JP2007074964A - ウリジン−5’−ジホスホガラクツロン酸またはその塩の製造方法 - Google Patents

ウリジン−5’−ジホスホガラクツロン酸またはその塩の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】酵素反応によりウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸を優れた効率で製造できる方法の提供。
【解決手段】ガラクツロン酸-1-リン酸またはその塩と、ウリジン-5'-三リン酸またはその塩とを基質とし、特定な配列のアミノ酸配列からなるタンパク質、又は前記のアミノ酸配列において、1もしくは数個のアミノ酸残基が欠失、置換または付加されたアミノ酸配列からなる酵素により酵素反応を行い、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸またはその塩を生成させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸またはその塩の製造方法に関する。
ペクチンは、植物の細胞壁を構成するポリサッカライドであり、植物の成長や発達に関与する重要な因子であると推測されている。しかしながら、未だその生合成系が解明されておらず、成長制御にどのように関与しているかが不明である。
このペクチン生合成系を研究するための必須の基質として、ペクチンの主成分であるガラクツロン酸の前駆体であるウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸が知られている。このウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸の製造方法としては、例えば、ウリジン-5'-ジホスホグルクロン酸にウリジン-5'-ジホスホグルクロン酸-4-エピメラーゼを含む大根の粗酵素を作用させる方法(非特許文献1〜3)や、ガラクツロン酸-1-リン酸にウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸ピロホスホリラーゼを含む緑豆の粗酵素を作用させる方法(非特許文献4)等が報告されている。
しかしながら、これらの方法で使用する酵素はいずれも粗酵素であって、基質を分解するタンパク質が含まれるため、得られるウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸の収率は、前者の方法で14〜16%程度、後者の方法で約12%と低い値である。また、ウリジン-5'-ジホスホガラクトースの6位を化学的あるいは酵素的に酸化する方法が報告されているが(非特許文献5〜7)、この方法によっても収率は30〜31%程度にすぎない。
このように、従来の方法では収率が極めて低いことから、一度の製造で十分量のウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸を得ることが困難である。このため、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸をペクチン生合成系の研究用基質として商業的に提供するには至っておらず、ペクチン生合成系の研究を円滑に進めることが困難な状況である。
Neufeld, E. Y., Feingold, D.S., Hassid, W. S. (1958) J. Am. Chem. Soc. 80, 4430-4431 Mitcham, E. J., Gross, K. C., Wasserman, B. P. (1991) Phytochem. Analysis 2, 112-115 Liljebjelke, K. Adolphson, R., Baker. K., Doong, R. L., Mohnen, D. (1995) Anal. Biochem. 225, 296-304 Feingold, D. S., Neufeld, E. F., Hassid, W. S. (1958) Arch. Biochem. Biophys. 78, 401-406 Rao, A. K., Mendicino, J. (1976) Anal. Biochem. 72, 400-406 Basu, S. S., Dotson, G. D., Raetz, C. R. (2000) Anal. Biochem. 280, 173-177 Ridley, B. L., O'Neill, M. A., Mohnen, D. (2001) Phytochemistry. 57, 929-967
