JP2007080584A - 機械接点の異常検知装置及び異常検知方法 - Google Patents

機械接点の異常検知装置及び異常検知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 接触不良を含む異常を検知することができる機械接点の異常検知装置及び異常検知方法を提供する。
【解決手段】 画像形成装置において、フロントドアが開放されている場合に、画像形成部(負荷40)に対する駆動電力を供給状態及び遮断状態に相互に切り替えるインターロックスイッチ36の異常を検知するに際し、負荷40に供給される駆動電力の電圧レベルを検出回路31により検出し、インターロックスイッチ36により負荷40に対する駆動電力を遮断状態から供給状態に切り替えた場合の検出回路31による検出結果の推移に基づいてCPU34によりインターロックスイッチ36の異常を判定する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、機械接点の異常検知装置及び異常検知方法に関するものである。
従来、電子機器では、電源のON/OFFや動作モードに応じた回路の選択等に機械接点が用いられている。
また、従来、例えば特許文献1に記載されているように、オペレータが筐体に設けられた開閉ドアを開けて点検や部品交換等を行う複写機において、ドアの開閉状態に応じてドア近傍の負荷への電力供給を、機械接点を用いて停止させることが提案されている。
また、インターロック回路のリレーを介して負荷に給電するに際し、インターロックリレーを介して電源に接続される負荷量に対応した参照値を設定しておき、インターロックスイッチによる前記リレーへのオン指示信号の供給/遮断の切換りからの、それに応答したリレーの接点のオン/オフの切換りの遅延を検出し、前記リレーは2回路を開閉し、各回路のオン/オフの切換りの遅延順の逆転を検知してリレー接点異常を報知することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、機械接点を使用する際には、アーク放電が繰り返し発生する場合があり、シリコン雰囲気中で機械接点がアーク放電を繰り返すと、アーク放電の熱でシリコンが酸化して接点に酸化ケイ素が付着堆積し、接触不良の原因になることが知られている。
また、複写機やプリンタ等では、画像形成に用いるトナーに含まれるシリコンがフューザの熱により揮発するため、インターロックスイッチ回路はシリコン雰囲気中で動作することになり、インターロックスイッチの接点に酸化ケイ素が付着堆積することになる。
従来、機械接点の負荷側に供給される電力に応じた電圧値を直接又はリレー接点を介して取得し、取得した電圧値が所定値を超えたか否かによって機械接点の開閉を検出して機械接点の異常を検知する方法がとられている。
特開2003−320731公報 特開2003−7186公報
しかしながら、上記従来の技術では、機械接点が使用限界を超えた場合には異常として検知できるが、機械接点が接触不良を起こし使用限界に至る以前には、異常として検知することができない、という問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、接触不良を含む異常を検知することができる機械接点の異常検知装置及び異常検知方法を提供することが目的である。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、負荷に対する駆動電力を供給状態及び遮断状態に相互に切り替える機械接点の異常を検知する異常検知装置であって、前記負荷に供給される駆動電力の電圧レベルを検出する検出手段と、前記機械接点により前記負荷に対する駆動電力を遮断状態から供給状態に切り替えた場合の前記検出手段の検出結果の推移に基づいて前記機械接点の異常を判定する判定手段と、前記判定手段により異常と判定された場合にその旨を報知する報知手段と、を備えている。
請求項1記載の発明によれば、機械接点により負荷に対する駆動電力を供給状態及び遮断状態に相互に切り替えるに際し、負荷に供給される駆動電力の電圧レベルを検出手段により検出し、前記機械接点により前記負荷に対する駆動電力を遮断状態から供給状態に切り替えた場合の前記検出手段による検出結果の推移に基づいて判定手段により前記機械接点の異常を判定するようにしているので、接触不良を含む異常を検知することができる。
すなわち、請求項1記載の発明では、機械接点が接触不良を起こしている場合、駆動電力の供給開始直後の電圧レベルの推移が変化することに着目し、電圧レベルの推移に基づいて機械接点の異常を判定している。これにより、確実に機械接点の接触不良を含む異常を検知することができる。
また、機械接点が異常であると判定した場合に報知手段により報知するようにしているので、機械接点の異常に迅速に対応することができる。
なお、報知手段としては、液晶表示装置やセグメントLED等、画像や文字を表示可能な表示装置、音声を再生可能なスピーカ、ブザー、点滅・点灯するLEDやランプ等を適用してもよい。また、有線、無線による通信を行う通信装置を適用し、外部の端末に情報を送信して通知してもよい。
