JP2007059949A - 半導体ウェーハの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
平面研削されたウェーハの中心付近や外周縁部に生じるこのような平坦度の低下を極力抑制し、平坦化ないし研磨工程においてこれらを容易に修正し平坦化し得る様にすることで、平面研削工程をへたウェーハから、高い平坦度を有する半導体ウェーハを効率よく製造することができる半導体ウェーハの製造方法を提供する。
【解決手段】
チャックテーブルに固定された半導体ウェーハをカップ型研削砥石を用いて平面研削するにあたり、該研削砥石を半導体ウェーハの中心より切り込み、半導体ウェーハの外周縁にて該研削砥石が半導体ウェーハを離脱するように該半導体ウェーハの外周縁へ向けて研削し、該研削された半導体ウェーハをCMPで研磨するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、平面研削した後に平坦化ないし研磨して得られる半導体ウェーハ(以下ウェーハということがある)の製造方法に関する。
この種の半導体ウェーハの製造方法においては、図10(a)(b)(c)に示す次のような方法で半導体ウェーハを平面研削した後、研削による加工歪層の除去と平坦度、平滑度の向上のために、片面もしくは表裏両面を研磨〔CMP(Chemical Mechanical Polishing)〕又はPACE(Plasma Assisted Chemical Etching)法(例えば、特許第2565617号)による平坦化のための加工が行われる。
(1)まず、半導体ウェーハWを固定するチャックテーブル12の回転軸中心12aがカップ型研削砥石(以下単に研削砥石ということがある)16の回転軸14の回転軸中心14aと僅かにある一定の傾きθを持った状態で自転し、回転する研削砥石16が下降し、研削砥石16がチャックテーブル12と接触してチャックテーブル12が研削される〔図10(a)〕のでチャックテーブル12の研削仕上げ面はその回転中心を頂点とし外周に向かって頂角が(180−2θ)の円錐面となる。
(2)次に、平面研削されたチャックテーブル12にウェーハWを固定し、チャックテーブル12を回転させる〔図10(b)〕。
(3)さらに、回転する研削砥石16が半導体ウェーハ面に向かって下降し、該研削砥石16がウェーハWと接触してウェーハWが平面研削される〔図10(c)〕。
近年、半導体ウェーハに対する高平坦化の要求から、より高い平坦度の得られる加工法として平面研削をウェーハの加工工程に導入する傾向にある。半導体ウェーハを平面研削する工程では、図10(a)〜(c)に示したように、カップ型研削砥石16がウェーハWの外周縁から切り込みウェーハの中心部で離脱するようにウェーハの半径分に相当する部分で接触するようにして研削が行われる。
しかし、図11に模式的に示したように、研削砥石16がワークであるウェーハWに接触して切り込みを開始する位置では、研削砥石の弾性に起因する上滑り現象により研削量が少なくなる結果、研削仕上げ面はこの部分で僅かにもり上がるようになり、切り込みを終了する位置では研削抵抗の急激な低下により研削量が多くなるため、研削仕上げ面はこの部分でへこみを生ずることとなる。このような平面研削において研削仕上げ面にみられる特徴的なもり上がりやへこみは、高い平坦度を有するウェーハを製造する上での障害となっている。
例えばダイヤモンド砥粒で構成されたレジンボンドによるカップ型研削砥石を用いてウェーハを平面研削した場合、従来行われてきたように、研削砥石がウェーハの外周縁で切り込みウェーハ中心において離脱するように外周縁から中心に向けて研削する時には、平面研削されたウェーハには中心付近に、直径=2〜10mm程度、深さ=0.2〜0.5μm程度のへこみが、又、外周縁部には同程度のもり上がりが生ずる。
平面研削されたウェーハは次の平坦化ないし研磨工程において、平面研削による被研削面表面の加工歪層を除去し、かつ上述のへこみやもり上がり部分を修正して平坦度及び平滑度を高めることが行われる。
この平坦化ないし研磨方法として現在主流となっている研磨布を用いる研磨方式、即ちCMPでは研磨布は軟質材料で構成されているためにその研磨面はワークの被研磨面の形状に倣う傾向があり、その結果ウェーハの中心付近のへこみ部分にも研磨作用が働き、その修正が困難である。これに対しウェーハ周縁部や局所的にもり上がった部分では、研磨作用が進行しやすく、そのために周縁部のもり上がりは修正される。
一方、平坦化のために新たに開発されたPACE法では、プラズマによるエッチング作用によって局所的に被研削面より材料を所定の厚さまで取り除くので、へこみ部分以外の材料を除去することによって全体の平坦度を向上させることが可能である。
