JP2007068252A - 腕金カバー - Google Patents

腕金カバー Download PDF

Info

Publication number
JP2007068252A
JP2007068252A JP2005247404A JP2005247404A JP2007068252A JP 2007068252 A JP2007068252 A JP 2007068252A JP 2005247404 A JP2005247404 A JP 2005247404A JP 2005247404 A JP2005247404 A JP 2005247404A JP 2007068252 A JP2007068252 A JP 2007068252A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
arm
main body
extension
armrest
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005247404A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4761892B2 (ja
Inventor
Masao Nakano
政夫 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2005247404A priority Critical patent/JP4761892B2/ja
Publication of JP2007068252A publication Critical patent/JP2007068252A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4761892B2 publication Critical patent/JP4761892B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract


【課題】 鳥類との間に介在して腕金の絶縁性を信頼性高く確保することを簡易な構成で実現することにより、カラスなどに起因する地絡が発生する可能性のある多数の腕金に設置することを可能にして、地絡事故の発生を未然に防止することのできる腕金カバーを提供すること。
【解決手段】 電柱に設置される腕金の外面を覆うように該腕金毎に取り付ける腕金カバー10であって、腕金の上面から両側面を覆うように上面部11aおよび側面部11bを備える本体部11と、該本体部11に連続して腕金の一方の側面よりも下方に延在する延長部12と、腕金の下面の一部に対面するように本体部11の側面部11bと延長部12との間に立設された係止部13と、を弾性変形可能な絶縁樹脂材料の一体成形により形成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、腕金カバーに関し、詳しくは、電柱に設置される腕金に鳥類が止まって送電線を地絡させてしまうことを未然に防止することのできるものに関する。
従来より、電柱に送電線を架設するために腕金が設置される場合があり、この腕金に架設される送電線には、絶縁カバーなどで覆われている箇所もある。この送電線の絶縁カバーは、保守時の作業性などから極端な硬質のものにすることができないことから、その腕金に止まる鳥類、例えば、カラスなどがついばんで損傷させてしまうことがある。また、この腕金には、カラスなどが巣を作ってしまう場合がある。
この絶縁カバーの絶縁性が劣化した状態になって、腕金に止まっているカラスなどがさらにその劣化箇所をついばんでしまったり、巣の材料となるハンガー等をくわえたカラスなどがその劣化箇所にそのハンガー等を接触させてしまうと、そのカラスやハンガーなどを介して送電線を地絡させる事故を発生させてしまう恐れがある。
このことから、平行に設置する2本の腕金の全体を覆うカバーを取り付けることにより、カラスなどが腕金に巣を作ってしまうことを防止して、地絡事故が発生してしまうことを回避することが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平9−28267号公報 特開平9−28268号公報
しかしながら、このような従来の腕金カバーにあっては、平行な2本の腕金の全体を覆うように設計されていることから、構造が複雑であり、着脱が容易ではないとともに、コスト高になってしまう。このため、この従来の腕金カバーを多くの腕金に設置するのは現実性が薄い。
そこで、本発明は、鳥類との間に介在して腕金の絶縁性を信頼性高く確保することを簡易な構成で実現することにより、カラスなどに起因する地絡が発生する可能性のある多数の腕金に設置することを可能にして、地絡事故の発生を未然に防止することのできる腕金カバーを提供することを目的とする。
上記課題を解決する腕金カバーの第1の発明は、電柱の上部で横方向に延在する腕金の外面を覆うように該腕金毎に取り付ける腕金カバーであって、腕金の上面から両側面に対面して該上面から両側面を覆うように連続する本体部と、該本体部に連続して腕金の一方の側面よりも下方に延在する延長部と、腕金の下面の一部に対面するように本体部に連続する係止部と、を備えており、少なくとも本体部が弾性変形可能な絶縁材料よりなることを特徴とするものである。
