JP2007075312A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上部前扉30及び下部前扉40の間の隙間7を塞ぐ垂直位置V及び当該隙間7を開放する水平位置Hの二位置間を揺動可能な閉塞板70と、下部前扉40の開閉動作に連動して、垂直位置V及び水平位置Hの一方から他方へ閉塞板70を移動させる閉塞板作動機構80とを設け、下部前扉40の閉鎖に連動して閉塞板70が隙間7を自動的に塞ぐようにする。これにより、長期間の使用により上部前扉30と下部前扉40との隙間7が広がっても、閉塞板70で隙間7を塞ぎ、隙間7から本体キャビネット10内へ針金等の細長い器具の進入を防止し、スロットマシン1への不正行為を未然に防止できるようにする。
【選択図】 図4
Description
すなわち、スロットマシンは、遊技者が、メダルの投入後、スタートレバーを操作すると、複数の回転リールが回転を開始するようになっている。そして、回転リールが回転している状態で、遊技者がストップボタンを操作すると、回転リールが停止され、停止した回転リールの図柄が所定の組合せで表示されていれば、当該遊技において遊技者の勝ちとなり、遊技者にメダルが払い出されるようになっている。
また、この分離型スロットマシンとしては、内部装置を収納する筐体の前面開口を開閉する前扉が、上扉と下扉とに分割され、上扉及び下扉を別個に交換できるようにした前扉二分割式のものも利用されている。
このような前扉二分割式の分離型スロットマシンによれば、遊技内容に直接関与する交換ユニットと、回転リールのサイズ変更に対応して交換が必要となる上扉とを交換すれば、遊技内容を新たなものに変更することができる。そして、メダルの払い出しを行うためのホッパーユニット、これらのユニットを収納する筐体及び下扉等、遊技内容に直接関与しない部品はそのまま利用することができるので、スロットマシン全体を交換する場合に比べて、交換に要する費用を軽減することができる。そのうえ、筐体及び下扉等の部品は、遊技内容の変更を何度繰り返しても、そのまま使用できるので、筐体等を何度も再使用していくことにより、資源の無駄を大幅に低減できるというメリットもある(例えば、特許文献1参照。)。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上扉と下扉との間の隙間が広がっても、その隙間を通じて細長い器具が筐体内部に進入することを不可能にし、これにより、スロットマシンに対する不正行為が防止されるようになる分離型スロットマシンを提供することを目的とする。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載された発明は、複数種類の図柄が周面に記された回転リール(24)を電動機で回転駆動するように構成されたリールユニット(22)と、前記回転リール(24)の作動を制御するための制御装置(23)と、前記リールユニット(22)及び前記制御装置(23)を支持する支持体(21)とを含んで構成された交換ユニット(2)が、箱状に形成された筐体(10)の内部に着脱可能に設けられている分離型スロットマシン(1)であって、前記筐体(10)の前面に形成された開口(11)を塞ぐ前扉(3)が設けられ、この前扉(3)は、前記筐体(10)の前記開口(11)の上側を塞ぐ上扉(30)、及び、前記開口(11)の下側を塞ぐ下扉(40)の二つに分割され、開く際には、前記下扉(40)が前記上扉(30)よりも先に開き、且つ、閉じる際には、前記下扉(40)が前記上扉(30)よりも後に閉まるように構成されたものとされ、前記上扉(30)及び前記下扉(40)の間に形成される隙間(7)を塞ぐための閉塞板(70,70A)が、当該隙間(7)を塞ぐ閉塞位置、及び、当該隙間(7)を開放する開放位置の二位置間を移動可能となるように、前記下扉(40)に設けられ、且つ、前記下扉(40)を開放すると、当該下扉(40)の開放動作に連動して前記閉塞板(70,70A)を前記閉塞位置から前記開放位置へ移動させ、当該下扉(40)を閉鎖すると、当該下扉(40)の閉鎖動作に連動して前記閉塞板(70,70A)を前記開放位置から前記閉塞位置へ作動させる閉塞板作動機構(80,80A)を備えていることを特徴とする。
(特徴点)
