JP2007051184A - 熱硬化型エポキシ樹脂組成物及びそれを用いた半導体装置 - Google Patents

熱硬化型エポキシ樹脂組成物及びそれを用いた半導体装置 Download PDF

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Abstract

【解決手段】 基板上に電気的接合させる為のハンダバンプを有する半導体部品を表面実装する際に、ハンダバンプ材料の融点において、硬化しない状態が少なくとも30秒以上あり、かつ半導体部品パッケージの外周の全部または一部に塗布した形状を維持したまま、半導体パッケージと電気回路基板の間には浸透することなく、表面実装時にハンダ接続の後に熱硬化できることを特徴とする熱硬化型エポキシ樹脂組成物。
【効果】 本発明の液状エポキシ樹脂組成物は、シリコンチップの表面、特に感光性ポリイミド樹脂や窒化膜との密着性、更には耐熱性、耐熱衝撃性に優れた硬化物を与え、更にこの硬化後は内部応力が小さいため半導体装置の反りが低減し、特に大型のダイサイズや基板サイズの半導体装置の封止材として有効である。また、この封止材を用いた半導体装置は非常に信頼性の高いものである。
【選択図】 なし

Description

本発明は、特にハンダバンプなどの突起した電極を有している半導体部品と、これが実装される電子回路基板との隙間の外周に形状を維持したまま塗布でき、落下試験やリペアー性に優れた封止材を与える液状エポキシ樹脂組成物及びこの封止材で封止された半導体装置に関する。
電気機器の小型化、軽量化、高機能化に伴い、半導体の実装方法もピン挿入タイプから表面実装が主流になっている。最近ではパッケージの多ピン化に伴い、ボールグリットアレイ(BGA)型の半導体装置が広く用いられている。このようなパッケージを電子回路基板に接続した後、落下試験や熱衝撃試験などによるストレスにより、接続不良が問題になるケースが多々ある。そこで、従来では、半導体装置と電子回路基板との隙間にアンダーフィル材などの注入させ硬化させることにより、接続信頼性を向上させる処方が取られている(特開平10−202459号)。
また、最近ではハンダバンプの鉛フリー化に伴い、ハンダの接続性が弱くなりますますアンダーフィル材の必要性がクローズアップされてきている。
しかしながら、アンダーフィル材を注入したのち一般的に熱硬化型樹脂型のアンダーフィル材を用いると高い温度150℃/10分以上の加熱硬化が必要になる。最近では、低温80℃/10分のアンダーフィル材も紹介されている(特開2003−246828号)が樹脂を注入する工程および、樹脂を硬化させる工程が必要になり、著しく生産性を落とす要因となっているのが現状である。
また、一旦実装した電子部品の不良が発生した場合、電子部品のリペアーが必須となっており、特開2003−246828号では、比較的低温180℃から250℃で取り外しが可能であるといわれている。
しかし、実際この方法では、電子回路基板側およびハンダバンプ周りにに樹脂の薄い膜が被着し、その樹脂膜を洗浄する工程が作業性が悪く、著しく生産性を落とすといった問題となっている。
更に、特開2003−246828号では、携帯電話などの半導体装置に関し高周波信号処理が行われる実装基板においてアンダーフィル材が充填されないようダムを用いられており、ダム材を別途使用するといった工程も著しくコストを上げていることになる。
特開平10−204259号公報 特開2003−246828号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、表面実装半導体部品ハンダバンプの外周又は表面実装半導体部品が実装される電気回路基板のハンダバンプが接続される電極の外周に形状を維持したまま塗布でき、表面実装時にハンダ接続と同時に熱硬化でき、硬化後でもリペアーが可能であり、信頼性の面では、落下試験や熱衝撃試験においても半導体装置と電気回路基板との接続性を維持し、剥離、クラックを生じない熱硬化型エポキシ樹脂組成物を用いた半導体装置表面実装用接着剤及びこの硬化物で封止された半導体装置を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、基板上に表面実装半導体部品を実装する際に、ハンダバンプ材料の融点において、硬化しない溶融した状態が少なくとも1分以上あり、表面実装半導体部品ハンダバンプの外周又は表面実装半導体部品が実装される電気回路基板のハンダバンプが接続される電極全体には注入されず、外周に形状を維持したまま塗布でき、表面実装時にハンダ接続と同時に熱硬化できる熱硬化型エポキシ樹脂組成物であって、(A)液状エポキシ樹脂、(B)硬化剤、(C)硬化促進剤、(D)無機質充填剤、及び(E)エポキシ樹脂又はフェノール樹脂とオルガノポリシロキサンとの共重合体であるシリコーン変性樹脂を含む組成物であって、この硬化物のガラス転移温度(Tg)が30〜120℃の範囲であり、かつ150℃以上の動的粘弾性率に対する30℃以下の動的粘弾性率の比が100以上である液状エポキシ樹脂組成物が、半導体装置表面実装用接着剤として有効であることを見出し、本発明をなすに至ったものである。
本発明の液状エポキシ樹脂組成物は、シリコンチップの表面、特に感光性ポリイミド樹脂や窒化膜との密着性、更には耐熱性、耐熱衝撃性に優れた硬化物を与え、更にこの硬化後は内部応力が小さいため半導体装置の反りが低減し、特に大型のダイサイズや基板サイズの半導体装置の封止材として有効である。また、この封止材を用いた半導体装置は非常に信頼性の高いものである。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
