JP2007048617A - 押圧型スイッチ - Google Patents

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Tsutomu Shimada
島田  勉
Yoshihisa Saito
義久 斉藤
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Abstract

【課題】 簡単な構造でキートップとケースとの接触音の発生を効果的に防止できる押圧型スイッチを提供する。
【解決手段】 ケース10とキートップ20とスイッチ40とを備えた押圧型スイッチにおいて、キートップ取付部31と、キートップ取付部31の外周から突出する弾発部32と、弾発部32の先端に取り付けられる基部33とを有するフレキシブル基板70を備え、フレキシブル基板70のキートップ取付部31にキートップ20を取り付けると共に弾発部32の部分を折り返して基部33をキートップ20の下面側の取付部材50に取り付けることで、弾発部32をその弾発力によってキートップ20を上方向に向けて押し上げる状態に撓め、キートップ20をケース10の下面11aに弾接させてキートップ20とケース10との接触による接触音の発生を防ぐように構成した押圧型スイッチである。
【選択図】図3

Description

本発明は、押圧型スイッチに関するものである。
従来、押圧型スイッチとして、スイッチと、ケース内に上下動自在に収納されてこのスイッチ上に配置されたキートップとを備えた構成のものがある。この種の押圧型スイッチは、キートップを押圧して下降させることで、その下のスイッチを押圧してオンするようになっている。
特開2005−129467号公報
ところが、この押圧型スイッチでは、キートップが押圧されていない状態のときにキートップにガタつきがあると、押圧型スイッチを振動させた際にキートップのつば部の上面がケースの下面と接触して接触音が発生するという問題があった。そのため従来、キートップの下側にバネなどの弾発部材を設置しこの弾発部材でキートップを上方向に押し上げた状態にしてケースの下面に弾接させることで、キートップのガタつきをなくして接触音の発生を防止するものがあった。しかしながら、バネなどの弾発部材を設けるとその分押圧型スイッチの厚みが増して、押圧型スイッチの小型化が阻害されてしまう。また、押圧型スイッチの部品点数が増加してしまう。
また一方で、接触音の発生を防止するために、ケースの下面とキートップの上面との間にクッション材を設置し、このクッション材によってキートップ上面とケース下面との接触を防止して接触音の発生を防ぐ構造もあった。しかしながらこの構造でもクッション材の分だけ押圧型スイッチの厚みが増してしまい押圧型スイッチの小型化を図ることができず、また部品点数も増加してしまう。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、簡単な構造で押圧型スイッチの厚みを増加させず且つその部品点数を増加させずに、キートップによる接触音の発生を効果的に防止できる押圧型スイッチを提供することにある。
上記課題を解決するため本願の請求項1に記載の発明は、スイッチと、前記スイッチ上に設置されこのスイッチを押圧するキートップとを備えた押圧型スイッチにおいて、前記キートップを取り付けるキートップ取付部と、前記キートップ取付部の外周から突出して撓めることで弾発力を生じる弾発部と、さらに前記弾発部に取り付けられる基部とを有するフレキシブル基板を備え、前記フレキシブル基板の前記キートップ取付部に前記キートップを取り付けると共に前記弾発部の部分を折り返して前記基部を前記キートップの下面側の押圧型スイッチの所定位置に取り付けることで、前記弾発部をその弾発力によって前記キートップを上方向に向けて押し上げる状態に撓めることを特徴とする。
本願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の押圧型スイッチにおいて、前記フレキシブル基板の基部は、前記スイッチを構成するスイッチパターンを形成してなるスイッチパターン部であり、前記キートップ取付部と前記弾発部と前記スイッチパターン部とは一枚のフレキシブル基板に一体に設けられていることを特徴とする。
