JP2007072647A - セキュリティシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】来訪者として不適切な行動をとっている人物に対して速やかな警戒を行えるようなシステムを構築する。
【解決手段】セキュリティサーバにおいて、演算処理装置は、監視対象区域の周辺を監視する録画装置から出力される映像を受信する。前記映像に基づいて生成される動画を画像処理することによって、人物画像を抽出し、前記人物画像を含む前記動画ファイルの部分を人物画像ファイルとして記憶装置に保持する。人物データベースは、人物画像に対応する個人データと前記人物画像ファイルとを関連付け人物画像に対応する個人の信頼性の程度に応じて個人データを分類して保持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画像を用いたセキュリティシステムに関する。
防犯への意識が高まる中、個人の住宅や企業のオフィスにおいても、より信頼性の高いセキュリティシステムの構築が求められてきている。例えば、独身者や小家族が暮らしている住居や小規模の企業事務所などでは、その住居内や事務所内が無人になってしまう時間帯が存在することがある。そのような時間帯に来訪者が来たとき、その家の住人や小規模事務所の従業員等(以下、家人等と呼ぶ)が、その来訪者に対して適切な応対をすることは、非常に困難である。
このような場合に対応するために、家人等が不在のときに自動的に来訪者に応対する技術が知られている(例えば、特許文献1〜3参照。)。特許文献1(特開平9―231367号公報)に記載の技術は、留守中に来訪者があった場合、指紋カメラで撮影され指紋解析部で発生された来訪者の指紋データと、メモリ部へ記憶されている指紋データとを指紋照合部で照合するシステムを構築している。このシステムでは、指紋データが一致した場合は、メモリ部からその来訪者に対応するメッセージデータを読み出し、玄関ディスプレイ及び(又は)玄関スピーカに出力し、来訪時の映像、音声、時刻をメモリ部へ記憶している。
また、特許文献2(特開2000−341420号公報)に記載の技術では、ドアフォン子器側に、来訪者検知手段と、来訪者判別情報取得手段とを備えたインターホンシステムを構築している。このシステムでは、インターホン親機は、来訪者検知手段が来訪者を検知したときには、来訪者判別情報取得手段によって取得する来訪者判別情報を基にして来訪者種別を判別する来訪者種別判別手段と、来訪者種別判別手段によって判別された来訪者種別に基づいて、ドアフォン子器側への応答処理をする応答処理手段とを備えている。
また、特許文献3(特開2003−18587号公報)に記載の技術では、玄関に接近してきた来訪者を撮影するカメラを備えたドアフォン子機と、カメラで撮影された画像より人物の顔画像を認識する画像認識部を備えたドアフォン親機とからなる来訪者管理システムを構築している。そのシステムでは、ドアフォン親機は、予め登録された種々の顔画像を記憶する顔画像記憶部と、画像認識部により認識された顔画像と顔画像記憶部に記憶されている顔画像とを照合する照合部とを備えており、来訪者がドアフォン子機の呼び出しボタンを押す前に、照合部により来訪者を特定し、家内案内やセキュリティを確認している。
上述の従来技術においては、その来訪者が積極的に来訪の形跡を残してくれない場合には、その家の住人や小規模事務所の従業員等(以下、家人等と呼ぶ)は、その来訪者の存在を知ることができないことが多い。また、特許文献3に記載の技術のように、カメラにより来訪者の監視を常時行っているシステムにおいては、来訪者は、来訪時にカメラに撮影されることを意識していることが求められている。
上述したように、近年、防犯に対する意識が高まってきている。防犯対策をより強力なものにするためには、カメラの前に対峙する来訪者に対するセキュリティを強固にすることが求められている。また、来訪者として不適切な行動をとっている人物、いわゆる不審者と呼ばれる人に対して、速やかな警戒を行えるようなセキュリティシステムが求められている。
特開平9―231367号公報 特開2000−341420号公報 特開2003−18587号公報
本発明が解決しようとする課題は、防犯対策をより強力なものにするために、来訪者として不適切な行動をとっている人物、いわゆる不審者と呼ばれる人に対して、速やかな警戒を行えるようなセキュリティシステムを提供することにある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
上記課題を解決するために、監視対象区域の周辺を常時監視する録画装置(5)と、人物データベース(25)と演算処理装置(11)とを有し前記録画装置(5)から出力される映像に含まれる人物画像を人物画像ファイル(32c、32d)として保持するコンピュータ(2)とを具備するセキュリティシステム(1)を構築する。
そのセキュリティシステム(1)において、その人物データベースは、人物に依存して複数のカテゴリに分類して人物画像ファイルを格納するものであることが好ましい。そして、前記演算処理装置(11)は、前記映像に基づいて生成される動画ファイルを画像処理することによって、前記映像から人物画像を抽出し、前記人物画像を含む前記動画ファイルの部分を前記人物画像ファイル(32c、32d)として保存する。また、前記人物データベース(25)は、前記人物画像に対応する個人データ(32)と前記人物画像ファイル(32c、32d)とを関連付け、前記人物画像に対応する個人の信頼性の程度に応じて前記個人データ(32)を分類して保持する。
つまり、前記演算処理装置(11)は、前記映像に基づいて生成される動画ファイルを画像処理することによって、前記映像から人物画像を抽出し、前記人物画像を含む前記動画ファイルの部分を前記人物画像ファイルとして、前記人物データベースの前記複数のカテゴリの何れかに前記人物画像に対応する個人データと前記人物画像ファイルとを関連付けて格納する。これによって、例えば家族や友人以外の人物が来訪した場合に、その来訪を速やかに認識し、適切な対処を行うことが可能になる。
この場合において、前記演算処理装置(11)は、前記人物画像ファイル(32c、32d)の生成に応答して前記人物データベース(25)を検索し、前記人物画像に対応する個人データ(32)が未検出の場合に、新たな個人データ(32)を生成し、前記人物データベース(25)は、前記新たな個人データ(32)と前記人物画像ファイル(32c、32d)とを関連付け、前記新たな個人データ(32)を身元不明者に分類して保持する構成であることが好ましい。
そのセキュリティシステム(1)において、さらに、前記監視対象区域に対する呼出動作を行うための呼び出し装置(6)を備える構成であっても良い。その場合には、前記録画装置(5)は、前記監視対象区域の出入り口に設置され、呼出装置が操作されたかどうかを監視できることが好ましい。
そして、前記演算処理装置(11)は、前記人物画像が撮像された人物撮像時間と、前記呼出動作が実行された呼出時間とを比較し、前記比較に基づいて、前記人物画像に対応する個人が呼出動作を行っているか否かを示す呼出実行情報を生成する。前記人物データベース(25)は、前記呼出実行情報に基づいて、前記個人データ(32)に前記呼出動作を行ったか否かを区別する呼出実行フラグ(32g)を付加して前記個人データ(32)を保持する構成であればなお良い。
また、そのセキュリティシステム(1)において、前記演算処理装置(11)は、前記人物画像に対応する個人が、不審者の可能性を含む人物であると判断するための条件として使用される注意人物判断情報を保持する構成であってもよい。その場合に、演算処理装置(11)は、前記注意人物判断情報に基づいて、前記条件に合致する人物画像ファイル(32c、32d)の人物が不審者の可能性を含むことを示す注意喚起情報(32j)を生成する。そして、前記人物データベース(25)は、前記注意喚起情報(32j)に基づいて、前記条件に合致する人物画像ファイル(32c、32d)に対応する個人データ(32)に前記注意喚起情報(32j)を関連付けて保持する構成であることが好ましい。
