JP2007047990A - 入力装置及びこれを用いた表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチパネルなどに適用可能な静電容量方式の入力装置において、構成の簡易化を図る。
【解決手段】静電容量の変化に基づいて選択された位置の座標成分を検出する入力装置1であって、静電容量の変化を検出する電極13A〜13Dと、外部との電気的接続を行う端子部20A〜20Dのうち、少なくとも一部にスルーホール部18A、18Bが設けられ、少なくとも一部のスルーホール部18A及び18Bから、端子部20A´及び20B´への引き回し配線部19A及び19Bが設けられて、端子部20A〜20D及び20Gが、入力装置1の一方の縁部に沿って設けられて成る構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、静電容量の変化に基づいて選択された位置の座標成分を特定する入力装置、及びこの入力装置を用いた表示装置に関する。
各種の表示装置の表示面上で、ペン等の部材や指などの接触体によって指定された位置の座標成分、すなわち位置座標を入力する技術が知られている。代表的なものとして、タッチパネル機能を備えた表示装置が挙げられる。このタッチパネルは、表示装置の表示パネル上に、入力装置としてタッチパネルシートが取り付けられる構成であり、このタッチパネルシートの機能によって、接触する部材の位置座標の検出及び入力がなされるようになっている。
このようなタッチパネルシートによる入力装置としては、種々の検出方式のものが提案されている。一般的に普及している検出方式の一つとして、静電容量を検出する方式のものがある。これは、タッチパネルシート上の位置座標による静電容量の違いを利用して、接触体が接触している位置の座標を検出するものである。
この静電容量検出方式のタッチパネルシートは、スペーサを介して2枚の抵抗膜を対向させる構成の抵抗膜方式のタッチパネルシートと比較すると、抵抗膜が1枚でよいため、(1)全光線透過率で10%程度工場、(2)ニュートンリング防止のための処理が不要で、画面のぎらつきが低減でき、薄型化及び透明性の点において有利である。また、抵抗膜方式のように確実な押し込みが不要で、軽くなぞるだけでよいという操作性のメリットがあり、かつ耐久性においても格段に優れるという利点も有している。
図17A及びBは、この静電容量方式によるタッチパネルシート型の入力装置の一例の概略構成図である。図17Aはこの入力装置の平面構成図を示し、図17Bは図17AにおけるB−B´矢視断面図を示す。
この場合の入力装置100は、絶縁性の基板101上に、導電層102及び絶縁性の保護層107を一様に形成すると共に、導電層102上の四隅に、それぞれ電極103A〜103Dを設ける構成としたものである(例えば特許文献1参照。)。
また、その他の静電容量方式を用いた入力装置としては、図18に概略平面構成図を示すように、絶縁性の基板201上に、絶縁層204及び絶縁性の保護層207を一様に形成すると共に、この絶縁層204を間にしてそれぞれx軸又はy軸方向に延在する導電層202、205を短冊状に形成し、更に、これら導電層202、205上にそれぞれ電極203、206を形成してタッチパネルシート型の入力装置200を構成するものである(例えば特許文献2参照。)。
特開2000−76014号公報 特開2003−99185号公報
ところで、上記特許文献1及び2に開示されているタッチパネルは、上述の図17及び18において説明した構成の入力装置100、200と、これら入力装置100、200で検出された静電容量に基づいて位置座標を特定する演算回路とから構成されている。そしてこれらにおいては、電極103A〜103D又は電極203、206を介して入力装置100、200上に交流電流が流れるようになっており、演算回路がこの交流電流の偏りを検出し、静電容量値の変化として位置座標を特定するようになっている。
ここで、このような静電容量方式による入力装置において位置座標が特定されるためには、このような交流電流から成る電流ループが形成される必要がある。例えば上記特許文献1では、入力装置100、接触体(例えば指先など)、演算回路及び入力装置100という経路から成る電流ループが形成されるようになっている。
ところが、このタッチパネルシート型の入力装置100を用いた位置座標入力装置では、使用状況によっては上記したような電流ループが形成されず、位置座標を特定できないという問題が生じる。
具体的には、タッチパネルシートが搭載されている機器が例えば交流(AC)電源機器、例えばタッチパネルシートが付加されている表示装置を備えたパーソナルコンピュータなどの場合には、ACライン(電源系)という大きな空間容量が形成されているため、人体などの大きな物体が接触体であれば電流ループが形成され、位置座標を特定することができる。
これに対し、タッチパネルシートが搭載されている機器が例えば携帯機器、すなわち例えばビデオカメラ、携帯電話などの場合には、AC機器の場合とは異なり、機器自体が小さいことから形成される空間容量も小さくなり、電流ループが形成されないような場合が生じてしまうこととなる。
機器本体と、人体との間で接触点をもつようにすることにより、電流ループを形成することも考えられるが、例えば冬場に手袋などの絶縁物を介する場合などもあり、やはり電流ループが形成されない場合が生じてしまう。
なお、前述の図18において示す入力装置では、入力装置200との接触点において、接触体と一対の電極203、206との間に常に電流ループが形成されるようになっており、上述した図17に示す入力装置100におけるような問題は生じない。
しかしながらこの場合、入力装置200の構造は、導電層202、205をそれぞれ短冊状に形成すると共に、その短冊状の導電層の一つ一つに電極203、206を設けるようになっている。したがって、構成が複雑となることから、例えば電極203、206から演算回路までの配線のレイアウトに制限が生じるなど、設計する際の自由度が大きく低下してしまうという問題があった。
このことは、特に透過型のタッチパネルを設計する際には顕著な制限事項となってしまう。
