JP2007057468A - ナビゲーション装置、および旅行時間補正方法 - Google Patents

ナビゲーション装置、および旅行時間補正方法 Download PDF

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永輝 郭
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Abstract

【課題】 リンクごとの旅行時間を精度高く算出すること。
【解決手段】 データ補正部107bは、交通情報取得装置104で取得した交通情報に基づいて、各リンクの平均車速情報の補正が必要か否かを判断し、補正が必要であると判断した場合には、補正処理を実行する。旅行時間算出部107cは、データ補正部107bによる補正結果に基づいて、各リンクのリンク旅行時間を算出して、設定された目的地までの推定旅行時間を算出する。旅行時間表示部107dは、算出された推定旅行時間をモニタ108に表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両に搭載されるナビゲーション装置、およびナビゲーション装置における旅行時間補正方法に関する。
次のような経路探索装置が特許文献1によって知られている。この経路探索装置によれば、VICSセンターから配信される道路リンクごとの走行所要時間を受信し、受信した道路リンクごとの走行所要時間に基づいて、あらかじめ設定された目的地までの走行所要時間を推定する。
特開平11−311533号公報
しかしながら、従来の経路探索装置では、VICSセンターから配信される道路リンクごとの走行所要時間に基づいて目的地までの推定走行時間を算出していたが、道路リンクごとの走行所要時間の精度が必ずしも高くなく、推定走行時間と実際の走行時間とが乖離する可能性があるという問題が生じていた。
本発明は、地図データにおける道路区間を示すリンクごとに、道路区間を走行するのに要するリンク旅行時間を算出するための情報を含んだ交通情報を取得し、取得した交通情報に含まれるリンク旅行時間を算出するための情報の精度を判定し、リンク旅行時間を算出するための情報の精度が低いと判定された場合に、リンク旅行時間を算出するための情報を補正することを特徴とする。
本発明によれば、リンク旅行時間を算出するための情報の精度が低いと判定された場合に、リンク旅行時間を算出するための情報を補正するようにした。これによって、推定走行時間と実際の走行時間とを近似させることができる。
図1は、本実施の形態におけるナビゲーション装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置100は、車両に搭載され、自車両の車速を検出する車速センサ101と、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を受信して自車両の現在位置を検出するGPSユニット102と、自車両の進行方向を検出するジャイロセンサ103と、FM多重放送、光ビーコン、電波ビーコンなどを介して渋滞情報を含む交通情報を取得する交通情報取得装置104と、使用者によって操作される入力スイッチ105と、地図ディスク106aから地図データを読み取るディスク読取装置106と、CPUやメモリ、およびその他周辺回路で構成される制御装置107と、道路地図や目的地までの推定走行時間などの各種情報を表示するモニタ108と、ガイダンス音声などの音声を出力するスピーカ109とを備えている。
地図ディスク106aには、複数のスケール(縮尺率)の地図データが格納されており、格納されている地図データは、道路地図をノードとリンクで表現した道路データを含んでいる。道路データでは、交差点にノードが対応し、各ノード間を結ぶ線分、すなわち道路区間がリンクに対応する。本実施の形態では、各ノードには識別番号としてノードIDが付与されており、各リンクには識別番号としてリンクIDが付与されている。さらに道路データには、各リンクごとのリンク情報として、リンクの長さ(距離)を示すリンク長、当該リンク区間内における交通量および走行車両の速度を検出する交通量・速度センサの設置密度を示す値が記憶されている。
なお、本実施の形態では、交通量・速度センサの設置密度を示す値は、道路上におけるセンサの設置間隔を示す数値であり、例えば50m当たりに1つのセンサが設置されている場合には、交通量・速度センサの設置密度を示す値は50となり、10m当たりに1つのセンサが設置されている場合には、交通量・速度センサの設置密度を示す値は10となる。
