JP2007073549A - 半導体レーザモジュール、半導体レーザスタック及び半導体レーザモジュールの製造方法 - Google Patents

半導体レーザモジュール、半導体レーザスタック及び半導体レーザモジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体レーザ素子がサブマウントに確実に接合されると共に、半導体レーザ素子の湾曲形状が精度よく矯正された半導体レーザモジュールと、この半導体レーザ素子が複数積層された半導体レーザスタックとを提供すること。
【解決手段】サブマウント9と、サブマウント9上に設けられた半導体レーザ素子5と、半導体レーザ素子5上に設けられたサブマウント3とを備え、半導体レーザ素子5は、サブマウント9に面している表層に設けられた活性層11aを有し、サブマウント9の方がサブマウント3よりも熱膨張係数が大きい。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ光を出射する半導体レーザモジュールと、この半導体レーザモジュールを備えた半導体レーザスタックと、この半導体レーザモジュールの製造方法とに関する。
従来、半導体レーザアレイは、二枚のサブマウントの間に半導体レーザ素子を挟んだ複数の半導体レーザモジュールが、ヒートシンクを挟んでスタックされた構成を有する。この半導体レーザ素子は平板状を成し、側面にはレーザ光を出射する複数のスポット状の光出射部(レーザ光の出射点)が形成されている。この半導体レーザ素子は製造過程で反りが生じるため、製造後の形状は湾曲している。
特許文献1に記載されている技術には、半導体レーザ素子を、二枚のサブマウントの間に挟んで加熱及び加重することにより反った湾曲形状から平板形状に矯正しつつサブマウントに接合する技術が提案されている。
特開平11−163467号公報
このサブマウントは二層構造を有しており、各層は互いに異なる熱膨張係数を有する。このような層構造を有するサブマウントは、加熱されると半導体レーザ素子と同様に湾曲するため、高温で行われる接合処理中には、互いに貼り合わされる半導体レーザ素子の表面とサブマウントの表面とが略同じ曲率となり、半導体レーザ素子とサブマウントとは略面一で接触することとなる。
しかし、高温で行う接合処理中に、半導体レーザ素子と同様に湾曲するサブマウントを構成するのは困難である。すなわち、サブマウントが有する各層の熱膨張係数及び厚み等を、半導体レーザ素子と同様に湾曲するように特定するのは容易ではない。故に、湾曲形状の半導体レーザ素子をサブマウントに確実に接合するのは困難であり、半導体レーザ素子の湾曲形状を平板形状に精度よく矯正することも困難である。
本発明の目的は、半導体レーザ素子がサブマウントに確実に接合されると共に、半導体レーザ素子の湾曲形状が精度よく矯正された半導体レーザモジュールと、この半導体レーザモジュールを用いた半導体レーザスタックと、半導体レーザモジュールの製造方法とを提供することである。
本発明の半導体レーザモジュールは、1)レーザ光を出射する半導体レーザ素子と、2)上記半導体レーザ素子に接合されている部材であり、上記半導体レーザ素子が有する二つの表面のうち接合前に反って張り出している第1の表面上に設けられた第1のサブマウントと、3)上記半導体レーザ素子の二つの表面のうち上記第1の表面とは異なる第2の表面上に接合された第2のサブマウントとを備え、上記第1のサブマウントの方が上記第2のサブマウントよりも熱膨張係数が大きい。
本発明の半導体レーザモジュールによれば、半導体レーザ素子を挟む第1及び第2のサブマウントの熱膨張係数が異なる。半導体レーザモジュールの製造工程において、第1及び第2のサブマウントに接合される前の半導体レーザ素子は、反った湾曲形状を有している。半導体レーザ素子の反った湾曲形状に応じて熱膨張するように第1及び第2のサブマウントの熱膨張係数を選択すれば、半導体レーザ素子を、反った湾曲形状から平板形状に精度よく矯正できるため、第1及び第2のサブマウントに確実に接合可能となる。
また、本発明の半導体レーザモジュールでは、上記第2のサブマウントが可撓性を有している、ことが好ましい。これにより、上記半導体レーザ素子の反った湾曲形状を、より精度よく矯正することができる。
また、本発明の半導体レーザモジュールでは、上記半導体レーザ素子は、上記第1の表面側又は上記第2の表面側に設けられた活性層を有しており、上記第1の表面又は上記第2の表面のうち上記活性層が設けられている側の表面上に設けられた上記第1のサブマウント又は上記第2のサブマウント上には、上記半導体レーザ素子を冷却するためのヒートシンクが設けられる、ことが好ましい。発光中の半導体レーザ素子では、主に活性層から熱が発生する。このため、この熱は、活性層が設けられている側の表面上に設けられた第1のサブマウント又は第2のサブマウントに伝導する。そして、この熱は、このサブマウント上にヒートシンクが設けられている場合には、更にヒートシンクに伝導する。このように、活性層から発生した熱は、サブマウント、更にはヒートシンクを介して効率良く除去される。