そのセキュリティシステム(1)において、さらに、前記コンピュータ(2)から出力される画像を表示する画像表示装置(3)と、ユーザからの命令を前記コンピュータ(2)に供給する入力装置(4)とを備える構成であっても良い。その場合に、前記コンピュータ(2)は、前記人物データベース(25)に格納されるデータを前記画像表示装置(3)に表示させる閲覧プログラム(24)を含むことが好ましい。そして、前記コンピュータ(2)は、前記入力装置(4)を介して供給される閲覧命令に応答して前記閲覧プログラム(24)を起動する。起動された前記閲覧プログラム(24)は、前記閲覧命令に基づいて前記人物データベース(25)から前記閲覧命令に対応するデータを読み込んで前記画像表示装置(3)に出力させる。そのうえで、前記画像表示装置(3)は、前記コンピュータ(2)から送信されるデータを所定の表示形式(41、44)で表示するものであることが好ましい。
そのセキュリティシステム(1)において、前記所定の表示形式は、前記複数のカテゴリ(32a〜32j)の少なくとも一つと、前記人物画像ファイルとの対応を表示する表示形式であると良い。例えば、具体的には、属性32iや来訪回数32eなどと、画像ファイルと、来訪時間との対応関係がユーザに視覚的に認識できるような表示形式であるとよい。
そのセキュリティシステム(1)において、前記コンピュータは、さらに、ネットワークを介して所定のアドレスにメッセージを送信する送信部を具備する構成であっても良い。そして、前記演算処理装置は、前記呼出実行フラグに基づいて、来訪者の存在を通知するメッセージの送信を前記送信部に指示する。このとき、前記送信部は、その指示に応答して前記所定のアドレスに来訪者の存在を通知するメッセージを送信する構成であることが好ましい。また、前記演算処理装置が、注意人物判断情報に基づいて、注意人物の存在を通知するメッセージの送信を前記送信部に指示するものであっても良い。その場合、前記送信部は、その指示に応答して前記所定のアドレスに注意人物の存在を通知するメッセージを送信する構成であることが好ましい。
そのセキュリティシステム(1)において、前記呼び出し装置は、音声出力機能を備えていても良い。その場合に、前記演算処理装置は、前記呼び出し装置を用いた呼出動作に応答して、前記人物データベースを検索する。そして、前記人物が前記複数のカテゴリの中のどのカテゴリに分類されているかに基づいて、前記人物に対する応答を前記音声出力機能を用いて実行する構成であることが好ましい。
また、上記課題を解決するために、人物データベース(25)と、記憶装置と、演算処理装置(11)とを有するセキュリティサーバを構築する。そのセキュリティサーバにおいて、前記演算処理装置(11)は、監視対象区域の周辺を常時監視する録画装置(5)から出力される映像を受信する。そして、前記映像に基づいて生成される動画ファイルを画像処理することによって、前記映像から人物画像を抽出し、前記人物画像を含む前記動画ファイルの部分を人物画像ファイル(32c、32d)として前記記憶装置に保持する。
前記人物データベース(25)は、前記人物画像に対応する個人データ(32)と前記人物画像ファイル(32c、32d)とを関連付け、前記人物画像に対応する個人の信頼性の程度に応じて前記個人データ(32)を分類して保持する構成であることが好ましい。この場合において、前記演算処理装置(11)は、前記人物画像ファイル(32c、32d)の生成に応答して前記人物データベース(25)を検索し、前記人物画像に対応する個人データ(32)が未検出の場合に、新たな個人データ(32)を生成し、前記人物データベース(25)は、前記新たな個人データ(32)と前記人物画像ファイル(32c、32d)とを関連付け、前記新たな個人データ(32)を身分不明者に分類して保持する構成であるとなお良い。
これによって、上記のシステムを構築可能なサーバを提供することが可能となり、ユーザは、任意の監視カメラとこのセキュリティサーバによって、汎用性の高いシステムを構築することが可能となる。
そのセキュリティサーバにおいて、前記録画装置(5)は、前記監視対象区域の出入り口に設置されていることが好ましい。この場合に、前記演算処理装置(11)は、前記監視対象区域に対する呼出動作が実行されたかどうかを監視することが可能な構成であるとなお良い。そして、前記人物画像が撮像された人物撮像時間と、前記呼出動作が実行された呼出時間とを比較し、前記比較に基づいて、前記人物画像に対応する個人が呼出動作を行っているか否かを示す呼出実行情報を生成する。このときに、前記人物データベース(25)は、前記呼出実行情報に基づいて、前記個人データ(32)に前記呼出動作を行ったか否かを区別する呼出実行フラグ(32g)を付加して前記個人データ(32)を保持することが好ましい。
また、そのセキュリティサーバにおいて、前記演算処理装置(11)は、前記人物画像に対応する個人が、不審者の可能性を含む人物であると判断するための条件として使用される注意人物判断情報を保持し、前記注意人物判断情報に基づいて、前記条件に合致する人物画像ファイル(32c、32d)の人物が不審者の可能性を含むことを示す注意喚起情報(32j)を生成ものであることが好ましい。そして、前記人物データベース(25)は、前記注意喚起情報(32j)に基づいて、前記条件に合致する人物画像ファイル(32c、32d)に対応する個人データ(32)に前記注意喚起情報(32j)を関連付けて保持する構成であることが好ましい。
さらにそのセキュリティサーバにおいて、前記セキュリティサーバから出力される画像を表示する画像表示装置(3)と、ユーザからの命令を前記セキュリティサーバに供給する入力装置(4)とに接続されている構成であっても良い。この場合に、前記セキュリティサーバは、前記人物データベース(25)に格納されるデータを前記画像表示装置(3)に表示させる閲覧プログラム(24)を含んでいるとなお良い。そして、前記入力装置(4)を介して供給される閲覧命令に応答して前記閲覧プログラム(24)を起動する。前記閲覧プログラム(24)は、前記閲覧命令に基づいて前記人物データベース(25)から前記閲覧命令に対応するデータを読み込んで前記画像表示装置(3)に所定の表示形式(41、44)で表示させる構成であることが好ましい。
さらにそのセキュリティサーバにおいて、前記所定の表示形式は、前記複数のカテゴリ(32a〜32j)の少なくとも一つと、前記人物画像ファイルとの対応を表示する表示形式であると良い。例えば、具体的には、属性32iや来訪回数32eなどと、画像ファイルと、来訪時間との対応関係がユーザに視覚的に認識できるような表示形式であるとよい。
そのセキュリティサーバにおいて、前記コンピュータは、さらに、ネットワークを介して所定のアドレスにメッセージを送信する送信部を具備する構成であっても良い。そして、前記演算処理装置は、前記呼出実行フラグに基づいて、来訪者の存在を通知するメッセージの送信を前記送信部に指示する。このとき、前記送信部は、その指示に応答して前記所定のアドレスに来訪者の存在を通知するメッセージを送信する構成であることが好ましい。また、前記演算処理装置が、注意人物判断情報に基づいて、注意人物の存在を通知するメッセージの送信を前記送信部に指示するものであっても良い。その場合、前記送信部は、その指示に応答して前記所定のアドレスに注意人物の存在を通知するメッセージを送信する構成であることが好ましい。
そのセキュリティサーバにおいて、前記呼び出し装置は、音声出力機能を備えていても良い。その場合に、前記演算処理装置は、前記呼び出し装置を用いた呼出動作に応答して、前記人物データベースを検索する。そして、前記人物が前記複数のカテゴリの中のどのカテゴリに分類されているかに基づいて、前記人物に対する応答を前記音声出力機能を用いて実行する構成であることが好ましい。
上記課題を解決するために、以下のようなコンピュータ(2)プログラムを構成し、所定のコンピュータ(2)に実行させてもよい。そのプログラムは、
(a)監視対象区域の周辺を録画装置(5)で常時監視するステップと、
(b)その録画装置(5)から出力される映像に基づいて生成される動画ファイルを画像処理するステップと、
(c)前記画像処理によって、前記映像から人物画像を抽出し、前記人物画像を含む前記動画ファイルの部分を人物画像ファイル(32c、32d)として特定するステップと、
(d)前記人物画像に対応する個人データ(32)と前記人物画像ファイル(32c、32d)とを関連付け、前記人物画像に対応する個人の信頼性の程度に応じて前記個人データ(32)を分類して保持するステップ
を具備する方法をコンピュータ(2)によって実行可能なセキュリティプログラムであることが好ましい。
そのセキュリティプログラムにおいて、
前記(d)ステップは、
前記人物画像ファイル(32c、32d)の生成に応答して前記人物データベース(25)を検索し、前記人物画像に対応する個人データ(32)が未検出の場合に、新たな個人データ(32)を生成するステップと、
