JP2007050078A - 血液成分採取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】供血者の負担を増大させることなく、製剤規格に適合した血小板製剤等の血液製剤(例えば、血小板製剤)を確実に得ることができる血液成分採取装置を提供する。
【解決手段】血液成分採取装置1は、中間バッグ27aに採取される濃厚血小板の血小板の個数(単位数)が第1の目標値に到達するように設定されたサイクル数の血小板採取操作(血液成分採取操作)を全サイクル行なった場合に、血漿採取バッグ25に採取される血漿と、中間バッグ27aに採取される濃厚血小板(血漿を含む血小板)との合計の体積量を予測し、その予測値が第2の目標値に到達するか否かを判別し、予測値が第2の目標値に到達しないと判別された場合には、採取した血液を分離し、血漿を採取する血漿採取工程と、残りの血液成分をドナーに返還する返血工程とを有する血漿採取操作を少なくとも1サイクル実行するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、血液成分採取装置に関するものである。
採血を行う場合、血液の有効利用および供血者の負担軽減などの理由から、採血血液を遠心分離などにより各血液成分に分離し、輸血者に必要な成分だけを採取し、その他の成分は供血者に返還する成分採血が行われている。
このような成分採血においては、血液成分採取装置を用いて、供血者から採血した血液を血液成分採取回路に導入し、該血液成分採取回路に設置された遠心ボウルと呼ばれる遠心分離器により、血漿、バフィーコートおよび赤血球に分離し、そのうちのバフィーコートから血小板(血漿を含む血小板)を分離し、血漿を含む血小板を血小板採取バッグに回収して血小板製剤とし、血漿も血漿採取バッグに回収して血漿製剤または血漿分画製剤の原料とし、残りの血漿、白血球および赤血球は、供血者に返血することが行われる(例えば、特許文献1参照)。
また、このような血液成分採取装置における血液成分採取操作のサイクル数は、血小板採取バッグに採取される血小板の個数(単位数)が製剤規格に適合するように、血小板数を優先して設定する。そして、採取された血漿を含む血小板の体積量(以下、単に「量」とも言う)が製剤規格を下回ってしまった場合は、血漿を含む血小板の量が製剤規格に適合するように、血漿採取バッグ内の血漿を添加してその血漿を含む血小板の量を調整する操作(量調整操作)が行われる。
血小板製剤の規格では、例えば、10単位製剤は、血小板数が2.0×1011〜2.9×1011個で、血漿を含む血小板の量が160〜240mLとされている。高ヘマトクリット値、高血小板濃度の供血者の場合は、2サイクルで10単位製剤に適合した個数の血小板を採取できることがあるが、ヘマトクリット値が高いため、採取される血漿の量が少なく、量調整操作を行なっても、血漿の量が不足して、血漿を含む血小板の量が10単位製剤の規格を下回ってしまうことがある。この場合は、血小板採取バッグに採取された血漿を含む血小板は、その血小板数が十分に製剤規格を満たしているにもかかわらず、数に見合った単位の血小板製剤にすることができず、廃棄されるか、低単位製剤化するか、または、血漿分画製剤の原料として使用されることとなり、不経済である。
ところで、特許文献1に記載されている血液成分採取装置では、血小板採取バッグに採取された血漿を含む血小板の量が製剤規格を下回ってしまった場合を考慮してはいないが、所定のサイクルで血小板採取バッグに血漿を含む血小板を採取した後、そのサイクルにおいて、追加採血を行なって血漿採取バッグに血漿を採取するようになっている。
しかしながら、前記特許文献1に記載されている血液成分採取装置では、血小板採取後の遠心分離器内に赤血球が残留した状態で、追加採血を開始して血漿の採取が行なわれるので、血漿の採取量が少なくなってしまうという問題がある。
特開2005−46400号公報
本発明の目的は、供血者の負担を増大させることなく、製剤規格に適合した血液製剤(例えば、血小板製剤)を確実に得ることができる血液成分採取装置を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(7)の本発明により達成される。
(1) 供血者から血液を採取する採血手段と、
前記採血手段により採取された血液を分離する血液分離器と、
前記血液分離器により分離された血漿を採取する血漿採取バッグと、
前記血液分離器により分離された血漿を含む所定の血球成分を採取する血液成分採取バッグとを備える血液成分採取回路を有し、
採取した血液を分離し、前記血漿採取バッグに血漿を採取する血漿採取工程と、前記血液成分採取バッグに血漿を含む所定の血球成分を採取する血液成分採取工程と、残りの血液成分を供血者に返還する返血工程とを有する血液成分採取操作を少なくとも1サイクル実行する血液成分採取装置であって、
前記血液成分採取バッグに採取される前記所定の血球成分の個数が第1の目標値に到達するように設定されたサイクル数の前記血液成分採取操作を全サイクル行なった場合に、採取される血漿と、採取される血漿を含む所定の血球成分との合計の体積量を予測する採取量予測手段と、
前記採取量予測手段により予測された前記体積量の予測値が第2の目標値に到達するか否かを判別する判別手段とを有し、
前記判別手段により前記予測値が第2の目標値に到達しないと判別された場合には、採取した血液を分離し、血漿を採取する血漿採取工程と、残りの血液成分を供血者に返還する返血工程とを有する血漿採取操作を少なくとも1サイクル実行するように構成されていることを特徴とする血液成分採取装置。
(2) 前記血漿採取操作は、前記血液成分採取操作を前記全サイクル行なった後に実行されるように構成されている上記(1)に記載の血液成分採取装置。
(3) 前記血漿採取操作を実行するか否かの決定は、第1サイクルの前記血液成分採取操作を開始する前に行なわれるように構成されている上記(1)または(2)に記載の血液成分採取装置。
(4) 前記判別手段により前記予測値が第2の目標値に到達しないと判別された場合には、前記予測値と、設定されたサイクル数の前記血漿採取操作を全サイクル行なった場合に採取される血漿の体積量の予測値との合計値が前記第2の目標値に到達するように前記血漿採取操作を行なうサイクル数を設定するサイクル数設定手段を有する上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の血液成分採取装置。
(5) 前記血漿を含む所定の血球成分の体積量の製剤規格に適合するための最低値をAとしたとき、前記第2の目標値は、A〜600mLの範囲内の値に設定されるように構成されている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の血液成分採取装置。
