JP2007073698A - トランジスタ - Google Patents

トランジスタ Download PDF

Info

Publication number
JP2007073698A
JP2007073698A JP2005258266A JP2005258266A JP2007073698A JP 2007073698 A JP2007073698 A JP 2007073698A JP 2005258266 A JP2005258266 A JP 2005258266A JP 2005258266 A JP2005258266 A JP 2005258266A JP 2007073698 A JP2007073698 A JP 2007073698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating layer
layer
transistor
film
dielectric constant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005258266A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Watanabe
智大 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005258266A priority Critical patent/JP2007073698A/ja
Publication of JP2007073698A publication Critical patent/JP2007073698A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

【課題】 成膜中及び成膜後の雰囲気からの水分や酸素の吸着及び拡散を抑制し、全体として高比誘電率を有する絶縁層を提供することを目的とする。
【解決手段】 チャネルとチャネル上に絶縁層を有するトランジスタ1であって、絶縁層はチャネル側から第1の絶縁層5、第2の絶縁層4、第3の絶縁層3を有しており、第2の絶縁層4が第1の絶縁層5及び第3の絶縁層3よりも比誘電率が高く、第1の絶縁層5と第2の絶縁層4及び第2の絶縁層4と第3の絶縁層3各々の界面にはアモルファス領域が存在する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、チャネルと該チャネル上に絶縁層を有するトランジスタに係わり、スイッチング素子等の性能及び安定性を向上させるための層構成及び材質に関する。
近年、電界効果トランジスタの活性層の材料として、例えば酸化亜鉛(ZnO)のような透明導電性酸化物を主成分として用いた系の開発が盛んに行われている(特許文献1)。
ZnOは比較的低温で薄膜形成が可能であり、高分子基板等のフレキシブル基板を用いたフレキシブルトランジスタの開発が試みられている。
しかし、ZnOは酸素空孔が生じ易く、その酸素空孔から生じる自由電子のため、ゲート電圧が0Vでもチャネルに電流が流れ(ノーマリーオン)、また、雰囲気に対する感度も高い。
トランジスタ特性を評価するために作製されるZnO薄膜は、一般に多結晶であり、基板として高分子基板等のフレキシブル基板を用いても、アモルファスの薄膜に比較して延性は限られる。
ZnOの雰囲気に対する感度を抑制するために、特許文献2では、活性層を雰囲気と隔絶する保護層を付与している。
この保護層は、活性層において可動電荷が移動する領域が、雰囲気の影響を受けない範囲で雰囲気から隔絶されるように施されていれば良いとされている。
特許文献3及び4には、チャネル層側からAl及びTiOを交互に積層し、エレクトロルミネッセンス素子に最適な絶縁耐圧と屈折率を持つ多層絶縁層とする方法が記載されている。
Al層とTiO層はアトミック・レイヤー・エピタキシー法により1原子層ずつ積層され、非常に均質性が高く、目標の絶縁耐圧と屈折率になるように、それぞれ3から1000Aの厚さに積層されている。
成膜中の基板温度は、前駆体の基板表面への凝縮を充分に防止でき、且つ、熱分解を避けられる温度に設定され、一般的に、基板温度は約400℃から500℃である。
このようにしてアトミック・レイヤー・エピタキシー法により成膜されるTiOは結晶であり、Alはアモルファスである。
特開2002−76356号公報 特開2005−33172号公報 米国特許第4,486,487号明細書 米国特許第6,388,378号明細書 D. Niu, R. W. Ashcraft, and G. N. Parsons, "Water absorption and interface reactivity of yttrium oxide gate dielectrics on silicon" APPLIED PHYSICS LETTERS VOLUME 80, NUMBER 19, 13 MAY 2002, pp. 3575-3577. B. W. Busch, J. Kwo, M. Hong, J. P. Mannaerts, B. J. Sapjeta, W. H. Schulte, E. Garfunkel, and T. Gustafsson, "Interface reactions of high-kY2O3 gate oxides with Si" APPLIED PHYSICS LETTERS VOLUME 79, NUMBER 15, 8 OCTOBER 2001, pp. 2447-2449. G. Bayer, "Thermal Expansion Anisotropy of Oxide Compounds" Proceedings of the British Ceramic Society, Vol. 22, 1973, pp. 39-53 H. Holleck, "Material Selection for Hard Coatings" Journal of Vacuum Science and Technology A, Vol. 4 [6], 1986, pp. 2661-2669.