交通情報取得装置104によって取得される交通情報は、リンク単位にそのリンク区間内における車両の平均速度情報、および上述した交通量・速度センサの設置密度を示す値が含まれている。なお、交通量・速度センサの設置密度を示す値が交通情報に含まれないリンクも一部存在している。
図2は、上述した交通量・速度センサの設置密度を示す値が交通情報に含まれている場合の交通情報データの具体例を示す図である。この図2では、交通情報は、リンクを特定するためのリンクID(区間ID)2a、リンク区間内における車両の平均速度情報2b、および交通量・速度センサの設置密度を示す値2cを1レコードとしたデータフォーマットとなっている。
制御装置107は、経路探索部107aと、データ補正部107bと、旅行時間算出部107cと、旅行時間表示部107dとを備えている。経路探索部107aは、GPSユニット102で検出された自車両の現在位置から使用者によって設定された目的地までの経路を、ディスク読取装置106を介して地図ディスク106aから読み込んだ地図データに基づいて探索する。
データ補正部107bは、経路探索部107aで探索された自車両の現在位置から目的地までの経路(探索経路)を構成する全リンクの交通情報を交通情報取得装置104から取得する。また、探索経路を構成する全リンクの道路データを地図ディスク106aから読み込む。そして、交通情報、および道路データに基づいて、後述する各リンクごとのリンク旅行時間を算出するための情報としての車両の平均速度情報2bを補正する必要があるか否かを判定し、補正する必要があると判定した場合には補正処理を実行する。
なお、この補正処理は、探索経路を構成する各リンクごとに行われ、各リンク単位の処理を自車両の現在位置から目的地までの経路を構成する全リンクに対して実行することによって、全リンクの車両の平均速度情報2bを補正することができる。以下、任意の1つのリンクを処理対象リンクとして、当該処理対象リンクに対して行う補正処理について具体的に説明する。処理対象リンクは、例えば自車両の現在位置が含まれるリンクを1番目の処理対象リンクとし、このリンクに対する処理が完了した場合に、直後のリンクに変更して、目的地が含まれるリンクまで繰り返す。
まず、取得した処理対象リンクの交通情報に、交通量・速度センサの設置密度を示す値含まれているか否かを判定する。含まれていると判定した場合には、交通情報に含まれている交通量・速度センサの設置密度を示す値をそのまま処理対象データとして使用する。一方、含まれていないと判定した場合には、道路データに含まれる当該リンクの交通量・速度センサの設置密度を示す値を処理対象データとする。
次に、当該リンクの交通情報、および道路データに基づいて、車両の平均速度情報2bの補正が必要か否かを判断する。このために、道路データに含まれるリンク長、および上述した処理で処理対象データとした交通量・速度センサの設置密度を示す値のそれぞれを、補正が必要か否かを判断するための閾値と比較する。なお、各閾値はあらかじめ設定されているものとし、例えばリンク長の閾値には、50mが設定され、交通量・速度センサの設置密度を示す値には50(50m当たりに1つのセンサが設置されている)が設定されているものとする。
そして、各値と閾値とを比較した結果、それぞれの値がそれぞれの閾値以上であれば、平均速度情報2bの補正は不要であると判定して、取得した交通情報に含まれる平均速度情報2bをそのまま処理対象リンク3aにおける車両の平均車速として採用する。これに対してそれぞれの値がそれぞれの閾値よりも小さければ、そのリンクの平均速度情報2bは補正が必要であると判定して後述する補正処理を行う。そして、平均速度情報2bの補正結果を処理対象リンク3aにおける車両の平均車速として採用する。
すなわち、リンク長が短い場合には、処理対象リンク3a区間内に設置できる交通量・速度センサの数は必然的に少なくなり、平均速度情報2bを算出するためのサンプル数が少ないことから、平均速度情報2bの精度は低いと考えられるため補正が必要であると判定する。また、交通量・速度センサの設置密度を示す値が小さい場合にも、処理対象リンク3a区間内に設置されている交通量・速度センサの数が少ないことから、平均速度情報2bの精度は低いと考えられるため補正が必要であると判定する。以下、リンクの平均速度情報2bの補正方法について、図3、図4を使用して説明する。