(6) 前記血漿採取操作の少なくとも1つのサイクルにおいては、前記血液分離器の流出口から流出する血漿のうちの所定量を前記血液成分採取バッグに採取し、残りの血漿を前記血漿採取バッグに採取するように構成されている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の血液成分採取装置。
(7) 前記所定の血球成分は、血小板である上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の血液成分採取装置。
本発明によれば、製剤規格に適合した血液製剤(例えば、血小板製剤)を確実に得ることができる。
また、追加される血漿採取操作では、不足している血漿のみを採取し、他の血液成分(血球成分)は採取しないので、血漿を採取する工程および所定の血球成分を採取する工程とを有する血液成分採取操作のサイクル数を単純に増加する場合に比べ、供血者の負担を減少させることができ、また、所定の血球成分を無駄にしてしまうこともなく、経済的であり、また、採血時間を短縮することができる。
以下、本発明の血液成分採取装置を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の血液成分採取装置の実施形態を示す平面図であり、図2は、図1に示す血液成分採取装置が備える遠心分離器駆動装置に遠心分離器が装着された状態の部分破断断面図である。
図1に示す血液成分採取装置1は、血液を複数の血液成分に分離するとともに分離された血漿を含む血小板(血球成分)(血液成分)と、血漿(血液成分)とを採取するための装置である。この血液成分採取装置1は、内部に貯血空間146を有するローター142と、貯血空間146に連通する流入口143および排出口(流出口)144とを有し、ローター142の回転により流入口143より導入された血液を貯血空間146内で遠心分離する遠心分離器(血液分離器)20と、採血針(採血手段)29と遠心分離器20の流入口143とを接続する第1のライン21と、遠心分離器20の排出口144に接続された第2のライン22と、第1のライン21に接続された第3のライン23と、チューブ49および50を介して第1のライン21に接続され、かつチューブ43および44を介して第2のライン22に接続された血漿採取バッグ(血液成分採取バッグ)25と、チューブ42を介して第2のライン22に接続されたエアーバッグ27bと、チューブ43および45を介して第2のライン22に接続された中間バッグ(一時貯留バッグ)(血液成分採取バッグ)27aと、チューブ46、47および48を介して中間バッグ27aに接続された血小板採取バッグ(血液成分採取バッグ)26と、チューブ51を介して血小板採取バッグ26に接続されたバッグ28とを有する血液成分採取回路(血液処理回路)2を備えている。
さらに、血液成分採取装置1は、遠心分離器20のローター142を回転させるための遠心分離器駆動装置10と、第1のライン21のための第1の送液ポンプ11と、第3のライン23のための第2の送液ポンプ12と、血液成分採取回路2の流路の途中を開閉し得る複数(本実施形態では、第1〜第7の7個)の流路開閉手段81、82、83、84、85、86、87と、遠心分離器駆動装置10、第1の送液ポンプ11、第2の送液ポンプ12および複数の流路開閉手段81〜87を制御するための制御部(制御手段)13と、濁度センサ(血小板濃度センサ)14と、光学式センサ15と、重量センサ16と、複数(本実施形態では、6個)の気泡センサ31、32、33、34、35、36とを備えている。
そこで、最初に、血液成分採取回路2について説明する。
この血液成分採取回路2は、ドナー(供血者)から血液を採取する採血針(採血手段)29と遠心分離器20の流入口143とを接続し、第1のポンプチューブ21gを備える第1のライン(採血および返血ライン)21と、一端側が遠心分離器20の排出口(流出口)144に接続された第2のライン22と、第1のライン21の採血針29の近くに接続され、第2のポンプチューブ23aを備える第3のライン(抗凝固剤注入ライン)23と、第1のライン21のポンプチューブ21gより採血針29側に接続されたチューブ50と、チューブ50に接続されたチューブ49と、第2のライン22に接続されたチューブ43と、チューブ43に接続されたチューブ44と、チューブ44および49に接続された血漿採取バッグ25と、第2のライン22に接続されたチューブ42と、チューブ42に接続されたエアーバッグ27bと、チューブ43に接続されたチューブ45と、チューブ45に接続された中間バッグ27aと、中間バッグ27aに接続されたチューブ46と、チューブ46に接続されたチューブ47と、チューブ48と、チューブ48に接続された血小板採取バッグ26と、血小板採取バッグ26に接続されたチューブ51と、チューブ51に接続されたバッグ28とを備えている。エアーバッグ27bと中間バッグ27aとは、一体的に形成(一体化)されている。
第1のライン21は、採血針29が接続された採血針側第1ライン21aと、一端側が採血針側第1ライン21aに接続され、他端側が遠心分離器20の流入口143に接続された遠心分離器側第1ライン21bとを有している。採血針29としては、例えば、公知の金属針が使用される。
この採血針側第1ライン21a、遠心分離器側第1ライン21b、後述する第2のライン22、第3のライン23は、それぞれ、軟質樹脂製チューブ、または、その軟質樹脂製チューブが複数接続されて形成されている。
採血針側第1ライン21aは、採血針29側より、第3のライン23との接続用分岐コネクター21cと、気泡およびマイクロアグリゲート除去のためのチャンバー21dと、チューブ50との接続用分岐コネクター21fとを備えている。
また、採血針側第1ライン21aに沿って、採血針29側より、気泡センサ35、36および32が設置されている。この場合、気泡センサ35および36は、分岐コネクター21cとチャンバー21dとの間に配置され、気泡センサ32は、チャンバー21dと分岐コネクター21fとの間に配置されている。
気泡センサ35、36および32は、チューブの外側から超音波を送受信し、液体と気泡(気体)とで超音波の伝導率が異なるのを利用して、チューブ内の気体および液体(気/液の別、気/液面等)を検出することができる検出手段である。なお、気泡センサ31、33および34も、上記と同様の機能を有している検出手段である。また、気泡センサ(気体および液体検出手段)としては、上記超音波式センサに限らず、例えば、光学式センサ、赤外線センサ等を用いてもよい。
また、チャンバー21dには、チューブ21hを介して通気性かつ菌不透過性のフィルター21iが接続されている。このラインは、例えば、採血針側第1ライン21aの内圧の検出等に用いることができる。
