落0010)。
特許文献2,3に開示のアンカーによれば、鋼製ボルトとアンカーがコンクリート壁へのヒートブリッジを形成しないため、断熱材とコンクリート壁との境界付近における結露の発生を効果的に防止することができる。しかし、アンカーが合成樹脂をはじめとする樹脂材から成形されることから、ボルトとアンカーが共に鋼製からなる場合に比べて、断熱材(断熱パネル)とコンクリート壁との固定強度が格段に低下する。ここでいう固定強度とは、ボルトを介してアンカーに作用する曲げモーメントや引抜き力などに対してアンカーが発揮し得る曲げ強度や引抜き強度などを意味している。この曲げ強度や引抜き強度を高めるためには、ボルトとアンカーからなる取付け具の使用数量を増やさざるを得ず、部品点数の増加による工費の高騰と施工手間の増加は否めない。
特開平8−74347号公報 実開平4−105364号公報 特開2004−44092号公報
本発明のコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造および取付け具は、上記する問題に鑑みてなされたものであり、断熱パネルとコンクリート壁を取付けるための取付け具が結露の原因となるヒートブリッジを形勢することがなく、さらに、断熱パネルとコンクリート壁を可及的に少ない取付け具で堅固に固定することのできるコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造および取付け具を提供することを目的としている。
前記目的を達成すべく、本発明によるコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造は、コンクリート壁とその一方面に形成される断熱パネルの取付け構造であって、断熱パネルの厚さ方向に形成された貫通孔に雌ねじ部材が嵌め込まれており、鋼製の雄ねじ部材が、その一部をコンクリート壁に埋設された姿勢で前記雌ねじ部材に螺合されており、雄ねじ部材の少なくともコンクリート壁に埋設された部分は、その表面に樹脂層が形成されていることを特徴とする。
ここで、断熱パネルとは、構造物のコンクリート壁の室内側または室外側を構成する外層下地材と断熱材を貼り合わせたパネルのことであり、本発明の取付け構造は、外断熱構造にも内断熱構造にも適用できるものである。外層下地材としては、例えば、窯業系、セメント系、木質系の面材を使用することができる。また、断熱材としては、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリウレタンフォーム、フェノールフォームなどの合成樹脂発泡体のほか、グラスウール、ロックウールなどのボード状無機系断熱材などを使用することができる。ここで、樹脂発泡体を使用する場合の発泡倍率は、必要とされる断熱性能に応じて適宜に決定すればよい。
コンクリート壁と断熱パネルの取付けは、所定間隔を置いて配設された断熱パネルと型枠の間にコンクリートを打ち込み、コンクリートの硬化を待って型枠を脱型することにより、コンクリート壁と断熱パネルが取付けられる。この断熱パネルには、その厚さ方向に延びる所定数量の貫通孔が設けられており、コンクリートの打設に際し、この貫通孔には、例えば鋼製の雌ねじ部材が嵌め込まれる。ここで、鋼製とは、鉄や鉄を主成分とし、炭素やニッケル、クロムなどのいずれか一種または複数種が適宜の割合で混合されてなる金属のことを意味している。鋼製の雌ねじ部材は、その表面に亜鉛メッキ処理やアルミ蒸着処理などの防錆処理が施されているのが好ましい。なお、雌ねじ部材の長さは、断熱パネルの厚み以下の適宜の長さに設定される。
一方、雌ねじ部材に螺合する雄ねじ部材は、雌ねじ部材に螺合した際に断熱パネルからコンクリート壁へ所定の埋め込み長が形成されることで所望のアンカー効果を得ることのできる長さを有している。ここでいうアンカー効果とは、引抜き強度や曲げ強度のことである。また、その素材としては、例えば上記する鋼製材料にて成形することができる。