以上の問題に鑑みて、本発明は、タッチパネルなどに適用可能な静電容量方式の入力装置において、構成の簡易化を図ることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、静電容量の変化に基づいて選択された位置の座標成分を検出する入力装置であって、静電容量の変化を検出する電極と、外部との電気的接続を行う端子部のうち、少なくとも一部にスルーホール部が設けられ、少なくとも一部のスルーホール部から、端子部への引き回し配線部が設けられて、端子部が、入力装置の一方の縁部に沿って設けられて成る構成とする。
また、本発明は、上述の入力装置において、静電容量の変化を検出する容量検出部は、一様に検出された第1導電層と、この第1導電層とは絶縁層を介して設けられた網目状の第2の導電層とより構成され、これら第1及び第2の導電層との間に所定の電位差を有する構成とする。
上述したように、本発明の入力装置は、静電容量の変化に基づいて位置座標を検出する入力装置において、静電容量の変化を検出する電極と、外部との電気的接続を行う端子部の一部にスルーホール部を設け、更に、このスルーホール部から、端子部への引き回し配線部を設けることによって、端子部が、入力装置の一方の縁部に沿って設けられる構成とするものである。
このような構成とすることによって、入力装置の一方の面の一方の縁部に配置された端子部と外部との電気的接続部、例えばフレキシブルプリント基板などとの接続を行うことができることから、このようなフレキシブルプリント基板の大型化や、入力装置自体の大型化を回避して、より簡易な構成の入力装置及びこれを用いる表示装置を提供することが可能となる。
また、本発明の入力装置において、静電容量を検出する容量検出部として、第1導電層、絶縁層及び第2導電層から成る積層構造をなすと共に、第2の導電層が網目状であることから、所定の電位差を有する第1導電層と第2導電層との間で静電容量が形成され、これらの間で電流ループが常に形成される。そしてこの静電容量の変化が検出されることで、選択された位置の座標成分が特定される。したがって、この場合、AC電源部を設けないいわゆる携帯機器においても適用可能であり、使用状況に制限されない静電容量方式の入力装置及びこれを用いた表示装置を提供することができる。
以上説明したように、本発明によれば、より簡易な構成の静電容量方式の入力装置及びこれを用いた表示装置を提供することができる。
更に、本発明の入力装置において、静電容量を検出する容量検出部を、一様に検出された第1導電層と、この第1導電層とは絶縁層を介して設けられた網目状の第2の導電層とより構成し、これら第1及び第2の導電層との間に所定の電位差を有する構成とすることによって、携帯機器型の入力装置及び表示装置において、その構成の簡易化を図ることができる。
以下本発明を実施するための最良の形態の例を説明するが、本発明は以下の例に限定されるものではない。
なお、本出願人は、先に出願した特願2005−83583号出願において、静電容量の変化を検出する容量検出部として、一様に検出された第1導電層と、この第1導電層とは絶縁層を介して、任意の形状の開口が複数設けられた網目状の第2の導電層が形成され、これら第1及び第2の導電層との間に所定の電位差を有する構成とすることによって、携帯機器型の装置に適用可能な入力装置を提案した。以下の各実施形態例においては、この構成の入力装置に本発明を適用した例を示す。
図1A及びBは、本発明の一実施の形態に係る入力装置1の表面及び裏面である第1及び第2の面11A及び11B側から見た概略平面構成図である。この入力装置1は、静電容量を検出する容量検出部が、第1導電層12と、この第1導電層12とは絶縁層、この場合絶縁材料より成るプラスチックフィルム等の基材11を介して形成される網目状の第2導電層15より構成され、これら第1及び第2の導電層12及び15との間に所定の電位差を有する構成とした例を示す。なお、以下の各実施形態例において、網目状とは、文字通り網目が周期的に配列された形状には限られず、第2導電層において任意の形状の開口が複数設けられている構造であればよい。
また、この例においては、第1導電層12の四隅に設けられた検出電極13A〜13Dと、第2導電層15の一辺の中央部に設けられた固定電位電極16とを有する構成とした例を示す。
そして、本発明においては、これらの構成による静電容量検出方式の入力装置1において、図2A及びBに示すように、静電容量の変化を検出する検出電極13A〜13D及び固定電位電極16に対し、外部との電気的接続を行う端子部20A〜20D及び20Gが、この入力装置1の一端、図示の例では左端に設けられる。
すなわちこの場合、電極13A及び13B、固定電位電極16、更に端子部20A及び20Bそれぞれにスルーホール部18A、18B、18G、18A´及び18B´が設けられる。これらのスルーホール部18A、18B、18G、18A´及び18B´を導電性ペースト等で埋め込むか、又はその側面を導電性材料によりコーティングすることによって、スルーホール部の表裏の電極部分が電気的に接続される。基材11の第1の面11A側の検出電極13A及び13Bに設けられたスルーホール部18A、18Bからは、第2の面11B側において、端子部20A´及び20B´への引き回し配線部19A及び19Bが第2導電層15の外側に設けられて図中左側へ引き出され、基材11の左端の端子部20A´及び20B´に接続される。この端子部20A´及び20B´からスルーホール部18A´18B´を介して、第1の面11A側の端子部20A及び20Bに接続される。このようないわば立体的な配線引き回し構造とすることによって、端子部20A〜20D及び20Gが、入力装置1の第1の面11A側の一方の縁部に沿って設けられて成る構成とする。
この場合、図2Cに示すように、外部との電気的接続を行う例えばフレキシブルプリント配線(FPC)基板40の形状は、この入力装置1の一端に沿って接続部が設けられるいわばT字形の簡易な構成とすることができる。
更にこの場合、FPC基板40を接続しない反対側の第2の面11Bは、凹凸のない平坦面として構成することができる。
次に、本実施形態例における入力装置の位置座標の入力態様について説明する。