前記新たな個人データ(32)と前記人物画像ファイル(32c、32d)とを関連付け、前記新たな個人データ(32)を身分不明者に分類して保持するステップ
を含む方法をコンピュータ(2)によって実行可能なセキュリティプログラムであっても良い。
そのセキュリティプログラムにおいて、さらに、
(e)前記監視対象区域に対する呼出動作を監視するステップ
を具備し、
(f)前記人物画像が撮像された人物撮像時間と、前記呼出動作が実行された呼出時間とを比較するステップと、
(g)前記比較に基づいて、前記人物画像に対応する個人が呼出動作を行っているか否かを示す呼出実行情報を生成するステップと、
を具備し、
前記(d)ステップは、
前記呼出実行情報に基づいて、前記個人データ(32)に前記呼出動作を行ったか否かを区別する呼出実行フラグ(32g)を付加して前記個人データ(32)を保持するステップ
を含む方法をコンピュータ(2)によって実行可能なセキュリティプログラムであっても良い。
そのセキュリティプログラムにおいて、
前記(d)ステップは、
前記人物画像に対応する個人が、不審者の可能性を含む人物であると判断するための条件として使用される注意人物判断情報を読み込むステップと、
前記注意人物判断情報に基づいて、前記条件に合致する人物画像ファイル(32c、32d)の人物が不審者の可能性を含むことを示す注意喚起情報(32j)を生成するステップと、
前記注意喚起情報(32j)に基づいて、前記条件に合致する人物画像ファイル(32c、32d)に対応する個人データ(32)に前記注意喚起情報(32j)を関連付けて保持するステップ
を含む方法をコンピュータ(2)によって実行可能なセキュリティプログラムであっても良い。
そのセキュリティプログラムにおいて、さらに、
(h)前記セキュリティプログラムによって生成される画像を画像表示装置(3)に表示するステップ、
(i)ユーザからの命令を前記セキュリティプログラムに供給するステップと
を具備し、
前記セキュリティプログラムは、前記人物データベース(25)に格納されるデータを前記画像表示装置(3)に表示させる閲覧プログラム(24)を含み、
前記(h)ステップは、
前記入力装置(4)を介して供給される閲覧命令に応答して前記閲覧プログラム(24)を起動するステップと、
前記閲覧命令に基づいて前記人物データベース(25)から前記閲覧命令に対応するデータを読み込んで前記画像表示装置(3)に所定の表示形式(41、44)で表示するステップ
を含む方法をコンピュータ(2)によって実行可能なセキュリティプログラムであることが好ましい。
そのセキュリティプログラムにおいて、前記所定の表示形式は、前記複数のカテゴリの少なくとも一つと、前記人物画像ファイルとの対応を表示する表示形式であることが好ましい。
そのセキュリティプログラムにおいて、さらに、
前記呼出実行フラグに基づいて、来訪者の存在を通知するメッセージの送信を指示するステップと、
その指示に応答して所定のアドレスに来訪者の存在を通知するメッセージを送信するステップ
を含む方法をコンピュータによって実行可能なセキュリティプログラムであることが好ましい。
そのセキュリティプログラムにおいて、さらに、
前記注意人物判断情報に基づいて、注意人物の存在を通知するメッセージの送信を指示するステップと、
その指示に応答して前記所定のアドレスに注意人物の存在を通知するメッセージを送信するステップ
を含む方法をコンピュータによって実行可能なセキュリティプログラムであることが好ましい。
そのセキュリティプログラムにおいて、さらに、
呼出動作に応答して、前記人物データベースを検索し、前記人物が前記複数のカテゴリの中のどのカテゴリに分類されているかに基づいて、前記人物に対する応答を前記音声出力機能を用いて実行するステップ
を含む方法をコンピュータによって実行可能なセキュリティプログラムであることが好ましい。
本発明によると、防犯対策をより強力なものにするために、来訪者として不適切な行動をとっている人物、いわゆる不審者と呼ばれる人に対して、速やかな警戒を行えるようなセキュリティシステムを構築することが可能となる。
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態について説明を行う。図1は、本実施形態のセキュリティシステム1の構成を例示するブロック図である。本実施形態のセキュリティシステム1は建造物の周囲や内部などの監視が要求される場合に適用可能である。以下の実施形態において、上記のセキュリティシステム1が、一戸建てやマンションなどの住宅を監視する場合を例示して説明を行う。
図1を参照すると、本実施形態のセキュリティシステム1は、サーバ2と、表示装置3と、入力装置4と、動画像撮影装置5と、呼出装置6とを備えて構成されている。図1に示されているように、それらの装置はLAN(Local Area Network)7を介して接続されている。上述のように本実施形態のセキュリティシステム1は、住宅に備えられている。従って以下の実施形態では、LAN7がその住宅に設けられたネットワーク(家庭内LAN)であるものとして説明を行う。なお、本実施形態のセキュリティシステム1は、LAN7を介して外部のネットワーク(例えば、インターネットなど)と通信することが可能である。
サーバ2は、LAN7を介して表示装置3やプリンタ(図示されず)などのリソースを制御する機能を備えている情報処理装置である。サーバ2の詳細な構成は後述する。
表示装置3は、サーバ2が出力した文字や図形などの情報を表示する装置である。以下の実施形態においては、表示装置3が液晶表示装置である場合を例示して説明を行う。なお、本発明において、表示装置3が液晶表示装置に制限されることは無く、例えばテレビジョンやプロジェクターなど、映像を表示する機能を備えた装置全般に適用可能である。
入力装置4は、表示装置3へデータを入力する機能を備えたマンマシンインターフェースである。以下の実施形態においては、入力装置4がキーボードやマウスなど、パーソナルコンピュータに一般的に備えられている装置である場合を前提に説明を行う。なお、本発明において、入力装置4がコンピュータ付属の入力装置であることに限定されるものではない。例えば、表示装置3が家庭用のテレビ放送受信装置で有る場合には、通常その装置に付属するリモコンでサーバ2を操作するような構成を備えることで、本発明を実現することが可能となる。
動画像撮影装置5は、動画像の撮影が可能な撮像装置である。図1に示されているように、動画像撮影装置5はLAN7に接続されている。動画像撮影装置5は、撮像した動画像をリアルタイムまたは有る一定の時間間隔ごとにまとめてサーバ2に送信している。本実施形態における動画像撮影装置5は、本実施形態のセキュリティシステム1を備えた住宅の出入り口(具体的には玄関や勝手口など)に設置可能であり、来訪者を常時監視できる装置であることが好ましい。さらに好ましくは、動画像撮影装置5は、ある程度の広範囲を撮影できるような装置であるとよい。それによって、セキュリティシステム1は、来訪者以外の人物(例えば、玄関先を通り過ぎるだけの人物)に対する監視動作を行うことが可能となる。
呼出装置6は、来訪者が住宅等への来訪したことを家人等へ通知するための装置である。以下の実施形態においては、呼出装置6は、動画像撮影装置5の撮影範囲内に設置されていることが好ましい。図1に示されているように、呼出装置6はLAN7に接続されている。呼出装置6には呼出ボタンが備えられており、その呼出ボタンが押されたときには、呼出装置6はLAN7を介して、呼出動作が実行された旨の通知をサーバ2に送信する。呼出装置6には時計機能が備えられており、呼出動作が実行され場合、呼出装置6は、その時の時刻と実行された時間の長さとをサーバ2に通知している。
また、呼出装置6は、スピーカなどの音声出力機能を備えている装置であっても良い。上述のサーバ2が、動画像撮影装置5から送信されてくる動画像をリアルタイムで処理している場合、音声出力機能を有する呼出装置6によって、来訪者に対する応答をリアルタイムに実行することが可能となる。例えば、後述する人物データベースに注意人物であるとして登録されている人物が来訪した場合に、呼出装置6の音声出力機能を用いて警報音を出力することが可能となる。