そこで、本発明は、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸を優れた効率で製造できる方法の提供を目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、酵素反応によりウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸またはその塩を製造する方法であって、ガラクツロン酸-1-リン酸またはその塩と、ウリジン-5'-三リン酸またはその塩とを基質とし、以下の(A)〜(D)に示すタンパク質からなる酵素により酵素反応を行うことを特徴とする。
(A) 配列番号1のアミノ酸配列からなるタンパク質
(B) 前記(A)のアミノ酸配列において、1もしくは数個のアミノ酸残基が欠失、置換または付加されたアミノ酸配列からなり、且つ、ガラクツロン酸-1-リン酸またはその塩と、ウリジン-5'-三リン酸またはその塩とを基質として、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸またはその塩を生成する酵素活性を有するタンパク質
(C) 配列番号2または配列番号4の塩基配列からなるDNAにコードされたアミノ酸配列からなるタンパク質
(D) 前記(C)の塩基配列において1個もしくは数個の塩基が欠失、置換または付加された塩基配列からなるDNAでコードされるアミノ酸配列からなり、且つ、ガラクツロン酸-1-リン酸またはその塩と、ウリジン-5'-三リン酸またはその塩とを基質として、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸またはその塩を生成する酵素活性を有するタンパク質
本発明の製造方法によれば、優れた収率でウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸またはその塩を得ることができる。このため、例えば、今まで研究が遅延しているペクチン研究用の基質として、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸またはその塩を商業的に提供することが可能となり、ペクチン生合成系の研究促進を実現できる。
本発明は、前述のように、酵素反応によりウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸またはその塩を製造する方法であって、ガラクツロン酸-1-リン酸またはその塩と、ウリジン-5'-三リン酸またはその塩とを基質とし、前述の(A)〜(D)に示すタンパク質からなる酵素により酵素反応を行うことを特徴とする。なお、本発明において、前述の(A)〜(D)に示すタンパク質からなる酵素をウリジン-5’-ジホスホ糖ピロホスホリラーゼ(USP)という。
前記(A)における配列番号1のアミノ酸配列は、例えば、Pisum sativum L.由来のUSPの配列である。Pisum sativum L.由来のUSPについては、Kotake, T., Yamaguchi, D., Ohzono, H., Hojo, S., Kaneko, S., Ishida, H. K., Tsumuraya, Y. (2004) J. Biol. Chem. 279, 45728-45736に報告がなされているが、このUSPがウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸を生成することは、本発明者らが初めて見出したことである。
前記(C)における配列番号2の塩基配列は、例えば、Pisum sativum L.由来USP、すなわち、前記配列番号1のアミノ酸配列をコードするDNAの塩基配列(コーディング配列)である。これらのアミノ酸配列および塩基配列は、DDBJ/GenBank/EBIデータベースにAB178642の登録番号で登録されている。配列番号3は、配列番号2の塩基配列の情報をもとにアミノ酸配列におきかえたものである。なお、配列番号4は、配列番号2の塩基配列の周辺領域を含む塩基配列である。
前記(B)に示すように、前記タンパク質は、前述の化合物を基質として、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸またはその塩を生成する酵素活性を有するものであれば、前記(A)のアミノ酸配列において1もしくは数個のアミノ酸残基が欠失、置換または付加されたアミノ酸配列からなるタンパク質であってもよい。ここで、欠失、置換もしくは付加が可能なアミノ酸残基数としては、例えば、アミノ酸残基数50個に対して、0〜14個である。また、アミノ酸配列の相同性が、例えば、72%以上のもの、好ましくは77%以上のものもあげられる。