また、本発明は、請求項2記載の発明のように、前記推移を、電圧レベルが第1の閾値を超えてから当該第1の閾値よりも大きい第2の閾値を超えるまでの時間とすることができる。
さらに、請求項2記載の発明において、請求項3記載の発明のように、前記検出手段は、前記駆動電力の電圧レベルと前記第1の閾値及び第2の閾値との比較結果をそれぞれ検出結果として導出し、前記判定手段は、前記時間が予め定められた時間を超えた場合に前記機械接点を異常と判定するようにしてもよい。
また、本発明は、請求項4記載の発明のように、前記機械接点が正常である状態で前記機械接点により前記負荷に対する駆動電力を遮断状態から供給状態に切り替えた場合に得られる前記検出結果の推移が正常時データとして予め記憶された記憶手段を更に備え、前記判定手段は、前記検出結果の推移と前記正常時データとを比較して、所定以上の差がある場合に前記機械接点を異常と判定する構成としてもよい。
さらに、上記課題を解決するために、請求項5記載の発明は、負荷に対する駆動電力を供給状態及び遮断状態に相互に切り替える第1の機械接点の異常を検知する異常検知装置であって、前記第1の機械接点を介して負荷に供給される駆動電力の電圧レベルを検出する第1の検出手段と、前記第1の機械接点と連動するように制御され、切り替え時にアーク放電が生じない大きさの電力を供給状態及び遮断状態に相互に切り替える第2の機械接点と、前記第2の機械接点を介して供給される電力の電圧レベルを検出する第2の検出手段と、前記第1の機械接点により前記負荷に対する駆動電力を遮断状態から供給状態に切り替えた場合の前記第1の検出手段と前記第2の検出手段とによりそれぞれ得られた検出結果の推移同士を比較して、所定以上の差がある場合に前記機械接点を異常と判定する判定手段と、前記判定手段により異常と判定された場合にその旨を報知する報知手段と、を備えている。
請求項5記載の発明によれば、第1の機械接点と連動するように制御される第2の機械接点を備えており、当該第2の機械接点を介して供給される電力はアーク放電が生じない大きさの電力とされているため、第1の機械接点に接触不良が生じた場合であっても第2の機械接点には接触不良が生じない。
したがって、接触不良が生じない第2の機械接点を介して供給される電力と第1の機械接点を介して供給される電力の電圧レベルの変化を比較することにより、接触不良を確実に検出することができる。
請求項5記載の発明は、請求項6記載の発明のように、前記第2の機械接点は、前記第1の機械接点よりも低い電位にプルアップする構成としてもよい。
一方、上記課題を解決するために、請求項7記載の発明は、負荷に対する駆動電力を供給状態及び遮断状態に相互に切り替える機械接点の異常を検知する異常検知方法であって、前記負荷に供給される駆動電力の電圧レベルを検出し、前記機械接点により前記負荷に対する駆動電力を遮断状態から供給状態に切り替えた場合の前記検出結果の推移に基づいて前記機械接点の異常を判定する。
請求項7記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様に作用するので、請求項1記載の発明と同様、接触不良を含む異常を検知することができる。
さらに、上記課題を解決するために、請求項8記載の発明は、負荷に対する駆動電力を供給状態及び遮断状態に相互に切り替える第1の機械接点の異常を検知する異常検知方法であって、前記第1の機械接点を介して負荷に供給される駆動電力の電圧レベルを検出すると共に、前記第1の機械接点と連動するように制御され、切り替え時にアーク放電が生じない大きさの電力を供給状態及び遮断状態に相互に切り替える第2の機械接点を介して供給される電力の電圧レベルを検出して、前記第1の機械接点により前記負荷に対する駆動電力を遮断状態から供給状態に切り替えた場合の前記第1の検出手段と前記第2の検出手段とによりそれぞれ得られた検出結果の推移同士を比較して、所定以上の差がある場合に前記機械接点を異常と判定する。
請求項8記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様に作用するので、請求項1記載の発明と同様、接触不良を含む異常を検知することができる。
以上説明した如く本発明は、負荷に対する駆動電力を供給状態及び遮断状態に相互に切り替える機械接点の異常を検知するに際し、前記負荷に供給される駆動電力の電圧レベルを検出し、前記機械接点により前記負荷に対する駆動電力を遮断状態から供給状態に切り替えた場合の前記検出結果の推移に基づいて前記機械接点の異常を判定するので、接触不良を含む異常を検知することができる、という優れた効果を有する。
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施の形態について詳細に説明する。まず、図1は、本実施の形態に係る画像形成装置10の外観を示す正面図である。
同図に示されるように、画像形成装置10は、3つの用紙トレイ11、13、15が向かって手前方向に引き出し可能に構成されている。また、画像形成装置10の上面には、原稿読取部24が形成されており、セットされた原稿を示す画像データを取得可能になっている。さらに、画像形成装置10の側面には、排出トレイ20が突設されており、装置外へ排出された画像形成済みの用紙が載置される。
