JP2007051144A - 過敏性腸症候群又は胃腸管感染症の予防又は治療用の医薬剤 - Google Patents

過敏性腸症候群又は胃腸管感染症の予防又は治療用の医薬剤 Download PDF

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Abstract

【課題】 アギ又はアギ揮発油を有効成分とする過敏性腸症候群又は胃腸管感染症の予防又は治療用の医薬剤を提供する。
【解決手段】 本発明の医薬剤は、注射剤、カプセル剤、滴丸剤、錠剤、顆粒剤、散剤又は経口液であってもよい。前記アギ揮発油は、主にα−ピネン、2−ボルネオール、ジsec―ブチルジスルファイド、sec―ブチル―トランス―1―ブテニルジスルファイド、sec―ブチル―プロペニルジスルファイド、ジメチルジスルファイド、ジメチルトリスルファイド、N.N―ジメチルチオホルムアミド、プロペニル―ブチル―ジスルファイドを含有している。通常の抽出方法を採用してアギによりアギ揮発油を抽出できる。上述のアギは、新疆アギ又は阜康アギ由来のファクチス樹脂であってもよく、イラン、アフガニスタン、スリランカ、インド、イラク、ベンガル、パキスタン、キルギスタン等の国に産する膠アギ草由来のファクチス樹脂であってもよい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、漢方薬である原薬アギ又はアギ揮発油或はイラン、アフガニスタン等の国で産するアギ又はアギ揮発油の医薬用途に関する。
アギは、天然植物の分泌物であり、「中華人民共和国薬局方」2005版一部131頁には、以下のように記載されている。アギは、その性味が苦、辛、温、帰脾、胃経、消積、散寒、殺虫であり、肉類食品の消化不良、凝血塊、腹中腫物、寄生虫病腹痛に用いられる。「全国中草薬総論」下冊人民衛星出版社、1978年、318頁の記載によれば、アギは、その性味が辛、微温、消積、殺虫、散寒であり、主に寄生虫病、腹部腫塊、胃腹膨張痛、マラリア、下痢の治療、麻疹の予防に用いられる。アギの伝統的な用途は、原薬アギを薬とするものであり、一つには、水で煎出し、二つには、丸剤又は他の薬と配合するものであるが、いずれもそれのきつい臭気を覆い隠すことができず、その応用は、大きな影響を受けている。
過敏性腸症候群(IBS)は、最も一般的な機能性腸管疾病であり、IBSは、世界的に多発している病気であり、資料によれば、西洋における病気にかかる割合は、10〜20%であり、中国における1996年の北京の調査によれば、人間の病気にかかる割合は、7.3%である。IBSは、特殊な病理生理基礎を有する疾病であると認められている。胃腸管感染疾病は、国内・国外にかかわらず、よく見られる高発病症である。
現在、世界におけるIBSの治療薬は、極めて少ない。資料に示されている「マレイン酸テガセロド」及び「ゼルマック」は、全て化学薬品であり、副作用が比較的大である。
現在、胃腸管感染の治療薬は、非常に多い。例えば、「ベルベリン(berberine)」、「ノルフロキサシン」等であるが、長期に渡って使用すると、薬依存性ができ、効果が良くならない。アギ及びアギ揮発油は、新型の抗菌植物薬であり、治療効果がよく、副作用がない。
本発明の目的は、アギ又はアギ揮発油を有効成分とする過敏性腸症候群又は胃腸管感染症の予防又は治療用の医薬剤を提供することにある。
本発明は、以下のようにして実現するものである。
ここでは、アギ揮発油を有効成分とする過敏性腸症候群の予防又は治療用の医薬剤のみを挙げる。
前記医薬組成物は、注射剤、カプセル剤、滴丸剤、錠剤、顆粒剤、散剤又は経口液である。
前記アギ及びアギ揮発油に用いられる原料は、新疆アギ又は阜康アギ由来のファクチス樹脂である。