前記(D)においても、前述の化合物を基質とし、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸またはその塩を生成する酵素活性を有するタンパク質であれば、前記(C)の塩基配列において1個もしくは数個の塩基が欠失、置換または付加された塩基配列からなるDNAでコードされるアミノ酸配列のタンパク質であってもよい。ここで、欠失、置換もしくは付加が可能な塩基数としては、例えば、塩基数50個に対して、0〜14個である。
また、前述のような酵素活性を有する限りにおいて、タンパク質をコードするDNAが、例えば、前記(C)における配列番号2または配列番号4に示すDNAとストリンジェントな条件でハイブリダイズするDNAや、前記(C)のDNAとの相同性が、例えば、90%以上であるもの、好ましくは95%以上、より好ましくは97.5%以上であるものもあげられる。特に配列番号2に示すDNAと上述のようにハイブリダイズしたり、相同性を示すものが好ましい。
前記ハイブリダイズは、従来公知の方法で行うことができ、前記ストリンジェントな条件としては、例えば、当該技術分野における標準の条件があげられるが、温度条件は、配列番号2または配列番号4(好ましくは配列番号2)で示された塩基配列のTm値の±5℃が好ましく、より好ましくは±2℃、さらに好ましくは±1℃である。条件の具体例として、5×SSC溶液、10×Denhardt溶液、100μg/mlサケ精子DNAおよび1%SDS中、65℃でのハイブリダイゼーション、0.2×SSCおよび1%SDS中、65℃、30分の洗浄(2回)、続いて、0.2×SSCおよび0.1%SDS中、65℃、30分の洗浄(2回)があげられる。
本発明におけるUSPの調製方法は特に制限されない。例えば、前述のPisum sativum L.の培養物から抽出精製してもよいが、一度の培養で大量のUSPを発現させ、容易に単一精製を行えることから、USPをコードする遺伝子(例えば、配列番号2の塩基配列からなるDNA)を導入した形質転換体の培養物から組換えタンパク質として調製することが好ましい。USPの精製度としては、特に制限されないが、例えば、ポリアクリルアミドゲル電気泳動に供した際に、目視で単一バンドを示すことが好ましい。
以下に、組換え技術を用いたUSPの調製方法の一例を示すが、これには制限されない。
まず、目的の遺伝子(USP遺伝子)を宿主に導入して形質転換体を調製する。この導入方法は、特に制限されず、例えば、前記遺伝子をベクターに挿入し、得られた組換えベクターを宿主に導入して形質転換体を作製する方法等、従来公知の方法が採用できる。
USPをコードする遺伝子としては、例えば、前述のように以下のDNAからなる遺伝子があげられる。
(E) 配列番号2または配列番号4の塩基配列からなるDNA
(F) 前記(E)の塩基配列において1個もしくは数個の塩基が欠失、置換または付加された塩基配列からなり、且つ、ガラクツロン酸-1-リン酸またはその塩と、ウリジン-5'-三リン酸またはその塩とを基質として、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸またはその塩を生成する酵素活性を有するタンパク質をコードするDNA
これらのDNAは、例えば、配列番号2の塩基配列情報に基づいてプライマーを設計し、Pisum sativum L.等のDNA(cDNA)を鋳型としてPCRを行うことによって得ることができるが、これには制限されない。また、前述のようにUSPの酵素活性を有する限りにおいて、前記(E)のDNAとストリンジェントな条件でハイブリダイズするDNAや、前記(E)のDNAとの相同性が、例えば、90%以上である遺伝子があげられる。
なお、PCRでUSP遺伝子を増幅させる場合には、例えば、N末端にチオレドキシンドメインやHisタグを付加するようなプライマーを使用することが好ましい。このようにチオレドキシンドメインの付加によって、例えば、目的タンパク質の発現量の増大、発現タンパク質の溶解性の向上というメリットがあり、また、Hisタグの付加によって後述する精製が容易になるというメリットがある。
前記宿主の種類は、特に制限されないが、宿主-ベクター系が確立されているものが好ましく、例えば、大腸菌、酵母、昆虫細胞、植物等があげられる。
