JP2007071955A - 定着装置、画像形成装置、および記録シート剥離方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 記録シートを加熱部材、及び加圧部材から非接触で確実に剥離する定着装置と、このような定着装置を有する画像形成装置、及び定着装置における記録シートの剥離方法を提供すること。
【解決手段】 加熱手段を有する回転体1と、前記回転体1に対向する回転体2とを設け、前記二つの回転体により形成されるニップ部にて未定着トナー画像を担持した記録シートを搬送して、前記トナー画像を前記記録シートに定着する定着装置であって、前記回転体1と前記回転体2とで形成されるニップ部の搬送方向の断面形状を、前記回転体2から前記回転体1に向かって凸状に形成して、圧縮気体の吐出により前記回転体2から前記記録シートを剥離する剥離手段を設けたことを特徴とする定着装置。
【選択図】 図4
【解決手段】 加熱手段を有する回転体1と、前記回転体1に対向する回転体2とを設け、前記二つの回転体により形成されるニップ部にて未定着トナー画像を担持した記録シートを搬送して、前記トナー画像を前記記録シートに定着する定着装置であって、前記回転体1と前記回転体2とで形成されるニップ部の搬送方向の断面形状を、前記回転体2から前記回転体1に向かって凸状に形成して、圧縮気体の吐出により前記回転体2から前記記録シートを剥離する剥離手段を設けたことを特徴とする定着装置。
【選択図】 図4
Description
本発明は、電子写真技術による複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
電子写真技術による画像形成装置には、トナー画像を担持した記録シートを、対向するローラ、あるいはベルト等により加圧加熱しながら搬送して、トナー画像を記録シートに定着する定着装置が広く用いられている。
このような定着装置は、内部にヒータを有するローラ状の加熱部材、又は適宜な加熱手段に巻き回された加熱ベルトのような加熱部材に、ローラ状又は複数のローラに巻き回されたベルト状の加圧部材を対向させて配置し、これらの二つの部材の間にトナー画像を担持した記録シートを挟み、加圧加熱しながら搬送して定着処理を施すものである。
このような方式の定着装置においては、記録シート上に形成された未定着のトナー画像が前記加熱部材の表面に直接接触するため、溶融したトナーの粘性により記録シートが加熱部材に貼り付き、記録シートが加熱ローラから剥離しない、いわゆる巻き付き事故を起こす可能性がある。
このような問題を回避するために、金属又は耐熱性の樹脂で作られる剥離爪を設け、この剥離爪の先端を加熱部材の周面に当接するように配置して、加熱部材に巻き付いた記録シートの先端部を周面から剥離する剥離爪方式と呼ばれる方法が広く採用されるようになった。
図1は、剥離爪を備えた定着装置の概念図である。
定着装置7は、内部にヒータを有する加熱部材である加熱ローラ71(回転体1)、加圧部材である加圧ローラ72(回転体2)、剥離爪73等から構成されている。
トナー画像を担持した記録シートPの先端は、図に示される矢印aの方向から、加熱ローラ71、及び加圧ローラ72により作られるニップ部Nに送られる。ニップ部Nにおいて加圧加熱されたトナー画像は記録シートPに定着され、ニップ部Nの接線方向である矢印bの方向に送り出されることが望ましいが、溶融したトナーの粘着性により、矢印cのように加熱ローラの周面に沿って進む場合もある。このような場合に対応するために、加熱ローラ71の周面に当接する剥離爪73を設けて、記録シートPの先端と加熱ローラとの間に剥離爪73の先端が入り込むように構成して、記録シートPの先端を加熱部材71から剥離する。
しかしながら、剥離爪方式においては、剥離爪を常に加熱部材の周面に当接させるために、剥離爪には小さな押圧力がかけられている。このため、剥離爪の先端部、及び加熱部材の周面は摩耗すると共に、時には、加熱部材の周面の付着物が剥離爪の先端に堆積して、これが原因となり加熱部材の周面に傷を発生させる場合もある。
このような不都合を軽減するために、剥離爪の代わりに剥離シートを用い方法も多く採用されているが、この方法においても剥離シートが記録シートの画像面に接触することから、画像乱れや、光沢ムラ等の画像品質の低下をもたらすという不都合がある。
上述したような不都合に対応するために、記録シートを加熱部材の周面から剥離するための剥離爪や剥離シートの様な記録シートに接触する部材を設けずに、エアーポンプ、空気開閉弁、空気ガイド部材等からなるエアーパッファを設けて、予め設定したタイミングで加熱部材に貼り付いている記録シートの先端部に空気を吹き付ける方法を採用した定着装置も登場するようになった(例えば特許文献1参照)。
