JP2007070299A - 無機抗菌剤の水分散液およびその製造方法 - Google Patents

無機抗菌剤の水分散液およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
無機抗菌剤の有する抗菌性能が十分に発揮され、分散性に優れ、しかも、環境を汚染したり、人体に悪影響を与えるおそれがない無機抗菌剤の水分散液、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
担体と、抗菌作用を有する金属又は金属化合物との複合体からなる無機抗菌剤、及びアニオン性界面活性剤を含有する無機抗菌剤の水分散液、並びに、無機抗菌剤の粉末、アニオン性界面活性剤及び水を含有する混合物を撹拌することを特徴とする水分散液の製造方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、担体と、抗菌作用を有する金属又は金属化合物との複合体からなる無機抗菌剤のサブミクロン粒子が、水中に均一に分散した無機抗菌剤の水分散液、及びその製造方法に関する。
従来、担体に、銀等の金属やその金属化合物を付着、共沈又は化学結合させた無機抗菌剤が知られている。無機抗菌剤は、有機系の抗菌剤と比較して安全性が高いうえ、揮発及び分解しないため、抗菌効果の持続性が長く、しかも耐熱性に優れる特徴を有している。そのため、これらの無機抗菌剤は各種成形体に加工した抗菌加工製品等として用いられている。
ところで、このような無機抗菌剤を溶剤等に分散させた分散液を調製し、これを繊維、不織布、フィルター、フィルム等にディッピングやコーティングにより添着したり、あるいは繊維の湿式紡糸する場合がある。このような場合、無機抗菌剤を溶剤中に均一に分散させる必要があるが、一般に無機粉末を分散させようとすると、粉体が凝集するため分散が不十分となり、加工不良が起こったり、抗菌加工製品の抗菌性能にばらつきが生じることがあった。
この問題を解決するため、特許文献1、2においては、分散剤の存在下、無機抗菌剤を溶剤中に分散させた、分散安定性に優れる分散液が提案されている。しかしながら、特許文献1に記載された分散液は、銀系無機抗菌剤、分散剤及び水を湿式粉砕することにより得られるものであり、目的とする分散液を得るのに粉砕装置の使用を必要とし、しかも長時間を要するという問題がある。また、特許文献2に記載された分散液は、分散溶剤としてメタノール変性エタノールを用いるものであるため、環境を汚染したり、人体に悪影響を与えるおそれがあった。
特開平6−263612号公報 特開平11−104218号公報
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたものであり、無機抗菌剤の有する抗菌性能が十分に発揮され、分散性に優れ、しかも、環境を汚染したり、人体に悪影響を与えるおそれがない無機抗菌剤の水分散液、及びこの水分散液を簡便かつエネルギー的有利に製造する方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく、分散溶剤として、環境を汚染したり、人体に悪影響を与えるおそれのない水を選択し、担体と、抗菌作用を有する金属又は金属化合物との複合体からなる無機抗菌剤の水分散液を得るべく鋭意研究した。その結果、前記無機抗菌剤を水中に分散させるに際し、分散剤としてアニオン性界面活性剤を用いると、均一な粒径分布を有する無機抗菌剤の水分散液が、簡便な方法により効率よく得られることを見出した。また、この分散液を調製するに際し、所定量の増粘剤を添加することで、所望の粘度を有する水分散液を容易に調製できることを見出し、本発明を完成するに至った。
かくして本発明の第1によれば、下記(1)〜(10)の無機抗菌剤の水分散液が提供される。
(1)担体と、抗菌作用を有する金属又は金属化合物との複合体からなる無機抗菌剤、及び、アニオン性界面活性剤を含有することを特徴とする無機抗菌剤の水分散液。
(2)前記無機抗菌剤を、分散液全体に対して1〜20重量%含有することを特徴とする(1)に記載の水分散液。
(3)前記アニオン性界面活性剤を、分散液全体に対して5〜20重量%含有することを特徴とする(1)又は(2)に記載の水分散液。
(4)前記アニオン性界面活性剤が、ジアルキルスルホサクシネート塩、硫酸エステル型界面活性剤及びリン酸エステル型界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の水分散液。
