JP2007053394A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
nMOSFETのゲートとpMOSFETのゲートとが異なる低抵抗材料で形成された半導体装置とその製造方法を提供する。
【解決手段】
pMOSFETとnMOSFETとを有する半導体装置であって、pMOSFET及びnMOSFETのそれぞれは、シリコン基板上に形成されたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、ゲート電極両側に形成されたソース/ドレイン領域と、を有し、pMOSFETのゲート電極及びソース/ドレイン領域と、nMOSFETのソース/ドレイン領域とは、金属リッチのシリサイドで形成され、nMOSFETのゲート電極は、置換アルミニウムで形成される。
【選択図】 図6

Description

本発明は,半導体装置とその製造方法に関し,特にシリサイドを用いた半導体装置とその製造方法に関する。
半導体集積回路装置の高集積化と共に,構成要素であるトランジスタの微細化は進む。微細化により,ゲート長は短くなり,ソース/ドレイン領域の深さは浅くなる。ソース/ドレイン領域の抵抗を低くするため,自己整合シリサイデーション(サリサイド工程)が行われる。ソース/ドレイン領域に形成されるシリサイド層は,接合深さより浅く形成し,リーク電流を防止する必要がある。
ゲート長の短縮と共に、ゲート電極の高さも低くなる。ゲート抵抗を低くするため,ゲート電極の全厚さをシリサイド化するフルシリサイデーションが研究されている(非特許文献1)。フルシリサイデーションは,ゲート抵抗を低減できるのみでなく,空乏層の発生を防止できるのでトランジスタ特性の向上にも有効である。フルシリサイデーションを行うためには,シリサイド化反応がゲート電極の全厚さに及ぶようにする必要がある。
ゲート電極でシリサイド化反応を十分深く進行させると、ソース/ドレイン領域のシリサイド層も深くなる。ソース/ドレイン領域のシリサイド層が接合に近接したり,接合を突抜けるとリーク電流が増大してしまう。ソース/ドレイン領域のシリサイド層の深さは制限することが望まれる。
シリサイド層の底面を接合から離すために,ソース/ドレイン領域上にシリコン層のエピタキシャル成長を行い、ソース/ドレイン領域表面を持ち上げてからシリサイド化を行なうことも提案されている(非特許文献2)
ゲート電極の抵抗を更に低減化するため,シリサイドより抵抗の低い金属でゲートを作成する提案もある。当初,シリコン層で使い捨てゲートを形成し,その後シリコンをアルミニウムに置換して置換アルミニウムゲート電極を形成する提案もある(特許文献3)。
J. kedzierski et al.,IEDM 2002 TechnicalDigest, p247 K.Rim et al., 2002Symposium on VLSITechnology Digest of Technical Papers, in particular Fig. 3 特開平11−214327号公報 特開2001−352058号公報 特開平11−251595号公報
本発明の目的は,nMOSFETのゲートとpMOSFETのゲートとが異なる低抵抗材料で形成された半導体装置とその製造方法を提供することである。
本発明の他の目的は,pMOSFETのゲートをフルシリサイデーションすると共に、nMOSFETのゲートをアルミニウム形成することのできる半導体装置とその製造方法を提供することである。
本発明の1観点によれば、
pMOSFETとnMOSFETとを有する半導体装置であって、
前記pMOSFET及びnMOSFETのそれぞれは、
シリコン基板上に形成されたゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、
前記ゲート電極両側に形成されたソース/ドレイン領域と、
を有し、
前記pMOSFETの前記ゲート電極及びソース/ドレイン領域と、前記nMOSFETの前記ソース/ドレイン領域とは、金属リッチのシリサイドで形成され、
前記nMOSFETのゲート電極は、置換アルミニウムで形成された半導体装置
が提供される。
ソース/ドレイン領域は、シリコン基板に形成しても、さらにシリコン基板上にシリコン層を堆積して形成してもよい。
本発明の他の観点によれば、
pチャネルMOSFET領域、nチャネルMOSFET領域を含むシリコン基板上にゲート絶縁膜,ポリシリコン層を積層する工程と、
前記nチャネルMOSFET領域の前記ポリシリコン層上に絶縁キャップ層を形成する工程と、
前記ゲート絶縁膜、ポリシリコン層、及び絶縁キャップ層をパターニングし、ゲート電極を形成する工程と、
露出したシリコンおよび前記pチャネルMOSFET領域の前記ゲート電極をシリサイド化する工程と、
前記絶縁キャップ層を除去し、前記nチャネルMOSFET領域のゲート電極に接するようにアルミニウム層を形成する工程と、
熱処理を行い,前記nチャネルMOSFET領域のゲート電極をアルミニウムで置換する工程と、
を含む半導体装置の製造方法
が提供される。
露出したシリコンは、シリコン基板でも、その上に選択的に形成したシリコン層でもよい。