この雄ねじ部材のうち、少なくともコンクリート壁に埋設される部分においては、例えば鋼製の芯材の表面に樹脂層が形成されている。この樹脂層は、断熱パネルの外側からの熱が雌ねじ部材を通り、雄ねじ部材の鋼製の芯材を通っても、最終的にコンクリート壁に伝達されるのを遮断するために設けられるものであり、雌ねじ部材と雄ねじ部材がヒートブリッジを形成しても結露を発生させる可能性を極めて低くすることができる。ここで、使用される樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニルやポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、エポキシ樹脂などがある。なかでも、熱伝導率が低く、かつ耐薬品性に優れているポリエチレン、ポリプロピレンが好適である。コンクリート壁は、主成分のセメントや粗骨材、細骨材、砂のほかに、用途に応じて様々な添加剤(遅延剤、増粘剤など)が含まれていることから、樹脂層には耐薬品性も要求されることとなる。
また、雄ねじ部材における樹脂層の形成方法(コーティング方法)は、特に限定されるものでなく、使用される樹脂に応じて選定できる。例えば、ポリ塩化ビニルやポリエチレンは、浸漬塗装や流動浸漬法、静電塗装法により、ポリプロピレンやエポキシ樹脂は、流動浸漬法、静電塗装法により、ポリウレタンは吹付塗装により、それぞれコーティングできる。また、そのほかの方法として、予め筒状に成形された樹脂層に芯材を挿入し、全体を加熱することによって樹脂層を融着させる方法などもある。
実際の施工は、上記するように断熱パネルに設けられた貫通孔に雌ねじ部材を嵌め込み、雌ねじ部材に雄ねじ部材を螺合させた後に、断熱パネルと対向する型枠の間にコンクリートを打ち込み、コンクリートが硬化することにより、雄ねじ部材がコンクリート壁内に埋設され、該雄ねじ部材と羅合された雌ねじ部材によってコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造が形成される。
本発明のコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造によれば、双方を固定する雌ねじ部材と雄ねじ部材がともに剛性の高い素材から成形されるとともに、雄ねじ部材のコンクリート壁に埋設される部分には熱伝導性の低い樹脂層が形成されているため、雌ねじ部材と雄ねじ部材がヒートブリッジとならないことから結露の発生を防止することができ、かつ、可及的に少ない部品数量でコンクリート壁と断熱パネルを堅固に固定することができる。
また、本発明によるコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造の好ましい実施形態において、前記雄ねじ部材のコンクリート壁に埋設されている端部には拡径部が形成されており、該拡径部を構成する鋼製部分の大きさが、拡径部以外の部分の樹脂層の外径よりも大きいことを特徴とする。
拡径部を雄ねじ部材のコンクリート壁に埋設されている端部に設けることにより、雌ねじ部材側からの引き抜き力等に対して、拡径部にコンクリートからの支圧力が作用することとなり、この支圧抵抗が雄ねじ部材の引き抜き強度に付与されることで、より一層のアンカー効果が期待できることになる。
ここで、拡径部を形成する鋼製部分とその表面の樹脂層部分のうち、芯材となる鋼製部分の平面的な大きさ(支圧面積)が、少なくとも拡径部以外の部分の鋼製部分(芯材)の表面に形成された樹脂層の外径よりも大きくないと、拡径部の鋼製部分が十分な支圧抵抗を発揮できないため、かかる要件は満足するように、拡径部の大きさやそれ以外の部分の樹脂層の厚み、鋼製部分の断面径が設定される必要がある。
本発明のコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造によれば、より大きなアンカー効果を期待することができるため、雌ねじ部材と雄ねじ部材からなる部品数量をより一層低減させることも可能となる。
また、本発明によるコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造の他の実施形態において、前記雌ねじ部材の雄ねじ部材と螺合しない側の端部にはフランジ部が形成されており、断熱パネルのコンクリート壁と接しない側の面に、該フランジ部が係合された姿勢で雌ねじ部材が貫通孔に嵌め込まれており、該フランジ部の断熱パネルと対向しない側の面にはフック状の突起が形成されており、断熱パネルのコンクリート壁と接しない側の面には、少なくともモルタルを含む外層材が塗布されていることを特徴とする。