以下に、図面を参照して上述してきたサーバ2の構成の詳細な説明を行なう。図2は、サーバ2の構成を例示するブロック図である。図2を参照すると、本実施形態のサーバ2は、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)11と、メモリ12と、入力装置側インターフェース13と、出力装置側インターフェース14と、HDD(Hard Disk Drive:大容量記憶装置)15と、NIC(Network Interface Card:ネットワークカード)16とを含んで構成され、それらはバス17を介して接続されている。図2には、各装置(11〜16)が、サーバ2内部に一つずつ備えられている構成が例示されているが、これは本発明のサーバ2の構成を限定するものではない。例えば、後述するCPU11を複数備えているようなコンピュータ装置を、本実施形態のサーバ2として採用することも可能である。
以下に、各機能ブロックに関して説明を行う。CPU11は、サーバ2の内部もしくは外部に備えられた各種装置の制御や、それらの装置に対して送受信されるデータの処理を行う演算処理装置である。
メモリ12は、CPU11が演算処理を実行する場合に用いられる主記憶装置であり、CPU11がデータを直接読み書きできる構成である。また、メモリ12は、CPU11が処理したデータや、HDD15から読み出したデータを一時的に保持する場所としても使用される。本発明において、メモリ12に対する制限は無く、例えばDDR−SDRAMなどをメモリ12として適用することが可能である。
入力装置側インターフェース13は、上述した入力装置4に接続される接続装置であり、入力装置4から供給されるデータをLAN7を介して所定の装置に出力している。
出力装置側インターフェース14は、上述の表示装置3に接続される接続装置であり、CPU11から出力されるデータを表示装置3で表示可能なデータ形式に変換して出力している。本実施形態の出力装置側インターフェース14は、画像データを出力するための端子を備え、その端子に接続されたケーブルを介して表示装置3に画像データを出力している。
HDD15は、本実施形態を実行するためのコンピュータプログラムやデータベースを保持する大容量記憶装置である。以下の実施形態では、HDD15が大容量の磁気記憶装置である場合を前提に説明を行う。なお、本実施形態において、HDD15に対する制限は無く、不揮発的にデータを保持する機能を有している装置であれば、どのような装置でもHDD15として適用可能である。したがって、不揮発性の半導体メモリ(例えばフラッシュメモリなど)をHDD15として用いることも可能である。また、HDD15に保持されている具体的なプログラムなど詳細に関しては後述する。
NIC16は、サーバ2とLAN7との接続を管理する装置であり、サーバ2をLAN7に接続するためのコネクタを備えている。上述したように、サーバ2はLAN7に接続され、そのLAN7を介して所定の装置にデータの送受信を行っている。NIC16のコネクタにはLANケーブルが接続され、サーバ2は、そのLANケーブルを介してLAN7へ対するデータの送受信を実行している。本実施形態において、動画像撮影装置5や呼出装置6は、LAN7に接続されている。動画像撮影装置5や呼出装置6から出力されるデータは、LAN7を経由してNIC16に送られる。NIC16は、受信したデータをバス17を介してサーバ2内部の所定の装置に出力している。また、NIC16は、サーバ2が外部ネットワーク(例えばインターネット)を介して電子メールを送受信するための機能を備えている。
以下に、HDD15に保持されているコンピュータプログラムやデータに関しての説明を行う。図3は、本実施形態のHDD15の構成を例示するブロック図である。図3を参照すると、本実施形態のHDD15は、動画ファイル作成プログラム21と、画像処理プログラム22と、個人認証プログラム23と、閲覧プログラム24と、人物データベース25とを含んで構成されている。また、図3に示されているように、人物データベース25は、データベースエンジン31とデータ本体32とを含んで構成されている。
動画ファイル作成プログラム21は、動画像撮影装置5から送信される画像データをコンピュータで処理することができるような動画ファイルに変換するプログラムである。本実施形態において、動画ファイルのファイル形式に制限はない。つまり、生成される動画ファイルが、他のプログラムによって、編集や加工することが可能な形式であれば、どのようなファイル形式であっても本願発明を適用することが可能である。したがって、以下の実施形態では、動画像撮影装置5からアナログ映像データが出力され、そのデータをMPEG形式に変換する場合を例示して説明を行う。
画像処理プログラム22は、動画ファイル作成プログラム21が作成した動画ファイルに対して画像処理を実行し、その動画ファイルに含まれている人物画像を抽出し、その人物画像を含む動画ファイル(以下、人物画像ファイルと呼ぶ。を生成するプログラムである。人物の検出を行うアルゴリズムに制限は無い。したがって、以下の実施形態では、画像処理プログラム22は、人物の動きを検知しその前後の動画ファイルを抽出するようなプログラムである場合を前提に説明を行う。
個人認証プログラム23は、画像処理プログラム22が抽出した人物画像ファイルに基づいて、その人物の個人認証を実行するプログラムである。本実施形態において、個人認証を実行するためのアルゴリズムに制限は無い。例えば、顔認証プログラム、声紋認証プログラム、指紋認証プログラムなどの生態認証システムを本願発明の個人認証プログラム23として適用することが可能である。
また、これらの認証システムを組み合わせて実行することも可能である。例えば、まず、玄関などの監視対象区域の出入り口の映像から顔認証を行う。この顔認証には、NECの製品である「NeoFace(ネオフェイス)」(製品名)を使用することで実現可能である。次に、ドアホンの呼出ボタンを押下した来訪者に対しては、指紋の登録を行い、次回の来訪からは指紋認証を行うことが可能になる。さらに、来訪時に挨拶などを発声した来訪者に対しては、声紋の登録を行い、指紋同様に次回の来訪からは、声紋認証を行うことが可能になる。
これらの生態認証を組み合わせることで、認証のレベルに段階を設けることができる。例えば、「顔認証のみ」、「顔認証と指紋認証」、「顔認証と指紋認証と声紋認証」という3つの段階を設けて、どの段階まで認証が実行されたかを区別できるように人物データベースに保存する。このように段階的なセキュリティチェックにより、ユーザは来訪者に対して的確に応対処理や通知処理を行うことが可能となる。なお、以下の実施形態においては、本発明の理解を容易にするために、個人認証プログラム23が顔認証プログラムであるものとして説明を行う。
閲覧プログラム24は、後述する人物データベース25の内容を閲覧するためのプログラムである。
人物データベース25は、セキュリティシステム1を備えている住宅に訪れた来訪者に関する情報を格納するデータベースである。人物データベース25に含まれているデータベースエンジン31は、データベースのデータに対し、検索や削除、更新などの処理を行うソフトウェアである。データ本体32は、セキュリティシステム1を備える住宅の来訪者に関するデータである。なお、データ本体32の構成に関する詳細は後述する。
以下に、本実施形態のセキュリティシステム1の動作について説明を行う。本実施形態の動作は、大別して人物データベース25を生成するための動作と、その人物データベース25を参照して来訪者を確認するための動作とがある。ここで、人物データベース25を生成するための動作について説明を行う。図4は、人物データベース25を生成する動作を例示するフローチャートである。なお、図4Aは動作の前半部分を示し、図4Bは動作の後半部分を示している。図4に示されている動作は、ユーザが人物データベース25生成のためのプログラムを起動すると開始する。なお、本実施形態のセキュリティシステム1は、常時監視を行っていることが好ましい。そのため、通常時には上述のプログラム起動の動作を行うことはない。サーバ2は、常時LAN7を介してデータが送信されてくるのを待機している。
ステップS101において、データ受信待機中のサーバ2は、LAN7を介して動画像撮影装置5から送信される映像データを受信する。このときに、サーバ2は、受信した映像データと共に送信されてくる撮影日時情報を受け取り、受信した映像データに関連付けて保存する。サーバ2は、呼出装置6による呼出動作が実行されたかどうかの監視を行っている。
ステップS102において、呼出装置6は、呼出動作が実行されたことに応答して、LAN7を介して呼出実行通知をサーバ2に送信する。このとき、サーバ2は、送信された呼出実行通知と共に送信されてくる呼出実行日時情報を受け取り、呼出実行通知に関連付けて保存する。なお、図4に示されているフローチャートにおいて、ステップS101の動作とステップS102の動作は並列に実行されていても良い。