また、本発明の半導体レーザモジュールでは、上記半導体レーザ素子は、側面に複数の光出射部が配列された半導体レーザアレイであるのが好ましい。光出射部は半導体レーザ素子の共振器構造に係る活性層の端部(活性層と光学的に連絡可能な部位)であり、このような端部(光出射部)を一定の間隔で増加させれば、半導体レーザ素子の側面の幅は広くなる。そして、半導体レーザ素子はより大きく湾曲することになる。このため、本発明はより大きな効果を奏することとなる。
また、本発明の半導体レーザスタックは、上記した複数の半導体レーザモジュールと、発熱体を冷却する複数のヒートシンクとを備え、上記半導体レーザモジュールと上記ヒートシンクとは交互に積層されている、ことを特徴とする。従って、半導体レーザモジュールから発生した熱がヒートシンクを介して効率良く除去可能な半導体レーザスタックが実現できる。
また、本発明の半導体レーザモジュールの製造方法は、レーザ光を出射する半導体レーザ素子と、上記半導体レーザ素子に接合されている部材であり、上記半導体レーザ素子が有する二つの表面のうち接合前に反って張り出している第1の表面上に設けられた第1のサブマウントと、上記半導体レーザ素子の二つの表面のうち上記第1の表面とは異なる第2の表面上に接合された第2のサブマウントとを備えた半導体レーザモジュールの製造方法であって、上記半導体レーザ素子の上記第1の表面と、上記第1のサブマウントの一の表面とを対向させて、上記半導体レーザ素子及び上記第1のサブマウントのうち何れか一方を他方に載置するステップと、上記第1のサブマウントよりも熱膨張係数の小さな上記第2のサブマウントを用意し、上記半導体レーザ素子の上記第2の表面と、上記第2のサブマウントの一の表面とを対向させて、上記半導体レーザ素子及び上記第2のサブマウントのうち何れか一方を他方に載置するステップと、を含む載置ステップと、前記載置ステップの後、前記半導体レーザ素子が前記第1のサブマウントと前記第2のサブマウントとにより挟まれた状態で前記半導体レーザ素子、前記第1のサブマウント及び前記第2のサブマウントを加熱して、前記半導体レーザ素子を前記第1のサブマウントと前記第2のサブマウントとに接合する加熱ステップと、を含む。
本発明によれば、第2のサブマウントよりも熱膨張係数が大きい第1のサブマウントの一の表面と、半導体レーザ素子の二つの表面のうち第1及び第2のサブマウントへの接合前に反って張り出している第1の表面とを対向させて、第1のサブマウントと半導体レーザ素子のうち何れか一方が他方に載置された状態で、半導体レーザ素子、第1のサブマウント及び第2のサブマウントが加熱される。この加熱処理によって半導体レーザ素子は第1及び第2のサブマウントに接合される。そして、この加熱処理後の降温過程では、第1のサブマウントの方が第2のサブマウントよりも大きく収縮することになる。よって、第1のサブマウントに接合された半導体レーザ素子の第1の表面も、第1のサブマウントの収縮に伴って第2の表面よりも大きく収縮する。このため、反った半導体レーザ素子が精度良く平板形状に矯正される。更に、第1及び第2のサブマウントの熱膨張係数を好適に選択することにより、反った半導体レーザ素子が平板形状に更に精度良く矯正できる。
また、本発明の半導体レーザモジュールの製造方法では、上記載置ステップの後、上記加熱ステップに加えて、上記半導体レーザ素子が載置されていない第1のサブマウント又は上記第2のサブマウントの表面から、上記半導体レーザ素子の反りを矯正するように上記第1のサブマウント、上記半導体レーザ素子及び上記第2のサブマウントに圧力を加えて、上記半導体レーザ素子を上記第1のサブマウントと上記第2のサブマウントとに接合する加圧ステップを更に含むのが好ましい。この加圧ステップは、加熱ステップと並行して行われるか、或いは加熱ステップの後に行われる。加熱ステップに加え、この加圧ステップが行われることにより、反った半導体レーザ素子が平板形状に容易に矯正できる。
本発明によれば、半導体レーザ素子がサブマウントに確実に接合されると共に、半導体レーザ素子の湾曲形状が平板形状に精度よく矯正される。
図面を参照して、本発明に係る好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。まず、図1を参照して、実施形態に係る半導体レーザモジュール1の概略構成を説明する。
