JP2007082777A - 樹脂製発泡材を用いた歯磨き具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 樹脂製発泡材を歯磨き具の柄の先端部分で交換可能に強固に固定することで、歯を磨くときに手の強い力で歯に当てて動かしても、この樹脂製発泡体が柄から分離せずに歯を磨く
【解決手段】 歯に接触させて汚れを除去するための、多数の気泡を有するメラミン樹脂等のブロック状の樹脂製発泡材1と、この樹脂製発泡材1を、その周囲から挟むように挟持固定する略U字形状の可撓性を有する部材の挟持部2と、この挟持部2を、その一部で着脱自在に支持する柄部材3と、から成る歯磨き具である。
【選択図】 図2
【解決手段】 歯に接触させて汚れを除去するための、多数の気泡を有するメラミン樹脂等のブロック状の樹脂製発泡材1と、この樹脂製発泡材1を、その周囲から挟むように挟持固定する略U字形状の可撓性を有する部材の挟持部2と、この挟持部2を、その一部で着脱自在に支持する柄部材3と、から成る歯磨き具である。
【選択図】 図2
Description
本発明は、歯の表面を磨く歯磨き具に係り、特に歯を磨く部分が樹脂製発泡材から成り、これを簡単に交換することができる樹脂製発泡材を用いた歯磨き具に関するものである。
従来から、食後の歯に付着した滓等を除去するために、先端にブラシを有する歯ブラシに歯磨き剤を付けて歯を磨いている。更に、歯の黄ばみ等を除去するために、棒状体の先端にシリコンゴムを取り付け、このシリコンゴムで歯の表面を磨いている。
本発明の発明者らによって、このシリコンゴムに代えて、樹脂製発泡材を用いた歯ブラシが提案されている。特許文献1の特開2003−235875公報「人体硬質表面部用ブラシ」に示すように、歯など人体の硬質表面部に接触させて汚れを除去するブラシ部材と、このブラシ部材を取り付ける支持部材とを有するブラシにおいて、ブラシ部材を支持部材に固着した、例えばメラミン樹脂のような樹脂性発泡体で構成するとともに、この樹脂製発泡材の気泡と気泡を隔離する構成壁の厚さを平均0.5マイクロメートル以下とし,この構成壁が人体硬質表面部の微細凹部に入り込んだ汚れを機械的にかき出す機能を有するものとした人体硬質表面部用ブラシが提案されている。この人体硬質表面部用ブラシは、歯の表面の無数に存在する微細な凹部に沈着した物でも,その表面を削ることなく除去できるという特徴を有するものである。
特開2003−235875
また、特許文献2の特開2003−250818公報「歯面清掃用具」に示すように、歯面の着色を除去するための歯面清掃用具であって、口腔内に入る形状に加工したメラミン系樹脂発泡体を備える歯面清掃用具も提案されている。この特許文献2の歯面清掃用具は、メラミン系樹脂発泡体が、難燃性に優れることから主に建築分野において断熱材や消音材等に好適な材料とされてきたものであるが、スポンジ状の柔軟な発泡体であることから、自動車のボディや家具類等に付着した汚れを拭き取るための拭き清浄具用の材料としても用いられることに特徴を有するものである。
特開2003−250818
メラミン樹脂のような樹脂製発泡材で構成されたブラシ部材は、従来のブラシからなる歯ブラシと異なり、歯を磨いていると磨耗しやすい。この樹脂製発泡材は滓等の汚れが付着しやすので、頻繁に新品と交換する必要もある、しかし、樹脂製発泡材のみが摩耗又は汚染されているだけで歯ブラシ全体を廃棄することは、まだ使用できる支持部材である柄の部分も廃棄することになり資源の無駄遣いになるという問題を有していた。