一般に、低温で成膜を行う場合は高温で成膜を行うよりも成膜チャンバーの内壁から脱離した水分等が取り込まれ易い。
また、酸化物は一般に分極性が高く、より水分や酸素等を取り込み易い傾向がある。
ZnOのようなワイドギャップ半導体では一般的に誘電率が小さいが、ゲート絶縁層としては、トランジスタの低消費電力化及び高速化の観点から、高比誘電率の材料が好ましい。
高分子材料基板等を用いてトランジスタを作製する際には、活性層だけでなく、例えばゲート絶縁層においても300℃以下の低温で成膜する必要がある。
特に、Y又はHfO等の高比誘電率材料をゲート絶縁層として用いると、分極性が高いため、成膜後においても雰囲気中の水分や酸素の吸着を起こし易い。
これらの水分や酸素の存在は、界面へのトラップ生成を促進し、ヒステリシスの増大、しきい値電圧の変動等の原因となる。
例えば、非特許文献1及び2には、Si基板上にY膜を成膜した場合に、水分が非常に容易に吸着すること、また、それを原因とする界面層及びトラップの生成について報告されている。
また、水分や酸素の分布により膜質の不均質化が生じたり、結晶化の原因となり、半導体層やゲート絶縁層等の電気特性の変動や界面や表面の平坦性を失わせ、トランジスタの性能の低下を引き起こす原因となる。
ここで、「ヒステリシスの増大」とは、ゲート電圧に対してドレイン電流を対数プロットした時に、オン電流とオフ電流の中間の電流値における、電圧増大時と電圧減少時の電流値の差が増大することをいう。
特許文献2では、半導体装置を作製した後の活性層に対する雰囲気の影響を抑制する上では効果的である。
しかし、成膜中に絶縁層に吸着する水分や酸素等が、半導体装置動作時の電界により移動することを抑制することはできず、特性の経時変化等の問題を防止するには不充分であった。
特許文献3及び4では、Al層がアモルファスであり、成膜中に絶縁層に吸着する水分や酸素等が、半導体装置動作時の電界により移動することを抑制することができる。
しかし、一般的に成膜中の基板温度が約400℃から500℃と高温であり、高分子材料等を基板として用いることは困難である。
また、非特許文献3によると、結晶性のTiOの熱膨張係数はa軸において7.8×10−6−1、c軸において9.6×10−6 -1であり、異方性を持つ。それに対して、Alの熱膨張係数は8.4×10−6−1でありアモルファスのため異方性は持たない。
このため、成膜中の基板温度、約400℃から500℃から室温に冷却される際や、半導体装置動作時の温度変化の影響を受け、Al層とTiO層の界面に応力が生じると考えられる。
このことは、クラックの発生につながり、特許文献4ではAl層の全膜厚に対するTiO層の全膜厚を0.75以下にすることにより、この問題を回避している。
しかしながら、高比誘電率のTiO層を低比誘電率のAl層に対して薄くすることは、絶縁膜全体の誘電率の低下につながる。
そこで、本発明は、成膜中及び成膜後の雰囲気からの水分や酸素の吸着及び拡散を抑制し、全体として高比誘電率を有する絶縁層を提供することを目的としている。
本発明は、チャネルと該チャネル上に絶縁層を有するトランジスタであって、該絶縁層はチャネル側から第1の絶縁層、第2の絶縁層、第3の絶縁層を有しており、該第2の絶縁層が該第1及び第3の絶縁層よりも比誘電率が高いことを特徴とする。
本発明によれば、成膜中及び成膜後の雰囲気からの水分や酸素の吸着及び拡散を抑制し、全体として高比誘電率を有する絶縁層を提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の実施の形態を説明する。
手段としては、比誘電率の低い絶縁層を水分や酸素等の拡散を妨げるために用い、これを比誘電率の高い絶縁層との積層構造としてゲート絶縁層を形成する。
また、比誘電率の低い絶縁層と比誘電率の高い絶縁層の界面を、両方の構成成分により構成することによりアモルファス化している。
結晶性の絶縁層の場合、エピタキシャル成長等の方法により、単結晶として成膜しない限り、その多くは多結晶性であり、結晶粒界が存在する。
この結晶粒界は水分や酸素等の拡散パスとなり、また、ゲート電流のリークパスともなり得る。
素子構成はトップゲート及びボトムゲートのいずれでも良く、また、それぞれについてトップコンタクト及びボトムコンタクトのいずれでも良い。
トランジスタの各構成部材の成膜手法としては、スパッタ法、真空蒸着法、イオンプレーティング法、ディップ法、CVD法、MOCVD法、PCVD法等がある。
この内、本発明が特に効果的であるのは、300℃以下の低温において成膜を行う場合であり、均一大面積成膜に適しているスパッタ法が好ましい。
多層構造内の個々の絶縁層の厚さとしては、1nmから50nmが好ましい。
1nmよりも薄いと、数原子層の厚さになるため、水分と酸素の拡散を充分に抑制することができなくなり、ヒステリシスの増大や、しきい値電圧の変動が生じることが推測される。
一方で、50nmよりも厚いと、個々の膜中での水分や酸素の電界による移動の影響が無視できなくなり、トランジスタ動作時の特性の経時変化の原因となる。
また、ゲート絶縁層トータルの厚さは50nmから1000nmが好ましい。50nmよりも薄いと、リーク電流の増大が考えられる。
また、1000nmよりも厚いと応力が大きくなることによる剥がれや、歪の増大による性能のばらつきが大きくなり、また、成膜時間が長くなる。
前記の、界面のアモルファス領域は、低比誘電率層と高比誘電率層の成分の両方により構成され、好ましくは、このアモルファス化領域の厚さは20nm以下である。
20nmよりも厚くなると、構造緩和がし難くなり、動作時に高比誘電率層や低比誘電率層との間に応力が生じ易い。
第1から第3の絶縁層の特性を損なわないのであれば、アモルファス領域が各層のすべての領域に渡っても構わない。
界面を両方の構成成分により構成することによりアモルファス化する方法としては、例えば300℃以下の低温での熱処理や、共スパッタ法が挙げられる。
第1及び第3の絶縁層としては、上記の水分や酸素等の結晶粒界を通しての拡散を妨げる目的から、アモルファスを主構成とする絶縁層が好ましい。
