JP2007051567A - 電磁ポンプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 電磁ポンプ30は、電磁弁31にポンプ部32が係合されている。ポンプ部32は、ストッパ38にねじ機構により本体48が係合し、該ストッパ38のロッド43が本体48に摺動自在に嵌挿されたピストン部材49の一端に接続している。ピストン部材49の他端は本体48に装着されたピストン軸52に係合されたばね部材51で押圧されている。ポンプ室54には、吸入路56、吐出路57が連通し、吐出路57の途中には吐出逆止弁62が設けられ、吸入路56の途中には吸入逆止弁60が設けられている。
【選択図】図1
Description
さらに、特許文献1ではシリンダは1個となっているが、複数個使用する場合には逆止弁等により圧力保持、制御が複雑になってくる。
本発明は、上記の不具合を解決するためになされたもので、電磁コイルと流体を吸入・吐出するポンプ機構を有するポンプ本体とを一体にし、該ポンプ本体を積層できるバルブに取付けることにより、アクチュエータと切換電磁弁との間に取り付けが可能であり、クランプしているときは油圧ポンプ(電動機)を止め、圧力が低下すると作動させることにより、省エネを図ることができる電磁ポンプを提供することを目的とする。
前記電磁弁部材に液密に係合されたポンプ部材と、
を備えた電磁ポンプにおいて、取付板に取り付けた前記電磁ポンプはバルブ部材を積層出来ることを特徴とする。
本発明によれば、前記電磁ポンプにバルブ部材を積み重ねすることにより、取付スペース及び空間スペースを大幅に縮小でき、かつ経済的である。電磁ポンプとバルブ部材とをスタッドボルトで締め付けるので、配管の組立時間が減少され、組立作業に熟練を要さず回路の組立が容易かつ迅速にできる。集中設置ができるため、保守点検、回路の追加及び変更が容易である。
請求項2記載の発明では、前記ポンプ部材は、前記ポンプ本体に設けられた吸入路と、
前記ポンプ本体に設けられた吐出路と、前記吐出路の途中に設けられた吸入逆止弁と、を備えるので、構造が簡素化されコンパクト化を図ることができるのでよい。
請求項3記載の発明では、前記吸入路は積層されたバルブのタンクラインから吸入するので、タンクから電磁ポンプ用の配管をする必要がなく、好適である。
請求項4記載の発明では、前記吐出路は積層されたバルブの圧力ラインまたはAまたはBラインに接続されているので、電磁ポンプからシリンダへ別に配管する必要がないので、好適である。
請求項5記載の発明では、前記ポンプ本体に圧力調整機構が設けられていると、電磁ポンプの吐出最高圧力が設定できるので、回路の圧力が設定以上に上がらないためクランプ力に異常な力が加わらず安全である。また、クランプ力を設定する安全弁が不要でありコストダウンできる。
図1に示すように、電磁ポンプ30は、基本的には吸引力を発生する電磁弁(電磁弁部材)31と、ポンプ部(ポンプ部材)32とから構成されている。
なお、コイル本体33とスリーブ本体42とを組付けるときは、該コイル本体33の孔33aにスリーブ44を挿入し、該スリーブ44のボス部45に形成されたねじ部45aに固定ナット46が螺着されている。さらに、ストッパ38に一端部に形成される突出部47は、ポンプ部32の本体(ポンプ本体)48のポンプ室53に形成するねじ機構59aに接合される。
図示しない)に進退自在に設けられ、該ピストン軸52を軸心方向に変位させると、ばね部材51の弾発力が調整される。よって、前記ばね部材51の弾発力の調整によりピストン部材49に作用する電磁弁31の励磁による吸引力が制御されるとともに、該電磁弁31の非励磁時おけるピストン部材49の復帰力が調整される。
また、ポンプ室53、タンクポート68に連通した流路64が接続される。前記流路64は、ピストン部材49が矢印XまたはY方向に変位した際、ポンプ室53に収納された液体をタンクポート68に流し、該ポンプ室53内の液体の圧力を下げる機能を有する。
参照符号65は図示しない圧力供給源に接続する圧力ポートを示し、参照符号67は、液体の供給先に連通するBポートを示す。取付孔69は、電磁ポンプ30をサブプレート74(図3参照)に取り付けるためのものである。