本願の請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の押圧型スイッチにおいて、前記弾発部によって上方向に押し上げられている状態のキートップの上部にケースを設置することでこのケースの下面に直接又は他の部材を介して前記キートップを弾接することを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明によれば、フレキシブル基板の弾発部の部分を折り返して基部をキートップの下面側の押圧型スイッチの所定位置に取り付けることで、弾発部をその弾発力によってキートップを上方向に向けて押し上げる状態に撓めるので、フレキシブル基板の弾発部の弾発力によってキートップを上方向に向けて押し上げることができ、キートップをケースなどの他の部材に弾接させることで、押圧されていない状態のキートップのガタつきをなくして、押圧型スイッチを振動させた際の接触音の発生を防止できる。したがって、従来のようにバネなどの弾発部材やクッション材などを設置する場合と比較して、押圧型スイッチの厚みを増加させずに、キートップによる接触音の発生を防止することができる。
本願の請求項2に記載の発明によれば、フレキシブル基板の基部は、スイッチを構成するスイッチパターンを形成してなるスイッチパターン部なので、スイッチを設けたフレキシブル基板と同一のフレキシブル基板に設けた弾発部の弾発力によってキートップを上方向に向けて押し上げることができ、キートップをケースなどの他の部材に弾接させることで、キートップのガタつきをなくして接触音の発生を防止できる。したがって、押圧型スイッチの部品点数を増加させずに、押圧型スイッチを振動させた際のキートップによる接触音の発生を防止することができる。
本願の請求項3に記載の発明によれば、弾発部によって上方向に押し上げられている状態のキートップの上部にケースを設置することで、このケースの下面に直接又は他の部材を介してキートップを弾接するので、押圧型スイッチの厚みを増加させず、あるいは押圧型スイッチの部品点数を増加させずにキートップをケースに弾接させることでキートップのガタつきをなくして接触音の発生を効果的に防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態を説明する。図1は、本発明の第1実施形態にかかる押圧型スイッチを上側から見た分解斜視図である。同図に示すようにこの押圧型スイッチは、ケース10と、キートップ20と、フレキシブル基板30と、取付部材50とを備えて構成されている。以下、この押圧型スイッチの各構成部品について説明する。
ケース10は、金属板などで構成され、略長方形の平板状に形成された上壁11と、上壁11の四辺に連接し下方に略直角に折り曲げられた側壁12a〜12dとを備えた形状で、下面側に側壁12a〜12dで囲まれた凹状の収納部13を有している。そして上壁11には、略長方形状の開口部14が設けられている。また、対向する両側壁12a,12bの下端には、下方に向かって突出した細片状の固定部15が二個ずつ設けられている。
キートップ20は、合成樹脂の成型品で、長方形の平板形状に形成された本体部21を備え、本体部21の上面に上方に突出する突起状の操作部22を設け、本体部21の下面には、その略中央に下方に向かって突出する突起状の押圧部23を設けると共に、押圧部23の両外側に下方に向かって突出する突起状の固定部24を設けている。本体部21の外周側面は、本体部21がケース10の収納部13に上下動自在に収納されるように収納部13の内周側面(側壁12a〜12dの内周面)よりも若干小さい大きさに形成されている。また、操作部22はケース10の開口部14内に設置されるように、その側面が開口部14の内周よりも若干小さい大きさに形成されている。
図2は、フレキシブル基板30の展開図である。同図及び図1に示すようにフレキシブル基板30は、可撓性を有する合成樹脂フイルム(ポリエチレンテレフタレートフイルム〔PETフイルム〕等)で構成されており、キートップ20を取り付けるキートップ取付部31と、キートップ取付部31の外周から突出する帯状の弾発部32と、弾発部32に取り付けられた基部33とが一体に設けられた形状に形成されている。