(5)前記無機抗菌剤が、担体に、抗菌作用を有する金属又は金属化合物が、付着、共沈、被覆又は化学結合してなるものであることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の水分散液。
(6)前記坦体が酸化チタンである(5)に記載の水分散液。
(7)前記金属又は金属化合物が塩化銀である(5)又は(6)に記載の水分散液。
(8)前記無機抗菌剤が平均粒子径100〜500nmの微粒子として分散してなる(1)〜(7)のいずれかに記載の水分散液。
(9)前記無機抗菌剤の微粒子が1次粒子であることを特徴とする(8)に記載の水分散液。
(10)さらに増粘剤を含有することを特徴とする(1)〜(9)のいずれかに記載の水分散液。
本発明の第2によれば、下記(11)〜(14)に記載の水分散液の製造方法が提供される。
(11)無機抗菌剤の粉末、アニオン性界面活性剤及び水を含有する混合物を撹拌することを特徴とする、(1)〜(10)のいずれかに記載の水分散液の製造方法。
(12)無機抗菌剤の粉末、アニオン性界面活性剤、増粘剤及び水を含有する混合物を撹拌することを特徴とする(11)に記載の水分散液の製造方法。
(13)粉砕装置を用いることなく、撹拌装置のみを使用して、前記混合物を撹拌することを特徴とする(11)又は(12)に記載の水分散液の製造方法。
(14)撹拌前の無機抗菌剤の粉末が凝集体であることを特徴とする(11)〜(13)のいずれかに記載の水分散液の製造方法。
本発明の水分散液は、担体と、抗菌作用を有する金属又は金属化合物との複合体からなる無機抗菌剤の微粒子が、水中に均一に分散してなる無機抗菌剤の水分散液である。
本発明の水分散液は、無機抗菌剤の有する抗菌性能が十分に発揮され、分散性に優れ、しかも、環境を汚染したり、人体に悪影響を与えるおそれがないものである。
本発明によれば、添加する増粘剤の種類及び添加量を適宜調整することにより、任意の粘度を有する水分散液を容易に得ることができる。
本発明の水分散液の製造方法によれば、無機抗菌剤の粉末、アニオン性界面活性剤及び水を含有する混合物を撹拌するという簡便な操作により、100〜500nmの粒子径を有する無機抗菌剤の微粒子が、水中に均一に分散してなる水分散液を得ることができる。従って、本発明の製造方法は、本発明の水分散液の製造方法として好適である。
以下、本発明の水分散液及びこの水分散液の製造方法を詳細に説明する。
1)水分散液
本発明の無機抗菌剤の水分散液は、担体と、抗菌作用を有する金属又は金属化合物との複合体からなる無機抗菌剤、及びアニオン性界面活性剤を含有することを特徴とする。
(1)無機抗菌剤
本発明に用いる無機抗菌剤は、担体と、抗菌作用を有する金属又は金属化合物との複合体からなるものである。ここで、「担体と、抗菌作用を有する金属又は金属化合物との複合体」とは、一般的には、担体に抗菌作用を有する金属又は金属化合物が担持されてなるものをいう。より具体的には、(a)担体に、抗菌作用を有する金属又は金属化合物が付着してなるもの、(b)担体と、抗菌作用を有する金属又は金属化合物が共沈してなるもの、(c)担体に、抗菌作用を有する金属又は金属化合物が被覆されてなるもの、(d)担体と、抗菌作用を有する金属又は金属化合物とが化学結合してなるもの、等が挙げられる。
本発明に用いる無機抗菌剤は、グラム陽性菌、グラム陰性菌、白癬菌、真菌類、カビ類等の菌類と接触することにより、これらの菌類の一種以上を殺菌したり、あるいはその繁殖を抑制する働きを有する。
無機抗菌剤の調製に用いる担体としては、抗菌作用を有する金属又は金属化合物と複合体を形成するものであれば特に制限されず、公知のものを使用できる。例えば、酸化チタン、ゼオライト、ガラス、無定形アルミノケイ酸塩、モンモリロナイト、縮合リン酸塩、リン酸ジルコニウム、ハイドロキシアパタイト、オキソ塩酸、リン酸複塩、ジケイ酸、酸化ジルコニウム等が挙げられる。これらの中でも、酸化チタン、酸化ジルコニウム、ゼオライト等の金属酸化物が好ましく、酸化チタンが特に好ましい。
担体として用いる酸化チタンとしては、ルチル型のものであっても、アナターゼ型のものであってもよい。また、酸化チタンとしては、Ti原子とO原子との比が1:2の割合である通常の二酸化チタンであっても、いわゆるTiO・nHOで表される含水酸化チタン、種々の水和二酸化チタンと称されるもの、Ti:Oが種々の割合にある低次酸化チタン、二酸化チタンを主成分とするチタン−ニッケル−アンチモン系、チタン−クロム−アンチモン系等の酸化チタン複合系顔料、合成ルチル顔料等を用いることができる。