結晶とアモルファスが混在する絶縁層では、アモルファスはTEMによる断面観察において、面積割合で50%以上が好適な割合である。
第1と第3の絶縁層の比誘電率の大小関係はどちらが大きくても良く、前記の雰囲気中の水分や酸素の影響を効果的に抑制できるように設定すれば良い。
第2の絶縁層としては、第1から第3の全絶縁層厚に対する膜厚の割合が大きく、なるべく比誘電率が高い絶縁層が好ましい。
しかし、例えば、ヒステリシスの出現やしきい値電圧の変動に対する許容幅が小さい場合には、その程度に応じて比誘電率が低めの絶縁層を選択したり、第1から第3の全絶縁層厚に対する膜厚の割合を小さめにする場合も考えられる。
また、この場合には第1及び第3の膜厚の、第1から第3の全絶縁層厚に対する膜厚の割合を大きめにすることが好ましい。
また、逆にヒステリシスの出現やしきい値電圧の変動に対する許容幅が大きい場合には、それを満たせる範囲内において、第1及び第3の絶縁層としても、なるべく比誘電率の高い絶縁層を選択し、第1から第3の全絶縁層厚に対する膜厚の割合を小さくすることが好ましい。
なお、第3の絶縁層の上に、続けて絶縁層を複数層積層しても良く、この場合、比誘電率の高い層と低い層を交互に積層し、最後に積層する絶縁層としては比誘電率の低い絶縁層が好ましい。
この場合、比誘電率の低い絶縁層の選択に関しては、第1及び第3の絶縁層に準じ、また、比誘電率の高い絶縁層の選択に関しては、第2の絶縁層に準ずる。
活性層としては、a−SiやGe、GaAs、III−V族半導体、II−VI族半導体等、種類は問わないが、本発明が特に効果的であるのは、活性層が酸化物半導体で、且つ、300℃以下の低温で成膜する場合である。
例としては、ZnO系やIn−Sn−O系等がある。
特に、室温でスパッタ法による均一大面積成膜が可能であり、且つ、アモルファスでも良好なトランジスタ特性が得られるIn−Ga−Zn−O系がフレキシブルトランジスタを実現できることから好ましい。
比誘電率が小さい絶縁層(前記第1及び第3の絶縁層)を形成する材料として好ましいのは、Al、SiO、SiON、SiN、Siの内の少なくとも一つである。
また、比誘電率が高い絶縁層(前記第2の絶縁層)を形成する材料として好ましいのは、Sc、TiO、ZnO、Ga、SrO、Y、ZrO、In、SnO、BaO、La、Pr、Gd、Yb、HfO、Ta、PbO、Biの少なくとも一つである。
最も好ましい組み合わせとしては、活性層としてIn−Ga−Zn−O系を用い、第1及び第3の絶縁層としてSiOを用い、第2の絶縁層としてHfOを用いたものである。
基板としては、例えば、石英ガラスやSi基板、セラミックス等があるが、例えば、ポリイミド、ポリエステル、その他の高分子材料、ガラス類、布類、紙類等をフレキシブル基板として使用することもできる。
本発明が特に効果的であるのは、基板の材質の変質や、成膜中の活性層や絶縁層との熱膨張差等が問題となり、300℃以下の低温で成膜する場合である。
電極としては、Au、Ti、Ni、In、Sn、Zn、Cu、Ag等やこれらの内少なくとも一つを含む合金や酸化物がある。
本発明が特に効果的であるのは、上記多層構造の絶縁層による雰囲気中の水分や酸素の吸着及び拡散の抑制の効果が、前記電極に及ぶ場合である。
なお、アモルファスとは、X線回折測定やTEM観察による電子線回折測定において、いわゆるハローパターンのみを呈し、急峻な回折ピークを呈しない構造のことである。
TEM観察では、長距離秩序構造が観察されない構造のことである。アモルファスは基本的に均質であり、粒界のような不均質構造を有しない。
なお、第3の絶縁層の上に続けて絶縁層を複数層積層しても良い。
例えば、「(第1の絶縁層)−(第2の絶縁層)−(第3の絶縁層)−(比誘電率が高い層)−(比誘電率が低い層)−(比誘電率が高い層)−・・・」のように、比誘電率の高い層と低い層を交互に積層することも可能である。
この場合、最後に積層する絶縁層としては比誘電率の低い絶縁層が好ましい。
この場合、比誘電率の低い絶縁層の選択に関しては、第1及び第3の絶縁層に準じ、また、比誘電率の高い絶縁層の選択に関しては、第2の絶縁層に準ずる。
本実施形態によれば、前記界面近傍のアモルファス領域を形成することにより、これらの水分や酸素等の拡散パスやゲート電流のリークパスを断ち切ることが可能である。
この結果として、水分や酸素等の存在を原因とする、界面へのトラップ生成を抑制し、ヒステリシスの増大やしきい値電圧の変動等を防止することができる。
また、水分や酸素の分布による膜質の不均質化や、結晶化も抑制される。
また、前記の界面のアモルファス領域は、一般的にそれを挟む両絶縁層の間の熱膨張係数を有するため、トランジスタを作製する際の温度変化や、半導体装置動作時の温度変化による界面の応力を、緩和することができる。
したがって、特許文献4に記されたAl層とTiO層との組み合わせにおいても、高比誘電率のTiO層の全膜厚を低比誘電率のAl層に比較して薄くすることなく、全体として高比誘電率の絶縁層とすることができる。
また、各層の密着性を向上し、膜の剥がれや割れを抑制する効果がある。
絶縁層の積層数が多いほど、水分や酸素等の拡散を、より抑制することができる。
また、積層により多層膜化することは、膜中の応力を緩和することを促進する効果があり、上記の界面のアモルファス化の効果と同様に、膜の剥がれや割れを抑制する効果がある。
また、酸素や水に極めて影響を受けやすいチャネル層を用いる場合は、本発明の構成により、もともと水分等を多量に含んでいる比誘電率の高い層からの水分や酸素等の拡散を妨げる効果もある。
以下に本発明を実施するための最良の形態を説明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。
(トップゲート)
本発明の第1の実施例について、図1及び図5に基づいて以下に説明する。
まず、基板9として石英ガラスを用い、フォトリソグラフィ法によりソース電極7及びドレイン電極8をレジストによりパターニングする。
本例ではソース電極及びドレイン電極としてAuを用い、室温の基板9上に真空蒸着法によりAuを約40nm成膜し、リフトオフ法により両電極を形成する。
