JP2007068391A - モータのためのデジタルノイズリダクション - Google Patents

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Abstract

【課題】ファンモータへのドライブ電流を制御することにより、ファンノイズを低減させるためのシステムおよび方法を提供すること。
【解決手段】一実施形態において、システムは、並列な多くのトランジスタを使用し、これらのトランジスタを逐次的に利用して、リニアドライブを近似する。他の実施形態においては、あるスキームを使用して、不連続的なステップでトランジスタを動作状態にし非動作状態にし、それによってリニアコントローラトポロジの利点を達成している。
【選択図】図5a

Description

本発明は、モータに関し、より詳細には、冷却ファンモータのノイズを低減させることに関する。
電子装置および製品における一般的な動向は、より高速でより小型の製品に向かっている。その結果、より高温のコンポーネントがより小型のパッケージ中およびフォームファクタ中に配置されるので、熱放散がますます大きな関心事になってきている。過剰な熱は、寿命の短縮および部分的または壊滅的な故障をもたらす多種類のコンポーネントの故障に結びつく。
熱を放散するために、そして他の方法でこれらの電子コンポーネントを冷却するために使用される多くの設計パラメータが存在する。ヒートシンクおよびヒートパイプは、受動的メカニズムとして使用され、熱を取り除き、または少なくとも静かにこの熱を周囲に広める。しかし、多数の電子デバイスにおいては能動的な冷却が必要とされる。ファンは、気流を発生し、多数の電子製品中における良好な環境を維持する優れた器具であることが明らかにされてきている。より大型の製品、またはより多くの発熱を伴う製品では、時に複数のファンを使用して最適な環境を構築している。
音響ノイズ、電力消費、および信頼性を含む、ファンに関連した多くの問題がある。設計者らは、特定の製品について様々な要因間のバランスをとり、涼しい環境を依然として維持しながら最小の電力およびノイズを達成することによって、ファンを最適化しようと常に試みている。適切なファンの速度制御は、ファンの寿命を延ばすだけでなく、電力要件の観点からもより効率的であることがよく知られている。
電子製品において一般的な種類のファンは、ブラシレスDCモータファンである。このファンは、DC電気モータとほぼ同じように動作し、固定子/回転子の構成を使用している。ブラシレスDCモータは、外部パワードライブを用いて固定子上の固定巻線の転流を行い、ここで、固定子の変化する場は、この永久磁石回転子を回転させる。電子的に転流されるブラシレスDCモータシステムは、一般的にエレクトロニクス用途、電気通信用途、および産業装置用途で使用されるブロワおよびファン用のドライブとして使用される。様々な用途のための多種多様な異なるブラシレスモータが存在する。
ファンは、一般的に2線式ファン、3線式ファン、および4線式ファンと分類される。2線式ファンは、電源端子およびアース端子を有し、一般にそのDC電圧またはパルス幅のいずれかを調整することによって制御される。タコメータ信号がないので、ファン速度を簡単に表示するものは存在しない。3線式ファンは、電源、アース、およびタコメータ出力を有する。3線式ファンは、可変DCや低周波数PWMなどの、2線式ファンと同じ種類のドライブを使用して制御することができ、タコメータ信号を使用してファン速度を検査する。4線式ファンは、電源、アース、タコメータ出力を有し、これらをPWM(pulse width modulated(パルス幅変調))ドライブ入力と共に使用することができる。PWMは、一連のオン/オフパルスの相対幅を使用して、このファンモータに印加される電源レベルを調整する。
様々な種類のファンを有するのに加えて、これらのファンに対して関連付けられた様々な制御システムが存在する。ファンを制御的側面なしに動作させることができるが、単純に最高速度で動作させることになるため、非効率的であり相当のノイズを発生する。一般的に2つの速度制御の方法があり、それは、供給電圧制御および20kHzを超える周波数でのPWMである。低周波数PWMは、当業界では一般に使用されない。
供給電圧制御は、ファンモータに印加されるDC電圧を制御し、それによってファン速度を制御する。より静かな動作とより少ない気流のためには、電圧が低下させられる。さらに冷却が必要な場合には、電圧が増大させられ、これは冷却能力を増大させ、またノイズも増大させる。当技術分野において周知であるように、ファン速度と入力電圧との関係には、電力の非効率性に加えて起動電圧および失速問題などの制限がある。
大多数の小型パーソナルコンピュータファンは、PWM制御を使用しており、ファンに印加される電圧はゼロまたは全電圧であり、可聴ノイズを取り除くために20kHzより高い周波数でスイッチングされる。
冷却ファンの可聴ノイズは、空気を動かして対流冷却を引き起こすことの好ましくない副作用である。ブレードノイズ(blade noise)、「第2高調波コギング(second harmonic cogging)」、および転流ノイズを含むファンの可聴ノイズには、いくつかの主要な原因がある。ブレードノイズおよびコギングには、電気設計によっては感知できるほどの影響を与えることができない。しかし、改善された回路設計を介して転流ノイズを低減させることは可能である。電流遷移の速度を落とす回路設計は、ノイズを低減する。
すでに言及したように、ファンの速度はファンノイズに関する要因のうちの1つである。例えば1400RPM(revolutions per minute)などの低いRPMにおいては、ファン音響ノイズおよびRFIノイズは、一般的にかなり小さい。このような低いRPMにおいては、ノイズはほとんどすべて転流ノイズからなる。より高いファン速度においては、ブレードノイズがファンノイズの全体に寄与し始め、一般に高いRPMでかなり増大する。ブレードノイズは、一般に機械設計によって制御される。他のファンは、異なるブレードノイズ開始点に加えて、異なる要件および条件を有することが理解されるだろう。
冷却ファンによって発生されるノイズを低減させる多くの試みが行われてきている。これらの方法は、適切な冷却をより低い電力およびノイズで実現しようとする機械的技法と電気的技法との両方を含むことができる。例えば、リニアドライブでは、ファンノイズを低減させる1つのメカニズムとしてモータコイルをバイパスするために、オペアンプまたはキャパシタを使用して機能が拡張されている。他の実装形態は、ブレード設計および他の機械的レイアウトによるノイズの低減を表現する。高周波数PWMスキームは、人間の可聴範囲以上にファンノイズを維持する。
熱除去のために使用されるファンに対する改善が必要である。本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、より過剰な電力消費なしに、低ノイズの観点からのリニアドライブ制御の利点を実現することにある。