前記アギ及びアギ揮発油に用いられる原料は、イラン、アフガニスタン、スリランカ、インド、イラク、ベンガル、パキスタン、キルギスタンの膠アギ草由来のファクチス樹脂である。本発明における「治療有効量のアギ揮発油」とは、IBS作用を緩和するアギ揮発油の量である。一般に、アギ揮発油の有効量は、0.012-2.4g(原生薬アギ0.1g-20gに相当する)であり、その中で、好ましくは、0.12-0.96g(原生薬アギ1g-8gに相当する)である。本発明において、原料平均揮発油含有量を12%(g/g)とする。
過敏性腸症候群の病因は、複数の要素と関係がある。現在、IBSの病理生理学基礎は、主に胃腸動力学異常と内臓感覚異常であると認められている。本発明者は、大量の実験研究を行った結果、アギ及びアギ揮発油は、健康で正常な胃腸に対し役立たないと共に、栄養の吸収を促進するが、IBS患者の胃腸の異常蠕動に対しては顕著な抑制作用を果たすことを発見した。また、アギ及びアギ揮発油が内臓植物神経システムの正常機能を維持し、過敏性腸症候群が解消されるまで緩和し、過敏性腸症候群を治療するよい効果があることも発見した。
アギ及びアギ揮発油は、生薬アギとしての傘形類新疆アギ(Ferula sinkiangensisK.M.Shen)又は阜康アギ(Ferula fukanensis K.M.Shen)のファクチス樹脂から一般な抽出方法を採用して抽出できるものである。各々を中国科学院成都分院テストセンターに送付してGC−MS検出を行った結果、いずれも主にα−ピネン、α−テルピネン、2−ボルネオール、ジペンテングリコール4−オイル、Dフェンキルアルコール、イソカルベオール、β−オシメンA、β−オシメンB、ジsec―ブチルジスルファイド、sec―ブチル―トランス―1―ブテニルジスルファイド、sec―ブチル―シス―プロペニルジスルファイド、sec―ブチル―シス―1―ブテニルジスルファイド、sec―ブチル―トランス―2―ブテニルジスルファイド、チオsec―ブチル―トランス―メチルエチレンジスルファイドを含有している、とのことであった。
アギ及びアギ揮発油は、イラン、アフガニスタン等の国の膠アギ草(F.assafoetida L)のファクチス樹脂を通常の抽出方法により抽出されるものであっても良い。中国科学院成都分院分析テストセンターに送付してGC−MS検出を行った結果、いずれも主に、α−テルピネン、2−ボルネオール、ジペンテングリコール4−オイル、Dフェンキルアルコール、ピノカルベオイル、ジメチルジスルファイド、ジメチルトリスルファイド、メチル―プロペニル―ジスルファイド、2、2―ビスメチルチオプロパン、1、2―ビスエチルチオプロパン、N、N―ジメチルチオホルムアミド、プロペニル―ブチル―ジスルファイドを含有する、とのことであった。通常の油水分離法、水蒸気蒸留法、共沸蒸留法(azeotropic distillation)、減圧蒸留法或いは溶剤抽出法でアギ揮発油を抽出できる。
上述の水蒸気蒸留法は、油水分離器により揮発油を分離する。以下、重量部に基づいて計量すると、アギ0.1〜20部を取り、純水0.1〜80部を加えて、水蒸気蒸留を行い、油水分離を行い、温度を105〜108℃に制御して揮発油0.012〜2.4部「原料平均揮発油の含有量は12%(g/g)である」を収集する。
上述の共沸蒸留法は、油水分離器により揮発油を分離する。以下、重量部に基づいて計量すると、アギ0.1〜20部を取り、純水0.5〜200部を加えて、温度を105〜108℃に制御して共沸を行い、揮発油0.012〜2.4部を収集する。
上述の減圧蒸留法は、油水分離器により揮発油を分離する。以下、重量部に基づいて計量すると、アギ0.1〜20部を取り、純水0.5〜200部を加えて、104〜107℃/1300〜1400Paの条件下に制御して、減圧蒸留を行い、揮発油0.012〜2.4部を収集する。
上述の溶剤抽出法は、以下、重量部に基づいて計量すると、アギ0.1〜20部を取り、有機溶剤であるエタノールとクロロホルム0.6〜120重量部を加える。エタノールとクロロホルムの重量比は、クロロホルム:エタノール=2:1である。還流を行って抽出し、温度は、65〜70℃に制御し、2時間還流し、還流液温度が常温までに下がった時に、還流液を放出し、有機溶剤を回収する、即ち、揮発油原品を得、純水0.1〜80重量部を加える。水蒸気蒸留を行い、油水分離を行い、温度を105〜108℃に制御して、揮発油0.012〜2.4部を収集する。