pMOSFETのゲート電極をシリサイド化反応で形成し、nMOSFETのゲート電極をAl置換反応で形成することができる。
先ず、予備実験とその結果を説明する。
図1Aに示すように、シリコン基板1の表面にスパッタリングにより厚さ10nmのニッケル層22を成膜した。
図1Bに示すように、ラピッドサーマルアニール(RTA)装置を用い、図1Aに示すサンプルに、750℃、1分間のアニールを行ってシリサイド化反応を生じさせた。NiSi層23が形成された。NiSi層23の厚さは17nmであった。
図1Cに示すように、NiS層23の上に、厚さ50nmのニッケル層24をスパッタリングで成膜した。このサンプルをdsと呼ぶ。
図1Dに示すように、NiSi層を形成しないシリコン基板1の上に、厚さ50nmのニッケル層24を形成したサンプルも作成した。このサンプルをssと呼ぶ。
サンプルdsとサンプルssとをRTA装置に搬入し、400℃で加熱し、加熱時間に対しシリサイド化がどのように進行するかを測定した。400℃でのNi−Si間のシリサイド化反応ではNiSiが形成される。
図1Eは、400℃の加熱処理の結果を示すグラフである。横軸は加熱時間を単位秒で示し、縦軸はニッケルシリサイド層の深さを単位nmで示す。シリコン基板1上に直接ニッケル層24を形成したサンプルssにおいては、加熱時間と共にニッケルシリサイド層の深さが深くなり、75nmに以上に達する。この最大深さは、成膜したニッケルをほぼ全部消費したNiSi層の厚さと考えられる。
これに対し、シリコン基板1上にNiSi層23を形成し、その上にニッケル層24を成膜したサンプルdsにおいては、ニッケルシリサイド層の深さは初め約17nmであり、400℃の加熱を加えてもニッケルシリサイド層の深さは、測定誤差内で全く変化していない。750℃で形成されたシリサイド層がニッケル層24とシリコン表面を隔離した形状で400℃のアニ−リングを行っても新たなシリサイド反応は抑制される。750℃で安定なNiSi中には、より低温の400℃では、Niは実質的に拡散していないと考えられる。
すなわち、高温で熱力学的に安定なシリサイド層を形成すると、その上にシリサイド化反応が可能な金属を成膜し、より低温の熱処理を行っても、シリサイド化反応は大幅に抑制されると考えられる。シリサイド化可能な金属としては、Niの他、W,Co等を用いてもよい。
図2A−2Hは、図1A−1Eに示した実験結果に基づく参考例を示す。なお、以下に説明する参考例は、後述する実施例に適宜取り込むことができる。
図2Aに示すように、シリコン基板1の表面上に熱酸化により厚さ2nmの酸化シリコン層を形成し、ゲート絶縁膜2を形成する。ゲート絶縁膜2の上に、厚さ50nmのポリシリコン層25を熱CVDにより成膜する。ポリシリコン層25の上に、厚さ20nmの酸化シリコン層を形成し、絶縁キャップ層26とする。絶縁キャップ層26の上に、リソグラフィによりレジストパターンRPを作成する。レジストパターンRPをマスクとし、絶縁キャップ層26、ポリシリコン層25をプラズマエッチングし、ゲート電極形状にパターニングする。この後レジストパターンRPは除去し、希HFによりゲート電極周辺のゲート絶縁膜2を除去する。
図2Bに示すように、パターニングされたゲート電極をマスクとして、p型不純物例えばBをイオン注入し、エクステンション27を形成する。
図2Cに示すように、窒化シリコン膜を熱CVDにより成膜し、プラズマによる全面エッチングを行って絶縁ゲート構造の側面にのみサイドウォール28を残す。絶縁ゲート構造及びサイドウォール28をマスクとし、Bをイオン注入してソース/ドレイン領域29を形成する。イオン注入条件は、例えば加速エネルギ6keV、ドーズ量6E15(6×1015)cm−2である。RTA装置を用い、例えば1000℃、1秒のアニールを行ってイオン注入した不純物の活性化を行なう。
図2Dに示すように、厚さ10nmのニッケル層30をスパッタリングで成膜する。ソース/ドレイン領域29の露出した表面はニッケル層30と接触する。絶縁ゲート構造のポリシリコン層25は、絶縁キャップ層26で覆われているため、ニッケル層30とは接触しない。
RTAを用い、図2Dに示す構造に対し、750℃、1分間のアニールを行い、シリサイド化反応を行わせる。ニッケル層30と接触するソース/ドレイン領域29に、厚さ約17nmのNiSi層が形成される。絶縁ゲート構造のポリシリコン層25は、ニッケル層30と接触していないため、シリサイド化反応は生じない。その後、未反応のニッケル層30をウエットエッチングで除去する。
図2Eは、未反応のニッケル層30を除去した状態を示す。ソース/ドレイン領域29には、深さ約17nmのNiSi層31が形成されている。
図2Fに示すように、絶縁ゲート構造の絶縁キャップ層26を希HFによるウエットエッチングで除去する。なお、ウエットエッチングに代え、プラズマエッチングにより絶縁キャップ層26を除去してもよい。
図2Gに示すように、絶縁ゲート構造のポリシリコン層25表面が露出した状態で、基板表面に厚さ50nmのニッケル層32をスパッタリングで成膜する。