[(A)液状エポキシ樹脂]
(i)一般の液状エポキシ樹脂
本発明に用いられる(A)成分の液状エポキシ樹脂は、1分子中に2個以上のエポキシ基を有するものであれば、分子構造、分子量等は特に限定されないが、特にビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂等のビスフェノール型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂等のノボラック型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、シクロペンタジエン型エポキシ樹脂等が挙げられる。これらのエポキシ樹脂は1種単独で又は2種以上混合して用いることができる。この中でも室温(例えば25℃)で液状のエポキシ樹脂が望ましい。
また、本発明のエポキシ樹脂は、下記構造で示されるエポキシ樹脂を侵入性に影響を及ぼさない範囲で含有していてもよい。
Figure 2007051184
本発明においては、特に下記一般式(2)で示されるエポキシ樹脂を含むことが好ましい。
Figure 2007051184
ここで、R1は水素原子、又は炭素数1〜20、好ましくは1〜10、更に好ましくは1〜3の一価炭化水素基であり、一価炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、ビニル基、アリル基等のアルケニル基等が挙げられる。また、nは1〜4の整数、特に1又は2である。
なお、上記式(2)のエポキシ樹脂の含有量は、全エポキシ樹脂中25〜100重量%、より好ましくは50〜100重量%、更に好ましくは75〜100重量%であることが推奨される。25重量%未満であると組成物の粘度が上昇したり、硬化物の耐熱性が低下したりする恐れがある。(A)成分のエポキシ樹脂の粘度は、25℃で1000Ps・a以下、好ましくは500Ps・a以下であることが作業性の点で好ましい。
上記一般式(2)のエポキシ樹脂の例としては、日本化薬社製MRGE等が挙げられる。
(ii)シリコーン変性エポキシ樹脂
本発明の組成物には、アルケニル基含有エポキシ樹脂又はアルケニル基含有フェノール樹脂のアルケニル基と、下記平均組成式(2)
abSiO(4-a-b)/2 (2)
(式中、Rは置換又は非置換の一価炭化水素基、aは0.01〜0.1、bは1.8〜2.2、1.81≦a+b≦2.3である。)
で示される1分子中の珪素原子の数が20〜400であり、かつ珪素原子に直接結合した水素原子(SiH基)の数が1〜5、好ましくは2〜4、特には2個であるオルガノポリシロキサンのSiH基との付加反応により得られる共重合体からなるシリコーンエポキシ変性樹脂を配合する。
上記式中のRの一価炭化水素基としては、炭素数1〜10、特に1〜8のものが好ましく、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基等のアルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基等のアルケニル基、フェニル基、キシリル基、トリル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基等や、これらの炭化水素基の水素原子の一部又は全部を塩素、フッ素、臭素等のハロゲン原子で置換したクロロメチル基、ブロモエチル基、トリフルオロプロピル基等のハロゲン置換一価炭化水素基を挙げることができる。
上記共重合体としては、一般式で示される構造のものが望ましい。
Figure 2007051184
(式中、R10は前記Rと同じであり、R11は炭素数1〜4のアルキル基、R12は−CH2CH2CH2−、−OCH2−CH(OH)−CH2−O−CH2CH2CH2−又は−O−CH2CH2CH2−である。mは4〜199の整数、pは1〜10の整数、qは1〜10の整数である。)
10としては、炭素数1〜10、好ましくは炭素数1〜8程度の非置換又はハロゲン置換1価炭化水素基であることが好ましく、具体的には、前記したRにおいて例示したものと同様のものが挙げられる。また、mは19〜99の整数であることが好ましい。
本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂は、(A)成分の液状エポキシ樹脂100重量部に対して、共重合体中のジオルガノシロキサン単位が1〜20重量部、特に2〜15重量部含まれるように配合することが好ましく、これにより応力をより一層低下させることができ、密着性も向上する。
本発明のエポキシ樹脂中の全塩素含有量は、1500ppm以下、特に1000ppm以下であることが望ましい。また、100℃で50%エポキシ樹脂濃度における20時間での抽出水塩素が10ppm以下であることが好ましい。全塩素含有量が1500ppmを超えた場合、抽出水塩素が10ppmを超えた場合には半導体素子の信頼性、特に耐湿性に悪影響を与える恐れがある。
[(B)硬化剤]
本発明の液状エポキシ樹脂組成物には、液状エポキシ樹脂を硬化させるために硬化剤を添加する。
本発明の硬化剤としては、上記エポキシ樹脂を硬化し得るものであれば特に限定されず、硬化性エポキシ樹脂組成物に用いられる硬化剤全般を使用することができるが、例えば、液状エポキシ樹脂中のエポキシ基と反応可能な官能基(例えばフェノール型水酸基、アミノ基、酸無水物基など)を2個以上(但し、酸無水物基は1個以上)有する化合物が挙げられ、分子構造、分子量等は特に限定されず、公知のものを使用することができるが、特にフェノール系硬化剤が好ましく用いられる。