半導体レーザモジュール1は、サブマウント3(第1又は第2のサブマウント)、半導体レーザ素子5、絶縁部材7及びサブマウント9(第1又は第2のサブマウント)を有する。サブマウント3は、y軸方向に長尺であり、z軸方向に所定の厚みを有する板形状を有する。そして、サブマウント3は、表面M1及び表面M2を有する。表面M1及び表面M2は、互いに平行な略平面形状を成している。サブマウント9は、y軸方向に長尺であり、z軸方向に所定の厚みを有する板形状を有する。そして、サブマウント9は、表面M3及び表面M4を有する。表面M3及び表面M4は、互いに平行な略平面形状を成している。表面M2及び表面M3上には半導体レーザ素子5及び絶縁部材7がx軸方向に互いに離隔して設けられている。
また、サブマウント3及びサブマウント9の各々は、実質的に均一な熱膨張係数を有する導電性及び熱伝導性に優れた素材によって成るのが好ましい。例えば、サブマウント3及びサブマウント9は、Mo、W、Cu、Cu−W合金、Cu−Mo合金、SiC或いはAlN等の素材によって成る。Cu−W合金は、Cuが10重量パーセントでありWが90重量パーセントである合金(以下、Cu−W10合金という)や、Cuが15重量パーセントでありWが85重量パーセントである合金(以下、Cu−W15合金という)や、Cuが20重量パーセントでありWが80重量パーセントである合金(以下、Cu−W20合金という)等が利用できる。Cu−Mo合金は、Cuが15重量パーセントでありMoが85重量パーセントである合金(以下、Cu−Mo15合金という)等が利用できる。なお、サブマウント3及びサブマウント9は、表面がめっき処理されたセラミックにより構成されたものであってもよいが、好ましくは、Mo、W、Cu、Cu−W合金、Cu−Mo合金等の金属を素材として構成されたものがよい。
Cuの熱膨張係数は17.0×10−6/K程度である。Cu−W20合金の熱膨張係数は8.3×10−6/K程度である。Cu−W15合金の熱膨張係数は7.2×10−6/K程度である。Cu−Mo15合金の熱膨張係数は7.0×10−6/K程度である。Cu−W10合金の熱膨張係数は6.5×10−6/K程度である。Moの熱膨張係数は5.1×10−6/K程度である。Wの熱膨張係数は4.5×10−6/K程度である。従って、例えば、サブマウント9の熱膨張係数が、サブマウント3の熱膨張係数よりも大き場合、サブマウント51にCu−W10合金を用いる場合には、サブマウント52にMoやWを用いることができる。また、サブマウント51にCu−W20を用いる場合には、サブマウント52にMo等を用いることができる。
半導体レーザ素子5と絶縁部材7とは、共にy軸方向に長尺な板形状を成していると共に同程度の厚みを有する。半導体レーザ素子5の長尺な二つの側面のうち絶縁部材7に対向する側面S1の反対側の側面S2には、複数の光出射部11が設けられており、半導体レーザ素子5は半導体レーザアレイを構成する。
半導体レーザ素子5及び絶縁部材7は、サブマウント3の表面M2上に設けられていると共に、サブマウント9の表面M3上に設けられている。すなわち、半導体レーザ素子5及び絶縁部材7は、サブマウント3とサブマウント9との間に挟まれている。ここで、半導体レーザ素子5は、ジャンクションダウン方式に基づいてサブマウント3及びサブマウント9との間に設けられている。このジャンクションダウン方式により、活性層11aから発生する熱が、活性層11aにより近いサブマウント9に伝導することになり、半導体レーザ素子5から発生する熱の除去が効率良く行える。
次に、図2を参照して、半導体レーザモジュール1の構成について更に説明する。図2(a)は、図1に示すI−I線に沿ってとられた半導体レーザモジュールの断面図であり、(b)は、図1に示すII−II線に沿ってとられた半導体レーザモジュールの断面図である。
サブマウント9の表面M3は、面領域E1及び面領域E2を含む。サブマウント3の表面M2は、面領域E3及び面領域E4を含む。半導体レーザ素子5は、サブマウント9の面領域E1上に設けられていると共に、サブマウント3の面領域E3上に設けられている。すなわち、半導体レーザ素子5は、サブマウント3とサブマウント9との間に挟まれている。半導体レーザ素子5と面領域E1との間には半田部H1が介在し、半導体レーザ素子5と面領域E3との間には半田部H2が介在している。半導体レーザ素子5は、半田部H1を介してサブマウント9に固着され、半田部H2を介してサブマウント3に固着されている。半導体レーザ素子5は、側面S1と側面S2との間にわたって形成された活性層11aを複数有する。また、半導体レーザ素子5の側面S2に設けられた光出射部11は、活性層11aの一端に相当しており、活性層11aと光学的に連絡可能になっている。
絶縁部材7は、サブマウント9の面領域E2上に設けられていると共に、サブマウント3の面領域E4上に設けられている。すなわち、絶縁部材7は、サブマウント3とサブマウント9との間に挟まれている。絶縁部材7と面領域E2との間には半田部H3が介在し、絶縁部材7と面領域E4との間には半田部H4が介在している。絶縁部材7は、半田部H3を介してサブマウント9に固着され、半田部H4を介してサブマウント3に固着されている。なお、半田部H1〜半田部H4は、InやAuSn等を含む。