前記ベクターとしては、例えば、pET等のプラスミドベクター、ファージベクター、ウィルスベクター等があげられ、組換えベクターを導入する宿主の種類等に応じて適宜決定できる。また、組換えベクターの導入法も、特に制限されず、導入する宿主の種類に応じて、塩化カルシウム処理法やエレクトロポレーション法等、従来公知の方法が採用できる。
つぎに、得られた形質転換体を培養する。この培養条件は、特に制限されず、使用した宿主の種類やベクターの種類に応じて適宜決定できる。具体例として宿主が大腸菌の場合には、一般に、液体培地中で、8〜16℃の範囲、1週間〜2週間、培養を行う。また、使用するベクターの種類に応じて、IPTG等の誘導物質を培地に添加し、目的遺伝子(USP遺伝子)の発現を誘導してもよい。
続いて、形質転換体の培養液から目的のUSPを精製する。精製方法は特に制限されないが、例えば、培養液から形質転換体を回収し、タンパク質を抽出した後、各種カラムに供する方法があげられる。
前記タンパク質の抽出方法としては、特に制限されないが、例えば、酵素で形質転換体を溶解する方法、形質転換体の超音波破砕等、従来公知の方法があげられる。また、溶解用の酵素としては、リゾチーム等や、市販の試薬キット(例えば、商品名Lyzonase Bioprocessing Reagent:Novegen社製)も使用できる。
カラムの種類は特に制限されないが、例えば、USPを前述のようにHisタグ(His6タグ)を付加した融合タンパク質として発現させた場合には、ニッケルを結合させたアフィニティーカラム(商品名HiTrap Chelating HPカラム:Amersham社製)等が使用できる。前記アフィニティーカラムにおける溶出条件は特に制限されず、従来公知の条件が適用できるが、例えば、緩衝液中のイミダゾール濃度を上げることによって、前記融合タンパク質を溶出することができる。
そして、このように精製したタンパク質を精製USPとして、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸またはその塩の製造に使用することが好ましい。また、前述のようにUSPをチオレドキシンドメインの融合タンパク質として発現させた場合には、精製画分を、例えば、トロンビン、エンテロキナーゼ等で処理し、チオレドキシンドメインを除去したものを精製USPとして使用すればよい。
前述のような組換え技術によりUSPを調製すれば、極めて優れた効率で目的のUSPを発現でき、さらに、精製工程が容易になることから、精度の高いUSP(例えば、単一精製USP)を得ることができる。このため、このような方法により得られたUSPをウリジン‐5'‐ジホスホガラクツロン酸の製造に使用すれば、例えば、ガラクツロン酸-1-リン酸、ウリジン-5'-三リン酸、および、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸等の基質を分解する不要なタンパク質が酵素溶液に混雑することを防止できるため、後述するウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸の合成をより一層優れた効率で行うことができる。なお、従来の酵素化学的手法において使用されていた酵素は、例えば、大根や緑豆より抽出した粗酵素であって、単一精製は実現されていない。
本発明において、配列番号2の塩基配列からなるDNAにコードされたアミノ酸配列を示すUSP(配列番号1に示すタンパク質)の性質は、以下の通りである。
分子量 :約67,000
サブユニット:モノマー
至適pH :6.0
至適温度 :45℃
Km値 :ウリジン‐5'‐三リン酸 0.57mM
ガラクツロン酸-1-リン酸 1.11mM
ウリジン‐5'‐ジホスホガラクツロン酸 0.51mM
ピロリン酸 1.61mM
本発明におけるUSPの触媒反応ならびに活性測定方法を以下に示す。USPの触媒反応は、下記式に示すように可逆反応であり、正反応によってウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸が生成される。
Figure 2007074964
USPの活性測定方法
本発明において、酵素(USP)1ユニットは、下記条件で、1μmolのウリジン‐5'‐ジホスホガラクツロン酸またはその塩を生成する酵素量とする。以下に、USP酵素活性を測定するための酵素反応条件の一例を示す。
50mM 3−モルホリノスルホン酸(MOPS)-KOH緩衝液(pH7.0)、2mM MgCl2、0.01%ウシ血清アルブミン、1mMウリジン‐5'‐三リン酸、1mMガラクツロン酸-1-リン酸およびUSPからなる反応溶液100μlを35℃で1時間インキュベートする。反応終了後、前記反応溶液をHPLCに供し、以下の条件で反応生成物の分析を行う。
