JP2007076268A - タイヤ加硫装置 - Google Patents

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Hiroshi Takizawa
滝沢  浩
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Abstract

【課題】 加硫ブラダーのタイヤ内面側への挿入作業を円滑にすると共に、更生タイヤを成形する際の生産性及びタイヤ品質の安定性を向上するようにしたタイヤ加硫装置を提供する。
【解決手段】 加硫ブラダー2の上下両端部をそれぞれ上部クランプリング3aと下部クランプリング3bとに把持すると共に、加硫ブラダー2の内側に、上部クランプリング3aと下部クランプリング3bとの上下間隔を調整する中心機構を備えたタイヤ加硫装置1において、上部クランプリング3aと下部クランプリング3bとの間に、クランプリング間の上下間隔の縮小に伴って、加硫ブラダー2の径方向外側に拡張する拡張手段を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明はタイヤ加硫装置に関し、さらに詳しくは、加硫ブラダーのタイヤ内面側への挿入作業を円滑にすると共に、更生タイヤを成形する際の生産性及びタイヤ品質の安定性を向上するようにしたタイヤ加硫装置に関する。
一般に、空気入りタイヤの加硫装置は、中心機構として上下に昇降するセンターポストと、この周囲に配置された加硫ブラダーとからなり、加硫ブラダーを拡縮径することにより、タイヤの挿入、シェーピング、加硫及び加硫後タイヤの取り出しを行なうようにしている(例えば、特許文献1、2参照)。
このような一連の成形工程の中に、加硫ブラダーの上下両端部を把持するクランプリングの間隔の縮小に伴い、加硫ブラダーを円環状に膨径させてタイヤの内面側に挿入させる工程がある。この工程では、新品タイヤの成形においては特に大きな障害が生じることは少ないが、更生タイヤの成形においては加硫ブラダーを台タイヤの内側に円滑に挿入できない場合がある。
すなわち、加硫済みの中古タイヤから得られた台タイヤはビード部の間隔が狭いために、図6に例示するように、上部クランプリング3aの下降に伴って、加硫ブラダー2が台タイヤT’の内側に膨径する前に、台タイヤT’のビード部に引っ掛かってタイヤT’の内側に進入できなくなり、台タイヤT’のビード部と上部クランプリング3aとの隙間からはみ出して変形することがしばしばある。したがって、このような加硫ブラダー2の引っ掛かりや異常変形を矯正するための作業に手間取り作業性を著しく低下させると共に、この矯正作業を通じて加硫金型の温度にバラツキが生じてタイヤ品質の安定性が損なわれる原因になっていた。
特許第2792707号公報 特開平9−123171号公報
本発明の目的は、上述するような従来の問題点を解消するもので、加硫ブラダーのタイヤ内面側への挿入作業を円滑にすると共に、更生タイヤを成形する際の生産性及びタイヤ品質の安定性を向上するようにしたタイヤ加硫装置に関する。
上記目的を達成するための本発明のタイヤ加硫装置は、加硫ブラダーの上下両端部をそれぞれ上部クランプリングと下部クランプリングとに把持すると共に、該加硫ブラダーの内側に、前記上部クランプリングと下部クランプリングとの上下間隔を調整する中心機構を備えたタイヤ加硫装置において、前記上部クランプリングと下部クランプリングとの間に、クランプリング間の上下間隔の縮小に伴なって、前記加硫ブラダーの径方向外側に拡張する拡張手段を設けたことを特徴とするものである。
本発明のタイヤ加硫装置によれば、上部クランプリングと下部クランプリングとの間に、クランプリング間の上下間隔の縮小に伴なって、加硫ブラダーの径方向外側に拡張する拡張手段を設けたので、この拡張手段が加硫ブラダーをタイヤ内面側に強制的に押し込むため、タイヤ内面側への挿入作業を円滑にすることができる。
また、このタイヤ加硫装置を使用して更生タイヤを成形する場合には、加硫ブラダーを台タイヤ内面側に押し込むための矯正作業を行なう必要がなくなるので、作業性が向上すると共に、矯正作業に伴う加硫金型の温度の変動を生じることがなくなるので、タイヤ品質の安定性を向上することができる。
以下、本発明の構成につき添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態によるタイヤ加硫装置における加硫金型を除く中心部のブラダー機構の一例を示す断面図である。
図1において、タイヤ加硫装置1は、加硫ブラダー2の上下両端部をそれぞれ上部クランプリング3aと下部クランプリング3bとに把持すると共に、加硫ブラダー2の内側に、上部クランプリング3aと下部クランプリング3bとの上下間隔を調整する中心機構を備えている。そして、上部クランプリング3aと下部クランプリング3bとの間には、クランプリング間の上下間隔の縮小に伴って、加硫ブラダー2の径方向外側に拡張する拡張手段5を設けている。