キートップ取付部31は、キートップ20の本体部21の下面と略同一の形状である長方形状に形成され、その中央部にキートップ20の押圧部23を挿通させる貫通穴からなる挿通部34が設けられ、挿通部34の両外側には、キートップ20の固定部24を取り付ける貫通穴からなる取付固定部35が設けられている。また弾発部32は、フレキシブル基板30の一部が細帯状に形成された部分で、その一端がキートップ取付部31の外周辺31aに接続されて、他端が基部33の外周辺33aに接続されている。つまりこのフレキシブル基板30は、弾発部32の帯状方向(長さ方向)の両端部にそれぞれキートップ取付部31と基部33とが接続された形状になっている。基部33は、ケース10の下面(側壁12a〜12dの下端面)よりも若干大きな長方形状に形成され、その上面の中央には、導電ペーストを印刷形成することで形成された接点パターン36と、接点パターン36の外周にこれを囲むように導電ペーストを印刷形成した円弧状の接続パターン37とを備えてなるスイッチパターン38が形成されている。また、接点パターン36と接続パターン37からはそれぞれ配線パターン36a,37aが引き出されていて、これらの配線パターン36a,37aは、図示しない他の回路などに接続されている。そしてこのスイッチパターン38の上に反転板39が載置されている。この反転板39は、弾性金属板をドーム形状に形成したもので、その下面外周が接続パターン37上に当接し、その中心部が接点パターン36の真上に位置するように載置されていて、反転時に接点パターン36と接続パターン37の間を導通すると共にクリック感覚を生じるように構成されている。なお配線パターン36aの上面には、反転板39の下面外周との接触を防止する絶縁層が塗布されている。このスイッチパターン38と反転板39とによりスイッチ40が構成されている。したがって、このフレキシブル基板30の基部33は、スイッチ40を構成するスイッチパターン38が形成されたスイッチパターン部になっている。このように本実施形態では基部33はスイッチパターン部であるが、以下では説明の都合上、基部33という。一方、この基部33のスイッチパターン38の外側であってケース10の固定部15に対応する4箇所には、それぞれ貫通穴からなる取付固定部41が設けられている。
次に、取付部材(取付板)50は、合成樹脂板や金属板等の硬質板からなる平板状の部材で、フレキシブル基板30の基部33の外形と略同一形状の長方形状に形成され、ケース10の固定部15に対応する位置にそれぞれ貫通穴からなる取付固定部51が設けられている。
この押圧型スイッチの組み立て方法を説明する。まず、フレキシブル基板30のキートップ取付部31の裏面(フレキシブル基板30のスイッチパターン38を形成した面と反対側の面)を、キートップ20の下面(本体部21の下面)に取り付ける。その際、押圧部23を挿通部34に挿通させてこれをキートップ取付部31の表面側に突出させる。また、固定部24を取付固定部35に挿通させて、キートップ取付部31の表面側に突出したこの固定部24の先端を熱カシメして固定する。次に、フレキシブル基板30の弾発部32を折り返して撓ませることで、基部33を、キートップ20を取り付けたキートップ取付部31の下側に位置させて設置し、スイッチ40をキートップ20の押圧部23の下側に対向させて配置する。この状態で、キートップ20の上からケース10を被せて取り付ける。その際、キートップ20の本体部21をケース10の収納部13内に収納すると共に、操作部22を開口部14内に挿入して開口部14から上方に突出させた状態にする。さらにフレキシブル基板30の基部33をケース10の側壁12a〜12dの下端面に取り付けて、さらにその下側に取付部材50を取り付ける。その際、ケース10の固定部15を取付固定部41と取付固定部51とに挿通させて、取付部材50の下面側に突出した固定部15の先端をそれぞれ取付部材50の内側に向かって折り曲げることで、フレキシブル基板30の基部33をケース10と取付部材50との間に挟持した状態で取付部材50をケース10に固定する。以上により、この押圧型スイッチの組み立てが完了する。
図3は、組み立てた押圧型スイッチの概略側断面図である。同図に示すようにこの押圧型スイッチは、キートップ20を取り付けるキートップ取付部31と、キートップ取付部31の外周から突出し撓めることで弾発力を生じる弾発部32と、弾発部32の先端に取り付けられる基部33とを有するフレキシブル基板30を備えて構成されている。このフレキシブル基板30の基部33は、スイッチパターン38を形成してなるスイッチパターン部である。そしてスイッチパターン38とその上に載置された反転板39とでスイッチ40が構成され、このスイッチ40を押圧する押圧部23を有するキートップ20がスイッチ40の上に載置されてケース10の収納部13内に収納されている。さらにこのキートップ20は、フレキシブル基板30のキートップ取付部31に取り付けられると共に、フレキシブル基板30の弾発部32が折り返されて基部33がキートップ20の下面側に位置する取付部材50上に取り付けられることで、弾発部32がその弾発力によってキートップ20を上方向に向けて押し上げる状態に撓められていて、それによりキートップ20の上部に設置したケース10の上壁11の下面11aにキートップ20の本体部21の上面(操作部22の周囲の上面)21aが弾接されている。