(HPLC条件)
HPLCカラム :商品名DEAE-5PW(東ソー社製)
カラムサイズ :7.5×75mm
溶離液A :10mM硫酸アンモニウム緩衝液(pH8.0)
溶離液B :800mM硫酸アンモニウム緩衝液(pH4.8)
直線グラジェント:開始から5分間 A:B=80:20(v/v)
15分間 A:B=55:45(v/v)
5分間 A:B=45:55(v/v)
5分間 A:B=0:100(v/v)
流速 :1ml/分
検出波長*1 :262nm
*1 ウリジン‐5'‐ジホスホガラクツロン酸およびウリジン
‐5'‐三リン酸を検出
HPLCの分析結果から、反応溶液中のウリジン‐5'‐ジホスホガラクツロン酸およびウリジン‐5'‐三リン酸の量を算出して、酵素量(1U)に換算する。
つぎに、USPを用いたウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸の合成方法の一例を以下に示す。なお、所定の基質を用いて前述の(A)〜(D)に示すタンパク質からなる酵素(USP)により酵素反応を行う以外は、特に制限されない。
基質としては、ガラクツロン酸-1-リン酸またはその塩と、ウリジン-5'-三リン酸またはその塩とを使用する。ガラクツロン酸-1-リン酸の塩としては、特に制限されないが、ガラクツロン酸-1-リン酸のカルボキシル基またはリン酸基の水素の少なくとも1つが、例えば、Na、Kに置換されてもよい。また、ウリジン-5'-三リン酸の塩としては、特に制限されないが、ガラクツロン酸-1-リン酸のカルボキシル基またはリン酸基の水素が、Na、Kに置換されてもよい。なお、これらの基質は、それぞれ、いずれか一種類でもよいし、異なる塩を含む2種類以上を併用してもよい。
反応溶液中におけるガラクツロン酸-1-リン酸(または塩)とウリジン-5'-三リン酸(または塩)の濃度は、特に制限されないが、それぞれ、例えば、0.1〜10mMの範囲であり、好ましくは0.2〜5mMの範囲であり、より好ましくは0.5〜1mMの範囲である。また、反応溶液中におけるUSPの濃度は、例えば、基質の濃度によって適宜決定できるが、ガラクツロン酸-1-リン酸(または塩)とウリジン-5'-三リン酸(または塩)の濃度がそれぞれ1mMの場合、例えば、0.001U/mlの範囲であり、好ましくは0.01〜0.5U/mlの範囲であり、より好ましくは0.1〜0.5U/mlの範囲である。
反応は、通常、緩衝液中で行うことが好ましく、例えば、MOPS-KOH緩衝液、リン酸カリウム緩衝液、HEPES(2-[4-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペラジニル]エタンスホン酸)緩衝液等があげられ、好ましくは、MOPS-KOH緩衝液である。緩衝液のpHは、通常、使用するUSPの至適pHに応じて決定でき、例えば、pH5〜9の範囲であり、好ましくはpH6〜7の範囲である。反応溶液中における緩衝液の濃度は、例えば、10〜200mMの範囲であり、好ましくは10〜100mMの範囲であり、より好ましくは20〜50mMの範囲である。
本発明におけるUSPは、前述のように逆反応の触媒反応を示す場合がある。したがって、正反応によって効率良くウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸を合成するため、反応溶液に逆反応の基質となるピロリン酸の分解酵素を添加することが好ましい。このような酵素としては、例えば、ピロホスファターゼ等があげられる。反応溶液におけるピロホスファターゼの濃度は、例えば、USPの濃度に応じて適宜決定できるが、ガラクツロン酸-1-リン酸(または塩)とウリジン-5'-三リン酸(または塩)の濃度がそれぞれ1mMの場合、例えば、0.005〜0.5U/mlの範囲であり、好ましくは0.01〜0.2U/mlの範囲であり、より好ましくは0.05〜0.1U/mlの範囲である。
また、反応溶液は、適宜添加剤を含んでもよく、例えば、ウシ血清アルブミン、グリセロール等があげられる。
反応条件は特に制限されないが、温度は、例えば、10〜55℃の範囲であり、好ましくは30〜45℃の範囲、より好ましくは35〜40℃の範囲、反応時間は、例えば、1分〜24時間、好ましくは5分〜12時間、より好ましくは10分〜1時間である。