RTA装置を用い、400℃、1分間のアニールを行い、シリサイド化反応を生じさせる。絶縁ゲート構造のポリシリコン層25は、シリサイド化反応によりNiSiに変換される。NiSi層31は、熱力学的に安定な層であり、400℃の温度では、これ以上のシリサイド化反応は生じない。ゲート電極のポリシリコン層25をフルシリサイデーションすることが容易となる。
図2Hは、シリサイド化反応の後未反応のニッケル層32をウエットエッチングで除去した状態を示す。ゲート電極はNiSi層33で形成されている。ソース/ドレイン領域29には、NiSi層31が形成され、その深さは750℃のシリサイド化反応によって決定され、それ以上には増加していない。シリサイド領域31の深さを制限し、ソース/ドレイン領域29の接合面から十分離すことにより、接合部のリーク電流を軽減することができる。
本参考例においては、シリサイド化金属としてNiを用いたが、複数のシリサイド状態を有する他の金属、例えばCoやWを用いても、同様の構成を実現することができる。
上述の参考例においては、第1のシリコン表面を露出し、第2のシリコン表面を絶縁層で覆った状態で表面にシリサイド化可能な金属層を形成し、第1の温度で第1のシリサイド層を形成し、その後第2のシリコン表面を覆う絶縁キャップ層を除去し、基板上にシリサイド化可能な金属層を形成し、第1のシリサイド層に影響を与えない、第1の温度より低い第2温度でシリサイド化反応を生じさせ、第2のシリコン領域にのみ深いシリサイド領域を形成した。第1のシリサイド領域と第2のシリサイド領域とを同一金属を用いて形成したが、異なる金属を用いることもできる。異なる金属を用いる場合は、温度選択等の自由度が向上する。
図3A‐3Fは、他の参考例による半導体装置の製造方法を示す断面図である。
図3Aに示すように、シリコン基板1の表面に熱酸化により酸化シリコンのゲート絶縁膜2を形成する。ゲート絶縁膜2の上にポリシリコン層3を成膜し、レジストパターンを用いてパターニングする。この状態で、n型不純物をイオン注入し、エクステンション4を形成する。ゲート電極のポリシリコン層3にも不純物が注入される。
図3Bに示すように、ゲート電極3を覆うように、酸化シリコンの絶縁キャップ層5を成膜する。続いて窒化シリコン層6を成膜し、異方性エッチングによりサイドウォール6を形成する。ゲート電極3の表面は絶縁キャップ層5で覆われた状態とする。サイドウォール6もマスクとし、不純物をイオン注入し、ソース/ドレイン領域8を形成する。
図3Cに示すように、ゲート電極のポリシリコン層3が絶縁キャップ層5で覆われた状態で基板上にコバルト層10をスパッタリングで成膜する。RTA層を用い、550℃、30秒間のアニーリングを行い、シリサイド化反応を生じさせる。ソース/ドレイン領域8の表面においてシリサイド化反応が生じ、深さ50nm程度のコバルトシリサイド領域11が形成される。その後未反応のコバルト層10はHSOを用いたウエットエッチングで除去する。
図3Dは、未反応のコバルト層10を除去した状態を示す。ゲート電極のポリシリコン層3を覆っている絶縁キャップ層5を希HFを用いたウエットエッチングで除去する。
図3Eに示すように、ポリシリコン層3が露出した状態で基板上にニッケル層13をスパッタリングで成膜する。この状態で、RTA装置を用い、400℃、60秒間のアニーリングを行い、ニッケル層13とシリコンとのシリサイド化反応を生じさせる。ゲート電極のポリシリコン層3においては、シリコン層が直接ニッケル層13と接し、シリサイド化反応が進む。ソース/ドレイン領域8においては、表面に既に形成したコバルトシリサイド領域11が存在するため、ニッケル層13からのニッケルの拡散が抑制される。このため、ポリシリコン層3がフルシリサイデーションされた状態でも、ソース/ドレイン領域8表面においては薄いCoNiSi層14が形成されるのみである。
図3Fに示すように、未反応のニッケル層13をウエットエッチングで除去し、フルシリサイデーションされたMOSトランジスタ構造を得る。
シリコン中の固相拡散温度が高い金属を用い、ソース/ドレイン領域にシリサイド領域を形成した後、ゲート電極のシリコン層を露出し、シリコン中の固相拡散温度が低い金属とのシリサイド化反応を行なわせることにより、ゲート電極をフルシリサイデーションし、かつソース/ドレイン領域のシリサイド領域の深さを制限することが容易となる。Co、Niに限らず、固相拡散温度が異なる金属の組は他にも用いることができる。
以上の参考例においては、2回のシリサイド化反応を行い、ソース/ドレイン領域のシリサイド領域の深さを制限した。以下、1回のシリサイド化反応のみを用い、シリサイド領域の底面をソース/ドレイン領域の接合面から離す参考例を説明する。
図4Aに示すように、シリコン基板1の表面に熱酸化により厚さ2nmの酸化シリコン層からなるゲート絶縁層2を形成する。続いて、ゲート絶縁層2の上に、熱CVDにより厚さ50nmのポリシリコン層35を熱CVDにより成膜する。ポリシリコン層35に対し、加速エネルギ0.5keV、ドーズ量2E15cm−2でBをイオン注入する。加速エネルギが低エネルギであるため、ポリシリコン層35の表面が高濃度のB添加領域となる。