サブマウント3の厚みT1は、50〜200μm程度である。半導体レーザ素子5及び絶縁部材7の厚みT2は、100〜150μm程度であり、サブマウント9の厚みT3は、50〜200μm程度であり、好ましくは150mm程度である。サブマウント3及びサブマウント9の縦幅D1(縦幅とは、x軸方向の長さであり、以下同様)は、1〜5mm程度であり、好ましくは3mm程度である。半導体レーザ素子5の縦幅D2は、1〜1.5mm程度である。半導体レーザ素子5の横幅W1(横幅とは、y軸方向の長さであり、以下同様)は、5〜10mm程度であり、サブマウント3及びサブマウント9の横幅W2は、5〜15mm程度であり、好ましくは10mm程度である。
次に、図3を参照して、半導体レーザ素子5の構成について説明する。図3は、図1に示すII−II線に沿ってとられた半導体レーザ素子の断面図である。半導体レーザ素子5は、基板5a及び積層部5bを有しており、基板5a上に積層部5bが形成されている。積層部5bは、リッジ形状を含む半導体層を有し、この半導体層は、活性層11a、クラッド13及びクラッド15と、キャップ層16及びオーミック電極17とを有する。すなわち、半導体レーザ素子5はリッジ導波型の半導体レーザ素子である。この半導体層が有するリッジ形状の高さD3は、2〜3μm程度である。クラッド13は、基板5a上に形成されており、クラッド13上には、活性層11aが形成されている。活性層11a上には、クラッド15が形成され、クラッド15上にはキャップ層16及びオーミック電極17が順次形成されている。
基板5aは、n型のGaAs基板であり、クラッド13は、n型のAlGaInP層である。活性層11aは、InGaAsP層であり、クラッド15は、p型のAlGaInP層である。キャップ層16は、GaAs層であり、オーミック電極17は、Ti/Pt/Au層である。また、積層部5bの表面は、絶縁膜18によって覆われている。絶縁膜18は、例えば酸化シリコン等の素材によって成る。
なお、半導体レーザ素子5はリッジ導波型の半導体レーザであるが、本発明は、これに限らない。例えば、BH(Buried Hetero)型やBC(BuriedCrescent)型等、他の構造の半導体レーザ素子であってもよい。また、実施形態に係る半導体レーザ素子が有する基板5a及び積層部5bの各層の構成素材は、上記したものに限らない。また、半導体層の構造は、上記したものに限らない。例えば、リッジ形状の高さD3が上記の値より小さくてもよい。例えば、活性層11aにまでリッジ形状を規定する溝が達していなくてもよい。この場合には、溝の深さを調整することで、活性層11aの実効屈折率を調整し、リッジ形状に応じた導波路構造を実現することになる。
次に、図4を参照して、実施形態に係る半導体レーザスタック100の構成を説明する。半導体レーザスタック100は、複数の半導体レーザモジュール1と、複数のヒートシンク21と、複数の絶縁部材23とを有しており、半導体レーザモジュール1及び絶縁部材23が、ヒートシンク21と交互に積層されて成る。すなわち、隣接する二つのヒートシンク21の間には、半導体レーザモジュール1と絶縁部材23とが設けられている。
ヒートシンク21は表面M5及び表面M6を有している。ヒートシンク21の縦幅W3は、30mm程度であり、厚みは、1.1mm程度である。表面M5は、面領域E6及び面領域E7を含み、表面M6は、面領域E8及び面領域E9を含む。絶縁部材23は、表面M7及び表面M8を有する。
半導体レーザモジュール1の表面M4とヒートシンク21の面領域E6との間には半田部H5が介在し、半導体レーザモジュール1の表面M1と、ヒートシンク21の面領域E8との間には半田部H6が介在している。すなわち、半導体レーザモジュール1は、隣接する二つのヒートシンク21の各々に、半田部H5及び半田部H6を介して固着されている。なお、半田部H5及び半田部H6は、InやAuSn等を含む。
絶縁部材23の表面M7とヒートシンク21の面領域E7との間、及び、絶縁部材23の表面M8とヒートシンク21の面領域E9との間には、それぞれ接着剤が介在している。すなわち、絶縁部材23は、隣接する二つのヒートシンク21の間に接着剤を介して固着されている。
ヒートシンク21及び絶縁部材23の内部には、冷却用に用いる流体を流すための流路R1、流路R2及び流路R3が設けられている。流路R1、流路R2及び流路R3内には、図中符号A1に示す向きに流体が流れる。流路R1は、図示しない流入口に接続されており、流路R1には、この流入口から流入する流体が流れる。流路R1を流れる流体は、各ヒートシンク21の流路R2に分流する。流路R2は、ヒートシンク21の面領域E6及び面領域E8上に設けられている。このため、流路R2を流れる流体は、発熱する半導体レーザモジュール1の表面M1(面領域E1b)及び表面M4上を流れる。流路R2を流れた流体は、流路R3に流入する。流路R3は図示しない流出口に接続されており、流路R3を流れる流体は流出口に向かって流れる。このように、ヒートシンク21及び絶縁部材23の内部を流体が流れることにより、半導体レーザモジュール1の冷却が可能となる。