請求項2記載の発明は、前述した請求項1に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記閉塞板(70)として、その先端が上方へ向かう垂直位置、及び、その先端が奥側へ向かう水平位置の二位置間を揺動可能となるように、その基端部分が前記下扉(40)の上端に軸支され、垂直位置が前記閉塞位置とされ、水平位置が前記開放位置とされているものが採用されていることを特徴とする。
(特徴点)
請求項3記載の発明は、前述した請求項2記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記閉塞板作動機構(80)として、前記下扉(40)の閉鎖方向に向かって上り勾配となったスロープ(82)が形成されたガイド部材(81)を備えたものが採用され、前記閉塞板(70)は、前記閉塞板作動機構(80)の前記ガイド部材(81)に形成されたスロープ(82)に係合する係合突起部(83)を備え、前記下扉(40)が開放状態から閉鎖状態へ向かって回動されると、その係合突起部(83)が前記ガイド部材(81)の前記スロープ(82)に案内されて、前記開放位置から前記閉塞位置へ向かって揺動されるようになっていることを特徴とする。
(特徴点)
請求項4記載の発明は、前述した請求項3記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項4記載の発明は、前記筐体(10)に、前記下扉(40)を回動可能に支持するヒンジ部(17)が設けられ、前記閉塞板作動機構(80)の前記ガイド部材(81)は、その側面に前記スロープ(82)が形成された略円柱状の部材であり、前記下扉(40)を回動可能に支持する前記ヒンジ部(17)の近傍に配置されていることを特徴とする。
以上のように構成されている本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、上扉及び下扉の間に形成される隙間を塞ぐ閉塞位置、及び、当該隙間を開放する開放位置の二位置間を移動可能な閉塞板と、下扉の開閉動作に連動して、閉塞板を閉塞位置及び開放位置の一方から他方へ移動させる閉塞板作動機構とを設け、下扉を閉鎖すると、閉塞板が閉塞位置に移動するようにしたので、筐体及び下扉を長期間使用したために、上扉の下端縁と下扉の上端縁との隙間が広がっても、下扉を閉じると閉塞板が当該隙間を閉塞し、当該隙間を通じて細長い器具をスロットマシンの筐体内部へ進入させることが不可能となり、スロットマシンへの不正行為が未然に防止されるようになる。
(請求項2の効果)
請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
(請求項3の効果)
請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1又は2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
請求項4記載の発明によれば、上記した請求項1又は2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4記載の発明によれば、閉塞板の係合突起部を案内するスロープが形成されたガイド部材を略円柱状にし、且つ、下扉を支持するとともに下扉の回動中心となるヒンジ部の近傍にガイド部材を配置したので、下扉とともに回動する係合突起部の回動軌跡に応じたスロープを形成しても、スロープの全長が著しく長くならず、スロープが形成されたガイド部材のサイズを最低限の大きさにすることができ、閉塞板作動機構をコンパクトなものにできるうえ、下扉が回動するストロークの全域に渡って、係合突起部をスロープに係合させたまま下扉を回動させることが可能となり、下扉のスムースな開閉操作を確実に確保することができる。
また、筐体及び下扉を長期間使用したために、上扉の下端縁と下扉の上端縁との隙間が広がっても、下扉を支持するヒンジ部の近傍においては、隙間の広がりは少ないので、筐体及び下扉を長期間使用しても、下扉が回動するストロークの全域に渡って、係合突起部がスロープに接触した状態を維持することができ、下扉のスムースな開閉操作を長期間に渡って確保することができる。
(図面の説明)