一方、遠心分離器側第1ライン21bは、チューブ50との接続用分岐コネクター21fに接続されており、その途中に形成された第1のポンプチューブ21gを有している。
第2のライン22は、その一端側が遠心分離器20の排出口144に接続されている。
この第2のライン22は、チューブ42および43との接続用分岐コネクター22bとを備えている。
また、第2のライン22に沿って、遠心分離器20側より、濁度センサ14および気泡センサ34が設置されている。この場合、濁度センサ14および気泡センサ34は、遠心分離器20と分岐コネクター22bとの間に配置されている。
また、分岐コネクター22bには、チューブ41を介して通気性かつ菌不透過性のフィルター22fが接続されている。このラインは、例えば、第2のライン22の内圧の検出等に用いることができる。
第3のライン23は、その一端が第1のライン21に設けられた接続用分岐コネクター21cに接続されている。すなわち、第3のライン(流路)23は、分岐コネクター(分岐部)21cを介して第1のライン(流路)21から分岐している。また、分岐コネクター21cは、採血針29の近傍に位置している(設けられている)。
この第3のライン23は、分岐コネクター21c側より、第2のポンプチューブ23aと、除菌フィルター(異物除去用フィルター)23bと、気泡除去用チャンバー23cと、抗凝固剤容器接続用針23dとを備えている。
また、第3のライン23に沿って、気泡センサ31が設置されている。この気泡センサ31は、分岐コネクター21cと第2のポンプチューブ23aとの間に配置されている。
この第3のライン23の抗凝固剤容器接続用針23dは、抗凝固剤(抗凝固剤液)が収納(収容)された図示しない容器に接続され、これにより、容器内の抗凝固剤は、後述するように、抗凝固剤容器接続用針23dから分岐コネクター21cに向かって第3のライン23を流れ、採血針側第1ライン21aに供給(注入)される。これにより、例えば、第3のライン23を介して、採血針29により採取された血液に抗凝固剤を添加(混合)することができる。
なお、抗凝固剤としては、特に限定されないが、例えば、ACD−A液等を用いることができる。
血漿採取バッグ25は、血漿(第2の血液成分)を採取(貯留)するための容器である。チューブ49の一端は、この血漿採取バッグ25に接続され、その途中に接続用分岐コネクター22dが設けられている。そして、チューブ50の一端は、この分岐コネクター22dに接続され、他端は、分岐コネクター21fに接続されている。
また、チューブ43の一端は、分岐コネクター22bに接続され、その他端には、接続用分岐コネクター22cが設けられている。そして、チューブ44の一端は、この分岐コネクター22cに接続され、他端は、血漿採取バッグ25に接続されている。
また、チューブ46の途中には、そのチューブ46に沿って、気泡センサ33が設置されている。
なお、血漿採取バッグ25、チューブ43および44により、血漿を採取する血漿採取用分岐ラインが構成されている。
血小板(血小板製剤)採取バッグ26は、後述する白血球除去フィルター261を通過した後の血漿を含む血小板(血球成分)(第1の血液成分)を採取(貯留)するための容器である。なお、以下の説明では、血漿を含む血小板(第1の血液成分)を、「濃厚血小板」と言い、血小板採取バッグ26内に採取(貯留)された濃厚血小板を、「血小板製剤」と言う。
チューブ51の一端は、この血小板採取バッグ26に接続され、その他端にはバッグ28が接続されている。
エアーバッグ27bは、空気(エアー)を一時的に収納(貯留)するための容器である。
後述する採血の際は、遠心分離器20の貯血空間146内等の血液成分採取回路2内の空気(滅菌空気)は、このエアーバッグ27b内に移送され、収納される。そして、返血工程(血液成分返還工程)の際、エアーバッグ27b内に収納されている空気は、遠心分離器20の貯血空間146内に移送され、戻される。これにより、所定の血液成分が、ドナーへ返還される。
チューブ42の一端は、分岐コネクター22bに接続され、他端は、このエアーバッグ27bに接続されている。
血液成分採取バッグである中間バッグ(一時貯留バッグ)27aは、濃厚血小板、すなわち血漿を含む血小板(第1の血液成分)を一時的に貯留するための容器(貯留部)である。チューブ45の一端は、分岐コネクター22cに接続され、他端は、この中間バッグ27aに接続されている。
また、チューブ46の一端は、この中間バッグ27aに接続され、その他端には、接続用分岐コネクター22eが設けられている。前記チューブ49の他端は、この分岐コネクター22eに接続されている。
また、接続用分岐コネクター22eには、チューブ47の一端が接続され、このチューブ47の途中には、濃厚血小板中から白血球(所定の細胞)を分離除去する白血球除去フィルター(細胞分離フィルター)(濾過器)261が設置されている。
また、チューブ47の他端には、接続用分岐コネクター22gが設けらており、一端が前記血小板採取バッグ26に接続されたチューブ48の他端が、この分岐コネクター22gに接続されている。
また、分岐コネクター22gのポートには、ベントフィルターが設けられたフィルター本体およびキャップを備えたフィルター22hが設置されている。
ここで、後述する濃厚血小板中の白血球を分離除去する濾過操作等において、チューブ46および47は、中間バッグ27aから白血球除去フィルター261に濃厚血小板を供給する供給用チューブを構成し、また、チューブ48は、白血球除去フィルター261から白血球を分離除去した後の濃厚血小板を排出する(血小板採取バッグ26に供給する)排出用チューブを構成する。
すなわち、チューブ46、47、48、中間バッグ27a、白血球除去フィルター261および血小板採取バッグ26により、濃厚血小板から白血球を分離除去する濾過ラインが構成されている。
血液成分採取装置1を組み立てた状態で(血液成分採取装置1を使用する際)、これらの中間バッグ27a、白血球除去フィルター261、血小板採取バッグ26および血漿採取バッグ25は、それぞれ、中間バッグ27aが血漿採取バッグ25より低い位置(鉛直方向下方)に、白血球除去フィルター261が中間バッグ27aより低い位置に、さらに、血小板採取バッグ26が白血球除去フィルター261より低い位置にセットされる(位置する)。そして、中間バッグ27aおよび血漿採取バッグ25は、それぞれ、遠心分離器20のローター142の貯血空間146より高い位置(鉛直方向上方)に位置する。
この場合、血液成分採取装置1には、血漿採取バッグ25と、中間バッグ27aおよびエアーバッグ27bとを着脱自在に支持する支持部である図示しないハンガー(フック)が、それぞれ、設けられている。そして、血漿採取バッグ25および中間バッグ27aは、それぞれ、出口側(入口側)が鉛直方向下方になるように、対応するハンガーに引っ掛けられ、吊り下げられる(吊られる)。