担体の形状としては、微粒子状であることが好ましい。また、担体の平均粒子径は10μm以下であることが好ましく、5μm以下であることがより好ましい。一般的には、担体微粒子の粒子径は小さいほど、これに付着して抗菌作用を有する金属又は金属化合物の表面積が増加し、抗菌性が向上する。
抗菌作用を有する金属又は金属化合物としては、特に制限されず、従来公知の抗菌作用を有するものが使用できる。
抗菌作用を有する金属又は金属化合物としては、例えば、銀、銅、亜鉛、錫、鉛、ビスマス、カドミウム、クロム、水銀等の金属、又はこれらの金属の化合物が挙げられる。また、金属の化合物としては、ハロゲン化物、酸化物、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、サリチル酸塩、ステアリン酸塩、リン酸塩等が挙げられる。これらは一種単独で、あるいは二種以上を組み合わせて用いることができる。
これらの中でも、優れた抗菌力及び安全性の観点から、銀、塩化銀、酸化銀、及び酸化銅から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、銀又は塩化銀がより好ましく、塩化銀が特に好ましい。
抗菌性を有する金属又は金属化合物の担体への担持(付着、共沈、被覆又は化学結合)量は特に制限されないが、優れた抗菌力を発揮する観点から、担体に対して、通常0.5〜75重量%、好ましくは5〜30重量%である。
担体に、抗菌作用を有する金属又は金属化合物を付着、共沈、被覆又は化学結合させる方法は特に制限されず、従来公知の方法を採用できる。
例えば、(i)抗菌作用を有する金属を含む金属イオン水溶液に、還元剤、更に必要に応じ緩衝剤、錯化剤、pH調整剤等種々の補助剤を添加してメッキ浴を調製し、このメッキ浴中に担体粒子を浸漬し、前記金属イオンを担体粒子表面上に金属被膜として析出させ、必要に応じて酸化又は塩化物処理等を施す方法、(ii)真空蒸着装置中で抗菌作用を有する金属を加熱溶解して蒸発させ、担体粒子表面に蒸着させ、必要に応じて酸化又は塩化物処理等を施す方法、(iii)抗菌作用を有する金属成分を含有するアルキル金属化合物、有機金属化合物等を、担体粒子上で加熱分解させて担持させ、必要に応じて酸化又は塩化物処理等を施す方法、(iv)担体粒子粉末と抗菌性金属又は金属化合物の粉末とを、乾式又は湿式の圧密粉砕装置(ボールミル、エッジランナーミル等)に装填して圧密混合し、担体粒子表面に抗菌作用を有する金属又は金属化合物を担持させる方法、等が挙げられる。
本発明に用いる無機抗菌剤の特に好ましい具体例としては、特開昭63−88109号公報に記載された抗菌性銀化合物や、特開平8−268820号公報に記載された難溶性銀化合物(JMAC)が挙げられる。
無機抗菌剤の含有量は、特に制限されないが、分散液全体に対して、通常0.5〜30重量%、好ましくは1〜20重量%である。無機抗菌剤の含有量が上記範囲より少ない場合には、抗菌作用が発揮されなくなるおそれがあり、上記範囲より多くなると、分散溶媒(水)の量が少なくなり全体的に粘度が増加して、取り扱いや粘度調整が困難となるおそれがある。
(2)アニオン性界面活性剤
本発明の水分散液は、分散剤としてアニオン性界面活性剤を用いる。アニオン性界面活性剤を用いることで、簡便な方法により無機抗菌剤を水中で均一に分散させることができる。すなわち、アニオン性界面活性剤を用いることで、撹拌という簡便な方法により、無機抗菌剤の凝集体を水中で一次粒子化することができる。また、アニオン性界面活性剤を使用することで、無機抗菌剤の一次粒子状態における長期保存性に優れる水分散液を得ることができる。
本発明に用いるアニオン性界面活性剤としては、アルキルスルホサクシネート塩、硫酸エステル型界面活性剤、リン酸エステル型界面活性剤、アルケニルコハク酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリカルボン酸型高分子界面活性剤等が挙げられる。これらの界面活性剤は一種単独で、あるいは二種以上を組み合わせて用いることができる。