図3は、図1及び図2に示す入力装置1によって入力される静電容量に基づいて、入力装置1において接触体(例えば指先など)によって選択された位置座標を特定する位置座標検出装置の概略ブロック構成を示す図である。この位置座標検出装置は、入力装置1への指先などの接触体によって選択された位置の座標成分、すなわち図3中矢印x及びyで示すx軸方向及びy軸方向の一座標を特定して入力するものであり、静電容量を検出する入力装置1と、電流検出部2と、差動実効値検波回路3A〜3Dと、誤差補正回路4と、位置座標演算部5とを備えている。
入力装置1は、上述したように、その四隅に設けられた4つの検出電極13A〜13Dと、その端部に設けられた固定電位電極16とを含んだ積層構造を有している。これら検出電極13A〜13Dは、電流検出部2を介して、交流の基準信号を出力する基準信号電源V2に接続されている。一方、固定電位電極16には、所定の直流電位からなる固定電位V1が供給されている。なお、検出電極13A〜13Dは、本発明における4つの電極の一具体例に対応する。
図4と、図5A及びBは、それぞれこの入力装置1の一実施形態例の要部の概略斜視構成図、概略上面構成図、概略断面構成図を示す。
この例においては、入力装置1は、基材11上の第1の面11Aに、第1導電層12、検出電極13A〜13D、表面保護層17A、また基材11の第2の面11Bに、第2導電層15、固定電位電極16及び表面保護層17Bを積層した積層構造より成る。
基材11は、これら積層構造の支持基材であり、例えば、透明又は半透明のガラス材料や絶縁性を有するプラスチック材料などにより構成される。基材11としてフィルム薄膜基材を用いることによって、第1導電層12及び第2導電層15の間隔を極めて薄くし、静電容量を検出する精度を高めることが可能である。
第1導電層12は、基材11の第1の面11A上に一様に形成されて成り、例えばITO(インジウム−スズ混合酸化物)などの光透過性の導電性材料により構成される。また、検出電極13A〜13Dは、それぞれ、前述したように第1導電層12の四隅に配置されており、基準信号電源V2から交流の基準信号が入力されている。これら検出電極13A〜13Dは、例えば、銀(Ag)、金(Au)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)などの金属材料により構成される。
第2導電層15は、基材11の第2の面11B上に形成され、第1導電層12と同様に、例えば、ITOなどの透明又は半透明の導電性材料により構成される。この第2導電層15は、図4及び図5Aに示すように、例えば網目状に形成される。このように網目状とすることにより、第1導電層12と第2導電層15との間で発生した電界(電気力線)が網目状電極間の開口から通り抜けることができ、すなわち電界をシールドしない構造となっている。なお、この第2導電層15の形状は、図4及び図5Aに示すように、正方格子状とは限ることなく、任意の形状の開口が複数設けられていればよい。ただし、第2導電層15を一様な網目状に形成する場合は、上述した電界の大きさ(電気力線の数)が、入力装置1内で等方的な分布となり、位置座標を均一な感度で検出できるので好ましい。
固定電位電極16は、前述のように第2導電層15の端部、すなわち本実施形態例では、第1導電層12の検出電極13C及び13Dの間に対応する位置に配置されており、固定電位V1が供給されている。したがって、第2導電層15には固定電位電極16を介して固定電位V1が供給され、これにより第2導電層15は所定の固定電位V1を有するようになっている。よって、第1導電層12と第2導電層15との間には所定の電位差(交流の基準信号と固定電位V1との電位差)が生じることから、第1導電層12には、検出電極13A〜13Dを介して交流電流(検出電流)Ia〜Id(図3参照)が流れるようになっている。この固定電位電極16は、例えば、銀(Ag)、金(Au)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)などの金属材料により構成される。なお、固定電位電極16の配置は、図4に示した配置に限定されることなく、第2導電層15に固定電位V1を印加できる配置であればよい。
表面保護層17A及びBは、基材11上に形成されたこれら積層構造、すなわち第1導電層12及び検出電極13A〜13D、又は第2導電層15及び固定電位電極16の表面を保護するものであり、例えばSiOや窒化シリコンSiNなどの透明又は半透明の絶縁性材料により構成される。
このような構成により入力装置1は、その積層構造間に発生する静電容量を、検出電極13A〜13Dを介して検出する構成とされる。
次に、上述の構成より成る入力装置1の製造方法の一例について説明する。
先ず、上述の材料より成る基材11の第1の面11A上に、例えば真空蒸着、スパッタリング法、または塗布等により、上述した材料より成る第1導電層12を形成する。
続いて、この第1導電層12の上の四隅に、例えばスクリーン印刷による銀ペースト印刷、或いは、マスクをかけて真空蒸着、スパッタリングすることで上述した材料より成る検出電極13A〜13Dをそれぞれ形成する。
その後、これら検出電極13A〜13Dの一部の所定位置にパンチ加工等の機械的加工、又はレーザ加工等によってスルーホール部18A〜18Dを形成し、銀ペースト等の導電性ペーストを埋め込むなどによって、スルーホール部18A〜18Dを介した両面の電極部分での電気的導通を可能とする加工を行う。
そしてこれら第1の導電層12及び検出電極13A〜13D上に、例えば塗布によって上述した材料より成る表面保護層17Aを形成する。
次に、基材の11の第2の面11B上に、例えばスパッタリング法により上述した材料より成る第2導電層15を成膜し、その後、例えばエッチングなどにより所定の網目状のパターンに形成する。
続いて、この第2導電層15の上の端部に、例えばスクリーン印刷やマスクをかけて真空蒸着、スパッタリングすることによって上述した材料より成る固定電位電極16、更に上述したスルーホール部18A及び18Bから18A´及び18B´に至る引き回し配線部19A及びBを形成する。
最後に、この第2導電層15及び固定電極16上に、例えば塗布によって上述した材料より成る表面保護層17Aを形成する。このようにして、図2、図4及び図5に示した入力装置1が形成される。
なお、上述した電極や配線部のパターン形成としては印刷やマスクを用いる方法のほか、化学的エッチングやレーザ加工などにより導電膜を部分的に除去する方法も用いることができる。