図3は、処理対象のリンク3aの平均速度情報2bが60km/hであるときに、リンク3aのリンク長が閾値より小さい場合、すなわちリンク3aのリンク長が所定距離より短い場合の平均速度情報2bの補正方法の具体例を示す図である。この場合には、経路上におけるリンク3aの直前のリンク3bのリンク長、およびリンク3aの直後のリンク3cのリンク長を読み込んで、これらのそれぞれが上述したリンク長の閾値以上か否かを判断する。
直前のリンク3bのリンク長と直後のリンク3cのリンク長のそれぞれが、リンク長の閾値以上であれば、処理対象リンク3aの平均速度情報2bは補正可能であると判断して、次のように平均速度情報2bの補正を行う。まず、直前のリンク3bの平均速度情報2b、および直後のリンク3cの平均速度情報2bを読み込む。そして、次式(1)によって、前のリンク3bの平均速度情報2bと直後のリンク3cの平均速度情報2bの平均値を算出することによって、リンク3aの平均速度情報2bを補正する。
補正後のリンク3aの平均速度情報2b=(前のリンク3bの平均速度情報2b+直後のリンク3cの平均速度情報2b)/2 ・・・(1)
例えば、図3に示すように、直前のリンク3bの平均速度情報2b、および直後のリンク3cの平均速度情報2bがともに30km/hである場合には、次式(2)によって補正後のリンク3aの平均速度情報2bが算出され、算出結果を処理対象リンク3aにおける車両の平均車速として採用する。
補正後のリンク3aの平均速度情報2b=(30+30)/2=30km/h ・・・(2)
図4は、処理対象のリンク3aの交通量・速度センサの設置密度を示す値が閾値より小さい場合の平均速度情報2bの補正方法の具体例を示す図である。この場合には、経路上におけるリンク3aの直前のリンク3bの交通量・速度センサの設置密度を示す値、およびリンク3aの直後のリンク3cの交通量・速度センサの設置密度を示す値を読み込んで、これらのそれぞれが上述した交通量・速度センサの設置密度を示す値の閾値以上か否かを判断する。
直前のリンク3bの交通量・速度センサの設置密度を示す値と直後のリンク3cの交通量・速度センサの設置密度を示す値のそれぞれが閾値以上であれば、処理対象リンク3aの平均速度情報2bは補正可能であると判断して、式(1)および(2)で上述したように平均速度情報2bの補正を行う。そして、補正結果を処理対象リンク3aにおける車両の平均車速として採用する。
旅行時間算出部107cは、処理対象リンク3aにおける車両の平均車速、すなわち交通情報に含まれている平均速度情報2b、またはデータ補正部107bで補正した処理対象リンク3aの平均速度情報2bと、当該リンク3aのリンク長とに基づいて、次式(3)によって処理対象リンク3aのリンク旅行時間を算出する。
リンク旅行時間=処理対象リンク3aのリンク長/処理対象リンク3aにおける車両の平均車速 ・・・(3)
以上の処理によって、リンクの平均速度情報に基づいて算出されるリンク旅行時間の精度が低い可能性があるリンクを検出して、そのリンクの平均速度情報を補正することができ、その結果算出されるリンク旅行時間の精度も向上することができる。
旅行時間算出部107cはさらに、目的地までの経路上の全てのリンクに対して上述した処理が実行され、全てのリンクのリンク旅行時間が算出されると、各リンクのリンク旅行時間を合計して、車両の現在位置から目的地までの探索済み経路を走行した場合の旅行時間(推定旅行時間)を算出する。
旅行時間表示部107dは、旅行時間算出部107cによって探索された車両の現在位置から目的地までの探索済み経路を走行した場合の推定旅行時間を、経路案内用の地図情報とともにモニタ108に表示する。これによって、使用者は上述した各種補正が行われた後の精度の高い推定旅行時間を把握することができるようになる。
図5は、本実施の形態におけるナビゲーション装置100の処理を示すフローチャートである。図5に示す処理は、ナビゲーション装置100の電源がオンされると起動するプログラムとして、制御装置107によって実行される。
ステップS10において、使用者によって目的地が設定され、経路探索が指示されたか否かを判断する。使用者によって経路探索が指示されたと判断した場合には、ステップS20へ進む。ステップS20では、経路探索部107aは、設定された目的地までの経路を、ディスク読取装置106を介して地図ディスク106aから読み込んだ地図データに基づいて探索する。その後、ステップS30へ進む。
ステップS30では、データ補正部107bは、経路探索部107aで探索された自車両の現在位置から目的地までの経路を構成する全リンクの交通情報を交通情報取得装置104から取得する。その後、ステップS40へ進み、上述したように、処理対象リンク3aの交通情報、および道路データを制御装置107が有するメモリ上に読み込んで、ステップS50へ進む。