上述のIBSの予防又は治療用の医薬組成物は、注射剤、カプセル剤、滴丸剤、錠剤、顆粒剤、散剤又は経口液等の剤型をとすることができる。注射剤は、筋肉注射液又は静脈注射液とすることができる。本発明の実質を更に詳しく理解するために、アギ揮発油にて製造したIBS医薬剤を暫く以下のように命名する:アギ注射液、アギカプセル、アギ滴丸剤、アギ錠剤、アギ顆粒。アギ揮発油の動物試験及びアギ滴丸剤の臨床試験にてアギ揮発油の製薬分野における新しい用途に対し説明する。
アギ揮発油にてIBSの医薬剤を製造する:アギ注射液。アギ揮発油を取り、可溶化剤、例えば、2、3-HP、β-CD(加える前に注射用水にて可溶化剤を溶解させる)加え、攪拌し、等張化剤として塩化ナトリウム(注射用塩化ナトリウム)を加え、規定量まで注射用水を加えて攪拌し続け、更にマイクロメンブレンを通して濾過し、アンプルに充填し、滅菌してアギ注射液を得る。
アギ揮発油にてIBSの医薬剤を製造する:アギカプセル。以下、重量比に計量。アギ揮発油:賦形剤=1:3〜20であり、賦形剤は、澱粉、ゲル化になる前の澱粉、低級置換ヒドロキシルプロピルセルロース(L−HPC)、微結晶セルロース、カルボキシルメチル澱粉ナトリウム(CMS-Na)のうちの少なくとも一つである。賦形剤を攪拌機中に入れ、オンして5min攪拌した後、揮発油を賦形剤中に均一に散布し、散布した後に5min攪拌し続け、5%澱粉スラリーを加えて軟性材を製造し、軟性材を製粒機中に入れ、ステンレス製篩を通して、湿顆粒を製造し、60℃以下で乾粒にあぶり乾燥し、製粒機に入れ、ステンレス製篩を通して粒を整型し、カプセルに充填する時に均一、スムースに行えるよう、潤滑剤であるステアリン酸マグネシウムを添加する必要があり、それの重量比は、賦形剤:潤滑剤=1:0.002〜0.01である。整粒した後の乾粒を混合機に添加し、潤滑剤を加え、オンして5min混合した後、全自動カプセル充填機に搬送してアギカプセルを仕上げる。アギカプセルごとに含有するアギ抽出物の量をアギ揮発油0.1〜2gに相当させる。
本発明のアギ揮発油は、IBSの医薬剤:アギ滴丸剤(又はアギカプセルとも言う)製造に用いられ、通常の方法を採用して製薬する。
水蒸気蒸留法にて揮発油を抽出し、油水分離器によりアギ100kgに相当するアギ揮発油12kgを得る。(1)ゼラチン液の製造:ゼラチンと、グリセリンと、水との割合は、1:0.3〜0.5:0.7〜1.4である。ゼラチン液を取り、適量の水(ゼラチン重量25%の水)を加え、それを吸水・膨張させ、別途、グリセリン及び剰余の水をステンレス瓶に入れ70〜80℃まで加熱し、均一に混合し、膨張したゼラチンを加えて攪拌し、溶融させ均一な溶液を形成し、1〜2時間保温して静置し、浮かび上がった泡沫を除去し、ナイロン布で濾過する。(2)薬液(即ち、油液)の製造:上述のアギ揮発油を取り、植物油(例えば、落花生油)0.75kgを加え、充分に攪拌する。(3)カプセル丸剤の製造:ゼラチン液と薬液をそれぞれ丸剤機の液体予備タンク内に入れ、定量制御機により、一定量のゼラチンと薬液を二重層噴頭により、外層として、60〜70℃のゼラチン液を通し、内層として、薬液を通して、ゲルが薬液を覆うようにさせ、アギカプセル丸剤ごとに含有するアギ揮発油をアギ0.1〜3gに相当させ、覆った丸剤を速やかに冷却剤、温度が13〜17℃である液状パラフィン中に滴下し、液滴は、表面張力により球状を形成し、漸次に凝固してカプセル丸剤になり、収集器上でカプセル丸剤を収集する。(4)丸剤の精製と乾燥:カプセル丸剤をガーゼにより付着した液体パラフィンを拭き、更に10℃程度で低温で4〜6時間送風し、更に25〜35℃で4時間あぶり乾燥し、取り出して、エタノール:アセトン=5:1の混合液にて2回洗ってから洗浄液を吹き付け乾燥し、再度40〜45℃で24時間あぶり乾燥し、灯検査を行い、不良の丸剤を除去した後、95%のエタノールにて1回洗い、更に40〜45℃で吹き付け乾燥し、即ち、アギカプセル丸剤(軟カプセル)を得る。