また、白血球除去フィルター261としては、例えば、両端に流入口および排出口を有するケーシング内に、例えば、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド等の合成樹脂よりなる織布、不織布、メッシュ、発泡体等の多孔質体を1層または2層以上積層した濾過部材を挿入して構成したもの等を用いることができる。
上述した第1〜第3のライン21〜23の形成に使用される各チューブ、各ポンプチューブ21g、23a、さらに、その他の各チューブ41〜51、21hの構成材料としては、それぞれ、ポリ塩化ビニルが好ましい。
これらのチューブがポリ塩化ビニル製であれば、十分な可撓性、柔軟性が得られるので取り扱いがし易く、また、クレンメ等による閉塞にも適するからである。
また、上述した各分岐コネクター21c、21f、22b、22c、22d、22e、22gの構成材料についても、それぞれ、前記チューブで挙げた構成材料と同様のものを用いることができる。
なお、各ポンプチューブ21g、23aとしては、それぞれ、後述する各送液ポンプ(例えば、ローラーポンプ等)11、12により押圧されても損傷を受けない程度の強度を備えるものが使用されている。
血漿採取バッグ25、血小板採取バッグ26、中間バッグ27a、エアーバッグ27b、バッグ28は、それぞれ、樹脂製の可撓性を有するシート材を重ね、その周縁部を融着(熱融着、高周波融着、超音波融着等)または接着剤により接着等して袋状にしたものが使用される。なお、前述したように、エアーバッグ27bと中間バッグ27aとは、一体的に形成(一体化)されている。
各バッグ25、26、27a、27b、28に使用される材料としては、それぞれ、例えば、軟質ポリ塩化ビニルが好適に使用される。
なお、血小板採取バッグ26に使用されるシート材としては、血小板保存性を向上するためにガス透過性に優れるものを用いることがより好ましい。
このようなシート材としては、例えば、ポリオレフィンやDnDP可塑化ポリ塩化ビニル等を用いること、また、このような素材を用いることなく、上述したような材料のシート材を用い、厚さを比較的薄く(例えば、0.1〜0.5mm程度、特に、0.1〜0.3mm程度)したものが好適である。
このような血液成分採取回路2の主要部分は、図示しないが、例えば、カセット式となっている。すなわち、血液成分採取回路2は、各ライン(第1のライン21、第2のライン22、第3のライン23)および所定の各チューブを部分的に収納し、かつ部分的にそれらを保持し、言い換えれば、部分的にそれらが固定されたカセットハウジングを備えている。
このカセットハウジングには、第1のポンプチューブ21gの両端および第2のポンプチューブ23aの両端が固定され、これらのポンプチューブ21g、23aは、それぞれ、カセットハウジングより、各送液ポンプ(例えば、ローラーポンプ等)11、12の形状に対応したループ状に突出している。このため、第1および第2のポンプチューブ21g、23aは、それぞれ、各送液ポンプ11、12への装着が容易である。また、このカセットハウジングには、後述する各流路開閉手段81〜87等が設置される。
血液成分採取回路2に設けられている遠心分離器20は、通常、遠心ボウルと呼ばれており、遠心力により血液を複数の血液成分に分離する。
遠心分離器20は、図2に示すように、上端に流入口143が形成された鉛直方向に伸びる管体141と、管体141の回りで回転し、上部145に対し液密にシールされた中空のローター142とを有している。
ローター142には、その周壁内面に沿って環状の貯血空間146が形成されている。この貯血空間146は、図2中下部から上部に向けてその内外径が漸減するような形状(テーパ状)をなしており、その下部は、ローター142の底部に沿って形成されたほぼ円盤状の流路を介して管体141の下端開口に連通し、その上部は、排出口(流出口)144に連通している。また、ローター142において、貯血空間146の容積は、例えば、100〜350mL程度とされ、ローター142の回転軸からの最大内径(最大半径)は、例えば、55〜65mm程度とされる。
このようなローター142は、血液成分採取装置1が備える遠心分離器駆動装置10によりあらかじめ設定された所定の遠心条件(回転速度および回転時間)で回転する。この遠心条件により、ローター142内の血液の分離パターン(例えば、分離する血液成分数)を設定することができる。
本実施形態では、図2に示すように、血液がローター142の貯血空間146内で内層より血漿層131、バフィーコート層132および赤血球層133に分離されるように遠心条件が設定される。
次に、図1に示す血液成分採取装置1の全体構成について説明する。
血液成分採取装置1は、遠心分離器20のローター142を回転させるための遠心分離器駆動装置10と、第1のライン21の途中に設置された第1の送液ポンプ11と、第3のライン23の途中に設置された第2の送液ポンプ12と、血液成分採取回路2(第1のライン21、チューブ42、チューブ44、チューブ45、チューブ47、チューブ49、チューブ50)の流路の途中を開閉し得る複数の流路開閉手段81、82、83、84、85、86、87と、各種の情報を表示(報知)する表示手段(報知手段)および各操作を行なう操作手段である表示・操作部17と、遠心分離器駆動装置10、第1の送液ポンプ11、第2の送液ポンプ12、複数の流路開閉手段81〜87および表示・操作部17を制御するための制御部(制御手段)13とを備えている。
さらに、血液成分採取装置1は、第2のライン22に装着(設置)された濁度センサ14と、遠心分離器20の近傍に設置された光学式センサ15と、複数の気泡センサ31〜36と、血漿の重量を血漿採取バッグ25ごと重量測定するための重量センサ16とを備えている。
制御部13は、第1の送液ポンプ11および第2の送液ポンプ12のための2つのポンプコントローラ(図示せず)を備え、制御部13と第1の送液ポンプ11および第2の送液ポンプ12とはポンプコントローラを介して電気的に接続されている。
遠心分離器駆動装置10が備える駆動コントローラ(図示せず)は、制御部13と電気的に接続されている。
各流路開閉手段81〜87は、それぞれ、制御部13に電気的に接続されている。
また、濁度センサ14、光学式センサ15、重量センサ16、気泡センサ31〜36、表示・操作部17は、それぞれ、制御部13と電気的に接続されている。
制御部13は、例えばマイクロコンピュータで構成されており、制御部13には、上述した濁度センサ14、光学式センサ15、重量センサ16、気泡センサ31〜36からの検出信号が、それぞれ、随時入力される。また、表示・操作部17からの信号(入力)も、制御部13に入力される。