ステップS103において、サーバ2は、動画像撮影装置5から送信された映像データの受信に応答して動画ファイル作成プログラム21を起動する。動画ファイル作成プログラム21は、受信した映像データに基づいて、コンピュータ処理可能な動画ファイルを生成して保存する。
ステップS104において、サーバ2は、動画ファイルの生成完了に応答して画像処理プログラム22を起動し、生成された動画ファイルから人物画像の抽出を行う。このとき、保存していた動画ファイルに人物と判断される映像が撮影されていなかった場合、処理はステップS105に進む。ステップS105では、保存していた動画ファイルを更に圧縮して再保存を行う。その後、処理はステップS101に戻り待機状態を継続する。ステップS104で、人物と思われる映像が撮影されていた場合、処理はステップS106に進む。
ステップS106において、画像処理プログラム22は、人物画像が検出された時刻(以下、検出開始時刻と呼ぶ。)と、その人物画像が動画ファイルから映像として映し出されなくなる時刻(以下、検出完了時刻と呼ぶ。)とを求める。ここで、画像処理プログラム22は、検出開始時刻から検出完了時刻までの時間に対応する部分が、動画ファイルのどの部分なのかを判定し、処理はステップS107に進む。
ステップS107において、画像処理プログラム22は、人物が撮影されていると判定された動画ファイルの部分を抽出する。画像処理プログラム22は抽出したファイル部分を個別人物ファイルとして別保存を行う。保存されていた動画ファイルから複数の人物が検出された場合には、画像処理プログラム22は、それぞれの人物ごとに個別人物ファイルを生成する。また、同一人物が複数回検出された場合には、検出された時間ごとに個別人物ファイルを生成する。保存されている動画ファイルの人物検出動作が完了すると、処理はステップS108に進む。
ステップS108において、サーバ2は、個人認証プログラム23を起動し、個別人物ファイルに基づいて検出された人物の個人認証を実行する。個人認証プログラム23は、個別人物ファイルからそのファイルに含まれる人物の顔画像データを解析し、顔が写っている位置、角度、顔の背景、照明条件などに基づいて、その人物が予め登録されている人物に対応するかどうかの判断を行う(ステップS109)。
ステップS109に判断の結果、今回の来訪者が予め要録されている人物である場合、処理はステップS110に進み、登録されていなかった場合には、処理はステップS112に進む。
ステップS110において、個人認証プログラム23は、登録されている人物が来訪者として訪れたことを通知するために、登録済み来訪者情報を生成して、その登録済み来訪者情報を人物データベース25に送信する。送信が完了すると処理はステップS111に進む。例えば、登録されている人物の名称がわかっている場合には、「○○さんが来訪しました」という文字列を登録済み来訪者情報として生成し、その情報を人物データベース25に送信する。ステップS111において、人物データベース25のデータベースエンジン31は、個人認証プログラム23から送られてくる登録済み来訪者情報に応答して、検出された人物の個人データにその登録済み来訪者情報を関連付けてデータベースを更新する。
ステップS112において、個人認証プログラム23は、未登録の人物が来訪したことを通知するために、未登録来訪者情報を生成して、その未登録来訪者情報を人物データベース25に送信する。送信が完了すると処理はステップS113に進む。未登録来訪者情報としては、例えば、「未登録の人物が来訪しました」という文字列による情報などである。ステップS113において、人物データベース25のデータベースエンジン31は、個人認証プログラム23から送信されてくる未登録来訪者情報に応答して、新たな個人データを生成する。データベースエンジン31は、その新たな個人データの初期状態を認証不明者とし、データベースに追加する。
ステップS114において、人物検出日時に対応する呼出実行日時が保存されているかどうかの判断を行う。その判断の結果、対応する呼出実行日時が保存されている場合、処理はステップS115に進み、保存されていなかった場合には、処理はステップS116に進む。
ステップS115において、データベースエンジン31は、検出された人物の個人データに、その人物が呼出動作を行ったことを示す呼出実行フラグを付加してデータベースを更新する。ステップS116において、データベースエンジン31は、ステップS113で生成した新たな個人データに呼出動作が行われなかったことを示す呼出不履行フラグを付加してデータベースを更新する。
ステップS117において、データベースエンジン31は、更新したデータベースを参照して、各個人データが所定の条件に合致する場合に、その個人データに対応する人物が不審者であることを想起させるために、注意喚起情報を生成する。生成された注意喚起情報は、その個人データに関連付けられてデータベースに保存される。ここで、不審者か否かの判断に使用される条件を例示すると、「検出時間が所定の時間を越えているか?」、「一定期間における来訪回数が所定の回数を超えているか?」、「来訪間隔が所定の時間間隔よりも短いか?」などがある。また上記の条件以外にも、「例えば、来訪者が深夜など想定外の時間に来訪したか?」、「不明者として人物データベースに所定回数追加されたか?」などを条件としても良い。さらに、これらの条件を、組み合わせて不審者か否かの判断に使用することもできる。
以上の動作フローに基づいて人物データベース25を作成・更新し、その人物データベース25に基づいてセキュリティシステム1を構築することで、より信頼性の高いシステムを構築することが可能となる。
以下に、上述の動作によって作成・更新される人物データベース25のデータ本体32の構成について説明を行う。図5は、人物データベース25のデータ本体32の構成を例示するテーブルである。図5を参照すると、データ本体32には、レコードごとに複数の項目(32a〜32j)が関連付けられて格納されている。図5に示されているように、データ本体32には、検出開始日時32aと検出終了日時32bとが格納されている。画像処理プログラム22は、検出開始日時32aと検出終了日時32bとを参照して、来訪者が訪れた時間を求めている。静止画ファイル32cは、動画ファイル作成プログラム21が生成した動画ファイルの所定の1コマを静止画像として保存してある場所を示している。静止画ファイル32cに対応する静止画像の作成は、画像処理プログラム22によって行われる。画像処理プログラム22は、個別人物ファイルを生成するときに、動画ファイルから抽出した部分から、適切な1コマを静止画像として保存する。動画ファイル32dは、動画ファイル作成プログラム21によって生成される動画ファイルの保存場所を示している。
来訪回数32eは、作成された個別人物ファイルの数と、個人認証プログラム23による個人認証に基づいて算出された来訪回数を示している。来訪間隔32fは、作成された個別人物ファイルと、検出開始日時32a(または検出終了日時32b)とに基づいて算出される来訪間隔を示している。来訪者判定32gは、登録されている人物が来訪者か否かを示している。本実施形態において、来訪者判定32gは、図4に示す人物データベース25の作成動作のステップS115またはステップS116に基づいて決定される。来訪者判定32gを呼出実行フラグの記載欄とし、その呼出実行フラグが立っているか否かを示す構成でも良い。
氏名32hは、登録されている人物の氏名を示している。属性32iは、登録されている人物が、どのような分類に属しているかを示している。本実施形態において、予め登録されている人物をどの属性32iに分類するかは、顔認証の結果に基づいて自動的に行うことが可能である。また、属性項目は複数設定することが可能であり、例えば、家族、友人、同僚、その他のように設定し、それらに属さない場合に、身元不明とすることで、来訪者をより細かく分類することができる。さらに、属性項目用のテーブル等を備えておくことで、任意のタイミングで設定変更することも可能になる。注意人物32jは、登録されている人物が、図4に示す人物データベース25の作成動作のステップS117の判断によって、不審行動を行ったと判断されたか否かを示している。
上述したように、図4に例示した動作フローに基づいて人物データベース25を作成・更新することで、本実施形態のセキュリティシステムは、より信頼性の高いシステムを構築することが可能である。また、来訪者を分類する方法として、例えば、来訪者の動作に基づく分類(通り過ぎただけの人物か否か)や、来訪の回数(総数、一日毎)などに基づく分類を行っても良い。
