JPS6337915Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は口内清浄具に関するものである。

従来、口内清浄具として歯ブラシが一般的であ
るが近来、舌の表面についての研究が進み、舌の
表面は巨視的に観察すると平滑でなく、凹部汚れ
が溜ることが知られている。また歯磨のさいに使
用する歯磨粉などの成分として配合されている発
泡剤が舌の表面に溜まり不快味を生じることとな
る。

本考案は斯る点に鑑みてなされたものであり、
舌の表面を清浄にすることは勿論のこと、舌清浄
具の他端に歯ブラシをも併設した結果歯磨をもす
ることができる等さらに便利な口内清浄具を提供
するものである。

以下本考案の図面に示す実施例について詳細に
説明する。

第１図は本考案の一実施例を示すものであり、
硬質合成樹脂により成型された柄１の一方端には
上方へ拡開した全体略扇形の舌用清浄部材２が柄
１と一体に形成されている。そして該舌用清浄部
材２の上端部には柄１と垂直方向の掻出用の突条
３が両側面の方向に一体に突出形成されている。
さらに柄１の他方端には通常と同じ形状の歯ブラ
シ４が形成されている。

また第２図に示すものは本考案の他の実施例を
示すものであり、全体の構成は第１図に示した実
施例と同様であるが、舌用清浄部材２が一方側面
には上端に掻出用の突条３が突出形成されてお
り、他方側面にはブラシ５が植設されている点が
異なる。

本考案である口内清浄具を使用するには第３図
に示すように、通常の歯ブラシと同様に柄１を握
り、口内清浄部材２の端部に形成した突条を舌の
表面６と略垂直にして当接し、そのまま、前方へ
引いて舌の表面６に付着している汚れまたは発泡
剤などを前方へ掻出し、ついで通常の歯磨と同様
に浄水を用いて嗽をし、口内を清浄にするもので
ある。

また第２図に示す実施例の如く舌用清浄部材２
の他方側面にブラシ５を植設したものにあつて
は、ブラシを前述の突条３と同様に舌の表面に垂
直に当接して（図示せず）前後方向又は左右方向
に移動させ舌の表面に付着した汚れを取り、つい
で他方向に形成した突条３で掻出た後、又はその
まま嗽をして口内を清浄にする。

本考案である口内清浄具は上記のような構成で
あるため容易に、しかも安全に舌面の汚れを取り
去ることができ、さらに歯磨をもでき、また構成
も簡単であり、安価である等の諸効果を有するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本考案の実施例を示す斜
視図、第３図は使用状態を示す部分側面図であ
る。 １……柄、２……舌用清浄部材、３……突条、
４……歯ブラシ、５……ブラシ、６……舌の表
面。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 柄の一方端に舌用清浄部材を形成すると共に
   他方端に歯ブラシを形成したことを特徴とする
   口内清浄具。 (2) 舌用清浄部材が扇形の箆形状であることを特
   徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載の
   口内清浄具。 (3) 舌用清浄部材が端部に柄と垂直方向の掻出用
   の突条を形成して成る特徴とする実用新案登録
   請求の範囲第１項又は第２項記載の口内清浄
   具。 (4) 舌用清浄部材が一方側面にはその端部に柄と
   垂直方向の掻出用の突条を形成して成り、他方
   側面にはブラシを植設して成ることを特徴とす
   る実用新案登録請求の範囲第１項又は第２項記
   載の口内清浄具。