制御部13は、濁度センサ14、光学式センサ15、重量センサ16、気泡センサ31〜36からの検出信号および表示・操作部17からの信号に基づき、予め設定されたプログラムに従って、血液成分採取装置1の各部の作動、すなわち、各送液ポンプ11、12の回転、停止、回転方向(正転/逆転)を制御するとともに、必要に応じ、各流路開閉手段81〜87の開閉、遠心分離器駆動装置10の作動および表示・操作部17の駆動をそれぞれ制御する。
この制御部13により、後述する血小板採取操作(血液成分採取操作)を、中間バッグ27aに採取される濃厚血小板の血小板の個数(単位数)が第1の目標値に到達するように設定されたサイクル数の全サイクル行なった場合に、血漿採取バッグ25に採取される血漿と、中間バッグ27aに採取される濃厚血小板(血漿を含む血小板)との合計の体積量を予測する採取量予測手段と、その採取量予測手段により予測された前記体積量の予測値が第2の目標値に到達するか否かを判別する判別手段と、後述する血漿採取操作を行なうサイクル数を設定するサイクル数設定手段とが構成される。
第1の流路開閉手段81は、第1のポンプチューブ21gより採血針29側、すなわち、分岐コネクター21fとチャンバー21dとの間において第1のライン21を開閉するために設けられている。
第2の流路開閉手段82は、チューブ50を開閉するために設けられている。第3の流路開閉手段83は、チューブ44を開閉するために設けられている。第4の流路開閉手段84は、チューブ45を開閉するために設けられている。第5の流路開閉手段85は、チューブ42を開閉するために設けられている。第6の流路開閉手段86は、チューブ49を開閉するために設けられている。第7の流路開閉手段87は、チューブ47を開閉するために設けられている。
各流路開閉手段81〜87は、それぞれ、第1のライン21、チューブ50、44、45、42、49、47を挿入可能な挿入部を備え、該挿入部には、例えば、ソレノイド、電動モーター、シリンダ(油圧または空気圧)等の駆動源で作動するクランプを有している。具体的には、ソレノイドで作動する電磁クランプが好適である。
これらの流路開閉手段(クランプ)81〜87は、それぞれ、制御部13からの信号に基づいて作動する。
表示・操作部17は、例えば、液晶表示パネル、EL表示パネル等を備えたタッチパネル等で構成される。
なお、各種の情報を表示(報知)する表示手段(報知手段)である表示部(例えば、液晶表示パネル、EL表示パネル等)と、各操作を行なう操作手段である操作部(例えば、操作ボタン、操作スイッチ、操作ダイヤル等)とを、別個に設けてもよい。
遠心分離器駆動装置10は、図2に示すように、遠心分離器20を収納するハウジング201と、脚部202と、駆動源であるモータ203と、遠心分離器20を保持する円盤状の固定台205とを有している。
ハウジング201は、脚部202の上部に載置、固定されている。また、ハウジング201の下面には、ボルト206によりスペーサー207を介してモータ203が固定されている。
モータ203の回転軸204の先端部には、固定台205が回転軸204と同軸でかつ一体的に回転するように嵌入されており、固定台205の上部には、ローター142の底部が嵌合する凹部が形成されている。
また、遠心分離器20の上部145は、図示しない固定部材によりハウジング201に固定されている。
このような遠心分離器駆動装置10では、モータ203を駆動すると、固定台205およびそれに固定されたローター142が、例えば、回転数3000〜6000rpm程度で回転する。
ハウジング201には、その側部(図2中、左側)に光学式センサ15が設置されている。
この光学式センサ15は、貯血空間146に向って投光するとともにその反射光を受光するように構成されている。
光学式センサ15は、投光部151から光(例えばレーザー光)を照射(投光)し、ローター142の反射面147で反射された反射光を受光部152で受光する。そして、受光部152においてその受光光量に応じた電気信号に変換される。
ここで、光学式センサ15は、片面に反射面を有し、光路を変更する反射板153を有しており、投光部151から照射された光は、反射板153を介して反射面147に照射され、反射面147で反射した光は、反射板153を介して受光部152で受光されるように構成されている。
このとき、投光光および反射光は、それぞれ、貯血空間146内の血液成分を透過するが、血液成分の界面(本実施形態では、血漿層131とバフィーコート層132との界面B)の位置に応じて、投光光および反射光が透過する位置における各血液成分の存在比が異なるため、それらの透過率が変化する。これにより、受光部152での受光光量が変動(変化)し、この変動を受光部152からの出力電圧の変化として検出することができる。
すなわち、光学式センサ15は、受光部152での受光光量の変化に基づき、血液成分の界面の位置を検出することができる。
なお、光学式センサ15が検出する血液成分の界面としては、界面Bに限られず、例えば、バフィーコート層132と赤血球層133との界面であってもよい。
ここで、貯血空間146内の各層131〜133は、それぞれ、血液成分により色が異なっており、特に、赤血球層133は、赤血球の色に伴い赤色を呈している。このため、光学式センサ15の精度向上の観点からは、投光光の波長に好適な範囲が存在し、この波長範囲としては、特に限定されないが、例えば、600〜900nm程度であるのが好ましく、750〜800nm程度であるのがより好ましい。
濁度センサ14は、第2のライン22中を流れる流体の濁度(血小板の濃度)を検知するためのものであり、濁度に応じた電圧値を出力する。具体的には、濁度センサ14は、濁度が高い時には低電圧値、濁度が低い時には高電圧値を出力する。
この濁度センサ14により、例えば、第2のライン22中を流れる血漿中の血小板濃度、血漿中の血小板濃度の変化、血漿中への赤血球の混入等を検出することができる。
また、気泡センサ34により、例えば、第2のライン22中を流れる流体の空気から血漿への置換等を検出することができる。
濁度センサ14および各気泡センサ31〜36としては、それぞれ、例えば、超音波センサ、光学式センサ、赤外線センサ等を用いることがきる。
第1のポンプチューブ21gが装着される第1の送液ポンプ11、および、第2のポンプチューブ23aが装着される第2の送液ポンプ12としては、それぞれ、例えば、ローラーポンプなどの非血液接触型ポンプが好適に用いられる。
また、第1の送液ポンプ(血液ポンプ)11としては、いずれの方向にも血液を送ることができるものが使用される。具体的には、正回転と逆回転が可能なローラーポンプが用いられている。
次に、血液成分採取装置1の作用(動作)について説明する。
