JP2007050078A - 血液成分採取装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】血液成分採取装置1は、中間バッグ27aに採取される濃厚血小板の血小板の個数(単位数)が第1の目標値に到達するように設定されたサイクル数の血小板採取操作(血液成分採取操作)を全サイクル行なった場合に、血漿採取バッグ25に採取される血漿と、中間バッグ27aに採取される濃厚血小板(血漿を含む血小板)との合計の体積量を予測し、その予測値が第2の目標値に到達するか否かを判別し、予測値が第2の目標値に到達しないと判別された場合には、採取した血液を分離し、血漿を採取する血漿採取工程と、残りの血液成分をドナーに返還する返血工程とを有する血漿採取操作を少なくとも1サイクル実行するように構成されている。
【選択図】図1
Description
(1) 供血者から血液を採取する採血手段と、
前記採血手段により採取された血液を分離する血液分離器と、
前記血液分離器により分離された血漿を採取する血漿採取バッグと、
前記血液分離器により分離された血漿を含む所定の血球成分を採取する血液成分採取バッグとを備える血液成分採取回路を有し、
採取した血液を分離し、前記血漿採取バッグに血漿を採取する血漿採取工程と、前記血液成分採取バッグに血漿を含む所定の血球成分を採取する血液成分採取工程と、残りの血液成分を供血者に返還する返血工程とを有する血液成分採取操作を少なくとも1サイクル実行する血液成分採取装置であって、
前記血液成分採取バッグに採取される前記所定の血球成分の個数が第1の目標値に到達するように設定されたサイクル数の前記血液成分採取操作を全サイクル行なった場合に、採取される血漿と、採取される血漿を含む所定の血球成分との合計の体積量を予測する採取量予測手段と、
前記採取量予測手段により予測された前記体積量の予測値が第2の目標値に到達するか否かを判別する判別手段とを有し、
前記判別手段により前記予測値が第2の目標値に到達しないと判別された場合には、採取した血液を分離し、血漿を採取する血漿採取工程と、残りの血液成分を供血者に返還する返血工程とを有する血漿採取操作を少なくとも1サイクル実行するように構成されていることを特徴とする血液成分採取装置。
この血液成分採取回路2は、ドナー(供血者)から血液を採取する採血針(採血手段)29と遠心分離器20の流入口143とを接続し、第1のポンプチューブ21gを備える第1のライン(採血および返血ライン)21と、一端側が遠心分離器20の排出口(流出口)144に接続された第2のライン22と、第1のライン21の採血針29の近くに接続され、第2のポンプチューブ23aを備える第3のライン(抗凝固剤注入ライン)23と、第1のライン21のポンプチューブ21gより採血針29側に接続されたチューブ50と、チューブ50に接続されたチューブ49と、第2のライン22に接続されたチューブ43と、チューブ43に接続されたチューブ44と、チューブ44および49に接続された血漿採取バッグ25と、第2のライン22に接続されたチューブ42と、チューブ42に接続されたエアーバッグ27bと、チューブ43に接続されたチューブ45と、チューブ45に接続された中間バッグ27aと、中間バッグ27aに接続されたチューブ46と、チューブ46に接続されたチューブ47と、チューブ48と、チューブ48に接続された血小板採取バッグ26と、血小板採取バッグ26に接続されたチューブ51と、チューブ51に接続されたバッグ28とを備えている。エアーバッグ27bと中間バッグ27aとは、一体的に形成(一体化)されている。
この第2のライン22は、チューブ42および43との接続用分岐コネクター22bとを備えている。
血液成分採取装置1は、遠心分離器20のローター142を回転させるための遠心分離器駆動装置10と、第1のライン21の途中に設置された第1の送液ポンプ11と、第3のライン23の途中に設置された第2の送液ポンプ12と、血液成分採取回路2(第1のライン21、チューブ42、チューブ44、チューブ45、チューブ47、チューブ49、チューブ50)の流路の途中を開閉し得る複数の流路開閉手段81、82、83、84、85、86、87と、各種の情報を表示(報知)する表示手段(報知手段)および各操作を行なう操作手段である表示・操作部17と、遠心分離器駆動装置10、第1の送液ポンプ11、第2の送液ポンプ12、複数の流路開閉手段81〜87および表示・操作部17を制御するための制御部(制御手段)13とを備えている。
各流路開閉手段81〜87は、それぞれ、制御部13に電気的に接続されている。
まず、血液成分採取装置1を用いた血小板採取操作(血液成分採取操作)を説明する。
(1)5単位製剤
容量(量)が、100mL±20%、個数が、1.0×1011〜1.9×1011個
(2)10単位製剤
容量(量)が、200mL±20%、個数が、2.0×1011〜2.9×1011個
(3)15単位製剤
容量(量)が、250mL±20%、個数が、3.0×1011〜3.9×1011個
(4)20単位製剤
容量(量)が、250mL±20%、個数が、4.0×1011個以上
また、血小板の「1単位」は、0.2×1011個である。
また、上記式(1)における血液処理量は、下記式(2)から求める。