また、同図に示されるように、画像形成装置10本体の用紙トレイ11、13、15の上方には、フロントドア28が画像形成装置10本体に対して一辺が固定され、当該固定された一辺を軸として回転することにより開閉可能に設けられている。当該フロントドア28は、メンテナンスや消耗部品の交換を行う場合等に開放され、画像形成装置10の本体内部が露出する。
図2は、本実施の形態に係る画像形成装置10の構成を示す概略図である。
この画像形成装置10は、感光体ドラム2を中心として構成された画像形成部12を備えており、感光体ドラム2の回転方向に沿って、帯電器3、記録ヘッド4、現像器5、転写ローラ6、クリーナ7、イレーズランプ(図示省略)等が順に配設されている。感光体ドラム2の周面が帯電器3によって一様に帯電された後、記録ヘッド4によって光ビームが照射されて潜像が形成され、この潜像が現像器5によってトナー現像されてトナー像となる。また、画像形成部12の下方に配設された用紙トレイ11、13、15の何れかに積層して収容された用紙が1枚ずつ搬送経路(図1において点線で示す経路)に沿って搬送されて感光体ドラム2と転写ローラ6とのニップ部に搬送されてくるようになっており、感光体ドラム2上のトナー像は、転写ローラ6によって、用紙に転写される。なお、転写後に感光体ドラム2に残留しているトナーはクリーナ7によって除去され、感光体ドラム2は、イレーズランプ(図示省略)によって除電された後、再び帯電器3によって帯電されて同様の処理を繰り返す。
一方、トナー像が転写された用紙は、定着器8に搬送されて定着処理が施される。定着器8には、加熱ローラ8A及び加圧ローラ8Bが設けられており、加熱ローラ8Aは、内部に設けられた不図示のヒータにより加熱され、加圧ローラ8Bは加熱ローラ8Aと一点で圧接するように設けられており、加熱ローラ8Aと加圧ローラ8Bとは同期して回転するようになっている。これにより、定着器8に搬送された用紙は加熱ローラ8A及び加圧ローラ8Bにより挟持搬送されながら、用紙表面のトナーが溶融して用紙に圧着されることによりトナー像が用紙に定着されて、所望の画像が形成される。
このようにして画像が形成された用紙は、用紙の搬送経路に沿って設けられた搬送ローラ22により排出トレイ20へ送り出される。
また、同図に示されるように、原稿読取部24には、トレイ26が備えられており、当該トレイ26に載置された原稿を1枚ずつ搬送しながら不図示のスキャナにより原稿に形成された画像情報を読み取るようになっている。
さらに、原稿読取部24と画像形成部12との間には、制御部14が設けられている。当該制御部14は、不図示の操作部やネットワーク回線等を介して入力された画像形成指示に応じて適宜画像形成部12及び原稿読取部24を制御して動作させるための回路や機器等が収容されている。
また、制御部14には、画像形成部12及び原稿読取部24の上述した各部位に対して電源部38(同図では図示省略、図3参照)からの電力を、駆動電力を必要とする各部位に供給するための駆動回路30も含まれている。
図3は、本実施の形態に係る制御部14を中心とした電源供給に関する電気的なブロック図である。同図に示されるように、駆動回路30は、CPU34、電源部38及び各部位とそれぞれ接続されている。CPU34には、メモリ18も接続されており、CPU34では、メモリ18をワークエリアとして用いて電源供給回路30を介して電源部38から各部位への駆動電力の供給を制御する。
また、画像形成装置10には、上記フロントドア28の開閉状態に応じて、フロントドア28が開放されると開放され、フロントドア28が閉止されると閉止されるように作動する機械接点からなるインターロックスイッチ36が設けられている。
当該インターロックスイッチ36は、電源部38と駆動回路30との間に設けられ、前記フロントドア28が開放されている場合には、事故防止のために、画像形成装置10の動作状態に拘らず上述した各部位が作動することを禁止するように上記電源部38から駆動回路30への駆動電力の供給を遮断する。
また、CPU34は、画像形成装置10の操作部に設けられた表示パネル16(図1及び図2では図示省略)とも接続されており、表示パネル16への情報の表示についても制御部14により制御される。
ところで、本実施の形態では、CPU34により、インターロックスイッチ36の劣化の度合いを検知して表示パネル16を用いて報知することにより、事故の発生等を未然に防止するようにしている。
図4には、本実施の形態に係るインターロックスイッチ36の劣化度合いを検知するための検出回路31の構成が概略的に示されている。同図に示されるように、インターロックスイッチ36の一端は、電源部38と接続されており、他端は、各部位(以下、各部位を総称する場合は「負荷」という)40を介して接地されると共に、点Aで分岐されてコンパレータ50B、50Cの入力端にそれぞれ接続されている。
コンパレータ50Bの基準電圧の入力端は、抵抗R1を介して電源部38と接続されて24Vにプルアップされると共に、抵抗R2を介して接地されている。したがって、コンパレータ50Bの基準電圧Vbは、抵抗R1及び抵抗R2、及びプルアップ電圧V(同図に示す例では、+24V)を用いると、以下の(1)式により示される。