本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑みなされたもので、平面研削されたウェーハの中心付近や外周縁部に生じるこのような平坦度の低下を極力抑制し、平坦化ないし研磨工程においてこれらを容易に修正し平坦化し得る様にすることで、平面研削工程をへたウェーハから、高い平坦度を有する半導体ウェーハを効率よく製造することができる半導体ウェーハの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の半導体ウェーハの製造方法の第1の態様では、半導体ウェーハをカップ型研削砥石を用いて平面研削するにあたり、該研削砥石を半導体ウェーハの外周縁より切り込み該半導体ウェーハの中心部で該研削砥石を該半導体ウェーハから離脱するように、該半導体ウェーハの中心へ向けて研削し、該研削された半導体ウェーハをPACE法によって平坦化するようにしたことを特徴とする。
すなわち、研削に際し、研削砥石はウェーハ外周縁部で切り込みウェーハ中心部でウェーハから離脱するため、研削後のウェーハの仕上げ面は外周縁部でもり上がり中心部にはへこみが発生するが、PACE法を用いることにより、従来平面研削後にCMP法によって研磨する方法では修正が困難であったウェーハ中心部のへこみを修正し、高い平坦度を有する研磨ウェーハを製造することができる。
上記PACE法によって平坦化した半導体ウェーハ表面には極めて微細な凹凸が残留することがあるためさらにCMPで研磨することによって、ウェーハ表面の平坦度と平滑度を向上させることが望ましい。
上記研削砥石を半導体ウェーハの外周縁より切り込ませる手法としては、半導体ウェーハの回転方向と研削砥石の回転方向とを同一方向として行うことができ、また半導体ウェーハの回転方向と研削砥石の回転方向とを逆方向として行うこともできる。
前述のようにチャックテーブルは中心を頂点とする僅かに傾斜する円錐面状に仕上げられており、その上にウェーハを保持してウェーハの被研削面がその中心部が砥石の研削面を含む平面に対し僅かに張り出した状態に保ってウェーハの半径分を研削する形で平面研削が実行されるので、半導体ウェーハ、即ちチャックテーブルの回転方向と研削砥石の回転方向が同一方向とする場合と、それらを互いに逆方向として研削する場合のそれぞれの場合に対し、研削砥石の回転軸とチャックテーブルの回転軸のなす角度(θ)を調整することが必要となる。
即ち図5に示すように砥石の回転方向とチャックテーブルとの回転方向が同方向の場合には、砥石回転軸の中心線に対しチャックテーブルの回転軸の中心線を図示のように時計回りの方向にθだけ傾ければよく、逆に砥石回転方向とチャックテーブルの回転方向を逆方向として研削する図6の場合には砥石回転軸の中心に対しチャックテーブルの回転軸中心を反時計回りにθだけ傾けることによって、砥石をウェーハの外周縁部から切り込ませ、中心部でウェーハから離脱させるように研削することができる。
本発明の半導体ウェーハの製造方法の第2の態様は、半導体ウェーハをカップ型研削砥石を用いて平面研削するにあたり、該研削砥石を半導体ウェーハの中心より切り込み該半導体ウェーハの外周縁にて該研削砥石が該半導体ウェーハを離脱するように、該半導体ウェーハの外周縁へ向けて研削し、該研削された半導体ウェーハをCMPで研磨するようにしたことを特徴とする。
すなわち、この場合には研削に際し、研削砥石はウェーハ中心部で切り込み外周縁部から離脱するので、ウェーハの研削仕上げ面は中心部でもり上がり外周縁部がだれた状態となるので、この場合にはCMPによる研磨を実施することにより中心部のもり上がりは容易に修正することができるので、従来の問題点を解決し、ウェーハの研磨仕上げ面全面に亘って高平坦度のウェーハを製造することが可能である。尚、ウェーハはチャックに保持されて被研削面のほぼ中心を通る回転軸の回りに回転しているため外周に近いほどその回転による周速度が大きく、したがって外周縁部ではウェーハ被研削面単位面積当りの研削砥石との接触時間が短いため、外周縁部における研削によるだれは比較的少なく、かつCMPにおいては既述の通り研磨布が研削面に倣うため、被研磨面のウェーハの外周縁部におけるだれは通常のCMPによる研磨とほとんど変わらない。
上記研削砥石を半導体ウェーハの中心より切り込ませる手法としては、半導体ウェーハの回転方向と研削砥石の回転方向とを同一方向として行うことができ、また半導体ウェーハの回転方向と研削砥石の回転方向とを逆方向として行うこともできる。
研削砥石をウェーハ中心部でウェーハに切り込ませ、外周縁部でウェーハから離脱させるように研削するには、砥石の回転方向とチャックテーブルの回転方向を同一方向とする場合とそれらが相互に逆方向で研削する場合のそれぞれにおいて砥石回転軸の中心線に対するチャックテーブルの回転軸中心線の角度(θ)を調整することが必要であり、同一方向の場合には図7に示すように、前者に対し後者を反時計回りにθだけ傾ければよく、反対に図8のように、両者の回転方向が互いに逆の場合には、前者に対し後者を 時計回りの方向にθだけ傾けることによって目的を達することができる。