このような酵素反応によって、優れた収率でウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸(または塩)を得ることができる。具体的な収率としては、前述のような反応条件下で、例えば、80%以上、好ましくは90%以上、より好ましくは90〜95%(95%程度)の範囲である。なお、得られたウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸(または塩)は、例えば、陰イオン交換カラム(DEAE等)やゲルろ過カラムを用いて精製できる。また、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸塩は、例えば、ゲルろ過カラム等に供することによって、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸とすることもできる。
ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸(または塩)は、前述のようにペクチン研究用基質として極めて有用であるため、本発明の製造方法は、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸(または塩)の商業的な提供に有用である。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明は、これらに制限されるものではない。
ウリジン-5’-ジホスホピロホスホリラーゼ(USP)の調製
文献(Kotake, T., Yamaguchi, D., Ohzono, H., Hojo, S., Kaneko,S., Ishida, H. K., Tsumuraya, Y. (2004)J. Biol. Chem. 279, 45728-45736)に基づいて、Pisum sativum由来USP(配列番号2)をコードする遺伝子(配列番号2)を大腸菌内で発現させ、USPを調製した。
Pisum sativumのcDNAを鋳型とし、配列番号5のS-1プライマー(forward primer)および配列番号6のR-1プライマー(reverse primer)を用いてPCRを行い、BamHIおよびSalI制限酵素部位を付加したUSPコード領域を増幅させた。このPCR増幅産物をBamHIおよびSalIで処理し、これをプラスミドベクターpET32a(Novagen)のBamHI/SacIのサイトに挿入して組換えプラスミドを作製した。なお、このベクターへの挿入によって、USPのN末端にチオレドキシンドメインとHis6タグとが結合した融合タンパク質を発現することができる。
配列番号5 S-1プライマー
5'- GGATCCATGGCTTCCTCCCTCGG -3'
配列番号6 R-1プライマー
5'- GAGCTCTATATTCTTTGCGCAC -3’
この組換えプラスミドを常法によりEscherichia coliのRosetta2株に導入した。そして、得られた形質転換体をLB培地中、10℃で培養し、OD600が0.6に達した時点で終濃度0.5mMとなるようにIPTGを添加し、さらに24時間培養して目的遺伝子の発現を誘導した。培養菌体を集菌した後、菌体を、発現タンパク質抽出試薬(商品名Bugbuster:Novagen社製)、50mMリン酸カリウム緩衝液(pH8)、0.01%リゾチームおよび25kU/mlエンドヌクレアーゼ(商品名Benzonase:Novagen社製)中、室温で15分間、溶菌処理し、タンパク質を抽出した。処理後のタンパク質抽出液を遠心分離して上清(サンプル1)を回収した。
ニッケルを結合させたアフィニティーカラム(商品名HiTrap Chelating HPカラム:Amersham社製)5mlを50mMイミダゾール含有25mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.2)で平衡化し、前述の上清を添加してから、前記リン酸カリウム緩衝液で未吸着タンパク質を洗浄した(サンプル2)。洗浄後、250mMイミダゾール含有25mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.2)により、目的のチオレドキシン−USP融合タンパク質を溶出させた(サンプル3)。得られた融合タンパク質を0.1U/mgタンパク質のトロンビンで酵素処理してチオレドキシン部分を切断したものを、精製酵素(サンプル4)とした。