次に、図5を参照して、半導体レーザモジュール1の製造方法を説明する。図5は、サブマウント3及びサブマウント9の間に半導体レーザ素子5を設ける工程を説明するための図である。なお、図5に示す半導体レーザ素子5の側面S3は、半導体レーザ素子5の何れかの側面を表している。
サブマウント51(第1のサブマウント)及びサブマウント52(第2のサブマウント)は、サブマウント3及びサブマウント9を表している。半田部H11及び半田部H12は、半田部H1及び半田部H2を表している。表面M13及び表面M12は、表面M2及び表面M3を表している。面領域E11及び面領域E13は、面領域E1及び面領域E3を表している。サブマウント51がサブマウント3の場合には、サブマウント52はサブマウント9であり、半田部H11は半田部H2であり、半田部H12は半田部H1である。更にこの場合、表面M13は表面M2であり、面領域E11は面領域E3であり、表面M12は表面M3であり、面領域E13は面領域E1である。また、サブマウント51がサブマウント9の場合には、サブマウント52はサブマウント3であり、半田部H11は、半田部H1であり、半田部H12は、半田部H2である。更にこの場合、表面M13は表面M3であり、面領域E11は面領域E1であり、表面M12は表面M2であり、面領域E13は面領域E3である。
まず、図5(a)に示す工程について説明する。図5(a)は、半導体レーザ素子5と、サブマウント51及びサブマウント52とが半田部H11及び半田部H12を介して接合される前の状態を模式的に示している。図5(a)に示すように、サブマウント51、半導体レーザ素子5及びサブマウント52を用意する。
ここで、サブマウント51及びサブマウント52の各々は、実質的に均一な熱膨張係数を有する金属材料を素材とする。また、サブマウント51及びサブマウント52は、非常に薄い(図2に示す厚みT1及びT3)ために共に可撓性を有し、曲げ撓みが可能である。サブマウント51の熱膨張係数は、サブマウント52の熱膨張係数よりも大きい。また、半導体レーザ素子5は、サブマウント51及びサブマウント52との接合前には、中央から端部に向かって反った湾曲形状を有しており、半導体レーザ素子5の表面K1及び表面K2のうち、表面K1の方が張り出している。具体的には、半導体レーザ素子5の表面K1の端部は中央部からT5(μm)だけ表面K1から表面K2に向かう方向に反っている。すなわち、半導体レーザ素子5を水平な平面に載置した場合に、この平面と半導体レーザ素子5の表面K1の端部との距離が、概ねT5(μm)となっている。ここで、T5は、3〜10μm程度の距離を示している。なお、表面K1及び表面K2のうち何れが張り出しているかは、半導体レーザ素子5を構成する半導体材料の種類や内部構造によって異なる。
そこで、定盤41上にサブマウント51を載置する。サブマウント51が載置される定盤41の表面は略水平な平面形状を成している。次いで、サブマウント51上に半導体レーザ素子5を載置する。この際、半導体レーザ素子5の表面は、サブマウント51の表面M13(面領域E11)に重ねられる。次いで、半導体レーザ素子5上にサブマウント52を載置する。この際、半導体レーザ素子5の表面は、サブマウント52の表面M12(面領域E13)に重ねられる。張り出している表面K1に対向して載置されているサブマウント51の熱膨張係数の値は、サブマウント52の熱膨張係数の値よりも大きい。なお、ここでは、サブマウント51、半導体レーザ素子5、サブマウント52の順に載置するとしたが、この順番は任意である。例えば、サブマウント52、半導体レーザ素子5、サブマウント51の順に載置してもよい。
更に、サブマウント51及びサブマウント52は、ともに可撓性を有している。このため、半導体レーザ素子5をサブマウント51及びサブマウント52上に載置すると(半導体レーザ素子5をサブマウント51とサブマウント52との間に挟むと)、半導体レーザ素子5の表面K1及び表面K2の湾曲形状に応じて、サブマウント51及びサブマウント52も多少湾曲する。
半導体レーザ素子5は、上述した図6(a)に示す工程によって、サブマウント51とサブマウント52との間に挟まれた状態となっている。すなわち、半導体レーザ素子5の第1の表面とサブマウント51の一面とを対向させて半導体レーザ素子5をサブマウント51に載置するステップと、半導体レーザ素子5の第2の表面とサブマウント52の一面とを対向させてサブマウント52を半導体レーザ素子5に載置するステップとによって、半導体レーザ素子5は、サブマウント51とサブマウント52との間に挟まれた状態となる。