Vb=V×R2/(R1+R2) ・・・(1)
また、コンパレータ50Cの基準電圧の入力端は、抵抗R3を介して電源部38と接続されて24Vにプルアップされると共に、抵抗R4を介して接地されている。したがって、コンパレータ50Cの基準電圧Vcは、抵抗R3及び抵抗R4、及びプルアップ電圧V(同図に示す例では、+24V)を用いると、以下の(2)式により示される。
Vc=V×R4/(R3+R4) ・・・(2)
ここで、コンパレータ50Bの基準電圧Vbは、コンパレータ50Cの基準電圧Vcよりも低く設定されており、抵抗値R1、R2、R3、R4は、以下の(3)式に示す条件を満たすように設定されている。
R2/(R1+R2)<R4/(R3+R4) ・・・(3)
一方、コンパレータ50B、50Cの出力端は、それぞれ抵抗R5、R6を介して3.3Vにプルアップされると共に、CPU34に接続されている。
なお、コンパレータ50BからCPU34に入力される信号(以下、「B入力信号」という)及びコンパレータ50CからCPU34に入力される信号(以下、「C入力信号」という)は、それぞれ基準電圧Vb、Vcよりも点Aの電圧レベルVaの方が高い場合にはHIGHとなり、基準電圧Vb、Vcよりも点Aの電圧レベルVaの方が低い場合にはLOWとなる。
以下、本第1の実施の形態の作用について説明する。
画像形成装置10では、不図示の操作部を介して入力されるユーザからの指示に基づいて原稿読取部24による原稿画像の読取及び画像形成部12による読み取った原稿画像の印刷が実行される。
一方、フロントドア28が開放されると、インターロックスイッチ36が開放され、CPU34による原稿読取部24及び画像形成部12の制御状態に拘らず、原稿読取部24及び画像形成部12に対する電源供給を強制的に遮断される。
ここで、図6には、インターロックスイッチ36の開閉動作による点Aの電圧Va、B入力信号及びC入力信号の状態がそれぞれタイムチャートとして示されている。
同図に示されるように、正常時には、インターロックスイッチ36が閉止すると、すぐに負荷40に印加される電圧(すなわち、点Aの電圧Va)が高くなり、負荷40が正常に動作可能になる。
一方、異常時には、インターロックスイッチ36が閉じているものの接触不良を起こしているためにインターロックスイッチ36が閉止しても点Aの電圧Vaが安定しない。したがって、負荷40に印加される電圧はある程度のレベルまではすぐに到達するものの負荷40の正常な作動電圧レベルに到達するまでの時間が長くなる。
そこで、上記コンパレータ50Bの基準電圧Vbを、インターロックスイッチ36が接触不良を起こしていてもすぐに到達可能な電圧レベルを設定すると共に、コンパレータ50Cの基準電圧Vcを、負荷40が正常に作動可能な電圧レベルを設定しておくことで、点Aの電圧Vaが基準電圧Vbを超えた時点から基準電圧Vcを超えるまでの時間Xに基づいて異常が発生する傾向を検出することができる。なお、本実施の形態では、当該時間Xが所定値Pよりも大きくなった場合に、異常が発生する傾向とみなす。
なお、所定値Pは、実機を用いた実験や実機の仕様に基づくシミュレーション等により求められた、実際には異常が発生していないが異常が発生する傾向にあるとみなせる値を適宜設定しうる。
図5は、画像形成装置10の電源がONされており、かつC入力信号がLOWである場合に、制御部14のCPU34により所定期間毎に実行される劣化検知処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、以下、同図を参照して本実施の形態に係る劣化検知処理について説明する。
まず、ステップ212では、B入力信号のHIGHへの切り替わり待ちを行い、次のステップ214では、CPU内蔵のタイマによる計時を開始した後に、ステップ216に移行する。
ステップ216では、C入力信号のHIGHへの切り替わり待ちを行い、次のステップ218では、この時点での計時時間Xをメモリ18に保持した後にステップ220に移行する。
ステップ220では、メモリ18に保持した計時時間Xが所定値Pよりも大きいか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合はインターロックスイッチ36に異常が発生する傾向にあると判断し、ステップ222に移行して、表示パネル16にエラーとして報知し、その後に本劣化検知処理を終了する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、画像形成装置10において、フロントドア28が開放されている場合に画像形成部12(負荷40)に対する駆動電力を供給状態及び遮断状態に相互に切り替えるインターロックスイッチ36の異常を検知するに際し、負荷40に供給される駆動電力の電圧レベルを検出回路31により検出し、インターロックスイッチ36の動作により負荷40に対する駆動電力が遮断状態から供給状態に切り替えられた場合の検出回路31による検出結果の推移に基づいてCPU34によりインターロックスイッチ36の異常を判定するようにしているので、接触不良を含む異常を検知することができる。