例えば外断熱構造を例に説明すると、断熱パネルの外側面には、断熱パネル表面へのモルタルの付着性を高めるためのネット材が外壁面に固定されてモルタル層などの外層材が形成される。このモルタル層などが仕上げ塗装層である場合もあるし、モルタル層のさらに外側に仕上げ塗材が形成されたり、タイルが貼り付けられる場合もある。なお、ネット材としては、耐アルカリ性素材からなるものが好ましく、ガラスファイバーメッシュ(例えば、日本電気硝子社製のスーパークラックノンメッシュ)、ポリプロピレン製メッシュ、金網などが挙げられる。
雌ねじ部材を断熱パネルにより強固に固定するためには、単に貫通孔に嵌め込むのみでなく、その一端(雄ねじ部材と羅合する側と反対側の端部)にフランジ部を設け、このフランジ部を断熱パネル表面に係合させるのが効果的である。しかし、その場合、フランジ部の外側表面がフラットな状態であると、モルタル等の外層材との付着性が悪くなる。
そこで、本発明では、断熱パネル表面に係合するフランジ部を雌ねじ部材に設けるとともに、このフランジ部の外側表面、すなわち、断熱パネルと対向しない側の面にフック状の突起を形成することにより、この突起で外層材との付着性の低下を防止しようとするものである。ここで、フランジ部の平面視形状は、円形や四角形をはじめとする任意の多角形に成形できる。また、フック状の突起とは、任意形状(角柱状、角錐状、円錐状など)の突起のほか、かかる任意形状の突起に窪みが上方に臨むように形成されたものなど、適宜の突起を使用できる。この上方に臨む窪みを備えた突起によれば、窪みに外層材が嵌まり込み、外層材の付着性をより高めることができる。なお、外層材の厚みに応じて、突起の突出長が調整される必要があることは勿論のことである。
本発明のコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造によれば、フランジ部によって雌ねじ部材を断熱パネルにより強固に固定することができることに加えて、フランジ部の表面にフック状の突起を形成したことで、このフランジ部が、断熱パネルの外側に形成される外層材と断熱パネルの付着性を低下させることを防止できる。
また、本発明によるコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造の他の実施形態において、前記雌ねじ部材の雄ねじ部材と螺合しない側の端部にはフランジ部が形成されており、開口を備え、その表面にフック状の突起が形成されている面部材が、該開口に雌ねじ部材を貫通させた姿勢で、断熱パネルのコンクリート壁と接しない側の面とフランジ部の間に介装されており、断熱パネルのコンクリート壁と接しない側の面には、少なくともモルタルを含む外層材が塗布されていることを特徴とする。
本発明のコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造においても、雌ねじ部材の端部に断熱パネルと係合するフランジ部が形成されているが、フランジ部の平面寸法は、雌ねじ部材を断熱パネルに係合できれば、できるだけ小さな大きさに成形されている。フランジ部を小さくすることで、雌ねじ部材の取付け施工の効率性を高めることができる。
本発明の取付け構造の実施形態では、フランジ部の外側表面にフック状の突起を設ける代わりに、開口を有し、その表面にフック状の突起が形成されている面部材を用意し、この開口に雌ねじ部材を貫通させ、雌ねじ部材のフランジ部が面材の表面に係合するようにしている。面材は、雌ねじ部材のフランジ部と断熱パネルの表面に挟まれた態様で固定される。この面材は、断熱パネル面に取り付けられるネット材と同様の素材から製作することもできる。
本発明のコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造によれば、フランジ部を小さくすることができるため、特に雌ねじ部材(および雄ねじ部材)を大量に使用する場合において、より多くの部品を搬送でき、実際に断熱パネルに雌ねじ部材を組み付ける際にも組み付け効率が高くなるという利点がある。雌ねじ部材を断熱パネルに組み付けるに際して、雌ねじ部材を面部材の開口に貫通させる手間はあるものの、施工の効率を低下させるほどの作業とはならない。