再び図3を参照してこの検出態様について説明する。電流検出部2には、4つの抵抗器Ra〜Rdが設けられる。これら抵抗器Ra〜Rdの一端は、それぞれ、入力装置1の検出電極13A〜13D及び差動実効値検波回路3A〜3Dの第1の入力端子に接続されている。又、抵抗器Ra〜Rdの他端は、それぞれ、差動実効値検波回路3A〜3Dの第2の入力端子及び基準信号電源V2に接続されている。このような構成において、電流検出部2は、基準信号電源V2から入力装置1の検出電極13A〜13Dへそれぞれ流れる検出電流Ia〜Idの大きさに応じて抵抗器Ra〜Rdの両端に電圧を発生させ、差動実効値検波回路3A〜3Dの第1及び第2の入力端子へそれぞれ出力するようになっている。すなわち、電流検出部2は、電流−電圧変換を行う回路として機能する。
差動実効値検波回路3A〜3Dは、それぞれ、基準信号電源V2から第2の入力端子へ出力される基準信号と、電流検出部2から第1の入力端子へ流れる検出電流Ia〜Idの大きさに対応した電圧値(抵抗器Ra〜Rdの一端における電位)とに基づいて、第1及び第2の入力端子間の差動実効値(実効値電圧Va〜Vd)を求める回路である。具体的には、基準信号と検出電流Ia〜Idの大きさに対応した電圧値との差が大きい場合、検出電流Ia〜Idの変動が大きいこととなり、実効値電圧Va〜Vdの値も大きくなる。なお、これら実効値電圧Va〜Vdは、位置座標演算部5へそれぞれ出力される。
誤差補正回路4は、後述する位置座標演算部5において接触体の一座標を特定する際の誤差を補正するための回路である。具体的には、入力装置1に接触体が接触していないときに求められる位置座標をオフセット電圧((−Voffset)及び(−Voffset/2))とみなし、例えばその内部に設けられている図示しない記憶手段、たとえは半導体メモリなどに記憶される。この誤差補正回路4に記憶されているオフセット電圧は、位置座標演算部5へ出力され、下記のように入力装置1に接触体が接触しているときの演算に利用される。
位置座標演算部5は、加算回路51〜53と、除算回路54、55とを有する。加算回路51は、実効値電圧Va、Vdとオフセット電圧(−Voffset/2)とをそれぞれ加算し、その加算結果を除算部54へ出力する回路である。加算回路52は、実効値電圧Vc、Vdとオフセット電圧(−Voffset/2)とをそれぞれ加算し、その加算結果を除算部55へ出力する回路である。加算回路53は、実効値電圧Va〜Vdとオフセット電圧(−Voffset/2)とをそれぞれ加算し、その加算結果を除算部54、55へそれぞれ出力する回路である。また、除算回路54は、加算回路51からの加算結果を加算回路53からの加算結果で除算し、その除算結果を出力する回路である。除算回路55は、加算回路52からの加算結果を加算回路53からの加算結果で除算し、その除算結果を出力する回路である。このような構成により、位置座標演算部5は、差動実効値検波回路3A〜3Dから供給される実効値電圧Va〜Vd、及び誤差補正回路4から供給されるオフセット電圧((−Voffset)及び(−Voffset/2))に基づいて、接触体の位置座標(x軸方向及びy軸方向の位置座標(Px,Py))を特定するための演算を行い、その演算結果である位置座標Px、Pyを出力する構成とされる。
具体的には、上記した除算回路54による除算結果が、x軸方向の位置座標Pxとなり、除算回路55による除算結果がy軸方向の位置座標Pyとなる。以上の加算回路51〜53、除算回路54及び55による位置座標Px、Pyの演算をまとめると、以下の式(1)、(2)として表される。
Px=(Va+Vd−Voffset(x)/2)/(Va+Vb+Vc+Vd−Voffset(x))・・(1)
Py=(Va+Vd−Voffset(y)/2)/(Va+Vb+Vc+Vd−Voffset(y))・・(2)
ここで、式(1)及び(2)中のVoffset(x)及びVoffset(y)は、それぞれx軸方向及びy軸方向のオフセット電圧を表す。
次に、図3〜図6を参照して、このような構成の座標入力装置において、接触体の位置座標を特定する処理について説明する。ここで、図6は、接触体の位置座標を特定する際の状況を断面図で表したものであり、図6Aは接触体が入力装置1に接触していないときの状況、図6Bは接触体が入力装置1に接触しているときの状況をそれぞれ表す。
先ず、接触体が入力装置1に接触していないときには、図6Aに示すように、一様に形成された第1導電層12と網目状に形成された第2導電層15との間において電界E1が発生し、これらの間に静電容量C1が形成される。すなわち、前述のように第2導電層15が網目状となっていることから、発生する電界がシールドされない状態で静電容量が形成されることとなる。
したがって、検出電極13A〜13Dを介して交流の基準信号が入力される第1導電層12と固定電位V1を有する第2導電層15との間に、所定の電位差が生じていることから、検出電極13A〜13Dからそれぞれ交流の検出電流Ia〜Idが流れる。
すなわち、この入力装置の使用状況にはよらず、常にこれらの間に電流ループが形成されることとなる。
なお、接触体が入力装置1に接触していない場合には、部分的には電界E1の集中が生じるが、入力装置1全体としては、均一であると近似できる程度であることから、検出電流Ia〜Idの大きさはいずれも同一であるとみなすことができ、これらの大きさに偏りは生じない。
このようにして流れる検出電流Ia〜Idは、図3に示す電流検出部2によって電流−電圧変換がなされ、その大きさに応じて変換された電圧が、それぞれ差動実効値検波回路3A〜3Dの第1の入力端子へ入力される。差動実効値検波回路3A〜3Dでは、これら検出電流Ia〜Idの大きさに対応した電圧値と、基準信号電源V2から第2の入力端子へ出力される基準信号とに基づいて、実効値電圧Va〜Vdが求められる。そして、位置座標検出部5によって、これら実効値電圧Va〜Vdに基づいて以下の式(3)及び(4)の演算を行うことにより、x軸方向及びy軸方向のオフセット電圧Voffset(x)、Voffset(y)がそれぞれ求められる。
Voffset(x)=(Va+Vd)/(Va+Vb+Vc+Vd)・・・(3)
Voffset(y)=(Vc+Vd)/(Va+Vb+Vc+Vd)・・・(4)