なお、タンパク質抽出液の上清(サンプル1)、未吸着タンパク質画分(サンプル2)、精製チオレドキシン−USP融合タンパク質(サンプル3)および精製USP(サンプル4)をポリアクリルアミドゲル(PAGE)電気泳動に供し、精製度を確認した。この結果を図1のPAGE電気泳動写真に示す。同図において、レーンMが分子量マーカー、レーン1がサンプル1、レーン2がサンプル2、レーン3がサンプル3、レーン4がサンプル4の結果である。図示のように、アフィニティーカラムでの一段階の精製により、融合タンパク質サンプル(レーン3)、および、融合タンパク質からチオレドキシンを切断した目的のUSP酵素(レーン4)が、単一バンドの精製度を示した。
USPの酵素化学的特性
得られたUSPについて、至適pH、平衡常数、各基質のKm値を測定した。
(1)至適pH
緩衝液として、50mM酢酸-KOH緩衝液(pH4、pH5)、50mM MES-KOH緩衝液(pH5.0、pH6.0、pH6.5)、50mM MOPS-KOH(pH6.5、pH7.0)、50mM Tris-HCl(pH7.5、pH8.0、pH9.0)をそれぞれ使用する以外は、前述の活性測定方法に従って、USPの酵素活性を測定した。そして、MES-KOH緩衝液(pH6.0)を使用した際の活性を「1」として、それぞれの相対活性を算出した。この結果を図2のグラフに示す。図示のように、ウリジン‐5'‐三リン酸とガラクツロン酸-1-リン酸を基質とした場合のUSPの至適pHは、6.0であった。
(2) 平衡常数
正反応および逆反応のそれぞれについて、以下の基質を使用する以外は、前述の活性測定方法測定に従って酵素反応を行い、反応溶液中のウリジン‐5'‐ジホスホガラクツロン酸含量をHPLCによって測定した。この可逆反応の平衡の結果を図3のグラフに示す。同図において、縦軸は、反応溶液中のウリジン‐5'‐ジホスホガラクツロン酸(UDP-GalUA)含量、横軸は反応時間を示し、●は正反応、○は逆反応の結果である。
正反応基質:1mMウリジン‐5'‐三リン酸、
および、1mMガラクツロン酸-1-リン酸
逆反応基質:1mMウリジン‐5'‐ジホスホガラクツロン酸
および、1mMピロリン酸
その結果、ウリジン‐5'‐三リン酸およびガラクツロン酸-1-リン酸が68%、ウリジン‐5'‐ジホスホガラクツロン酸およびピロリン酸が32%の状態で平衡に達し、平衡常数は0.24であった。
(3) Km値
ウリジン‐5'‐三リン酸とガラクツロン酸-1-リン酸、ウリジン‐5'‐ジホスホガラクツロン酸とピロリン酸を、それぞれ基質の組み合わせとし、各基質濃度を変化させて活性測定を行い、各基質についてのKm値を測定した。なお、酵素反応は、基質濃度を変化させた以外は、前述の方法で行った。その結果、Km値は、ウリジン‐5'‐三リン酸に対して0.57mM、ガラクツロン酸-1-リン酸に対して1.11mM、ウリジン‐5'‐ジホスホガラクツロン酸に対して0.51mM、ピロリン酸に対して1.61mMであった。
ウリジン‐5'‐ジホスホガラクツロン酸の大量合成
下記組成の反応溶液(32ml)を35℃で12時間処理し、ウリジン‐5'‐ガラクツロン酸の大量調製を行った。
(反応溶液組成)
50mM MOPS-KOH緩衝液(pH7.0)
2mM MgCl2
0.01%ウシ血清アルブミン
1mMウリジン‐5'‐三リン酸
1mMガラクツロン酸-1-リン酸
0.1U/mlピロホスファターゼ
0.5unit/ml 精製酵素(USP)
反応溶液をカラムに供してウリジン‐5'‐ジホスホガラクツロン酸の精製を行った。まず、前述の溶離液(A:B=75:25(v/v))で平衡化した陰イオン交換カラム(商品名DEAE-Sephacel:アマシャム社製、1.2×20cm)に前記反応溶液を供し、50mlの溶離液(A:B=75:25(v/v))を流した後、終了時にA:B=45:55(v/v)となるように直線グラジエントで200mlの溶離液をさらに流した。そして、ウリジン‐5'‐ガラクツロン酸含有画分を回収し、この回収液を水で平衡化したゲルろ過カラム(商品名HW40Fゲルろ過:東ソー社製、3.0×50cm)に供し、さらに水を流してウリジン‐5'‐ガラクツロン酸含有画分を回収した。このガラクツロン酸含有画分について、前述の方法によりHPLC分析を行いウリジン‐5'‐ジホスホガラクツロン酸の生成を確認した。
以上の結果から、USPによってウリジン‐5'‐ジホスホガラクツロン酸を生成することが確認された。また、生成されたウリジン‐5'‐ジホスホガラクツロン酸は約16.9mgであり、約91%という優れた収率を実現することができた。