1分子中にフェノール性水酸基を少なくとも2個以上有するフェノール樹脂としては、具体的にはフェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂等のノボラック型フェノール樹脂、パラキシリレン変性ノボラック樹脂、メタキシリレン変性ノボラック樹脂、オルソキシリレン変性ノボラック樹脂等のキシリレン変性ノボラック樹脂、ビスフェノールA型樹脂、ビスフェノールF型樹脂等のビスフェノール型フェノール樹脂、ビフェニル型フェノール樹脂、レゾール型フェノール樹脂、フェノールアラルキル型樹脂、ビフェニルアラルキル型樹脂、トリフェノールメタン型樹脂、トリフェノールプロパン型樹脂等のトリフェノールアルカン型樹脂及びその重合体等のフェノール樹脂、ナフタレン環含有フェノール樹脂、ジシクロペンタジエン変性フェノール樹脂等のいずれのフェノール樹脂も使用可能である。
特に、本発明のフェノール系硬化剤としては、下記一般式(3)で表されるフェノール系硬化剤を含有することが望ましい。
Figure 2007051184
(式中、R2は同一または異種の炭素数10以下の一価炭化水素基であり、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基等のアルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基等のアルケニル基等があげられる。R3は下記式で示される二価炭化水素基のいずれか一つである。
Figure 2007051184
(式中、R4は水素原子又は炭素数10以下、好ましくは1〜5のアルケニル基を除く一価炭化水素基であり、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基等のアルキル基等が挙げられる。)
また、上記一般式(3)で表されるフェノール系硬化剤は、常温で液状であることが好ましく、25℃における粘度は300Pa・s以下、特に100Pa・s以下であることが望ましい。粘度が300Pa・sを超えると組成物の粘度が高くなり作業性が悪くなることがある。
また、フェノール系硬化剤のうち、上記一般式(3)のRの中のアルケニル基の含有量が10モル%以上、好ましくは30モル%以上である常温で液状のアルケニル基含有フェノール系硬化剤の含有量が、全硬化剤中、25〜100質量%、より好ましくは50〜100質量%、更に好ましくは75〜100質量%であることが好ましい。25質量%未満では組成物の粘度が上昇して作業性が低下したり、150℃以上の弾性率が上昇したり、硬化後の内部応力が大きくなったりして反りが発生する恐れがある。
かかるアルケニル基含有フェノール系硬化剤の例としては、アリル基含有フェノール樹脂が挙げられ、具体的には本州化学工業製DAL−BPAが挙げられる。
また、本発明の特性を損なわない程度で、上記一般式(3)のR2が水素原子又は炭素数10以下、好ましくは1〜5のアルケニル基を有しない一価炭化水素基(特にアルキル基)である常温で固体のフェノール系硬化剤、もしくは、上記一般式(3)のRの中のアルケニル基の含有量が10モル%以下である常温で固体のアルケニル基含有フェノール系硬化剤を併用することもできる。この硬化剤の例としては明和化成社製DLシリーズが挙げられる。この硬化剤は常温で固体であるので、予め前記一般式(3)のRの少なくとも30モル%がアルケニル基であるアルケニル基含有フェノール系硬化剤と常温で液体となる割合で混合して用いることが望ましい。混合方法としては特に限定されないが、120℃で溶融混合することが望ましい。
なお、本発明の硬化剤の添加量は、エポキシ樹脂を硬化させる有効量であり、適宜選定されるが、フェノール系硬化剤の場合、(A)成分の液状エポキシ樹脂中に含まれるエポキシ基1モルに対してフェノール性水酸基が0.7〜1.3倍モル、特に0.8〜1.2倍モルであることが望ましい。
[(C)硬化促進剤]
更に、本発明の組成物には、(A)成分の液状エポキシ樹脂を硬化させるため、あるいは液状エポキシ樹脂と、(B)成分である硬化剤との硬化反応を促進するために、硬化促進剤を配合する。この硬化促進剤は、硬化反応を促進させるものならば特に限定されないが、特にイミダゾール化合物、有機リン系化合物等から選ばれる1種又は2種以上の硬化促進触媒を含むものをそのまま添加するか、又は内部に上記した硬化促進剤を内包するマイクロカプセル型硬化促進剤あるいはそれらの混合物として使用することが好ましい。
イミダゾール化合物としては、下記一般式(4)で示されるものを使用することができる。
Figure 2007051184
(式中、R5、R6は水素原子、メチル基、エチル基、ヒドロキシメチル基、フェニル基から選ばれるいずれかであり、R7はメチル基、エチル基、ペンタデシル基、ウンデシル基、フェニル基、アリル基から選ばれるいずれかであり、R8は水素原子、メチル基、エチル基、シアノエチル基、ベンジル基又は下記式(5)で示される基から選ばれるいずれかである。)
Figure 2007051184
具体的には、
2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾール、2,4−ジメチルイミダゾール、1,2−ジエチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−へプタデシルイミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾール、2,4−ジアミノ−6−[2’−メチルイミダゾリル−(1)’]−エチル−S−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−[2’−エチル−4’−メチルイミダゾリル−(1)’]−エチル−S−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−[2’−ウンデシルイミダゾリル]−エチル−S−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−[2’−メチルイミダゾリル−(1)’]−エチル−S−トリアジンイソシアヌール酸付加物、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、2−アリール−4,5−ジフェニルイミダゾール等のイミダゾール化合物が挙げられる。