アギ揮発油にてIBS薬を製造する:アギ錠剤。重量比に基づいて計量すると、アギ揮発油:賦形剤=1:3〜20であり、賦形剤は、澱粉、ゲル化になる前の澱粉、L低級置換ヒドロキシルプロピルセルロース(L−HPC)、微結晶セルロース、カルボキシルメチル澱粉ナトリウム(CMS−Na)のうちの少なくとも一つである。賦形剤を攪拌機中に入れ、オンして5min攪拌した後、アギ揮発油を賦形剤中に均一に散布し、散布した後に5min攪拌し続け、5%澱粉スラリーを加えて軟性材を製造し、軟性材を製粒機中に入れ、ステンレス製篩を通して、湿顆粒を製造し、60℃以下で乾粒にあぶり乾燥し、製粒機に入れ、ステンレス製篩を通して粒を整型し、製粒する時に均一、スムースにするために、潤滑剤であるステアリン酸マグネシウムを添加する必要があり、それの重量比は、賦形剤:潤滑剤=1:0.002〜0.01である。整粒した後の乾粒を混合機に添加し、潤滑剤を加え、オンして5min混合した後、材料を錠剤製造器に搬送してアギ錠剤を製造し、更にアギ錠剤をコーティング機に搬送して薄膜コーティング錠剤を製造し、錠剤中のアギ揮発油含有量をアギ0.1〜2gに相当させる。
アギ揮発油にてIBSの医薬剤を製造する:アギ顆粒。重量比に基づいて計量すると、アギ揮発油:賦形剤=1:10〜100であり、賦形剤は、蔗糖末、デキストリンである。賦形剤を攪拌機中に入れ、オンして5min攪拌した後、アギ揮発油を充填料に均一に散布し、散布した後に5min攪拌し続け、2%澱粉スラリーを加えて軟性材を製造し、軟性材を製粒機中に入れ、ステンレス製篩を通して、湿顆粒を製造し、60℃以下で乾粒にあぶり乾燥し、製粒機に入れ、ステンレス製篩を通して粒を整型し、顆粒剤を分割分包機で分割分包し、毎包中のアギ揮発油含有量をアギ0.1〜2gに相当させる。
アギ揮発油の動物試験及びアギ滴丸剤の臨床試験
1.動物試験(実施機関:成都中医学大学薬理教研室)
1.1 実験材料
1.1.1 受験薬物アギ揮発油:サンプルとして透明油状液体(ミリリットルごとに揮発油0.25mlを含有し、約2.2gの生薬に相当する)を、成都市山和薬品開発有限公司から提供した。ロットナンバー050612。使用する前に、動物の必要により、大豆油にて希釈した。
硫酸アトロピン注射液:西南薬業株式会社、渝衛薬準字(1997)第001691号、ロットナンバー20040426。2mg/ml、2ml/本。
ネオスチグミンメチル硫酸注射液(Neostigmine Methylsulfate injection):中国信誼薬工場、滬衛薬準字(1995)第007081号、ロットナンバー030201。0.5mg/ml、1ml/本。
香砂六君丸:ロットナンバー040502、河南省宛西製薬株式会社。成都九芝堂金鼎薬業有限公司から提供した。
1.1.2 動物:昆明種のマウスは、体重:18〜22g、雄雌それぞれ半分、成都中医薬大学実験動物センターから提供し、全価顆粒飼料(合理的な処方にて作られ、動物の各栄養要求を満たせる飼料)で飼育する。実験動物品質合格証号は、「川実動管6号」である。
1.1.3 試剤:D(+)キシロース、中国医薬公司北京購入供給ステーション、ドイツから輸入し分割分包。ロットナンバー901210である。
1.1.4 器具:BeckMan700型生物化学アナライザー、アメリカ製。
2.方法与結果
1.2.1 アギ揮発油の正常な小鼠の小腸の推進運動の促進に対する影響
健康な昆明種のマウス60匹(体重は18〜22gであり、雄雌は、それぞれ半分であり)を選び、体重、性別により5群にランダムに分け(群別及び投与量は、表12を参照)、空白対照群及び陽性対照アトロピン群以外は、各群の動物に毎日一回注胃投与した(連続して3日を行う)。実験の前に、動物は18hr絶食させるが、飲水フリーであり、実験の時に注胃投与を一回実施し、2時間後に、更に10%炭素粉末含有の薬液を強制経口投与し、注胃20min後に、脱頚椎にて小鼠を殺し、腹腔を開けて腸系膜を分離し、上端である幽門から、下端である直腸(rectum)までの腸管をカットし、ガラスプレート上に置き、小腸を直線状に軽く引き伸ばし、腸管長さを「小腸総長さ」とした。幽門から炭素粉末の先端までの距離を測定して、「炭素粉末の腸内における推進距離」とし、炭素粉末の推進率(%)を計算した。陽性対照アトロピン群は、試験当日に投与した。結果は表1の通りである。