又、本発明の方法のように、ウェーハの平面研削とその後の平坦化ないし研磨方法を組合わせることによって極めて高い平坦度を有するウェーハを、効率よく製造するためには、ウェーハの平面研削に先立って、チャックテーブルのチャック面を平面研削する際の研削砥石のチャックテーブルへの切り込み位置と、その後ウェーハを平面研削する際の研削砥石のウェーハへの切り込み位置の組合せには好ましい組合せがあることを見出した。
即ち、前記半導体ウェーハを固定するチャックテーブルを予め平面研削によってチャック面を僅かに円錐面を形成するように研削する際にも、研削後のチャック面の砥石の切り込み位置近傍は僅かにもり上がり、砥石が離脱する位置の近くではへこみが生ずる。したがって、ウェーハの平面研削に際し砥石をウェーハの周縁部からウェーハに切り込ませ、中心部でウェーハから離脱するように研削する場合には、チャックテーブルの平面研削も同様に砥石がチャックテーブルの周縁部からチャックテーブルに切り込み、その中心部で離脱するように研削する〔図12(a)〕のが好ましい。
即ち、この場合には図12(b)に示す様に、チャックテーブルの周縁部は円錐面から僅かにもり上がり、その中心部である円錐の頂点付近にへこみが生ずるので、このようなチャックテーブルにウェーハを固定すると、チャックテーブルの中心部に相当するウェーハの被研削面は僅かにへこみ、チャックテーブルのチャック面の外縁部のもり上がり部分に相当するウェーハ被研削面の外周縁部分は僅かにもり上がるように固定される〔図12(c)〕。
このような状態に保持されたウェーハを、上述のようにウェーハ外周縁部から砥石が切り込むようにして研削する〔図12(d)〕と、ウェーハはチャックテーブルに保持された状態でその外周縁部が僅かにもり上がり、中心部はへこんだ形で研削仕上げがなされるため、結果としてウェーハの外周縁部、中心部はその他の部分とほぼ同等の厚さとなって、チャックテーブルから取り外した状態でのウェーハの平坦度は高く保たれるので〔図12(e)〕、後の平坦化ないし研磨工程における修正が極めて効果的になされる。
これに反し、図12(a)と同様にチャックテーブルを研削し〔図13(a)〕、チャックテーブルの周縁部が僅かにもり上がり、その中心部である円錐の頂点付近にへこみが生じているチャックテーブル〔図13(b)〕にウェーハを固定し〔図13(c)〕、ウェーハの平面研削を研削砥石がウェーハの中心部から切り込み、外周縁部に向かって回転しつつウェーハを研削して外周縁部から離脱する様に実施する〔図13(d)〕とウェーハの中心部では被研削量が少ないためにチャックされた状態でもり上がり、外周縁部では余分に研削されるためにチャックされた状態でだれるため、結果として平面研削されたウェーハは図13(e)に模式的に示すように、中心部と外周縁部における平坦度からのずれはさらに強調されることとなり、後の平坦化ないし研磨を実行するのに好ましくない。
このことは同様にウェーハの平面研削を研削砥石がウェーハの中心部で切り込み、その外周縁部から離脱するように行う場合には〔図14(d)〕、予めチャックテーブルのチャック面の平面研削を同様に研削砥石がテーブルの中心部でテーブルに切り込み、その周縁部からテーブルを離脱するようにして研削する〔図14(a)〕のが好ましい。
なお、前記チャックテーブルの平面研削で用いられるカップ型研削砥石としてはメタルボンド研削砥石が好適であり、前記ウェーハの平面研削で用いられるカップ型研削砥石としてはレジンボンド研削砥石又はビトリファイド研削砥石が好適である。
上記のようにして平面研削によって仕上げた被研削面には、装置の動作時の駆動部分の微小な変動や振動、研削砥石の研削面の平面度や砥粒の形状分布等によって研削時の砥石研削面と被加工物の被研削面との接触状態が変動することに起因する研削条痕が図9のように生ずることは現状では不可避である。
しかもこの研削条痕の形状は後のCMPによる研磨における研磨の効率や研磨クロスの寿命に関係することが本開発の途上で明らかとなった。
図9(a),(b)に模式的に示す様に、研削条痕はそれぞれ破線で示した研削砥石16がその実線部分でウェーハと接触してその表面を研削している状態で発生する。良好な研磨の効率を与える条痕の形状と研磨の条件との間の関係を詳細に検討してみると、前記半導体ウェーハの被研削面に生ずる研削条痕が、該被研削面上の中心より任意の半径を有する円曲線に沿って、後の研磨工程における該半導体ウェーハの自転方向に向かって凸形状となるように該半導体ウェーハを平面研削するのが好ましいことを見出した。