上記したイミダゾール化合物はそのまま添加するか、又は内部に上記したイミダゾール化合物を内包するマイクロカプセル型硬化促進剤あるいはそれらの混合物として使用することができる。イミダゾール化合物をそのまま硬化促進剤として使用する場合には、半田バンプの融点以上で硬化反応を促進させることが必要である。具体的には、融点が180℃以上である2−ウンデシルイミダゾール、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、2,4−ジアミノ−6−[2’−メチルイミダゾリル−(1)’]−エチル−S−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−[2’−エチル−4’−メチルイミダゾリル−(1)’]−エチル−S−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−[2’−ウンデシルイミダゾリル]−エチル−S−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−[2’−メチルイミダゾリル−(1)’]−エチル−S−トリアジンイソシアヌール酸付加物が好ましい。
一方、有機リン系化合物としては、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリ(p−メチルフェニル)ホスフィン、トリ(ノニルフェニル)ホスフィン、ジフェニルトリルホスフィン等のトリオルガノホスフィン、トリフェニルホスフィンとトリフェニルボランとの塩等のトリオルガノホスフィンとトリオルガノボランとの塩、テトラフェニルホスホニウム等のテトラオルガノホスホニウム、テトラフェニルホスホニウムとテトラフェニルボレートとの塩等のテトラオルガノホスホニウムとテトラオルガノボレートとの塩等が挙げられる。これらの中で下記一般式(6)で示されるものが好ましい。
Figure 2007051184

(式中、R9は水素原子、又は炭素数1〜4のアルキル基又はアルコキシ基である。)
上記R9のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基等が挙げられ、アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基等が挙げられ、好ましくは水素原子又はメチル基である。
上記した有機リン系化合物はそのまま添加するか、又は内部に上記した有機リン系化合物を内包するマイクロカプセル型硬化促進剤あるいはそれらの混合物として使用することができる。有機リン系化合物をそのまま硬化促進剤として使用する場合には、半田バンプの融点以上で硬化反応を促進させることが必要である。具体的には、硬化性と潜在性のバランスが良好なトリフェニルホスフィンが好ましい。
本発明の硬化促進剤は、内部に上述した硬化促進剤を内包する平均粒径0.5〜10μmのマイクロカプセル、即ちマイクロカプセル型硬化促進剤であることが好ましい。
このマイクロカプセル型硬化促進剤は、(メタ)アクリル系単量体、例えばアクリル酸エステル、イタコン酸エステル、クロトン酸エステル等の炭素数1〜8のアルキルエルテルやこのアルキルエステルのアルキル基の水素原子の一部又は全部がアリル基等で置換されたもの、また、スチレン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、酢酸ビニル等の単官能性単量体、エチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、メチレンビス(メタ)アクリルアミド等の多官能単量体等の各種単量体のポリマー中に、前述のイミダゾール化合物、有機リン化合物等の硬化促進剤(硬化促進触媒)を内包するものが挙げられるが、このポリマーとしては、特に(メタ)アクリレート単量体のポリマーが好ましい。
本発明のマイクロカプセル型硬化促進剤の製造方法としては、様々な方法が挙げられ従来公知の方法で製造することができるが、生産性及び球状度が高いマイクロカプセル型硬化促進剤を製造するためには、通常懸濁重合法又は乳化重合法等が好ましく用いられる。例えばエポキシ樹脂硬化剤用アミン類を主成分とする固体状芯物質を重合性二重結合を有する有機酸を含有するラジカル重合性モノマーでマイクロカプセル化する方法が特開平5−247179号公報に開示されている。
この場合、一般的に使用されている硬化促進触媒の分子構造から、高濃度のマイクロカプセル型硬化促進剤を得るためには、硬化促進触媒10重量部に対して使用する上記単量体の総量は、望ましくは10〜200重量部、特に望ましくは10〜100重量部、更に望ましくは20〜50重量部である。10重量部未満では、マイクロカプセルが硬化促進触媒の潜在性に十分に寄与することが困難になることがあり、200重量部を超えると触媒の比率が低くなり、十分な硬化性を得るためには多量に使用しなければならなくなり、経済的に不利となる場合がある。即ち、マイクロカプセル中に含有される硬化促進剤の濃度としては、約5〜50質量%、好ましくは約10〜50質量%程度のものを使用することができる。