次に、活性層6を成膜する。本例では酸化物半導体としてIn−Ga−Zn−O系を用いた。
In:Ga:Zn:Oの組成比は1:1:1:4であり、膜厚は約50nmである。
フォトリソグラフィ法によりパターニングした後に、成膜手段としてはスパッタ法を用い、基板温度は室温において成膜した。
基板のバイアスを−10V、パワーを300Wとし、Arガス44sccm、Oガス1.6sccmの雰囲気中で、圧力0.533Paでスパッタを行った。
本例とは別に、同じ条件で成膜した薄膜の薄膜X線回折測定(入射角0.5度)を行ったところ、明瞭な回折ピークは認めらなかったことから、作製したIn−Ga−Zn−O系薄膜はアモルファスであるといえる。
次に、続けて第1の絶縁層5を成膜した。本例ではSiOを用いた。成膜手段としてはスパッタ法を用い、基板温度は室温において成膜した。
パワーを300Wとし、Arガス13sccm、Oガス1.2sccmの雰囲気中で、圧力0.187Paでスパッタを行った。膜厚は約30nmである。
次に、続けて第2の絶縁層4としてYをスパッタ法により成膜した。膜厚は約40nmである。基板温度を室温、基板のバイアスを−30V、パワーを500Wとし、Arガス流量13sccmとOガス流量20sccmの雰囲気中で、圧力0.667Paでスパッタを行った。
次に、続けて第3の絶縁層3としてSiOをスパッタ法により成膜した。膜厚は約30nmであり、成膜条件は第1の絶縁層5と同様である。
次に、リフトオフにより、活性層6、第1の絶縁層5、第2の絶縁層4及び第3の絶縁層3を形成した。
次に、ゲート電極2をフォトリソグラフィ法によりパターニングし、ソース電極及びドレイン電極と同様に、Auを約40nm成膜し、リフトオフ法により形成した。
次に、約300℃において5時間アニールを行い、活性層6と第1の絶縁層5、第1の絶縁層5と第2の絶縁層4、第2の絶縁層4と第3の絶縁層3の界面において、成分の相互拡散処理を行い、アモルファス領域39を形成した。
実施例1により作製したトランジスタと、絶縁層を膜厚約100nmのYの単層で作製したトランジスタの特性を比較したところ、ヒステリシスは約70%減少した。また、On/Off比は>10であった。
また、SIMS測定を行ったところ、アモルファス領域39の厚さは約12nmであった。
(ボトムゲート)
本発明の第2の実施例について、図2に基づいて以下に説明する。
まず、基板11としてSiOを用い、その上にゲート電極12及び13としてTi及びAuを用い、この順番で真空蒸着法により成膜した。成膜中の基板温度は約120℃である。
次に、第3の絶縁層14としてSiOを成膜した。成膜手段としてはスパッタ法を用い、基板温度は室温において成膜した。
パワーを300Wとし、Arガス13sccm、Oガス1.2sccmの雰囲気中で、圧力0.187Paでスパッタを行った。
膜厚が約25nmになったところで次に成膜する第2の絶縁層15の成分であるYを共スパッタし、膜厚が約10nmになるように成膜した。
次に、続けて第2の絶縁層15としてYをスパッタ法により成膜した。基板温度を室温、基板のバイアスを−30V、パワーを500Wとし、Arガス流量13sccmとOガス流量20sccmの雰囲気中で、圧力0.667Paでスパッタを行った。
膜厚が約30nmになったところで次に成膜する第1の絶縁層16の成分であるSiOを共スパッタし、膜厚が約10nmになるように成膜した。
次に、続けて第1の絶縁層16としてSiOをスパッタ法により成膜した。
膜厚は約25nmになるように成膜し、成膜条件は第1の絶縁層5と同様にした。
次に、活性層17を実施例1と同様に成膜した。
本例とは別に、同じ条件で成膜した薄膜の薄膜X線回折測定(入射角0.5度)を行ったところ、明瞭な回折ピークは認めらなかったことから、作製したIn−Ga−Zn−O系薄膜はアモルファスであるといえる。
次に、フォトリソグラフィ法によりソース電極18及びドレイン電極19をレジストによりパターニングする。
本例ではソース電極及びドレイン電極としてAuを用い、真空蒸着法によりAuを約40nm成膜し、リフトオフ法により両電極を形成した。
実施例2により作製したトランジスタと、絶縁層を膜厚約100nmのYの単層で作製したトランジスタの特性を比較したところ、ヒステリシスは約80%減少した。
また、On/Off比は>10であった。また、SIMS測定を行ったところ、アモルファス領域の厚さは約15nmであった。
(多層)
本発明の第3の実施例について、図3に基づいて以下に説明する。
まず、実施例1と同様に基板29、ソース電極27、ドレイン電極28、活性層26、第1の絶縁層25、第2の絶縁層24及び第3の絶縁層23成膜した。
次に、続けて第4の絶縁層22としてYをスパッタ法により成膜した。膜厚は約40nmであり、成膜条件は第2の絶縁層24と同様である。
次に、続けて第5の絶縁層21としてSiOをスパッタ法により成膜した。膜厚は約30nmであり、成膜条件は第1の絶縁層25と同様である。
次に、リフトオフにより、活性層26、第1の絶縁層25、第2の絶縁層24、第3の絶縁層23、第4の絶縁層22及び第5の絶縁層21を形成した。
次に、ゲート電極20をフォトリソグラフィ法によりパターニングし、ソース電極及びドレイン電極と同様に、Auを約40nm成膜し、リフトオフ法により形成した。
約300℃において5時間アニールを行い、活性層26と第1の絶縁層25、第1の絶縁層25と第2の絶縁層24、第2の絶縁層24と第3の絶縁層23各々の界面において、成分の相互拡散処理を行いアモルファス領域を形成した。
実施例3により作製したトランジスタと、絶縁層を膜厚約170nmのYの単層で作製したトランジスタの特性を比較したところ、ヒステリシスは約90%減少した。
また、On/Off比は>10であった。また、SIMS測定を行ったところ、アモルファス領域の厚さは約12nmであった。
(第2の絶縁層の厚さを変えた場合)
本発明の第4の実施例について、図4に基づいて以下に説明する。
まず、実施例1と同様に、基板38、ソース電極36、ドレイン電極37、活性層35及び第1の絶縁層34を成膜した。
