JP2007076718A - プルリング付き注出口 - Google Patents

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Katsumi Kameda
克巳 亀田
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Abstract

【課題】金型成形時に注出口の開封用溝が破断してしまうことのない注出口を提供する。
【解決手段】 金型成形時、遮蔽部及び遮蔽部の外周に形成され遮蔽部を開封するための開封用溝が、破断しないよう、前記遮蔽部11の下面に下方に向けて凸状の突起7を形成することにより、遮蔽部の上面と、遮蔽部の下面と、にかかる力を均衡させたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明はノズル内部にプルリングを有する注出口に関する。
従来、図9に示すようにプルリング付き注出口(注出口1)を取り付けた容器10が広く使用されている。この注出口1は、筒状のノズル部4と、その下部に位置し、容器2と注出口1とを貼着するためのフランジ部5と、ノズル部4の内部を遮蔽する遮蔽部11と、この遮蔽部11の一部を容易に開封しうるように設けられたプルリング3とを備えており、ノズル部4にキャップ2を螺着する構成となっている。このような注出口1は、通常、複数の金型で注出口の形状となる空間を形成し、この空間内に溶融樹脂を流し込み一体成形する(例えば特許文献1)。
特開2002−240846号公報
上述の注出口1は、プルリング3による初期開封が容易に行えることが望ましく、そのため、遮蔽部11を切断するための溝(開封用溝)の厚さを極力薄くすることが望ましい。しかし、開封用溝あまり薄くすると、金型での成形時に遮蔽部にかかる金型からの引張り力により遮蔽部及び開封用溝が破断してしまう恐れがある。
本発明は上記課題を解決し、金型成形時に注出口1の開封用溝が破断してしまうことのない注出口1を提供するため、請求項1に記載の発明は、複数の金型により一体成形される、円筒状のノズル4と、ノズル4内を遮蔽する遮蔽部11と、遮蔽部11から支柱部9を介して連結する初期開封用のプルリング3と、を有する注出口1において、金型成形時、前記遮蔽部11及び遮蔽部11の外周に形成され遮蔽部11を開封するための開封用溝12が、破断しないよう、前記遮蔽部11の下面に下方に向けて凸状の突起7を形成することにより、遮蔽部11の上面と、遮蔽部11の下面と、にかかる力を均衡させたことを特徴とするプルリング付き注出口である。
また、複数の金型により一体成形される、円筒状のノズルと、ノズル内を遮蔽する遮蔽部と、遮蔽部から支柱部を介して連結する初期開封用のプルリングと、を有する注出口において、金型成形時、前記遮蔽部及び遮蔽部の外周に形成された遮蔽部を開封するための開封用溝が、破断しないよう、前記遮蔽部の下面から上方へ向かって凹部を形成することにより、遮蔽部の上面と、遮蔽部の下面と、にかかる力を均衡させたことを特徴とするプルリング付き注出口である。
本発明によれば、注出口の金型成形時、前記遮蔽部及び遮蔽部の外周に形成された遮蔽部を開封するための開封用溝が、破断しないよう、前記遮蔽部の下面に凸状の突起を形成することにより、遮蔽部の上面と、遮蔽部の下面にかかる力を均衡させたことを特徴とするため、成形時に注出口の開封用溝が破断してしまうようなことがない。
さらには、金型成形時、前記遮蔽部及び遮蔽部の外周に形成された遮蔽部を開封するための開封用溝が、破断しないよう、前記遮蔽部の下面から上方へ向かって凹部を形成することにより、遮蔽部の上面と、遮蔽部の下面にかかる力を均衡させたことを特徴とするため、成形時に注出口の開封用溝が破断してしまうようなことがなく、さらに樹脂の使用量が少なくなり、冷却効率が上がる。よって、注出口の成形効率を高めることが可能となる。
本発明に係るプルリング付き注出口1は、図1に示すように、容器に形成された注出口取付穴を貫通して容器外に突出する円筒状のノズル4と、このノズル4の下端に、容器に貼り付けるための円盤状のフランジ5を有するとともに、ノズル4の内部を遮蔽する遮蔽部11と、遮蔽部11の上面から上方へ向かって形成された支柱部9を介して形成される初期開封用のプルリング3とを備えている。そして、ノズル4の外部表面には、キャップをネジ嵌合するためのネジ山6が形成されている。
さらには、図2に示すように、ノズル4の下方にはノズル4の直径よりやや大なる円周からなるストッパー8と、このストッパー8の下方には容器と注出口1とを貼着するための円形状のフランジ5と、を有する。このストッパー8と、フランジ5との間に容器の注出口取付穴の縁が固定され容器に貼着される。
そして、前記遮蔽部11の下面には、遮蔽部11を貫通しない程度の逆三角形状の切り込み(開封用溝12)が形成されており、注出口1の初期開封時にプルリング3を上方に引き上げることにより、遮蔽部11がこの開封用溝12にそって引き裂かれ初期開封が行われる。また、開封用溝12の円周の内側に形成された支柱部9の下面には、図3に示すように、凸状の突起7が下方に向けて形成されており、この突起7により後述する注出口1の金型成形時に、開封用溝11が破断してしまうことを防ぐことが可能となる。
注出口1は、金型20によって一体成形される。金型20は、図4に示すような複数の金型(A、B、C、D、E)で構成されており、成形すべき注出口1の形状に等しい成形空間15を形成する。