Figure 2007051144
Figure 2007051144
表1の結果から分かるように、アギ揮発油の各投与量の正常な小鼠の小腸の促進運動に対する影響は、明らかではない(P>0.05)。
1.2.2 アギ揮発油のネオスチグミンによるマウスの小腸の推進運動亢進に対する影響
健康な昆明種のマウス60匹(体重は18〜22gであり、雄雌は、それぞれ半分である)を選び、体重、性別によりランダムに6群に分け(群別及び投与量は、表13を参照)、各群の動物(アトロピン群は除外)に毎日一回に注胃投与した(連続して3日行った)。実験の前に、動物は12hr絶食させるが、飲水フリーであり、第3日に一回投与し、投与20min後に、ネオスチグミン2mg/kgを注胃し、正常対照群に等容積の生理食塩水を供給する。ネオスチグミン投与10min後に、マウスに10%炭素粉末0.2ml/10g体重を注胃し、20min後に、小鼠を殺し、腹腔を開けて腸系膜を分離し、上端である幽門から、下端である回盲部までの腸管をカットし、ガラスプレート上に置き、小腸を直線状に軽く引き伸ばし、腸管長さを「小腸総長さ」とする。幽門から炭素粉末の先端までの距離を測量して、「炭素粉末の腸内の推進距離」とし、炭素粉末の推進率(%)を計算し、結果は表2の通りである。
Figure 2007051144
表2の結果から分かるように、アギ揮発油大、中投与量はネオスチグミンによるマウス小腸推進運動亢進に対し明らかな抑制作用が認められた(P<0.05-0.01)。
1.2.3 アギ揮発油2のマウスの小腸の吸収機能に対する影響
健康な昆明種のマウス50匹(体重は18-22gであり、雄雌は、それぞれ半分である)を選び、体重、性別によりランダムに5群に分け(群別及び投与量は、表14を参照)、正常対照群に等容積の生理食塩水を供給し、各群の動物に毎日に一回に注胃投与した(連続して6日行った)。実験の前に動物に12hr絶食させるが、飲水フリーであり、最後の投与1時間後、各動物にキシロース0.3g/Kgを注胃供給し、60min後に採血し、血清を用意した。50mlの三角フラスコ内にマウスの血清1部を入れ、蒸留水8部を加え、更に0.3mol/Lの硫酸0.5部を加え、更に10%のタングステン酸ナトリウム0.5部を加えた(全て加えながら振どうした)。遠心沈降してタンパクを除去し、無タンパクなろ液を得、0.05mg/ml及び0.1mg/mlの二種のキシロース標準液を得、比色法により血清キシロース含有量を測定した。結果は、表3を参照。
Figure 2007051144
表3の結果から分かるように、高、中投与量のアギ揮発油は、マウスの小腸吸収機能に対し促進傾向がある。
1.2.4 ひまし油による下痢モデルウサギの体腸平滑筋運動への影響
健康な日本大耳白ウサギ30匹(雄雌を兼用し、雌ウサギは、妊娠していない)を選び、実験の前に観察室中で飼養して一週間馴化させた。ウサギは、ランダムに5群(詳しくは後の表を参照)に分けた(一群に6匹の動物)。ウサギを絶食24時間した後、1g/kgウレタンにて麻酔させた後、ティルトバックして手術台上に縛り、腹部の毛をカットし、腹部の正中腹白線に沿って切開し、腹腔を開け、回腸の直腸側の一段を引き出し、腸筋と同一の平面上に互いに5cm間隔を空けた箇所にそれぞれ一つの短線を引き、結節固定して且つ糸くずを残して後の操作に用いられる。二つの短線の間に、長線が結ばれた蛙心臓クリップにより腸筋を挟み、次に、長線を経過腸固定管の上口から引き出して泰盟智能生物信号系統に繋がった張力センサーと連結する。予備用両短線により腸筋を腸固定管の下口両側の小孔に固定した。