これらの中でも、本発明においては、粒子径が100〜500nmの無機抗菌剤の微粒子が水中に均一に分散してなる水分散液が効率よく得られることから、ジアルキルスルホサクシネート塩、硫酸エステル型界面活性剤及びリン酸エステル型界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも一種であるのが好ましく、硫酸エステル型界面活性剤又はリン酸エステル型界面活性剤がより好ましく、リン酸エステル型界面活性剤が特に好ましい。
ジアルキルスルホサクシネート塩としては、ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩、ジオクチルスルホサクシネートマグネシウム塩等が挙げられる。
硫酸エステル型界面活性剤としては、ポリオキシエチレンモノスチリルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸エステル、並びにこれら硫酸エステルの塩が挙げられる。硫酸エステルの塩としては特に制限されないが、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属の塩;マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属の塩;アルキルアミン、シクロアルキルアミン、アルカノールアミン等のアミン類の塩;等が挙げられる。
リン酸エステル型界面活性剤としては、例えば、アルキル(C8〜C12)リン酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜C18)エーテルリン酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジ又はトリ)アルキル(C8〜C12)フェニルエーテルのポリマーのリン酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジ又はトリ)フェニルフェニルエーテルリン酸エステル、、ポリオキシエチレン(モノ、ジ又はトリ)ベンジルフェニルエーテルリン酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジ又はトリ)スチリルフェニルエーテルリン酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジ又はトリ)スチリルフェニルエーテルのポリマーのリン酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーのリン塩エステル、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールイミン及び縮合リン酸(例えばトリポリリン酸等)等のリン酸エステル、並びにこれらのリン酸エステルの塩が挙げられる。リン酸エステルの塩としては特に制限されないが、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属の塩;マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属の塩;アルキルアミン、シクロアルキルアミン、アルカノールアミン等のアミン類の塩;等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤の含有量は、分散液全体に対して、通常1〜30重量%、好ましくは3〜25重量%、より好ましくは5〜20重量%である。
アニオン性界面活性剤の含有量が上記範囲より少ない場合には、無機抗菌剤が水中に均一に分散されなくなるおそれがある。その一方、アニオン性界面活性剤の含有量が上記範囲より多い場合には、分散剤を添加する効果が飽和する一方で、増粘剤の添加による粘度調整が困難となるおそれがある。
本発明の水分散液は、上述した無機抗菌剤、アニオン性界面活性剤のほかに、所望により増粘剤を含有してもよい。無機抗菌剤の水分散液は用途に応じて種々の粘度を有するものが要求される。本発明の水分散液によれば、増粘剤の添加量を適宜調整することで、分散液の粘度を200〜1000mPa・sの範囲で調整することができる。
用いる増粘剤としては、架橋型アクリル酸重合体、ポリビニルアルコール等のポリマー系重合体;カゼイン、ゼラチン等の蛋白質;アルギン酸ソーダ、澱粉類、デキストリン等の増粘多糖類;ベントナイトタラガム、グアガム、キサンタンガム 、ローストガム等のガム類;メチルセルロース類、エチルセルロース類、ヒドロキシプロピルメチルセルロース類、ヒドロキシプロピルエチルセルロース類、ヒドロキシセルロース類等のセルロース誘導体;等が挙げられる。これらの増粘剤は一種単独で、あるいは二種以上を組み合わせて用いることができる。