この発明では、本体部は、内面を一本の腕金の上面から両側面に対面させる相似形状に形成されており、この本体部を腕金の上面から側面に被せるだけで覆うことができる。この本体部は、腕金の側面に連続する下面よりも下方に延長部が突出しており、この延長部を掴んで腕金の上面側から被せることができる。また、本体部は、腕金の下面に対面させる係止部が形成されており、その係止部が腕金の下面に衝止されることによりその腕金に被せた状態から上方に移動して外れてしまうことを制限することができる。そして、この本体部は、弾性変形可能な絶縁材料より作製されているので、延長部を掴んで本体部を腕金に引っ掛けるようにすることにより、係止部がその腕金の上面に突き当たらないように弾性変形させつつ側面部を通過させることができ、この後にその延長部を離すことにより、その係止部が腕金の下面に対面する状態に弾性復帰して取り付け状態にし、その腕金の上面や両側面の絶縁性を確保することができる。したがって、例えば、本体部、延長部および係止部を備える形状を、弾性を有する絶縁性樹脂の一体成形などにより安価に作製することができ、送電線の架設されている付近の腕金にこの腕金カバーを取り付けることにより、仮に、その送電線を覆う絶縁カバーなどが腕金に止まるカラスなどによりついばまれて絶縁性が劣化するほど損傷したとしても、そのカラスなどは絶縁性を有する腕金カバーの上に止まっている状態であり、腕金をそのカラスなどを介して送電線に短絡させてしまうことを回避することができる。また、延長部は先端側との絶縁性を確保された遠隔操作用道具(所謂、ヤットコなど)で把持可能な形状に作製することにより、その延長部を掴んで取り付ける作業を、遠隔位置からの、所謂、間接活線工法により行うこともできる。
上記課題を解決する腕金カバーの第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記係止部は、腕金の側面の一方または双方に隣接する下面に対面するように配設されていることを特徴とするものである。
この発明では、例えば、腕金の設置環境に応じて、また、使用する絶縁材料の剛性に応じて、腕金の下面の両側面側に係止部を対面させるか、あるいは、一方の側面側の下面のみに係止部を対面させるかを選択すればよい。したがって、例えば、外れ難い環境の場合には、係止部を一方のみとすることにより、両側に係止部を配設したために取付作業の妨げになってしまうことを回避することができ、逆に、風が強いなど外れ易い環境の場合には、係止部を両側に形成することにより、取付後に容易に外れてしまうことを回避することができ、この結果、必要十分な強度で容易に腕金に取り付けることができる。
上記課題を解決する腕金カバーの第3の発明は、上記第1または第2の発明の特定事項に加え、前記延長部は、本体部から切離可能に該本体部に連設されていることを特徴とするものである。
この発明では、延長部を掴んで腕金に取り付けた後に、その延長部を切り離すことができる。したがって、腕金への取付後に延長部が残っていて、その延長部に風などが当たることにより本体部が弾性変形して腕金から外れてしまう恐れをなくすことができる
上記課題を解決する腕金カバーの第4の発明は、上記第1から第3のいずれかの発明の特定事項に加え、前記本体部は、電柱の腕金上方に架設する電線の近傍の鳥類の止まり得る該腕金の領域を覆う程度の長さに設定されていることを特徴とするものである。
この発明では、カラスなどが止まる領域の腕金の外面を覆うのに必要十分な長さに形成される。したがって、不必要に長くなって、腕金の長さ毎に複数種準備する必要がなく、コスト高になるとともに、大きな保管場所が必要になることを回避することができる。
上記課題を解決する腕金カバーの第5の発明は、上記第1から第4のいずれかの発明の特定事項に加え、前記本体部は、電柱の腕金上方に架設する電線を支持する部材に沿う形状に切り欠かれていることを特徴とするものである。
この発明では、電線を支持する部材に沿う小さな領域の腕金の外面も効果的に覆うことができる。したがって、腕金に止まるカラスなどの脚がたまたま電線の支持部材に隣接する露出箇所に接触して短絡させてしまうことを信頼性高く回避することができる。
このように本発明によれば、腕金の上面から両側面を覆う本体部を弾性変形可能な絶縁材料により作製するとともに、その本体部に延長部や係止部を連設するだけの簡易かつ安価な構造で、その延長部を掴んで本体部を引っ掛けるようにするだけで腕金に容易に取り付けることができ、その本体部が腕金を覆う状態では下面に係止部が対面・係合することにより外れてしまうことを制限することができる。したがって、腕金の上面から両側面を絶縁部材で安価かつ容易に覆うことができ、電線に接触する鳥類の止まり場所の絶縁性を信頼性高く確保して、カラスなどに起因する地絡事故を未然に防止することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図4は本発明に係る腕金カバーの第1実施形態を示す図である。
図1において、腕金1は、発電所からの送電線2を架設するために電柱3の上部で横方向に延在するように設置されており、その送電線2は、腕金1に固設したピン碍子4に固定する。すなわち、腕金1は、ピン碍子4を送電線2との間に介在させることにより絶縁性を確保するように利用され、送電線2が地絡してしまうことがないように設計されている。
また、この腕金1に固定する送電線2は、例えば、延長する箇所などにおいては、電気的に連結接続するようになっており、その内部の導電材が露出する箇所では、その周囲を絶縁カバー5で覆うことによりカラスなどが多少触れてしまっても問題ないように絶縁性が確保されている。
腕金カバー10は、ピン碍子4の隣接位置の外面を覆うように腕金1毎に適宜取付可能に設計されており、この腕金カバー10は、例えば、所望の弾性力を有する絶縁性樹脂材料を成形することにより簡易かつ安価に作製するとともに、その腕金1の外面の絶縁性を容易に確保することができる。