ステップS50では、上述したように、処理対象リンク3aのリンク長、および交通量・速度センサの設置密度を示す値のそれぞれを、各閾値と比較して、処理対象リンク3aの車両の平均速度情報2bの補正が必要か否かを判断する。補正が必要ではないと判断した場合には、取得した交通情報に含まれる平均速度情報2bをそのまま処理対象リンク3aにおける車両の平均車速として採用して、後述するステップS70へ進む。
これに対して、補正が必要であると判断した場合には、ステップS60へ進む。ステップS60では、式(1)によって処理対象リンク3aの平均速度情報2bの補正を行って、補正結果を処理対象リンク3aにおける車両の平均車速として採用する。その後、ステップS70へ進む。ステップS70では、式(3)により、処理対象リンク3aのリンク旅行時間を算出して、ステップS80へ進む。
ステップS80では、目的地までの全てのリンクに対して上述した処理の実行が完了し、全てのリンクのリンク旅行時間が算出されたか否かを判断する。全てのリンクに対する処理が完了していないと判断した場合には、ステップS100へ進み、処理対象リンクを次のリンクに変更してステップS40へ戻る。これに対して、全てのリンクに対する処理が完了したと判断した場合には、ステップS90へ進む。
ステップS90では、旅行時間算出部107cは、経路上の全てのリンクのリンク旅行時間を合計して、車両の現在位置から目的地までの探索済み経路を走行した場合の推定旅行時間を算出する。その後ステップS110へ進み、旅行時間表示部107dは、旅行時間算出部107cによって探索された車両の現在位置から目的地までの探索済み経路を走行した場合の推定旅行時間を、経路案内用の地図情報とともにモニタ108に表示する。その後、ステップS120へ進む。
ステップS120では、ナビゲーション装置100の電源がオフされたか否かを判断する。電源がオフされていないと判断した場合には、ステップS10へ戻って処理を繰り返す。これに対して、電源がオフされたと判断した場合には、処理を終了する。
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)リンク旅行時間を算出するための情報としての各リンクの平均速度情報の精度が低いことが予想される場合に、そのリンクの平均速度情報を補正するようにした。これによって、リンクの平均速度情報に基づいて算出されるリンク旅行時間の精度を向上することができる。
(2)処理対象リンクのリンク長が所定の閾値より小さい場合に、当該リンクの平均速度情報を補正するようにした。これによって、一般的にリンクの区間距離が短い場合には、処理対象リンク区間内に設置できる交通量・速度センサの数が少なく、算出される平均速度情報の精度が低くなることを加味して、平均速度情報の精度が低い可能性が高いリンクを的確に特定して、補正処理を実行することができる。
(3)交通量・速度センサの設置密度を示す値が所定の閾値より小さい場合に、当該リンクの平均速度情報を補正するようにした。これによって、交通量・速度センサの設置密度が低い場合には、処理対象リンク3a区間内に設置されている交通量・速度センサの数が少なく、算出される平均速度情報の精度が低くなることを加味して、平均速度情報の精度が低い可能性が高いリンクを的確に特定して、補正処理を実行することができる。
―変形例―
なお、上述した実施の形態の 装置は、以下のように変形することもできる。
(1)上述した実施の形態では、使用者によって設定された目的地までの経路に含まれる全リンクに対して、平均速度情報2bの補正を行って、リンク旅行時間を算出する例について説明した。しかしこれに限定されず、目的地までの経路に含まれない経路近傍のリンクに対しても処理を行うようにしてもよく、また、使用者によって目的地が設定されていない場合に、自車両周辺のリンクに対して処理を行うようにしてもよい。
(2)上述した実施の形態では、交通情報取得装置104によって取得される交通情報には、各リンク区間内における車両の平均速度情報2bが含まれており、データ補正部107bは、この平均速度情報2bをリンク旅行時間を算出するための情報として、上述した補正処理の対象にする例について説明した。しかしこれに限定されず、交通情報取得装置104によって取得される交通情報に各リンクのリンク旅行時間を含むようにし、データ補正部107bは、このリンク旅行時間をリンク旅行時間を算出するための情報として、補正処理の対象とするようにしてもよい。