このようにフレキシブル基板30の弾発部32を撓めることで、その弾発力によってキートップ取付部31に取り付けたキートップ20を上方向に押し上げてケース10の下面11aに弾接させているので、キートップ20が押圧されていないときのガタつきをなくすことができ、押圧型スイッチを振動等させたときのキートップ20とケース10との接触音の発生を防止できる。そのため、従来のようにバネなどの弾発部材や、クッション材などを設置して接触音の発生を防止する場合と比較して、押圧型スイッチの厚みを増加させずに接触音の発生を防ぐことが可能となる。またフレキシブル基板30の基部33は、スイッチ40を設けているスイッチパターン部であり、同じフレキシブル基板30に設けた弾発部32の弾発力でキートップ20を押し上げてケース10に弾接させているので、押圧型スイッチの部品点数を増加させずにキートップ20による接触音の発生を防止できる。
次に、図3と、図4の動作説明図とを用いて、この押圧型スイッチの動作を説明する。図3に示す状態からキートップ20の操作部22を押し下げると、フレキシブル基板30の弾発部32がさらに撓み量を大きくして撓むことでキートップ20が下降し、押圧部23が対向するスイッチ40の反転板39を押圧する。すると、図4に示すように反転板39が反転してその中央部が接点パターン36に接触することで、接点パターン36と接続パターン37とが導通してスイッチ40がオンする。一方、キートップ20の操作部22を押し下げている力を解除すると、フレキシブル基板30の弾発部32の弾発力と反転板39の復元力とによりキートップ20が上方に持ち上げられて移動してスイッチ40がオフし、図3に示すように弾発部32が初期の撓みをもってその弾発力によりキートップ20の上面21aをケース10の下面11aに弾接させた状態で、キートップ20が停止する。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態を説明する。本実施形態にかかる図面及びその説明においては、第1実施形態と共通する構成部分には同一の符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項や、図示する部分以外の部分については、第1実施形態と同じである。以下の他の実施形態においても同様とする。図5は、本実施形態にかかる押圧型スイッチが備えるフレキシブル基板30−2とスイッチ基板60とを示す図である。本実施形態が第1実施形態と異なるのは、スイッチパターン38が形成されていない基部33−2を有するフレキシブル基板30−2を備え、そのかわりにこのフレキシブル基板30−2とは別部材であるスイッチ基板60を設け、その上にスイッチパターン38を形成している点である。
即ち、フレキシブル基板30−2が備える基部33−2は、第1実施形態の基部33における弾発部32が突出する外周辺33aと、その外周辺33aに近い二個の取付固定部41の周囲の部分のみを残した形状に形成されると共に、スイッチパターン38を省略した構成である。また、基部33−2の弾発部32が突出する外周辺33aに対向する辺には、反転板39を露出させる略円弧形状に切り欠かれた切欠部33bが設けられている。一方、スイッチ基板60は硬質の基板で、その外形が基部33−2と略同一形状の略長方形状に形成され、上面に接点パターン36と接続パターン37とからなるスイッチパターン38が形成されている。そしてスイッチパターン38の上に反転板39が載置され、これらスイッチパターン38と反転板39とでスイッチ40が構成されている。また、このスイッチ基板60のスイッチパターン38の外側であってケース10の固定部15に対応する4箇所には、それぞれ貫通穴からなる取付固定部61が設けられている。そして本実施形態の押圧型スイッチは、図示は省略するが、第1実施形態の押圧型スイッチが備える取付部材50を省略し、ケース10の下面にフレキシブル基板30−2の基部33−2が設置され、さらにその下側に重ねてスイッチ基板60が設置され、このスイッチ基板60がケース10の固定部15によってケース10に固定されている。ここで、基部33−2はスイッチ基板60上のスイッチ40(反転板39)に重ならない位置に載置されている。なお、スイッチ基板60をフレキシブル基板とする場合は、第1実施形態と同様に取付部材50によってスイッチ基板60をケース10の下面に取り付ければよい。