即ち、CMPの際にウェーハは研磨クロスとの摺擦によって自転するがその方向が被研削面上に図9(a)のように研削条痕が生じた場合には被研削面側からみて矢印の方向となるのが好ましく、図9(b)の場合には同じく矢印の方向となり、ウェーハの中心から任意の半径の円曲線に沿ってウェーハの自転の方向に向かって研削条痕が凸形状となるのが好ましい。
このように、半導体ウェーハに生ずる研削条痕が、後の研磨工程における半導体ウェーハの回転方向に向かって凸形状となる場合には、研磨抵抗が少ないため研磨中のウェーハの振動も小なく、研磨クロスのライフも長くなるという利点がある。
反対に、半導体ウェーハに生ずる研削条痕が、後の研磨工程における半導体ウェーハの回転方向に向かって凹形状となる場合には、研磨抵抗が増大し、研磨中にウェーハが激しく振動し、研磨クロスのライフにも悪影響を及ぼすことになる。
以上述べたごとく、本発明によれば、平面研削によってウェーハの被研削面に生ずる中心付近や外周縁部の平坦度の異状を極力抑制し、かつこの平坦度の異状を修正するのに適した平坦化ないし研磨方法を用いて修正、平坦化することで、高い平坦度を有する半導体ウェーハを効率よく製造することができるという大きな効果を達成することができる。
以下に本発明の一つの実施の形態を添付図面中、図1〜図8及び図12〜図15に基づいて説明するが、本発明の技術思想から逸脱しない限りこの実施の形態以外にも種々の変形が可能なことは勿論である。
図1〜図4は本発明方法の第1〜第4の実施態様の工程例をそれぞれ示すフローチャートである。図5〜図8は本発明方法の第1〜第4の実施態様の工程例をそれぞれ示す説明図である。図12〜図15は本発明方法の第5〜第8の実施態様の工程例をそれぞれ示す説明図である。
図1に示した本発明の第1の実施態様において、まず、図5(a)に示したように、チャックテーブル12がカップ型研削砥石16によって平面研削処理され(図1のステップ100)、平面研削されたチャックテーブル12が得られる(図1のステップ102)。
この平面研削されたチャックテーブル12にウェーハWを固定し〔図5(b)〕、研削砥石16がウェーハWをその外周縁より切り込み中心へ向けて研削することによって平面研削を行う〔図1のステップ104、図5(c)〕。
この第1の実施態様では、ウェーハWの外周縁より切り込み中心へ向けての研削は、研削砥石16の回転軸中心14aとチャックテーブル12の回転軸中心12aとが一定の傾きθを持った状態でかつ該研削砥石16とチャックテーブル12、即ちウェーハWとを同一方向に回転させることによって行われる。この平面研削は片面側で1〜50μm程度行えばよい。
この第1の実施態様によって平面研削されたウェーハWの被研削面は図5(d)にその断面形状を模式的に示したように、ウェーハの外周縁部でもり上がり、その中心部には凹形状(へこみ)が生じている〔図1のステップ106、図5(d)〕。
この第1の実施態様によって平面研削されたウェーハWは、続いてPACE法を適用して平坦化され(図1のステップ108)、平坦度の向上したウェーハとすることができる(図1のステップ110)。
図2に示した本発明の第2の実施態様における上記した第1の実施態様との相違は、図1のステップ104において、研削砥石16の回転軸の中心線14aとチャックテーブル12の回転軸の中心線12aとが図5(c)に示した一定の傾きθとは反対方向の傾き−θとされるとともに該研削砥石16とチャックテーブル12、即ちウェーハWとを互いに逆方向に回転させることによって行う点〔図2のステップ104a、図6(c)〕だけであり、その他の手順は同様である。
この第2の実施態様によって平面研削されたウェーハWの被研削面の断面形状は、図5(d)と同様に凹形状が生じている〔図2のステップ106、図6(d)〕。従って、この凹形状の生じたウェーハWに対して第1の実施態様の場合と同様にPACE法を適用することによって、平坦度の向上したウェーハWとすることができる(図2のステップ110)。
図12は本発明方法の第5の実施態様の工程例を示す。第1及び第2の実施態様においては、図12(a)に示す様に、チャックテーブル12の平面研削(図1,2のステップ100)の際に研削砥石16をチャックテーブル12の外周縁よりチャックテーブル12に切り込み該チャックテーブル12の中心でチャックテーブル12を離脱するように該チャックテーブル12の中心へ向けて研削仕上げを実施する。この場合チャックテーブル12にはその中心付近に凹形状が、その周縁部にはもり上がりが生じるので〔図12(b)〕、このチャックテーブル12を用いてウェーハWを平面研削する場合には〔図12(c)(d)〕、研削されたウェーハWの外周縁部や中心部の平坦度は先に説明したように改善される利点がある〔図12(e)〕。