また、本発明によるコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造の他の実施形態は、断熱パネルのコンクリート壁と接しない側の面に、予め外層材が形成されていることを特徴とする。
本発明のコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造は、既述する断熱パネルの外側にモルタルなどの外層材を塗布する形態ではなく、断熱パネルの外側(コンクリート壁と接しない側の面)に予め外層材が形成された複合断熱パネルが使用される取付け構造である。モルタル等を後施工する湿式断熱工法に対して、かかる複合断熱パネルを使用する工法を乾式断熱工法と称呼することもできる。
本発明のコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造によれば、湿式断熱工法に比べて施工の工程を低減することができるため、工期の大幅な短縮を図ることができる。
また、本発明によるコンクリート壁と断熱パネルの取付け具は、コンクリート壁の一方面に断熱パネルを取付けるための取付け具であって、断熱パネルの厚さ方向に形成された貫通孔に嵌め込まれる雌ねじ部材と、鋼製の雄ねじ部材であって、その一部がコンクリート壁に埋設された姿勢で前記雌ねじ部材に螺合される雄ねじ部材と、からなり、雄ねじ部材の少なくともコンクリート壁に埋設される部分は、その表面に樹脂層が形成されていることを特徴とする。
断熱パネルに形成された貫通孔に嵌めこまれた例えば鋼製の雌ねじ部材に、コンクリート壁にその一部が埋設される鋼製の雄ねじ部材が羅合されることにより、断熱パネルとコンクリート壁が強度の高い鋼製部材で繋がれることで、双方を堅固に取付ける取付け具となる。また、本発明の取付け具を構成する雄ねじ部材のうち、少なくともコンクリート壁に埋設される部分に既述するような樹脂材がコーティングされることで、断熱パネルの外部から雌ねじ部材と雄ねじ部材を介して伝達された熱が、樹脂層で遮断されることによって熱がコンクリート壁に伝達されず、したがって、コンクリート壁と断熱パネルとの境界付近で結露が生じる可能性を極めて低くすることができる。
また、本発明によるコンクリート壁と断熱パネルの取付け具の好ましい実施形態において、前記雄ねじ部材のコンクリート壁に埋設される端部には拡径部が形成されており、該拡径部を構成する鋼製部分の大きさが、拡径部以外の部分の樹脂層の外径よりも大きいことを特徴とする。
雄ねじ部材のコンクリート壁に埋設される端部に拡径部を設け、拡径部を構成する鋼製部分の大きさを拡径部以外の部分の樹脂層の外径よりも大きくすることで、支圧強度を付与された、よりアンカー効果の高い取付け具を得ることができる。
さらに、本発明によるコンクリート壁と断熱パネルの取付け具の他の実施形態において、前記雌ねじ部材の雄ねじ部材と螺合しない側の端部には、該雌ねじ部材を断熱パネルのコンクリート壁と接しない側の面に係合させるためのフランジ部が形成されており、該フランジ部の断熱パネルと対向しない側の面にはフック状の突起が形成されていることを特徴とする。
雌ねじ部材の端部にフランジ部を設け、このフランジ部を断熱パネル表面に係合させることで断熱パネルと雌ねじ部材を確実に固定することができる。また、フランジ部の表面に既述する任意形状のフック状の突起を設けることにより、断熱パネルの外側にモルタル層などの外層材が塗布される際に、該外層材と断熱パネルとの付着性を高めることができる。