一方、従来からブラシからなる歯ブラシ部分を柄の部分と分離して、容易に交換することができる歯ブラシも提案されている。例えば、特許文献3の特開2003−70544公報「ブラシ部分が交換可能な歯ブラシ」に示すように、柄の先端に突出片が突出形成されており、一つの表面にブラシを有する頭体が突出片に着脱可能に取り付けられることによってブラシ部分が交換可能とされている歯ブラシにおいて、突出片は両側面に長手方向へ延在する突条を有しており、頭体はブラシを植設したブラシ壁と先端の前壁と二つの側壁とを有していて、これらの壁に囲まれた空間はブラシ壁と反対側の面および基端面に開放した空所を形成しているとともに、空所の両側に長手方向へ延在する溝条が設けられており、そして、突出片に空所を基端開放側から嵌合するとともに突条に溝条を嵌合することによって頭体が突出片に嵌装され、更に突出片と頭体とに設けた係合突起と係止孔とが嵌まり合う抜け止め機構によって頭体が突出片に固定されるブラシ部分が交換可能な歯ブラシが提案されている。この歯ブラシは、ブラシを有する頭体を柄の先端に着脱可能に取り付け、ブラシ部分を交換可能にしたという特徴を有するものである。
特開2003−70544
しかし、メラミン樹脂のような樹脂製発泡材は文字通り発泡材であるために、特許文献2のようにブラシを樹脂板(頭体)に差し込み固定することができず、樹脂製発泡材を柄に接着剤等で直接接着した構造にする必要があった。このような構造の歯ブラシでは歯を磨く際に、手の強い力で動かすときに、樹脂板から樹脂製発泡材が剥離して分離しやすいという問題を有していた。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、樹脂製発泡材を歯磨き具の柄の先端部分で交換可能に強固に固定することで、歯を磨くときに手の強い力で歯に当てて動かしても、この樹脂製発泡体が柄から分離せずに歯を磨くことができる樹脂製発泡体を用いた歯磨き具を提供することにある。
本発明の第一の樹脂製発泡材を用いた歯磨き具は、歯に接触させて汚れを除去するための、多数の気泡を有するメラミン樹脂等のブロック状の樹脂製発泡材(1)と、前記樹脂製発泡材(1)を、その周囲から交換可能に挟持固定する挟持部(2)と、前記挟持部(2)を、その一部で着脱自在に支持する柄部材(3)と、から成るものである。
例えば、前記挟持部(2)は、前記樹脂製発泡材(1)の周囲から挟むような略U字形状の可撓性を有する部材から成り、その内側面に前記樹脂製発泡材(1)のズレを阻止するための突起(4)を複数有し、その開放端に前記柄部材(3)と着脱自在になる係合部(6)を形成したものであるしたものである。
前記挟持部(2)の係合部(6)は、該挟持部(2)の開放端に、外方に向けてそれぞれ形成した各引掛け爪(7)が、前記柄部材(3)の連結筒(5)の開口から容易に挿入し、該引掛け爪(7)が該連結筒(5の筒壁に開けた抜け止め穴(8)に引っかかるように構成したものである。
前記挟持部(2)の係合部(6)は、該挟持部(2)の開放端に、外方に向けてそれぞれ形成した各引掛け爪(7)が、前記柄部材(3)の連結筒(5)の開口から容易に挿入し、該引掛け爪(7)が該連結筒(5の筒壁に開けた抜け止め穴(8)に引っかかるように構成したものである。
第二の樹脂製発泡材を用いた歯磨き具は、歯に接触させて汚れを除去するための、多数の気泡を有するメラミン樹脂等のブロック状の樹脂製発泡材(1)と、略U字形状の可撓性を有する部材から成り、その曲折部側に前記樹脂製発泡材(1)の周囲から挟むように交換可能に挟持固定する挟持部分(21)を形成し、その他端側は棒状の2本の柄部(22)を延ばすように形成した挟持柄(23)と、各挟持柄(23)同士を着脱自在に固定する固定部材(24)と、から成るものである。