(3)上述した実施の形態では、式(1)および(2)に示したように、前のリンク3bの平均速度情報2bと直後のリンク3cの平均速度情報2bの平均値を算出することによって、リンク3aの平均速度情報2bを補正する例について説明した。しかしこれに限定されず、リンク3aの平均速度情報2b、前のリンク3bの平均速度情報2b、および直後のリンク3cの平均速度情報2bのそれぞれに対して重み付けを行って、リンク3aの平均速度情報2bを補正するようにしてもよい。例えば、次式(4)によって補正するようにしてもよい。
補正後のリンク3aの平均速度情報2b=(リンク3aの平均速度情報2b×A(%)+前のリンク3bの平均速度情報2b×B(%)+直後のリンク3cの平均速度情報2b×C(%) ・・・(4)
なお、式(4)において、A、B、およびCは、あらかじめ設定された重み付け変数であり、A+B+C=100(%)である。
(4)上述した実施の形態では、旅行時間表示部107dは、旅行時間算出部107cによって探索された車両の現在位置から目的地までの探索済み経路を走行した場合の推定旅行時間を、経路案内用の地図情報とともにモニタ108に表示する例について説明した。しかしこれに限定されず、旅行時間表示部107dは、各リンクごとのリンク旅行時間に基づいて、各リンクの渋滞度を複数段階で判定し、その渋滞度(渋滞状況)をモニタ108に表示した地図上に道路の色を変えるなどして表示してもよい。なお、渋滞度は、各リンクのリンク旅行時間の長さに応じて、例えば「渋滞」、「混雑」、「順調」の3段階に分類して表示する。また、推定旅行時間と渋滞度とを同時に表示するようにしてもよい。
(5)上述した実施の形態では、道路データにリンク長、および交通量・速度センサの設置密度を示す値を含めるようにした。そして、図3および図4で上述したように、リンクの平均速度情報2bの補正方法として、リンク3aのリンク長が所定距離より短い場合の平均速度情報2bの補正方法、および処理対象のリンク3aの交通量・速度センサの設置密度を示す値が閾値より小さい場合の平均速度情報2bの補正方法について説明した。しかしこれに限定されず、道路データに交通量・速度センサの精度を示す値を道路データに含めるようにし、この交通量・速度センサの精度を示す値に基づいて平均速度情報2bを補正するようにしてもよい。例えば、図6に示すように、処理対象のリンク3aの交通量・速度センサの精度を示す値が閾値より小さい場合に平均速度情報2bを補正してもよい。
この場合には、経路上におけるリンク3aの直前のリンク3bの交通量・速度センサの精度を示す値、およびリンク3aの直後のリンク3cの交通量・速度センサの精度を示す値を読み込んで、これらのそれぞれが上述した交通量・速度センサの精度を示す値の閾値以上か否かを判断する。そして、直前のリンク3bの交通量・速度センサの精度を示す値と直後のリンク3cの交通量・速度センサの精度を示す値のそれぞれが閾値以上であれば、処理対象リンク3aの平均速度情報2bは補正可能であると判断して、式(1)および(2)で上述したように平均速度情報2bの補正を行う。そして、補正結果を処理対象リンク3aにおける車両の平均車速として採用する。
(6)上述した実施の形態では、ナビゲーション装置100を車両に搭載する例について説明したが、これに限定されず、その他の移動体に搭載するようにしてもよい。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。
特許請求の範囲の構成要素と実施の形態との対応関係について説明する。データ補正部107bは精度判定手段、および補正手段に、旅行時間算出部107cは前記リンク旅行時間算出手段、および推定旅行時間算出手段に、旅行時間表示部107dは渋滞状況表示手段相当する。なお、以上の説明はあくまでも一例であり、発明を解釈する際、上記の実施形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係に何ら限定も拘束もされない。
ナビゲーション装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 交通情報データの具体例を示す図である。 処理対象のリンク3aのリンク長が閾値より小さい場合の平均速度情報2bの補正方法の具体例を示す図である。 処理対象のリンク3aの交通量・速度センサの設置密度を示す値が閾値より小さい場合の平均速度情報2bの補正方法の具体例を示す図である。 ナビゲーション装置100の処理を示すフローチャート図である。 処理対象のリンク3aの交通量・速度センサの精度を示す値が閾値より小さい場合の平均速度情報2bの補正方法の具体例を示す図である。
符号の説明
100 ナビゲーション装置