例えば、イミダゾール化合物のようなアミン類を主成分とする固体状の芯物質、および重合性二重結合を有する有機酸を含むラジカル重合性単量体の重合体を被覆層とするエポキシ樹脂マイクロカプセルがあげられる。このマイクロカプセルを製造するには、アミン類を主成分とする固体状の芯物質を、これを溶解しない有機溶媒中に分散させ、この分散液中で重合性二重結合を有する有機酸を含むラジカル重合性単量体モノマーをラジカル重合せしめ、芯物質の表面に重合体を被覆層を形成させることを特徴とするエポキシ樹脂マイクロカプセルを得ることができる。
媒体に用いる有機溶媒は、芯物質の1〜20容量倍、特に2〜10容量倍用いるのが好ましい。混合溶媒を用いてもよいがラジカル重合温度より高い沸点を有し、芯物質に用いるアミン類を溶解しないことが必須である。アミン類を溶解しないとは、アミン類の溶解度がラジカル重合温度で5重量%以下、より好ましくは2重量%以下のものを云う。
芯物質の分散は、撹拌または超音波の作用により行えばよい。撹拌は分散粒子が約0.1〜100μm、より好ましくは0.1〜10μmの粒径で安定に分散する範囲に設定すればよい。
アミン類の分散液中にラジカル重合触媒の存在下、ラジカル重合性単量体を添加しながら重合させる。触媒は通常分散液中に加える。重合温度は一般に20〜100℃、より好ましくは30〜80℃であるが、これに限定されない。ラジカル重合性単量体は、所定単量体比に予め混合した上で分散液中に徐々に添加してもよく、あるいは重合性二重結合含有有機酸を別途系に加えてもよい。重合性有機酸の添加は初期、中期、後期いずれでもよい。重合は通常2〜10時間程度で完了する。
りん系硬化促進剤のマイクロカプセルとしては、コアとなるりん系硬化促進剤とシェルとなる樹脂を混合,混練して得た混練物を粉砕し、さらに所定の体積平均粒径になるように分級してから、メカノフュージョンシステムで処理し、樹脂の微細粒子の摩擦熱によってりん系硬化促進剤表面に付着、融着させて製造する。
成形材料は各種素材を配合し、50〜100℃位で加熱混練して製造する。融点または軟化点が40℃よりも低いと、成形材料の製造時の加熱混練中にシェル組成物が溶融あるいは軟化破壊し、硬化促進剤の大部分が成形材料中に取り込まれるために反応起点が多くなり、反応が進行して溶融粘度が高くなる。
また、成形材料は通常200℃以下で成形されるが、ハンダバンプ材料が、融点が200〜240℃である鉛フリーハンダである場合には、その融点以上の温度で溶融又は軟化状態のままであることが好ましい。シェル組成物が架橋しているとその融点で溶融あるいは軟化しない場合がある。そのような場合は若干溶融粘度を低くして、これも差しつかえない範囲で架橋度をコントロールする必要がある。
上記シェル組成物は、例えば、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、メタクリレート樹脂、オレフィン樹脂、スチレン系樹脂等が挙げられる。これらは必要に応じて架橋して用いることができる。
マイクロカプセル型りん系硬化促進剤のりん系硬化促進剤は、シェル材中に包含または担持された形態を呈している。それ故、反応成分である樹脂との反応起点が希薄になるために低温域での反応が遅延されるものと考える。しかし、封止材の成形温度である130〜200℃付近では、シェルが溶融あるいは軟化してりん系硬化促進剤が取り込まれ、樹脂との反応起点が増加し、反応が急激に進行するものと考える。
前記シェルが、融点または軟化点が40℃以上である熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂である請求項1または2に記載のマイクロカプセル型りん系硬化促進剤。
このような方法で得られるマイクロカプセル型硬化触媒の平均粒径としては、0.5〜10μmのものを使用することが好ましく、特に平均粒径が0.5〜10μmかつ最大粒径が50μm以下、とりわけ平均粒径2〜5μmかつ最大粒径が20μm以下のものを使用することが好ましい。平均粒径が0.5μmより小さいと比表面積が大きくなり、混合した時の粘度が高くなる恐れがあり、10μmを超えるとレジンとの分散が不均一になり信頼性の低下を引き起こす恐れがある。
硬化促進剤の配合量は、イミダゾール化合物、有機リン系化合物等をマイクロカプセル化せずそのまま使用する場合の配合量は、(A)成分の液状エポキシ樹脂100重量部に対して好ましくは0.1〜15重量部、特に0.5〜7重量部である。配合量が0.1重量部未満では硬化性が低下する恐れがあり、15重量部を超えると、硬化性には優れるが保存性が低下する恐れがある。
また、マイクロカプセル型硬化促進剤の配合量は、(A)成分の液状エポキシ樹脂100重量部に対して、マイクロカプセル中に内包される硬化促進触媒の量が1〜15重量部、特に2〜10重量部となる量であることが好ましい。1重量部未満では硬化性が低下する恐れがあり、15重量部を超えると硬化性には優れるが、組成物の保存性が低下する恐れがある。
更に、マイクロカプセル型硬化促進剤と前述のマイクロカプセル化していない硬化促進剤とを併用してもよい。この場合、(A)成分の液状エポキシ樹脂100重量部に対して、マイクロカプセル中に内包される硬化促進触媒とマイクロカプセル化していない硬化促進剤との合計が、1〜15重量部、特に2〜7重量部となる量であることが好ましい。1重量部未満では硬化性が低下する恐れがあり、15重量部を超えると硬化性には優れるが、組成物の保存性が低下する恐れがある。
[(D)無機質充填剤]