しかし、このエアーパッファによる加熱ローラからの剥離方法は、剥離爪による方法に比較して、剥離性能を発揮させるための条件が微妙であり、特にトナー画像が記録シートの先端部まで存在する場合には、記録シートの先端が加熱ローラの周面に密着してしまうことが多いことから、剥離が完全に行われない場合もある。
特開2005−49647号公報(第1頁)
本発明は、上述したような状況に鑑みてなされたもので、その目的は、記録シートを加熱部材、及び加圧部材から非接触で確実に剥離する定着装置と、このような定着装置を有する画像形成装置、及び定着装置における記録シートの剥離方法を提供することにある。
上記課題は以下の項目を実現することにより達成される。
(1) 加熱手段を有する回転体1と、前記回転体1に対向する回転体2とを設け、前記二つの回転体により形成されるニップ部にて未定着トナー画像を担持した記録シートを搬送して、前記トナー画像を前記記録シートに定着する定着装置であって、
前記回転体1と前記回転体2とで形成されるニップ部の搬送方向の断面形状を、前記回転体2から前記回転体1に向かって凸状に形成して、
圧縮気体の吐出により前記回転体2から前記記録シートを剥離する剥離手段を設けたことを特徴とする定着装置。
(2) 前記圧縮気体の吐出がパルス状であることを特徴とする(1)に記載の定着装置。
(3) 前記剥離手段は、前記圧縮気体の吐出方向を前記回転体2の表面に導く吐出ガイド部材を有することを特徴とする(1)、又は(2)に記載の定着装置。
(4) 前記記録シートは、前記回転体1から前記ニップ部の搬送方向の断面形状と、前記記録シートの剛性とを利用して剥離されることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか一項に記載の定着装置。
(5) (1)〜(4)のいずれか一項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(6) 加熱手段を有する回転体1と、前記回転体1に対向する回転体2とを設け、前記二つの回転体により形成されるニップ部にて未定着トナー画像を担持した記録シートを搬送して、前記トナー画像を前記記録シートに定着する定着装置における前記記録シートの前記二つの回転体からの剥離方法であって、
前記記録シートを、前記回転体2から前記回転体1に向かって凸状に形成したニップ部の搬送方向の断面形状と、前記記録シートの剛性とを利用して前記回転体1から剥離し、
前記回転体2からは圧縮気体の吐出により剥離することを特徴とする定着装置の記録シート剥離方法。
(1) 加熱手段を有する回転体1と、前記回転体1に対向する回転体2とを設け、前記二つの回転体により形成されるニップ部にて未定着トナー画像を担持した記録シートを搬送して、前記トナー画像を前記記録シートに定着する定着装置であって、
前記回転体1と前記回転体2とで形成されるニップ部の搬送方向の断面形状を、前記回転体2から前記回転体1に向かって凸状に形成して、
圧縮気体の吐出により前記回転体2から前記記録シートを剥離する剥離手段を設けたことを特徴とする定着装置。
(2) 前記圧縮気体の吐出がパルス状であることを特徴とする(1)に記載の定着装置。
(3) 前記剥離手段は、前記圧縮気体の吐出方向を前記回転体2の表面に導く吐出ガイド部材を有することを特徴とする(1)、又は(2)に記載の定着装置。
(4) 前記記録シートは、前記回転体1から前記ニップ部の搬送方向の断面形状と、前記記録シートの剛性とを利用して剥離されることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか一項に記載の定着装置。
(5) (1)〜(4)のいずれか一項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(6) 加熱手段を有する回転体1と、前記回転体1に対向する回転体2とを設け、前記二つの回転体により形成されるニップ部にて未定着トナー画像を担持した記録シートを搬送して、前記トナー画像を前記記録シートに定着する定着装置における前記記録シートの前記二つの回転体からの剥離方法であって、
前記記録シートを、前記回転体2から前記回転体1に向かって凸状に形成したニップ部の搬送方向の断面形状と、前記記録シートの剛性とを利用して前記回転体1から剥離し、
前記回転体2からは圧縮気体の吐出により剥離することを特徴とする定着装置の記録シート剥離方法。
本発明によれば、剥離部材による回転体1、及び回転体2への損傷の恐れが無く、且つ、記録シートを両回転体から確実に剥離できる定着装置、及び定着装置における記録シートの剥離方法が提供される。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図2は、複写機、ファクシミリ、プリンタの機能を有する、通称、複合機と呼ばれるデジタル式の画像形成装置Gの概略構成図である。