図15は本発明方法の第8の実施態様の工程例を示す。反対に、研削砥石16をチャックテーブル12の中心部で、チャックテーブル12に切り込み該チャックテーブル12の外周縁で離脱するように中心部から外周縁へ向けて研削仕上げ〔図15(a)〕したチャックテーブル12にはその中心付近に凸形状(もり上がり)が、外周縁部にはだれが生じるので〔図15(b)〕、このチャックテーブル12を用いてウェーハWを平面研削する場合〔図15(c)(d)〕には、研削されたウェーハWの中心部や外周縁部の平坦度の低下がさらに強調される不利がある〔図15(e)〕。なお、このウェーハWもPACE法を適用することによって平坦化され、平坦度の向上したウェーハとすることができる。
図3に示した本発明の第3の実施態様においては、平面研削されたチャックテーブル12にウェーハWを固定し〔図7(b)〕、カップ型研削砥石16がウェーハWをその中心より切り込み外周縁へ向けて研削することによって平面研削を行う〔図3のステップ104b、図7(c)〕。
この第3の実施態様では、ウェーハWの研削は、研削砥石16の回転軸中心14aに対するチャックテーブル12の回転軸中心12aの角度が反時計回りの方向へ一定の傾きθを持った状態でかつ該研削砥石16とチャックテーブル12、即ちウェーハWとを同一方向に回転させることによって行われる。
この第3の実施態様によって平面研削されたウェーハWの被研削面はその断面形状を図7(d)に模式的に示したように、その中心付近には凸形状(もり上がり)が、外周縁部にはだれが生じている〔図3のステップ106a、図7(d)〕。
この第3の実施態様によって平面研削されたウェーハWは、続いて凸形状部分を修正し平坦化するのに適した研磨方式、即ちCMPを適用して研磨され(図3のステップ108a)、平坦度の向上したウェーハとすることができる(図3のステップ110)。
図4に示した第4の実施態様における図3の第3の実施態様との相違は、図3のステップ104bにおいて、研削砥石16の回転軸中心14aに対するチャックテーブル12の回転軸中心12aのなす角を図7(c)に示した一定の傾きとは反対方向の傾きθとなるように調整するとともに該研削砥石16とチャックテーブル12、即ちウェーハWとを互いに逆方向に回転させることによって行う点〔図4のステップ104c、図8(c)〕だけであり、その他の手順は同様である。
この第4の実施態様によって平面研削されたウェーハWの中央付近にも、図7(d)の場合と同様に凸形状が生じる〔図4のステップ106a、図8(d)〕。
この第4の実施態様によって平面研削されたウェーハWも、第3の実施態様と同様に、CMPによって研磨する(図4のステップ108a)ことによって、平坦度の向上したウェーハWとすることができる(図4のステップ110)。
図14は本発明方法の第7の実施態様の工程例を示す。第3及び第4の実施態様においては、図14(a)に示す様に、チャックテーブルの平面研削(図3,4のステップ100)の際に研削砥石16をチャックテーブル12の中心よりチャックテーブル12に切り込み該チャックテーブル12の外周縁でチャックテーブルから離脱するように該チャックテーブル12の中心から外周縁へ向けて研削仕上げしたチャックテーブル12には、その中心付近に凸形状が、外周縁部にだれが生じるので〔図14(b)〕、このチャックテーブル12を用いてウェーハWを平面研削する場合には〔図14(c)(d)〕、研削されたウェーハWの中心付近に生じる凸形状や外周縁部のだれはすでに説明したように改善される利点がある〔図14(e)〕。
図13は本発明方法の第6の実施態様の工程例を示す。反対に、研削砥石16をチャックテーブル12の外周縁よりチャックテーブル12に切り込み該チャックテーブル12の中心で離脱するように外周縁から中心へ向けて研削仕上げ〔図13(a)〕したチャックテーブル12にはその中心付近に凹形状が、外周縁部にはもり上がりが生じるので〔図13(b)〕、このチャックテーブル12を用いてウェーハWを平面研削する場合には〔図13(c)(d)〕、研削されたウェーハWの中心付近や外周縁部の平坦度の低下がますます強調される不利がある〔図13(e)〕。なお、このウェーハWもCMPを適用して研磨することによって、平坦度の向上したウェーハとすることができる。
なお、チャックテーブル12が一旦平面研削されてウェーハWの平面研削に好適に用いられる状態であれば、ウェーハWを平面研削する毎に、チャックテーブル12の平面研削を行う必要性は存在しない場合もあるので、ステップ100及び102を省略できる場合もある。
以下に、本発明を実施例によってさらに具体的に説明するが、これらの実施例は例示的に示されるもので限定的に解釈されるものでないことはいうまでもない。なお、以下の実施例及び比較例においては試料ウェーハとして300mmφのエッチドシリコンウェーハを用いたが、200mmφのエッチドシリコンウェーハの場合にも同様の結果が得られることを確認してある。
(実施例1)