本発明では、膨張係数を小さくする目的から従来より知られている各種の無機質充填剤を添加する。具体的に無機質充填剤としては、溶融シリカ、結晶シリカ、アルミナ、ボロンナイトライド、窒化アルミニウム、窒化珪素、マグネシア、マグネシウムシリケート、アルミニウム等が使用される。なかでも真球状の溶融シリカが低粘度化が可能なために望ましい。
また本発明の液状エポキシ樹脂組成物をポッティング材として使用する場合、平均粒径が2〜25μmでかつ最大粒径が75μm以下、特に50μm以下のものが望ましい。平均粒径が2μm未満では粘度が高くなり多量に充填できない恐れがあり、25μmを超えると粗い粒子が多くなり、リード線に詰まりボイドになる恐れがある。なお、この平均粒径及び粒径は、例えばレーザー光回折法による粒度分布測定により得ることができ、平均粒径は、例えば重量平均値(又はメジアン径)等として求めることができる。この場合の充填剤の量は、有機樹脂成分[即ち、(A)成分の液状エポキシ樹脂、(B)成分の硬化剤、及び後述の(E)成分の変性シリコーン樹脂]の合計100重量部に対して100〜600重量部、特に200〜500重量部の範囲が好ましい。
また形状を維持するに当たり、非反応性有機ケイ素化合物で表面処理された、平均粒径が0.01〜0.10μmである無機充填材を用いることが望ましい。
前記表面処理は、前記無機充填材の分散性を向上させるために行われる。前記無機充填材の平均粒径が0.01μm未満であるとエポキシ樹脂組成物の粘度が高く恐れがあり、作業性が著しく悪くなる恐れがある。また、0.10μmを越えると硬化前の封止物の形状維持が困難となるという問題がある。
平均粒径が0.01〜0.10μmである無機充填剤としては、例えば、アエロジル130、アエロジル200、アエロジル300(商品名、日本アエロジル社製)等のフュームドシリカ;ニプシルVN−3−LP(商品名、日本シリカ工業社製)等の湿式シリカ;等のシリカが好適に用いられる。
また、非反応性有機ケイ素化合物としては、例えば、CHSi(OCH)、(CHSiOCH、PhSi(OCH、PhSiCH(OCH、{(CHSi}NH、CHCHSi(OCH等(なお、前記「Ph」はフェニル基を意味する)が挙げられる。
また、前記無機充填剤の表面処理方法としては、前記無機充填剤を予め前記非反応性有機ケイ素化合物を用いて処理しておいてもよく、また、本発明の液状エポキシ樹脂組成物の調製時に前記非反応性有機ケイ素化合物を添加・配合するインテグラルブレンド法によって表面処理をおこなってもよいが、前記非反応性有機ケイ素化合物の使用量を抑制する点から、前者の方法の方が好ましい。
この(D)成分の使用量は、本発明の液状エポキシ樹脂組成物の全量に対し、通常、0.5〜5重量%、好ましくは2〜3重量%の範囲とするのがよい。前記使用量が少なすぎると、液状成分のブリードの発生を抑制することが困難となり、また、逆に、多すぎるとチキソ性が高くなり過ぎるため、エポキシ樹脂組成物の流動性が低下し、実質上液状のエポキシ樹脂組成物を得ることが困難となるおそれがある。
この場合、無機質充填剤の充填量は、(A)液状エポキシ樹脂と(B)芳香族アミン系硬化剤との総量100質量部に対して50〜1,200質量部、特に100〜1,200質量部の範囲が好ましい。100質量部未満では、膨張係数が大きく冷熱試験においてクラックの発生を誘発させるおそれがある。1,200質量部を超えると、粘度が高くなり、流動性の低下をもたらすおそれがある。この場合の好ましい粘度としては、25℃で700Pa・s以下、好ましくは500Pa・s以下である。
この場合の無機質充填剤の配合量としては、(A)液状エポキシ樹脂と(B)芳香族アミン系硬化剤との総量100質量部に対して50〜400質量部で配合することが好ましく、より好ましくは100〜250質量部の範囲で配合する。50質量部未満では、膨張係数が大きく、冷熱試験においてクラックの発生を誘発させるおそれがある。400質量部を超えると、粘度が高くなり、薄膜侵入性の低下をもたらすおそれがある。この場合の好ましい粘度としては、25℃で250Pa・s以下、好ましくは100Pa・s以下である。
[その他添加剤]
本発明のエポキシ樹脂組成物には、応力を低下させる目的でシリコーンゴム、シリコーンオイルや液状のポリブタジエンゴム、メタクリル酸メチル−ブタジエン−スチレンよりなる熱可塑性樹脂などを配合してもよい。
また、更に応力を低下させる目的でシリコーンゴム、シリコーンオイルや液状のポリブタジエンゴム、メタクリル酸メチル−ブタジエン−スチレンよりなる熱可塑性樹脂などを本発明の効果を損なわない範囲で配合してもよい。
本発明の製造方法で得られるエポキシ樹脂組成物を使用する場合、各種の半田との濡れ性・密着性を向上させる為にフラックスを添加することができる。この場合市販のフラックスのままでも、或いは有効成分のみを添加しても良い。この有効成分はベース樹脂と活性剤に大別される。前者ではアビエチン酸、デヒドロアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸、テトラヒドロアビエチン酸、ネオアビエチン酸、イソピマール酸、ピマール酸、レボピマール酸、パラストリン酸、後者では安息香酸、ステアリン酸、乳酸、クエン酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸等が挙げられる。
フラックスの添加量は樹脂全体の100重量部に対して、0.5乃至5重量部、特に1乃至3重量部であることが望ましい。フラックスが0.5重量部未満である場合はその効果が十分に得られず、また10重量部より多い場合は硬化不十分になる恐れがある。フラックスの混合方法は特に限定されないが、エポキシ樹脂或いは硬化剤に予め溶融混合し、均一に分散させることが望ましい。