以下に、図面を参照して、人物データベース25に格納されているデータの閲覧動作について説明を行う。図6は、本実施形態におけるデータ閲覧動作を例示するフローチャートである。図6を参照すると、ステップS201において、ユーザはHDD15に格納されている閲覧プログラム24を起動する。
ステップS202において、どのような形式でデータを表示させるかを特定するために、入力装置4を介して閲覧プログラム24に表示形式決定命令を入力する。なお、表示形式の詳細に関しては後述する。
ステップS203において、入力装置4を介して読み込むデータの範囲を入力する。本実施形態において、入力する日時の範囲に制限は無い。例えば、前回閲覧プログラム24を起動した日時から今回の起動時までを標準の閲覧範囲にしておき、それ以外の範囲をオプション入力にするなどの設定にしても良い。
ステップS204において、指定されている日時範囲に対応する個別人物ファイルが存在するかどうかの判断が行われる。その判断の結果、個別人物ファイルが存在していなかった場合、処理はステップS205に進む。
ステップS205において、閲覧プログラム24は、指定された日時範囲に来訪者がいなかったことを示すために、例えば「来訪者なし」というテキストメッセージを出力し、閲覧動作を終了する。
ステップS204の判断において、個別人物ファイルが存在した場合、処理はステップS206に進む。ステップS206において、閲覧プログラム24は、人物データベース25のデータ本体32から、表示させる個人データの読み込みを行う。閲覧プログラム24は、読み込んだデータを表示画面で表示可能な形式に変換し、処理はステップS207に進む。
ステップS207において、閲覧プログラム24は、読み込んだ個人データに基づいて、その人物が注意人物かどうかの判断を行う。その判断の結果、その人物が注意人物に該当すると判断された場合、処理はステップS208に進む。また、注意人物ではないと判断された場合、処理はステップS209に進む。
ステップS208において、閲覧プログラム24は、ステップS202で指定された表示形式に基づいて、個別人物ファイルを画面に表示する。このとき閲覧プログラム24は、その人物が注意人物であると判断されたことに基づいて、注意喚起表示を行う。この注意喚起の表示形式に関しては後述する。ステップS209において、閲覧プログラム24は、ステップS202で指定された表示形式に基づいて、個別人物ファイルを画面に表示する。
以下に、図面を参照して、人物データベース25に格納されているデータを表示するときの表示形式について説明を行う。図7は閲覧プログラム24が表示装置3にデータを表示している様子を例示する図である。以下の実施形態においては、表示装置3が、第1の表示形式に対応してデータを表示している場合を例示して説明を行う。また、以下の実施形態では、属性32iに対応して来訪者を表示させる場合を例示して説明を行う。なお、これはあくまでも例示であり、属性32i以外にも、来訪者判定32gや注意人物32jなどの項目に対応してデータを表示させることもできる。図7を参照すると、閲覧プログラム24は、第1の表示形式に対応する閲覧ウィンドウ40を表示させている。閲覧ウィンドウ40は第1表示欄41を含み、その第1表示欄41は、縦方向に時間経過を示し横方向に属性32iを示すことで、表示欄を形成している。図7に示されているように、来訪者は各属性32iごとに来訪時間に合わせて静止画42として表示される。
これによって、ユーザは、何時、誰が、来訪したのかを容易に知ることができる。さらには、各来訪者が規則性をもって来訪するような場合に、その規則性を比較的容易に把握することが可能となる。また、上述のように、属性32iに変えて、来訪回数32eや来訪者判定32gなどの項目に対応してデータを表示させることで、ユーザは、自分が求める情報を速やかに得ることができる。例えば、横方向に来訪者判定を表示させ、その判定結果と時間とを対応させて画面に出力させることもできる。
図8は、第1の表示形式において注意人物が含まれている場合の様子を例示する図である。図8を参照すると、閲覧ウィンドウ40は、第1表示欄41を含み、その第1表示欄41の注意人物静止画43は、その注意人物静止画43に対応する人物が注意人物であることを示すために、静止画を点滅状態で表示している。また、本実施形態の表示形式において、注意人物を点滅で表示する以外にも、例えば表示色の変更を行うことによって視覚的に注意を喚起するほかに、音声データを対応付けておくことによって聴覚的に注意人物であることを通知する構成にすることも可能である。
このような表示形式を採用することで、不審者と思われる人物を注意人物とし、さらに注意喚起ようの表示を行うことで、より信頼性の高いセキュリティシステムを構築することが可能となる。また、上記のような表示形式にすることで、ユーザは、映像に認識された時間だけでなく、認識されなくなった時間をも把握することができる。したがって、本発明のセキュリティシステムは、ユーザに、来訪者の訪問パターンを容易に理解させることが可能になる。
図9および図10は、第2の表示形式を例示する図である。図9を参照すると、第2の表示形式における閲覧ウィンドウ40は、第2表示欄44と動画表示ウィンドウ45とを備えている。図9に示されているように、第2表示欄44では、来訪者が来訪した時間の領域を周囲とは異なる色で表示している。ユーザがその領域にマウスポインタを重ねたときに、閲覧プログラム24は、動画表示ウィンドウ45にその来訪者の動画像を表示する。動画表示ウィンドウ45には、オプションとして、例えば来訪総数を数字で表示させたり、氏名を表示させたりする構成であっても良い。図10は、マウスポインタを移動させた場合の表示状態を例示する図である。図10に示されているように、来訪者が複数人いた場合、その来訪時間に対応して領域が形成されている。それぞれの領域は、動画像の情報(例えば、図5の動画ファイル32d)に関連付けられ、ユーザがマウスポインタを重ねた場合、その動画像の情報に基づいて来訪者の動画像を表示させている。
上記の表示形式以外にも、例えば、人物データベースに、個人データとして来訪者の連絡先(E−Mailアドレスや電話番号など)が登録されていた場合、その連絡先を人物画像と同時に表示させる構成であっても良い。さらには、その連絡先に情報処理装置の情報発信機能を連動させ、表示されている連絡先をアクティブにする(例えば、マウスでクリックするなどの動作を行う)と、その情報発信機能が起動するようにしても良い。
また、サーバ2は、人物データベース25を更新したときに、来訪者がいたことを自動的にユーザの携帯端末に通知する構成であっても良い。とくに、サーバ2がリアルタイムで画像処理と個人認証を実行する場合には、来訪者の存在を速やかに通知することが可能となる。またこのとき、人物データベース25の各項目の情報に基づいて、上記の携帯端末に異なるメッセージを出力するようにしておくと、来訪者の分類に対応してきめの細かい防犯対策を実現することもできるようになる。さらに、通知先として個人の携帯端末だけではなく、警備会社などを指定することで、より強固なシステムを構築することも可能になる。
上述してきた実施形態において、図1には1台の動画像撮影装置5が示されているが、これは、本発明における動画像撮影装置5の台数を制限するものではない。例えば、一戸建ての住宅の場合、玄関のほかに勝手口を備えていることがある。本実施形態の動画像撮影装置5を、その両方に備えることでより信頼性の高いセキュリティシステム1を構築することが可能となる。また、一箇所に複数台の動画像撮影装置5を設置し、異なる角度から来訪者を撮影することで、セキュリティシステム1の信頼性を向上させることが可能となる。
また、上述の実施形態において、動画像撮影装置5からアナログ映像データが出力される場合を例示して説明を行ってきたが、動画像撮影装置5が、デジタルビデオなど、デジタルデータを出力することが可能な装置の場合には、上述のステップS103の動作を省略することが可能である。なお、上記した複数の表示形式はその実施動作に矛盾が発生しない場合において組み合わせて実行可能である。