図4に、コントロール、反応前(0時間)の反応溶液、ならびに反応1時間後の反応溶液についてのHPLC分析の結果を示す。なお、反応溶液の組成ならびにHPLCの条件は、前述の通りである。同図は、HPLCのカラムクロマトグラムであり、1は、ウリジン‐5'‐三リン酸のコントロール、2は、ウリジン‐5'‐ジホスホガラクツロン酸のコントロール、3は、反応前の反応溶液(0時間)、4は、反応1時間後の反応溶液の結果を示す。同図に示すように、反応前の反応溶液は、基質であるウリジン‐5'‐三リン酸と同じリテンションタイムのみにピークが確認されたが、反応1時間後には、ウリジン‐5'‐ジホスホガラクツロン酸と同じリテンションタイムでピークが確認された。
以上のように、本発明によれば、優れた収率でウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸またはその塩を得ることができる。このため、今まで研究が遅延しているペクチン研究用の基質として、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸またはその塩を商業的に提供することが可能となり、ペクチン生合成系の研究促進を実現できる。
本発明の一実施例におけるUSPのPAGE電気泳動写真。 本発明の他の実施例におけるUSPの至適pHを示すグラフ。 本発明の他の実施例における反応溶液中のウリジン‐5'‐ジホスホガラクツロン酸(UDP-GalUA)含量を示すグラフ。 本発明の他の実施例における反応溶液のHPLCクロマトグラム。

Claims (7)

  1. 酵素反応によりウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸またはその塩を製造する方法であって、
    ガラクツロン酸-1-リン酸またはその塩と、ウリジン-5'-三リン酸またはその塩とを基質とし、以下の(A)〜(D)に示すタンパク質からなる酵素により酵素反応を行うことを特徴とする、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸またはその塩の製造方法。
    (A) 配列番号1のアミノ酸配列からなるタンパク質
    (B) 前記(A)のアミノ酸配列において、1もしくは数個のアミノ酸残基が欠失、置換または付加されたアミノ酸配列からなり、且つ、ガラクツロン酸-1-リン酸またはその塩と、ウリジン-5'-三リン酸またはその塩とを基質として、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸またはその塩を生成する酵素活性を有するタンパク質
    (C) 配列番号2または配列番号4の塩基配列からなるDNAにコードされたアミノ酸配列からなるタンパク質
    (D) 前記(C)の塩基配列において1個もしくは数個の塩基が欠失、置換または付加された塩基配列からなるDNAでコードされるアミノ酸配列からなり、且つ、ガラクツロン酸-1-リン酸またはその塩と、ウリジン-5'-三リン酸またはその塩とを基質として、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸またはその塩を生成する酵素活性を有するタンパク質
  2. 前記酵素が、Pisum sativum L.由来のタンパク質である、請求項1記載の製造方法。
  3. 前記酵素が組換えタンパク質である、請求項1または2記載の製造方法。
  4. 前記酵素が、以下のDNAからなる遺伝子が挿入された組換えベクターを有する形質転換体由来の組換えタンパク質である、請求項3記載の製造方法。
    (E) 配列番号2または配列番号4の塩基配列からなるDNA
    (F) 前記(E)の塩基配列において1個もしくは数個の塩基が欠失、置換または付加された塩基配列からなり、且つ、ガラクツロン酸-1-リン酸またはその塩と、ウリジン-5'-三リン酸またはその塩とを基質として、ウリジン-5'-ジホスホガラクツロン酸またはその塩を生成する酵素活性を有するタンパク質をコードするDNA
  5. 酵素が、ポリアクリルアミドゲル電気泳動に供した際に、目視で単一バンドを示す精製酵素である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の製造方法。
  6. 前記酵素反応を、ピロホスファターゼの共存下で行う、請求項1〜5のいずれか一項に記載の製造方法。
  7. 前記(A)〜(D)に示すタンパク質からなる酵素と、さらに共存させる酵素との添加割合(酵素量比)が、1:1〜10:1の範囲である、請求項6記載の製造方法。

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