次に、続けて第2の絶縁層33を実施例1と同様の条件で膜厚が約60nmになるよう成膜した。
次に、続けて第3の絶縁層32を第1の絶縁層34と同様にして成膜し、実施例1と同様に、リフトオフにより、活性層35、第1の絶縁層34、第2の絶縁層33及び第3の絶縁層32を形成した。
次に、ゲート電極31を実施例1と同様の条件で作製し、最後に、約300℃において5時間アニールを行い、活性層35と第1の絶縁層34、第1の絶縁層34と第2の絶縁層33、第2の絶縁層33と第3の絶縁層32の界面において、成分の相互拡散処理を行い、アモルファス領域を形成した。
実施例4により作製したトランジスタと、実施例1のトランジスタの動作時の経時変化を比較したところ、抵抗値の変動が約4%増大した。
On/Off比は>10であった。また、SIMS測定を行ったところ、アモルファス領域の厚さは約15nmであった。
(温度変化の影響を示す実施例)
実施例1と同様の条件で、最後の「成分の相互拡散処理」を行わなかった場合と行った場合のトランジスタを作製する。
これらを約−50℃から約150℃までの間で、毎分約10℃で昇温と降温を100回繰り返した。
その後にトランジスタ特性を測定したところ、「成分の相互拡散処理」を行った場合は、行わなかった場合に比較して、不良が約7%低減した。
(数値範囲外の悪い結果を示す実施例)
第1の絶縁層、第2の絶縁層及び第3の絶縁層の膜厚を、それぞれ約10nm、約25nm及び約10nmとして、実施例1と同様の条件でトランジスタを作製した。
実施例6により作製したトランジスタと、実施例1のトランジスタの特性を比較したところ、リーク電流が約8%増大した。
On/Off比は>10であった。また、SIMS測定を行ったところ、アモルファス領域の厚さは約18nmであった。
(酸窒化物の実施例)
まず、実施例1と同様に、基板38、ソース電極36、ドレイン電極37、活性層35及び第1の絶縁層34を成膜した。
次に、続けて第2の絶縁層33としてSiを選択し、CVD法により膜厚が約40nmになるよう成膜した。
次に、続けて第3の絶縁層32を第1の絶縁層34と同様にして成膜し、実施例1と同様に、リフトオフにより、活性層35、第1の絶縁層34、第2の絶縁層33及び第3の絶縁層32を形成した。
次に、ゲート電極31を実施例1と同様の条件で作製した。
最後に、約300℃において5時間アニールを行い、活性層35と第1の絶縁層34、第1の絶縁層34と第2の絶縁層33、第2の絶縁層33と第3の絶縁層32の界面において、成分の相互拡散処理を行いアモルファス領域を形成した。
実施例7により作製したトランジスタと、実施例1のトランジスタの特性を比較したところ、ヒステリシスは約12%減少した。
On/Off比は>10であった。また、SIMS測定を行ったところ、アモルファス領域の厚さは約12nmであった。
以上では、In−Ga−Znを含み構成されるアモルファス酸化物を例示して説明しているが、本発明には、Sn、In、Znの少なくとも1種類の元素を含み構成されるアモルファス酸化物に適用できる。
さらに、アモルファス酸化物の構成元素の少なくとも一部にSnを選択する場合、Snを、Sn1−xM4(0<x<1、M4は、Snより原子番号の小さい4族元素のSi、Ge又はZrから選ばれる。)に置換することもできる。
また、アモルファス酸化物の構成元素の少なくとも一部にInを選択する場合、InをIn1−yM3(0<y<1、M3はLu又はInより原子番号の小さい3族元素のB、Al、Ga又はYから選ばれる。)に置換することもできる。
また、アモルファス酸化物の構成元素の少なくとも一部にZnを選択する場合、Znを、Zn1−zM2(0<z<1、M2は、Znより原子番号の小さい2族元素のMg又はCaから選ばれる。)に置換することもできる。
適用できるアモルファス材料は、具体的にはSn−In−Zn酸化物、In−Zn−Ga−Mg酸化物、In酸化物、In−Sn酸化物、In−Ga酸化物、In−Zn酸化物、Zn−Ga酸化物、Sn−In−Zn酸化物等である。
もちろん、構成材料の組成比は必ずしも1:1である必要は無い。
なお、ZnやSnは、単独ではアモルファスを形成し難い場合があるが、Inを含ませることによりアモルファス層が形成され易くなる。
例えば、In−Zn系の場合は、酸素を除く原子数割合が、Inが約20原子%以上含まれる組成にするのがよい。
Sn−In系の場合は、酸素を除く原子数割合が、Inが約80原子%以上含まれる組成にするのがよい。
Sn−In−Zn系の場合は、酸素を除く原子数割合が、Inが約15原子%以上含まれる組成にするのがよい。
また、アモルファスとは、測定対象薄膜に、入射角度0.5度程度の低入射角によるX線回折を行った場合に明瞭な回折ピークが検出されない(即ちハローパターンが観測される)ことで確認できる。
なお、本発明は、上記した材料を電界効果型トランジスタのチャネル層に用いる場合に、当該チャネル層が微結晶状態の構成材料を含むことを除外するものではない。
本発明に係るトランジスタは、高分子基板等のフレキシブル基板などに幅広く応用できる。
本発明の第1の実施例のトップゲート型薄膜トランジスタの構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施例のボトムゲート型薄膜トランジスタの構成を示す断面図である。 本発明の第3の実施例のトップゲート型薄膜トランジスタの構成を示す断面図である。 本発明の第4の実施例のトップゲート型薄膜トランジスタの構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施例のトップゲート型薄膜トランジスタの絶縁膜周辺の構成を詳細に示した断面図である。
符号の説明
1、10、19、30 トランジスタ
2、12、20、31 ゲート電極
3、13、23、32 第3の絶縁層
4、14、24、33 第2の絶縁層
5、15、25、34 第1の絶縁層
6、16、26、35 活性層
7、17、27、36 ソース電極
8、18、28、37 ドレイン電極
9、11、29、38 絶縁性基板
21 第5の絶縁層
22 第4の絶縁層
39 界面アモルファス領域