鉄製クリップにより腸固定管を垂直に固定した。トレーサーを調節して、適切な預応力を加えて収縮波をコンピューターディスプレーの通路中間に出現させた。次に、止血ピンセットにより、腹部切口を挟み、引線管のみを残して腹壁を通させ、収縮が安定するまでに、まず、薬を使用する前の腸筋収縮曲線の一段を描き、次に、ひまし油5ml/kgを供給して下痢をさせ、下痢をさせた後の15minの腸筋平滑筋収縮状況を描いた、即ち十二指腸から投与でき、投与後、15min、30min、60min、90minの腸平滑筋収縮状況を描いた。詳しくは、表4を参照。
Figure 2007051144
表4の結果は、明らかに、アギ揮発油は、ひまし油による下痢モデルウサギの体腸平滑筋運動周波数の増加に対し明らかな抑制作用があることを表明している(P<0.05-0.01)。
1.3 結論
上述研究結果によれば、アギ揮発油は、正常な小鼠の胃腸運動に対する影響がなく、薬源性便秘又は下痢を産生させない。胃腸運動亢進による下痢に対し亢進を抑制する胃腸運動効果がある。胃腸の栄養成分に対する吸収に影響を与えず、却って一定の促進作用がある。ひまし油による下痢モデルウサギの体腸平滑筋運動周波数の増加に対し明らかな抑制作用がある。
2.臨床試験:
2.1 IBS患者選択標準、以下に列挙した特徴がある:1、2、3の内の少なくとも2つを満たすもの;
2.1.1 腹痛、腹張り、腹痛部位不定。下腹と左下腹に多く見られる;
2.1.2 下痢、一般に、毎日3-5回程度、大便の多くは希い糊状を呈し、成形軟便或は水様便でもよく、一部分の患者は、糞質が少なく、粘液が非常に多い;
2.1.3 便秘。排便が困難であり、糞質がかちかちであり、量が少なく、羊糞状或は細い棒状であり、表面には粘液が附着できる;
2.2 治療効果評定基準:
2.2.1 症状:腹痛、腹張り、下痢、便秘;
2.2.2 治療効果:
顕著な効果(顕効):症状が完全に緩和され、胃腸が正常になる;有効:症状が明らかに緩和される;無効:症状に明らかに緩和されず又は緩和されなく、甚しくは、悪化する(直ちに試験を終止する);
2.3 治療方案
IBS患者は、異なる性別、年齢であり、ランダムに均衡原則に従ってグループ分け(アギ滴丸剤治療群、マレイン酸テガセロド陽性対照群、プラセボ陰性対照群)、各群がそれぞれ使用する薬品及び用法:
アギ滴丸剤 規格:0.3g/粒、毎回2粒、毎日二回、連続して14日間;
マレイン酸テガセロド 規格:6mg/錠、毎回1錠、毎日二回、連続して14日間;
プラセボ(澱粉錠剤) 規格:0.1g/錠、毎回1錠、毎日二回、連続して14日間。
Figure 2007051144
2.4 臨床試験結論:
表5の結果によれば、アギ滴丸剤は、IBS患者に極めて良好な作用があり、効果が非常によい。
上述の通り、本発明は、アギ揮発油の医療用途を開発し、アギ揮発油の一つの新しい応用分野を開拓した。本発明のアギ揮発油より製造するIBSの医薬剤は、治療効果が非常によく、副作用がない。産業化生産を行うことができる。現代科学工程により製造された注射液、カプセル剤、滴丸剤、錠剤、顆粒剤、散剤、経口液等の剤型は、効果が速く、投与量が精確であり、服用が便利であり、アギのきつい臭気を隠蔽し又は減少でき、応用が極めて便利である。
本発明のアギ薬剤は、過敏性腸症候群患者の治療に適用する。
以下、又実施例により本発明の作用に対し更に説明する。
新疆アギ或は阜康アギとイラン、アフガニスタン等の国のアギの製法は同一であり、以下、実施例として、新疆アギ或は阜康アギを例示する。
本発明のアギ揮発油は、IBSの医薬剤の製造に用いられる:アギ注射液、上記の方法を採用して製薬する。
アギ揮発油は、新疆アギ或阜康アギを原料とし、通常の油水分離法を採用して揮発油を製造する。以下、重量部に基づいて計量すると、アギ0.1〜20重量部を取り、純水0.1〜80部を加え、水蒸気蒸留を行い、温度を105〜108℃に制御して油水分離器により分離を行い、揮発油0.012〜2.4部を収集してアギ揮発油を収集した。