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態を説明する。図6は、本発明の第3実施形態にかかる押圧型スイッチが備えるフレキシブル基板30−3を示す図である。このフレキシブル基板30−3は、基部33の外周辺33aのうちの互いに対向する両辺33−1a,33−2aからそれぞれ弾発部32−1,32−2を突出させ、それぞれの弾発部32−1、32−2の先端にキートップ取付部31−1,32−2を設けた構成である。即ち、第1実施形態に示すフレキシブル基板30のキートップ取付部31と同形状のキートップ取付部31−1,31−2と、第1実施形態に示す弾発部32と同形状の弾発部32−1,32−2とを、それぞれ基部33の両側に接続して構成されている。このフレキシブル基板30−3を備えた押圧型スイッチでは、図示は省略するが弾発部32−1と弾発部32−2をいずれも折り返して、各キートップ取付部31−1,31−2を、基部33の上方でそのいずれか一方を上にした状態で重ね合わせて配置し、この重ね合わせた両キートップ取付部31−1,31−2の上にキートップ20を取り付けている。即ち、重ね合わせた両キートップ取付部31−1,31−2の外周からそれぞれ突出する弾発部32−1,32−2の部分を折り返してキートップ20の下面側の取付部材50上に基部33を取り付けており、両方の弾発部32−1,32−2をそれらの弾発力によってキートップ20を上方向に向けて押し上げる状態に撓めてキートップ20を上方に持ち上げているので、第1実施形態に比べてキートップ20がより強い力で持ち上げられて、ケース10の下面11aにより強く弾接されている。
〔第4実施形態〕
本発明の第4実施形態を説明する。図7は、本発明の第4実施形態にかかる押圧型スイッチの概略側断面図である。本実施形態の押圧型スイッチは、フレキシブル基板30−4の基部33−3が、一枚の基板を折り返して基板部42の上に基板部43を重ね合わせた構成のスイッチパターン部になっていて、この基部33−3の上側の基板部43の下面と下側の基板部42の上面の互いに対向する位置に、それぞれ導電ペーストを印刷形成することで形成された接点パターン44,45が設けられている。さらにこの重ね合わせた両基板部42,43の上下面の接点パターン44,45の外側であって互いに対向する位置には、接点パターン44,45を囲むように接点パターン44,45の導電ペーストの膜厚より厚い絶縁塗料を印刷形成したスペーサ層46,47が設けられていて、このスペーサ層46,47によって対向する接点パターン44,45の間に所定の間隔が形成されている。さらに上側の基板部43の上面には、押圧することで反転してクリック感覚を生じるクリック板48が載置されて、これら基板部42,43とクリック板48とでスイッチ49が構成されている。そしてクリック板48の上面の中央に対向してキートップ20の押圧部23が設置されている。なお、クリック板48は反転する際にクリック感覚を生じるものであれば金属製でなくてもよく、例えば合成樹脂板などであってもよい。
この押圧型スイッチは、キートップ20の操作部22を押し下げると、フレキシブル基板30−4の弾発部32が撓んでキートップ20が下降し、押圧部23が対向するクリック板48を押圧してこれを反転させる。これによりクリック感覚が生じると共に、基板部43が上面側から押圧されることで接点パターン44が接点パターン45に当接してスイッチ49がオンする。一方、キートップ20の操作部22を押し下げている力を解除すると、フレキシブル基板30の弾発部32の弾発力とクリック板48の復元力とによりキートップ20が上方に持ち上げられて移動し、スイッチ49がオフする。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、弾発部32は、折り返されて撓められることにより弾発力を生じる構成であれば、各実施形態のようにフレキシブル基板30と同一の材質で構成されているもの以外にも、弾性を有する他の材料で構成されていてもよく、例えば弾性金属製の板材や、合成樹脂製の成型品などからなる板材で構成されていてもよい。また、弾発部32をフレキシブル基板30と同一の材質で構成する場合でも、その表面にさらに別のフレキシブル基板を貼り付けて、弾発部32を2枚重ねや3枚重ねにすることでこれを補強して弾発力を高めることも可能である。あるいはフレキシブル基板30と同材質で構成された弾発部32の表面に、弾性金属製の板材や合成樹脂製の成型品からなる板材などを貼り付けてこれを補強する構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、ケース10の下面11aに直接キートップ20を弾接している場合を示したが、これ以外にも、ケース10の下面11aとキートップ20との間に他の部材(例えば、ケース10とキートップ20との接触音を防止するためのクッション材等)が設置され、この部材にキートップ20が弾接されていてもよい。