画像形成装置Gは、本体の上部に自動原稿送り装置ADFを有し、本体は、画像読み取り手段1、画像書き込み手段2、画像形成手段3、操作表示手段4、給紙手段5、排紙再給紙手段6、および、定着装置7、制御手段C等から構成されている。
自動原稿送り装置ADFは、原稿載置台11に載置された原稿を原稿剥離手段12によって一枚ずつ原稿搬送手段13に送り出し、原稿搬送手段13は送られた原稿を原稿排紙手段14に搬送し、原稿排紙手段14は送られた原稿を原稿排紙台15に排紙する。原稿画像は原稿搬送路に設けられた、画像読み取り手段1の原稿画像読み取り位置であるスリット21にて読み取りがなされる。
原稿両面の画像を読み取る場合には、一対のローラを有する原稿反転手段16によって、第1面を読み取られた原稿が表裏反転されて、再度、原稿搬送手段13に送り出されることにより第2面の読み取りがなされる。読み取りが終了した原稿は原稿排紙台15に排紙される。
画像読み取り手段1は、原稿画像を読み取って画像データを得るための手段であり、スリット21の位置にて、ランプ231により光照射された原稿画像を第1ミラーユニット23と、第2ミラーユニット24と、結像レンズ25とによりライン状のCCDである撮像素子26に結像させている。撮像素子26から出力された信号は、制御手段C1の画像処理部においてA/D変換され、シェーディング補正、画像圧縮等の処理がなされてメモリMに画像データとして保存される。
画像書き込み手段2は、メモリMから呼び出されて所定の画像処理が施された画像データに基づき、レーザビームとポリゴンミラーとにより、帯電手段32によって一様帯電されて回転している像担持体31の表面を走査して、像担持体31の面上に原稿画像に対応した静電潜像を形成する。
前記静電潜像は、画像形成手段3の現像手段34により反転現像されて、トナー画像が像担持体31上に形成される。
トナー画像形成のタイミングに対応して、手差し給紙手段55、もしくは、記録シートPを収容するカセットやトレイを有する給紙手段5からは、記録シートPが給送され、搬送ローラ56により搬送され、タイミングローラ39によって像担持体上に形成された前記トナー画像との位置合わせのための同期が取られて転写領域に送り出される。
転写領域において、像担持体31の表面に形成されたトナー画像は、転写手段35により反対極性に帯電された記録シートPに転写される。
トナー画像を担持した記録シートPは、分離除電手段36の作用により、像担持体31の表面から分離し、定着装置7に送られる。
定着装置7において、トナー画像を担持した前記記録シートPは、回転体1である加熱ローラ71と回転体2である加圧ローラ72とにより加熱加圧を受けながら搬送され、トナー画像が記録シートPに定着されて、排出ローラ63によって機外の排紙台64に排出される。
なお、記録シートPを表裏反転して排紙台64に排出する場合には、切換ガイド62により、記録シートPを排紙再給紙手段6に導き、記録シートPをスイッチバックさせて排出ローラ63に送る。
また、記録シートPの両面に画像形成をする場合には、第1面の定着を終えた記録シートPを、切換ガイド62により排紙再給紙手段6に導き、反転部65にて反転させた後、給紙のための搬送路66に送り出し、第2面の画像形成に供する。
一方、記録シートPへのトナー画像の転写を終えた像担持体31の表面は、クリーニング手段37により残留トナーが除去されて次なる画像形成に向けての準備がなされる。
図3は、画像形成装置Gの制御関係を示すブロック図である。
制御手段CはCPU、メモリMを始め、図に記されてはいないが演算ユニット、I/Oポート、通信用インターフェイス、駆動回路等を有するコンピュータシステムであり、図示の各手段、又は装置とは対応するI/Oポート、通信用インターフェイス、駆動回路にて接続されている。
また、制御手段Cによる制御は、メモリMに格納されている所定のプログラムが実行されることによりなされる。
自動原稿送り装置ADFにも、制御手段Cに比較して規模は小さいが、CPUを中心とした同様な制御手段が設けられており、制御手段Cとは、通信手段Tにて接続されている。
なお、本図では、本発明の説明に直接関係しないブロックの記載が省略されている。
図4は、本発明による定着装置の概念図である。
加熱ローラ71(回転体1)は、内部にヒータHを備え、周辺に熱伝導性の高い弾性体701を有している。
加圧ローラ72(回転体2)は、周辺に弾性体720を設けた、又は弾性体を設けないローラである。弾性体を設ける場合には、弾性体の硬度、弾性体の厚み、ローラの外径を前記加熱ローラ71のそれらとの関係を勘案して、二つのローラ(回転体)により形成されるニップ部Nの記録シートの搬送方向の断面が、図に示すように加圧ローラ72(回転体2)から加熱ローラ71(回転体1)に向かって凸になるように決定する。