具体的には、腕金カバー10は、図2および図3に示すように、腕金1の上面1aに対面するように形成された上面部11aと、この上面部11aに連続するように形成されて腕金1の両側面1bのそれぞれで対面する側面部11bとからなる本体部11を備えている。この腕金カバー10は、この本体部11の一方の側面部11bを図4に示すヤットコ100の把持部110により掴むことができる程度に下方に延長して(腕金1の側面1bよりも下方に延在させて)腕金1の下面1cよりも下方に突出する延長部12と、この延長部12と本体部11の側面部11bとの境界で腕金1の下面1cに1/3程度の面積で対面するように長さ方向に延設された係止部13と、がそれぞれ本体部11の側面部1bの下端辺に連続する形状に一体成形されている。
また、この腕金カバー10は、腕金1上のピン碍子4に隣接する位置に止まる鳥類がそのピン碍子4に固定されている送電線2に触れる範囲を少なくともカバーする長さLに、言い換えると、腕金1上に止まって送電線2に触れる鳥類の足などの接触する範囲を少なくともカバーする長さLに設定されている。
ここで、ヤットコ100は、図4に示すように、作業対象物を把持する把持部110と、作業者が操作する操作部120と、この操作部120が手元側に配置されるとともに把持部110が先端側に連結されてそれぞれを支持することによりその操作部120からの操作力を把持部110に伝達して動作させる支持伝達部130と、を備えており、このようなヤットコ100は、支持伝達部130がプラスチックなどからなる部材で作製されることによりその把持部110と操作部120との間の絶縁性が確保されている。なお、このヤットコ100には、把持部110側からの水分を滴下させたり安全に作業を行い得る限界位置を示す傘カバー141、142が支持伝達部130(後述する支持棒131および伝達棒132)に設けられている。
このヤットコ100の把持部110は、支持伝達部130の支持棒131に固設されている不動部材111と、その支持棒131側に配設された回動軸113を中心に回動自在に支持されている可動部材112と、を備えており、この把持部110の可動部材112が支持伝達部130の伝達棒132を介して操作部120のレバー121に連結されている。
これにより、ヤットコ100の把持部110は、操作部120のレバー121を掴むなどして回動させると、支持伝達部130の伝達棒132を介して牽引などされることにより、可動部材112が不動部材111に対して相対的に回動することによって、それぞれの先端部が接離して、作業対象物を掴んだり離したりすることができ、腕金カバー10の延長部12をしっかりと掴んで取り扱うことができる。ここで、ヤットコ100は、把持部110と操作部120の間の絶縁性が確保されているので、送電を止めることなく、送電線2近傍の腕金1に腕金カバー10を所謂、間接活線工法により取り付けることができる。
したがって、腕金カバー10は、延長部12をヤットコ100で掴んで電柱3上部の腕金1のピン碍子4付近まで持っていき、反対側の側面部11bを腕金1の側面1bに引っ掛けるようにして本体部11を広げた状態のまま引き下げることにより、腕金1の上面1aに係止部13が突き当たらないようにその下面1c付近まで降下させることができ、この状態で、そのヤットコ100による延長部12の把持を解放することにより、弾性復帰するので、腕金1の上面1aに上面部11aが、また、腕金1の側面1bに側面部11bが対面して覆う状態に、また同時に、腕金1の下面1cに係止部13が対面する状態に、容易に取り付けることができる。
このため、腕金カバー10は、風が吹くなどして上方に浮き上げられるような力が付与されたとしても、係止部13が腕金1の下面1cに衝止されるので、その腕金1から外れてしまうことを回避することができる。また、この腕金カバー10は、全体が絶縁材料により作製されているので、少なくとも取り付けた位置の腕金1の上面1aや側面1bの外面の絶縁性を確保することができる。例えば、カラスなどが腕金カバー10の上に止まってピン碍子4近傍の絶縁カバー5をついばんで送電線2の絶縁性を劣化させた場合に、くわえていた金属製のハンガーなどが接触してしまったとしても、そのカラスと腕金1との間の絶縁性を確保して、カラスを介して送電線2を地絡させてしまうことを未然に回避することができる。
また、この腕金カバー10は、係止部13が側面部11bの一方のみに配設されているので、延長部12をヤットコ100で掴んで腕金1に取り付ける際に、邪魔になってしまうことなくスムーズに取り付けることができ、この取り付け易さや外れ難さは本体部11の剛性を肉厚や材料により任意に調整することができる。また、この腕金カバー10は、ピン碍子4近傍の絶縁カバー5をついばむカラスなどが止まる箇所を必要十分に覆うことができる長さLに設定するので、不必要に長くなって、取り付け難くなったり、腕金1の状態に応じて準備・保管するなどコスト高になってしまうことがない。
このように本実施形態においては、絶縁材料よりなる安価な腕金カバー10の本体部11を、延長部12を掴んで弾性変形させつつ腕金1の上面1aから両側面1bを覆うように容易に被せることができ、この被せた状態を係止部13により維持することができる。したがって、ピン碍子4により固定する送電線2の絶縁カバー5付近の腕金1外面の絶縁性を容易かつ安価に確保することができ、カラスなどによる送電線2の地絡事故を未然に防止することができる。