表6に従って計量すると、アギ揮発油に可溶化剤、例えば、2、3-HP、β-CD、(可溶化剤は、先に適量な注射用水を加えて溶解させる)を加えて20min攪拌した後、適量の注射用水を加え、等張化剤である塩化ナトリウム(注射用塩化ナトリウム)を加え、注射用水を1000mlまで加え、10min攪拌し続け、0.22μmのマイクロメンブレンにより濾過し、注入し、滅菌してアギ注射液を得た。
滅菌温度(1〜2mlアンプル100℃、30min;5〜10mlアンプル100℃、45min)にて、アギ注射液(筋肉注射或は靜脈注射に用いられる)を得た。規格は、2ml:lg/本、5ml:3g/本、10ml:3g/本等である。
アギ注射液中の成分及びそれの含有量は、表6を参照(注射用水は、必要により加わる)。
Figure 2007051144
本発明のアギ揮発油は、IBSの医薬剤の製造に用いられる。アギカプセルは、通常の方法により製造した。アギ100kgに相当するアギ揮発油12kgを取った。賦形剤47.74kgを取り、即ち、重量比は、アギ揮発油:賦形剤=1:3.98であり、その中で、澱粉25kg、ゲル化になる前の澱粉(Pregelatinized Starch)12kg、L-HPC 8kg、微結晶セルロース(microcrystalline cellulose)2.5kg、CMS-Na 0.24kgであり、賦形剤を攪拌機中に入れ、オンして5min攪拌した後、アギ揮発油を均一に賦形剤中に散布し、散布した後に5min攪拌し続け、5%澱粉スラリーを加えて軟性材を製造し、軟性材を製粒機中に入れ、ステンレス製篩を通して湿顆粒を製造し、60℃以下で乾粒にあぶり乾燥し、製粒機に入れ、ステンレス製篩を通して粒を整型した後、混合機に入れ、潤滑剤であるステアリン酸マグネシウム0.096kg(賦形剤:潤滑剤=1:0.002)を加え、オンして5min混合した後、全自動カプセル填充機に搬送してアギカプセルを製造し、カプセル丸剤ごとに含有するアギ揮発油をアギ0.5gに相当させた。
本発明のアギ揮発油は、IBSの医薬剤の製造に用いられる。アギ滴丸剤(アギカプセル丸剤とも命名する)は、通常の方法を採用して製薬する。
水蒸気蒸留法により揮発油を抽出し、油水分離器により分離してアギ100kgに相当するアギ揮発油12kgを得た。(1)ゼラチン液の製造(ゼラチン:グリセリン:水=1:0.4:1):グラチン7kgを取り、純水1.75kgを加えて吸水膨張させ、別途、グリセリン2.8kg及び5.25kgをステンレス瓶に入れ、75℃に加熱して均一に混合し、膨張したゼラチンを加えて攪拌し、均一な溶液に溶融させ、1.5時間保温して静置し、浮かび上がった泡沫を除去し、ナイロン布で濾過した。(2)薬液(即油液)の製造:上述の揮発油12kgを取り、薬用落花生油0.75kg加え、充分に均一に攪拌する。(3)カプセル丸剤の製造:上述のゼラチン液と薬液をそれぞれ丸剤機の液体予備タンク内に入れ、定量制御器により一定量のゼラチンと薬液を制御して二重層噴頭を通させ、外層として、65℃のゼラチン液を通し、内層として、薬液を通して、ゲルが薬液を覆うようにさせ、アギ滴丸剤ごとに含有するアギ揮発油をアギ2.5gに相当させた。覆われた丸剤を速やかに冷却剤(温度が14.5℃である液状パラフィン)中に滴下すれば、液滴は、表面張力により球状を形成し、漸次に凝固してカプセル丸剤になり、収集器上でカプセル丸剤を収集した。(4)丸剤の精製と乾燥:カプセル丸剤をガーゼにより付着された液体パラフィンを拭き、更に9℃の低温で4.5時間送風し、更に28〜30℃で4時間あぶり乾燥し、取り出して、エタノール:アセトン=5:1の混合液10kgにて2回洗ってから洗浄液を吹き付け乾燥し、更に42〜44℃で24時間あぶり乾燥し、灯検査を行い、不良の丸剤を除去した後、95%のエタノールにて1回洗い、更に42〜43.5℃で吹き付け乾燥し、アギカプセル丸剤(軟カプセル)を得た。
本発明のアギ揮発油は、IBSの医薬剤の製造に用いられる。アギ錠剤は、上記の方法を採用して製薬する。