図4Bに示すように、レジストパターンを用いてポリシリコン層35をプラズマエッチングによりパターニングし、ゲート電極を形成する。ポリシリコン層35のエッチングの後、希HFによる後処理を行い、ゲート電極35の周辺にあるゲート絶縁膜2を除去する。ゲート電極35をマスクとし、Bをイオン注入し、エクステンション27を形成する。
熱CVDにより窒化シリコン層を成膜し、プラズマによる全面エッチングを行ってゲート電極35側壁上にサイドウォール28を形成する。サイドウォール28を形成したゲート電極35をマスクとし、Bイオンを加速エネルギ5keV、ドーズ量3E15cm−2でイオン注入し、ソース/ドレイン領域29を形成する。図4Aに示すBイオンのイオン注入時の加速エネルギ0.5keVと較べ、加速エネルギが5keVと大幅に高いため、ソース/ドレイン領域29表面のB濃度はゲート電極35の表面のB濃度よりも一段と低い。
図4Cに示すように、熱CVDにより厚さ30nmのシリコン層37をエピタキシャルに成長する。例えば、700―900℃で1-5分のプリベークを行った後、成膜温度650−750℃、成膜圧力40−100torr、供給ガスSiHCl50−200sccm、HCl5−20sccm、H10−20slmでシリコンの選択的エピタキシャル成長を行う。ゲート電極35は、表面のB濃度が高いため、その上にはシリコン層は成長しない。絶縁層28の上にもシリコン層は成長しない。ソース/ドレイン領域29の露出した表面上にのみ選択的にシリコン層37がエピタキシャルに成長する。
図4Dに示すように、Bを加速エネルギ3keV、ドーズ量5E15cm−2でイオン注入する。成長したシリコン層37及びゲート電極35にBが適切な濃度で添加される。続いて、RTA装置を用い、1000℃、1秒間のアニールを行って、注入したBの活性化を行なう。
図4Eに示すように、ソース/ドレイン領域29の上にシリコン層37を成長することにより持ち上げた表面上に、ニッケル層39を厚さ30nmスパッタリングにより成膜する。RTA装置を用い、400℃、1分間のアニールを行い、シリサイド化反応を生じさせる。その後未反応のニッケル層39はウエットエッチングで除去する。
図4Fに示すように、シリサイド化反応によりゲート電極35は、シリサイド層40に変換される。又、表面が持ち上げられたソース/ドレイン領域29にはシリサイド層41が形成される。エピタキシャルシリコン層37をソース/ドレイン領域29表面上に形成し、シリコン表面を持ち上げたため、シリサイド層41の底面はソース/ドレイン領域29の接合面から十分な距離離されている。ソース/ドレイン領域29の接合面におけるリーク電流を軽減することができる。
上述の参考例においては、ゲート電極表面のB濃度を高く設定したため、その上のシリコンの成長を防止でき、その後の工程の障害となるゲート電極上の不規則なシリコン成長を防止することができる。Bに代え、Ga,In等他のp型不純物を用いても、同様のシリコンの成長抑制が可能であろう。
図5A−5Gは、本発明の他の参考例を示す。
図5Aに示すように、シリコン基板1表面上に熱酸化により厚さ2nmの酸化シリコン層2を形成し、続いて熱CVDにより厚さ50nmのポリシリコン層25を成膜する。ポリシリコン層25の上に、さらに熱CVDにより厚さ20nmの酸化シリコン層からなる絶縁キャップ層26を成膜する。レジストマスクを用いて絶縁キャップ層26、ポリシリコン層25の積層をパターニングし、ゲート電極周辺のゲート絶縁膜2を希HFにより除去する。Bのイオン注入を行ない、浅いエクステンション27を形成する。
図5Bに示すように、窒化シリコン層を熱CVDにより成膜し、プラズマによる全面エッチングによってゲート電極構造の側壁にサイドウォール28を残す。この状態でBを加速エネルギ5keV、ドーズ量3E15cm−2でイオン注入し、ソース/ドレイン領域29を形成する。
図5Cに示すように、熱CVDにより厚さ30nmのシリコン層37をエピタキシャルに成膜する。絶縁キャップ層26、サイドウォール28の表面上にはシリコンの成長は生じず、露出したソース/ドレイン領域29表面上に選択的にシリコン層37がエピタキシャルに成長する。
図5Dに示すように、ソース/ドレイン領域29上のシリコン層37に対し、Bを加速エネルギ3keV、ドーズ量5E15cm−2でイオン注入する。続いてRTA装置を用い、1000℃、1秒間のアニールを行って、イオン注入したBの活性化を行なう。
図5Eに示すように、希HFを用い、ポリシリコン層25上の絶縁キャップ層26をエッチングして除去する。なお、薬液による除去に代え、プラズマエッチングによって絶縁キャップ層26を除去してもよい。
図5Fに示すように、絶縁キャップ層を除去したポリシリコン層25、エピタキシャルシリコン層37表面を覆うように、厚さ30nmのニッケル層39をスパッタリングで成膜する。RTA装置を用い、400℃、1分間のアニールを行ってシリサイド化反応を生じさせる。ソース/ドレイン領域29の上のエピタキシャルシリコン層37、ポリシリコンゲート電極25の表面からシリサイド化反応が生じ、NiSi層が形成される。
シリサイド化反応の後、未反応のニッケル層39をウエットエッチングによって除去する。