まず、血液成分採取装置1を用いた血小板採取操作(血液成分採取操作)を説明する。
血液成分採取装置1は、制御部13の制御により、血漿採取バッグ25に血漿を採取する第1の血漿採取工程と、定速血漿循環工程と、血漿採取バッグ25に血漿を採取する第2の血漿採取工程と、加速血漿循環工程と、血漿採取バッグ25に血漿を採取する第3の血漿採取工程と、中間バッグ27aに濃厚血小板を採取する血小板採取工程(血液成分採取工程)と、返血工程(血液成分返還工程)とを有する血小板採取操作(血液成分採取操作)を行なうよう作動する。
前記第1の血漿採取工程と、定速血漿循環工程と、第2の血漿採取工程と、加速血漿循環工程と、第3の血漿採取工程と、血小板採取工程とを行なうことにより、血漿採取バッグ25に所定量の血漿が採取され、中間バッグ27aに濃厚血小板が採取される(一時的に貯留される)。また、返血工程を行なうことにより、遠心分離器20のローター142の貯血空間146内に残存する血液成分(残りの血液成分)(主に、赤血球、白血球、残りの血漿)は、遠心分離器20の流入口143から排出され、第1のライン21(採血針29)を介してドナーに返血(返還)される。成分採血においては、この血小板採取操作(血液成分採取操作)は、少なくとも1回(1サイクル)行われる。なお、血小板採取操作は、通常は、複数回(複数サイクル)行われる。
なお、前記血小板採取操作は、例えば、特開2005−152362号公報等に記載されている方法を用いて行なうことができる。
また、血液成分採取装置1は、制御部13の制御により、中間バッグ27a内に一時的に採取(貯留)した濃厚血小板を、白血球除去フィルター261に供給して、濃厚血小板の濾過、すなわち、濃厚血小板中の白血球を分離除去する濾過操作(濾過工程)を行なうよう構成されている。
この濾過操作では、第7の流路開閉手段87を開放する。これにより、中間バッグ27a内の濃厚血小板は、落差(自重)により、チューブ46、47、白血球除去フィルター261およびチューブ48を経て、血小板採取バッグ26内に移送される。このとき、濃厚血小板は、そのほとんどが、白血球除去フィルター261の濾過部材を通過するが、白血球は濾過部材に捕捉される。このため、血小板製剤中の白血球の除去率を極めて高いものとすることができる。
この濾過操作は、後述する血漿採取操作が追加される場合は、最終サイクルの血漿採取操作を行なうのに並行して、または、最終サイクルの血漿採取操作終了後に行なわれ、血漿採取操作が追加されない場合は、最終サイクルの血小板採取操作を行なうのに並行して、または、最終サイクルの血小板採取操作終了後に行なわれる。
なお、濃厚血小板の中間バッグ27a内から血小板採取バッグ26への移送は、ポンプを用いて行なうようにしてもよい。
また、血液成分採取装置1は、必要に応じて、制御部13の制御により、血漿採取バッグ25内の血漿を中間バッグ27aに供給することにより、中間バッグ27aに採取される濃厚血小板の量(体積量)を調整する量調整操作を行なうように構成されている。これにより、血小板採取バッグ26に採取される血小板製剤の量(体積量)が調整される。
さて、この血液成分採取装置1は、中間バッグ27aに採取される濃厚血小板の血小板の個数(単位数)が第1の目標値に到達するように設定されたサイクル数の前記血小板採取操作(血液成分採取操作)を全サイクル行なった場合に、血漿採取バッグ25に採取される血漿と、中間バッグ27aに採取される濃厚血小板(血漿を含む血小板)との合計の体積量(以下、単に「量」とも言う)を予測し、その予測値が第2の目標値に到達するか否かを判別し、予測値が第2の目標値に到達しないと判別された場合には、採取した血液を分離し、血漿を採取する血漿採取工程と、残りの血液成分をドナーに返還する返血工程(血液成分返還工程)とを有する血漿採取操作を少なくとも1サイクル追加する(行なう)ように構成されている。この血漿採取操作では、血漿を、中間バッグ27a、または、血漿採取バッグ25、または、中間バッグ27aおよび血漿採取バッグ25の両方に採取するが、この他は、前述した血小板取操作から、血漿循環工程(定速血漿循環工、加速血漿循環工程)および血小板採取工程を削除したものであるので、その詳細な説明は省略する。以下、図3および図4に基づいて、詳細に説明する。
図3および図4は、図1に示す血液成分採取装置の作用を説明するためのフローチャート(制御部13の制御動作を示すフローチャート)である。
成分採血を行なう際は、第1サイクルの血小板採取操作に先立って、図3に示すように、血小板採取操作のサイクル数(a)を設定する(ステップS101)。
このステップS101では、ドナーのヘマトクリット値、血小板濃度等の血算等に基づいて、中間バッグ27aに採取される濃厚血小板の血小板の個数(単位数)が、血小板製剤の規格(目標の規格)に適合する第1の目標値に到達するために必要とする血小板採取操作の最低のサイクル数を求める。そして、血小板採取操作のサイクル数(a)として、その求めたサイクル数を設定する。
血小板製剤としては、下記(1)〜(4)の4種類のものがある。
(1)5単位製剤
容量(量)が、100mL±20%、個数が、1.0×1011〜1.9×1011
(2)10単位製剤
容量(量)が、200mL±20%、個数が、2.0×1011〜2.9×1011
(3)15単位製剤
容量(量)が、250mL±20%、個数が、3.0×1011〜3.9×1011
(4)20単位製剤
容量(量)が、250mL±20%、個数が、4.0×1011個以上
また、血小板の「1単位」は、0.2×1011個である。
なお、前記血小板採取操作のサイクル数は、血液成分採取装置1内で自動的に求めるようになっていなくてもよく、例えば、オペレータが前記血小板採取操作のサイクル数を求めて、そのサイクル数を装置に入力するようになっていてもよい。
次いで、血小板採取操作を、設定されたサイクル数(a)の全サイクル行なった場合に、血漿採取バッグ25に採取される血漿と、中間バッグ27aに採取される濃厚血小板との合計の体積量を予測する(ステップS102)。
このステップS102では、前記体積量の予測値は、血小板採取操作を1サイクル行なった場合に、血漿採取バッグ25に採取される血漿と、中間バッグ27aに採取される濃厚血小板との合計の体積量(1サイクル当りの採取量)を、下記式(1)から求め、その値をa倍して求める。
1サイクル当りの採取量(体積量)=血液処理量−回転時の遠心分離器の貯血空間の容積 ・・・式(1)
また、上記式(1)における血液処理量は、下記式(2)から求める。
血液処理量=K×B/Hct ・・・式(2)
但し、上記式(2)において、K:採血終了時(血小板採取工程開始直前)の遠心分離器の貯血空間内の赤血球層が占める容積