増粘剤の添加量は、水分散液全体に対して、通常、0〜1.0重量%である。
本発明によれば、添加する増粘剤の種類及び添加量を適宜調整することにより、任意の粘度を有する水分散液を容易に得ることができる。
また、本発明の水分散液には、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、有機変性オルガノポリシロキサン等のノニオン性界面活性剤;アルキルベタイン、アミドベタイン等のベタイン型界面活性剤;等の他の界面活性剤を含有していてもよい。他の界面活性剤の含有量は、水分散液全体に対して、通常0〜1重量%である。
本発明の水分散液に含まれる無機抗菌剤の微粒子の平均粒子径は、用いる無機抗菌剤の種類、アニオン性界面活性剤の種類等にも依存するが、通常100〜500nm、好ましくは200nm〜400nmである。
水分散液に含まれる無機抗菌剤の微粒子の粒度分布は、公知の粒度計で測定することができる。
本発明の水分散液に含まれる無機抗菌剤の微粒子の粒度分布は単分散である。本発明の水分散液は長時間保存しても、無機抗菌剤の微粒子の凝集や沈降がなく、保存安定性に優れている。
本発明の水分散液は、無機抗菌剤の有する抗菌性能が十分に発揮され、分散性に優れ、しかも、環境を汚染したり、人体に悪影響を与えるおそれがないものである。
本発明の水分散液は、安全性が高く、かつ顕著な抗菌性を示す。従って、安全性と殺抗菌性が要求される風呂、台所、トイレ回り等の抗菌・防カビ剤、シャンプー、石鹸、化粧品、洗剤成分として利用できる。また、塗料・インキに混合することにより、安全性に優れた抗菌・防カビ塗料・インキとして利用することもできる。そのほか、紙又はプラスチックフィルムの包装材料等に用いることができる。
2)水分散液の製造方法
本発明の水分散液の製造方法は、無機抗菌剤の粉末、アニオン性界面活性剤、水及び所望により増粘剤を含有する混合物を攪拌することを特徴する。
本発明の製造方法に用いる無機抗菌剤としては、上記した本発明の水分散液に用いることができるものとして列記した無機抗菌剤と同様のものが挙げられる。本発明においては、無機抗菌剤の粉末、好ましくは凝集体である無機抗菌剤の粉末を用いる。
本発明の製造方法に用いるアニオン性界面活性剤としては、上記した本発明の水分散液に用いることができるものとして列記したアニオン性界面活性剤と同様のものを用いることができる。
本発明の製造方法に用いる増粘剤としては、上記した本発明の水分散液に用いることができるものとして列記した増粘剤と同様のものを用いることができる。
本発明の製造方法に用いる水としては、通常の水であれば特に制限なく使用できるが、不純物が少ないことが好ましく、イオン交換水、蒸留水又は脱イオン水がより好ましい。
前記混合物の撹拌は公知の攪拌機を用いて行うことができる。用いる撹拌機としては、特に限定されず、例えば、プロペラ式、パドル式、タービン式等の公知の攪拌機が挙げられる。また、強力に撹拌することのできる装置、例えば、いわゆる高速撹拌機やホモミキサー、ハイシェアミキサー(TK.ROBOMICS、特殊機化工業(株)製)、高速ディスパー、エバラマイルザー((株)荏原製作所製)、高圧ホモジナイザー((株)イズミフードマシナリ製)、スタティックミキサー((株)ノリタケカンパニーリミテッド製)、等を用いることもできる。なお、無機抗菌剤として銀化合物等のように光に対して安定でないものを含む場合には、前記混合物の撹拌は、遮光下で行う必要がある。
撹拌速度は特に制限されないが、通常500rpm〜10,000rpm、好ましくは1,000rpm〜5,000rpmである。
攪拌時間は特に制限されないが、通常数分から数時間である。
攪拌温度は特に制限されないが、通常0℃〜50℃である。
以上のようにして、無機抗菌剤の粉末、アニオン性界面活性剤及び水を含有する混合物を撹拌するという簡便な操作により、100〜500nmの平均粒子径を有する無機抗菌剤の微粒子、好ましくは無機抗菌剤の1次粒子が、ほぼ単分散で均一な粒子径分布で水中に均一に分散してなる水分散液を得ることができる。
本発明の製造方法は、本発明の水分散液の製造方法として好適である。
