JP2007048833A - 有機蒸着膜および該有機蒸着膜を用いた有機発光素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】 有機デバイスの省電力化と長寿命化に寄与する有機蒸着膜を提供する。
【解決手段】 基板上にアリールアミン化合物薄膜を有し、芳香族環の炭素−水素面外変角振動に帰属するフーリエ変換赤外分光スペクトルの737cm-1付近の吸収ピーク強度の比率が、炭素−窒素伸縮振動に帰属する1279cm-1付近の吸収ピーク強度に対し1.8以下の有機発光素子を提供する。
【選択図】 図3
【解決手段】 基板上にアリールアミン化合物薄膜を有し、芳香族環の炭素−水素面外変角振動に帰属するフーリエ変換赤外分光スペクトルの737cm-1付近の吸収ピーク強度の比率が、炭素−窒素伸縮振動に帰属する1279cm-1付近の吸収ピーク強度に対し1.8以下の有機発光素子を提供する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、画像表示や光源に利用される有機発光素子などの有機デバイスに用いられる有機蒸着膜と、この有機蒸着膜を使用した有機発光素子に関する。
有機発光素子は、蒸着マスクを使用する高精細塗り分けが可能なことなどから、主に真空蒸着法を用いて製造されている。また、アリールアミン化合物は、正孔輸送性に優れている事やアモルファス状態の形成に適している事から、有機発光素子の正孔輸送材料として主に使用されている(特許文献1や非特許文献1)。真空蒸着法によって成膜されたアリールアミン化合物の有機蒸着膜は一般に良好なアモルファス性を有しており、これを使用することにより電流の均一性と保存安定性に優れた有機デバイスを得ることが可能となる。
しかし真空蒸着法によって成膜された通常の有機蒸着膜においては個々の分子がランダムな向きに配列されているため、電極との界面において電気的に有効な接触面が少ないことや、電極との密着性に乏しいことが予想される。このため通常の有機蒸着膜を用いた有機発光素子は電荷注入効率が低いことや、素子駆動に伴う変化により電荷注入効率がさらに低下することが問題となると考えられる。
特開2004-339134号公報
有機ELハンドブック p.383
前述のように、従来の技術を使用した場合は、電荷注入効率が低いために駆動電圧が十分に低くない事や、連続使用すると電荷注入効率の低下に伴い駆動電圧が更に上昇する事、などの課題が残っている。
本発明は、このような従来の技術に対して低駆動電圧化や連続使用時の電圧上昇抑制などの性能を向上させ、有機デバイスの省電力化と長寿命化に寄与する有機蒸着膜を提供することを目的とするものである。
本発明は上記目的を達成するため、アリールアミン化合物から成り、基板上に形成された薄膜であり、該アリールアミン化合物に含まれる芳香族環の炭素−水素面外変角振動に帰属されるフーリエ変換赤外分光スペクトルにおける737cm-1付近の吸収ピーク強度の比率が、炭素−窒素伸縮振動に帰属される1279cm-1付近の吸収ピーク強度に対して1.8以下であることを特徴とする有機蒸着膜と、この有機蒸着膜を用いることを特徴とする有機発光素子を提供するものである。
本発明の有機蒸着膜は、基板との界面において有機化合物を配向させることにより、電流を流すために必要な電圧を低減する効果と、連続的に電流を流す際に発生する電圧上昇を抑制する効果が得られるものである。また本発明の有機発光素子は、本発明の有機蒸着膜を使用することにより、素子駆動初期における駆動電圧を低減する効果と連続駆動における駆動電圧上昇を抑制する効果が得られるものである。
本発明の請求項1に記載の有機蒸着膜は、基板との界面において有機化合物を配向させることにより、電流を流すために必要な電圧を低減する効果と、連続的に電流を流す際に発生する電圧上昇を抑制する効果が得られるものである。
電流を流すために必要な電圧が低減される効果は、有機化合物の配向により電気的に有効な接触面が増大し、電荷注入効率が向上する事によってもたらされると考えられる。