このようにして、接触体が入力装置1に接触していないときの位置座標(オフセット電圧)が求められ、誤差補正回路4内の図示しない記憶手段などに記憶される。
なお、上記のように接触体が入力装置1に接触していない場合には、検出電流Ia〜Idの大きさはいずれも同一であるとみなすことができることから、このときに式(3)、(4)から求められる位置座標は、それぞれ1/2、すなわち入力装置1の中心となる。
一方、接触体6が入力装置1に接触しているときには、図6Bに示すように、第1導電層12と第2導電層15との間において電界E2(≠E1)が発生し、これらの間における静電容量C1に加え、第2導電層15と接触体6が接触している表面保護層17A上の接触面61との間に静電容量C2が形成され、更に、第1導電層12と接触面61との間に静電容量C3が形成される。
すなわち、接触体6が接触していないときには「C1」であった静電容量が、接触体6が接触しているときには、図6Bから明らかなように、「C1+(C2×C3)/(C2+C3)」となり、静電容量の値が変化する。また、この場合も位置座標入力装置の使用状況などにはよらず、静電容量の値が変化する。また、この場合も位置座標入力装置の使用状況などにはよらず、接触面61と第1及び第2導電層12及び15との間に常に電流ループI1が形成される。
更に、このときの検出電流Ia〜Idの大きさは、この容量の増加分「(C2×C3)/(C2+C3)」に比例して増加し、これら検出電流Ia〜Idの偏りは、接触面61の位置座標に応じて変化する。したがって、このようにして偏りが生じた検出電流Ia〜Idが電流検出部2によってそれぞれ電流−電圧変換され、これに基づいて差動実効値検波回路3A〜3Dによって実効電圧値Va〜Vdが求められ、位置座標演算部5及び誤差補正回路4によって前述の式(1)、(2)の演算がなされることで、接触体6が入力装置1に接触しているときの位置座標Px、Pyが特定される。このようにして、接触体6の位置座標Px、Pyを特定する処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態例においては、入力装置1として、基材11を介して形成された第1導電層12及び網目状の第2導電層15から成る積層構造により構成するとともに、第1導電層12と第2導電層15との間で所定の電位差(交流の基準信号と固定電位V1との間の電位差)を生じさせるようにしたので、第1及び第2の導電層12及び15間での電流ループを常に形成することができ、使用状況によらないで確実に接触体6の位置座標Px、Pyを特定することが可能となる。
また、複雑な層構造や電極構造を必要とせず、第2導電層15を網目状に形成すると共に、検出電極13A〜13Dや固定電位電極16についても、それぞれ第1導電層12の四隅や第2導電層15の端部に形成するだけでよいので、従来と比べて構成を複雑化することなく、接触体6の位置座標Px、Pyを入力することができる。
更に、接触体6が入力装置1に接触していないときの位置座標をオフセット電圧Voffset(x)、Voffset(y)として求め、接触体6が入力装置1に接触しているときにはこのオフセット電圧を用いて誤差を補正するようにしたので、高い位置精度で接触体6の位置座標Px、Pyを特定することができる。
なお、本発明の入力装置は、上述の実施形態例に限定されることなく、その他例えば基材11の一方の面上に、例えば酸化シリコン(SiO)などの透明又は半透明の絶縁性材料より成る絶縁層を介して第1及び第2の導電層を積層する構成としてもよい。
しかしながら、上述したように基材11の両面に積層構造を形成する構成とする場合は、基材11の一方の面のみに形成する場合と比べ、基材11の第1及び第2の面11A及び11B上に第1及び第2の導電層12及び15をそれぞれスパッタリング法等により形成した後、両面に印刷等によって検出電極13A〜13D、固定電位電極16を形成することによって、スパッタリング工程及び印刷工程を1回に済ませるなど、製造工程をより簡素化し、製造コストを下げることが可能である。
また、第1及び第2導電層の間の間隔が感度に影響することから、上述したように、基材11として極めて厚さの薄い薄膜フィルムを用いる場合は、感度の良好な入力装置を提供することができるという利点を有する。
そして、このような入力装置に対して、前述の図2A及びBにおいて説明したスルーホール部及び引き回し配線部を有する構造とすることによって、上述したように、外部との電気的接続を行うFPC基板40との接続を一方の面、図2A及びBの例においては、第1の面11Aのみにて行うことができ、またFPC基板40の面積を低減化して部材コストの増大化を抑えることができるという利点を有する。
また、前述の特許文献2に開示された構造の入力装置と比較して、配線引き回し構造を簡易化することができるため、平面構成として小型化が可能であり、タッチパネル等に利用する場合のいわゆる狭額縁化を図ることが可能となる。
以上説明した本発明による入力装置は、各種表示装置に適用可能である。例えば本発明による入力装置において、基材と第1及び第2の導電層、更に表面保護層を光透過性材料により形成し、例えば有機又は無機のEL(Electro-Luminescence)ディスプレイやLCD(Liquid Crystal Display)などから成る表示部上に配置して構成すればタッチパネル型の表示装置を提供することができる。
このようにして構成された表示装置は、表示部からの出射光によって、文字情報、静止画又は映像情報などを表示すると共に、接触体による入力装置への接触面の位置座標を検出し、この位置座標を元に入力した結果を表示することが可能である。特に、この表示装置が携帯型のものであっても、その使用状況などによらず、位置座標を特定して入力することができるという利点を有する。
なお、上述した図3〜図5において説明した構造の入力装置において、各電極から外部への電気的接続を行う比較例として、例えば図7A及びBに入力装置10及びFPC基板40の概略斜視構成図を示すように、検出電極13A〜13D及び固定電位電極16にそれぞれ接続する接続部41を設けたいわばコの字形のフレキシブルプリント基板40を用いることが考えられる。この場合、フレキシブルプリント基板40が一方の面側のみとなってしまい、またフレキシブルプリント基板40の面積が大型化して部材コストが高くなるという問題がある。