本発明の製造方法によれば、従来の湿式粉砕法のように粉砕装置を必要とせず、撹拌装置を使用して、無機抗菌剤の粉末、アニオン性界面活性剤、水及び所望により増粘剤を含有する混合物を攪拌することにより、本発明の水分散液を簡便にかつエネルギー的に有利に製造することができ、本発明の水分散液の製造方法として好適である。
次に、実施例及び比較例により本発明を更に詳細に説明する。但し、本発明の範囲は、以下の実施例により何ら限定されるものではない。
なお、得られた水分散液中に含まれる無機抗菌剤微粒子の粒度分布は、粒度計(BECKMAN COUNTER LS13320、ベックマン社製)を用いて測定した。
(実施例1〜13)
イオン交換水75重量部、及び第1表に示す界面活性剤10重量部をハイシェアミキサー(ROBOMIKS、特殊機化社製)、3000rpm(回転数)、10分間、室温で攪拌した。次いで、得られた混合物に、銀系無機抗菌剤(商品名:JMAC PG、クラリアント社製、以下にて同じ。)10重量部を添加して、遮光下、全容をハイシェアミキサー(TK.ROBOMICS、特殊機化工業(株)製、以下にて同じ。)で、3000rpmで30分間、室温で攪拌することにより、実施例1〜13の水分散液を得た。
(比較例1)
銀系無機抗菌剤(商品名:JMAC PG)を高性能機械式乾式粉砕機(スタッドミル63C、住金物産マテックス社製)の最高速20,000rpm×2で毎分10gの供給条件にて微粉砕した。得られた粉砕品を蒸留水にて湿潤混練りし、更に蒸留水で5倍に希釈することで、銀系無機抗菌剤粉砕品の水分散液を得た。
(比較例2,3)
第1表に示す界面活性剤を使用するほかは、実施例1〜13と同様にして、比較例2,3の水分散液を得た。
(比較例4)
イオン交換水40重量部、オルガノポリシロキサン系界面活性剤(商品名:ポリフローKL−245、共栄社化学(株)製)5重量部を混合し、3000rpmで、10分間、室温で撹拌した。次いで、この混合物に銀系無機抗菌剤(商品名:JMAC PG)5重量部を添加して、遮光下で、全容をハイシェアミキサーを用いて、3000rpmで60分間、室温で攪拌することにより、比較例4の水分散液を得た。
Figure 2007070299
上記で得た実施例1〜13の水分散液、比較例1〜4の水分散液に含まれる銀系無機抗菌剤の微粒子の粒度分布を測定した。測定結果を第2表及び図1〜図17に示す。
第2表中、粒子径(Mean)は平均粒子径を示し、粒子径(Mediam)は粒子径分布の中央の値を示す。
図1〜図17中、横軸は粒子径(μm)を、縦軸は粒子体積での百分率(Volume%)をそれぞれ示す。なお、各粒子の体積(V)は、粒子径(mean)Rmとすると、式:V=(Rm)/6で求めた。
Figure 2007070299
第2表及び図1〜13より、分散剤として、ジアルキルスルホサクシネート塩、硫酸エステル型界面活性剤及びリン酸エステル型界面活性剤を使用した実施例1〜13では、平均粒子径(Mean)が0.3〜0.5μmである銀系無機抗菌剤の微粒子が、ほぼ単分散で均一に分散した水分散液が得られた。
これに対し、乾式粉砕を行った比較例1、ノニオン系界面活性剤を使用した比較例2,3では、均一な単分散の水分散液を得ることができなかった(図14〜図16参照)。
また、分散剤としてオルガノポリシロキサンを用いた比較例4では、得られた水分散液中の無機抗菌剤の微粒子の平均粒子径が3.464μmと大きく、しかも単分散の分散液が得られなかった(図17参照)。
(実施例14)
実施例1で得られた水分散液の粘度を粘度計(VISCOMETER RB−80L No.2、東機産業社製)を用いて測定したところ、7mPa・sであった。
次に、実施例1で得た分散液に、増粘剤としてキサンタンガム〔RHODOPOL G(ローディア日華社製)とエマール2Fパウダー(ラウリル硫酸ナトリウム、花王社製)とを、重量比20:1で混合したもの〕を、実施例1で得た水分散液全体に対して0.5重量%添加して、遮光下、全容をハイシェアミキサーで3000rpmで30分間、室温で攪拌することにより、実施例14の水分散液を得た。
得られた水分散液の粘度を粘度計(VISCOMETER RB−80L No.2、東機産業社製)を用いて測定したところ、粘度は725mPa・sであった。
このことから、増粘剤を添加して粘度調整を容易に行うことができることがわかった。