Claims (9)

  1. チャネルと該チャネル上に絶縁層を有するトランジスタであって、
    該絶縁層はチャネル側から第1の絶縁層、第2の絶縁層、第3の絶縁層を有しており、
    該第2の絶縁層が該第1及び第3の絶縁層よりも比誘電率が高いことを特徴とするトランジスタ。
  2. 前記第1の絶縁層と前記第2の絶縁層及び前記第2の絶縁層と前記第3の絶縁層各々の界面がアモルファス化されていることを特徴とする請求項1記載のトランジスタ。
  3. 前記第1の絶縁層及び第3の絶縁層がAl、SiO、SiON、SiN、Siの内の少なくとも一つにより形成されており、
    前記第2の絶縁層がSc、TiO、ZnO、Ga、SrO、Y、ZrO、In、SnO、BaO、La、Pr、Gd、Yb、HfO、Ta、PbO、Biの内の少なくとも一つにより形成されていることを特徴とする請求項1記載のトランジスタ。
  4. 前記第1の絶縁層、前記第2の絶縁層及び前記第3の前記絶縁層がアモルファスであることを特徴とする請求項1又は2記載のトランジスタ。
  5. 前記チャネルを含む活性層が酸化物半導体であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のトランジスタ。
  6. 前記活性層がIn、Ga、Znの内少なくとも一つを含む酸化物であることを特徴とする請求項4記載のトランジスタ。
  7. トップゲート型のトランジスタであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載のトランジスタ。
  8. ボトムゲート型のトランジスタであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載のトランジスタ。
  9. 前記第3の絶縁層の上にさらに第4の絶縁層、第5の絶縁層を有していることを特徴とする1から7のいずれか1項記載のトランジスタ。
JP2005258266A 2005-09-06 2005-09-06 トランジスタ Pending JP2007073698A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005258266A JP2007073698A (ja) 2005-09-06 2005-09-06 トランジスタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005258266A JP2007073698A (ja) 2005-09-06 2005-09-06 トランジスタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007073698A true JP2007073698A (ja) 2007-03-22