第三の樹脂製発泡材を用いた歯磨き具は、歯に接触させて汚れを除去するための、多数の気泡を有すると共に、その長手方向に挿入孔(31)を開けたメラミン樹脂等のブロック状の樹脂製発泡材(1)と、前記樹脂製発泡材(1)の挿入孔(31)に交換可能に差し込み固定する棒状の差込軸(32)を一端に設けた柄部材(3)と、から成るものである。
前記柄部材(3)の差込軸(32)に、差し込んだ樹脂製発泡材(1)が該差込軸(32)から抜けないように抜止め爪(33)を形成することが好ましい。
前記差込軸(32)を中心に前記樹脂製発泡材(1)が回動することを阻止する回動防止爪(34)を、該差込軸(32)に設けることが好ましい。
前記柄部材(3)の差込軸(32)に、差し込んだ樹脂製発泡材(1)が該差込軸(32)から抜けないように抜止め爪(33)を形成することが好ましい。
前記差込軸(32)を中心に前記樹脂製発泡材(1)が回動することを阻止する回動防止爪(34)を、該差込軸(32)に設けることが好ましい。
第四の樹脂製発泡材を用いた歯磨き具は、歯に接触させて汚れを除去するための、多数の気泡を有すると共に、その長手方向に挿入孔(31)を開けたメラミン樹脂等のブロック状の樹脂製発泡材(1)と、前記樹脂製発泡材(1)の挿入孔(31)に、交換可能にねじ込み固定するねじ部(41)を一端に設けた柄部材(3)と、から成るものである。
前記柄部材(3)は、動力駆動源を有する電動歯磨き具本体(51)に替えることができる。
前記柄部材(3)は、動力駆動源を有する電動歯磨き具本体(51)に替えることができる。
上記構成の発明では、挟持部(2)の開放端を広げて、ブロック状のメラミン樹脂等の樹脂製発泡材(1)を挟み、両開放端を近づけ、この開放端に形成した係合部(6)を柄部材(3)に係合させて、樹脂製発泡材(1)の取り付けが完了する。この状態で歯磨き具の樹脂製発泡材(1)を歯に接触させると、多数の気泡が汚れを除去することができる。また、歯磨きで歯を擦っている際にも挟持部(2)の内側面に形成した複数の突起(4)がこの樹脂製発泡材(1)のズレを阻止する。
次に、歯磨きによって汚れが付着した樹脂製発泡材(1)、又は使用によって小さく変形して挟持部(2)で強固に固定できなくなった樹脂製発泡材(1)は、この挟持部(2)を、柄部材(3)から外し、挟持部(2)の開放端を拡げて樹脂製発泡材(1)を容易に取り外しことができる。
次に、歯磨きによって汚れが付着した樹脂製発泡材(1)、又は使用によって小さく変形して挟持部(2)で強固に固定できなくなった樹脂製発泡材(1)は、この挟持部(2)を、柄部材(3)から外し、挟持部(2)の開放端を拡げて樹脂製発泡材(1)を容易に取り外しことができる。
また、長手方向に挿入孔(31)を開けた樹脂製発泡材(1)に、柄部材(3)に設けた棒状の差込軸(32)をその挿入孔(31)に差し込み固定することにより、容易に固定することができる。このときも、柄部材(3)の差込軸(32)に形成した抜止め爪(33)により、差し込んだ樹脂製発泡材(1)が抜けず、回動防止爪(34)で樹脂製発泡材(1)の回動を阻止するようになっている。樹脂製発泡材(1)を差込軸(32)に強固に固定することができる。
あるいは、長手方向に挿入孔(31)を開けた樹脂製発泡材(1)には、柄部材(3)に設けたねじ部(41)をその挿入孔(31)に交換可能にねじ込み固定することにより、容易に固定することができる。ねじ部(41)により、差し込んだ樹脂製発泡材(1)が抜けない。
樹脂製発泡材(1)の挟持部(2)は、柄部材(3)に着脱自在に支持するようになっているので、この柄部材(3)に替えて動力駆動源を有する電動歯磨き具本体(51)に接続することができる。