また、連続的に電流を流す際に発生する電圧上昇を抑制する効果は、有機物化合物が電極界面で配向する事により電極との密着性が向上し、素子駆動による配列状態の変化が抑制され、電荷注入効率の低下が抑制される事によってもたらされると考えられる。
有機蒸着膜における分子の配向は、偏光をかけたフーリエ変換赤外分光分析(以下、FT−IR分析という)で得られるスペクトルから確認することができる。本発明の実施の形態におけるFT−IR分析は、p偏光をかけて全反射測定法(以下、ATR法という)により測定したものである。
請求項2に記載の有機蒸着膜は、有機薄膜の構成材料にフルオレニル基を含有させて分子構造の一部に平面部分を導入することにより、請求項1の配向の効果がより良好に得られると同時に、電荷注入輸送効率が向上すると考えられる。さらにガラス転移温度を100℃以上に向上させ有機薄膜の更なる安定性向上を達成するものである。
好適に用いられる化合物の例としては、下記化学式2〜4:
請求項3に記載の有機発光素子は、請求項1から請求項2に記載の有機蒸着膜を使用することにより、素子駆動初期における駆動電圧の低減と連続駆動における駆動電圧上昇の抑制を達成するものである。
請求項4に記載の多色表示素子は、請求項3の効果が発光材料の種類に関わらず得られることを利用して、素子駆動初期における駆動電圧の低減と連続駆動における駆動電圧上昇の抑制を達成した多色表示素子を提供するものである。
以下、本発明の実施方法の詳細について述べる。また、比較例として通常の有機蒸着膜を例示し、本発明の有機蒸着膜と比較する。
ガラス基板を第1の真空チャンバー(アルバック株式会社製)内に取り付け、チャンバー内の圧力が1×10-3Paとなるまで排気し、第1のチャンバー内に設置した赤外ランプヒーターによってガラス基板の表面が150℃になるまで加熱し、5分間保持した。また、第1の真空チャンバーに連結された第2の真空チャンバー(アルバック株式会社製)内に化学式4の化合物を入れた蒸発源を取り付け、こちらもチャンバー内の圧力が1×10-3Paとなるまで排気した。
次にガラス基板を第1のチャンバーから第2のチャンバーへ機械式アームを用いて真空中で搬送し、赤外ランプヒーターでの加熱を終了してから3分経過後に成膜を開始し、ガラス基板上に化学式4の化合物が膜厚150nmとなるように有機蒸着膜を成膜した。成膜開始時のガラス基板表面温度は110℃であった。ガラス基板表面温度はガラス基板表面に接触させた熱電対により計測した。
得られた有機蒸着膜について、ATR法によるp偏光FT−IRスペクトルを測定したところ、図1aに示すスペクトルが得られた。このスペクトルにおいて、アリールアミン化合物に含まれる芳香族環の炭素−水素面外変角振動に帰属される737cm-1付近の吸収ピーク強度の比率は、炭素−窒素伸縮振動に帰属される1279cm-1付近の吸収ピーク強度に対して1.53であり、フルオレニル基の炭素−水素面外変角振動に帰属される826cm-1付近の吸収ピーク強度の比率は、炭素−窒素伸縮振動に帰属される1279cm-1付近の吸収ピーク強度に対して0.78であった。
FT−IRスペクトルの測定には、Bio−Rad社製FTS−60A/896を使用した。
(比較例1)
ガラス基板の加熱を行わない事を除いては実施例1と同様の手順によって有機蒸着膜を成膜した。
ガラス基板の加熱を行わない事を除いては実施例1と同様の手順によって有機蒸着膜を成膜した。
得られた有機蒸着膜について、実施例1と同様にATR法によるp偏光FT−IRスペクトルを測定したところ、図1bに示すスペクトルが得られた。このスペクトルにおいて、アリールアミン化合物に含まれる芳香族環の炭素−水素面外変角振動に帰属される737cm-1付近の吸収ピーク強度の比率は、炭素−窒素伸縮振動に帰属される1279cm-1付近の吸収ピーク強度に対して1.98であり、フルオレニル基の炭素−水素面外変角振動に帰属される826cm-1付近の吸収ピーク強度の比率は、炭素−窒素伸縮振動に帰属される1279cm-1付近の吸収ピーク強度に対して1.11であった。