図5Gは、シリサイド化反応を行い、未反応のニッケル層を除去したシリコン基板の断面構造を概略的に示す。ゲート電極がNiSi層40のフルシリサイデーションで形成され、ソース/ドレイン領域29にはNiSi層41が形成される。NiSi層41の底面は、ソース/ドレイン領域29の接合面から十分な距離離され、リーク電流を低減する。
Al置換技術を用いると、シリサイドより低抵抗のAlゲート電極を作成することができる。しかし、Alゲートの仕事関数はnチャネルMOSFETには好適であるが、pチャネルMOSFETには不適切である。pチャネルMOSFETのゲート電極をフルシリサイデーションにより形成し、nチャネルMOSFETのゲート電極をAl置換技術によって形成すれば、高性能なトランジスタが提供可能である。
pチャネルMOSFETのゲート電極がAl置換されないようにマスク等を用いると、工程数が大幅に増加してしまう。本発明者等は、シリコンの組成よりも金属の組成が多いメタルリッチなシリサイドを形成すると、その表面にAlが接触していても、Al置換が防止され、シリサイドの組成、又は形態、又は仕事関数が実質的に同一に保てることを見出した。ニッケルシリサイドの仕事関数4.9eVはpチャネルMOSFETに好適であり、置換Alゲートの仕事関数3.9eVは、nチャネルMOSFETに好適である。
以下、本発明の実施例を説明する。なお、上述の参考例の内容を適宜取り込むことができる。
図6A‐6Gは、本発明の実施例を示す概略断面図である。
図6Aに示すように、シリコン基板1に素子分離領域を形成し、pチャネルMOSFET用のnウエル44、nチャネルMOSFET用のpウエル45を形成する。シリコン基板1表面上に例えば厚さ2nmの酸化シリコン層で形成されたゲート絶縁膜を形成し、その上に厚さ50nmのポリシリコン層25を成膜する。nチャネルMOSFET領域において、ポリシリコン層25の上に、例えば厚さ20nmの絶縁キャップ層となる酸化シリコン層26を成膜する。リソグラフィによりレジストパターンRP1をnチャネルMOSFETのゲート電極形状にパターニングする。レジストパターンRP1をマスクとし、絶縁キャップ層26をゲート電極形状にエッチングする。その後レジストパターンRP1は除去する。
図6Bに示すように、pチャネルMOSFET領域のポリシリコン層上にゲート電極形状のレジストパターンRP2を形成する。レジストパターンRP2、絶縁キャップ層26をマスクとし、ポリシリコン層25をエッチングしてゲート電極を形成する。ゲート電極をマスクとして、エクステンション46、47を、レジストマスクを用いて別個に、イオン注入する。
図6Cに示すように、サイドウォール48を形成した後、pチャネルMOSFETのソース/ドレインコンタクト領域49、nチャネルMOSFETのソース/ドレインコンタクト領域50のイオン注入をレジストマスクを用いて別個に行う。pチャネルMOSFETのポリシリコン層25は、p型不純物のイオン注入でp型ポリシリコン層25pとなる。
図6Dに示すように、厚さ30nm〜50nm、例えば厚さ30nmのニッケル層51をシリコン基板表面上にスパッタリングで成膜する。nチャネルMOSFETにおいては、ポリシリコン層25は絶縁キャップ層26で覆われているため、ニッケル層51とは接触していない。この状態でシリサイド化反応を生じさせるアニーリングを400℃で、40秒間行う。Ni厚に依存してNiSiやNiSi等のSiと同等以上のNiを含むNiリッチのシリサイドが形成される。
図6Eに示すように、pチャネルMOSFETのゲート電極及びソース/ドレイン領域にニッケルシリサイド領域53、52が形成され、nチャネルMOSFETのソース/ドレイン領域50に、ニッケルシリサイド領域52が形成される。ニッケル層51の厚さを選択することにより、仕事関数を0.5eVの範囲で調整することができる。ゲート電極となるニッケルシリサイド層53は、ニッケル組成がシリコン組成と同等以上の金属リッチになるようにアニーリング条件を選択する。
図6Fに示すように、シリコン基板表面にゲート電極を覆って酸化シリコン等の層間絶縁層55を成膜し、ゲート電極及びソース/ドレイン領域に対するコンタクト孔をパターニングする。
図6Gに示すように、コンタクト孔をパターニングした層間絶縁層55上に、アルミニウム層57をスパッタリング等により成膜する。この状態で、例えば350℃、3時間のアニーリングを行うと、アルミニウム層57と接触しているポリシリコン層25はアルミニウムと置換され、アルミニウムゲート電極59に変換される。金属リッチのシリサイドゲート電極53は、アルミニウムと置換されず、ニッケルシリサイド相を保つ。このようにして、pチャネルMOSFETにはニッケルリッチのシリサイド電極53、nチャネルMOSFETには置換Alのゲート電極59が形成される。その後、アルミニウム層57をパターニングして電極構造を形成する。
図7A−7Eは、本発明の他の実施例による半導体装置の製造方法を示す概略断面図である。
図7Aに示すように、図6A−6C同様の工程を行い、pチャネルMOSFETにはp型ポリシリコン層25p、nチャネルMOSFETにおいてはポリシリコン層25の表面を絶縁キャップ層26が覆っている構造を作成する。この状態で、ドープドシリコン層60の成膜を行う。その後、化学機械研磨(CMP)を行い、pチャネルMOSFETのp型ポリシリコン層25p表面を露出させる。なお、CMPのエッチングレートの差により、nチャネルMOSFETのポリシリコン層25表面の絶縁キャップ層26は残す。