図1の実施形態では、上部クランプリング3aと下部クランプリング3bとの間隔を調整する中心機構がセンターポスト4からなり、このセンターポスト4が上部クランプリング3aに連結する上部センターポスト4aと下部クランプリング3bに連結する下部センターポスト4bとにより構成されて、上部センターポスト4aと下部センターポスト4bとが入れ子式に嵌合して、上部クランプリング3aと下部クランプリング3bとの上下間隔を調整するようにしている。なお、図中7はバーチカルローダを示す。
上部クランプリング3aの下面及び下部クランプリング3bの上面には、それぞれ図2に例示するように、周方向に等間隔に4個以上、好ましくは8個以上(図では8個)のアーム6が設けられ、これらのアーム6が、図3(a)に示すように、連結部材6aにより連結されて、上部クランプリング3aと下部クランプリング3bとの間隔の縮小に伴い、拡張手段5が加硫ブラダー2の径方向外側に拡張するようになっている。なお、図2では拡張手段5を構成するアーム6がそれぞれ拡張した状態における平面図を示している。
これにより、上部クランプリング3aと下部クランプリング3bとの間隔の縮小に伴い、拡張手段5が加硫ブラダー2をタイヤ内面側に強制的に押し込むため、加硫ブラダー2のタイヤ内面側への挿入作業を円滑にすることができる。また、このタイヤ加硫装置1を使用して更生タイヤを成形する場合には、加硫ブラダー2を台タイヤ内面側に押し込むための矯正作業を行なう必要がなくなるので、作業性が向上すると共に、矯正作業に伴う加硫金型の温度の変動を生じることがなくなるので、タイヤ品質の安定性を向上することができる。
図4は、図1のタイヤ加硫装置1を使用して更生タイヤT’を加硫する場合の拡張手段5の動きを示す説明図で、上部クランプリング3aの下降に連動して、拡張手段5が加硫ブラダー2の径方向外側に拡張する状況を示している。なお、上述する上部クランプリング3a及び下部クランプリング3bの上下間隔の調整は、上部クランプリング3a及び/又は下部クランプリング3bをそれぞれ上下方向に移動させることによって行なうことができる。
本発明において、上部クランプリング3aと下部クランプリング3bとの間に設ける拡張手段5の構成及びその拡張機構は特に限定されるものではなく、図3(a)に示すように上下のアーム6を連結部材6aにより屈曲可能に連結し、これらのリンク機構により作動するようにするほか、図3(b)に例示するように、上下のアーム6を、それぞれのアーム6に形成されたカム溝6b内を摺動する連結部材6aに連結して、連結部材6aの摺動機構により作動するようにしてもよい。
図5は本発明のタイヤ加硫装置1を使用してグリーンタイヤTを加硫している状況を示す半断面図で、図では拡張手段5を構成するアーム6の先端6cがグリーンタイヤTのビード部を金型Mの内面に向かって挟持している状態を示している。なお、加硫後は上部クランプリング3aの上昇及び/又は下部クランプリング3bの下降により、拡張手段5が加硫ブラダー2の径方向内側に縮小して図1の状態に戻る。
上述するように、本発明のタイヤ加硫装置は、上部クランプリングと下部クランプリングとの間に拡張手段を設け、この拡張手段を上部クランプリングと下部クランプリングとの間隔の縮小に伴って、加硫ブラダーの径方向外側に拡張するようにすることにより、加硫ブラダーのタイヤ内面側への挿入を円滑にするもので、特に更生タイヤを成形する際のタイヤ加硫装置として好ましく利用される。
本発明の実施形態によるタイヤ加硫装置の要部を示す断面図である。 図1のタイヤ加硫装置における拡張手段を構成するアームの配置形態を例示する平面図である。 (a)及び(b)は図1のタイヤ加硫装置における拡張手段の拡張機構を示す説明図である。 図1のタイヤ加硫装置を使用して更生タイヤを成形する場合における拡張手段の動きを示す説明図である。 本発明のタイヤ加硫装置を使用してグリーンタイヤを加硫している状態を示す半断面図である。 従来のタイヤ加硫装置を使用して更生タイヤを成形する場合における加硫ブラダーの動きを示す説明図である。
符号の説明
1 タイヤ加硫装置
2 加硫ブラダー
3a 上部クランプリング
3b 下部クランプリング
4 センターポスト
4a 上部センターポスト
4b 下部センターポスト
5 拡張手段
6 アーム
6a 連結部材
6b カム溝
7 バーチカルローダ

Claims (4)

  1. 加硫ブラダーの上下両端部をそれぞれ上部クランプリングと下部クランプリングとに把持すると共に、該加硫ブラダーの内側に、前記上部クランプリングと下部クランプリングとの上下間隔を調整する中心機構を備えたタイヤ加硫装置において、
    前記上部クランプリングと下部クランプリングとの間に、クランプリング間の上下間隔の縮小に伴なって、前記加硫ブラダーの径方向外側に拡張する拡張手段を設けたタイヤ加硫装置。
  2. 前記拡張手段を、前記上部クランプリング及び下部クランプリングの周方向に等間隔に配設した4個以上のアームと、該アームを連結する連結部材とから構成した請求項1に記載のタイヤ加硫装置。
  3. 更正タイヤの加硫装置である請求項1又は2に記載のタイヤ加硫装置。
  4. 請求項1、2又は3に記載されたタイヤ加硫装置を使用して更生タイヤを成形するタイヤ加硫方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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