101 車速センサ
102 GPSユニット
103 ジャイロセンサ
104 交通情報取得装置
105 入力スイッチ
106 ディスク読取装置
106a 地図ディスク
107 制御装置
107a 経路探索部
107b データ補正部
107c 旅行時間算出部
107d 旅行時間表示部
108 モニタ
109 スピーカ

Claims (8)

  1. 地図データにおける道路区間を示すリンクごとに、前記道路区間を走行するのに要するリンク旅行時間を算出するための情報を含んだ交通情報を取得する交通情報取得手段と、
    前記交通情報取得手段で取得した交通情報に含まれる前記リンク旅行時間を算出するための情報の精度を判定する精度判定手段と、
    前記精度判定手段によって前記リンク旅行時間を算出するための情報の精度が低いと判定された場合に、前記リンク旅行時間を算出するための情報を補正する補正手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 請求項1に記載のナビゲーション装置において、
    前記交通情報は、前記道路区間の距離を示すリンク長情報をさらに含み、
    前記精度判定手段は、前記リンク長が所定値より小さい場合に、前記リンク旅行時間を算出するための情報の精度が低いと判定することを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 請求項1または2に記載のナビゲーション装置において、
    前記交通情報は、前記道路区間に設置された前記リンク旅行時間を算出するための情報を計測するセンサの設置密度に関する情報をさらに含み、
    前記精度判定手段は、前記センサの設置密度が所定値より小さい場合に、前記リンク旅行時間を算出するための情報の精度が低いと判定することを特徴とするナビゲーション装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のナビゲーション装置において、
    前記交通情報は、前記道路区間に設置された前記リンク旅行時間を算出するための情報を計測するセンサの精度に関する情報をさらに含み、
    前記精度判定手段は、前記センサの精度が所定値より小さい場合に、前記リンク旅行時間を算出するための情報の精度が低いと判定することを特徴とするナビゲーション装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一向に記載のナビゲーション装置において、
    前記補正手段によって前記リンク旅行時間を算出するための情報が補正されていない場合には、前記交通情報取得手段で取得したリンク旅行時間を算出するための情報に基づいて前記リンク旅行時間を算出し、前記補正手段によって前記リンク旅行時間を算出するための情報が補正された場合には、補正後の前記リンク旅行時間を算出するための情報に基づいて前記リンク旅行時間を算出するリンク旅行時間算出手段をさらに備える特徴とするナビゲーション装置。
  6. 請求項5に記載のナビゲーション装置において、
    前記リンク旅行時間算出手段で算出した前記リンク旅行時間に基づいて、前記リンクごとの渋滞状況を判定して地図上に表示する渋滞状況表示手段をさらに備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  7. 請求項5または6に記載のナビゲーション装置において、
    設定された目的地までの経路を探索する経路探索手段と、
    前記目的地までの推定旅行時間を算出する推定旅行時間算出手段をさらに備え、
    前記リンク旅行時間算出手段は、前記経路探索手段で探索された経路に含まれる全てのリンクの前記リンク旅行時間を算出し、
    前記推定旅行時間算出手段は、前記リンク旅行時間算出手段で算出された前記経路に含まれる全てのリンクの前記リンク旅行時間に基づいて、前記目的地までの推定旅行時間を算出することを特徴とするナビゲーション装置。
  8. 地図データにおける道路区間を示すリンクごとに、前記道路区間を走行するのに要するリンク旅行時間を算出するための情報を含んだ交通情報を取得し、
    取得した交通情報に含まれる前記リンク旅行時間を算出するための情報の精度を判定し、
    前記リンク旅行時間を算出するための情報の精度が低いと判定された場合に、前記リンク旅行時間を算出するための情報を補正することを特徴とする旅行時間補正方法。
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