また、例えば図8A及びBに、基材11の第1の面側及び第2の面側の配線構造及びFPC基板40の概略平面構成図を示すように、FPC基板40に切り込み部42を設けることによって、基材11の一方の端部に引き出した端子部20A〜20B及び20Gに対し、FPC基板40の切込み部42によって挟み込む構成が考えられる。この場合は、FPC基板40を小型化できコスト抑制が可能だが、配線スペースが大きくなると共に、FPC基板40の表裏両面に接続箇所を設ける構造とする必要がある。更にこの場合には、FPC基板40との接続部分において基材11の両面共に、FPC基板40の厚さ分の厚みが増すこととなり、この入力装置自体を粘着テープなどで例えば表示装置の平坦な表示面に貼合する際に段差となり、気泡が生じて貼合不良になる可能性が高くなってしまう。
これに対し、上述の本発明においては、基材11においていわば立体的な引き回し配線構造を設けることによって、基材11の一方の端部にFPC基板40を接続する構成であることから、このような不都合を回避することができる。
図9A及びBは、本発明による入力装置の他の実施形態例の第1の面側及び第2の面側からみた概略平面構成図である。図9A及びBにおいて、図2A及びBと対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この例においては、網目状の第2の導電層15を設ける第2の面11Bの端部にFPC基板40を取り付け可能とする例であり、第1の面11A側が平坦面となる場合を示す。
この例においては、電極13A〜13D、固定電位電極16、更に端子部20C及び20Dそれぞれにスルーホール部18A〜18D、18Gが設けられる。これらのスルーホール部18A〜18D、18Gを導電性ペースト等で埋め込むか、又はその側面を導電性材料によりコーティングすることによって、スルーホール部の表裏の電極部分が電気的に接続される。基材11の第1の面11A側の検出電極13A及び13Bに設けられたスルーホール部18A、18Bからは、第2の面11B側において、端子部20A及び20Bへの引き回し配線部19A及び19Bが第2導電層15の外側に設けられて図中左側へ引き出される。また、第1の面11A側の検出電極13C及び13Dは、第2の面11B側の端子部20C及び20Dとスルーホール部18C及び18Dにより接続される。このような構成とすることによって、端子部20A〜20D及び20Gが、第2の面11B側において、基材11の左端に設けられる構成とすることができる。
図9Cに示すように、この場合は、第2の面11B側において、T字形などの比較的小型のFPC基板40により外部との接続が可能となる。
なお、第1の面11A側からFPC基板40を取り付ける前述の図2A及びBにおいて説明した実施形態例と共通の電極形状、端子部及び配線部構造とする場合は、スルーホール加工の位置を変更するだけで、両実施形態例による入力装置を形成することができる。またこの場合、FPC基板40の電極配線構造も共通とすることができ、すなわちFPC基板40として共通部材が使用可能である。第1又は第2の面11A又は11Bのどちらの面を平坦面とするかによって、スルーホール部の位置の変更のみで設計変更が可能となる。
図10A及びBは、本発明による入力装置の他の実施形態例の第1の面側及び第2の面側からみた概略平面構成図である。図10A及びBにおいて、図2A及びBと対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
この例においては、上述の図2A及びBにおいて説明した例において、端子部20A〜20D、20Gを第1の面11A側の左端に設けるとともに、これらを左端中央部に近接させた例を示す。
このような構成とすることにより、図10Cに示すように、第1の面11Aの左端に接続するFPC基板40の接続部をより小型化することができ、さらにコストの低減化を図ることが可能である。
図11Aにおいては、第2の面11B側にFPC基板40を接続した場合において、第1の面11Aを粘着面として例えば表示装置の前面パネル31に、その窓部32内に入力装置を配置するように矢印aで示すように貼り合わせる例を示す。
また、図11Bにおいては、第1の面11A側にFPC基板40を接続した場合において、第2の面11Bを粘着面として、例えばLCDや有機ELパネル等の表示装置30の表示パネル33上に入力装置を配置するように、矢印bで示すように貼り合わせる例を示す。
このように、本発明によれば、用途や目的に応じて入力装置の第1の面側、第2の面側のどちらの面でも、例えば粘着剤等を介して目的とする表示装置のパネル部材等に固着することが可能となるという利点を有する。
次に、本発明の入力装置において、接着剤を介して、剛性部材と接合されて一体化されて成る実施形態例の各例について説明する。
本発明の入力装置を適用して好適なタッチパネルは、通常表示装置の上に配置される。薄型化、軽量化の要望から昨今タッチパネルはフィルムベースのものが主流となっている。また、表示装置として液晶が主流となりつつあるが、液晶自体は極薄のガラス2枚の間に液晶材料を挟み込んだ構造をしており、液晶パネル上へ直接フィルムベースのタッチパネルを配置した場合、例えば指によるタッチパネルへの操作により、液晶パネルのガラスまで変形し、タッチした部分のみ色が変わるなどの画質劣化が起こる。
また、フィルムベースのタッチパネルは、ミクロ的に見ると、その動作時に絶えず変形しており、長年の使用により動作が不安定になるなど、耐久性に問題が生じることもある。
この対策方法としては、ある程度の剛性を有する部材を液晶パネルの表面に配置すれば良いが、この構造だとタッチパネル機能が付与できず、今まで両方を満足させる技術が存在しなかった。
上述の静電容量検出方式による入力装置を用いたタッチパネルは、接近してきた物体により基板側に形成した電極間の静電容量変化を検出するため、剛性部材を表面に配置しても動作可能となる。なお、剛性部材の厚さは、静電容量変化をより精度良く検出するためにできるだけ薄いほうが望ましい。また、例えばパーソナルコンピュータの入力装置として、タッチパッドを構成することも可能である。この場合は、基材や導電層、またこの剛性部材及びその接着剤などを不透明な材料により構成してもよい。