本発明の樹脂製発泡材を用いた歯磨き具は、樹脂製発泡体を挟持するように歯磨き具の柄の先端で交換可能に固定することにより、歯を磨くときに手の強い力で歯に当てて動かしても、この樹脂製発泡体が分離せずに歯を磨くことができるようにしたものである。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施例1の樹脂製発泡材を用いた歯磨き具を示す正面図である。図2は実施例1の歯磨き具を組み立てる状態を示す平面図である。図3は実施例1の樹脂製発泡材を取り付けた状態を示す平面図である。
実施例1の樹脂製発泡材を用いた歯磨き具は、多数の気泡を有するメラミン樹脂等のブロック状の樹脂製発泡材1と、この樹脂製発泡材1を、その周囲から挟持固定する挟持部2と、この挟持部2を、その一部で着脱自在に支持する柄部材3と、から成る。
図1は本発明の実施例1の樹脂製発泡材を用いた歯磨き具を示す正面図である。図2は実施例1の歯磨き具を組み立てる状態を示す平面図である。図3は実施例1の樹脂製発泡材を取り付けた状態を示す平面図である。
実施例1の樹脂製発泡材を用いた歯磨き具は、多数の気泡を有するメラミン樹脂等のブロック状の樹脂製発泡材1と、この樹脂製発泡材1を、その周囲から挟持固定する挟持部2と、この挟持部2を、その一部で着脱自在に支持する柄部材3と、から成る。
本発明に用いるブロック状の樹脂製発泡材1は、多数の気泡を有する樹脂材であり、歯に接触させて汚れを除去するものである。この樹脂製発泡材1は、例えばメラミンをフェノールや尿素等の架橋剤を用いることにより形成されたメラミンフォームである。その構造は気泡の間の隔壁、即ちフォーム構成壁の厚さは、歯の表面にある微細な凹部より充分小さく、平均0.5μm以下である。好ましくは平均0.2μm以下に形成している。本発明の樹脂製発泡材1に水を含ませて、歯の表面に当てて磨くと、樹脂製発泡材1の薄い構成壁が歯の微細な穴に入り込み、凹部内の着色あるいは沈着物を機械的にかき出すことにより歯の汚れや黄ばみ等を除去するすることができる。
また、この樹脂製発泡材1は軟らかいために歯を傷つけることがないが、この歯磨きに使用するごとに磨耗して減っていく。なお、樹脂製発泡材1の磨耗により生じた断片は,使用後うがいをすることにより吐き出されるようになっている。
また、この樹脂製発泡材1は軟らかいために歯を傷つけることがないが、この歯磨きに使用するごとに磨耗して減っていく。なお、樹脂製発泡材1の磨耗により生じた断片は,使用後うがいをすることにより吐き出されるようになっている。
ブロック状の樹脂製発泡材1の形状は、図2の平面図では扁平の6角柱形状のものを図示しているが、歯を磨く面(接触面9)に挟持部2が干渉することがない形状であれば、扁平の6角柱形状に限定されない。例えば、後述する実施例3、4に示すように、直方体形状にすることができる。また、樹脂製発泡材1は歯を磨く面を波形の形状にすることも可能である。あるいは、歯を磨く面が膨出するように湾曲面を形成することも可能である。
挟持部2は、このように磨耗しやすい樹脂製発泡材1の周囲から挟むように略U字形状の部材から成る。例えば塩化ビニールのような軟質の可撓性を有する合成樹脂で成形する。この挟持部2の内側面には、樹脂製発泡材1のズレを阻止するための突起4を複数形成する。また、挟持部2の開放端に柄部材3に設けた連結筒5と着脱自在になるように係合する係合部6を形成してある。歯磨き中に歯を擦っている際にも挟持部2の内側面に挟んだ樹脂製発泡材1のズレを阻止する構造であれば、これらの突起4構造に代えて、挟持部2内側面に多数の凹凸面(図示していない)を形成した構造でもよい。
なお、挟持部2の曲折部分にヒンジ(図示していない)を取り付ければ、硬質の合成樹脂材で構成することも可能である。