図7Bに示すように、例えば厚さ30nmのニッケル層62を成膜する。ニッケル層62は、pチャネルMOSFETにおいてはポリシリコン層25pと接触している。400℃、40秒間のアニーリングを行うと、ニッケル層62と接触しているシリコン層にNiリッチなニッケルシリサイド領域63、64が形成される。pチャネルMOSFETのポリシリコン層25pは、フルシリサイデーションされる。シリサイド領域63は、ソース/ドレイン領域49、50の接合面からは一定距離離された状態となる。未反応のニッケル層62はウエットエッチングして除去する。
図7Cに示すように、シリコン基板表面上に酸化シリコン等の層間絶縁層55を成膜し、コンタクト孔を形成する。nチャネルMOSFETにおいては、絶縁キャップ層26を貫通してコンタクト孔が形成される。
図7Dに示すように、コンタクト孔を埋め込むようにアルミニウム層65を成膜する。その後350℃、3時間程度の置換アニール処理を行う。
図7Eに示すように、nチャネルMOSFETにおいては、ポリシリコン層25がアルミニウム置換され、アルミニウムゲート電極66が形成される。pチャネルMOSFETにおいては、ニッケルリッチなシリサイドゲート電極64がそのまま保持される。その後アルミニウム層65をパターニングして電極を形成する。
上述の実施例においては、ニッケルシリサイドゲート電極を形成したが、ニッケルの代りに他の金属を用い、これらの金属のメタルリッチなシリサイドを形成してもよい。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、参考例、実施例の組み合わせ(一部置換)、種々の変更、改良、公知技術との置換、組合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
以下、本発明の特徴を付記する。
(付記1) シリコン基板と、
前記シリコン基板上に形成されたゲート絶縁層と、
前記ゲート絶縁層上に、第1の温度のシリサイド化反応で形成された第1シリサイド層のゲート電極と、
前記ゲート電極両側の前記シリコン基板に形成されたソース/ドレイン領域と、
前記ソース/ドレイン領域内に、前記第1の温度より高い第2の温度のシリサイド化反応で形成された第2シリサイド層のソース/ドレインシリサイド領域と、
を有する半導体装置。
(付記2) 更に前記第2シリサイド層の上に形成された前記第1シリサイド層の金属と前記第2シリサイド層の金属の両者を含む第3シリサイド層を有し、前記第2シリサイド層の金属は、前記第1シリサイド層の金属よりシリコン中の固相拡散温度が高い金属である付記1記載の半導体装置。
(付記3) 前記第1シリサイド層はニッケルシリサイドであり,前記第2シリサイドはコバルトシリサイドである付記2記載の半導体装置。
(付記4) 前記第1シリサイド層の金属と前記第2シリサイド層の金属は,異なる価数の同一金属である付記1記載の半導体装置。
(付記5) 前記第1シリサイド層の金属と前記第2シリサイド層の金属は,Ni,Co,Wのいずれかである付記1記載の半導体装置。
(付記6) 前記第1シリサイド層はNiSi層であり、前記第2シリサイド層はNiSi層である付記4記載の半導体装置。
(付記7) シリコン基板と、
前記シリコン基板上に形成されたゲート絶縁層と、
前記ゲート絶縁層上に、1種類のシリサイド層で形成されたゲート電極と、
前記ゲート電極両側の前記シリコン基板に形成されたソース/ドレイン領域と、
前記ソース/ドレイン領域内に、2種類のシリサイド層で形成されたソース/ドレインシリサイド領域と、
を有する半導体装置。
(付記8) 前記ソース/ドレインシリサイド層は,固相拡散温度の高い第1金属のシリサイドで形成された深い第1シリサイド領域と,前記第1シリサイド領域内に固相拡散温度の低い第2金属が拡散して形成された浅い第2シリコン領域とを含む付記7記載の半導体装置。
(付記9) シリコン基板上にゲート絶縁層とシリコン層と絶縁キャップ層の積層で絶縁ゲート構造を形成する工程と、
前記絶縁ゲート構造の側壁上に絶縁サイドウォールを形成する工程と、
前記絶縁サイドウォールを備えた絶縁ゲート構造両側の前記シリコン基板内に,ソース/ドレイン領域を形成する工程と,
前記ソースドレイン領域が露出した状態で、前記シリコン基板上に第1の金属層を形成し,第1の温度で第1のシリサイド化反応を行わせ,前記ソース/ドレイン領域に第1のシリサイド層を形成する工程と、
前記絶縁キャップ層を除去し,前記シリコン基板上に第2の金属層を形成し,前記第1の温度より低い第2の温度で第2のシリサイド化反応を行なわせ,前記絶縁ゲート構造のシリコン層をフルシリサイデーションすると共に、前記ソース/ドレイン領域の第1のシリサイド層の深さは実質的に増加させない工程と、
を含む半導体装置の製造方法。
(付記10) 前記第1のシリサイド層がなかった場合に前記第2のシリサイド化反応で形成されるシリサイド層の深さは、前記第1のシリサイド層の深さより大である付記9記載の半導体装置の製造方法。