B:採血終了時(血小板採取工程開始直前)の遠心分離器の貯血空間内の赤血球層のヘマトクリット値
Hct:ドナーの血液のヘマトクリット値
前記KおよびBの値は、それぞれ、実験的に求められ、予め設定されている。また、前記Hctの値は、予備採血によって求められ、予め設定されている。
次いで、前記ステップS102で求めた予測値と、第2の目標値とを比較し、予測値が第2の目標値に到達するか否か、すなわち、予測値が第2の目標値以上であるか否かを判別する(ステップS103)。
ここで、血小板製剤の体積量の製剤規格(目標の製剤規格)に適合するための最低値をAとしたとき、前記第2の目標値は、A〜600mL程度の範囲内の値に設定されるのが好ましい。
予測値が第2の目標値以上の場合(ステップS103で「YES」)は、十分な量(体積量)の血漿および濃厚血小板が採取されると推定され、血漿採取操作を追加することなく、ステップS106に移行する。
一方、予測値が第2の目標値未満の場合(ステップS103で「NO」)は、血漿および濃厚血小板の量(体積量)が不足すると推定され、血漿採取操作を少なくとも1サイクル追加する。この場合、まずは、追加する血漿採取操作のサイクル数(b)を決定する(ステップS104)。
このステップS104では、追加される血漿採取操作によって採取される血漿の量(体積量)の予測値と、前記ステップS102で求めた予測値との合計値が、前記第2の目標値に到達するために必要とする血漿採取操作の最低のサイクル数を求める。そして、血漿採取操作のサイクル数(b)を、その求めたサイクル数に決定する。
次いで、血漿採取操作のサイクル数として、前記ステップS104で決定したサイクル数(b)を設定する(ステップS105)。これにより、最終サイクルの血小板採取操作の後に、血漿採取操作がbサイクル追加され、その血漿採取操作は、血小板採取操作をaサイクル(全サイクル)行なった後、すなわち、最終サイクルの血小板採取操作を行なった後に実行される。
なお、血漿採取操作は、血小板採取操作を全サイクル行なった後に限らず、例えば、第1サイクルの血小板採取操作を行なう前や、血小板採取操作の所定サイクルとその次のサイクルとの間等に行なってもよい。
次いで、表示・操作部17に、血小板採取操作のサイクル数(a)と、血漿採取操作のサイクル数(b)とを合計したトータルサイクル数(c)を表示する。
これにより、オペレータにとっては、従来(血漿採取操作の自動追加機能のない装置を使用する場合)と同様の操作性で使用することができる。
次に、成分採血の準備をして、図4に示すように、血小板採取操作を行なう(ステップS201)。
次いで、血小板採取操作が全サイクル(aサイクル)終了したか否かを判断する(ステップS202)。
血小板採取操作が全サイクル終了していない場合は、ステップS201に戻り、次のサイクルの血小板採取操作を行なう。
一方、血小板採取操作が全サイクル終了した場合は、血漿採取操作が追加されているか否かを判断する(ステップS203)。
血漿採取操作が追加されていない場合は、成分採血を終了する。
一方、血漿採取操作が追加されている場合は、血漿採取操作を行なう(ステップS204)。
次いで、血漿採取操作が全サイクル(bサイクル)終了したか否かを判断する(ステップS205)。
血漿採取操作が全サイクル終了していない場合は、ステップS204に戻り、次のサイクルの血漿採取操作を行なう。
一方、血漿採取操作が全サイクル終了した場合は、成分採血を終了する。
ここで、前記血漿採取操作においては、遠心分離器20の排出口144から流出する血漿は、中間バッグ27aに採取されるようになっているのが好ましい。これにより、前述した量調整操作を行なうことなく、中間バッグ27aに採取される濃厚血小板の量(体積量)を前記第2の目標値に到達させることができる。また、中間バッグ27aに採取された濃厚血小板の量が製剤規格に適合する値(最低値A)に到達した場合には、血漿の採取先(貯留先)を血漿採取バッグ26に切り換えるのが好ましい。以下、具体例を挙げて、さらに説明する。
前記第2の目標値を製剤規格に適合する値(最低値A)とした場合は、最終サイクルの1つ前のサイクルまでは、遠心分離器20の排出口144から流出する血漿をすべて中間バッグ27aに採取する。そして、最終サイクルでは、まずは、遠心分離器20の排出口144から流出する血漿を中間バッグ27aに採取し、中間バッグ27aに採取された濃厚血小板の量(体積量)が製剤規格に適合する値(最低値A)に到達したときに、第4の流路開閉手段84を閉塞し、第3の流路開閉手段83を開放して、血漿を血漿採取バッグ26に採取する。
但し、最終サイクルに到達する前に、製剤規格に適合する値(最低値A)に到達した場合は、その時点で血漿採取工程を終了し、返血工程を実行してもよい。この場合は、これ以降のサイクルを実行しなくてもよい。
また、前記第2の目標値を製剤規格に適合する値(最低値A)よりも大きい値とした場合は、血漿採取操作の所定の1つのサイクルにおいて、まずは、遠心分離器20の排出口144から流出する血漿を中間バッグ27aに採取し、中間バッグ27aに採取された濃厚血小板の量(体積量)が製剤規格に適合する値(最低値A)に到達したときに、第4の流路開閉手段84を閉塞し、第3の流路開閉手段83を開放して、血漿を血漿採取バッグ26に採取する。そして、前記両方に採取するサイクルが最終サイクルではない場合は、その後のサイクルから最終サイクルまで、遠心分離器20の排出口144から流出する血漿をすべて血漿採取バッグ26に採取する。
但し、血漿採取バッグ26に採取された血漿の量が目標量に到達した時点で、血漿採取工程を終了し、返血工程を実行してもよい。この場合は、現時点までに行なった血漿採取操作のサイクル数が設定されているサイクル数に到達していなくても、以降、血漿採取操作を行なわない。
このように、血漿採取操作の所定の1つのサイクルにおいて、遠心分離器20の排出口144から流出する血漿のうちの所定量を中間バッグ27aに採取し、残りの血漿を血漿採取バッグ26に採取することにより、中間バッグ27aに採取される濃厚血小板の量が不必要に(無駄に)多くなってしまうのが阻止され、血漿採取バッグ26に採取される血漿の量を多くすることができる。
なお、本発明では、血漿を中間バッグ27aおよび血漿採取バッグ26の両方に採取するサイクルが2以上設けられていてもよい。
また、本発明では、血漿採取操作において、遠心分離器20の排出口144から流出する血漿を、中間バッグ27aのみに採取してもよく、また、血漿採取バッグ26のみに採取してもよい。
以上説明したように、この血液成分採取装置1によれば、血小板製剤の規格に適合した血小板製剤を確実に得ることができる。