以上の説明から理解できるように、本発明のコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造および取付け具によれば、断熱パネル内に埋設される雌ねじ部材とコンクリート壁内にその一部が埋設される雄ねじ部材がともに剛性の高い鋼製部材などから形成され、双方が羅合されることにより、可及的に少ない取付け具にて断熱パネルとコンクリート壁を堅固に取付けることができ、かつ、雄ねじ部材の少なくともコンクリート壁に埋設される部分の鋼製部材表面に樹脂層が形成されていることから、鋼製部材からなる雌ねじ部材と雄ねじ部材が断熱パネルの外側からの熱を伝達しても、樹脂層にて熱の遮断がなされるため、コンクリート壁と断熱パネルとの境界付近で結露が生じる可能性を極めて低くすることができる。また、本発明のコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造および取付け具によれば、断熱パネルの外側にモルタルなどの外層材が後施工される場合においては、雌ねじ部材の端部に設けたフランジ部の表面にフック状の突起を設けることで、外層材と断熱パネルとの付着性を高めることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、雌ねじ部材と雄ねじ部材の一実施形態の側面図を、図2は、図1に示す雌ねじ部材と雄ねじ部材の縦断図を、図3は、図1に示す雌ねじ部材と雄ねじ部材を羅合させてできる取付け具の縦断図を、図4a,bは、図3のIV−IV矢視図をそれぞれ示している。図5は、取付け具の他の実施形態の縦断図である。図6は、断熱パネルとコンクリート壁からなる断熱構造の施工方法を説明した図であって、コンクリート打設前の状況を説明した図を、図7は、図6に続き、断熱構造の施工方法を説明した図であって、仕上層施工前の状況を説明した図を、図8は、図7のVIII−VIII矢視図を、図9は、図7に続き、断熱構造の施工方法を説明した図であって、仕上層施工後の状況を説明した図をそれぞれ示している。なお、図示する断熱構造は、湿式断熱工法による構造であるが、断熱パネルの外側に予め適宜の外層材が形成された乾式断熱工法による構造であってもよいことは勿論のことである。
図1,2は、取付け具を形成する雌ねじ部材と雄ねじ部材の一実施形態を示したものである。雌ねじ部材1は、雄ねじ部材と羅合するねじ溝部11と、ねじ溝部11と一体成形ないしは溶接等によって固着されるフランジ部12から形成される。このフランジ部の外側表面には、窪みを有するフック状の突起12a,12a,…が形成されている。一方、雄ねじ部材は、図2に図示するように、雌ねじ部材のねじ溝11と羅合するねじ切り部21と、ねじ切り部21と一体となっているアンカー部22、このアンカー部22の端部の拡径部23とから形成されている。雌ねじ部材1も雄ねじ部材2もともに鋼製材料にて成形されているが、雄ねじ部材2のアンカー部22と拡径部23の表面には、適宜の樹脂材がコーティングされてなる樹脂層24が形成されている。樹脂層24の形成に使用される樹脂材としては、例えば、ポリ塩化ビニルやポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、エポキシ樹脂などがあり、なかでも、熱伝導率が低く、かつ耐薬品性に優れているポリエチレン、ポリプロピレンが好適である。なお、樹脂層の厚みは、0.5〜2mm程度が望ましい。薄すぎると(0.5mm未満)、熱抵抗が低くなり、ヒートブリッジを効果的に遮断し難くなるし、厚すぎると(2mmを超えると)、アンカー部がコンクリート壁内に堅固に固定されない可能性が高くなり、所望のアンカー効果が期待できなくなるからである。
また、図2に示すように、拡径部23の鋼製部材の幅t1は、拡径部以外のアンカー部の鋼製部材と樹脂層とを合わせた幅t2よりも大きくなるようにアンカー部および拡径部の鋼製部材の部分と樹脂層が調整されている。かかる調整により、拡径部23がコンクリート壁内に埋設された際に、該拡径部23にコンクリートから支圧抵抗を受け、アンカー部のアンカー効果を高めることができる。
図3は、雌ねじ部材1のねじ溝部11に雄ねじ部材2のねじ切り部21を羅合させてできる取付け具10の縦断図である。また、図4aは、フランジ部12の一実施形態の平面図であり、その形状が円形の場合を、図4bは、フランジ部12の平面形状が四角形の場合の実施形態をそれぞれ示している。なお、フランジ部の平面形状は、その他の任意の形状(他の多角形や楕円形など)であってもよい。