但し、上記式(2)において、K:採血終了時(血小板採取工程開始直前)の遠心分離器の貯血空間内の赤血球層が占める容積
B:採血終了時(血小板採取工程開始直前)の遠心分離器の貯血空間内の赤血球層のヘマトクリット値
Hct:ドナーの血液のヘマトクリット値
前記KおよびBの値は、それぞれ、実験的に求められ、予め設定されている。また、前記Hctの値は、予備採血によって求められ、予め設定されている。
血漿採取操作が追加されていない場合は、成分採血を終了する。
一方、血漿採取操作が全サイクル終了した場合は、成分採血を終了する。
2 血液成分採取回路
10 遠心分離器駆動装置
11 第1の送液ポンプ
12 第2の送液ポンプ
13 制御部
14 濁度センサ
15 光学式センサ
151 投光部
152 受光部
153 反射板
16 重量センサ
17 表示・操作部
20 遠心分離器
21 第1のライン
21a 採血針側第1ライン
21b 遠心分離器側第1ライン
21c 分岐コネクター
21d チャンバー
21f 分岐コネクター
21g ポンプチューブ
21h チューブ
21i フィルター
22 第2のライン
22b 分岐コネクター
22c 分岐コネクター
22d 分岐コネクター
22e 分岐コネクター
22f フィルター
22g 分岐コネクター
22h フィルター
23 第3のライン
23a ポンプチューブ
23b 除菌フィルター
23c 気泡除去用チャンバー
23d 抗凝固剤容器接続用針
25 血漿採取バッグ
26 血小板採取バッグ
261 白血球除去フィルター
27a 中間バッグ
27b エアーバッグ
28 バッグ
29 採血針
31〜36 気泡センサ
41〜51 チューブ
81〜87 第1〜第7の流路開閉手段
131 血漿層
132 バフィーコート層
133 赤血球層
141 管体
142 ローター
143 流入口
144 排出口
145 上部
146 貯血空間
147 反射面
201 ハウジング
202 脚部
203 モータ
204 回転軸
205 固定台
206 ボルト
207 スペーサー
S101〜S106 ステップ
S201〜S205 ステップ
Claims (7)
- 供血者から血液を採取する採血手段と、
前記採血手段により採取された血液を分離する血液分離器と、
前記血液分離器により分離された血漿を採取する血漿採取バッグと、
前記血液分離器により分離された血漿を含む所定の血球成分を採取する血液成分採取バッグとを備える血液成分採取回路を有し、
採取した血液を分離し、前記血漿採取バッグに血漿を採取する血漿採取工程と、前記血液成分採取バッグに血漿を含む所定の血球成分を採取する血液成分採取工程と、残りの血液成分を供血者に返還する返血工程とを有する血液成分採取操作を少なくとも1サイクル実行する血液成分採取装置であって、
前記血液成分採取バッグに採取される前記所定の血球成分の個数が第1の目標値に到達するように設定されたサイクル数の前記血液成分採取操作を全サイクル行なった場合に、採取される血漿と、採取される血漿を含む所定の血球成分との合計の体積量を予測する採取量予測手段と、
前記採取量予測手段により予測された前記体積量の予測値が第2の目標値に到達するか否かを判別する判別手段とを有し、
前記判別手段により前記予測値が第2の目標値に到達しないと判別された場合には、採取した血液を分離し、血漿を採取する血漿採取工程と、残りの血液成分を供血者に返還する返血工程とを有する血漿採取操作を少なくとも1サイクル実行するように構成されていることを特徴とする血液成分採取装置。 - 前記血漿採取操作は、前記血液成分採取操作を前記全サイクル行なった後に実行されるように構成されている請求項1に記載の血液成分採取装置。
- 前記血漿採取操作を実行するか否かの決定は、第1サイクルの前記血液成分採取操作を開始する前に行なわれるように構成されている請求項1または2に記載の血液成分採取装置。
- 前記判別手段により前記予測値が第2の目標値に到達しないと判別された場合には、前記予測値と、設定されたサイクル数の前記血漿採取操作を全サイクル行なった場合に採取される血漿の体積量の予測値との合計値が前記第2の目標値に到達するように前記血漿採取操作を行なうサイクル数を設定するサイクル数設定手段を有する請求項1ないし3のいずれかに記載の血液成分採取装置。
- 前記血漿を含む所定の血球成分の体積量の製剤規格に適合するための最低値をAとしたとき、前記第2の目標値は、A〜600mLの範囲内の値に設定されるように構成されている請求項1ないし4のいずれかに記載の血液成分採取装置。
- 前記血漿採取操作の少なくとも1つのサイクルにおいては、前記血液分離器の流出口から流出する血漿のうちの所定量を前記血液成分採取バッグに採取し、残りの血漿を前記血漿採取バッグに採取するように構成されている請求項1ないし5のいずれかに記載の血液成分採取装置。
- 前記所定の血球成分は、血小板である請求項1ないし6のいずれかに記載の血液成分採取装置。
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KR102549825B1 (ko) | 2018-05-21 | 2023-06-30 | 펜월, 인크. | 혈장 수집 체적의 최적화를 위한 시스템 |
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