ガラス基板の代わりに透明導電膜付きガラス基板を用いたことを除いては実施例1と同様の基板を加熱する工程を含む手順によって有機蒸着膜を成膜し、さらに有機蒸着膜上にAl電極を形成した電極付き有機蒸着膜を作製した。
この電極付き有機蒸着膜の透明導電膜とAl電極をそれぞれ陽極、陰極として電圧−電流特性を測定したところ、図2aに示す関係が得られた。電界10MV/m印加時の電流密度は50mA/cm-2であり、良好な電圧−電流特性が得られた。
(比較例2)
基板を加熱する工程を行わないことを除いては実施例2と同様の手順によって有機蒸着膜を成膜し、さらに有機蒸着膜上にAl電極を形成した電極付き有機蒸着膜を作製した。
基板を加熱する工程を行わないことを除いては実施例2と同様の手順によって有機蒸着膜を成膜し、さらに有機蒸着膜上にAl電極を形成した電極付き有機蒸着膜を作製した。
この電極付き有機蒸着膜の透明導電膜とAl電極をそれぞれ陽極、陰極として電圧−電流特性を測定したところ、図2bに示す関係が得られた。電界10MV/m印加時の電流密度は1mA/cm-2であり、実施例2と比較すると約1/50の電流量であった。
ガラス基板の代わりにクロム電極付きガラス基板を用いたことを除いては実施例1と同様の基板を加熱する工程を含む手順によって有機蒸着膜を成膜し、さらに有機蒸着膜上にAl電極を形成した電極付き有機蒸着膜を作製した。
この電極付き有機蒸着膜のクロム電極とAl電極をそれぞれ陽極、陰極として電圧−電流特性を測定したところ、図3a−1に示す関係が得られた。電圧4V印加時の電流密度は250mA/cm-2であり、良好な電圧−電流特性が得られた。
また、この電極付き有機蒸着膜のクロム電極とAl電極をそれぞれ陽極、陰極として100mA/cm-2の一定電流を流し続けたところ、駆動電圧は図3a−2のように変化した。100時間経過時の電圧上昇値は0.3Vであった。
(比較例3)
基板を加熱する工程を行わないことを除いては実施例3と同様の手順によって有機蒸着膜を成膜し、さらに有機蒸着膜上にAl電極を形成した電極付き有機蒸着膜を作製した。
基板を加熱する工程を行わないことを除いては実施例3と同様の手順によって有機蒸着膜を成膜し、さらに有機蒸着膜上にAl電極を形成した電極付き有機蒸着膜を作製した。
この電極付き有機蒸着膜のクロム電極とAl電極をそれぞれ陽極、陰極として電圧−電流特性を測定したところ、図3b−1に示す関係が得られた。電圧4V印加時の電流密度は50mA/cm-2であり、実施例3と比較すると約1/5の電流量であった。
また、この電極付き有機蒸着膜のクロム電極とAl電極をそれぞれ陽極、陰極として100mA/cm-2の一定電流を流し続けたところ、駆動電圧は図3b−2のように変化した。100時間経過時の電圧上昇値は0.6Vであり、実施例3と比較すると約2倍の電圧上昇値であった。
実施例3と同様の基板を加熱する工程を含む手順によって有機蒸着膜を成膜した後、得られた有機蒸着膜を30分放冷し、続いて第2のチャンバー内で有機蒸着膜上に発光層、電子輸送層、電子注入層を順次成膜し、さらに第2のチャンバーに連結された第3のチャンバー(アルバック株式会社製)内で上部電極として透明導電膜を成膜した。その後、基板をグローブボックスに移し、窒素雰囲気中で乾燥剤を入れたガラスキャップにより封止して有機発光素子を得た。
図5はこの有機発光素子の積層構造を示す模式図である。
発光層23は、下記化学式5:
電子輸送層24は、下記化学式6:
電子注入層25は、化学式6で表されるフェナントロリン化合物と電子注入ドーパントとして炭酸セシウム(3vol%)の共蒸着膜を膜厚が40nmとなるように成膜して得た。
上部電極26は、インジウム錫酸化物(ITO)をスパッタ法にて60nm成膜して得た。
この有機発光素子の陽極(クロム電極)21と陰極(上部電極)26にそれぞれ+端子、−端子を取り付け、直流電圧を印加したところ、緑色の発光が得られた。
この有機発光素子の電圧−電流特性を測定したところ、図4a−1に示す関係が得られた。電圧4V印加時の電流密度は42mA/cm-2であり、良好な電圧−電流特性が得られた。