フランジ部12におけるフック状の突起12aの窪みが上方に臨むような姿勢で、取付け具10を断熱パネルに取り付けることにより、後述するモルタル層の塗布の際に、モルタルがこの窪みに入り込み、モルタル層と断熱パネルとの付着性をより一層高めることができる。なお、フランジ部12の平面寸法としては、例えば直径30〜100mm程度の円形、または1辺が30〜100mmの四角形であって、その厚みを0.5〜2mm程度とすることができる。
図5は、雌ねじ部材1のフランジ部12の平面寸法を小さく成形しておき、多数のフック状の突起32,32,…を備えた鋼製の面部材3を、その中央に設けた開口31に雌ねじ部材1を貫通させ、雌ねじ部材1に雄ねじ部材2を羅合させてできた取付け具10Aを示したものである。面部材3の平面形状も円形や四角形をはじめとする多角形、楕円形など、任意の形状を選定できる。この面部材3も、上記する大きめに成形された場合のフランジ部12と同様に、例えば直径30〜100mm程度の円形、または1辺が30〜100mmの四角形であって、その厚みを0.5〜2mm程度とすることができる。
図6〜図9は、断熱パネルとコンクリート壁からなる外断熱構造のうち、断熱パネルの外側に外層材を後施工する湿式断熱構造壁を施工する場合の施工方法を説明したものである。
図6は、コンクリート打設前の状況を説明した図である。コンクリート壁用の隙間tを確保して、一方には断熱パネル4の外側に型枠81を配設し、他方には型枠82を配設し、双方の型枠81,82の外側を端太材83,83と単管84,84を取り付けた姿勢で、双方の型枠同士を単管84,84の外側からセパレータ86にて接続されたホームタイ85,85で固定する。なお、断熱パネル4が型枠81と当接した姿勢を確保するために、セパレータ86にジョイナー87を嵌め込んでおき、ジョイナー87と型枠81にて断熱パネル4を位置決め固定する。なお、断熱パネル4の型枠81側の表面には、ネット材6が取付けられている。
なお、上記する断熱パネル4や型枠81,82の設置に先行して、コンクリート壁を構成する主筋91,91,…と配力筋92,92,…をそれぞれ所定本数および所定ピッチで配筋しておく。
断熱パネル4に設けられた貫通孔41に、複数のフック状の突起を備えた面部材3を貫通させた姿勢の雌ねじ部材1を嵌め込み、雌ねじ部材1の端部のフランジ部12にて面部材3を断熱パネル4の表面で挟み込んだ状態とする。雌ねじ部材1に雄ねじ部材2を羅合させて取付け具10Aを形成する。断熱パネル4に所定本数の取付け具10Aを設置することにより、コンクリート打設準備が完了する。
図7は、図6の隙間内にフレッシュなコンクリートが充填されて所要の養生期間が経過することによって硬化し、型枠81,82を脱型した後の断熱パネル4とコンクリート壁5を示した断面図である。断熱パネル4とコンクリート壁5は、所定本数の取付け具10Aにて堅固に接続されている。なお、断熱パネル4の外側表面にモルタルを塗布するに際し、断熱パネル4の表面には予めネット材6が取付けられている。図8は、ネット材6が取り付いた断熱パネル4を正面から見た図である。図8からも理解できるように、面部材3の表面に多数のフック状の突起32,32,…が形成されており、各突起32に形成された窪みが上方に望むように面部材3が配設されている。
図9は、断熱パネル4の外側に外層の下地となるモルタル層71が形成され、さらにその外側に仕上げ層であるタイル層72が形成されてできた外断熱構造(断熱パネルとコンクリート壁の取付け構造)を示している。
本発明の外断熱構造によれば、取付け具10Aを構成する雌ねじ部材1と雄ねじ部材2が鋼製材料から成形されることで高いアンカー効果を期待でき、さらに、雄ねじ部材2の少なくともコンクリート壁5に埋設された部分には樹脂層が形成されていることにより、取付け具10Aを伝達した熱を効果的に遮断することができ、したがって断熱パネル4とコンクリート壁5との境界付近における結露の発生を防止することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