図12は、本発明の入力装置の一実施形態例による概略断面構成を示す。この入力装置は例えば光透過性のフィルム上の基材11の両面に透明導電材料より成る第1及び第2導電層12及び15、検出電極13A〜13D及び固定電位電極16を形成した構成としており、基本的にフィルム材1枚により構成することができる。
このような構成において、第1導電層12及び検出電極13A〜13D上に、例えば光透過性を有する接着剤22を介して、ガラス等の光透過性を有する剛性部材21が接合される。この場合、指などの接触体を接触させる入力操作側に、剛性部材21を設けることにより、耐久性を向上させ、また外観及び品質の向上を図ることができる。
図13は、基材11と、第1及び第2導電層12及び15との間に、それぞれ誘電体層23及び24を設ける実施形態例の概略断面構成を示す。図13において、図12と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
このように、誘電体層23及び24を介在させる構成とすることにより、光学特性を調整することが可能となる。
特に、導電層の表面が空気との界面である場合に、誘電体層の屈折率と厚さを調整することによって、反射光強度を低減させることができ、表示装置としての画質性能を向上させることができる。
図14は、剛性部材21の表面に反射防止層25が形成されている本発明の他の実施形態例の概略断面構成を示す。図14において、図12と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
このように、反射防止層25を設けることによって、反射光強度を低減させることが可能となり、同様に画質性能を向上させることができる。反射防止層25としては、有機材料層と無機材料層とが積層された構造とすることができる。
図15は、剛性部材21の、第1導電層12と接合する裏面側に化粧印刷等の印刷部26を設けた実施形態例の概略断面構成図である。図15において、図13と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
このように剛性部材21を利用して、印刷部26を設ける構成とすることにより、表示装置の外装部品として使用することが可能となり、タッチパネル機能の付与された外装部品を提供することが可能となる。
以上の図12〜図15に示す各実施形態例においては、基材11、第1及び第2導電層12及び15などに加えて接着剤22、剛性部材21を光透過性材料により構成した例を示したが、それぞれ不透明な材料により構成して、タッチパッドとして構成することももちろん可能である。タッチパッドを構成する場合は、例えば剛性部材21の表面側に印刷部を設けてもよい。
上述の各実施形態例による入力装置は、例えば図16A〜Cに示すように、携帯型のゲーム機50、デジタルカメラ60、撮像装置70などの各種表示装置における表示面や画像確認画面などにおいて、入力機能を持たせる入力装置1として利用することができる。
現在の携帯型のゲーム機などにおいては、液晶パネル保護及び意匠性の目的から、全面に一部黒色の透明樹脂板が設けられており、従来の技術ではタッチパネルを用いることは実現不可能であるが、上述の実施形態例におけるような静電容量方式の入力装置を用いることによって、小型の装置においてもタッチパネル機能を付与することが容易となり、また上述したように、剛性部材を設ける構成とすることによって、液晶パネル保護及び意匠性を確保しつつ、タッチパネル機能を有する入力装置を設けることが可能となる。図示しないが、上述したようにパーソナルコンピュータのタッチパッドにも適用可能である。
以上説明したように、本発明によれば、静電容量方式の入力装置において、各電極から外部との電気的接続部である端子部までの配線引き回し構造を立体的な構成とするため、狭額縁化が可能で、またFPC基板等との接続を一方の面のみにて行うことが可能となるので、薄型で小型の入力装置が実現可能となる。
したがって、本発明によれば、薄型化、小型化が可能であることから、本発明の入力装置を用いた表示装置の設計自由度が向上する。
また、本発明による入力装置は、使用状況によらずに位置座標の検出が可能となるため、現在一般的に多く用いられている抵抗膜式のタッチパネルに代えて利用可能であり、従来に比較して高耐久性、長寿命の入力装置を提供することが可能となる。
更に、本発明の入力装置においては、上述したように、電極及び配線構造や、FPC基板が共通であっても、スルーホール部を設ける位置を変更するのみで、入力装置の表裏どちらからでもフレキシブル配線基板などへの接続が可能であり、部材コストの低減が可能となる。
また、基材及び各導電層を光透過性材料により構成することで、タッチパネルとして応用が可能となる。
タッチパネルとして用いる場合は、前述の図11A及びBにおいて説明したように、表裏両面における2通りの貼合モードに対応させることが可能となる。
また、FPC基板等の外部との接続部とは反対側の面が平坦面となるため、粘着テープなどで表示装置の前面板又は液晶表示装置等の各種表示装置上に貼合する場合においても、気泡発生などの問題を回避することができる。
このように、本発明によれば薄型で狭額縁化による小型化が可能なタッチパネルを実現することで、従来一般的に使用される抵抗膜式タッチパネルとの置き換えが可能となり、薄さと光学特性においてより優れた入力装置を提供することができる。
なお、本発明は、上述の各実施形態例に限定されるものではなく、その他本発明構成を逸脱しない範囲において種々の変形、変更が可能であり、本発明による入力装置は、上述の図16A〜Cに示す表示装置の他、パーソナルコンピュータのタッチパッド、また券売機などの固定配置型の表示装置など、各種の表示装置への入力装置として、適用可能であることはいうまでもない。
