JP6091684B1 - 流体制御弁及びそれを用いた内燃機関 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、これらの方法においては、流体制御弁の大型化や費用の増大を招き、必ずしも費用対効果に優れるものではなかった。つまり、ソレノイドを2個使用する場合においては、新たに電気エネルギを消費することになり、また、永久磁石を使用する場合においては、永久磁石に必要な最大エネルギを付与しなければならないため、システムの作動時、不作動時に拘わらず、無駄なエネルギが必要とされる。
この燃料噴射ノズルは、自動弁の開弁圧力をエンジンの運転状況に応じて制御するようにしているため、被噴射雰囲気の圧力が低い場合においても、燃料噴射ノズルの応答性を向上させることができるので、微小噴射量の制御を確実に行うことができる。また、被噴射雰囲気の圧力が高い場合においても、自動弁の開弁圧力を小さくすることができるため、燃料噴射が可能となる。
しかし、装置全体としては大型化やコストアップの要因になっていた。さらに、新たな電磁機構は流体中に浸されているので、信頼性上の課題も多い。また、電磁機構による制御は、流量制御の適正化を図るという補助手段としての位置づけであり、積極的に流量制御を行うという考え方や意図は見られない。ここで用いられている通常のソレノイドでは、アマチュアのストロークを細かく制御することは困難であり、目的とする制御性に関しては、不充分であるという課題があった。
さらに、特許文献1および2ともに、噴霧角などの噴霧形状や、噴霧構造、ペネトレーション、噴霧分布、粒径などの噴射特性を制御する意図は全くない。
以下、この発明の実施の形態1に係る流体制御弁を図1および図2に基づいて詳細に説明する。
図1は実施の形態1に係る流体制御弁の全体構成を示す断面図である。ここでは、流体制御弁の例として、内燃機関に使用される燃料噴射のための流体噴射弁について説明する。
図1において、流体制御弁である流体噴射弁1は、電気駆動機構であるソレノイド機構2と非電気駆動式弁機構である弁機構3とから構成されている。
また、アマチュア7の中心内部には流体が流れる流路7bを有し、またコア5のテーパ面5cに対向する面には、間隙dを介してテーパ面7cが形成されている。
コア5側のテーパ面5cには、円錐外面形状が形成されたコア側のテーパ面5cが形成され、アマチュア7側のテーパ面7cには、円錐内面形状が形成されたアマチュア側のテーパ面7cが形成されている。
そこで、この実施の形態1の流体噴射弁1では、通電によりソレノイドコイル6に発生する電磁力で、コア5とアマチュア7間に吸引力を生じさせ、これによりアマチュア7を軸方向に移動させ、弁9のリフト位置にバイアスを掛けることで、弁9を安定して開弁させて自励振動を安定させることが可能である。
また、実施の形態1に係る流体噴射弁において、ソレノイドコイル6に通電せずに、すなわち、ソレノイド機構2を作動させず、自励振動のみによる自動弁として、利用することも可能で、弁機構3のみで流体噴射することもできる。この場合は、電力を消費することがないので、必要に応じて、省エネ動作させることが可能である。
次に、この発明の実施の形態2に係る流体制御弁を図3に基づいて詳細に説明する。
図3は実施の形態2に係る流体制御弁の全体構成を示す断面図である。
実施の形態1の流体制御弁である流体噴射弁1は、コア5側のテーパ面5cには円錐外面形状が形成され、アマチュア7側のテーパ面7cには円錐内面形状が形成されたものについて説明したが、実施の形態2の流体制御弁である流体噴射弁1は、コア5側のテーパ面5cには円錐内面形状が形成され、アマチュア7側のテーパ面7cには円錐外面形状が形成されたものである。その他の構成は実施の形態1の図1と同じであり、同じまたは相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
また、上記実施の形態1、2では、弾性体として、コイル状のスプリング11を使用する場合について述べたが、これに限定されず、反発力があればよく、例えば、板状のばねであってもよい。
5a:流入口、5b:流体流路、5c:コア側のテーパ面、6:ソレノイドコイル、
7:可動鉄心(アマチュア)、7b:流体流路、7c:アマチュア側のテーパ面、
7d:接触面、7e:アマチュアの座面、8:筒状体、9:弁、
9a:遊動保持部(磁性体部)、10:弁座、11:弾性体(スプリング)、12:接触部
Claims (4)
- 筒状体と、前記筒状体の内壁に固定され、一方に流体の流入口を有し、他方にテーパ面が形成された前記流体の流出口を有する固定鉄心と、前記筒状体の内壁に軸方向に摺動可能に保持され、前記流体の流路を有し、前記固定鉄心のテーパ面に対して間隙を設けて対向配置されたテーパ面が形成された可動鉄心と、前記可動鉄心のテーパ面が形成された側とは反対側において、前記流体が流通可能に前記可動鉄心により遊動保持されて、その遊動保持部が磁性体である弁と、前記筒状体に固定され、前記弁を着座させる弁座と、前記可動鉄心を前記軸方向に摺動駆動させる電磁力を発生するソレノイドコイルと、前記可動鉄心を前記固定鉄心の方向に付勢する弾性体とを備え、前記弾性体は、前記流体の圧力に対して前記弁の自励振動が可能となる付勢力が設定され、前記ソレノイドコイルに通電される電流により前記可動鉄心を摺動して、前記弁と前記弁座との間隙量を調整することで、前記流体の流量を制御するようにしたことを特徴とする流体制御弁。
- 前記ソレノイドコイルには、パルス電流が通電されることを特徴とする請求項1に記載の流体制御弁。
- 前記ソレノイドコイルには、直流電流に重畳してパルス電流が通電されることを特徴とする請求項1に記載の流体制御弁。
- 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の流体制御弁が、燃料を供給する燃料噴射弁として用いられることを特徴とする内燃機関。
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- 2016-04-06 JP JP2016076301A patent/JP6091684B1/ja active Active
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