本発明の液状エポキシ樹脂組成物には、更に必要に応じ、接着性向上用炭素官能性シラン、カーボンブラック等の顔料、染料、酸化防止剤、表面処理剤(γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン等)、その他の添加剤を配合することができる。
[液状エポキシ樹脂組成物の調整等]
本発明の液状エポキシ樹脂組成物は、例えば、液状エポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤、無機質充填剤、変性シリコーン樹脂、必要に応じて任意成分を同時あるいは別々に、必要により加熱処理を加えながら攪拌、溶解、混合、分散させる。これらの操作に用いる装置は特に限定されないが、攪拌、加熱装置を備えたライカイ機、3本ロール、ボールミル、プラネタリーミキサー等を用いることができる。また、これら装置を適宜組み合わせてもよい。
また、本発明の液状エポキシ樹脂組成物の成形方法、成形条件は表面実装時のハンダリフロー条件の常法とすることができる。一般的な例として『常温→200〜260℃(ハンダ溶融温度範囲内)/1分以上5分以下→常温』の温度プロファイルである。ハンダ溶融温度以下では、ハンダが接続できない恐れが有る。ハンダ溶融温度以上では、高温度による熱衝撃により半導体装置の故障する恐れがある。リフロー最大温度状態が1分未満であると液状エポキシ樹脂組成物が十分に硬化しておらず十分な接着強度がでず落下試験等で不良が発生するおそれがある。5分以上では、高温度による熱衝撃により半導体装置の故障する恐れがある。
本発明の液状エポキシ樹脂組成物は、この組成物の硬化物のガラス転移温度(Tg)が30〜120℃の範囲であり、かつ150℃以上(特に150〜280℃)の動的粘弾性率Bに対する30℃以下(特に0〜30℃)の動的粘弾性率Aの比(A/B)が100以上、好ましくは100〜1,000、特に200〜800である。また、組成物の粘度は、25℃において10,000ポイズ以下、好ましくは10〜5,000ポイズのものが好ましい。
なお、上記Tg及び動的粘弾性率比(A/B)は、エポキシ樹脂及び硬化剤(特にフェノール樹脂)の選定、配合量選定等によって達成できる。
なお、本発明において、封止材として用いる液状エポキシ樹脂組成物の粘度は、25℃において1,000Pa・s以下、特に500Pa・s以下のものが好ましい。また、この組成物の成形方法、成形条件は、常法とすることができるが、好ましくは、先に100〜120℃、0.5時間以上、その後150〜175℃、0.5時間以上の条件で熱オーブンキュアを行う。100〜120℃での加熱が0.5時間未満では、硬化後にボイドが発生する場合がある。また150〜175℃での加熱が0.5時間未満では、十分な硬化物特性が得られない場合がある。この場合、キュアの時間は加熱温度に応じて適宜選定される。
ここで、本発明に用いるフリップチップ型半導体装置としては、例えば図1に示したように、通常、有機基板1の配線パターン面に複数個のバンプ2を介して半導体チップ3が搭載されているものであり、上記有機基板1と半導体チップ3との隙間(バンプ2間の隙間)にアンダーフィル材4が充填され、その側部がフィレット材5で封止されたものとすることができるが、本発明の封止材は、特にこのようなアンダーフィル材として使用する場合に有効である。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
[実施例1〜5、比較例1〜3]
表1で示す各成分を3本ロールで均一に混練りすることにより8種の液状エポキシ樹脂組成物を得た。これらの液状エポキシ樹脂組成物を用いて、以下に示す試験を行った。その結果を表1に示す。
[粘度]
各組成物について、JIS Z−8803に準じ、測定温度:25℃、E型粘度計を用いて2分後の値を測定した。
[チクソトロピー指数]
上記(a)の粘度の測定においてローシェアとハイシェアの比が10倍になるようにして測定した両者の粘度の比の値を示した。
[ゲル化時間]
組成物のゲル化時間を200℃の熱板上で測定した。
[Tg(ガラス転移温度)、CTE1(膨張係数)、CTE2(膨張係数)]
5mm×5mm×15mmの『常温→200〜260℃(ハンダ溶融温度範囲内)/30秒以上5分以下→常温』で硬化させた硬化物試験片を用いて、TMA(熱機械分析装置)により毎分5℃で昇温してTgを測定した。また、測定されたTgにより以下の温度範囲の膨張係数を測定した。
Tgが30〜100℃の場合は、CTE1は−30〜0℃、CTE2は150〜180℃の温度範囲のときの膨張係数
Tgが100℃以上の場合は、CTE1は50〜80℃、CTE2は200〜230℃の温度範囲のときの膨張係数
[弾性率比]
セイコー社製DMA(DMS−120)により、30℃及び200℃での硬化物の弾性率を測定し、200℃の弾性率に対する30℃の弾性率の比として示した。
[基板下への注入の有無]
ハンダバンプの付いた半導体素子(10*10mm)を接合させるBT基板(接合パッド;ハンダ)上に樹脂組成物を塗布し、フリップチップボンダーで仮接合したのち、Max温度240℃+/-5℃、最低温度195℃で1分〜2分のプロファイルに設定したIRリフローオーブンで硬化させ、半導体素子とBT基板の隙間に樹脂が中心部に流れているか確認した。外周より3mm以上中心に流れていたものをNGとした。
[接着力テスト]
ソルダーレジストAUS308をコートしたBT基板上に上面の直径2mm、下面の直径5mm、高さ3mmの円錐台形状の試験片を載せ、Max温度240℃+/-5℃、最低温度195℃で1分〜2分のプロファイルに設定したIRリフローオーブンで硬化させた。硬化後、得られた試験片の剪断接着力を測定した。いずれの場合も試験片の個数は5個で行い、その平均値を接着力として表記した。