図1は、本発明の全体構成を例示するブロック図である。 図2は、本発明のサーバの構成を例示するブロック図である。 図3は、本発明のHDDに保持されるプログラム構成を例示するブロック図である。 図4Aは、本発明のデータベース作成・更新動作を例示するフローチャートの前半部分である。 図4Bは、本発明のデータベース作成・更新動作を例示するフローチャートの後半部分である。 図5は、本発明のデータベースの構成を例示するテーブルである。 図6は、データ閲覧時の動作を例示するフローチャートである。 図7は、表示装置がデータを表示している様子を例示する表示図である。 図8は、表示装置がデータを表示している様子を例示する表示図である。 図9は、表示装置がデータを表示している様子を例示する表示図である。 図10は、表示装置がデータを表示している様子を例示する表示図である。
符号の説明
1…セキュリティシステム
2…サーバ
3…表示装置
4…入力装置
5…動画像撮影装置
6…呼出装置
7…LAN
11…CPU
12…メモリ
13…入力装置側インターフェース
14…出力装置側インターフェース
15…HDD(Hard Disk Drive)
16…NIC(Network Interface Card)
17…バス
21…動画ファイル作成プログラム
22…画像処理プログラム
23…個人認証プログラム
24…閲覧プログラム
25…人物データベース
31…データベースエンジン
32…データ本体
32a…検出開始日時
32b…検出終了日時
32c…静止画ファイル
32d…動画ファイル
32e…来訪回数
32f…来訪間隔
32g…来訪者判定
32h…氏名
32i…属性
32j…注意人物
40…閲覧ウィンドウ
41…第1表示欄
42…静止画
43…注意人物静止画
44…第2表示欄
45…動画表示ウィンドウ

Claims (27)

  1. 監視対象区域の周辺を常時監視する録画装置と、
    人物に依存して複数のカテゴリに分類して人物画像ファイルを格納する人物データベースと演算処理装置とを有するコンピュータと
    を具備し、
    前記演算処理装置は、
    前記映像に基づいて生成される動画ファイルを画像処理することによって、前記映像から人物画像を抽出し、前記人物画像を含む前記動画ファイルの部分を前記人物画像ファイルとして、前記人物データベースの前記複数のカテゴリの何れかに前記人物画像に対応する個人データと前記人物画像ファイルとを関連付けて格納する
    セキュリティシステム。
  2. 請求項1に記載のセキュリティシステムにおいて、
    前記演算処理装置は、
    前記人物画像ファイルの生成に応答して前記人物データベースを検索し、前記人物画像に対応する個人データが未検出の場合に、新たな個人データを生成し、
    前記人物データベースは、
    前記新たな個人データと前記人物画像ファイルとを関連付け、前記新たな個人データを身元不明者に分類して保持する。
    セキュリティシステム。
  3. 請求項1または2に記載のセキュリティシステムにおいて、さらに、
    前記監視対象区域に対する呼出動作を行うための呼び出し装置を備え、
    前記録画装置は、前記監視対象区域の出入り口に設置され、
    前記演算処理装置は、
    前記人物画像が撮像された人物撮像時間と、前記呼出動作が実行された呼出時間とを比較し、
    前記比較に基づいて、前記人物画像に対応する個人が呼出動作を行っているか否かを示す呼出実行情報を生成し、
    前記人物データベースは、
    前記呼出実行情報に基づいて、前記個人データに前記呼出動作を行ったか否かを区別する呼出実行フラグを付加して前記個人データを保持する
    セキュリティシステム。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載のセキュリティシステムにおいて、
    前記演算処理装置は、
    前記人物画像に対応する個人が、不審者の可能性を含む人物であると判断するための条件として使用される注意人物判断情報を保持し、
    前記注意人物判断情報に基づいて、前記条件に合致する人物画像ファイルの人物が不審者の可能性を含むことを示す注意喚起情報を生成し、
    前記人物データベースは、
    前記注意喚起情報に基づいて、前記条件に合致する人物画像ファイルに対応する個人データに前記注意喚起情報を関連付けて保持する
    セキュリティシステム。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載のセキュリティシステムにおいて、さらに、
    前記コンピュータから出力される画像を表示する画像表示装置と、
    ユーザからの命令を前記コンピュータに供給する入力装置と
    を備え、
    前記コンピュータは、前記人物データベースに格納されるデータを前記画像表示装置に表示させる閲覧プログラムを含み、
    前記コンピュータは、
    前記入力装置を介して供給される閲覧命令に応答して前記閲覧プログラムを起動し、
    前記閲覧プログラムは、
    前記閲覧命令に基づいて前記人物データベースから前記閲覧命令に対応するデータを読み込んで前記画像表示装置に出力させ
    前記画像表示装置は、
    前記コンピュータから出力されるデータを所定の表示形式で表示する
    セキュリティシステム。
  6. 請求項5に記載のセキュリティシステムにおいて、
    前記所定の表示形式は、
    前記複数のカテゴリの少なくとも一つと、前記人物画像ファイルとの対応を表示する表示形式である
    セキュリティシステム。
  7. 請求項3から6の何れか1項に記載のセキュリティシステムにおいて、
    前記コンピュータは、さらに、
    ネットワークを介して所定のアドレスにメッセージを送信する送信部を具備し、
    前記演算処理装置は、
    前記呼出実行フラグに基づいて、来訪者の存在を通知するメッセージの送信を前記送信部に指示し、
    前記送信部は、
    その指示に応答して前記所定のアドレスに来訪者の存在を通知するメッセージを送信する
    セキュリティシステム。
  8. 請求項4から6の何れか1項に記載のセキュリティシステムにおいて、
    前記コンピュータは、さらに、
    ネットワークを介して所定のアドレスにメッセージを送信する送信部を具備し、
    前記演算処理装置は、
    注意人物判断情報に基づいて、注意人物の存在を通知するメッセージの送信を前記送信部に指示し、
    前記送信部は、
    その指示に応答して前記所定のアドレスに注意人物の存在を通知するメッセージを送信する
    セキュリティシステム。
  9. 請求項3から8の何れか1項に記載のセキュリティシステムにおいて、
    前記呼び出し装置は、音声出力機能を含み、
    前記演算処理装置は、
    前記呼び出し装置を用いた呼出動作に応答して、前記人物データベースを検索し、前記人物が前記複数のカテゴリの中のどのカテゴリに分類されているかに基づいて、前記人物に対する応答を、前記音声出力機能を用いて実行する
    セキュリティシステム。
  10. 人物に依存して複数のカテゴリに分類して人物画像ファイルを格納する人物データベースと、
    演算処理装置と
    を有し、
    前記演算処理装置は、
    監視対象区域の周辺を常時監視する録画装置から出力される映像を受信し、
    前記映像に基づいて生成される動画ファイルを画像処理することによって、前記映像から人物画像を抽出し、前記人物画像を含む前記動画ファイルの部分を前記人物画像ファイルとして、前記人物データベースの前記複数のカテゴリの何れかに前記人物画像に対応する個人データと前記人物画像ファイルとを関連付けて格納する
    セキュリティサーバ。
  11. 請求項10に記載のセキュリティサーバにおいて、
    前記演算処理装置は、
    前記人物画像ファイルの生成に応答して前記人物データベースを検索し、前記人物画像に対応する個人データが未検出の場合に、新たな個人データを生成し、
    前記人物データベースは
    前記新たな個人データと前記人物画像ファイルとを関連付け、前記新たな個人データを身分不明者に分類して保持する。
    セキュリティサーバ。
  12. 請求項10または11に記載のセキュリティサーバにおいて、さらに、
    前記録画装置は、前記監視対象区域の出入り口に設置され、
    前記演算処理装置は、
    前記監視対象区域に対する呼出動作が実行されたかどうかを監視し、
    前記人物画像が撮像された人物撮像時間と、前記呼出動作が実行された呼出時間とを比較し、
    前記比較に基づいて、前記人物画像に対応する個人が呼出動作を行っているか否かを示す呼出実行情報を生成し、
    前記人物データベースは、