次に、図5(b)に示す工程を説明する。図5(b)は、半導体レーザ素子5と、サブマウント51及びサブマウント52とを、半田部H11及び半田部H12を介して接合する工程を模式的に示している。図5(b)に示すように、サブマウント51、半導体レーザ素子5及びサブマウント52に対し、定盤41を介して熱量A3を供給する(加熱ステップ)。この熱量A3は、定盤41を、例えば摂氏100度〜350度に設定して所定時間だけ加熱した際の熱量である。そして、熱A3を供給した後に、半導体レーザ素子5の反りを矯正する向きに(換言すれば、サブマウント51、半導体レーザ素子5及びサブマウント52を定盤41に押し付ける向きに)圧力A2を加え、サブマウント51、半導体レーザ素子5及びサブマウント52を平坦化する(加圧ステップ)。圧力A2は、例えば、10〜500gf/cmである。ここで、図5(b)に示す処理は、例えばN又はH等の不活性雰囲気中又は空気中において行われる。なお、加熱する方法及び加圧する方法としては、他に様々な方法が考えられる。必ずしも定盤41を介して加熱する必要はなく、雰囲気を介して加熱しても良い。また、上述した方向(半導体レーザ素子5及びサブマウント52を定盤41に押し付ける向き)とは逆の方向(サブマウント51を上面として、定盤41に押し付ける向き)に加圧することで半導体レーザ素子5の反りを矯正しても良い。また、上述の加熱ステップと加圧ステップとを同時に行うようにしても良い。
図5(b)に示す処理の後には、図5(c)に示すように、半導体レーザ素子5の反りが矯正されて平坦化されている。なお、図5(c)は、上述の加熱ステップ及び加圧ステップの後に、室温程度にまで温度を下降させた状態の半導体レーザモジュール1を示している。以下、図6(b)に示す状態から図6(c)に示す状態に移る過程を「降温ステップ」と呼ぶ。本発明者らは、この降温ステップにおいて、温度下降に伴って生じるサブマウント51及びサブマウント52の収縮の程度の差(収縮力の差)によっても、上記の加圧ステップにおける加圧作用と共に半導体レーザ素子5の反りが矯正されると考えている。具体的に説明すると、サブマウント51はサブマウント52よりも大きな熱膨張係数を有しているため、降温ステップでは、逆に、サブマウント51の方がサブマウント52よりも大きく収縮する(収縮力が強い)ことになる。このサブマウント51は、半導体レーザ素子5の張り出している方の表面K1に接合されているため、半導体レーザ素子5の反りが矯正され平坦化されることになる。
すなわち、半導体レーザ素子5が有する湾曲形状に応じて、熱膨張係数の異なるサブマウント51及びサブマウント52を選択することによって、半導体レーザ素子5を、反った湾曲形状から平板形状に矯正しつつサブマウント51及びサブマウント52に接合することが容易且つ確実に行える。また、サブマウント52が可撓性を有していることによって、より好適にこの効果を得ることができる。従って、平板形状に矯正された半導体レーザ素子5は、反りが矯正されて平坦化されるため、サブマウント51及びサブマウント52から剥がれにくくなる。更に、半導体レーザ素子5に設けられた複数の光出射部11の位置は均一化されるため、発光特性(レーザ光の指向性等)が向上する。また、これに付随して、半導体レーザ素子5の光出射部11の前方に、集光光学系等のレンズ系を精度よく配置することもできる。また、半導体レーザモジュール1の駆動中(発光中)にサブマウント51又はサブマウント52が熱膨張することで半導体レーザ素子5に作用する圧力は、半導体レーザ素子5の表面に対して均一に作用する。さらに、個々の半導体レーザモジュール1の平坦性が保てるので、半導体レーザスタック100から出力されるレーザ光の直進性が向上する。更に、半導体レーザモジュール1及びこれを用いた半導体レーザスタック100の歩留まりの向上も図られる。
<変形例>
なお、本発明は、上記のように説明した実施形態に係る半導体レーザモジュール1に限らない。例えば、本発明には、図6に示す半導体レーザモジュール1aであっても適用可能である。半導体レーザモジュール1aには、半導体レーザモジュール1が有するサブマウント3に替えてサブマウント31が設けられている。この点を除けば、半導体レーザモジュール1aの構成は、半導体レーザモジュール1の構成と同様である。
サブマウント31は、互いに厚みの異なるy軸方向に長尺な板形状の第1部分3a及び第2部分3bを有し、第2部分3bの厚みの方が第1部分3aの厚みよりも大きい。サブマウント31の二つの表面のうち一方の表面M1aには、面領域E1a及び面領域E1bが含まれており、面領域E1aと面領域E1bとの間には段差S1aが設けられている。サブマウント31の他の表面M2aは、略平面形状を成しており、表面M2a上には半導体レーザ素子5及びサブマウント9がx軸方向に互いに離隔して設けられている。特に、半導体レーザ素子5は、第1部分3a上に設けられ、サブマウント9は、第2部分3b上に設けられている。なお、本変形例に係る半導体レーザモジュール1aの製造方法も、上気した実施形態に係る半導体レーザモジュール1の製造方法と同様である。