また、インターロックスイッチ36が異常であると判定した場合に表示パネル16により報知するようにしているので、インターロックスイッチ36の異常に迅速に対応することができる。
なお、本実施の形態では、表示パネル16を用いて報知する形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、液晶表示装置やセグメントLED等、画像や文字を表示可能な表示装置の他、音声を再生可能なスピーカ、ブザー、点滅・点灯するLEDやランプ等を適用してもよい。また、有線、無線による通信を行う通信装置を適用し、外部の端末に情報を送信して通知してもよい。
特に、本実施の形態では、検出回路31において、駆動電力の電圧レベルを、2つのコンパレータ50B、50Cによりそれぞれ基準電圧Vb,Vcと比較し、この比較結果を検出結果として導出し、CPU34により、電圧レベルが小さい方の基準電圧Vbを超えてから、大きい方の基準電圧Vcを超えるまでの時間が予め定められた時間Pを超えた場合にインターロックスイッチ36を異常と判定しているので、簡単な構成により、負荷40に印加される電力の電圧レベルVaの推移に基づいて、接触不良を含むインターロックスイッチ36の異常を検知することができる。
なお、本実施の形態では、負荷40がインターロックスイッチ36を介して電源部38と接続され、24Vにプルアップされている検出回路31を適用した形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図7に検出回路60として示されるように、インターロックスイッチ36を閉止することにより負荷40に接続されたリレースイッチ42を作動させて負荷40に駆動電力を供給する形態とすることもできる。更に、B点も同時に電圧を監視すれば、その検知はより正確になる。
また、本実施の形態では、基準電圧の異なる2つのコンパレータ50B,50Cを用いてインターロックスイッチ36に異常が発生する傾向があることを判断する形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、インターロックスイッチ36が正常である状態でインターロックスイッチ36により負荷40に対する駆動電力を遮断状態から供給状態に切り替えた場合の電圧Vaの推移(例えば、図6の正常時のVaの電圧波形)を正常時データとしてメモリ18に予め記憶しておき、図8(A)の検出回路62及び(B)の検出回路64に示されるように、インターロックスイッチ36の負荷側を点Aで分岐させて点Aの電圧Vaに応じた電圧をオペアンプ54により構成されるボルテージフォロアを介してCPU34に入力するように構成してもよい。これにより、CPU34でメモリ18に予め記憶された正常時データと実際に検出された点Aの電圧Vaの推移とを比較することにより、所定以上の差があるか否かによってインターロックスイッチ36に異常が発生する傾向があるか否かを判断することもできる。
なお、この場合、検出回路62に示されるように、A/D変換器48を介して点Aの電圧Vaに応じた電圧をデジタルデータに変換してCPU34に入力してもよいし、検出回路64に示されるように、A/D変換器48を介さずにCPU34のアナログ入力ポートを用いて入力するようにしてもよい。
また、検出回路62に示されるように、抵抗R7及びコンデンサC1等を用いてフィルタ回路を構成してもよいし、検出回路64に示されるように、インターロックスイッチ36と抵抗R8、R9により分圧してCPU34に印加される電圧を抑えてもよい。さらに、検出回路64に示されるように、ダイオードD1を介してオペアンプ54の入力端を3.3Vに接続させることで、オペアンプ54及びCPU34に過剰な電圧が印加されることを防止する構成としてもよい。
なお、CPU34では、異常を検知してもよいし、異常が発生する傾向があるかを検知してもよい。どちらの状態を検知するかは、所定値Pの値を適宜調整することにより選択することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
上記第1の実施の形態では、インターロックスイッチ36を閉止した後、負荷40に印加される電圧レベル(Va)が2つの異なる電圧レベル(Vb,Vc)となるまでの時間の時間差(X)に基づいてインターロックスイッチ36に異常が発生する傾向があるか否かを判定する形態について説明したが、本第2の実施の形態では、異なる条件下で互いに同期して作動する2つのスイッチを用いて異常が発生する傾向があるか否かを判定する形態について説明する。
なお、本第2の実施の形態に係る画像形成装置の構成は、上記第1の実施の形態に係る画像形成装置10の構成(図1乃至図3参照)と同様であるので、図示及びここでの説明を省略する。
図9には、本第2の実施の形態に係るインターロックスイッチ36の劣化度合いを検知するための検出回路70の構成が概略的に示されている。同図に示されるように、インターロックスイッチ36の一端は、電源部38と接続されており、他端は、各部位(以下、各部位を総称する場合は「負荷」という)40を介して接地されると共に、点Aで分岐されてツェナーダイオードZ1及びレシーバ52Aを介してCPU34に接続されている。