(付記11) 前記第1の金属層はコバルト層であり,前記第2の金属層はニッケル層である付記9記載の半導体装置の製造方法。
(付記12) 前記第1の温度は550℃以上であり,前記第2の温度は400℃以下である付記11記載の半導体装置の製造方法。
(付記13) 前記第1の金属層、第2の金属層は、Ni,Co,Wのいずれかで形成されている付記9記載の半導体装置の製造方法。
(付記14) 前記第1の金属層,第2の金属層はニッケル層であり、前記第1の温度は750℃以上であり,前記第2の温度は400度以下である付記13記載の半導体装置の製造方法。
(付記15) 半導体基板上にゲート絶縁層,ポリシリコン層の積層を形成する工程と、
前記ポリシリコン層の表面に第1の加速エネルギでp型不純物を高濃度にドープする工程と、
前記ポリシリコン層,ゲート絶縁層をパターニングし,ゲート電極を形成すると共に,その両側に基板シリコン表面を露出する工程と,
前記露出した基板シリコン表面に前記第1の加速エネルギより高い第2の加速エネルギでp型不純物を深くイオン注入する工程と、
シリコン層を、前記ポリシリコン層表面上には成長させず、前記基板シリコン表面上にのみ成長する工程と、
を含む半導体装置の製造方法。
(付記16) 前記p型不純物は、B,Ga,Inのいずれかである付記15記載の半導体装置の製造方法。
(付記17) さらに、前記ポリシリコン層表面及び前記基板シリコン表面からシリサイド化反応を行なう工程を含む付記15記載の半導体装置の製造方法。
(付記18) 半導体基板上にゲート絶縁層,ポリシリコン層,絶縁キャップ層の積層を形成する工程と、
前記絶縁キャップ層、前記ポリシリコン層,ゲート絶縁層をパターニングし,ゲート電極を形成すると共に,その両側に基板シリコン表面を露出する工程と,
前記露出した基板シリコン表面に不純物をイオン注入する工程と、
シリコン層を、前記基板シリコン表面上に成長する工程と、
前記絶縁キャップ層を除去する工程と、
前記ポリシリコン層表面及び前記基板シリコン表面からシリサイド化反応を行なう工程と、
を含む半導体装置の製造方法。
(付記19) pチャネルMOSFET領域、nチャネルMOSFET領域を含む半導体基板上にゲート絶縁層,ポリシリコン層,絶縁キャップ層の積層を形成する工程と、
前記絶縁キャップ層をパターニングし,前記nチャネルMOSFET領域のゲート電極形状に残す工程と、
前記pチャネルMOSFET領域のポリシリコン層上にゲート電極形状のレジストパターンを形成し,前記レジストパターンと前記絶縁キャップ層をマスクとして、前記ポリシリコン層,ゲート絶縁層をパターニングし,ゲート電極を形成すると共に,その両側に基板シリコン表面を露出する工程と,
前記露出した基板シリコン表面およびpチャネルMOSFETのポリシリコンゲート電極表面からシリサイド化反応を行い,メタルリッチのシリサイド領域を形成する工程と、
前記シリサイド領域を覆って,絶縁層を形成する工程と、
前記絶縁層,前記絶縁キャップ層を貫通して,前記ゲート電極に達するコンタクト孔を形成する工程と、
前記コンタクト孔を埋め込んで,アルミニウム層を形成する工程と、
アニーリングを行い,前記nチャネルMOSFETのゲート電極をアルミニウムで置換する工程と、
を含む半導体装置の製造方法。
(付記20) pチャネルMOSFET領域、nチャネルMOSFET領域を含む半導体基板上にゲート絶縁層,ポリシリコン層,絶縁キャップ層の積層を形成する工程と、
前記絶縁キャップ層をパターニングし,前記nチャネルMOSFET領域のゲート電極形状に残す工程と、
前記pチャネルMOSFET領域のポリシリコン層上にゲート電極形状のレジストパターンを形成し,前記レジストパターンと前記絶縁キャップ層をマスクとして、前記ポリシリコン層,ゲート絶縁層をパターニングし,ゲート電極を形成すると共に,その両側に基板シリコン表面を露出する工程と,
前記ゲート電極を埋め込むシリコン層を基板上に成長する工程と、
前記シリコン層を化学機械研磨し、前記nチャネルMOSFETの絶縁キャップ層は残し,前記pチャネルMOSFETのゲート電極を露出する工程と、
前記シリコン層表面およびpチャネルMOSFETのポリシリコンゲート電極表面からシリサイド化反応を行い,メタルリッチのシリサイド領域を形成する工程と、
前記シリサイド領域を覆って,絶縁層を形成する工程と、
前記絶縁層,前記絶縁キャップ層を貫通して,前記ゲート電極に達するコンタクト孔を形成する工程と、
前記コンタクト孔を埋め込んで,アルミニウム層を形成する工程と、
アニーリングを行い,前記nチャネルMOSFETのゲート電極をアルミニウムで置換する工程と、
を含む半導体装置の製造方法。
微細CMOSFETを有する半導体装置に利用できる。
図1A〜1Eは、予備実験とその結果を説明するための断面図及びグラフである。 図2A〜2Hは、本発明の参考例による半導体装置の製造方法を示す基板の断面図である。 図3A〜3Fは、本発明の他の参考例による半導体装置の製造方法を説明するための基板の断面図である。 図4A〜4Fは、本発明のさらに他の参考例による半導体装置の製造方法を説明するための基板の断面図である。 図5A〜5Gは、本発明の他の参考例による半導体装置の製造方法を説明するための基板の断面図である。 図6A〜6Gは、本発明の実施例による半導体装置の製造方法を説明するための基板の断面図である。 図7A〜7Eは、本発明の他の実施例による半導体装置の製造方法を説明するための基板の断面図である