図1〜図6は、本発明の一実施形態を示すものである。図1は、本実施形態に係る遊技機であるスロットマシンの全体を示す正面図、図2は、本実施形態に係るスロットマシン全体を示す前扉が分離状態の分解斜視図、図3は、本実施形態に係るスロットマシン全体を示す前扉及び交換ユニットが分離状態の分解斜視図、図4は、本実施形態に係るスロットマシン全体を示す一部が破断状態の側面図、図5は、本実施形態に係るスロットマシン全体を示す下部前扉が開放状態の斜視図、図6は、本実施形態に係る要部を示す拡大斜視図である。
このうち、前扉3は、開口部11の上側を開閉可能に塞ぐ上扉である上部前扉30と、開口部11の下側を開閉可能に塞ぐ下扉である下部前扉40とに分割されたものである。
ここで、前扉3は、上部前扉30を閉じた状態にしたまま、下部前扉40のみを開閉操作することができるようになっている。換言すると、前扉3は、開く際には、下部前扉40が上部前扉30よりも先に開き、且つ、閉じる際には、下部前扉40が上部前扉30よりも後に閉まるようになっている。
本体キャビネット10は、図3の如く、底部に配置された底板12、両側に配置された一対の側板13、頂部に配置された天板14及び背側に配置された背板15を有する筺体である。本体キャビネット10の高さ方向における略中央部分には、一対の側板13の間に水平に架け渡された中板16が設けられている。そして、この中板16の下面には、電源装置4が取り付けられ、この電源装置4の下方には、ホッパーユニット5が配置されている。
ここで、電源装置4は、スロットマシン1の全体に電力を供給するものである。この電源装置4の前面には、スロットマシン1への電力供給を入り切りする操作を行うための電源スイッチ4Aと、当選確率の設定を変更するために操作される設定変更スイッチとしての押しボタンスイッチ4Bと、この押しボタンスイッチ4Bによる設定変更操作を有効なものにする設定変更キーが差し込まれる鍵穴4Cとが設けられている。
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、図3の如く、複数種類の図柄がそれぞれの周面に記された複数の回転リール24を図示しない電動機でそれぞれ回転駆動するように構成されたリールユニット22と、回転リール24の作動を制御するための制御装置である基板ユニット23と、これらリールユニット22及び基板ユニット23を支持する支持体としての枠体21とを含んで構成されたものである。
また、本体キャビネット10に設けられた各側板13の内側の面には、図2及び図3に示すように、交換ユニット2の枠体21を係止可能な固定金具6が設けられている。なお、図2及び図3には、左右の側板13のうち、左側の側板13に設けられた固定金具6のみが示されている。
交換ユニット2は、本体キャビネット10の中板16の上に載置され、この状態で固定金具6に係止されることにより、本体キャビネット10の内部に収納・固定されている。
また、交換ユニット2の枠体21には、上部前扉30を回動自在に支持する回動支持部25が設けられている。これにより、交換ユニット2は、上部前扉30が装着された状態で、本体キャビネット10に対して着脱することが可能となっている。
(下部前扉40)
下部前扉40は、図2及び図3に示すように、本体キャビネット10の図2中左方に配置された側板13に設けられた回動支持部17により、一端縁側が回動自在に支持され、且つ、他端縁側が図示しない施錠機構によりロック可能となった扉体である。
操作部50には、図1及び図2の如く、図中右側から、下部前扉40の施錠を行う鍵が差し込まれる鍵穴51と、遊技用メダルが投入されるメダル投入口52と、回転リール24の回転を停止させるストップスイッチ53と、メダル投入口52に投入されたメダルのうち該ゲームに賭けるメダルの枚数を設定するためのベットスイッチ54と、回転リール24の回転を開始させるスタートスイッチ55とが設けられている。
また、下部前扉40の裏面には、図2の如く、メダル投入口52に投入されたメダルを誘導しながらメダルの真贋を判定するためのメダルセレクタ43が設けられている。
(上部前扉30)
上部前扉30は、図2及び図3に示すように、前述した枠体21に設けられた回動支持部25により、一端縁側が回動自在に支持され、且つ、他端縁側が図示しない施錠機構によりロック可能となった扉体である。