アギ100kgに相当するアギ揮発油12kgを取る。賦形剤42.7kgを取り、即ち、重量比は、アギ揮発油:賦形剤=1:3.56であり、その中で、澱粉22.5kg、ゲル化になる前の澱粉11.5kg、L-HPC 6.5kg、微結晶セルロース2kg、CMS-Na 0.2kgであり、賦形剤を攪拌機中に入れ、オンして5min攪拌した後、アギ揮発油を均一に賦形剤中に散布し、散布した後に5min攪拌し続け、5%澱粉スラリーを加えて軟性材を製造し、軟性材を製粒機中に入れ、ステンレス製篩を通して湿顆粒を製造し、60℃以下で乾粒にあぶり乾燥し、製粒機に入れ、ステンレス製篩を通して粒を整型した後、混合機に入れ、潤滑剤であるステアリン酸マグネシウム0.214kgを加え、即ち、賦形剤:潤滑剤=1:0.005であり、オンして5min混合した後、材料を錠剤製造機に搬送してアギ錠剤を製造し、更にアギ錠剤をコーティング機に搬送して薄膜コーティング錠剤を製造し、錠ごとにアギ抽出物含有量をアギ0.5gに相当させた。
本発明のアギ揮発油は、IBSの医薬剤の製造に用いられる。アギ顆粒は、通常の方法を採用して製薬する。
アギ100kgに相当するアギ揮発油12kgを取る。賦形剤196kgを取り、アギ揮発油:賦形剤=1:16.33であり、その中で蔗糖末140kg、デキストリン56kgであり、賦形剤を攪拌機中に入れ、オンして5min攪拌した後、アギ揮発油を均一に補助原料中に散布し、散布した後に5min攪拌し続け、2%澱粉スラリーを加えて軟性材を製造し、軟性材を製粒機中に入れ、ステンレス製篩を通して湿顆粒を製造し、60℃以下で乾粒にあぶり乾燥し、製粒機に入れ、ステンレス製篩を通して粒を整型し、顆粒剤を分割分包機に分割分包し、毎包中のアギ揮発油含有量をアギ0.5gに相当させた。
本発明のアギ揮発油は、IBSの医薬剤の製造に用いられる。アギ散剤は、通常の方法を採用して製薬する。
アギ100kgに相当するアギ揮発油12kgを取る。澱粉140kg、蔗糖末36kgを攪拌機に入れ、オンして5min攪拌した後、アギ揮発油を均一に補助原料中に散布し、散布した後に5min攪拌し続け、原料を出して、60℃以下であぶり乾燥し、粉粋し、100メッシュの篩を通させ、20kgのタルクを加え、混合機中において15min混合した後、散剤定量分割分包機に搬送してアギ散剤を製造し、毎包中のアギ揮発油含有量をアギ0.5gに相当させた。
本発明のアギ揮発油は、IBSの医薬剤の製造に用いられる。アギ経口液は、通常の方法を採用して製薬する。
水蒸気蒸留法により油水分離器を経て揮発油を抽出し、アギ25kgに相当するアギ揮発油3kgを取り、300g 2、3-HP、β-CDを加え、適量な蒸留水を加え、5min攪拌した後、50%橙皮シロップ25kgを加え、更に適量の蒸留水を規定量である12.5万mlまで加え、5min攪拌した後、0.45マイクロメンブレンにより濾過し、アギ経口液を製造し、全自動経口液注入機に搬送して10ml経口液瓶中に注入し、100℃、45min滅菌して規格が10ml:2g/瓶であるアギ経口液を得る。

Claims (4)

  1. アギ又はアギ揮発油を有効成分とする過敏性腸症候群又は胃腸管感染症の予防又は治療用の医薬剤。
  2. 前記医薬剤は、注射剤、カプセル剤、滴丸剤、錠剤、顆粒剤、散剤又は経口液であることを特徴とする請求項1に記載の医薬剤。
  3. 前記アギ及びアギ揮発油に用いられる原料は、新疆アギ又は阜康アギ由来のファクチス樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載の医薬剤。
  4. 前記アギ及びアギ揮発油に用いられる原料は、イラン、アフガニスタン、スリランカ、インド、イラク、ベンガル、パキスタン、キルギスタンの膠アギ草由来のファクチス樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載の医薬剤。
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