Family

ID=37934901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005258266A Pending JP2007073698A (ja) 2005-09-06 2005-09-06 トランジスタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007073698A (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009147039A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Casio Comput Co Ltd 薄膜トランジスタパネルおよびその製造方法
WO2011037010A1 (en) * 2009-09-24 2011-03-31 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor element and method for manufacturing the same
KR20110064701A (ko) * 2009-12-08 2011-06-15 서울대학교산학협력단 트랜지스터 및 상기 트랜지스터를 포함한 전자 장치
WO2011096271A1 (en) * 2010-02-05 2011-08-11 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device
JP2011233880A (ja) * 2010-04-09 2011-11-17 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置およびその作製方法
WO2012002292A1 (en) * 2010-07-02 2012-01-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
JP2012009841A (ja) * 2010-05-21 2012-01-12 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体素子、及び半導体装置
US8247315B2 (en) 2008-03-17 2012-08-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Plasma processing apparatus and method for manufacturing semiconductor device
JP2012209544A (ja) * 2011-03-11 2012-10-25 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法
JP2012216834A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2013062846A (ja) * 2009-12-11 2013-04-04 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
CN103594522A (zh) * 2012-08-14 2014-02-19 三星显示有限公司 薄膜晶体管及其制造方法和包括该薄膜晶体管的显示设备
US8709922B2 (en) 2011-05-06 2014-04-29 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
JP2014116591A (ja) * 2012-11-15 2014-06-26 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
US8828794B2 (en) 2011-03-11 2014-09-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device
US9099562B2 (en) 2005-09-29 2015-08-04 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method thereof
JP2015164225A (ja) * 2010-04-23 2015-09-10 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置の作製方法
JP2017034051A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置、モジュールおよび電子機器
US9627198B2 (en) 2009-10-05 2017-04-18 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing thin film semiconductor device
US10566459B2 (en) 2009-10-30 2020-02-18 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device having a first region comprising silicon, oxygen and at least one metal element formed between an oxide semiconductor layer and an insulating layer

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000353666A (ja) * 1999-06-11 2000-12-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体薄膜およびその製造方法
JP2001313390A (ja) * 2000-02-29 2001-11-09 Agere Systems Inc 半導体材料における選択的レーザ・アニール
JP2002134500A (ja) * 2000-10-26 2002-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 絶縁膜の形成方法、その製造装置およびそれを用いた薄膜トランジスタおよびその製造方法
JP2003086808A (ja) * 2001-09-10 2003-03-20 Masashi Kawasaki 薄膜トランジスタおよびマトリクス表示装置
JP2004179617A (ja) * 2002-09-30 2004-06-24 Toshiba Corp 絶縁膜及び電子素子
JP2005079517A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd Mos型電界効果トランジスタの製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000353666A (ja) * 1999-06-11 2000-12-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体薄膜およびその製造方法
JP2001313390A (ja) * 2000-02-29 2001-11-09 Agere Systems Inc 半導体材料における選択的レーザ・アニール
JP2002134500A (ja) * 2000-10-26 2002-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 絶縁膜の形成方法、その製造装置およびそれを用いた薄膜トランジスタおよびその製造方法
JP2003086808A (ja) * 2001-09-10 2003-03-20 Masashi Kawasaki 薄膜トランジスタおよびマトリクス表示装置
JP2004179617A (ja) * 2002-09-30 2004-06-24 Toshiba Corp 絶縁膜及び電子素子
JP2005079517A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd Mos型電界効果トランジスタの製造方法