次に、図7を参照して、上述の半導体レーザモジュール1aを設けた半導体レーザスタック100aの構成について説明する。図7に示す半導体レーザスタック100aには、上記した半導体レーザスタック100のうち半導体レーザモジュール1に替えて半導体レーザモジュール1aが設けられている。この点を除けば、半導体レーザスタック100aの構成は、半導体レーザスタック100の構成と同様である。
半導体レーザモジュール1aの表面M4とヒートシンク21の面領域E6との間には半田部H5が介在し、半導体レーザモジュール1aの面領域E1bと、ヒートシンク21の面領域E8aとの間には半田部H6aが介在している。すなわち、半導体レーザモジュール1aは、隣接する二つのヒートシンク21の間に、半田部H5及び半田部H6aを介して固着されている。なお、半田部H6aは、InやAuSn等を含む。
なお、半導体レーザスタック100では、半導体レーザ素子5は、サブマウント9に対してジャンクションダウン方式に基づいて実装されている。この実装方式により、活性層11aから発生する熱が、半導体レーザ素子5の二つの表面のうち、活性層11aにより近い表面に設けられたサブマウント9に主に伝導することになる。このサブマウント9はヒートシンク21と面一に接続されているため、サブマウント9に伝導した熱は、更にヒートシンク21に伝導する。従って、半導体レーザ素子5からの熱の除去がサブマウント9及びヒートシンク21を介して効率良く行える。その一方で、半導体レーザ素子5が、サブマウント9に対してジャンクションダウン方式に基づいて実装されていない半導体レーザスタック100について考察する。この場合、サブマウント31の第1部分3aが半導体レーザ素子5の二つの表面のうち活性層11aにより近い表面上に設けられる。このため、活性層11aから発生した熱は、主に第1部分3aに伝導することになる。しかし、第1部分3aは、サブマウント9に比べて厚みが小さく、ヒートシンク21には接触していない。このため、第1部分3aに伝導した熱は、ヒートシンク21に接触している第2部分3bに伝導し、第2部分3bからヒートシンク21に伝導することになる。従って、この場合、半導体レーザ素子5に生じた熱は、第1部分3a、第2部分3b及びヒートシンク21を介して半導体レーザ素子5から除去されることになる。このような活性層11aからヒートシンク21への熱接続では、半導体レーザ素子5が上記ジャンクションダウン方式に基づいて実装されている場合に比較して、熱除去の効率が低下する、と考えられる。このような理由から、半導体レーザ素子5は、サブマウント9に対してジャンクションダウン方式に基づいて実装されている。
次に、図8を参照して、半導体レーザモジュール1aの作用効果について説明する。半導体レーザモジュール1aでは、半導体レーザ素子5により加熱された第1部分3aは、図中符号C2に示す向きに熱膨張する。半導体レーザ素子5により加熱された第2部分3bは、図中符号C3に示す向きに熱膨張する。また、第1部分3aに対応する領域にあるサブマウント9の第1部分9aは、図中符号C4に示す向きに熱膨張する。第2部分3bに対応する領域にあるサブマウント9の第2部分9bは、図中符号C5に示す向きに熱膨張する。
第2部分3bは、面領域E1bの全体にわたり半田部H6aを介してヒートシンク21に接合されている。よって、第2部分3bが熱膨張することにより第2部分3bから絶縁部材7には圧力A4aが作用する。第2部分9bは、半田材H5を介してヒートシンク21に接合されている。このため、第2部分9bが熱膨張することにより絶縁材7に圧力A4bが作用する。
また、第1部分3aが熱膨張することにより第1部分3aから半導体レーザ素子5に圧力A5aが作用する。この圧力A5aは、第1部分3aがヒートシンク21に接合されていないため、圧力A4aに比較して小さい。一方、第1部分9aは、半田材H5を介してヒートシンク21に面一に接合されている。このため、第1部分9aが熱膨張することにより半導体レーザ素子5に対し圧力A5bが作用する。圧力A5bは、第1部分3aがヒートシンク21に接合されていないため、圧力A4bに比較して小さい。
従って、第1部分3aがヒートシンク21に接合されていないため、第1部分3a及び第1部分9aが熱膨張することによって半導体レーザ素子5に作用する圧力A5a及び圧力A5bの低減化が可能となる。このため、サブマウント3又はサブマウント9の熱膨張によって半導体レーザ素子5の側面S3に半田材が押し出され、光出射部11が、この押し出された半田材によって覆われる可能性は、実施形態に係る半導体レーザモジュール1の場合に比較して低減される。