このようにニップ部Nを形成することにより、図4の矢印d方向に進行してきたトナー画像を担持した記録シートPは、ニップ部Nで加圧加熱され、ニップ部Nの出口にて加圧ローラ72(回転体2)の接線方向eに向かって送り出されることから、記録シートPの先端は、加熱ローラ71(回転体1)の表面から記録シートPが持つ剛性により剥離する。
この剥離を、より完全に行わせるためには、ニップ部の出口において、記録シートPの進行方向と加熱ローラ71の周面とのなす角度αが大きいことが望ましい。
図5は、記録シートPの加熱ローラ71(回転体1)からの剥離を説明する図である。
図5(1)において容易に理解されるように、ニップ部Nの出口における回転体2の接線eと回転体1の周面(回転体1のニップ部Nの出口における接線h)とのなす角度αが大きいほど、記録シートPを加熱ローラ71の周面から剥離する力は大きくなる。図5(2)は、回転体2が複数のローラと、これらのローラに掛け回されたベルトBとから構成される例である。なお、回転体2をローラにして、回転体1を複数のローラと、これらのローラに掛け回されたベルトで構成しても良いし、回転体1、及び回転体2の両方を複数のローラと、これらのローラに掛け回されたベルトで構成しても良い。
以上述べたように、ニップ部の出口では、記録シートPは加熱ローラ71によって溶融したトナーの粘性により回転体1の周面に沿って進行しようとするが、ニップ部Nの出口における接線eと回転体1の周面とのなす角度αを大きくすることにより、記録シートPの先端は、ニップ部Pの出口から出ると、記録シートPの剛性によって、自然に回転体1の周面から剥離する。
しかしながら、ニップ部Nの出口における接線eと回転体1の周面とのなす角度αを大きくすることにより、接線eと回転体1の周面とのなす角度βが小さくなる。この角度βが小さくなることにより、記録シートPの面は、回転体2から完全に剥離しない場合もある。特に、記録シートPの両面に画像を形成する場合には、既に定着済みではあるが、トナーが回転体2に接する面にもあることから常に安定した剥離が行われないこともある。
本発明は、上述したような状況にある記録シートPを加圧ローラ72から完全に剥離するためになされたものである。
図6は、圧縮気体の吐出による記録シートPの剥離手段700を備えた定着装置の7概念図である。
また、図7は剥離手段700の概念図である。
図6にて示されるように、剥離手段700を構成する部材である空気案内部材75の空気吹き出し口から矢印xの方向に吹き出た空気は、矢印dの方向から矢印iの方向に進行してきた記録シートPの先端と加圧ローラ72の周面との境界部に当たり、空気流により記録シートPの先端部は加圧ローラ72の周面から剥離して、矢印iの方向から矢印jの方向に記録シートPの進路を変える。
制御手段Cは、記録シートPの先端を検知する記録シート検知手段Sにより検知された先端検知信号を基に、記録シートPの先端が加熱ローラ71と加圧ローラ72とからなるニップ部Nから出た時に、予め設定されている短時間、例えば、記録シートの先端が5〜20mm進行する間の時間、開閉弁702を開くように制御する。このように制御されることにより、空気案内部材75の吹き出し口から吹き出たパルス状の空気は、進行してくる記録シートPの先端部と加圧ローラ72の周面との境界部に当たり記録シートPの先端部を回転体2である加圧ローラ72から剥離する。また、前記空気は、1回のパルス状の吐出であることから、剥離された記録シートPの進路に影響するような吐出はない。
加圧ローラ72から先端が剥離された記録シートPは、搬送ガイド部材77と、搬送ガイド部材78とに導かれて搬送路を進行する。
以上、図5、及び図6を基に説明したように、回転体1である加熱ローラ71、及び回転体2である加圧ローラ72のいずれからも非接触で確実に記録シートを剥離する定着装置が実現される。
図7にて示されるように、剥離手段700は、エアーコンプレッサ701、開閉弁702、空気配管703から構成されており、空気配管の一端はガイド部材75に接続されている。
エアーコンプレッサ701により圧縮された空気は、開閉弁702が開かれることにより空気配管を通り、空気案内部材75の開口部から吹き出る。吹き出る空気流の方向と形状は空気案内部材75のの形状と取り付け位置により決定され、空気流が上述したように、進行してくる記録シートPの先端部と加圧ローラ72の周面との境界部に当たるように形状と取り付け位置が決定される。
また、空気吹きだし口である空気案内部材の開口部79は、図で示すように空気案内部材75の先端部に複数設けられており、開口部79の大きさと、その数は、エアーコンプレッサ701による圧力、記録シートPの幅寸法を考慮し決定される。