また、本実施の形態では、インターロックスイッチ36と同期してON/OFFが切り替えられるダミースイッチ46が設けられており、当該ダミースイッチ46の一端は、上記インターロックスイッチ36と同様、電源部38に接続されている。また、ダミースイッチ46の他端は、ダミー負荷44を介して接地されると共に、点Dで分岐されてツェナーダイオードZ2及びレシーバ52Dを介してCPU34に接続されている。
これにより、インターロックスイッチ36及びダミースイッチ46が閉止している場合には、負荷40及びダミー負荷44に駆動電力が供給されると共にツェナーダイオードZ1、Z2によりレベルシフトされた電圧がレシーバ52A、52Dにかかる。
ここで、図10には、レシーバ52A、52Dの出力特性が一例として示されている。同図に示されるように、レシーバ52A、52Dは、入力電圧VINの電圧レベルの変化に応じてHIGHレベル又はLOWレベルの出力電圧VOUTを出力するようになっている。さらに、入力電圧VINが徐々に高くなるように変化する場合には入力電圧レベルが閾値VPに達すると出力電圧VOUTがLOWレベルとなり、入力電圧VINが徐々に低くなるように変化する場合には入力電圧レベルが閾値VNに達すると出力電圧VOUTがHIGHレベルとなる。すなわち、レシーバ52A、52Dは、ヒステリシスを持った構成となっており、2つの閾値VP、閾値VNの差はヒステリシス電圧VHと呼ばれる。
ところで、本実施の形態では、上記ダミー負荷44は、ダミースイッチ46においてアーク放電が発生しないような負荷が適用されており、このため、ダミースイッチ46においては、シリコン雰囲気中でON/OFF動作を行っても酸化ケイ素の堆積による接触不良が発生しない。
したがって、CPU34には、正常に動作するダミースイッチ46の下流側の点Dにおける電圧Dに基づく信号と、酸化ケイ素の付着により経時的に劣化する恐れがあるインターロックスイッチ36の下流側の点Aにおける電圧Aに基づく信号と、が入力される。
なお、アーク放電は、スイッチにかかる電圧が少ないほど発生しにくいことが知られており、上記負荷44としては、アーク放電が発生しない駆動電力のものを適用しうる。当該アーク放電が発生しない電圧は、実機を用いた実験や実機の仕様に基づくコンピュータシミュレーション等により得ることができる。
図11には、インターロックスイッチ36の正常時と異常時とにおけるインターロックスイッチ36の作動状態に応じた点Aの電圧A、レシーバ52A及びレシーバ52Dの出力がそれぞれ示されている。同図に示されるように、正常時においては、インターロックスイッチ36が閉止するとすぐに電圧Aが上昇するため、レシーバ52Dの出力がHIGHになるタイミングT1とレシーバ52Aの出力がHIGHになるタイミングT2とはほぼ同時となる。
一方、同図に示されるように、インターロックスイッチ36に接触不良等が発生している異常時には、レシーバ52Aの出力がHIGHになるタイミングT2は正常時のタイミングT2よりも遅れる。すなわち、インターロックスイッチ36の異常時には、インターロックスイッチ36が閉止してもしばらくの間は負荷40に印加される電圧Aが安定せず、負荷40に印加される電圧Aはある程度のレベルまではすぐに到達するものの負荷40の正常な作動電圧レベルに到達するまでの時間が長くなる。
また、ダミースイッチ46はアーク放電が起こらない電力を要するダミー負荷44と接続されているため、インターロックスイッチ36には酸化ケイ素の堆積による接触不良が起こっても、ダミースイッチ46は正常に作動する。このため、インターロックスイッチ36の異常時であってもレシーバ52Dの出力がHIGHになるタイミングT1は変わらない。
したがって、CPU34では、インターロックスイッチ36及びダミースイッチ46を同時に閉止したときの、レシーバ52Dの出力がHIGHになるタイミングT1とレシーバ52Aの出力がHIGHになるタイミングT2がそれぞれ検出され、検出されたタイミングT1及びT2の差に基づいてインターロックスイッチ36の劣化度合いを検出する。
以下、本第2の実施の形態の作用について説明する。
図12は、画像形成装置10の電源がONされており、かつ各レシーバ52A、52Dの出力がそれぞれLOWである場合に、制御部14のCPU34により所定期間毎に実行される劣化検知処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、以下、同図を参照して本実施の形態に係る劣化検知処理について説明する。
まず、ステップ262では、レシーバ52D出力のHIGHへの切り替わり待ちを行い、次のステップ264では、CPU内蔵のタイマによる計時を開始した後に、ステップ266に移行する。
ステップ266では、レシーバ52A出力のHIGHへの切り替わり待ちを行い、次のステップ268では、この時点での計時時間Yをメモリ18に保持した後にステップ270に移行する。
すなわち、計時時間Yは、レシーバ52D出力がHIGHに切り替わったタイミングT1とレシーバ52A出力がHIGHに切り替わったタイミングT2との差を示すことになる。なお、上述したように、このT1とT2との差Yは、正常時にはほぼ0に等しく、インターロックスイッチ36に酸化ケイ素が堆積し始めると差Yが大きくなってくる(図11参照)。