    前記呼出実行情報に基づいて、前記個人データに前記呼出動作を行ったか否かを区別する呼出実行フラグを付加して前記個人データを保持する
    セキュリティサーバ。
  13. 請求項10から12の何れか1項に記載のセキュリティサーバにおいて、
    前記演算処理装置は、
    前記人物画像に対応する個人が、不審者の可能性を含む人物であると判断するための条件として使用される注意人物判断情報を保持し、
    前記注意人物判断情報に基づいて、前記条件に合致する人物画像ファイルの人物が不審者の可能性を含むことを示す注意喚起情報を生成し、
    前記人物データベースは、
    前記注意喚起情報に基づいて、前記条件に合致する人物画像ファイルに対応する個人データに前記注意喚起情報を関連付けて保持する
    セキュリティサーバ。
  14. 請求項10から13の何れか1項に記載のセキュリティサーバにおいて、
    前記セキュリティサーバから出力される画像を表示する画像表示装置と、ユーザからの命令を前記セキュリティサーバに供給する入力装置とに接続され、
    前記セキュリティサーバは、
    前記人物データベースに格納されるデータを前記画像表示装置に表示させる閲覧プログラムを含み、
    前記入力装置を介して供給される閲覧命令に応答して前記閲覧プログラムを起動し、
    前記閲覧プログラムは、
    前記閲覧命令に基づいて前記人物データベースから前記閲覧命令に対応するデータを読み込んで前記画像表示装置に所定の表示形式で表示させる
    セキュリティサーバ。
  15. 請求項14に記載のセキュリティサーバにおいて、
    前記所定の表示形式は、
    前記複数のカテゴリの少なくとも一つと、前記人物画像ファイルとの対応を表示する表示形式である
    セキュリティサーバ。
  16. 請求項12から15の何れか1項に記載のセキュリティサーバにおいて、
    前記コンピュータは、さらに、
    ネットワークを介して所定のアドレスにメッセージを送信する送信部を具備し、
    前記演算処理装置は、
    前記呼出実行フラグに基づいて、来訪者の存在を通知するメッセージの送信を前記送信部に指示し、
    前記送信部は、
    その指示に応答して前記所定のアドレスに来訪者の存在を通知するメッセージを送信する
    セキュリティサーバ。
  17. 請求項13から15の何れか1項に記載のセキュリティサーバにおいて、
    前記コンピュータは、さらに、
    ネットワークを介して所定のアドレスにメッセージを送信する送信部を具備し、
    前記演算処理装置は、
    注意人物判断情報に基づいて、注意人物の存在を通知するメッセージの送信を前記送信部に指示し、
    前記送信部は、
    その指示に応答して前記所定のアドレスに注意人物の存在を通知するメッセージを送信する
    セキュリティサーバ。
  18. 請求項12から17の何れか1項に記載のセキュリティサーバにおいて、
    前記呼び出し装置は、音声出力機能を含み、
    前記演算処理装置は、
    前記呼び出し装置を用いた呼出動作に応答して、前記人物データベースを検索し、前記人物が前記複数のカテゴリの中のどのカテゴリに分類されているかに基づいて、前記人物に対する応答を前記音声出力機能を用いて実行する
    セキュリティサーバ。
  19. (a)監視対象区域の周辺を録画装置で常時監視するステップと、
    (b)その録画装置から出力される映像に基づいて生成される動画ファイルを画像処理するステップと、
    (c)前記画像処理によって、前記映像から人物画像を抽出し、前記人物画像を含む前記動画ファイルの部分を人物画像ファイルとして特定するステップと、
    (d)前記人物画像に対応する個人データと前記人物画像ファイルとを関連付け、前記人物画像に対応する個人の信頼性の程度に応じて前記個人データを分類して保持するステップ
    を具備する方法をコンピュータによって実行可能なセキュリティプログラム。
  20. 請求項19に記載のセキュリティプログラムにおいて、
    前記(d)ステップは、
    前記人物画像ファイルの生成に応答して前記人物データベースを検索し、前記人物画像に対応する個人データが未検出の場合に、新たな個人データを生成するステップと、
    前記新たな個人データと前記人物画像ファイルとを関連付け、前記新たな個人データを身分不明者に分類して保持するステップ
    を含む方法をコンピュータによって実行可能なセキュリティプログラム。
  21. 請求項19または20に記載のセキュリティプログラムにおいて、さらに、
    (e)前記監視対象区域に対する呼出動作を監視するステップ
    を具備し、
    (f)前記人物画像が撮像された人物撮像時間と、前記呼出動作が実行された呼出時間とを比較するステップと、
    (g)前記比較に基づいて、前記人物画像に対応する個人が呼出動作を行っているか否かを示す呼出実行情報を生成するステップと、
    を具備し、
    前記(d)ステップは、
    前記呼出実行情報に基づいて、前記個人データに前記呼出動作を行ったか否かを区別する呼出実行フラグを付加して前記個人データを保持するステップ
    を含む方法をコンピュータによって実行可能なセキュリティプログラム。
  22. 請求項19から21の何れか1項に記載のセキュリティプログラムにおいて、
    前記(d)ステップは、
    前記人物画像に対応する個人が、不審者の可能性を含む人物であると判断するための条件として使用される注意人物判断情報を読み込むステップと、
    前記注意人物判断情報に基づいて、前記条件に合致する人物画像ファイルの人物が不審者の可能性を含むことを示す注意喚起情報を生成するステップと、
    前記注意喚起情報に基づいて、前記条件に合致する人物画像ファイルに対応する個人データに前記注意喚起情報を関連付けて保持するステップ
    を含む方法をコンピュータによって実行可能なセキュリティプログラム。
  23. 請求項19から22の何れか1項に記載のセキュリティプログラムにおいて、さらに、
    (h)前記セキュリティプログラムによって生成される画像を画像表示装置に表示するステップ、
    (i)ユーザからの命令を前記セキュリティプログラムに供給するステップと
    を具備し、
    前記セキュリティプログラムは、前記人物データベースに格納されるデータを前記画像表示装置に表示させる閲覧プログラムを含み、
    前記(h)ステップは、
    前記入力装置を介して供給される閲覧命令に応答して前記閲覧プログラムを起動するステップと、
    前記閲覧命令に基づいて前記人物データベースから前記閲覧命令に対応するデータを読み込んで前記画像表示装置に所定の表示形式で表示するステップ
    を含む方法をコンピュータによって実行可能なセキュリティプログラム。
  24. 請求項23に記載のセキュリティプログラムにおいて、
    前記所定の表示形式は、
    前記複数のカテゴリの少なくとも一つと、前記人物画像ファイルとの対応を表示する表示形式である
    セキュリティプログラム。
  25. 請求項19から24の何れか1項に記載のセキュリティプログラムにおいて、さらに、
    前記呼出実行フラグに基づいて、来訪者の存在を通知するメッセージの送信を指示するステップと、
    その指示に応答して所定のアドレスに来訪者の存在を通知するメッセージを送信するステップ
    を含む方法をコンピュータによって実行可能なセキュリティプログラム。
  26. 請求項19から24の何れか1項に記載のセキュリティプログラムにおいて、さらに、
    前記注意人物判断情報に基づいて、注意人物の存在を通知するメッセージの送信を指示するステップと、
    その指示に応答して前記所定のアドレスに注意人物の存在を通知するメッセージを送信するステップ
    を含む方法をコンピュータによって実行可能なセキュリティプログラム。
  27. 請求項19から26の何れか1項に記載のセキュリティプログラムにおいて、さらに、
    呼出動作に応答して、前記人物データベースを検索し、前記人物が前記複数のカテゴリの中のどのカテゴリに分類されているかに基づいて、前記人物に対する応答を前記音声出力機能を用いて実行するステップ
    を含む方法をコンピュータによって実行可能なセキュリティプログラム。
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