開閉弁702は一般に使用されている空気流をオンオフする電磁弁であり、その開閉は電気的に制御手段Cにより制御される。
なお、本実施の形態に置いては、最も一般的な気体である空気を用いているが、窒素等の他の気体を使用しても効果は変わらない。
以上説明したように、本発明の定着装置は、トナー画像が定着された記録シートを、ニップ部の形状と、記録シートの剛性とにより加熱側の回転体1から剥離し、一方、記録シートの間に溶融トナーが無いことにより記録シートを容易に剥離することができる回転体2からはパルス状の空気により剥離する。これにより、両回転体からの確実な記録シートの剥離ができ、且つ、いずれの回転体に対しても損傷を与えることのない定着装置が実現される。
1 画像読み取り手段
2 画像書き込み手段
3 画像形成手段
4 操作表示手段
5 給紙手段
6 排紙再給紙手段
7 定着装置
71 加熱ローラ(回転体1)
72 加圧ローラ(回転体2)
75 空気案内部材
77、78 搬送ガイド部材
700 剥離手段
701 エアーコンプレッサ
702 開閉弁
ADF 自動原稿送り装置
C 制御手段
G 画像形成装置
N ニップ部
P 記録シート
S 記録シート検知手段
2 画像書き込み手段
3 画像形成手段
4 操作表示手段
5 給紙手段
6 排紙再給紙手段
7 定着装置
71 加熱ローラ(回転体1)
72 加圧ローラ(回転体2)
75 空気案内部材
77、78 搬送ガイド部材
700 剥離手段
701 エアーコンプレッサ
702 開閉弁
ADF 自動原稿送り装置
C 制御手段
G 画像形成装置
N ニップ部
P 記録シート
S 記録シート検知手段
Claims (6)
- 加熱手段を有する回転体1と、前記回転体1に対向する回転体2とを設け、前記二つの回転体により形成されるニップ部にて未定着トナー画像を担持した記録シートを搬送して、前記トナー画像を前記記録シートに定着する定着装置であって、
前記回転体1と前記回転体2とで形成されるニップ部の搬送方向の断面形状を、前記回転体2から前記回転体1に向かって凸状に形成して、
圧縮気体の吐出により前記回転体2から前記記録シートを剥離する剥離手段を設けたことを特徴とする定着装置。 - 前記圧縮気体の吐出がパルス状であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記剥離手段は、前記圧縮気体の吐出方向を前記回転体2の表面に導く吐出ガイド部材を有することを特徴とする請求項1、又は2に記載の定着装置。
- 前記記録シートは、前記回転体1から前記ニップ部の搬送方向の断面形状と、前記記録シートの剛性とを利用して剥離されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の定着装置。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 加熱手段を有する回転体1と、前記回転体1に対向する回転体2とを設け、前記二つの回転体により形成されるニップ部にて未定着トナー画像を担持した記録シートを搬送して、前記トナー画像を前記記録シートに定着する定着装置における前記記録シートの前記二つの回転体からの剥離方法であって、
前記記録シートを、前記回転体2から前記回転体1に向かって凸状に形成したニップ部の搬送方向の断面形状と、前記記録シートの剛性とを利用して前記回転体1から剥離し、
前記回転体2からは圧縮気体の吐出により剥離することを特徴とする定着装置の記録シート剥離方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005256212A JP2007071955A (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | 定着装置、画像形成装置、および記録シート剥離方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012234077A (ja) * | 2011-05-06 | 2012-11-29 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 定着装置及び画像形成装置 |
US8577270B2 (en) | 2010-01-07 | 2013-11-05 | Ricoh Company, Ltd. | Fusing device and image forming apparatus including the same |
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2005
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