また、この有機発光素子に30mA/cm-2の一定電流を流し続けたところ、駆動電圧は図4a−2のように変化した。50時間経過時の電圧上昇値は0.2Vであった。
(比較例4)
基板を加熱する工程を行わないこと、および有機蒸着膜を放冷しないことを除いては実施例4と同様の方法によって有機発光素子を作製した。
基板を加熱する工程を行わないこと、および有機蒸着膜を放冷しないことを除いては実施例4と同様の方法によって有機発光素子を作製した。
この有機発光素子の陽極(クロム電極)21と陰極(上部電極)26にそれぞれ+端子、−端子を取り付け、直流電圧を印加したところ、緑色の発光が得られた。
この有機発光素子の電圧−電流特性を測定したところ、図4b−1に示す関係が得られた。電圧4V印加時の電流密度は22mA/cm-2であり、実施例4と比較すると約1/2の電流量であった。
また、この有機発光素子に30mA/cm-2の一定電流を流し続けたところ、駆動電圧は図4b−2のように変化した。50時間経過時の電圧上昇値は0.8Vであり、実施例4と比較すると約4倍の電圧上昇値であった。
発光層を、下記化学式7:
この有機発光素子の陽極(クロム電極)と陰極(上部電極)にそれぞれ+端子、−端子を取り付け、直流電圧を印加したところ、赤色の発光が得られた。
この有機発光素子の電圧−電流特性を測定したところ、電圧6V印加時の電流密度は38mA/cm-2であった。
また、この有機発光素子に30mA/cm-2の一定電流を流し続けたところ、50時間経過時の電圧上昇値は0.4Vであった。
(比較例5)
基板を加熱する工程を行わないこと、および有機蒸着膜を放冷しないことを除いては実施例5と同様の方法によって有機発光素子を作製した。
基板を加熱する工程を行わないこと、および有機蒸着膜を放冷しないことを除いては実施例5と同様の方法によって有機発光素子を作製した。
この有機発光素子の陽極(クロム電極)と陰極(上部電極)にそれぞれ+端子、−端子を取り付け、直流電圧を印加したところ、赤色の発光が得られた。
この有機発光素子の電圧−電流特性を測定したところ、電圧6V印加時の電流密度は22mA/cm-2であり、実施例5と比較すると少ない電流量であった。
また、この有機発光素子に30mA/cm-2の一定電流を流し続けたところ、50時間経過時の電圧上昇値は0.9Vであり、実施例5と比較すると大きい電圧上昇値であった。
発光層を、下記化学式8:
この有機発光素子の陽極(クロム電極)と陰極(上部電極)にそれぞれ+端子、−端子を取り付け、直流電圧を印加したところ、青色の発光が得られた。
この有機発光素子の電圧−電流特性を測定したところ、電圧4V印加時の電流密度は91mA/cm-2であった。
また、この有機発光素子に30mA/cm-2の一定電流を流し続けたところ、50時間経過時の電圧上昇値は0.2Vであった。
(比較例6)
基板を加熱する工程を行わないこと、および有機蒸着膜を放冷しないことを除いては実施例6と同様の方法によって有機発光素子を作製した。
基板を加熱する工程を行わないこと、および有機蒸着膜を放冷しないことを除いては実施例6と同様の方法によって有機発光素子を作製した。
この有機発光素子の陽極(クロム電極)と陰極(上部電極)にそれぞれ+端子、−端子を取り付け、直流電圧を印加したところ、青色の発光が得られた。
この有機発光素子の電圧−電流特性を測定したところ、電圧4V印加時の電流密度は54mA/cm-2であり、実施例6と比較すると少ない電流量であった。
また、この有機発光素子に30mA/cm-2の一定電流を流し続けたところ、50時間経過時の電圧上昇値は0.6Vであり、実施例6と比較すると大きい電圧上昇値であった。
実施例2と比較例2の比較、および実施例3と比較例3の比較から、本発明の有機蒸着膜は通常の有機蒸着膜より電流を流すために必要な電圧を低減する効果を有する事が確認された。
実施例3と比較例3の比較から、本発明の有機蒸着膜は通常の有機蒸着膜より駆動電圧の上昇を抑制する効果を有する事が確認された。
実施例4と比較例4の比較から、本発明の有機蒸着膜を有機発光素子に用いた場合には通常の有機蒸着膜を用いた場合よりも、駆動電圧を低減する効果を有する事および連続駆動における駆動電圧上昇の抑制の効果を有する事が確認された。