そこで、本第2の実施の形態では、当該時間Yが所定値Qよりも大きくなった場合に、異常が発生する傾向とみなすようにしている。なお、所定値Qは、実機を用いた実験や実機の仕様に基づくシミュレーション等により求められた、実際には異常が発生していないが異常が発生する傾向にあるとみなせる値を適宜設定しうる。
ステップ270では、メモリ18に保持した計時時間Yが所定値Qよりも大きいか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合はインターロックスイッチ36に異常が発生する傾向にあると判断し、ステップ272に移行して、表示パネル16にエラーとして報知し、その後に本劣化検知処理を終了する。
なお、ステップ270で否定判定となった場合は、ステップ272の処理を実行することなく、本劣化検知処理を終了する。
以上詳細に説明したように、本第2の実施の形態によれば、画像形成装置10において、フロントドア28が開放されている場合に画像形成部12(負荷40)に対する駆動電力を供給状態及び遮断状態に相互に切り替えるインターロックスイッチ36の異常を検知するに際し、負荷40に供給される駆動電力の電圧レベルを検出回路70により検出し、インターロックスイッチ36により負荷40に対する駆動電力を遮断状態から供給状態に切り替えた場合の検出回路70による検出結果の推移に基づいてCPU34によりインターロックスイッチ36の異常を判定するようにしているので、接触不良を含む異常を検知することができる。
また、機械接点が異常であると判定した場合に表示パネル16により報知するようにしているので、インターロックスイッチ36の異常に迅速に対応することができる。
なお、本実施の形態では、表示パネル16を用いて報知する形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、液晶表示装置やセグメントLED等、画像や文字を表示可能な表示装置の他、音声を再生可能なスピーカ、ブザー、点滅・点灯するLEDやランプ等を適用してもよい。また、有線、無線による通信を行う通信装置を適用し、外部の端末に情報を送信して通知してもよい。
特に、本実施の形態では、検出回路70において、インターロックスイッチ36と連動するように制御され、切り替え時にアーク放電が生じない大きさの電力を供給状態及び遮断状態に相互に切り替えるダミースイッチ46を有し、当該ダミースイッチ46により電力を遮断状態から供給状態に切り替えた場合に供給される電力(点Dの電力)の電圧レベルを検出するためのツェナーダイオードZ2及びレシーバ52Dを更に備え、CPU34では、レシーバAの出力の推移とレシーバDの出力の推移とを比較して、所定以上の差がある場合にインターロックスイッチ36を異常と判定する構成としているので、接点への酸化ケイ素の付着堆積による接触不良を異常として検知することができる。
なお、本第2の実施の形態では、別個に設けられたインターロックスイッチ36とダミースイッチ46との動作を同期させると共に、ダミー負荷44を介してダミースイッチ46を接地する構成の検出回路70を適用した形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図13に示される検出回路72のように、インターロックスイッチ36とダミースイッチ46とを連動スイッチ37により構成してもよい。これにより、制御が容易になる。
また、図14に示される検出回路74のように、ダミースイッチ46をインターロックスイッチ36よりも低い電圧レベルであり、アーク放電が発生しない電圧レベル(同図では、3.3V)にプルアップして、抵抗R17、R18及びコンデンサC3等により構成されるフィルタを介してレシーバ52Dに接続することで、ダミー負荷44を省略することができる。
なお、同図では、インターロックスイッチ36とダミースイッチ46とを連動スイッチ37により構成した形態について示したが、図9に示したように別個のスイッチにより構成してもよい。
また、抵抗R17、R18及びコンデンサC3等により構成されるフィルタ回路は省略してもよい。
なお、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、画像形成装置10のフロントドア28の開閉に応じてシリコン雰囲気中で開放又は閉止が制御されるインターロックスイッチ36の異常検知に本発明を適用した形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、あらゆる機械接点の異常検知に適用しうることはいうまでもない。