符号の説明
1 シリコン基板
2 ゲート絶縁層
3 ポリシリコン層
4 イクステンション
5 絶縁キャップ層
6 絶縁サイドウォール
8 ソース/ドレイン領域
10 コバルト層
11 コバルトシリサイド領域
13 ニッケル層
14 コバルトニッケルシリサイド領域
22、24 ニッケル層
23 NiSi
25 ポリシリコン層
26 絶縁キャップ層
28 サイドウォール
29 ソース/ドレイン領域
30 ニッケル層
31 NiSi領域
32 ニッケル層
33 NiSiゲート電極
35 ポリシリコン層
37 シリコン層
39 ニッケル層
40、41 NiSi領域
44 nウエル
45 pウエル
46、47 エクステンション
49、50 ソース/ドレインコンタクト領域
51 ニッケル層
52、53 (Niリッチな)ニッケルシリサイド領域
55 層間絶縁膜
57 Al層
59 置換Al領域
62 ニッケル層
63、64 (Niリッチな)ニッケルシリサイド領域
65 Al層
66 置換Al領域

Claims (5)

  1. pMOSFETとnMOSFETとを有する半導体装置であって、
    前記pMOSFET及びnMOSFETのそれぞれは、
    シリコン基板上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極両側の前記シリコン基板に形成されたソース/ドレイン領域と、
    を有し、
    前記pMOSFETの前記ゲート電極及びソース/ドレイン領域と、前記nMOSFETの前記ソース/ドレイン領域とは、金属リッチのシリサイドで形成され、
    前記nMOSFETのゲート電極は、置換アルミニウムで形成された半導体装置。
  2. pMOSFETとnMOSFETとを有する半導体装置であって、
    前記pMOSFET及びnMOSFETのそれぞれは、
    シリコン基板上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極の側面に形成されたサイドウォールと、
    前記ゲート電極両側に、前記サイドウォールの側面に接するように形成されたソース/ドレイン領域と、
    を有し、
    前記pMOSFETの前記ゲート電極及びソース/ドレイン領域と、前記nMOSFETの前記ソース/ドレイン領域とは、金属リッチのシリサイドで形成され、
    前記nMOSFETのゲート電極は、置換アルミニウムで形成された半導体装置。
  3. 前記金属は、ニッケルである請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. pチャネルMOSFET領域、nチャネルMOSFET領域を含むシリコン基板上にゲート絶縁膜,ポリシリコン層を積層する工程と、
    前記nチャネルMOSFET領域の前記ポリシリコン層上に絶縁キャップ層を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜、ポリシリコン層、及び絶縁キャップ層をパターニングし、ゲート電極を形成すると共に、その両側にシリコン基板を露出する工程と、
    前記露出したシリコン基板および前記pチャネルMOSFET領域の前記ゲート電極をシリサイド化する工程と、
    前記絶縁キャップ層を除去し、前記nチャネルMOSFET領域の前記ゲート電極に接するようにアルミニウム層を形成する工程と、
    熱処理を行い,前記nチャネルMOSFET領域の前記ゲート電極をアルミニウムで置換する工程と、
    を含む半導体装置の製造方法。
  5. pチャネルMOSFET領域、nチャネルMOSFET領域を含むシリコン基板上にゲート絶縁膜,ポリシリコン層を積層する工程と、
    前記nチャネルMOSFET領域の前記ポリシリコン層上に絶縁キャップ層を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜、ポリシリコン層,及び絶縁キャップ層をパターニングし,ゲート電極を形成すると共に,その両側にシリコン基板を露出する工程と,
    前記pチャネルMOSFET領域の前記ゲート電極の表面と前記nチャネルMOSFET領域の前記絶縁キャップ層の表面が露出するように、シリコン基板上にシリコン層を形成する工程と、
    前記シリコン層および前記pチャネルMOSFET領域の前記ゲート電極をシリサイド化する工程と、
    前記絶縁キャップ層を除去し,前記nチャネルMOSFET領域のゲート電極に接するようにアルミニウム層を形成する工程と、
    熱処理を行い,前記nチャネルMOSFET領域のゲート電極をアルミニウムで置換する工程と、
    を含む半導体装置の製造方法。
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