[ハンダ接続テスト]
ハンダバンプの付いた半導体素子半導体素子を接合させるBT基板(接合パッド;ハンダ)上に樹脂組成物を塗布し、フリップチップボンダーで仮接合したのち、Max温度240℃+/-5℃、最低温度195℃で1分〜2分のプロファイルに設定したIRリフローオーブンで硬化させ、ハンダ接合性(抵抗値)を測定し、導通の有無を確認した。
[260℃でのリペアー性]
ハンダバンプの付いた半導体素子半導体素子を接合させるBT基板(接合パッド;ハンダ)上に樹脂組成物を塗布し、フリップチップボンダーで仮接合したのち、Max温度240℃+/−5℃、最低温度195℃で1分〜2分のプロファイルに設定したIRリフローオーブンで硬化させ、それを260℃に設定したホットプレートに置き、半導体素子が5MPa以下で外せるか確認した。外せるものをOK、外せないものをNGとした。
Figure 2007051184
○YDF8170:ビスフェノールF型エポキシ樹脂(東都化成社製)
○MH700:メチルテトラヒドロ無水フタル酸(新日本理化製)
共重合体:
Figure 2007051184
○2PHZ-PWのマイクロカプセル:2PHZ-PWを20重量%内包したメタクリル酸メチルのポリマー 平均粒径は7μm 30℃のo−クレゾール混合液中、15分間の処理でマイクロカプセルから溶出する硬化促進触媒の量は87重量%
○2PHZ−PW:2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、(四国化成社製)
○硬化剤A:DAL−BPA(本州化学工業社製) 粘度(25℃)=16Pa・s 水酸基当量=154
○硬化剤B:DL92(明和化成製) 常温で固体 水酸基当量=107
○SE8FC:平均粒径8μm、最大粒径24μm以下の球状シリカ(龍森製)
○表面処理無機充填材シリカM ヘキサメチルシラザン:SE31(商品名、信越化学工業社製)で表面処理したフュームドシリカ:アエロジル130(商品名、日本アエロジル社製、平均粒径:0.15μm)
(a)電子回路基板の外周にエポキシ樹脂組成物を塗布した状態を示す。 (b)パッド上にハンダバンプが一致するようにCSPを載せる前の状態を示す。 (c)リフロー前のパッド上にハンダバンプが接続した状態を示す。 (d)リフロー終了後のハンダの溶融接続とエポキシ樹脂組成物の硬化が完了した状態を示す。 表面実装時の温度の時間変化を示す。
符号の説明
1 電子回路基板
2 エポキシ樹脂組成物
3 パッド
4 CPS
5 ハンダバンプ

Claims (11)

  1. 基板上に電気的接合させる為のハンダバンプを有する半導体部品を表面実装する際に、ハンダバンプ材料の融点において、硬化しない状態が少なくとも30秒以上あり、かつ半導体部品パッケージの外周の全部または一部に塗布した形状を維持したまま、半導体パッケージと電気回路基板の間には浸透することなく、表面実装時にハンダ接続の後に熱硬化できることを特徴とする熱硬化型エポキシ樹脂組成物。
  2. ハンダバンプ材料が、融点が200〜240℃である鉛フリーハンダである請求項1に記載の熱硬化型エポキシ樹脂組成物。
  3. ハンダバンプ材料が、共晶ハンダである請求項1に記載の熱硬化型エポキシ樹脂組成物。
  4. ハンダバンプ材料の融点において、硬化しない状態が30秒以上5分未満であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱硬化型エポキシ樹脂組成物。
  5. 上記熱硬化型エポキシ樹脂組成物が
    (A)液状エポキシ樹脂
    (B)硬化剤
    (C)硬化促進剤
    (D)無機質充填剤
    を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 硬化前におけるチキソトロピー指数が1.1〜4.0であることを特徴とする請求項5に記載の熱硬化型エポキシ樹脂組成物。
  7. 上記熱硬化型エポキシ樹脂組成物の硬化物のガラス転移温度(Tg)が30〜120℃の範囲であり、かつ150℃以上の動的粘弾性率に対する30℃以下の動的粘弾性率の比が100以上であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 硬化剤が、下記一般式(3)で表される樹脂を25〜100重量%含有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の組成物。
    Figure 2007051184
    (式中、R2は二重結合を有する炭素数10以下の一価炭化水素基、R3は下記式で示される二価炭化水素基のいずれか一つである。)
    Figure 2007051184
    (式中、R4は水素原子又は炭素数10以下の一価炭化水素基である。)
  9. 硬化促進剤が、イミダゾール化合物又は有機リン化合物、内部にイミダゾール化合物又は有機リン化合物を内包するマイクロカプセル、あるいはこれらの混合物であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項にの組成物。
  10. 硬化促進剤が、内部にイミダゾール化合物又は有機リン化合物を内包する平均粒径0.5〜10μmのマイクロカプセルであって、ハンダバンプ材料の融点以上の温度で溶融あるいは軟化することを特徴とする請求項9に記載の組成物。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項記載の組成物の硬化物で封止された半導体装置。
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