この図柄表示窓32の上方には、図1及び図3の如く、当該図柄表示窓32の上方を被さるように逆U字形に延びる装飾照明部33が設けられる一方、図柄表示窓32の下方には、種々の表示を行うための表示装置34が設けられている。
このうち、装飾照明部33は、白熱ランプや発光ダイオード等の各種の光源を含んで構成され、入賞の告知や演出等のために光源を点灯あるいは点滅されるものとなっている。
なお、本実施形態では、表示装置34として、7セグメントの発光ダイオードを備え、数字の表示が可能となった表示装置が採用されているが、表示面積が充分確保できる場合には、数字や文字だけでなく、画像の表示までもが可能となった液晶パネルやCRTを利用した表示装置も採用できる。
(閉塞板及び閉塞板作動機構)
以上のようなスロットマシン1には、図4及び図5に示すように、上部前扉30及び下部前扉40の間に形成される隙間7を塞ぐための閉塞板70と、下部前扉40の開閉動作に連動して、閉塞板70を作動させる閉塞板作動機構80とが設けられている。
このうち、閉塞板70は、スロットマシン1の幅方向に延びる細長い略長方形状に形成された平板部材である。この閉塞板70の長手方向における両端近傍の部分は、ヒンジ71を介して下部前扉40に取り付けられている。これにより、閉塞板70は、下部前扉40に取り付けられた基端部分が下部前扉40の上端に軸支され、先端が上方へ向かう垂直位置V、及び、先端が奥側へ向かう水平位置Hの二位置間を揺動可能となっている。
閉塞板作動機構80は、閉塞板70の一部分と係合して当該一部分を案内する略円柱状のガイド部材81を備えたものである。
すなわち、ガイド部材81は、図6に示すように、その側面に図6中右上がりとなった溝81A が形成されたものである。このガイド部材81の溝81A は、その断面が長方形状とされ、互いに対向する一対の内側面を有するものとなっている。溝81A の有する一対の内側面のうち、下方に配置された内側面は、下部前扉40の閉鎖方向に向かって上り勾配となったスロープ82となっている。
一方、閉塞板70には、図6の如く、閉塞板作動機構80のガイド部材81に形成されたスロープ82に係合する係合突起部83が設けられている。ここで、閉塞板70は、ガイド部材81のスロープ82に係合突起部83が常に接触するように、水平位置Hへ向かって付勢されているのが好ましい。例えば、ヒンジ71の支軸71A に巻回されたトーションバネ84を設ける等により、ヒンジ71の支軸を中心にして、閉塞板70を図6中時計方向へ回動するように付勢するのが好ましい。
逆に、下部前扉40が開放方向へ回動されると、閉塞板70は、下部前扉40とともに移動し、ガイド部材81のスロープ82に係合突起部83が案内されて、垂直位置Vから水平位置Hへ揺動駆動されて横転状態になるようになっている。
ここで、ガイド部材81に設けられたスロープ82は、下部前扉40が完全に閉鎖状態となる直前に、閉塞板70が水平位置Hから垂直位置Vまで一気に駆動されるように、垂直位置Vの近傍で勾配が急峻になっている。
さらに、上部前扉30には、垂直位置Vに到達した閉塞板70がそれ以上奥側へ揺動しないように、閉塞板70の先端を背面側から係止する係止鍔部73が設けられている。
これにより、閉塞板70が垂直位置Vまで到達した状態では、係止鍔部73が閉塞板70の先端を背面側から係止するので、隙間7に挿入された針金等の細長い器具が閉塞板70を押圧しても、閉塞板70と上部前扉30との間に隙間が形成されることがなく、細長い器具の本体キャビネット10内への進入が未然に防止されるようになっている。
すなわち、上部前扉30及び下部前扉40の間に形成される隙間7を塞ぐ垂直位置V、及び、当該隙間7を開放する水平位置Hの二位置間を揺動可能な閉塞板70と、下部前扉40の開閉動作に連動して、閉塞板70を垂直位置V及び水平位置Hの一方から他方へ移動させる閉塞板作動機構80とを設け、下部前扉40を閉鎖すると、閉塞板70が垂直位置Vまで揺動するようにしたので、本体キャビネット10及び下部前扉40を長期間使用したために、上部前扉30の下端縁と下部前扉40の上端縁との隙間7が広がっても、下部前扉40を閉じると閉塞板70が当該隙間7を閉塞するので、当該隙間7を通じて細長い器具をスロットマシン1の本体キャビネット10内部へ進入させることが不可能となり、スロットマシン1への不正行為を未然に防止することができる。