柄部材3は、歯磨き具の柄になる部分であり、歯磨きの際に人が握りやすい太さと長さを有するものである。柄部材3の一端には挟持部2の係合部6と係合する連結筒5を設けている。挟持部2の係合部6である引掛け爪7が、柄部材3の連結筒5の開口から容易に挿入することができるが、この引掛け爪7が抜けないように、連結筒5の筒壁に抜け止め穴8に引っかかるようになっている。この連結筒5の抜け止め穴8から挟持部2の引掛け爪7を外すときは、挟持部2の引掛け爪7を抜け止め穴8から引っ込めるようにしてとり外す。
このように構成した実施例1の歯磨き具は、挟持部2の開放端を広げて、ブロック状に形成した樹脂製発泡材1を挟み、両開放端を近づけ、この開放端に形成した係合部6(引掛け爪7)を柄部材3の連結筒5に係合させて樹脂製発泡材1の取り付けが完了する。
この状態で歯磨き具の樹脂製発泡材1は、図1の図示例に示すように、その上下に樹脂製発泡材1の歯との接触面9が確保されるので、この両面を歯磨きに利用することができる。この樹脂製発泡材1に歯を接触させると、その多数の気泡で歯の滓や黄ばみを汚れを除去することができる。
この状態で歯磨き具の樹脂製発泡材1は、図1の図示例に示すように、その上下に樹脂製発泡材1の歯との接触面9が確保されるので、この両面を歯磨きに利用することができる。この樹脂製発泡材1に歯を接触させると、その多数の気泡で歯の滓や黄ばみを汚れを除去することができる。
次に、歯磨きによって汚れが付着した樹脂製発泡材1、又は磨耗によって小さく変形した樹脂製発泡材1を挟持部2では強固に固定できなくなったときは、挟持部2を柄部材3から外し、この挟持部2の開放端を拡げれば容易に樹脂製発泡材1を取り外すことができ、新たな樹脂製発泡材1に交換することができる。
図4は本発明の実施例2の樹脂製発泡材を用いた歯磨き具を示す平面図である。
実施例2の歯磨き具は、実施例1の柄部材3を省略した構造のものである。実施例2の歯磨き具は、略U字形状の可撓性を有する部材から成り、その曲折部側に樹脂製発泡材1の周囲から挟むように交換可能に挟持固定する挟持部分21を形成し、その他端側は棒状の2本の柄部22を延ばすように形成した挟持柄23と、各挟持柄23同士を着脱自在に固定する固定部材24と、から成るものである。
実施例2の歯磨き具は、実施例1の柄部材3を省略した構造のものである。実施例2の歯磨き具は、略U字形状の可撓性を有する部材から成り、その曲折部側に樹脂製発泡材1の周囲から挟むように交換可能に挟持固定する挟持部分21を形成し、その他端側は棒状の2本の柄部22を延ばすように形成した挟持柄23と、各挟持柄23同士を着脱自在に固定する固定部材24と、から成るものである。
このように構成した、実施例2の歯磨き具では、1点の部品で樹脂製発泡材1を交換自在に挟持固定することができるので、製造コストを低減することができる。また、樹脂製発泡材1を容易に交換することができる。
実施例2の変形例として、図示していないが、長い挟持柄23の先端に、その先端側に開口する開口腕からなる挟持部分を形成したものでもよい。この挟持部分の先端側に、樹脂製発泡材1の周囲から挟むような開口腕を形成し、かつその開口腕各先端に設けた止め具で樹脂製発泡材1を挟持固定するようになっている。このような単純な構造でも、樹脂製発泡材1を強固に固定することができ、かつ容易に交換することができる。
図5は本発明の実施例3の樹脂製発泡材を用いた歯磨き具の組み立てる状態を示す平面図である。
実施例3の歯磨き具は、実施例1と2のように、ブロック状の樹脂製発泡材1を挟持固定する構造とは異なり、この樹脂製発泡材1に棒状の部材を貫通させて固定する構造である。例えば略直方体形状の樹脂製発泡材1の長手方向に挿入孔31を開けたものを用いる。この樹脂製発泡材1の挿入孔31に、棒状の差込軸32を交換可能に差し込み固定するようになっている。差込軸32は柄部材3に連結してある。柄部材3の差込軸32には、差し込んだ樹脂製発泡材1が抜けないように抜止め爪33を形成してある。更に、差込軸32を中心に樹脂製発泡材1が回動することを阻止する回動防止爪34を、例えば差込軸32の鍔35に設ける。