実施例1で得た水分散液に含まれる銀系無機抗菌剤微粒子の粒度分布の測定結果を示すグラフ図である。 実施例2で得た水分散液に含まれる銀系無機抗菌剤微粒子の粒度分布の測定結果を示すグラフ図である。 実施例3で得た水分散液に含まれる銀系無機抗菌剤微粒子の粒度分布の測定結果を示すグラフ図である。 実施例4で得た水分散液に含まれる銀系無機抗菌剤微粒子の粒度分布の測定結果を示すグラフ図である。 実施例5で得た水分散液に含まれる銀系無機抗菌剤微粒子の粒度分布の測定結果を示すグラフ図である。 実施例6で得た水分散液に含まれる銀系無機抗菌剤微粒子の粒度分布の測定結果を示すグラフ図である。 実施例7で得た水分散液に含まれる銀系無機抗菌剤微粒子の粒度分布の測定結果を示すグラフ図である。 実施例8で得た水分散液に含まれる銀系無機抗菌剤微粒子の粒度分布の測定結果を示すグラフ図である。 実施例9で得た水分散液に含まれる銀系無機抗菌剤微粒子の粒度分布の測定結果を示すグラフ図である。 実施例10で得た水分散液に含まれる銀系無機抗菌剤微粒子の粒度分布の測定結果を示すグラフ図である。 実施例11で得た水分散液に含まれる銀系無機抗菌剤微粒子の粒度分布の測定結果を示すグラフ図である。 実施例12で得た水分散液に含まれる銀系無機抗菌剤微粒子の粒度分布の測定結果を示すグラフ図である。 実施例13で得た水分散液に含まれる銀系無機抗菌剤微粒子の粒度分布の測定結果を示すグラフ図である。 比較例1で得た水分散液に含まれる銀系無機抗菌剤微粒子の粒度分布の測定結果を示すグラフ図である。 比較例2で得た水分散液に含まれる銀系無機抗菌剤微粒子の粒度分布の測定結果を示すグラフ図である。 比較例3で得た水分散液に含まれる銀系無機抗菌剤微粒子の粒度分布の測定結果を示すグラフ図である。 比較例4で得た水分散液に含まれる銀系無機抗菌剤微粒子の粒度分布の測定結果を示すグラフ図である。

Claims (14)

  1. 担体と、抗菌作用を有する金属または金属化合物との複合体からなる無機抗菌剤、および、アニオン性界面活性剤を含有することを特徴とする無機抗菌剤の水分散液。
  2. 前記無機抗菌剤を、分散液全体に対して1〜20重量%含有することを特徴とする請求項1に記載の水分散液。
  3. 前記アニオン性界面活性剤を、分散液全体に対して5〜20重量%含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の水分散液。
  4. 前記アニオン性界面活性剤が、ジアルキルスルホサクシネート塩、硫酸エステル型界面活性剤及びリン酸エステル型界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水分散液。
  5. 前記無機抗菌剤が、担体に、抗菌作用を有する金属又は金属化合物が、付着、共沈、被覆又は化学結合してなるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の水分散液。
  6. 前記坦体が酸化チタンである請求項5に記載の水分散液。
  7. 前記金属又は金属化合物が塩化銀である請求項5又は6に記載の水分散液。
  8. 前記無機抗菌剤が平均粒子径100〜500nmの微粒子として分散してなる請求項1〜7のいずれかに記載の水分散液。
  9. 前記無機抗菌剤の微粒子が1次粒子であることを特徴とする請求項8に記載の水分散液。
  10. さらに増粘剤を含有することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の水分散液。
  11. 無機抗菌剤の粉末、アニオン性界面活性剤及び水を含有する混合物を撹拌することを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の水分散液の製造方法。
  12. 無機抗菌剤の粉末、アニオン性界面活性剤、増粘剤及び水を含有する混合物を撹拌することを特徴とする請求項11に記載の水分散液の製造方法。
  13. 粉砕装置を用いることなく、撹拌装置のみを使用して、前記混合物を撹拌することを特徴とする請求項11又は12に記載の水分散液の製造方法。
  14. 撹拌前の無機抗菌剤の粉末が凝集体であることを特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載の水分散液の製造方法。
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