さらに、閉塞板70の係合突起部83を案内するスロープ82が形成されたガイド部材81を略円柱状にし、且つ、下部前扉40を支持するとともに下部前扉40の回動中心となる回動支持部17の近傍にガイド部材81を配置したので、下部前扉40とともに回動する係合突起部83の回動軌跡に応じたスロープ82を形成しても、スロープ82の全長が著しく長くならず、スロープ82をガイド部材81に設けても、ガイド部材81のサイズを最低限の大きさにすることができ、閉塞板作動機構80をコンパクトなものにできるうえ、下部前扉40が回動するストロークの全域に渡って、係合突起部83をスロープ82に係合させたままに下部前扉40を回動させることができる。このため、係合突起部83とスロープ82との位置が途中でずれたりせず、互いの位置ずれによる係合突起部83とスロープ82との衝突が未然に防止され、また、衝突による衝撃の発生も未然に防止され、下部前扉40のスムースな開閉操作を確実に確保することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
また、ガイド部材としては、略円柱状に形成されるとともに側面にスロープとなる溝が形成されたものに限らず、図7の如く、側面形状が三角形に形成され、その上方が開放された上面をスロープ82として採用するガイド部材81A でもよい。
さらに、ガイド部材の設置部位としては、上扉に限らず、筐体でもよい。
2 交換ユニット
3 前扉
7 隙間
10 筐体としての本体キャビネット
11 開口としての開口部
17 ヒンジ部としての回動支持部
21 支持体としての枠体
22 リールユニット
23 制御装置としての基板ユニット
24 回転リール
30 上扉としての上部前扉
40 下扉としての下部前扉
70,70A 閉塞板
80,80A 閉塞板作動機構
81,81A ガイド部材
82 スロープ
83 係合突起部
Claims (4)
- 複数種類の図柄が周面に記された回転リールを電動機で回転駆動するように構成されたリールユニットと、前記回転リールの作動を制御するための制御装置と、前記リールユニット及び前記制御装置を支持する支持体とを含んで構成された交換ユニットが、箱状に形成された筐体の内部に着脱可能に設けられている分離型スロットマシンであって、
前記筐体の前面に形成された開口を塞ぐ前扉が設けられ、
この前扉は、前記筐体の前記開口の上側を塞ぐ上扉、及び、前記開口の下側を塞ぐ下扉の二つに分割され、開く際には、前記下扉が前記上扉よりも先に開き、且つ、閉じる際には、前記下扉が前記上扉よりも後に閉まるように構成されたものとされ、
前記上扉及び前記下扉の間に形成される隙間を塞ぐための閉塞板が、当該隙間を塞ぐ閉塞位置、及び、当該隙間を開放する開放位置の二位置間を移動可能となるように、前記下扉に設けられ、
且つ、前記下扉を開放すると、当該下扉の開放動作に連動して前記閉塞板を前記閉塞位置から前記開放位置へ移動させ、当該下扉を閉鎖すると、当該下扉の閉鎖動作に連動して前記閉塞板を前記開放位置から前記閉塞位置へ作動させる閉塞板作動機構を備えていることを特徴とする分離型スロットマシン。 - 前記閉塞板は、その先端が上方へ向かう垂直位置、及び、その先端が奥側へ向かう水平位置の二位置間を揺動可能となるように、その基端部分が前記下扉の上端に軸支され、垂直位置が前記閉塞位置とされ、水平位置が前記開放位置とされていることを特徴とする請求項1記載の分離型スロットマシン。
- 前記閉塞板作動機構は、前記下扉の閉鎖方向に向かって上り勾配となったスロープが形成されたガイド部材を備え、
前記閉塞板は、前記閉塞板作動機構の前記ガイド部材に形成されたスロープに係合する係合突起部を備え、前記下扉が開放状態から閉鎖状態へ向かって回動されると、その係合突起部が前記ガイド部材の前記スロープに案内されて、前記開放位置から前記閉塞位置へ向かって揺動されるようになっていることを特徴とする請求項2記載の分離型スロットマシン。 - 前記筐体には、前記下扉を回動可能に支持するヒンジ部が設けられ、
前記閉塞板作動機構の前記ガイド部材は、その側面に前記スロープが形成された略円柱状の部材であり、前記下扉を回動可能に支持する前記ヒンジ部の近傍に配置されていることを特徴とする請求項3記載の分離型スロットマシン。
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