また、追加される血漿採取操作では、不足している血漿のみを採取し、他の血液成分(血球成分)は採取しないので、血漿を採取する工程および血小板を採取する工程とを有する血液成分採取操作のサイクル数を単純に増加する場合に比べ、ドナーの負担を減少させることができ、また、血小板を無駄にしてしまうこともなく、経済的であり、また、採血時間を短縮することができる。
また、遠心分離器20の貯血空間146内に赤血球が残留していない状態で血漿採取操作を開始するので、1サイクルの血漿採取操作で採取し得る血漿の量(体積量)を多くすることができる。
そして、この血液成分採取装置1では、血液より分離、採取された濃厚血小板中から、白血球除去フィルター261により白血球を分離除去するため、白血球の混入が極めて低い血小板製剤を得ることができる。
以上、本発明の血液成分採取装置を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物や、工程が付加されていてもよい。
また、本発明の血液成分採取装置は、血小板製剤や血漿製剤(または血漿分画製剤の原料血漿)を得るのに適用する場合に限らず、例えば、血液中から、赤血球製剤、白血球製剤等を得る場合に適用してもよい。すなわち、本発明の血液成分採取装置では、血液成分採取バッグに採取される血液成分は、血漿を含む血小板に限らず、例えば、血漿を含む赤血球、血漿を含む白血球等であってもよい。換言すれば、本発明の血液成分採取装置では、採取される所定の血球成分は、血小板に限らず、例えば、赤血球や白血球等であってもよい。
また、本発明では、細胞分離フィルター(濾過器)により分離除去する細胞も、白血球に限定されない。
また、本発明では、血液分離器は、遠心型のものに限定されず、例えば、膜型等のものであってもよい。
また、本発明では、光学式センサは、図示のものに限定されず、例えば、ラインセンサ等であってもよい。
本発明の血液成分採取装置の実施形態を示す平面図である。 図1に示す血液成分採取装置が備える遠心分離器駆動装置に遠心分離器が装着された状態の部分破断断面図である。 図1に示す血液成分採取装置の作用を説明するためのフローチャートである。 図1に示す血液成分採取装置の作用を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 血液成分採取装置
2 血液成分採取回路
10 遠心分離器駆動装置
11 第1の送液ポンプ
12 第2の送液ポンプ
13 制御部
14 濁度センサ
15 光学式センサ
151 投光部
152 受光部
153 反射板
16 重量センサ
17 表示・操作部
20 遠心分離器
21 第1のライン
21a 採血針側第1ライン
21b 遠心分離器側第1ライン
21c 分岐コネクター
21d チャンバー
21f 分岐コネクター
21g ポンプチューブ
21h チューブ
21i フィルター
22 第2のライン
22b 分岐コネクター
22c 分岐コネクター
22d 分岐コネクター
22e 分岐コネクター
22f フィルター
22g 分岐コネクター
22h フィルター
23 第3のライン
23a ポンプチューブ
23b 除菌フィルター
23c 気泡除去用チャンバー
23d 抗凝固剤容器接続用針
25 血漿採取バッグ
26 血小板採取バッグ
261 白血球除去フィルター
27a 中間バッグ
27b エアーバッグ
28 バッグ
29 採血針
31〜36 気泡センサ
41〜51 チューブ
81〜87 第1〜第7の流路開閉手段
131 血漿層
132 バフィーコート層
133 赤血球層
141 管体
142 ローター
143 流入口
144 排出口
145 上部
146 貯血空間
147 反射面
201 ハウジング
202 脚部
203 モータ
204 回転軸
205 固定台
206 ボルト
207 スペーサー
S101〜S106 ステップ
S201〜S205 ステップ

Claims (7)

  1. 供血者から血液を採取する採血手段と、
    前記採血手段により採取された血液を分離する血液分離器と、
    前記血液分離器により分離された血漿を採取する血漿採取バッグと、
    前記血液分離器により分離された血漿を含む所定の血球成分を採取する血液成分採取バッグとを備える血液成分採取回路を有し、
    採取した血液を分離し、前記血漿採取バッグに血漿を採取する血漿採取工程と、前記血液成分採取バッグに血漿を含む所定の血球成分を採取する血液成分採取工程と、残りの血液成分を供血者に返還する返血工程とを有する血液成分採取操作を少なくとも1サイクル実行する血液成分採取装置であって、
    前記血液成分採取バッグに採取される前記所定の血球成分の個数が第1の目標値に到達するように設定されたサイクル数の前記血液成分採取操作を全サイクル行なった場合に、採取される血漿と、採取される血漿を含む所定の血球成分との合計の体積量を予測する採取量予測手段と、
    前記採取量予測手段により予測された前記体積量の予測値が第2の目標値に到達するか否かを判別する判別手段とを有し、
    前記判別手段により前記予測値が第2の目標値に到達しないと判別された場合には、採取した血液を分離し、血漿を採取する血漿採取工程と、残りの血液成分を供血者に返還する返血工程とを有する血漿採取操作を少なくとも1サイクル実行するように構成されていることを特徴とする血液成分採取装置。
  2. 前記血漿採取操作は、前記血液成分採取操作を前記全サイクル行なった後に実行されるように構成されている請求項1に記載の血液成分採取装置。
  3. 前記血漿採取操作を実行するか否かの決定は、第1サイクルの前記血液成分採取操作を開始する前に行なわれるように構成されている請求項1または2に記載の血液成分採取装置。
  4. 前記判別手段により前記予測値が第2の目標値に到達しないと判別された場合には、前記予測値と、設定されたサイクル数の前記血漿採取操作を全サイクル行なった場合に採取される血漿の体積量の予測値との合計値が前記第2の目標値に到達するように前記血漿採取操作を行なうサイクル数を設定するサイクル数設定手段を有する請求項1ないし3のいずれかに記載の血液成分採取装置。
  5. 前記血漿を含む所定の血球成分の体積量の製剤規格に適合するための最低値をAとしたとき、前記第2の目標値は、A〜600mLの範囲内の値に設定されるように構成されている請求項1ないし4のいずれかに記載の血液成分採取装置。
  6. 前記血漿採取操作の少なくとも1つのサイクルにおいては、前記血液分離器の流出口から流出する血漿のうちの所定量を前記血液成分採取バッグに採取し、残りの血漿を前記血漿採取バッグに採取するように構成されている請求項1ないし5のいずれかに記載の血液成分採取装置。
  7. 前記所定の血球成分は、血小板である請求項1ないし6のいずれかに記載の血液成分採取装置。
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