実施形態に係る半導体レーザモジュールの構成を示す斜視図である。 実施形態に係る半導体レーザモジュールの構成を示す断面図である。 実施形態に係る半導体レーザ素子の断面図である。 実施形態に係る半導体レーザスタックの構成を示す断面図である。 実施形態に係る半導体レーザモジュールの製造方法を説明するための図である。 実施形態に係る半導体レーザモジュールの他の構成を示す斜視図である。 実施形態に係る半導体レーザスタックの他の構成を示す斜視図である。 実施形態の半導体レーザモジュールの作用効果を説明するための図である。
符号の説明
1,1a…半導体レーザモジュール、7,23…絶縁部材、3,9…サブマウント、3a…第1部分、3b…第2部分、5…半導体レーザ素子、5a…基板、5b…積層部、11…光出射部、11a…活性層、13,15…クラッド、16…キャップ層、17…オーミック電極、21…ヒートシンク、31…サブマウント、41…定盤、100,100a…半導体レーザスタック、E1a,E1b,E1〜E4,E6〜E8,E8a,E9…面領域、H1〜H6,H6a…半田部、K1,K2…表面、M1,M1a,M2,M2a,M3〜M8…表面、R1〜R3…流路、S1,S1a,S2,S3…側面。

Claims (7)

  1. レーザ光を出射する半導体レーザ素子と、
    前記半導体レーザ素子に接合されている部材であり、前記半導体レーザ素子が有する二つの表面のうち接合前に反って張り出している第1の表面上に設けられた第1のサブマウントと、
    前記半導体レーザ素子の二つの表面のうち前記第1の表面とは異なる第2の表面上に接合された第2のサブマウントと
    を備え、
    前記第1のサブマウントの方が前記第2のサブマウントよりも熱膨張係数が大きい半導体レーザモジュール。
  2. 前記第2のサブマウントは可撓性を有している、ことを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザモジュール。
  3. 前記半導体レーザ素子は、前記第1の表面側又は前記第2の表面側に設けられた活性層を有しており、前記第1の表面又は前記第2の表面のうち前記活性層が設けられている側の表面上に設けられた前記第1のサブマウント又は前記第2のサブマウント上には、前記半導体レーザ素子を冷却するためのヒートシンクが設けられる、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体レーザモジュール。
  4. 前記半導体レーザ素子は、側面に複数の光出射部が配列された半導体レーザアレイである、ことを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一項に記載の半導体レーザモジュール。
  5. 請求項1〜4のうち何れか一項に記載の複数の半導体レーザモジュールと、
    発熱体を冷却する複数のヒートシンクと
    を備え、
    前記半導体レーザモジュールと前記ヒートシンクとは交互に積層されている、ことを特徴とする半導体レーザスタック。
  6. レーザ光を出射する半導体レーザ素子と、前記半導体レーザ素子に接合されている部材であり、前記半導体レーザ素子が有する二つの表面のうち接合前に反って張り出している第1の表面上に設けられた第1のサブマウントと、前記半導体レーザ素子の二つの表面のうち前記第1の表面とは異なる第2の表面上に接合された第2のサブマウントとを備えた半導体レーザモジュールの製造方法であって、
    前記半導体レーザ素子の前記第1の表面と、前記第1のサブマウントの一の表面とを対向させて、前記半導体レーザ素子及び前記第1のサブマウントのうち何れか一方を他方に載置するステップと、
    前記第1のサブマウントよりも熱膨張係数の小さな前記第2のサブマウントを用意し、前記半導体レーザ素子の前記第2の表面と、前記第2のサブマウントの一の表面とを対向させて、前記半導体レーザ素子及び前記第2のサブマウントのうち何れか一方を他方に載置するステップと、
    を含む載置ステップと、
    前記載置ステップの後、前記半導体レーザ素子が前記第1のサブマウントと前記第2のサブマウントとにより挟まれた状態で前記半導体レーザ素子、前記第1のサブマウント及び前記第2のサブマウントを加熱して、前記半導体レーザ素子を前記第1のサブマウントと前記第2のサブマウントとに接合する加熱ステップと、
    を含む半導体レーザモジュールの製造方法。
  7. 前記載置ステップの後、前記加熱ステップに加えて、前記半導体レーザ素子が載置されていない第1のサブマウント又は前記第2のサブマウントの表面から、前記半導体レーザ素子の反りを矯正するように前記第1のサブマウント、前記半導体レーザ素子及び前記第2のサブマウントに圧力を加えて、前記半導体レーザ素子を前記第1のサブマウントと前記第2のサブマウントとに接合する加圧ステップを更に含む、ことを特徴とする請求項6に記載の半導体レーザモジュールの製造方法。




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