一実施形態における本発明は、多くの並列なトランジスタを使用してリニアドライブを近似し、逐次的にこれらのトランジスタを利用することによりファンノイズを低減させるためのシステムを提供する。
本発明の他の実施形態は、別々のステップでドライバをオンにし、それによって、有効な方法で必要以上の電力消費なしにリニアコントローラトポロジの利点を達成するスキームを提供する。一態様は、コイル電流の立ち上がり時間および立ち下がり時間についてデジタルステップを用いて線形スロープを近似することを含む。
一実施形態は、第1のトランジスタセグメントを形成する、並列に結合された複数のトランジスタと、第2のトランジスタセグメントを形成する、並列に結合された複数のトランジスタとを備えるファンノイズを低減させるためのモータコントローラシステムである。第1の端部上で第1のトランジスタセグメントに結合され、第2の端部上で供給電圧に結合された第1のファンコイルが存在する。第2のファンコイルは、第1の端部上で第2のトランジスタセグメントに結合され、第2の端部上で供給電圧に結合されている。第1のシーケンスロジックセクション(sequencing logic section)が、第1のトランジスタセグメント中の各トランジスタに結合され、ここで第1のシーケンスロジックセクションは、第1のセグメント中の少なくとも一部のトランジスタを逐次的に動作状態にし、非動作状態にする。また第2のトランジスタセグメント中の各トランジスタに結合された第2のシーケンスロジックセクションも存在しており、ここで第2のシーケンスロジックセクションは、第2のセグメント中の少なくとも一部のトランジスタを逐次的に動作状態にし、非動作状態にする。第1のファンコイルおよび第2のファンコイルの立ち上がり時間および立ち下がり時間が、急激なまたは大幅な変化を回避するように制御される。L/R時定数の制御は、大幅な変化を削減するか、または相当に低減し、コイル電流の立ち上がり時間および立ち下がり時間が実質的に線形化される。言及されるように、セグメント中のトランジスタ数は変化してもよい。一実施形態においては、電圧レギュレータが、第1のコイルおよび第2のコイルに結合されている。
当該システムは、第1および第2のシーケンスロジックセクションに結合された適応ロジックセクション(adaptive logic section)をさらに備えることができる。当該システムはまた、第1のファンコイルの第1の端部と第2のファンコイルの第1の端部とに一端で結合され、第1のシーケンスロジックセクションと第2のシーケンスロジックセクションとに他端で結合された磁気センサも備えることができる。
一実施形態における第1および第2のシーケンスロジックセクションは、第1および第2のセグメント中のすべてのトランジスタを逐次的に動作状態にし、非動作状態にする。第1および第2のシーケンスロジックセクションは、不可欠のものとすることができる。さらに、この立ち上がり時間および立ち下がり時間は、プログラム可能とすることができる。
モータを制御するための方法は、複数のトランジスタを有する少なくとも1つのトランジスタセグメントを少なくとも1つのモータコイルに結合するステップを含む。当該方法は、トランジスタセグメントのこれらのトランジスタを逐次的に動作状態にし、それによってコイル中の電流フローを逐次的に増大させるステップであって、逐次的に動作状態にすることは、ターンオンウィンドウ(turn−on window)内で行われることを特徴とするステップを含む。また、トランジスタセグメントのこれらのトランジスタを逐次的に非動作状態にし、それによってコイル中の電流フローを逐次的に減少させるステップであって、逐次的に非動作状態にすることは、ターンオフウィンドウ(turn−off window)内で行われることを特徴とするステップを含む。最後に、ターンオンウィンドウおよびターンオフウィンドウを処理して線形に制御された立ち上がり時間および線形に制御された立ち下がり時間を提供し、それによって過剰なノイズを生成する急激な変化を取り除くステップを含む。当該方法は、他のトランジスタセグメントについて、逐次的に動作状態にし、逐次的に非動作状態にするステップを反復するステップを含むこともできる。トランジスタセグメント中のトランジスタ数は、プログラム可能にすることができる。
線形化された立ち上がり時間は、線形化された立ち下がり時間と異なっていてもよい。立ち下がり時間は、L/R減衰を制御することにより線形化することができる。さらに、線形化された立ち上がり時間および線形化された立ち下がり時間は、全繰り返し周期のある割合とすることもできる。当該方法は、当該処理が、スルークロック(slew clock)のクロックサイクル数に基づくことを特徴とするものを含む。
さらなるステップは、第1のセグメントのこれらのトランジスタのうちのいずれかを第2のセグメントのこれらのトランジスタのうちのいずれかと同時に動作状態にすることを防止するステップである。当該方法は、異なるモータに電子的に適応させる方法をさらに含む。
さらなる実施形態は、DCモータを制御するための装置であって、磁気センサに結合された少なくとも1つのシーケンスロジックセクション、および各シーケンスロジックセクションに結合された1つのトランジスタセグメントを有する、モータに結合された磁気センサを備える装置である。トランジスタセグメントは、各セグメント中に複数のトランジスタを有し、トランジスタの数は、セグメント間で変化することができ、またプログラム可能とすることもできる。少なくとも1つのトランジスタセグメントに接続された少なくとも1つのモータコイルがあり、各コイルのコイル電流の立ち上がり時間および立ち下がり時間は線形に制御されている。これらのトランジスタは、複数の電界効果トランジスタおよび複数のバイポーラトランジスタのうちの少なくとも1つを含むことができる。
適応制御ロジックセクションが、各シーケンスロジックセクションに結合されている可能性があり、適応コントローラは、マイクロコントローラおよびメモリを備えていることができる。この回路全体を、単一のチップ上に集積することもできる。
この装置は、単一のコイルに結合された4つのトランジスタセグメントを有する完全ブリッジ(full bridge)構成をさらに備えることもできる。
本明細書に説明される特徴および利点は包括的ではなく、特に多数の追加の特徴および利点が、図面、明細書、および特許請求の範囲を考慮することで当業者に明らかになるだろう。さらに、本明細書で使用されている用語は、主に可読性および教示の目的のために選択されており、本発明の主題の範囲を限定するためではないことに留意されたい。
本発明によれば、並列に結合された複数のトランジスタを逐次的に動作状態にし、非動作状態にしてコイル電流の立ち上がり時間および立ち下がり時間を制御することにより、コイル電流の急激な変化を抑え、もってモータの転流ノイズを低減する効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