図1及び図5に示した方法でウェーハWを平面研削した。このときの研削条件は次の通りであった。チャックテーブルはほぼ円錐形のものを使用した。
研削砥石:レジンボンド、#2000 ダイヤモンド砥粒のカップ型砥石砥石の周速:60m/secウェーハ自転周速:ウェーハ外縁において0.06〜0.5m/sec砥石とウェーハの回転:同方向砥石の研削送り量:0.1〜0.3μm/sec この方法では、カップ型研削砥石16とウェーハWはウェーハWの外周縁で接触し、カップ型研削砥石16が切り込まれる。切り込まれた砥石はウェーハ中心へ向けて回転され、ウェーハWの中心で切り込みが完了し、ウェーハから離れる。ウェーハWの被研削面の研削量は厚さにして10〜20μmであった。図5の方法で平面研削されたウェーハWの研削条痕は、図9(a)に示した通りであった。
平面研削されたウェーハWの平坦度を静電容量方式の測定器(ADE社製Galaxy AFS 300)を用いて測定した結果、ウェーハ面内の厚さばらつきは中心部と外周縁部を除いて0.5μm以下であった。ウェーハWの中心から半径およそ5mmに亘って深さ最大0.5μmのへこみが、又外周縁から内側へおよそ5mmの間は最大0.3μmのもり上がりが認められた。このウェーハWをPACE法(Plasma Assisted Chemical Etching:アイペック社製 PWS300)により平坦化を行った。PACE法によって中心部のへこみ以外の被研削面がおよそ1μm除去され、外周縁部のもり上がりも効果的に除去され全面に亘って平坦度が向上し、平坦化されたウェーハWの中心付近の平坦度SBIR(Site Back−side Ideal Range、LTV=Local Thickness Variationと同義)は、ウェーハWの中心付近を除く領域と同等の0.10μm以下となった。尚、SBIRの測定は他の実施例及び比較例においても、セルサイズ25mm×25mm、周辺3mm除外で行った。
(比較例1)
実施例1と同様の手順でウェーハWを平面研削した。実施例1の場合と同程度に、このウェーハWの中心付近と外周縁部にへこみともり上がりが認められた。このウェーハを硬質ウレタン系もしくはウレタン含浸系の研磨クロスを用いてCMP(研磨量約5μm)研磨したところ、ウェーハWの中心近傍のへこみ部分も他の部分と同程度に研磨されるため、研磨後にもこのへこみは修正されなかった。その結果、研磨したウェーハWの中心付近を除く領域の平坦度SBIRは0.10μm以下を達成したのに対して、中心付近は0.25〜0.50μmであった。
(実施例2)
図4及び図8に示した方法でウェーハWを平面研削した。研削の条件は研削砥石の回転方向とウェーハの自転の方向が逆方向である以外は実施例1と同様であった。チャックテーブルはほぼ円錐形のものを使用した。この方法では、カップ型研削砥石16とウェーハWはウェーハWの中心で接触し、カップ型研削砥石16が切り込まれる。切り込まれた砥石は、ウェーハWの外周縁で切り込みが完了し、ウェーハWから離れる。ウェーハWの被研削面を厚さにして10〜20μm研削した。図4及び図8の方法で平面研削されたウェーハWの研削条痕も、図9(a)に示すものと同じであった。
平面研削されたウェーハWの平坦度を測定した結果、中心部と外周縁部を除いてウェーハ面内の厚さばらつきは0.5μm以下を達成した。ウェーハWの中心から約5mmの範囲には高さ最大0.5μmのもり上がりが、外周縁から内側へおよそ5mmの間には最大0.3μmのだれが認められた。このウェーハWを硬質ウレタン系もしくはウレタン含浸系の研磨クロスを用いてCMP研磨(研磨量約5μm)した後、平坦度を測定した結果、ウェーハWの中心付近とウェーハWの外周部を除くそれ以外の領域の平坦度SBIRにはほとんど差が認められず、0.10μm以下を達成した。
(実施例3)
図7に示すごとく、カップ型研削砥石16の回転方向を図5の場合の回転方向と変えることなく、一方砥石回転軸中心に対するチャックテーブル12の回転軸中心の傾きを図5の場合の傾きと反対方向に変えることにより、カップ型研削砥石16がウェーハWの中心部からウェーハWに切り込み外周縁で離脱するように研削した。チャックテーブルはほぼ円錐形のものを使用した。上記の実施例2(図4及び図8の方法)で平面研削されたウェーハWと同様に、図3及び図7に示す方法で平面研削されたウェーハWの中心付近には特徴的なもり上がり〔図7(d)〕が認められた。このときの平面研削されたウェーハWの研削条痕は図9(b)の如くであった。このウェーハWを実施例2と同様にCMP研磨(研磨量約5μm)したところ、良好な平坦度を達成することができた。
(実施例4)