雌ねじ部材と雄ねじ部材の一実施形態の側面図。 図1に示す雌ねじ部材と雄ねじ部材の縦断図。 図1に示す雌ねじ部材と雄ねじ部材を羅合させてできる取付け具の縦断図。 (a)、(b)は、ともに図3のIV−IV矢視図。 取付け具の他の実施形態の縦断図。 断熱パネルとコンクリート壁からなる断熱構造の施工方法を説明した図であって、コンクリート打設前の状況を説明した図。 図6に続き、断熱構造の施工方法を説明した図であって、仕上層施工前の状況を説明した図。 図7のVIII−VIII矢視図。 図7に続き、断熱構造の施工方法を説明した図であって、仕上層施工後の状況を説明した図。
符号の説明
1…雌ねじ部材、10、10A…取付け具、11…ねじ溝部、12…フランジ部、12a…突起、2…雄ねじ部材、21…ねじ切り部、22…アンカー部、23…拡径部、24…樹脂層、3…面部材、31…開口、32…突起、4…断熱パネル、41…貫通孔、5…コンクリート壁、6…ネット材、71…モルタル層、72…タイル層、81,82…型枠、91…主筋、92…配力筋

Claims (8)

  1. コンクリート壁とその一方面に形成される断熱パネルの取付け構造であって、
    断熱パネルの厚さ方向に形成された貫通孔に雌ねじ部材が嵌め込まれており、鋼製の雄ねじ部材が、その一部をコンクリート壁に埋設された姿勢で前記雌ねじ部材に螺合されており、雄ねじ部材の少なくともコンクリート壁に埋設された部分は、その表面に樹脂層が形成されていることを特徴とするコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造。
  2. 前記雄ねじ部材のコンクリート壁に埋設されている端部には拡径部が形成されており、該拡径部を構成する鋼製部分の大きさが、拡径部以外の部分の樹脂層の外径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造。
  3. 前記雌ねじ部材の雄ねじ部材と螺合しない側の端部にはフランジ部が形成されており、断熱パネルのコンクリート壁と接しない側の面に、該フランジ部が係合された姿勢で雌ねじ部材が貫通孔に嵌め込まれており、該フランジ部の断熱パネルと対向しない側の面にはフック状の突起が形成されており、断熱パネルのコンクリート壁と接しない側の面には、少なくともモルタルを含む外層材が塗布されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造。
  4. 前記雌ねじ部材の雄ねじ部材と螺合しない側の端部にはフランジ部が形成されており、開口を備え、その表面にフック状の突起が形成されている面部材が、該開口に雌ねじ部材を貫通させた姿勢で、断熱パネルのコンクリート壁と接しない側の面とフランジ部の間に介装されており、断熱パネルのコンクリート壁と接しない側の面には、少なくともモルタルを含む外層材が塗布されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造。
  5. 断熱パネルのコンクリート壁と接しない側の面に、予め外層材が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコンクリート壁と断熱パネルの取付け構造。
  6. コンクリート壁の一方面に断熱パネルを取付けるための取付け具であって、
    断熱パネルの厚さ方向に形成された貫通孔に嵌め込まれる雌ねじ部材と、鋼製の雄ねじ部材であって、その一部がコンクリート壁に埋設された姿勢で前記雌ねじ部材に螺合される雄ねじ部材と、からなり、雄ねじ部材の少なくともコンクリート壁に埋設される部分は、その表面に樹脂層が形成されていることを特徴とするコンクリート壁と断熱パネルの取付け具。
  7. 前記雄ねじ部材のコンクリート壁に埋設される端部には拡径部が形成されており、該拡径部を構成する鋼製部分の大きさが、拡径部以外の部分の樹脂層の外径よりも大きいことを特徴とする請求項6に記載のコンクリート壁と断熱パネルの取付け具。
  8. 前記雌ねじ部材の雄ねじ部材と螺合しない側の端部には、該雌ねじ部材を断熱パネルのコンクリート壁と接しない側の面に係合させるためのフランジ部が形成されており、該フランジ部の断熱パネルと対向しない側の面にはフック状の突起が形成されていることを特徴とする請求項6または7に記載のコンクリート壁と断熱パネルの取付け具。
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