Cited By (52)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9099562B2 (en) 2005-09-29 2015-08-04 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method thereof
US10304962B2 (en) 2005-09-29 2019-05-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method thereof
JP2009147039A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Casio Comput Co Ltd 薄膜トランジスタパネルおよびその製造方法
US8247315B2 (en) 2008-03-17 2012-08-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Plasma processing apparatus and method for manufacturing semiconductor device
WO2011037010A1 (en) * 2009-09-24 2011-03-31 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor element and method for manufacturing the same
US9171938B2 (en) 2009-09-24 2015-10-27 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor element and method for manufacturing the same
US9530872B2 (en) 2009-09-24 2016-12-27 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor element and method for manufacturing the same
US9754784B2 (en) 2009-10-05 2017-09-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing oxide semiconductor device
US9627198B2 (en) 2009-10-05 2017-04-18 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing thin film semiconductor device
US10566459B2 (en) 2009-10-30 2020-02-18 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device having a first region comprising silicon, oxygen and at least one metal element formed between an oxide semiconductor layer and an insulating layer
KR101615636B1 (ko) 2009-12-08 2016-04-27 삼성전자주식회사 트랜지스터 및 상기 트랜지스터를 포함한 전자 장치
KR20110064701A (ko) * 2009-12-08 2011-06-15 서울대학교산학협력단 트랜지스터 및 상기 트랜지스터를 포함한 전자 장치
US8994400B2 (en) 2009-12-11 2015-03-31 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Nonvolatile latch circuit and logic circuit, and semiconductor device using the same
US10382016B2 (en) 2009-12-11 2019-08-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Nonvolatile latch circuit and logic circuit, and semiconductor device using the same
JP2013062846A (ja) * 2009-12-11 2013-04-04 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
US9269823B2 (en) 2010-02-05 2016-02-23 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device
JP2018182337A (ja) * 2010-02-05 2018-11-15 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
US8829586B2 (en) 2010-02-05 2014-09-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device having oxide semiconductor layer
CN105405747B (zh) * 2010-02-05 2020-03-13 株式会社半导体能源研究所 半导体装置和制造半导体装置的方法
JP2014199951A (ja) * 2010-02-05 2014-10-23 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
WO2011096271A1 (en) * 2010-02-05 2011-08-11 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device
CN102725851A (zh) * 2010-02-05 2012-10-10 株式会社半导体能源研究所 半导体装置和制造半导体装置的方法
JP2017059847A (ja) * 2010-02-05 2017-03-23 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
CN105405747A (zh) * 2010-02-05 2016-03-16 株式会社半导体能源研究所 半导体装置和制造半导体装置的方法
CN102725851B (zh) * 2010-02-05 2016-01-20 株式会社半导体能源研究所 半导体装置和制造半导体装置的方法
JP2017011286A (ja) * 2010-04-09 2017-01-12 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置の作製方法
US9496416B2 (en) 2010-04-09 2016-11-15 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
JP2011233880A (ja) * 2010-04-09 2011-11-17 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置およびその作製方法
JP2015164225A (ja) * 2010-04-23 2015-09-10 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置の作製方法
US9490179B2 (en) 2010-05-21 2016-11-08 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor element and semiconductor device
JP2012009841A (ja) * 2010-05-21 2012-01-12 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体素子、及び半導体装置
US9449991B2 (en) 2010-07-02 2016-09-20 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device having circular light-blocking layer
WO2012002292A1 (en) * 2010-07-02 2012-01-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
CN102959713A (zh) * 2010-07-02 2013-03-06 株式会社半导体能源研究所 半导体装置
CN107195686A (zh) * 2010-07-02 2017-09-22 株式会社半导体能源研究所 半导体装置
US8878173B2 (en) 2010-07-02 2014-11-04 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device including oxide semiconductor and metal oxide
US8828794B2 (en) 2011-03-11 2014-09-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device
US9362136B2 (en) 2011-03-11 2016-06-07 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device
JP2012209544A (ja) * 2011-03-11 2012-10-25 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法
US11387116B2 (en) 2011-03-11 2022-07-12 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device
US10615052B2 (en) 2011-03-11 2020-04-07 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device
US8753928B2 (en) 2011-03-11 2014-06-17 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device
US10002775B2 (en) 2011-03-11 2018-06-19 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device
JP2012216834A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
US9917204B2 (en) 2011-03-31 2018-03-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
JP2016192579A (ja) * 2011-03-31 2016-11-10 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
US8709922B2 (en) 2011-05-06 2014-04-29 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
CN103594522A (zh) * 2012-08-14 2014-02-19 三星显示有限公司 薄膜晶体管及其制造方法和包括该薄膜晶体管的显示设备
JP2019068097A (ja) * 2012-11-15 2019-04-25 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2014116591A (ja) * 2012-11-15 2014-06-26 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2021002679A (ja) * 2012-11-15 2021-01-07 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2017034051A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置、モジュールおよび電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007073698A (ja) トランジスタ
TWI427796B (zh) 薄膜電晶體及其製造方法
JP4981283B2 (ja) アモルファス酸化物層を用いた薄膜トランジスタ
KR102382656B1 (ko) 적층체
KR101052240B1 (ko) 아모르포스 산화물 반도체막을 사용한 박막트랜지스터의 제조 방법
JP5118812B2 (ja) 電界効果型トランジスタ
JP6749939B2 (ja) 積層体
US8558324B2 (en) Composite dielectric thin film, capacitor and field effect transistor using the same, and each fabrication method thereof
JP6543869B2 (ja) 半導体素子及びその製造方法
US20080277663A1 (en) Thin film transistor and method of manufacturing the same
CN108431963B (zh) 半导体元件和使用该半导体元件的电气设备
JP2015109315A (ja) 薄膜トランジスタ、その製造方法、酸化物半導体層、表示装置及び半導体装置
WO2013122084A1 (ja) 酸化物半導体及びこれを含む半導体接合素子
JP2007073704A (ja) 半導体薄膜
JP2011029238A (ja) 結晶性ホモロガス化合物層を含む積層体の製造方法及び電界効果型トランジスタ
US9806097B2 (en) Metal oxide semiconductor thin film, thin film transistor, and their fabricating methods, and display apparatus
WO2008139859A1 (en) Thin-film transistor and process for its fabrication
KR20160115076A (ko) 높은 전계 효과 이동도를 가지는 BaSnO3 박막 트랜지스터 및 그의 제조 방법
TWI769929B (zh) 半導體元件及使用其之電氣機器
US9450199B2 (en) Method of forming nano crystals and method of manufacturing organic light-emitting display apparatus including thin film having the same
KR101665863B1 (ko) 정류 다이오드 및 그 제조방법
Choi et al. Fabrication and electrical properties of metal/double-insulator/metal diode

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080207

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080904

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20090324

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100201

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120424