またフレキシブル基板30の基部33(33−2,33−3)は、第1実施形態などでは取付部材50上に取り付けている場合を示し、第2実施形態では硬質のスイッチ基板60上に取り付けている場合を示したが、基部33(33−2,33−3)は、押圧型スイッチの所定位置に取り付ければ取付部材50やスイッチ基板60以外の部材に取り付けてもよく、例えば、ケース10をキートップ20の下面側まで突出する形状に形成し、その部分に基部33(33−2,33−3)を取り付けてもよい。
また第1実施形態では、スイッチ40を、基部33の表面に接点パターン36を設け、その外周に接続パターン37を設けると共に、接続パターン37にその下面外周が接触するようにドーム形状の弾性金属板からなる反転板39を載置してなる構造のスイッチとし、第4実施形態では、スイッチ49を、二枚の基板部42,43に設けた一対の接点パターン44,45を所定の間隔を介して対向させてなる構造のスイッチとしたが、これらはいずれも一例であり、本発明にかかる押圧型スイッチが備えるスイッチは、押圧されることでオンする構造のスイッチであればその構成はどのようなものであってもよい。例えば、一段スイッチ以外にも、上記のスイッチ40の上にこれを押圧する押圧部材を設け、さらにその上に別のスイッチ40を重ね合わせる構成の二段スイッチや、同様に二個のスイッチ49を二段に重ね合わせる構成の二段スイッチ等としたり、あるいはスイッチ40とスイッチ49をそのいずれかを上にして二段に重ね合わせる構成の二段スイッチ等としてもよい。
本発明の第1実施形態にかかる押圧型スイッチの分解斜視図である。 フレキシブル基板30の展開図である。 本発明の第1実施形態にかかる押圧型スイッチの概略側断面図である。 押圧型スイッチの動作を説明するための図である 本発明の第2実施形態にかかる押圧型スイッチが備えるフレキシブル基板30−2とスイッチ基板60とを示す図である。 本発明の第3実施形態にかかる押圧型スイッチが備えるフレキシブル基板30−3を示す図である。 本発明の第4実施形態にかかる押圧型スイッチの概略側断面図である。
符号の説明
10 ケース
11 上壁
11a 下面
13 収納部
14 開口部
20 キートップ
21 本体部
21a 上面
22 操作部
23 押圧部
30 フレキシブル基板
31 キートップ取付部
31a 外周辺
32 弾発部
33 基部(スイッチパターン部)
33a 外周辺
38 スイッチパターン
39 反転板
40 スイッチ
42 基板部
43 基板部
44 接点パターン
45 接点パターン
48 クリック板
49 スイッチ
50 取付部材
60 スイッチ基板

Claims (3)

  1. スイッチと、前記スイッチ上に設置されこのスイッチを押圧するキートップとを備えた押圧型スイッチにおいて、
    前記キートップを取り付けるキートップ取付部と、前記キートップ取付部の外周から突出して撓めることで弾発力を生じる弾発部と、さらに前記弾発部に取り付けられる基部とを有するフレキシブル基板を備え、
    前記フレキシブル基板の前記キートップ取付部に前記キートップを取り付けると共に前記弾発部の部分を折り返して前記基部を前記キートップの下面側の押圧型スイッチの所定位置に取り付けることで、前記弾発部をその弾発力によって前記キートップを上方向に向けて押し上げる状態に撓めることを特徴とする押圧型スイッチ。
  2. 請求項1に記載の押圧型スイッチにおいて、
    前記フレキシブル基板の基部は、前記スイッチを構成するスイッチパターンを形成してなるスイッチパターン部であり、前記キートップ取付部と前記弾発部と前記スイッチパターン部とは一枚のフレキシブル基板に一体に設けられていることを特徴とする押圧型スイッチ。
  3. 請求項1又は2に記載の押圧型スイッチにおいて、
    前記弾発部によって上方向に押し上げられている状態のキートップの上部にケースを設置することでこのケースの下面に直接又は他の部材を介して前記キートップを弾接することを特徴とする押圧型スイッチ。
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