本発明による入力装置の一実施形態例の概略構成図である。 Aは本発明による入力装置の一実施形態例の概略平面構成図である。Bは本発明による入力装置の一実施形態例の概略平面構成図である。Cは本発明による入力装置の一実施形態例の概略平面構成図である。 静電容量検出方式による位置座標検出装置の一例の概略ブロック構成図である。 本発明による入力装置の一実施形態例の概略分解斜視構成図である。 Aは本発明による入力装置の一実施形態例の概略平面構成図である。Bは本発明による入力装置の一実施形態例の概略断面構成図である。 Aは本発明による入力装置の一実施形態例における入力態様の説明図である。Bは本発明による入力装置の一実施形態例における入力態様の説明図である。 Aは比較例による入力装置の一実施形態例の概略斜視構成図である。Bは比較例による入力装置の一実施形態例の概略斜視構成図である。 Aは比較例による入力装置の一実施形態例の概略平面構成図である。Bは比較例による入力装置の一実施形態例の概略平面構成図である。 Aは本発明による入力装置の一実施形態例の概略平面構成図である。Bは本発明による入力装置の一実施形態例の概略平面構成図である。Cは本発明による入力装置の一実施形態例の概略平面構成図である。 Aは本発明による入力装置の一実施形態例の概略平面構成図である。Bは本発明による入力装置の一実施形態例の概略平面構成図である。Cは本発明による入力装置の一実施形態例の概略平面構成図である。 Aは本発明による入力装置の一実施形態例の概略斜視構成図である。Bは本発明による入力装置の一実施形態例の概略斜視構成図である。 本発明による入力装置の一実施形態例の概略断面構成図である。 本発明による入力装置の一実施形態例の概略断面構成図である。 本発明による入力装置の一実施形態例の概略断面構成図である。 本発明による入力装置の一実施形態例の概略断面構成図である。 Aは本発明による入力装置を適用した表示装置の一例の概略構成図である。Bは本発明による入力装置を適用した表示装置の一例の概略構成図である。Cは本発明による入力装置を適用した表示装置の一例の概略構成図である。 Aは従来の入力装置の一例の概略平面構成図である。Bは従来の入力装置の一例の概略断面構成図である。 従来の入力装置の一例の概略平面構成図である。
符号の説明
1.入力装置、2.電流検出部、3A.差動実効値検波回路、3B.差動実効値検波回路、3C.差動実効値検波回路、3D.差動実効値検波回路、4.誤差補正回路、5.位置座標縁残部、6.接触体、11.基材、12.第1導電層、13A.検出電極、13B.検出電極、13C.検出電極、13D.検出電極、15.第2導電層、16.固定電位電極、17A.表面保護層、17B.表面保護層、21.剛性部材、22.接着剤、23.誘電体層、24.誘電体層、25.反射防止層、26.印刷部、30.表示装置

Claims (18)

  1. 静電容量の変化に基づいて選択された位置の座標成分を検出する入力装置であって、
    前記静電容量の変化を検出する電極と、外部との電気的接続を行う端子部のうち、少なくとも一部にスルーホール部が設けられ、
    少なくとも一部の前記スルーホール部から、前記端子部への引き回し配線部が設けられて、
    前記端子部が、前記入力装置の一方の縁部に沿って設けられて成る
    ことを特徴とする入力装置。
  2. 前記入力装置は、一様に形成された第1導電層と、該第1導電層とは絶縁層を介して設けられた網目状の第2導電層とを有して成り、
    前記第1及び第2導電層との間に所定の電位差を有する構成とされた
    ことを特徴とする請求項1記載の入力装置。
  3. 前記入力装置は、前記第1導電層の四隅に設けられた検出電極と、前記第2導電層の一辺の中央部に設けられた固定電位電極とを有する
    ことを特徴とする請求項2記載の入力装置。
  4. 前記絶縁層が、絶縁性の基材より成る
    ことを特徴とする請求項2記載の入力装置。
  5. 少なくとも前記第1及び第2導電層と前記絶縁層とが、光透過性材料より成る
    ことを特徴とする請求項2記載の入力装置。
  6. 少なくとも前記第1及び第2導電層と前記絶縁層とが、光透過性材料より成る
    ことを特徴とする請求項3記載の入力装置。
  7. 少なくとも前記第1及び第2導電層と前記基材とが、光透過性材料より成る
    ことを特徴とする請求項4記載の入力装置。
  8. 前記入力装置が、接着剤を介して剛性部材と接合されて一体化されて成る
    ことを特徴とする請求項4記載の入力装置。
  9. 前記剛性部材及び前記接着剤が、光透過性を有する
    ことを特徴とする請求項8記載の入力装置。
  10. 前記基材と、前記第1及び/又は第2導電層との間に、誘電体層が設けられる
    ことを特徴とする請求項4記載の入力装置。
  11. 前記剛性部材の少なくとも一部に印刷が施されている
    ことを特徴とする請求項8記載の入力装置。
  12. 前記剛性部材の、前記入力装置との接合面とは反対側の面に、反射防止層が形成されている
    ことを特徴とする請求項8記載の入力装置。
  13. 前記入力装置の前記端子部に、フレキシブルプリント基板が接続され、かつ前記端子部と電気的に導通している
    ことを特徴とする請求項1記載の入力装置。
  14. 静電容量の変化に基づいて選択された位置の座標成分を検出する入力装置が表示面に設けられ、
    前記入力装置は、静電容量の変化に基づいて選択された位置の座標成分を検出する入力装置であって、
    前記静電容量の変化を検出する電極と、外部との電気的接続を行う端子部のうち、少なくとも一部にスルーホール部が設けられ、
    少なくとも一部の前記スルーホール部から、前記端子部への引き回し配線部が設けられて、
    前記端子部が、前記入力装置の一方の縁部に沿って設けられて成る
    ことを特徴とする表示装置。
  15. 前記入力装置は、一様に形成された第1導電層と、該第1導電層とは絶縁層を介して設けられた網目状の第2導電層とを有して成り、
    前記第1及び第2導電層との間に所定の電位差を有する構成とされた
    ことを特徴とする請求項14記載の表示装置。
  16. 前記入力装置における第1及び第2導電層と前記絶縁層とが、光透過性材料より成る
    ことを特徴とする請求項15記載の表示装置。
  17. 前記絶縁層が、絶縁性の基材より成る
    ことを特徴とする請求項15記載の表示装置。
  18. 前記絶縁層が、絶縁性の基材より成る
    ことを特徴とする請求項16記載の表示装置。
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