実施例3の歯磨き具は、実施例1と2のように、ブロック状の樹脂製発泡材1を挟持固定する構造とは異なり、この樹脂製発泡材1に棒状の部材を貫通させて固定する構造である。例えば略直方体形状の樹脂製発泡材1の長手方向に挿入孔31を開けたものを用いる。この樹脂製発泡材1の挿入孔31に、棒状の差込軸32を交換可能に差し込み固定するようになっている。差込軸32は柄部材3に連結してある。柄部材3の差込軸32には、差し込んだ樹脂製発泡材1が抜けないように抜止め爪33を形成してある。更に、差込軸32を中心に樹脂製発泡材1が回動することを阻止する回動防止爪34を、例えば差込軸32の鍔35に設ける。
このように、長手方向に挿入孔31を開けた樹脂製発泡材1に、柄部材3に連結した棒状の差込軸32をその挿入孔31に交換可能に差し込み固定することにより、容易に新たな樹脂製発泡材1に交換することができる。また、実施例3の歯磨き具で、樹脂製発泡材1の4壁面が全て開放された状態で固定支持するようになっているので、歯を磨く部分を広く使用することができる。
図6は本発明の実施例4の樹脂製発泡材を用いた歯磨き具の組み立てる状態を示す平面図である。
実施例4の歯磨き具は、実施例3と同様な長手方向に挿入孔31を開けた樹脂製発泡材1を、その挿入孔31からねじ部41をねじ込み固定するようになっている。このねじ部41は柄部材3に連結してある。この実施例4の歯磨き具でも、樹脂製発泡材1の4壁面が全て開放された状態で固定支持するようになっているので、歯を磨く部分を広く使用することができる。
実施例4の歯磨き具は、実施例3と同様な長手方向に挿入孔31を開けた樹脂製発泡材1を、その挿入孔31からねじ部41をねじ込み固定するようになっている。このねじ部41は柄部材3に連結してある。この実施例4の歯磨き具でも、樹脂製発泡材1の4壁面が全て開放された状態で固定支持するようになっているので、歯を磨く部分を広く使用することができる。
図7は本発明の柄部材3は、動力駆動源を有する電動歯磨き具本体に替えた他の実施例を示す平面図である。
柄部材3は、動力駆動源を有する電動歯磨き具本体51に替えることができる。樹脂製発泡材1の挟持部2は、柄部材3に着脱自在に支持するようになっているので、この柄部材3に替えて動力駆動源を有する電動歯磨き具本体51に連結することができる。
柄部材3は、動力駆動源を有する電動歯磨き具本体51に替えることができる。樹脂製発泡材1の挟持部2は、柄部材3に着脱自在に支持するようになっているので、この柄部材3に替えて動力駆動源を有する電動歯磨き具本体51に連結することができる。
なお、本発明は、樹脂製発泡材1を歯磨き具の柄の先端で交換可能に強固に固定することで、歯を磨くときに手の強い力で歯に当てて動かしても、この樹脂製発泡材1が柄から分離せずに歯を磨くことができれば、上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本発明の樹脂製発泡材を用いた歯磨き具は、文字通り歯を磨くときに利用するだけでなく、爪のような硬質な材質の研磨にも利用でき、更に人体に限らず、食器類、金属類の艶出し、流し台や水回り器具の清掃等に利用することができる。
1 樹脂製発泡材
2 挟持部
3 柄部材
4 突起
6 係合部
21 挟持部分
22 柄部
23 挟持柄
24 固定部材
31 挿入孔
32 差込み棒
33 抜止め爪
41 ねじ部
51 電動歯磨き具本体
2 挟持部
3 柄部材
4 突起
6 係合部