簡単な形態において、本発明は、ドライブ電流を制御して、ファン、または単相モータ、2相モータ、3相モータ、および4相モータなどの他のもののモータ巻線を徐々にターン「オン」および/またはターン「オフ」させることにより、ノイズを低減する。一態様において、本方法は、多くの電界効果トランジスタ(FET)などのパワートランジスタを使用し、連続するステップ間でドライブ電流の変化が緩やかであるようにこれらのトランジスタを逐次的に処理することにより、リニアドライブを近似する。本明細書に詳述されるように、転流ノイズは、ドライブ電流を制御し、当技術分野において一般的に使用されるような方形波ドライブを適用するのでなくモータ巻線を徐々にターンオンすることにより、低減させることができる。
図1は、コイルドライブが方形波である2コイルDCモータについての従来のノイズの多いファン制御配置の従来技術構成を示している。ファンノイズは急速な電流変化によって引き起こされ、電流の「オン」および「オフ」の劇的なスイッチングが転流ノイズを生成する。
ホールプレート5およびホール信号処理セクション10は、処理セクション10の出力が、かけられた磁界に従って2つの定義された状態間をスイッチングするように、磁界感知デバイスとして構成されている。ホールプレート5へ入力される磁界は、正弦波信号として示されており、ホール信号処理セクション10をトリガし、次のしきい値が横切られるまで状態をラッチさせるしきい値レベル間で振動する。ラッチングは非常に高速であり、急激に1つの状態から次の状態に速やかに遷移し、これはかなりの転流ノイズを生成する傾向にある。ホールプレート5の出力は、磁界正弦波を大まかに追跡する方形波である。
処理セクション10の出力は、トランジスタ15、20についてのトランジスタドライブ電圧となる2つの方形波である。コイル25、30は、それぞれパワートランジスタ15、20によってドライブされ、パワートランジスタ15、20のスイッチングは、制御信号を介して行われる。コイルドライブ電圧も、対応するノイズ問題を伴う方形波であり、ここでコイル1 25は、これら2つのコイルが同時に「オン」にならないようにコイル2 30に相反するものとして動作する。
当技術分野において知られているように、タイミング動作およびスイッチング制御は、なんらかの形の制御機能を必要とする。動作中に、図1のシステムは、「メークビフォアブレーク(make−before−break)スイッチングを実現して、両方のドライバ15、20が同時に「オン」にならないようにし、また電圧レギュレータへの電圧における「グリッチ(glitch)」を回避する。同時の導通は、時計回り(CW)および反時計回り(CCW)の両方向に同時にモータを回転させようとすることにより、ノイズを生成し電力を浪費する点で望ましくない。この制御は、ホール回路出力状態を監視し、またスイッチングし、それに対応してコイル25、30を電圧Vddに接続し又は切り離すタイミング信号を生成する。
図2は、ホールプレート5に結合されたオペアンプ構成を使用して、ホール出力信号にいくらかのスロープを生み出す典型的なリニアドライブを示している。これは一般的にはより静かな設計であるが、A級の電力消費を有し、一般に別個のホール素子を必要とする。この構成は、一般に多数の製造業者によって望まれるワンチップシステム(one−chip system)の形では実施されない。
この場合にもまた正弦波磁界がホールプレート5に入力されるが、ホールプレート出力は、ラッチされたデジタル信号ではなく、信号にいくらかの線形性を与えることができるいくらかのスロープを有する。ホールプレートの出力は、オペアンプセクション50に入力され、この設計は、トランジスタドライブ電圧を生み出すゲインを有するオペアンプ50を使用している。いくらかの線形性を提供するものの、この設計は、一般的にずっと大きなホール信号を必要とし単一のチップ設計では簡単には実装されないようなかなり大きなオフセットを有する。熱特性もまた、通常は好ましくない。
オペアンプ50からのトランジスタドライブ電圧は、コイル1 25を動作状態にするコイルドライブ電圧を生み出すトランジスタ15に直接に結合される。オペアンプ50からのトランジスタドライブ電圧は、インバータ55にも結合され、次いでコイル2 30を動作状態にするコイルドライブ電圧を生み出すトランジスタ20に結合される。一般的な意味で、このリニアドライブ電圧は、当設計において固定子の磁界を模写(replicate)する。
図3の回路設計は、キャパシタを使用して、電流変化を減速しファンノイズを低減させる既存の他のモータスキームを示している。この設計は、図1の設計と類似しており、コイルに結合されたキャパシタが追加されている。
より詳細には、ホールプレート5に入力される正弦波磁界は、VHall信号に変換され、次いでこのVHall信号は、ホール信号処理セクション10に入力される。ホール信号処理セクション10の出力は、各パワートランジスタ15、20についての方形波トランジスタドライブ電圧である。方形波ドライブ電圧は、これらの方形波が相反的であり、トランジスタ15、20が同時にターン「オン」されないように、それぞれのトランジスタ15、20に結合されている。コイル25、30は、本明細書で示されるようにターン「オン」およびターン「オフ」されるが、各コイル25、30に付いているキャパシタ75、80は、電流遷移を低速化させる傾向がある。モータコイルの周囲に大きなキャパシタ75、80を配置することにより、電圧スイッチングが和らげられ、いくらか穏やかなスイッチングシナリオが生成される。本明細書中で言及されているように、パッケージングは関心事であるが、設計内の大型のキャパシタは高価であり、またパッケージング要件をより困難にする。
図4に、電子回路を使用して線形スロープを近似するスイッチドドライブシステムが示され、このスイッチドドライブシステムは、コイルがスイッチングされるときの電流変化を電子的に低速化させるために線形化回路を使用する。この技法は近似的な線形スロープを生み出すが、これもまたA級ドライブである。
先に示したように、磁界がホールプレート5に入力され、次いで、得られる信号がホール信号処理セクション10によって処理されて方形波を近似する。ホール信号処理セクション10からの出力は、「X」によってクロック分割された(110)、スイッチド電流源100への入力である。10〜15マイクロ秒ステップに拡大されたスイッチングされた電圧出力が示されており、これらのステップは、オペアンプ回路120に入力され、このオペアンプ回路120は、パワートランジスタ130をドライブし、このパワートランジスタ130は、次に第1のコイル150を動作状態にする。スイッチド電流源100は、(インバータスイッチ55を介して)キャパシタを充電し、このキャパシタは、いくらかの遅延を追加し、それによってスイッチングされた電圧に線形性を導入する。スイッチングされた電圧出力はまた、(インバータスイッチ55を介して)オペアンプ125に入力され、このオペアンプ125は、トランジスタ140をドライブし、このトランジスタ140は、次にコイル2 160を作動させる。スイッチングされたドライブの結果は、より低減したノイズを有する近似された線形化出力であるが、これは、A級ドライブである。
図5aおよび5bは、出力を線形化する本発明の簡略化された実施形態を表す図であり、シーケンシャルドライブシステムを実装する回路設計を示している。この回路設計は、少なくとも1個、2個、3個、または4個のコイルを有する設計について適切である。
図5aを参照すると、正弦波磁界信号がホールプレート205に対する入力であり、次いでこの入力は、ホール信号処理セクション210によって処理される。ホール信号処理セクション210からの出力は、1対のシーケンスロジックセクション220、230に入力される。シーケンスロジックセクション220、230は別個の要素として示されているが、シーケンスロジックセクションの機能を単一のデバイス内に一体化することができる。
ホールセクション205、210は、どちらのコイルにエネルギーが与えられるかを規定することを補助し、同時の導通を防止し、アナログまたはデジタルなどの様々な信号処理を包含する。
並列になっており、シーケンスロジックユニット220、230のそれぞれに結合されている、複数のトランジスタQ1〜Qnをそれぞれ有する2つのトランジスタセグメント215、225がある。トランジスタセグメントにおけるQ1〜Qnの使用は、これらのトランジスタセグメントが常に等しい数のトランジスタを有するものであることを示すことを意図していない。各セグメント215、225には任意の数のトランジスタが存在する可能性があるが、典型的な範囲は4〜12個のトランジスタである。別個のトランジスタはチップ面積を使用しコストを増大させるので、セグメント内のトランジスタ数についての選択は、一般に、望ましい結果、望ましい費用/便益、および望ましいパッケージングが得られるものとなる。これらのトランジスタは、FETやバイポーラトランジスタなどのパワートランジスタタイプのうちのいずれにすることも可能である。
一実施形態で、トランジスタ数は、所望の線形性に直接に関連し、所望の線形性は結果としてステップ数に関連する。例えば、コイル出力電流の立ち上がり端および立ち下がり端は、各「オン」/「オフ」サイクルのうちの約10%で達成することができ、それによって、信号の約80%がラッチされた状態にある。次いで所望のスロープを、RPM速度で多くのトランジスタにわたり広げ、線形化を提供することができる。
供給電圧Vddが2つのコイル240、250のそれぞれに結合され、各コイルは、コイル中の電流を逐次的にドライブするトランジスタQ1〜Qnを有するトランジスタセグメント215、225に結合されている。電圧レギュレータ(任意選択)200、ホールプレート205、およびホール信号処理セクション210は、シーケンスロジックセクション220、230と協同し、各コイル240、250に一度に1つずつ電力を加える。
例解の目的のため、以下に可能な処理シナリオを説明する。両方のセクションのトランジスタQ1〜Qnは、最初は「オフ」であり、コイル240、250中に電流は流れていない。供給電圧がターン「オン」されDCモータが動作すると、シーケンスロジックセクション220は、第1のトランジスタセグメント215のトランジスタQ1〜Qnを一度に1つずつターンオンさせ、それによって従来技術の設計において示した急激な電流の振れを回避している。制御機能およびタイミング機能は、各トランジスタセグメント215、225内のトランジスタが、同時にターン「オン」されることを防止している。一実施形態で、ステップは不連続であり、各トランジスタがQ1からQnまでターン「オン」される。この技法は、リニアドライブの利点を実現するが、線形A級ドライブの高い電力消費の不利益を回避している。
シーケンスロジックセクション220、230は、多くの異なるスキームで、これらのドライバのタイミングを制御することができる。一実施形態で、シーケンシングはクロックを用いて行われるが、これは電圧源およびモータRPMに応じて変化させることができる。したがって、シーケンスセクション220、230は、転流サイクルの間の時間、およびモータの抵抗/インダクタンスの時定数に適応する。これについては、図9に関連してさらに説明している。
図5bを参照すると、他の実施形態は、ホール信号処理セクションの出力に結合され、シーケンスロジックセクション220、230を制御する適応制御ロジックセクション275を備える。適応ロジックコントローラ275は、電圧範囲の増大およびファンの一層の多様性を通じて柔軟性を加える。適応制御ロジックセクション275は、シーケンスロジックセクション220、230に結合され、トランジスタセグメント215、225内のトランジスタQ1〜QmおよびQ1〜Qnのタイミングの態様を制御する処理を引き受ける。先に言及したように、セグメント内のトランジスタ数を設計上の判断基準に応じて変えることができる。
図6aは、2コイルDCモータについての本発明の一実施形態を示し、1対のNチャネルFETセグメント300、305が示されている。NチャネルFETセグメント300、305は、各々につき6個のトランジスタを有し、一端上で各シーケンスロジックセクション310、315に結合され、他端上でそれぞれモータのコイル325、330に結合されている。NチャネルFETを用いて示されているが、本発明は、FETだけには限定されず、他のトランジスタタイプを用いて実装することもできる。
この特定の実施形態において、適応制御ロジックセクション320は、各シーケンスロジックセクション310、315に結合され、特定のセグメントのトランジスタが逐次的に動作することを可能にする。適応制御セクション320への入力は、電圧源Vdd、クロック源、およびモータの速度(RPM)を含むことができる。各コイルセグメント325、330に関して、すべてのトランジスタが「オフ」の状態では電流フローが存在しないが、セグメント中のトランジスタが逐次的に一度に1つずつターン「オン」されるにつれて、電流フローは、セグメントのトランジスタの一部またはすべてがターン「オン」されるまで増大する。同様に、トランジスタが逐次的にターン「オフ」されるにつれて、電流は減少する。トランジスタの数およびタイプは、設計および所望の結果による。先に言及したように、実際に動作状態にされるトランジスタ数は、トランジスタセグメント中の総トランジスタ数よりも少なくてもよい。
一実施形態においては、適応ロジック回路320は、2つの別々の機能を実施する。第1の機能は、ターンオン電流スロープ(Turn−On Current Slope)およびターンオフ電流スロープ(Turn−Off Current Slope)をモータのRPMに適応させることである。各ターンオンスロープ期間およびターンオフスロープ期間は、全体のホール周期(磁界極性周期(Magnetic Field Polarity Period))のうちのいくらかの割合となるように適応的に設定される。モータ速度(RPM)は絶えず変化するので、各ターンオンスロープ期間およびターンオフスロープ期間はホール周期のいくらかの割合に適応的に調整され、これは、説明のために約10%になるように設定されている。設計および所望の結果に応じてこの割合を変化させることができることが容易に明らかだろう。この割合は、ノイズの量、効率、および所望の結果に基づいたものとすることができる。一実施形態においては、この割合は、磁界極性周期についてのクロックサイクル数に基づいている。
第2の機能は、ターンオフスロープ期間の開始のタイミングが、ホール周期の終わりが実際に起こる前の時間のいくらかの割合に等しい実時間の時点で起こるように、適応的に調整することである。換言すれば、次のホール極性変化がいつ起こるかを予測し、この時刻より10%の時間前に開始されるようにターンオフプロセスを設定することである。そして次に、この時間中にコイル電流をスムーズに(静かに)ターンオフして、ホール極性変化が実時間で起こる時点にコイル電流のターンオフをちょうど完了することである。この例では、10%の時間が、いくつかのモータの経験的なデータに基づいて利用されている。
一実施形態においては、適応制御ロジックセクションを、マイクロコントローラまたはマイクロプロセッサとすることができる。立ち上がり/立ち下がりの割合が、スルークロックのクロックサイクル数に基づくように、メモリおよびクロック処理が存在することができる。適応コントローラは、サイクルごとのクロック信号タイミングファンクションを監視し、設計上の判断基準に従ってそれらの信号を処理する。立ち上がり時間および/または立ち下がり時間を変更するための1つのスキーマは、スルークロックを調整することである。立ち上がり時間/立ち下がり時間を変更するための別のスキーマは、クロックカウント数を変更することであろう。
図6bの全体図は、コイル1の動作を示しており、トランジスタ1がT1でターン「オン」されるときに、コイル1中の電流フローがわずかに増大する。トランジスタセグメント325中の各トランジスタがターン「オン」されるとき、電流フローが、時刻T6におけるトランジスタ6の作動と共にその最大値に到達するまで増大する。この図では、作動のためのタイミングは、トランジスタごとにほぼ同じである。
線形近似線は、コイル中の電流フローをゆっくりと増大させることについてある側面でリニアドライブシステムをエミュレートするが、リニアドライブに関連する否定的な側面のない、本発明の一般的なスロープおよび特徴を示している。正弦波に近似するように設計されている他の電子用途において使用されるマイクロステップ技法とは異なり、本システムは、急激な電流の振れを最小にし、それによって転流ノイズを最小にするような仕方で直線のスロープに近似するように設計されている。
図6bをもう一度参照すると、この代表的なグラフは、6ステップを使用して最大電流レベルに到達する電流と時間の関係について示している。各ステップは、立ち上がり部分とステップ部分とを有する。トランジスタ数は、ステップ数に関連しており、設計パラメータに基づいて選択されることが容易に理解されるだろう。
本発明の1つの目標は、ノイズを生成することなく可能な限り最速のスロープを得ることである。一部のモータは、高インダクタンスと低抵抗とを有するが、他のモータでは、高抵抗と低インダクタンスとを有し、それ故に本設計は、多数の異なるモータに対応することができる。
本明細書では不連続なステップの観点から一般的に説明されているが、本発明は、不連続的でないステップに対処する実施形態も含む。例えば、ステップの時間幅が減少する、あるいは換言すれば、ステップの数が増大するときである。この理由は、各ステップが、ブリッジ抵抗またはドライバ抵抗の増大をもたらすことであり、これはコイル−ブリッジ時定数の減少を意味している(時定数は、ほぼLcoil/(Rcoil+Rbridge)に等しい)。例えば、図6aにおいて、ドライバ抵抗は、NFETとコイル抵抗との組合せである。この回路が、コイルからエネルギーを取り除くことができるレートは、このコイル−ブリッジ時定数の式によって反映される。
コイル電流の減少はコイル−ブリッジ時定数の指数関数であり、電流減少の最大レートは各ステップの初期時間中であるので、ステップシーケンスを進行するときに各ステップの時間幅を減少させることは、より高速の電流減少をもたらす。これは、ノイズ生成は電圧または電流の不連続性の結果であるため、ノイズ生成のない、より高速な電流減少を意味する。また、このより高速な処理は、電流があまりにも早期に減少され、可能性のあるトルク生成が失われる場合にもたらされ得る、可能性のあるトルクの損失がない。
図7は、2コイルDCモータについての様々な信号を示すコイル適応ロジックタイミング図の全体図である。磁界は、モータの速度(RPM)を追跡する正弦波として示されている。この図に示されるように、磁界のサイクルについての時間周期は、左から右へと見た場合に、「縮小」しており、モータの速度が増大することを示している。ホール回路出力は、磁界入力を追跡するが、ほぼ方形波信号である。理想的な転流クロスオーバポイント(commutation crossover point)は、ホール出力の立ち上がり端と立ち下がり端の所に示される。適応ロジックウィンドウによるターンオンおよびターンオフが示され、これらは、本実施形態における適応ロジックセクションによって設定される、それぞれの立ち上がり時間期間および立ち下がり時間期間を表している。立ち上がり時間および/または立ち下がり時間を示すウィンドウは、ホール信号のある割合とすることができる。例えば、立ち上がり時間/立ち下がり時間をそれぞれ10%とし、残りの80%の部分をピークレベルとすることができる。
この図に示されるように、モータ速度の増大は、ホール出力サイクルをより短くさせ、それによって立ち上がり時間期間/立ち下がり時間期間もまた短くされる。本発明の一実施形態は、モータ速度に応じて立ち上がりウィンドウ/立ち下がりウィンドウについてのパーセント値を調整する。例えば、より速い速度では、10%のウィンドウでも速すぎることになり、過剰なノイズを引き起こす可能性がある。そのようなシナリオにおいては、割合を15%などのより大きな割合に調整することができる。増大した速度に起因する任意の調整を含むこの割合は、設計上の判断基準に依存し、特定用途向けにすることができる。
コイル1およびコイル2の出力電流波形が示されており、これらは、各コイル電流についての線形化された立ち上がりおよび立ち下がりを示している。この実施形態における立ち上がり時間および立ち下がり時間はある設定された割合であり、立ち上がり時間期間/立ち下がり時間期間はモータ速度が増大するにつれて減少する。
図8aは、単一コイルファンモータ内の完全ブリッジ化されたものについての本発明の一実施形態を示している。それぞれが、各シーケンスロジックセクションに結合された6個のトランジスタを有する4つのトランジスタセグメント400、405、425、430がある。この例においては、この供給電圧は、トランジスタセグメント400、405の各PチャネルFETに結合され、NチャネルFETは、アースに結合された各トランジスタセグメント425、430に結合されている。各PチャネルFETは、コイルでその間を結合してNチャネルFETに結合される。適応制御ロジックセクション450は、各シーケンスロジックセクション410、420、435、440に結合されている。
電流は、単一コイルモータ巻線中を2方向に流れる。FETセクションN1 425およびFETセクションP2 405が、逐次的にターン「オン」されるときに、全電流がこの「オン」期間に流れる。図8bは、電流が最大レベルに達するまでの電流のステップ状の増大を示している。次いで、FETセクションN1 425およびFETセクションP2 405は、FETセクションN1 425およびFETセクションP2 405がすべてターン「オフ」され、電流が流れなくなるまで、逐次的にターン「オフ」される。
次いで、FETセクションN2 430およびFETセクションP1 400が、逐次的に動作状態にされ、ターン「オン」され、逆方向の電流フローが、最大逆電流値に達するまで増大する。次いで、FETセクションN2 430およびFETセクションP1 400は、逆方向の電流フローが、減少してゼロの値に達するまで一度に1つずつ逐次的にターン「オフ」される。
より詳細には、適応制御ロジックセクション450は、周期/RPMからターン「オン」時間を差し引く計算に基づいて、「理想的な」転流ポイントに先立ってターン「オフ」シーケンスを開始する。そうでなくて、ターン「オフ」が「理想的な」転流ポイントにおいて開始される場合には、ターン「オフ」の発生が遅すぎることになる。ターン「オフ」は、逆方向のターン「オフ」を行う際のN1−P2のシーケンスである。電流を逆にすることは、N2−P1のターン「オン」およびターン「オフ」を行うことと同様である。
図9は、単一コイルの適応ロジックタイミング図を示している。前述のように、磁界は、モータの速度(RPM)を追跡する正弦波として表されている。磁界のサイクルについての時間周期は、モータの速度に直接に関連している。図示されているように、モータの速度は、変化し速度が増大するように示されている。ホール回路出力は、磁界入力を追跡するが、ほぼ方形波信号である。理想的な転流クロスオーバポイントは、ホール出力の立ち上がり端および立ち下がり端の所に示されている。
適応ロジックによるターンオンウィンドウおよびターンオフウィンドウが示され、これらは、適応ロジックセクションによって設定されるそれぞれの立ち上がり時間期間および立ち下がり時間期間を表している。立ち上がり時間および/または立ち下がり時間を表すウィンドウは、例えばホール信号の任意の割合とすることができる。図9で言及したように、立ち上がり時間および立ち下がり時間は、モータ速度が増大するにつれて減少する。
コイル出力電流は、適応ロジックセクションによって確立される立ち上がり時間期間/立ち下がり時間期間に対応する立ち上がり時間/立ち下がり時間を有する1つの波形として示されている。この図に示されるように、立ち上がり時間期間および立ち下がり時間期間は、より高速のモータ速度で減少する。
本発明の一実施形態は、モータ速度のパーセント値に応じて立ち上がりウィンドウ/立ち下がりウィンドウを調整する。モータ速度は、結果として磁界のサイクル時間を表している。この割合は、固定された割合または可変の割合とすることが可能である。例えば、より速い速度においては、10%のウィンドウでも速すぎて、過剰なノイズを引き起こしてしまう可能性がある。このようなシナリオにおいては、この割合を15%などのより大きな割合に調整することができる。増大した速度に起因する任意の調整を含むこの割合は、設計上の判断基準に依存し、特定用途向けとすることができる。低い割合は、より高速なスイッチングを示し、増大されたノイズを有する傾向にある。より高い割合は、より緩やかなスイッチングを示し、このより緩やかなスイッチングは、トルクを減少させ効率を低下させることがある。
2コイルの実施形態のためのシーケンスロジックが、図10の全体図にさらに詳細に示されている。前述のように、磁界入力は、モータの速度(RPM)と共に変化するほぼ正弦波である。ホール回路出力は、大まかには磁界を追跡する方形波である。スルークロックを使用して、シーケンシャルステップに対するタイミングの態様を提供することができる。一実施形態において、スルークロックは、システムクロックではなくむしろ4や8などのシステムクロックのある倍数である。
この実施形態の動作中において、磁界が立ち上がるときに、対応するホール方形波出力が高レベル(High)になる。あるクロックの倍数で、この例においては1つのクロックサイクルで、開始スルーステップが、第1のトランジスタセグメントの第1のパワートランジスタFET1と共に、高レベルになる。FET1がターン「オン」されるときに、コイル1の電流は少し増加する。各クロックサイクルまたは複数のクロックサイクルにおいて、これらのトランジスタが逐次的にターン「オン」され、各ステップで、コイル1の電流が徐々に増大する。最後のトランジスタ、この例においてはFET6がターン「オン」されると、コイル1の電流はピーク値にある。このようにして、6個のトランジスタを有するトランジスタセグメントでは、立ち上がり時間は、6個のすべてのトランジスタがターン「オン」されるためにかかる時間である。
本明細書中で以前に説明しているように、トランジスタセグメント内でのトランジスタの「オン」および「オフ」のステッピング(stepping)は、線形に示されている。しかし、セグメント中の個々のトランジスタは、FET1とFET2との間のクロックサイクル数がFET5とFET6との間のクロックサイクル数とは異なりうるような任意のクロックサイクルの倍数でターン「オン」し、ターン「オフ」するように設定することができる。これは、プログラム可能な立ち上がり時間/立ち下がり時間、および特定の設計について最適化されている方式でコイル電流の引き込み(coil current draw)を変更する手段を提供する。
先に言及したように、回路の時定数は、インダクタンス(L)/抵抗(R)の関係によってある程度反映されている。ターンオンにおいては、L/Rの関係は基本的に受動的である。ターンオフにおいては、L/Rの態様は、主としてLおよびその蓄積されたエネルギーによって決定づけられる。したがって、ターンオフにおける電流の増大は、ターンオンにおける電流の増大とは異なる可能性があり、この電流の増大は、チップ内で変化させることができる。したがって、立ち上がりのスロープは、立ち下がりのスロープとは異なる可能性がある。
立ち上がり時間、ピーク時間、および立ち下がり時間の時間間隔を特定の実施形態について設計を最適化するために変更することができるので、プログラム可能な態様は、コイル出力電流全体にまで拡張される。
さらに他の実施形態においては、トランジスタ数は、あるセグメントのトランジスタ数が、他のセグメントのトランジスタ数と異なる可能性があるように変更することができる。トランジスタ数は、第1のセグメント内に6個のトランジスタのみを有し、第2のセグメント内に4個のトランジスタのみを有するような固定された設計とすることができる。あるいは、設計では各セグメント中に8個のトランジスタを備えることが可能であるが、第1のセグメント内では6個のトランジスタしか、第2のセグメント内では4個のトランジスタしか動作状態にすることができないように、トランジスタ数をプログラム可能にすることもできる。このような設計における柔軟性およびカスタマイズされたプログラム可能性により、設計者は、複数の用途に統合することのできる単一の設計を使用することができるようになる。
一態様におけるピーク状態は、あるクロックの倍数にわたり保持され、次いでこの信号は、第1のトランジスタセグメントのトランジスタをこの例ではFET1からFET6に向かって逐次的にターン「オフ」させることにより緩やかに減少させられる。第1のセグメントからの最後のトランジスタは、ホール回路のサイクル内でターン「オフ」される。ホール回路のサイクルは、RPMに直接に関連した磁界を結果として表している。これは、これらのコイルを同時に動作状態にする可能性を回避している。
ロジック高レベルからロジック低レベルへのホール回路の遷移の後の1つまたは複数のサイクル内に、第2のセグメントからのトランジスタが、本明細書中で詳述されるような任意の方法で逐次的に動作状態にされる。例えば、FET1が、最初にターン「オン」され、コイル2の電流が1ステップだけ増加される。第2のセグメントの各トランジスタFET2〜FET6がターン「オン」されるにつれて、コイル2の電流は、ピーク値が確立されるまで徐々に増加する。ピーク期間が経過した後に、第2のセグメントのトランジスタは、これらのすべてのトランジスタがターン「オフ」されるまで逐次的にターン「オフ」され、これは、ロジック低レベルからロジック高レベルへのホール出力の遷移の前に行われる。この例においては、トランジスタ(Q1ないしQn)のターン「オン」とターン「オフ」の両方のシーケンス順序は同じである。しかし、他の実施形態では、ターン「オン」トランジスタシーケンスの順序は、ターン「オフ」トランジスタシーケンスの順序とは異なる可能性もある。
前述のように、立ち上がり時間、ピーク時間、および立ち下がり時間は、RPMに対応する磁界入力の1サイクルを表す。サイクルを時間間隔と見れば、立ち上がり時間は、10%などの割合とすることができ、ピーク時間は、80%とすることができ、また立ち下がり時間は、10%とすることができる。他の実施例においては、立ち上がり時間は、5%とすることができ、ピーク時間は、80%とすることができ、また立ち下がり時間は、15%とすることができる。立ち上がり時間、ピーク時間、および立ち下がり時間の割合は、特定の設計のために最適化することができることが当業者には容易に明らかだろう。
本発明は、異なるL/R値に電子的に適応することを含んでおり、それによって設計を多様なモータにとってより一般的なものにしている。一実施形態において、本発明は、チップ上でモータの時定数を起動ごとに測定し、RAMなどのメモリを使用してそのようなデータを記憶することができる。この時定数は、電流の指数関数的な立ち上がり時間を監視することによって、測定することもできる。近似の目的のために、電流を測定してLのないRを測定することが可能である。別の実施形態において、本発明は、最初の起動時にチップ上でモータの時定数を測定し、不揮発性RAMを使用してそのようなデータを記憶することができる。
図11を参照すると、動作している典型的な2コイルファンの方形波ドライブが、オシロスコープ上に表示され、適用可能な設定が注記されている。上方のトレースは、2コイルモータファンのモータコイルのうちの一方に印加された電圧である。下方のチャンネル2のトレースは、2つのコイルのそれぞれからの合計電流である。上方チャンネル1のトレースは、合計電圧の振れおよびその関連するノイズを示す。
下方のチャンネル2のトレースに関して、コイル中の電流の減少は、「急激」であり、これが、過負荷変圧器または電力線変圧器内のノイズと同様な可聴ノイズを生成する機械的ショックを引き起こす。本明細書中で詳述されているように、電流のこれらの急激な振れは、転流ノイズの基礎となる。
図12は、本発明の一実施形態に従って構成されるシーケンシャルドライブについての電圧(上方)チャンネル1および電流(下方)チャンネル2の波形を示している。下方のチャンネル2のトレース内の結果として生じた電流の振れは、従来技術の設計において明示されたような劇的な振れなしに、緩やかに増加し減少することが示されている。したがって、転流の結果として発生するノイズは、上方のチャンネル1のトレースに示されるように、著しく低減させられる。電流減少波形の「より急な」部分は、特定のモータについて本明細書で詳述している技法を使用することにより、さらに低減させることができる。
本設計において考慮に入れられている関心事の1つは、回路のパッケージングである。大型であり、またはコンポーネント数の多い回路素子は、小型の構成において実用的でない。さらに、大信号を処理する回路設計は、設計において嫌われる、より高い熱特性を有する傾向がある。
本発明の実施形態の前述の説明は、例解および説明の目的のために提示されている。網羅的とすることも、または開示された厳密な形態に本発明を限定することも意図されていない。多数の修正形態および変形形態が、この開示に照らして可能となる。本発明の範囲は、この詳細な説明によっては限定されず、むしろここに添付された特許請求の範囲によって限定されることが意図されている。
コイルドライブが方形波である、2コイルDCモータに対する従来のノイズの多いドライブを示す図である。 オペアンプを使用した従来のリニアドライブを示す図である。 モータコイルに結合されたキャパシタを使用して、電流変化を緩やかにしファンノイズを低減させるモータスキームを示す図である。 スイッチド電流源を使用して、線形スロープを近似する回路設計を示す図である。 本発明の一実施形態に従って構成された、2コイル実施形態に従って構成されたシーケンシャルターンオンドライブシステム(sequential turn on drive system)を示す全体ブロック図である。 本発明の一実施形態に従って構成された、2コイル実施形態に従って構成されたシーケンシャルターンオンドライブシステムおよび適応ロジックシステムを示す全体ブロック図である。 本発明の一実施形態に従って構成された、適応ロジック制御セクションを有する2コイルシーケンスシステムのブロック図である。 図6aのシーケンスシステムによって生成される理想化された波形を示す図である。 本発明の一実施形態に従って構成されたタイミングの態様を示すための2コイルモータの様々な信号の全体図である。 本発明の一実施形態に従って構成された完全ブリッジ単一コイルファンモータシーケンスシステムについてのシーケンシャルターンオンドライブを示す全体ブロック図である。 図8aの線形近似を示す全体図である。 本発明の一実施形態に従って構成されたタイミングの態様を示すための単一コイルモータの様々な信号の全体図である。 本発明の一実施形態に従って構成された、シーケンシャルトランジスタのタイミングおよび結果として生じる線形化されたコイル電流を示す2コイルシステムの全体図である。 従来の方形波ドライブ動作状態の2コイルモータからのオシロスコープ表示を示す図である。 本発明の一実施形態に従って構成された、拡大された時間ベースについてのシーケンシャルターンオンHブリッジドライブを備えた1コイルモータからのオシロスコープ表示を示す図である。

Claims (20)

  1. ファンノイズを低下させるためのモータコントローラシステムであって、
    並列に結合され、第1のトランジスタセグメントを形成する複数のトランジスタと、
    並列に結合され、第2のトランジスタセグメントを形成する複数のトランジスタと、
    第1の端部で前記第1のトランジスタセグメントに結合され、第2の端部で供給電圧に結合された第1のファンコイルと、
    第1の端部で前記第2のトランジスタセグメントに結合され、第2の端部で前記供給電圧に結合された第2のファンコイルと、
    前記第1のトランジスタセグメント内の前記各トランジスタに結合された第1のシーケンスロジックセクションであって、前記第1のセグメント内の少なくとも一部の前記トランジスタを逐次的に動作状態にし、非動作状態にする第1のシーケンスロジックセクションと、
    前記第2のトランジスタセグメント内の前記各トランジスタに結合された第2のシーケンスロジックセクションであって、前記第2のセグメント内の少なくとも一部の前記トランジスタを逐次的に動作状態にし、非動作状態にする第2のシーケンスロジックセクションと
    を備え、
    前記第1のファンコイルおよび前記第2のファンコイルの立ち上がり時間および立ち下がり時間を制御し、急激な変化を最小にする
    ことを特徴とするシステム。
  2. 前記第1および第2のシーケンスロジックセクションに結合された適応ロジックセクションをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第1のファンコイルの前記第1の端部および前記第2のファンコイルの前記第1の端部に一端が結合され、前記第1のシーケンスロジックセクションおよび前記第2のシーケンスロジックセクションに他端が結合された磁気センサをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 前記第1および第2のシーケンスロジックセクションは、前記第1および第2のセグメント内のすべての前記トランジスタを、逐次的に動作状態にし、非動作状態にすることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  5. 前記第1のコイルおよび前記第2のコイルに結合された電圧レギュレータをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  6. 前記立ち上がり時間および前記立ち下がり時間の制御は、インダクタ(L)/抵抗(R)時定数を使用して達成されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  7. 前記立ち上がり時間および前記立ち下がり時間は、プログラム可能であることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  8. 少なくとも1つのトランジスタセグメントを少なくとも1つのモータコイルに結合するステップであって、それぞれの前記トランジスタセグメントは、複数のトランジスタを有するステップと、
    前記トランジスタセグメントの前記トランジスタを逐次的に動作状態にし、それによって前記コイル中の電流フローを逐次的に増大させるステップであって、前記逐次的に動作状態にすることは、ターンオンウィンドウ内で行われるステップと、
    前記トランジスタセグメントの前記トランジスタを逐次的に非動作状態にし、それによって前記コイル中の電流フローを逐次的に減少させるステップであって、前記逐次的に非動作状態にすることは、ターンオフウィンドウ内で行われるステップと、
    前記ターンオンウィンドウおよび前記ターンオフウィンドウを処理して、線形制御された立ち上がり時間および線形制御された立ち下がり時間を提供するステップと
    を含むことを特徴とするモータを制御するための方法。
  9. 他のトランジスタセグメントについて前記逐次的に動作状態にし逐次的に非動作状態にするステップを反復するステップをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記線形制御された立ち上がり時間は、前記線形制御された立ち下がり時間と異なることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  11. 前記線形制御された立ち上がり時間および前記線形制御された立ち下がり時間は、全繰り返し周期のある割合であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  12. 前記トランジスタセグメント内の前記トランジスタの多くは、プログラム可能であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  13. 前記処理するステップは、スルークロックのクロックサイクル数に基づくことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  14. 第1のセグメントの前記トランジスタのうちのいずれかを第2のセグメントの前記トランジスタのうちのいずれかと同時に動作状態にすることを防止するステップをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  15. 異なるモータに電子的に適応する方法をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  16. DCモータを制御するための装置であって、
    前記モータに結合された磁気センサと、
    前記磁気センサに結合された少なくとも1つのシーケンスロジックセクションと、
    前記シーケンスロジックセクションのそれぞれに結合されたトランジスタセグメントであって、各セグメント内に複数のトランジスタを有するトランジスタセグメントと、
    少なくとも1つの前記トランジスタセグメントに結合された少なくとも1つのモータコイルと
    を備え、
    前記コイルのそれぞれのコイル電流の立ち上がり時間および立ち下がり時間は、線形制御される
    ことを特徴とする装置。
  17. 前記シーケンスロジックセクションのそれぞれに結合された適応制御ロジックセクションをさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. 前記磁気センサ、前記少なくとも1つのシーケンスロジックセクション、前記トランジスタセグメント、および前記適応制御ロジックセクションは、単一のチップに一体化されていることを特徴とする請求項17に記載の装置。
  19. 単一のコイルに結合された4つの前記トランジスタセグメントを有する完全ブリッジ構成をさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の装置。
  20. 前記トランジスタは、電界効果トランジスタおよびバイポーラトランジスタからなる少なくとも1つの群から選択されることを特徴とする請求項16に記載の装置。
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