第1の実施の形態に係る画像形成装置の外観を示す正面図である。 第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 第1の実施の形態に係る制御部を中心とした電源供給に関する電気的なブロック図である。 第1の実施の形態に係る検出回路の概略構成を示す図である。 第1の実施の形態に係る劣化検知処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るインターロックスイッチ閉止時の電圧の推移を示すタイムチャートである。 検出回路の他の構成例を示す概略図である。 検出回路の他の構成例を示す概略図である。 第2の実施の形態に係る検出回路の概略構成を示す図である。 第2の実施の形態に係る検出回路に設けられたレシーバの出力特性を示す図である。 第2の実施の形態に係るインターロックスイッチ閉止時の電圧の推移を示すタイムチャートである。 第2の実施の形態に係る劣化検知処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 検出回路の他の構成例を示す概略図である。 検出回路の他の構成例を示す概略図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 画像形成部
14 制御部
16 表示パネル(報知手段)
18 メモリ(記憶手段)
24 原稿読取部
28 フロントドア
30 電源供給回路
31 検出回路(検出手段)
34 CPU(判定手段)
36 インターロックスイッチ(機械接点)
37 連動スイッチ
38 電源部
40 負荷
42 リレースイッチ
44 ダミー負荷
46 ダミースイッチ
48 A/D変換器
50B コンパレータ
50C コンパレータ
52A レシーバ(第1の検出手段)
52D レシーバ(第2の検出手段)
54 オペアンプ

Claims (8)

  1. 負荷に対する駆動電力を供給状態及び遮断状態に相互に切り替える機械接点の異常を検知する異常検知装置であって、
    前記負荷に供給される駆動電力の電圧レベルを検出する検出手段と、
    前記機械接点により前記負荷に対する駆動電力を遮断状態から供給状態に切り替えた場合の前記検出手段の検出結果の推移に基づいて前記機械接点の異常を判定する判定手段と、
    前記判定手段により異常と判定された場合にその旨を報知する報知手段と、
    を備えた機械接点の異常検知装置。
  2. 前記推移が、電圧レベルが第1の閾値を超えてから当該第1の閾値よりも大きい第2の閾値を超えるまでの時間であることを特徴とする請求項1記載の機械接点の異常検知装置。
  3. 前記検出手段は、前記駆動電力の電圧レベルと前記第1の閾値及び第2の閾値との比較結果をそれぞれ検出結果として導出し、
    前記判定手段は、前記時間が予め定められた時間を超えた場合に前記機械接点を異常と判定することを特徴とする請求項2記載の機械接点の異常検知装置。
  4. 前記機械接点が正常である状態で前記機械接点により前記負荷に対する駆動電力を遮断状態から供給状態に切り替えた場合に得られる前記検出結果の推移が正常時データとして予め記憶された記憶手段を更に備え、
    前記判定手段は、前記検出結果の推移と前記正常時データとを比較して、所定以上の差がある場合に前記機械接点を異常と判定することを特徴とする請求項1記載の機械接点の異常検知装置。
  5. 負荷に対する駆動電力を供給状態及び遮断状態に相互に切り替える第1の機械接点の異常を検知する異常検知装置であって、
    前記第1の機械接点を介して負荷に供給される駆動電力の電圧レベルを検出する第1の検出手段と、
    前記第1の機械接点と連動するように制御され、切り替え時にアーク放電が生じない大きさの電力を供給状態及び遮断状態に相互に切り替える第2の機械接点と、
    前記第2の機械接点を介して供給される電力の電圧レベルを検出する第2の検出手段と、
    前記第1の機械接点により前記負荷に対する駆動電力を遮断状態から供給状態に切り替えた場合の前記第1の検出手段と前記第2の検出手段とによりそれぞれ得られた検出結果の推移同士を比較して、所定以上の差がある場合に前記機械接点を異常と判定する判定手段と、
    前記判定手段により異常と判定された場合にその旨を報知する報知手段と、
    を備えた機械接点の異常検知装置。
  6. 前記第2の機械接点は、前記第1の機械接点よりも低い電位にプルアップされていることを特徴とする請求項3記載の機械接点の異常検知装置。
  7. 負荷に対する駆動電力を供給状態及び遮断状態に相互に切り替える機械接点の異常を検知する機械接点の異常検知方法であって、
    前記負荷に供給される駆動電力の電圧レベルを検出し、
    前記機械接点により前記負荷に対する駆動電力を遮断状態から供給状態に切り替えた場合の前記検出結果の推移に基づいて前記機械接点の異常を判定する
    機械接点の異常検知方法。
  8. 負荷に対する駆動電力を供給状態及び遮断状態に相互に切り替える第1の機械接点の異常を検知する異常検知方法であって、
    前記第1の機械接点を介して負荷に供給される駆動電力の電圧レベルを検出すると共に、
    前記第1の機械接点と連動するように制御され、切り替え時にアーク放電が生じない大きさの電力を供給状態及び遮断状態に相互に切り替える第2の機械接点を介して供給される電力の電圧レベルを検出して、
    前記第1の機械接点により前記負荷に対する駆動電力を遮断状態から供給状態に切り替えた場合の前記第1の検出手段と前記第2の検出手段とによりそれぞれ得られた検出結果の推移同士を比較して、所定以上の差がある場合に前記機械接点を異常と判定する
    機械接点の異常検知方法。
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