21 挟持部分
22 柄部
23 挟持柄
24 固定部材
31 挿入孔
32 差込み棒
33 抜止め爪
41 ねじ部
51 電動歯磨き具本体
Claims (9)
- 歯に接触させて汚れを除去するための、多数の気泡を有するメラミン樹脂等のブロック状の樹脂製発泡材(1)と、
前記樹脂製発泡材(1)を、その周囲から交換可能に挟持固定する挟持部(2)と、
前記挟持部(2)を、その一部で着脱自在に支持する柄部材(3)と、から成る、ことを特徴とする樹脂製発泡材を用いた歯磨き具。 - 前記挟持部(2)は、
前記樹脂製発泡材(1)の周囲から挟むような略U字形状の可撓性を有する部材から成り、その内側面に前記樹脂製発泡材(1)のズレを阻止するための突起(4)を複数有し、その開放端に前記柄部材(3)と着脱自在になる係合部(6)を形成したものである、ことを特徴とする請求項1の樹脂製発泡材を用いた歯磨き具。 - 前記挟持部(2)の係合部(6)は、
該挟持部(2)の開放端に、外方に向けてそれぞれ形成した各引掛け爪(7)が、前記柄部材(3)の連結筒(5)の開口から容易に挿入し、該引掛け爪(7)が該連結筒(5)の筒壁に開けた抜け止め穴(8)に引っかかるように構成したものである、ことを特徴とする請求項2の樹脂製発泡材を用いた歯磨き具。 - 歯に接触させて汚れを除去するための、多数の気泡を有するメラミン樹脂等のブロック状の樹脂製発泡材(1)と、
略U字形状の可撓性を有する部材から成り、その曲折部側に前記樹脂製発泡材(1)の周囲から挟むように交換可能に挟持固定する挟持部分(21)を形成し、その他端側は棒状の2本の柄部(22)を延ばすように形成した挟持柄(23)と、
各挟持柄(23)同士を着脱自在に固定する固定部材(24)と、から成る、ことを特徴とする樹脂製発泡材を用いた歯磨き具。 - 歯に接触させて汚れを除去するための、多数の気泡を有すると共に、その長手方向に挿入孔(31)を開けたメラミン樹脂等のブロック状の樹脂製発泡材(1)と、
前記樹脂製発泡材(1)の挿入孔(31)に交換可能に差し込み固定する棒状の差込軸(32)を一端に設けた柄部材(3)と、から成る、ことを特徴とする樹脂製発泡材を用いた歯磨き具。 - 前記柄部材(3)の差込軸(32)に、差し込んだ樹脂製発泡材(1)が該差込軸(32)から抜けないように抜止め爪(33)を形成した、ことを特徴とする請求項5の樹脂製発泡材を用いた歯磨き具。
- 前記差込軸(32)を中心に前記樹脂製発泡材(1)が回動することを阻止する回動防止爪(34)を、該差込軸(32)に設けた、ことを特徴とする請求項5の樹脂製発泡材を用いた歯磨き具。
- 歯に接触させて汚れを除去するための、多数の気泡を有すると共に、その長手方向に挿入孔(31)を開けたメラミン樹脂等のブロック状の樹脂製発泡材(1)と、
前記樹脂製発泡材(1)の挿入孔(31)に、交換可能にねじ込み固定するねじ部(41)を一端に設けた柄部材(3)と、から成る、ことを特徴とする樹脂製発泡材を用いた歯磨き具。 - 前記柄部材(3)は、動力駆動源を有する電動歯磨き具本体(51)である、ことを特徴とする請求項1、2、5又は8の樹脂製発泡材を用いた歯磨き具。
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---|---|---|---|---|
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2005
- 2005-09-22 JP JP2005275601A patent/JP2007082777A/ja active Pending
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