図12(a)に示す方法でカップ型研削砥石16を用いて半導体ウェーハを固定するチャックテーブル12を平面研削した。この方法では、カップ型研削砥石16はチャックテーブル12の外周縁で接触し、カップ型研削砥石16が切込まれる。切込まれた砥石はチャックテーブル12の中心に向けて回転され、チャックテーブル12の中心で切込みが完了し、チャックテーブルから離れる。
このときの研削条件は次の通りであった。
研削砥石:メタルボンド、#600ダイヤモンド砥粒のカップ型砥石砥石の周速:50m/secチャック回転速度:最外周部で0.6m/sec砥石の研削送り量:0.3μm/sec砥石とチャックの回転方向:同方向 この平面研削では、チャックテーブル12は中心を頂点とする僅かに傾斜する円錐面状に仕上げた。図12(a)で示す方法で平面研削されたチャックテーブル12の周縁部から内側へ5mmの間には円錐面から約0.2μmの盛り上がりが、チャックテーブル12の中心部である円錐の頂点付近には中心から約5mmの範囲に深さ約0.5μmのヘコミが認められた〔図12(b)〕。
このチャックテーブルにウェーハを真空吸着して〔図12(c)〕、カップ型砥石16がウェーハの外周縁で接触し、切込まれるようにして実施例1と同様の条件で研削した〔図12(d)〕。切込まれた砥石はウェーハの中心に向けて回転され、ウェーハの中心で切込みが完了し、ウェーハから離れる。この平面研削ではカップ型砥石16にレジンボンド砥石を用いた。この方法でウェーハを平面研削した結果、GBIR(Global Back−side Ideal Range、TTV=Total Thickness Variationと同義)で0.2μm以内という極めて良好な平坦度を得る事ができた〔図12(e)〕。
(実施例5)
実施例4と同様に平面研削〔図13(a)〕したチャックテーブルを得た〔図13(b)〕。このチャックテーブルにウェーハを真空吸着して〔図13(c)〕、研削砥石の回転方向とウェーハの自転方向を逆にした以外は実施例4と同様の条件で研削し、カップ型砥石16がウェーハの中心で接触し、切込まれるようにした〔図13(d)〕。切込まれた砥石はウェーハの外周縁に向けて回転され、ウェーハの外周縁で切込みが完了し、ウェーハから離れる。この平面研削ではカップ型砥石16にレジンボンド砥石を用いた。この方法でウェーハを平面研削した結果、ウェーハの中心付近には高さ約0.8μmの強調された盛り上がりが、周辺よりおよそ5mm以内の外周付近はダレ形状が強調され、その値は0.6μmとなった〔図13(e)〕。このウェーハを実施例2と同様にCMP研磨したところ、良好な平坦度を達成することができた。
(実施例6)
図14(a)に示す方法でカップ型研削砥石16を用いて半導体ウェーハを固定するチャックテーブル12を平面研削した。このときの研削条件は研削砥石とチャックの回転方向が逆方向である以外は実施例4と同様であった。この方法では、カップ型研削砥石16はチャックテーブル12の中心付近で接触し、カップ型研削砥石16が切込まれる。切込まれた砥石はチャックテーブル12の外周縁に向けて回転され、チャックテーブル12の外周縁で切込みが完了し、チャックテーブルから離れる。この平面研削ではカップ型砥石16にメタルボンド砥石を用い、チャックテーブル12は中心を頂点とする僅かに傾斜する円錐面状に仕上げた。図14(a)で示す方法で平面研削されたチャックテーブル12の周縁部から内側へ5mmの間には円錐面から約0.2μmのだれが、チャックテーブル12の中心部である円錐の頂点付近には中心から約5mmの範囲に高さ約0.5μmの盛り上がりが認められた〔図14(b)〕。
このチャックテーブルにウェーハを真空吸着して〔図14(c)〕、研削砥石の回転方向とウェーハの回転方向が逆方向である以外は、実施例1と同様の条件で研削し、カップ型砥石16がウェーハの中心で接触し、切込まれるようにした〔図14(d)〕。切込まれた砥石はウェーハの外周縁に向けて回転され、ウェーハの外周縁で切込みが完了し、ウェーハから離れる。この平面研削ではカップ型砥石16にレジンボンド砥石を用いた。この方法でウェーハを平面研削した結果、GBIR(TTVと同義)0.2μm以内という極めて良好な平坦度を得る事ができた〔図14(e)〕。
(実施例7)
実施例6と同様に平面研削〔図15(a)〕したチャックテーブルを得た〔図15(b)〕。このチャックテーブルにウェーハを真空吸着して〔図15(c)〕、研削砥石の回転方向とウェーハの回転方向を同一方向とした以外は実施例6と同様の条件で研削し、カップ型砥石16がウェーハの外周縁で接触し、切込まれるようにした〔図15(d)〕。切込まれた砥石はウェーハの中心に向けて回転され、ウェーハの中心で切込みが完了し、ウェーハから離れる。この平面研削ではカップ型砥石16にレジンボンド砥石を用いた。この方法でウェーハを平面研削した結果、ウェーハの中心には強調されたヘコミ(約0.8μm)が、外周付近はハネ形状が強調され、その値は約0.6μmにもなった〔図15(e)〕。このウェーハを実施例1と同様にPACE法により平坦化を行ったところ、良好な平坦度を達成することができた。