金型20のうち、金型Bは、左右に開閉可能な金型(スライドキャビティ)であって、ノズル4の外周面と、ネジ山6と、フランジ5の上面とを成形する。また、金型A,C(上部コア)は、上下方向に移動可能な金型であって、注出口1内部の遮蔽部11の上面、及びノズル4の内面、及び、プルリング3等を成形する。さらに、遮蔽部11の下面を形成する上下方向に移動可能な金型D(下部コア)と、金型E(ストリッパープレート)とを備え、溶融樹脂を導入するための通路であるスプルーSを、金型Aの内部に形成している。
これら複数の金型(A、B、C、D、E)によって形成される注出口1の成形空間15に、金型AのスプルーSより溶融樹脂を流し込み注出口1を成形した後、まず、金型Aを抜くとともにゲート部Gを切断する(図5a)。次に、左右の金型Bを抜く(図5b)。
その後、金型Cを引き抜く(図5c)が、このとき、金型Cの移動に伴い、プルリング3は斜め上方へ傾斜するとともに、楕円形に変形して金型C内面のくぼみkから抜け出す。そして、金型Dを抜くことにより、注出口を完成する。(図5d)
特に、金型Cを引き抜くとき、プルリングが金型Cとともにわずかに上方に引張られるとともに、プルリングを介して接続された支柱部が上方へと引き寄せられ、支柱部付近の開封用溝を破断してしまい、遮蔽部が開封してしまうという問題があった。
本発明においては、支柱部の下面に形成された下向きの突起7により、この問題を解決することが可能である。
すなわち、図6に示すように、支柱部9の下面に形成された下向きの突起7により、金型Dと、支柱部9との接触面積が増加し、摩擦力F2を増すため、金型Cの移動に伴いプルリング3を介して支柱部9に伝わる上方向への引張り力F1と、下向きの摩擦力F2とが均衡(F1=F2)して、互いの力を打ち消す効果がある。よって、金型Cの移動により支柱部9付近の開封用溝12が破断してしまうことがない。
図7は本発明の注出口1の別の例を示す図である。この場合、遮蔽部11の下面から上向きに支柱部9内にかけて形成される凹部13により、上述した場合と同様の効果を得ることが可能である。この場合、例えば、図8に示すように、前述同様複数の金型(A、B、C、D、E)により注出口1を成形後、金型Cが移動する際、支柱部9内に形成された凹部13により、金型Dとの接触面積が増加する。これに伴い、金型Dと凹部13の間に生じる摩擦力F2が飛躍的に増加する。
よって、金型Cの移動に伴い生じる、支柱部9を上向きに引張る引張り力F1と、金型Dと、凹部13との間に生じる摩擦力F2と、が均衡(F1=F2)して打ち消しあい、結果、金型Cの移動により開封用溝12が破断してしまうことがない。
さらには支柱部9の中心が空洞を形成するため、成形後の冷却時間が短縮され成形効率が向上する効果があるばかりでなく、成形のための樹脂量を少なくすることが可能である。
以上のように製造した注出口1を容器10に取り付けるには、キャップ2を取り付けた状態の注出口1を、容器10の注出口取付穴に、容器10の内側から挿入し、外側から超音波シール装置により容器10とフランジ5の接合面に超音波振動を付与して発熱させ、容器10表面の熱溶着性の層と、熱溶着性のフランジ5とを熱溶着させ、図9に示すような注出口付き容器を完成する。
上述の注出口1及びプルリング3の材料には、従来用いられる材料を適宜使用すればよく、例えば、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、ナイロン樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂等の樹脂を挙げることができる。
本発明のプルリング付き注出口を示す上方斜視図である。 本発明のプルリング付き注出口を示す断面図である。 本発明のプルリング付き注出口を示す下方斜視図である。 本発明のプルリング付き注出口を金型成形する際の説明図である。 本発明のプルリング付き注出口を金型成形する際の説明図である。 本発明のプルリング付き注出口を金型成形する際の説明図である。 本発明のプルリング付き注出口の別の例を示す断面図である。 図7に示すプルリング付き注出口を金型成形する際の説明図である。 本発明のプルリング付き注出口を容器に取り付けた例を示す上方斜視図である。
符号の説明
1 注出口
2 キャップ
3 プルリング
4 ノズル
5 フランジ
6 ネジ山
7 凸部
8 ストッパー
9 支柱部
10 容器
11 遮蔽部
12 開封用溝
13 凹部
15 成形空間
20 金型
A、B,C,D,E 金型
G ゲート
S スプルー
k プルリングを形成する金型Cのくぼみ

Claims (2)

  1. 複数の金型により一体成形される、円筒状のノズルと、ノズル内を遮蔽する遮蔽部と、遮蔽部から支柱部を介して連結する初期開封用のプルリングと、を有する注出口において、金型成形時、前記遮蔽部及び遮蔽部の外周に形成された遮蔽部を開封するための開封用溝が、破断しないよう、前記遮蔽部の下面に凸状の突起を形成することにより、遮蔽部の上面と、遮蔽部の下面にかかる力を均衡させたことを特徴とするプルリング付き注出口。
  2. 複数の金型により一体成形される、円筒状のノズルと、ノズル内を遮蔽する遮蔽部と、遮蔽部から支柱部を介して連結する初期開封用のプルリングと、を有する注出口において、金型成形時、前記遮蔽部及び遮蔽部の外周に形成された遮蔽部を開封するための開封用溝が、破断しないよう、前記遮蔽部の下面から上方へ向かって凹部を形成することにより、遮蔽部の上面と、遮蔽部の下面にかかる力を均衡させたことを特徴とするプルリング付き注出口。


































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