次に、図5および図6は本発明に係る腕金カバーの第2実施形態を示す図である。ここで、本実施形態は、上述実施形態と略同様に構成されているので、同様の構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する(以下で説明する他の実施形態においても同様)。
図5および図6において、腕金カバー20は、上面部11aおよび側面部11bからなる本体部11と、延長部12と、係止部13と、に加えて、係止部13の反対側の側面部11bの下端辺に対称となる係止部23が一体形成されており、この係止部23は、係止部13と同様に、腕金1の反対側の下面1cに1/3程度の面積で対面するように長さ方向に延設されている。また、この腕金カバー20の本体部11の上面部11aの両端側には、その端辺をピン碍子4の外形に沿うように半円形に切り欠いた切欠部25が形成されている。
したがって、腕金カバー20は、腕金1の下面1cの両側に係止部13、23が対面する状態に取り付けることができ、仮に本体部11を弾性変形させるほどの強風が吹き付けられる環境でも、係止部13、23を腕金1の下面1cの両側で衝止させることができ、より信頼性高く、外れてしまうことを回避することができる。ここで、この係止部13、23を一方のみにするか双方形成するかは、腕金1への取り付け易さや外れ難さに応じて任意に設計すればよい。
また、この腕金カバー20は、切欠部25内にピン碍子4を進入させることにより、上述実施形態の腕金カバー10よりも腕金1のピン碍子4側にさらに接近させて取り付けることができ、そのピン碍子4の周囲に腕金1の上面1aや側面1bができるだけ露出しないように覆うことができる。このため、カラスの足がピン碍子4に触れるほど近い位置に止まった場合でも、腕金1の上面1aや側面1bの外面に直接触れてしまうことを回避することができ、より信頼性高くそのカラスと腕金1との間の絶縁性を確保して、カラスを介して送電線2を地絡させてしまうことを未然に回避することができる。
このように本実施形態においては、上述実施形態による作用効果に加えて、腕金1から外れ難くしたり、その腕金1のピン碍子4付近の絶縁性確保の信頼性を向上させることができる。したがって、カラスなどによる送電線2の地絡事故をより確実に未然に防止することができる。
次に、図7は本発明に係る腕金カバーの第3実施形態を示す図である。
図7において、腕金カバー30は、切欠部25の形成された上面部11aおよび側面部11bからなる本体部11と、この本体部11の側面部11bの下端辺に形成されている係止部13、23と、を備えているとともに、上述実施形態における延長部12に代えて、長さ方向に短尺に形成された延長部32が本体部11の側面部11bの下端辺側に連結部33を介して3箇所に連設されている。
この連結部33は、延長部32をヤットコ100の把持部110により掴んで引く程度では破断することはないが捻じることにより容易に切断することができるように、延長部32よりも薄肉で幅狭に形成されている。
したがって、腕金カバー30は、延長部32をヤットコ100で掴んで同様に電柱3上部の腕金1に取り付けることができるとともに、この後には、延長部32を捻じることにより連結部33を切断してその延長部32をなくすことにより風の抵抗となってしまうことを回避することができる。
ここで、この腕金カバー30では、延長部32を3箇所に配設する場合を説明するが、これに限るものではないことはいうまでもなく、例えば、中央または端部の1箇所でも、また、両端部の2箇所でも、さらに、3箇所以上など、個数や配置位置は任意に設計すればよい。
このように本実施形態においては、上述実施形態による作用効果に加えて、延長部12のように風を受けて本体部11を弾性変形させてしまう要因にならないように、その延長部32をなくすことができる。したがって、より信頼性高く腕金1の外面の絶縁性を確保することができ、カラスなどによる送電線2の地絡事故を未然に防止することができる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。上述実施形態では、本体部11に延長部12、32や係止部13、23や連結部33を一体成形して作製する場合を説明するが、これに限るものではなく、別個に作製して接着剤により連結しても良い。例えば、延長部12は単なる板部材を、また、係止部13、23は断面L字形状の部材を張り合わせても良く、延長部32や連結部33は、連結部33の両側に延長部32の形状を有する部材を作製して、その一方を貼り付けるようにしてもよい。
本発明に係る腕金カバーの第1実施形態を示す図であり、その腕金への取付状態を示す斜視図である。 その腕金カバーの全体構成を示す斜視図である。 その腕金カバーの全体構成を示す3面図であり、(a)は長さ方向から見た正面図、(b)はその上方より見た平面図、(c)はその側面図である。 その腕金カバーを取り付ける際に利用する道具の全体構成を示す平面図である。 本発明に係る腕金カバーの第2実施形態を示す図であり、その腕金カバーの全体構成を示す斜視図である。 その腕金カバーの全体構成を示す3面図であり、(a)は長さ方向から見た正面図、(b)はその上方より見た平面図、(c)はその側面図である。 本発明に係る腕金カバーの第3実施形態の概略構成を示す側面図である。
符号の説明
1……腕金 1a……上面 1b……側面 1c……下面 2……送電線 3……電柱 4……ピン碍子 5……絶縁カバー 10、20、30……腕金カバー 11……本体部 11a……上面部 11b……側面部 12、32……延長部 13、23……係止部 25……切欠部 33……連結部 L……長さ