(実施例8)
平面研削したウェーハをCMPにより研磨する工程において、図9に示すように、ウェーハの自転方向が研削条痕の凸方向となるよう研磨した。CMPによる研磨には硬質ウレタン系もしくはウレタン含浸系の研磨クロスを用いた。この場合、研磨抵抗は小さくなり、研磨中のウェーハの振動も少なく、研磨クロスのライフは従来の平面研削しないエッチングされたウェーハをCMPにより研磨するのに比べて20%程度長くなった。
(比較例3)
平面研削したウェーハをCMPにより研磨する工程において、ウェーハの自転方向が研削条痕の凹方向となるように研磨した。CMPによる研磨には硬質ウレタン系もしくはウレタン含浸系の研磨クロスを用いた。この場合、研磨抵抗は大きくなり、研磨中のウェーハの振動も大きく、研磨クロスのライフは実施例6に比べて30〜50%も短くなった。
本発明方法の第1の実施態様の工程例を示すフローチャートである。 本発明方法の第2の実施態様の工程例を示すフローチャートである。 本発明方法の第3の実施態様の工程例を示すフローチャートである。 本発明方法の第4の実施態様の工程例を示すフローチャートである。 本発明方法の第1の実施態様の工程例を示す説明図である。 本発明方法の第2の実施態様の工程例を示す説明図である。 本発明方法の第3の実施態様の工程例を示す説明図である。 本発明方法の第4の実施態様の工程例を示す説明図である。 ウェーハを平面研削した場合に形成される研削条痕の模様を示すもので、(a)は実施例1及び2におけるウェーハの平面研削の場合、(b)は実施例3におけるウェーハの平面研削の場合をそれぞれ示す。 従来のウェーハの平面研削方法の工程順を示す模式的説明図で、(a)はチャックテーブルの平面研削、(b)は平面研削されたチャックテーブルへのウェーハの固定、(c)はウェーハの平面研削をそれぞれ示す。 カップ型研削砥石によるワークの平面研削における研削量の変動を概念的に示す説明図である。 本発明の第5の実施態様の工程例を示す説明図である。 本発明の第6の実施態様の工程例を示す説明図である。 本発明の第7の実施態様の工程例を示す説明図である。 本発明の第8の実施態様の工程例を示す説明図である。
符号の説明
W:半導体ウェーハ、12:チャックテーブル、12a,14a:回転軸中心、14:回転軸、16:カップ型研削砥石。

Claims (7)

  1. チャックテーブルに固定された半導体ウェーハをカップ型研削砥石を用いて平面研削するにあたり、該研削砥石を半導体ウェーハの中心より切り込み、半導体ウェーハの外周縁にて該研削砥石が半導体ウェーハを離脱するように該半導体ウェーハの外周縁へ向けて研削し、該研削された半導体ウェーハをCMPで研磨するようにしたことを特徴とする半導体ウェーハの製造方法。
  2. 半導体ウェーハの回転方向と研削砥石の回転方向とを同一方向として該研削砥石を半導体ウェーハの中心より切り込ませるようにしたことを特徴とする請求項1記載の半導体ウェーハの製造方法。
  3. 半導体ウェーハの回転方向と研削砥石の回転方向とを逆方向として該研削砥石を半導体ウェーハの中心より切り込ませるようにしたことを特徴とする請求項1記載の半導体ウェーハの製造方法。
  4. 研削砥石の回転軸に対するチャックテーブルの回転軸の角度を調整することによって該研削砥石を半導体ウェーハの中心より切り込ませるようにしたことを特徴とする請求項2又は3記載の半導体ウェーハの製造方法。
  5. 前記半導体ウェーハを固定するチャックテーブルとして、カップ型研削砥石をチャックテーブルの中心より切り込み該チャックテーブルの外周縁へ向けて研削することによって平面研削仕上げを行ったチャックテーブルを用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の半導体ウェーハの製造方法。
  6. 前記半導体ウェーハの被研削面に生ずる研削条痕が、該被研削面上の中心より任意の半径を有する円曲線に沿って、後の研磨工程において研磨装置内で該半導体ウェーハが自転する方向に向かって凸形状となるように該半導体ウェーハを平面研削することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の半導体ウェーハの製造方法。
  7. 平面研削後の研磨工程において研磨装置内で、前記半導体ウェーハの被研削面に生ずる研削条痕の凸形状の凸方向と該半導体ウェーハの自転方向とを一致させて該半導体ウェーハを研磨するようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の半導体ウェーハの製造方法。
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