20 基板
21 陽極(クロム電極)
22 正孔輸送層
23 発光層
24 電子輸送層
25 電子注入層
26 陰極(上部電極)
21 陽極(クロム電極)
22 正孔輸送層
23 発光層
24 電子輸送層
25 電子注入層
26 陰極(上部電極)
Claims (4)
- アリールアミン化合物から成り、基板上に形成された薄膜であり、該アリールアミン化合物に含まれる芳香族環の炭素−水素面外変角振動に帰属されるフーリエ変換赤外分光スペクトルにおける737cm-1付近の吸収ピーク強度の比率が、炭素−窒素伸縮振動に帰属される1279cm-1付近の吸収ピーク強度に対して1.8以下であることを特徴とする有機蒸着膜。
- 下記一般式[1]:
に示されるフルオレニル基を含有し、かつガラス転移温度が100℃以上であるアリールアミン化合物から成り、基板上に形成された薄膜であり、該アリールアミン化合物に含まれるフルオレニル基の炭素−水素面外変角振動に帰属されるフーリエ変換赤外分光スペクトルにおける826cm-1付近の吸収ピーク強度の比率が、炭素−窒素伸縮振動に帰属される1279cm-1付近の吸収ピーク強度に対して1.0以下であることを特徴とする請求項1に記載の有機蒸着膜。 - 基板上に少なくとも対向する一対の電極と、該一対の電極間に挟持された複数の有機化合物層と、を積層して成る有機発光素子であり、前記一対の電極のうち少なくとも一方の電極上に最初に成膜される有機化合物層が請求項1から請求項2の何れかに記載の有機蒸着膜であることを特徴とする有機発光素子。
- 請求項3の有機発光素子を複数用いて成ることを特徴とする多色表示装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005229720A JP2007048833A (ja) | 2005-08-08 | 2005-08-08 | 有機蒸着膜および該有機蒸着膜を用いた有機発光素子 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10014477B2 (en) | 2012-08-31 | 2018-07-03 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Aromatic amine derivative, and organic electroluminescent element using same |
-
2005
- 2005-08-08 JP JP2005229720A patent/JP2007048833A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10014477B2 (en) | 2012-08-31 | 2018-07-03 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Aromatic amine derivative, and organic electroluminescent element using same |
US11362279B2 (en) | 2012-08-31 | 2022-06-14 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Aromatic amine derivative, and organic electroluminescent element using same |
US11444246B2 (en) | 2012-08-31 | 2022-09-13 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Aromatic amine derivative, and organic electroluminescent element using same |
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