Claims (5)

  1. 電柱の上部で横方向に延在する腕金の外面を覆うように該腕金毎に取り付ける腕金カバーであって、
    腕金の上面から両側面に対面して該上面から両側面を覆うように連続する本体部と、該本体部に連続して腕金の一方の側面よりも下方に延在する延長部と、腕金の下面の一部に対面するように本体部に連続する係止部と、を備えており、
    少なくとも本体部が弾性変形可能な絶縁材料よりなることを特徴とする腕金カバー。
  2. 前記係止部は、腕金の側面の一方または双方に隣接する下面に対面するように配設されていることを特徴とする請求項1に記載の腕金カバー。
  3. 前記延長部は、本体部から切離可能に該本体部に連設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の腕金カバー。
  4. 前記本体部は、電柱の腕金上方に架設する電線の近傍の鳥類の止まり得る該腕金の領域を覆う程度の長さに設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の腕金カバー。
  5. 前記本体部は、電柱の腕金上方に架設する電線を支持する部材に沿う形状に切り欠かれていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の腕金カバー。
JP2005247404A 2005-08-29 2005-08-29 腕金カバー Expired - Fee Related JP4761892B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005247404A JP4761892B2 (ja) 2005-08-29 2005-08-29 腕金カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005247404A JP4761892B2 (ja) 2005-08-29 2005-08-29 腕金カバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007068252A true JP2007068252A (ja) 2007-03-15
JP4761892B2 JP4761892B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=37929804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005247404A Expired - Fee Related JP4761892B2 (ja) 2005-08-29 2005-08-29 腕金カバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4761892B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011003137A1 (en) * 2009-07-06 2011-01-13 Farallon Capital Pty Ltd An electric line cross-arm
KR101168694B1 (ko) 2009-12-29 2012-07-30 김재영 전신주의 까치집 방지기구