図2(A)は、電磁コイル34が非励磁(OFF)の状態を示している。この状態では、ばね部材51の弾発力によりピストン部材49がリテーナ50を介して矢印X方向に変位する。よって、ロッド43がプランジャ39とともに矢印X方向に変位する。そのとき、ポンプ室54は、ピストン部材49が矢印X方向に変位して引き込まれるので負圧の状態になり、タンクポート68に充満された液体が吸入逆止弁60を介して吸入路56に吸い込まれポンプ室54に充填される。
電磁コイル34を非励磁にすると、プランジャ39が矢印X方向に変位する。よって、ピストン部材49はばね部材51の弾発力によりロッド43と協動する。これにより、ポンプ室54は負圧なり、該ポンプ室54は吸入路56に連通している吸入逆止弁60を介してタンクポート68からポンプ室54に液体が充填される。
そこで、シリンダ75によりワーク76をクランプしている状態で圧力源77のポンプを停止するとシリンダ75またはパイロットチェック弁73からの圧力流体のリークによりクランプ力が低下する。このとき、圧力流体のリークによる圧力低下を圧力センサ78で感知し、電磁ポンプ30に通電して該電磁ポンプ30の励磁動作により圧力液体がAポート66に入り、該圧力流体の圧力が上昇しワーク76のクランプが保持される。
なお、シリンダ75またはパイロットチェック弁73のリーク量が明確になっているのであれば、圧力センサ78は不要で、定期的に電磁ポンプ30へ通電することにより圧力が保持できる。そのとき、電磁ポンプ30の圧力は前記したように、電磁コイル34(図1参照)の吸引力がばね部材51(図1参照)の弾発力とピストン部材49の面積にかかる圧力による力と釣り合うようばね部材51の弾発力を設定すると、通電しても圧力が上がっていると、プランジャ39はストッパ38に吸引されず、吐出圧が異常に上がることはない。
さらに、図5(C)に示す波形5C1、5C2は、波形5Aの状態における圧力源77の電動機(図示しない)の回転数の時間経過における変位状態を示し、図5(D)の波形5D1、5D2は、波形5Aの状態における電動機の消費電力の時間経過における変位状態を示す。
本発明では電動機の消費電力は図5(D)ように波形5D1のように、始動直後に一定時間、所定回転数を経た後、所定最高回転数になるまで上昇する。所定最高回転数経過後に下降を開始し、先の一定時間、所定回転数を経た後に、電動機を停止する。通常の回路では電動機を停止すると図5(A)の波形5Aの右下がりが続き、クランプ圧力が低下するため電動機を停止することができない。クランプを外すときは図5(D)に示す電動機の消費電力の波形5D2は、波形5D1と略同じなる。
31 電磁弁
32 ポンプ部
34 電磁コイル
48 本体
56 吸入路
57 吐出路
60 吐出逆止弁
62 吸入逆止弁
65 圧力ポート
66 Aポート
67 Bポート
68 タンクポート
Claims (5)
- 電磁弁部材と、
前記電磁弁部材に液密に係合されたポンプ部材と、
を備えた電磁ポンプにおいて、
取付板に取り付けた前記電磁ポンプはバルブ部材を積層出来ることを特徴とする電磁ポンプ。 - 請求項1記載の電磁ポンプにおいて、
前記ポンプ部材は、
前記ポンプ本体に設けられた吸入路と、
前記ポンプ本体に設けられた吐出路と、
前記吐出路の途中に設けられた吸入逆止弁と、
を備えることを特徴とする電磁ポンプ。 - 請求項1または2記載の電磁ポンプにおいて、
前記吸入路は積層されたバルブの戻りラインに設置されたことを特徴とする電磁ポンプ。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電磁ポンプにおいて、
前記吐出路は積層されたバルブの圧力ラインまたはAまたはBラインに接続されたことを特徴とする電磁ポンプ。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電磁ポンプにおいて、
前記ポンプ本体に圧力調整機構が設けられたことを特徴とする電磁ポンプ
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2005
- 2005-08-17 JP JP2005236401A patent/JP4526082B2/ja active Active
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