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0377208A (ja) * 1989-08-19 1991-04-02 Sanyo Electric Co Ltd 酸化スズ膜の低抵抗化方法
JPH0446512A (ja) * 1990-06-13 1992-02-17 Fujikura Ltd 電線工事部における絶縁カバー及び絶縁方法
JPH09191518A (ja) * 1995-12-28 1997-07-22 Hokkaido Electric Power Co Inc:The 配電線路工事用の防護カバー
JPH11299066A (ja) * 1998-04-11 1999-10-29 Daito Denzai Co Ltd 架空配電線用絶縁カバ−、及びその取付け方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0626006Y2 (ja) * 1989-06-17 1994-07-06 九州電気工事株式会社 活線作業用腕金カバー
JPH0742189Y2 (ja) * 1991-01-29 1995-09-27 ヨツギ株式会社 鳥害防止用腕金カバー

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0377208A (ja) * 1989-08-19 1991-04-02 Sanyo Electric Co Ltd 酸化スズ膜の低抵抗化方法
JPH0446512A (ja) * 1990-06-13 1992-02-17 Fujikura Ltd 電線工事部における絶縁カバー及び絶縁方法
JPH09191518A (ja) * 1995-12-28 1997-07-22 Hokkaido Electric Power Co Inc:The 配電線路工事用の防護カバー
JPH11299066A (ja) * 1998-04-11 1999-10-29 Daito Denzai Co Ltd 架空配電線用絶縁カバ−、及びその取付け方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011003137A1 (en) * 2009-07-06 2011-01-13 Farallon Capital Pty Ltd An electric line cross-arm
KR101168694B1 (ko) 2009-12-29 2012-07-30 김재영 전신주의 까치집 방지기구

Also Published As

Publication number Publication date
JP4761892B2 (ja) 2011-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101963635B1 (ko) 바인드를 대신하여 바인드레스 라인 포스트 커버를 이용하는 전력선 고정방법
KR101777379B1 (ko) 배전선로 활선작업용 보조아암
JP5653692B2 (ja) 間接活線工事用絶縁保護カバー
JP5295209B2 (ja) 作業用器具
JP4761892B2 (ja) 腕金カバー
JP2010093006A (ja) 変圧器用ブッシングカバー及び変圧器用ブッシングカバーの取り付け方法
KR101113656B1 (ko) 와이어하네스 회수용 클램퍼
JP2009177898A (ja) 接地短絡器具
JP4122344B2 (ja) 分岐線支持構体
JP2012044802A (ja) アースフック
JP4601594B2 (ja) 電線管挿入用工具及び電線管挿入工法
JP5946876B2 (ja) ケーブル用の巻付バインド及びバインド方法
JP4832233B2 (ja) 電線管
JP4104642B1 (ja) 電力ケーブル支持用具及び電力ケーブル支持方法
JP5813708B2 (ja) 電線用コネクタ取付器具
JP5960233B2 (ja) 間接活線工事用コッター及び間接活線工事用アダプタ
JP5628373B2 (ja) 高圧カットアウト用耐塩支持碍子の保護カバー
JP4906833B2 (ja) 間接活線作業用連結具
KR101057944B1 (ko) 파킹 브레이크 레버 장치
JP2020115750A (ja) 鳥害防止具
JP2017117680A (ja) メガリングフィルタ用接地工具
JP2007282438A (ja) 閉塞具
JP2020068612A (ja) 腕金用鳥害防止具
JP5778220B2 (ja) 絶縁シート
JP5792232B2 (ja) 絶縁用器具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100512

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110607

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4761892

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees