JP2007047805A - コンタクトレンズ型アセンブリ及びそれを生成するシステム及び方法 - Google Patents

コンタクトレンズ型アセンブリ及びそれを生成するシステム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007047805A
JP2007047805A JP2006238250A JP2006238250A JP2007047805A JP 2007047805 A JP2007047805 A JP 2007047805A JP 2006238250 A JP2006238250 A JP 2006238250A JP 2006238250 A JP2006238250 A JP 2006238250A JP 2007047805 A JP2007047805 A JP 2007047805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
lens
mold section
assembly
mold sections
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006238250A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5016277B2 (ja
Inventor
Sarah E Darnton
イー ダーントン セアラ
Neil G Goodenough
ジー グッドイナフ ニール
Richard C Rogers
シー ロジャーズ リチャード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CooperVision Inc
Original Assignee
CooperVision Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CooperVision Inc filed Critical CooperVision Inc
Publication of JP2007047805A publication Critical patent/JP2007047805A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5016277B2 publication Critical patent/JP5016277B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D11/00Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D11/00Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
    • B29D11/00009Production of simple or compound lenses
    • B29D11/00038Production of contact lenses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D11/00Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
    • B29D11/00009Production of simple or compound lenses
    • B29D11/00038Production of contact lenses
    • B29D11/00125Auxiliary operations, e.g. removing oxygen from the mould, conveying moulds from a storage to the production line in an inert atmosphere
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D11/00Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
    • B29D11/00009Production of simple or compound lenses
    • B29D11/0048Moulds for lenses
    • B29D11/0049Double sided moulds
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S425/00Plastic article or earthenware shaping or treating: apparatus
    • Y10S425/808Lens mold

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Abstract

【課題】シリコーンヒドロゲルコンタクトレンズ又はシリコーンヒドロゲル材料を含むコンタクトレンズのようなコンタクトレンズを生成するための装置、システム、及び方法を提供する。
【解決手段】眼科用レンズを製造する方法及び装置。コンタクトレンズ成形アセンブリのコンタクトレンズ形状空洞を充填するための装置が提供される。コンタクトレンズ型断面を連結して融合する方法も提供され、一般的に、互いに連結された時に型断面の間にレンズ形状空洞及び接触領域を形成するのに有効な第1及び第2の型断面を準備する段階を含む。型断面の一方又は両方は、型断面がコンタクトレンズ前駆材料で充填されていて、例えば集束超音波エネルギによって互いに融合される時に、それぞれ非融合区域及び融合区域をもたらす1つ又はそれよりも多くの凹部領域又は突起を含むことができる。
【選択図】図1

Description

関連出願への相互参照
本出願は、本明細書においてその全内容が引用により組み込まれている2005年8月9日出願の米国特許出願第11/200,848号に対する優先権を主張するものである。
本発明は、一般的に、シリコーンヒドロゲルコンタクトレンズ又はシリコーンヒドロゲル材料を含むコンタクトレンズのようなコンタクトレンズを生成するための装置、システム、及び方法に関する。より詳細には、本発明は、重合可能な組成物を型断面に供給するためのシステム、型断面を互いに融合して型アセンブリを形成するためのシステム、及びそれから生成される型アセンブリに関する。
眼内レンズ及びコンタクトレンズのような眼科用レンズを製造する1つの方法は、注型によるものである。
コンタクトレンズの注型は公知である。例えば、Appleton他の米国特許第5,466,147号、Morrisの米国特許第6,405,993号、及びDeanの米国特許第6,732,993号を参照されたい。
典型的には、単一のコンタクトレンズ製品を成形するための単一の型アセンブリには、製造するレンズの前面を形成する凹型光学面を有する雌の型断面と、製造するレンズの後面を形成する凸型光学面を有する雄の型断面とが含まれる。すなわち、雄及び雌の型断面が互いに組み立てられると、雌断面の凹型表面と雄断面の凸型表面の間にコンタクトレンズ形状空洞が形成される。
雌及び雄型断面は、一般的に射出成形技術により生成される。レンズ型断面を形成する一般的な方法は、望ましいコンタクトレンズ表面を形成するために典型的に機械旋盤加工された金属ツーリングインサートを利用し、型断面の成形表面を形成することである。
レンズを注型する工程は以下の通りである。重合可能なレンズ材料、例えばモノマー材料又は他のレンズ前駆材料をコンタクトレンズ型断面の凹型表面上に置く。これは、通常は、レンズ前駆材料を収容する大容積容器から前駆材料をエッペンドルフチューブを用いて手動で引き抜き、ある一定の容積の前駆材料を型半分又は型断面上に分配することにより行われる。典型的には、エッペンドルフチューブに材料を充填して、約30μLと約50μLの間で型断面の凹型表面上に分配することができる。この方法は、労働集約的になる可能性があり、前駆材料を処理する人々に実質的に危険性を呈する可能性があり、長期間にわたって大量の材料が広口びんに残り、時間が経つとこれが劣化又は変質する可能性があるために、前駆材料の無駄の増大をもたらす可能性がある。
第1の型断面が充填された状態で、第2の型断面が第1の型断面の上に載せられ、レンズ前駆材料を収容するレンズ形状空洞を形成する。コンタクトレンズ前駆材料は、例えば、熱及び/又は光、又は他の適切な重合手段を充填した型アセンブリに適用することによって硬化され、それによって型断面間にコンタクトレンズ製品又はコンタクトレンズが生成される。次に、コンタクトレンズ製品は、型断面から除去される。型断面は、多くの場合にこの除去段階中に破壊される。このコンタクトレンズ製品は、多くの場合に未完成コンタクトレンズであり、これには、完成コンタクトレンズを生成するために1つ又はそれよりも多くの仕上げ段階、例えば水和のような従来の仕上げ段階が行われる。
注型工程に伴う1つの障害は、特に、レンズ前駆材料が型断面間に配置された後及びその重合の前に、型断面を適切に配置して固定することである。例えば、2つの型断面を互いに固定して、レンズカップ(例えば、レンズ前駆材料を収容する型断面の領域)に混濁化、点食、又は気泡形成を起こすことなく型アセンブリを形成するのは困難な場合がある。更に、レンズ前駆材料の厚さが実質的に均一であるか、又は言い換えると、レンズが別の異なる領域と比較してレンズカップの一領域でレンズ前駆材料が肥厚化することによる望ましくないプリズムを持たない型アセンブリを形成するのも困難であろう。
更に、重合したコンタクトレンズ製品の潜在的に脆弱な性質のために、型断面は、レンズ製品を破壊又は損傷させることなく分離可能であるべきである。
非自動化生産実験室環境では、1つの型断面を別の型断面の上に置き、次に加重又は締め付けになどによって2つの断面を比較的一定した位置に固定するための様々な従来的な方法が用いられる。これは、小規模生産ベースではある程度満足できる慣例であろうが、それは、コンタクトレンズの大規模及び/又は自動化された高速製造生産の要件の全てを満足しない場合がある。
ポリマーのような材料をその後の分離を考慮することなく永久的に接合するための超音波溶接のような指向性エネルギ技術が当業技術で公知である。
Galasの米国特許第5,759,318号は、組み立てた断面間に収容したコンタクトレンズ形成材料を完全を囲む超音波的に生成された融合環を用いてレンズ成形アセンブリの組み立てた断面を取外し可能に固定するための超音波エネルギの使用を含む装置及び方法を説明している。
米国特許出願第11/200,848号 米国特許第5,466,147号 米国特許第6,405,993号 米国特許第6,732,993号 米国特許第5,759,318号 米国特許出願第11/200,644号 米国特許出願第11/201,410号 米国特許出願第11/200,863号 米国特許出願第11/200,862号 米国特許出願第60/707,029号 米国特許出願第11/201,409号
例えばコンタクトレンズの製造中に型断面を充填して連結する、レンズを製造するための更に有効で更に信頼できる方法及びシステムが必要とされている。
本発明のシステム及び方法は、個々のコンタクトレンズ型断面をコンタクトレンズ前駆材料、例えば光開始重合可能組成物で充填し、充填した型断面を別の合わせ型断面を用いて閉鎖し、1つ又はそれよりも多くの下流コンタクトレンズ製造段階中に充填して組み立てた型断面が固定されたままになるように、組み立てた型断面を互いに融合した状態にすることに関する。
このシステム及び方法は、一日装着レンズ及び長時間又は連続装着レンズを含むシリコーンヒドロゲルコンタクトレンズのようなコンタクトレンズの自動製造に適切である。例えば、本発明のシステムは、比較的大量のコンタクトレンズ前駆組成物を保持する取外し可能で交換可能な紫外線(UV)遮断リザーバと、比較的少量のコンタクトレンズ前駆組成物を保持するリザーバに直接接続された分配機構とを含むアセンブリを用いてコンタクトレンズ型断面を充填することができる。リザーバは、シリンジのバレルとすることができる。リザーバと分配アセンブリの間に、ダイヤフラム弁を作動可能に配置することができる。分配機構は、分配先端を含む。分配機構の下に未充填型断面を通過させるためにコンベヤが設けられる。ステッパモータを用いて、分配先端から分配先端の下を通る各望ましいレンズカップ又は雌型断面内に実質的に正確かつ精密な量の前駆組成物を分配機構に自動的に分配させることができる。分配装置が空の場合には、リザーバとそれに接続した分配機構との間のバルブが開き、分配機構が補充される。リザーバ自体が空になった場合には、リザーバは、充填したリザーバと容易かつ迅速に取り替えることができる。
従って、本発明の広義の態様では、コンタクトレンズのようなレンズ、例えばシリコーンヒドロゲルレンズを製造する方法及びシステムが提供される。
本発明の様々な態様によれば、コンタクトレンズ型断面のレンズ形状空洞が、重合可能な材料で充填され、充填された型断面は、合わせコンタクトレンズ型断面と共に組み立てられ、組み立てた型断面は、互いに固定されて型アセンブリを形成する。いくつかの実施形態では、型断面は、超音波エネルギのような振動エネルギを用いて互いに融合又は溶接され、重合可能材料の周りに非環状又は不連続円周溶接部位を形成する。非超音波の方法及び装置を用いて型アセンブリを形成する他の実施形態では、型断面を互いに連結して連続的な環状リングにすることができる。
各コンタクトレンズ型断面は、レンズ形状部分又は表面と、レンズ形状部分又は表面を囲むフランジ領域とを含む。例えば、コンタクトレンズを形成するための型アセンブリは、第1及び第2の型断面を含むことができ、第1の型断面は、コンタクトレンズの前面を形成するほぼ凹型のレンズ形状表面を含み、型断面の他方は、コンタクトレンズの後面を形成するほぼ凸型のレンズ形状表面を含む。互いに連結されると、第1及び第2の型断面は、第1の型断面のレンズ形状表面と他方の型断面のレンズ形状表面との間にレンズ形状空洞と、組み立てた型断面のフランジの表面が互いに接触する1つ又はそれよりも多くの領域とを形成する。本発明の実施形態によれば、互いに連結されると、フランジに沿う非円周接触領域と非円周接触領域を分離する1つ又はそれよりも多くの間隙とを形成する第1及び第2の型断面が設けられる。非円周接触領域又は融合領域とは、2つの型断面が互いに接触するか又は融合され、中断されることなく型アセンブリのレンズ形状空洞の円周の周りに完全には延びないコンタクトレンズ型アセンブリの1つ又は複数の部分を意味する。
本発明の特に有利な実施形態では、第1及び第2の型断面の少なくとも一方、好ましくはその両方は、「万能」型断面である。言い換えると、第1の型断面及び第2の型断面の各々は、重さ又は半径、又は他の特性の差が互いに約5%未満であるような実質的に同一なものとすることができる。この実施形態では、各型断面には、コンタクトレンズの前面を形成する第1のレンズ形状表面、及びコンタクトレンズの後面を形成する実質的に対向する第2のレンズ形状表面の両方が含まれる。
本発明によりコンタクトレンズを形成するために、複数のこのような型断面が生産ラインに沿って移動される時に、重合可能な組成物が、個々の型断面の凹型レンズ形状表面上に堆積される。重合可能な組成物は、少なくとも1つのモノマー成分、例えばシリコン含有モノマー成分を有するコンタクトレンズ前駆材料を含むことができる。
本発明の1つの態様によれば、重合可能な組成物をコンタクトレンズ型断面のレンズ形状表面に供給するのに有用な分配装置が提供される。分配装置には、一般的に、ある一定の量の重合可能組成物を型断面又はその一部分に分配する大きさにされた分配先端を有する分配ユニットと、ある一定量の重合可能組成物を収容するように構造化され、分配ユニットに連結可能及びそこから連結解除可能であるシリンジアセンブリとが含まれる。分配ユニットは、ダイヤフラム弁を含むことができる。シリンジアセンブリは、分配ユニットに直接連結されると重合可能組成物をそれに供給するように構造化される。
一部の実施形態では、分配装置には、分配ユニットと作動的に連結されて、分配先端を通して重合可能組成物の分配を制御するように構造化された制御アセンブリが含まれる。好ましくは、分配装置は、分配ユニットとシリンジアセンブリの間に配置されてそれらを接続する取り付け部品を更に含む。取り付け部品は、シリンジアセンブリ及び分配ユニットを容易に連結及び連結解除するように構造化されて位置決めされる。取り付け部品は、エルボ形導管を含むことができる。
シリンジアセンブリには、重合可能組成物を保持するのに適切なバレルと、バレル内に位置決めされてその内部で移動可能なピストンとを含むことができる。一部の実施形態では、バレルは、容積又は容量が約20ccと約200ccの間、又は約40ccと約100ccの間の範囲の中空空間を含む。特定的な実施形態では、バレルは、約55ccの重合可能組成物を保持する。
一部の実施形態では、シリンジアセンブリ、取り付け部品、及び/又は分配ユニットは、重合化放射線、例えば、分配装置に収容されるか又はそれを通過する重合可能組成物の重合を引き起こすか又は開始するのに有効な光の通過を遮断するのに有効な1つ又はそれよりも多くの材料を含むことが好ましい。例えば、シリンジアセンブリ、取り付け部品、及び/又は分配ユニットは、紫外線の通過を実質的に遮断するのに有効な材料を含むことができる。
型断面が重合可能組成物で充填された状態で、合わせ型断面が、充填された型断面上に置かれて、コンタクトレンズ型アセンブリを形成する。
本発明の別の態様では、連結された型断面間を接合する、例えば、その間の融合を引き起こす方法及びシステムが提供される。
好ましい実施形態では、型断面は、組み立てた型断面を振動エネルギ、例えば超音波エネルギを用いて互いに融合することができるように構造化される。1つの態様によれば、超音波ホーンにより、集束超音波エネルギが合わせ型断面フランジとの接触領域内に放射される。
型断面は、このような集束超音波エネルギを用いて実質的に接合することができる材料を含むことができる。一部の実施形態では、型断面は、超音波溶接に適切な材料であるポリエチレンビニルアルコール(EVOH)を含む。本発明のレンズ型断面を作るのに、他の材料を用いることができることは認められるものとする。例えば、本発明に有用な材料には、ポリマー材料、例えば熱可塑性ポリマー材料、例えば、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン組成物、環状オレフィンコポリマー、アクリル、及び/又はポリスルホンのような非晶質ポリマー材料が含まれる。更に、アセタール、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルエーテルケトン、他のポリオレフィン、及び液晶ポリマーのような半晶質樹脂も適切である。ある一定の材料では、型断面に1つ又はそれよりも多くの添加物を供給し、コンタクトレンズの特性を改善させることができる。有利な態様においては、EVOHを含む型断面は、濡れ性促進剤などのような添加物を必要としない。
本発明の他の方法は、異なる種類のエネルギ、例えば、集束赤外線放射、高周波エネルギ、及び/又は他の摩擦の形態の加熱を型アセンブリ内に導くことを用いて型断面の融合を引き起こすことができる。更に、いくつかの実施形態では、型断面は、プレート又は他の適切な構造を用いる機械的締め付けによるか又は雄及び雌の型断面の間に締り嵌めを設けることによるような代替的な装置又は方法を用いて一緒に保持することができる。超音波エネルギを用いる実施形態では、融合又は溶接は、型断面のレンズカップの周りの連続リング内にはない。非超音波エネルギ連結技術を用いる実施形態では、雄及び雌の型断面の間の接触は、レンズカップの周りで連続的とすることができる。
一部の実施形態では、型断面は、連結した型断面の融合を容易にするように構造化される。
例えば、型断面は、レンズ形状表面の半径方向外向きに配置された1つ又はそれよりも多くの縦方向に延びる突起を含むことができる。一部の実施形態では、少なくとも1つの縦方向に延びる突起は、型断面の複数のレンズ形状表面の一部分のみの半径方向外向きに配置される。例えば、突起は、複数の縦方向に延びる突起、例えば、3つ又はそれよりも多くの縦方向に延びる突起を含むことができ、これらの突起は、周方向に間隔を空けて、例えば互いから等距離に周方向に間隔を空けて配置される。
他の実施形態では、この少なくとも1つの突起は、第1の型断面のレンズ形状表面を実質的に完全を囲む実質的に完全に環状の突起を含む。
突起は、振動エネルギが実質的に集束することになる型断面間の個別の接触領域を設けることによって型断面の融合を容易にするのに有効である。
型断面の他の実施形態は、型断面の一部分に配置された1つ又はそれよりも多くの凹部を含むことができる。例えば、型断面のフランジは、レンズカップから半径方向外向きに間隔を空けて配置された複数の凹部を含むことができる。リッジ部分のような型断面の一部分が、凹部が位置するフランジ表面と接触する時に、フランジ表面がリッジ部分に超音波接合されることにより、連続又は環状超音波ホーンのような環状超音波送出装置を有する超音波装置を用いる場合でさえも、レンズカップの周囲の周りに不連続接触領域がもたらされる。
本発明の方法は、1つ又は複数の突起が第2の型断面に近接するか又はそれと直接接触するように、第1の型断面及び第2の型断面を互いに連結させる段階を含むことができる。一部の実施形態によれば、連結した型断面は、1つ又は複数の突起の少なくとも一部分に融合され、第1及び第2の型断面の間に少なくとも1つの融合領域を形成する。
有利な態様においては、1つ又は複数の融合領域は、型アセンブリが不注意でずれたり分離することなく型アセンブリに1つ又はそれよりも多くの融合後の手順を行うことを可能にするほど十分に確実に型断面を互いに保持する。このような融合後の手順は、例えば、型アセンブリに重合化放射線を受けさせてレンズ形状空洞内のレンズ前駆材料を重合させること、及び様々な融合後の処理ステーション間での型アセンブリの機械的持ち上げ及び他の搬送を含むことができる。
例えば、型断面が充填され、組み立てられ、かつ接合された状態で、型アセンブリのレンズ形状空洞内の重合可能組成物は、重合させられて重合コンタクトレンズ製品を形成する。一部の実施形態では、重合可能組成物を重合させる段階には、充填した型アセンブリを重合化光、例えば紫外線に露出する段階が含まれる。型断面は、次に、例えば、切断装置、例えば刃を1つ又は複数の融合領域に通して型断面の1つをコンタクトレンズ製品から除去することにより、連結解除するか又は分離してコンタクトレンズ製品を露出することができる。
本明細書に説明するように、本発明の特に有利な実施形態では、型断面のフランジ領域には、1つ又はそれよりも多くの凹部領域、好ましくは、フランジの全円周の長さには延びない少なくとも1つの非円周凹部領域が含まれる。例えば、フランジの周囲表面に沿って、3つの離間した凹部領域を設けることができる。
このような凹部領域は、縦方向に延びる突起に加えて又はその代わりとして設けることができる。
典型的には、本発明によれば、突起は、型断面のレンズ形状表面側に設けられることが好ましいが、凹部領域は、型断面のレンズ形状表面側に対向する型断面の側に設けられる。例えば、レンズカップ部分の周りの型断面のフランジの上面上に環状リッジのような突起を設けることができ、型断面のフランジの下面上に凹部を設けることができる。
このような凹部領域を有するこのような型断面の2つが互いに組み立てられて型アセンブリを形成する時に、凹部領域によって型断面間の接触領域を分割する間隙が設けられる。本発明のいかなる特定の理論にも縛られることを望まないが、間隙は、場合によっては界面を形成する非融合フランジ表面間からガスを逃がすことにより、超音波融合段階中の非重合レンズ材料のキャビテーションを防ぐのに有利であると考えられる。更に、接触領域に間隙が存在することにより、他の恩典も達成することができる。
本発明の更に別の態様では、連結されたコンタクトレンズ型断面を互いに融合するのに有用な装置が提供される。装置は、一般的に、振動エネルギ、例えば超音波エネルギを供給するのに有効であるように構造化されたエネルギアセンブリと、エネルギアセンブリと作動的に連結され、振動エネルギをエネルギアセンブリから組み立てた第1及び第2の型断面内に移送してその間を融合させるのに有効な接触アセンブリとを含む。
より詳細には、接触アセンブリは、型断面の一方の円周域の1つ又はそれよりも多くの個別の離間した部分をレンズ形状空洞の周りに接触させるように構造化された遠位端を含む超音波ホーンを含むことができる。例えば、超音波ホーンの遠位端は、複数の遠位方向に突出する領域、例えば約3つ又はそれよりも多くの遠位方向に突出する領域を含むことができる。本発明の一部の実施形態では、接触アセンブリの遠位端は、遠位端が引っ込んだノッチによって分離された複数の突出領域、例えば矩形の突出領域によって形成された構成を有するという点で、幾分「城郭風」の外観を有すると説明することができる。超音波ホーンは、超音波エネルギを突出領域とそれに連結された型アセンブリとの界面で型アセンブリ内に放射し、型アセンブリ内の複数の個別の離間した位置で型断面間に融合を引き起こすものである。
しかし、本明細書に説明するように、他の超音波装置は、連続環状リング超音波ホーン、又は平面的な遠位端表面を有する超音波ホーンを有することができ、それでも、本明細書に説明する凹部が存在するために型断面間に望ましい不連続な融合を達成する。
本明細書に説明した各及び全ての特徴、及びこのような特徴の2つ又はそれよりも多くの各及び全ての組合せは、このような組合せに含まれる特徴が互いに矛盾しないという条件で本発明の範囲に含まれる。更に、いずれの特徴又は特徴の組合せも、本発明のいずれかの実施形態から具体的に除外される場合がある。
本発明のこれら及び他の態様は、特に、同じ部分には同じ参照数字を付けている添付図面と共に考える時に、以下の詳細説明及び特許請求の範囲に明らかである。
本発明は、本明細書では典型的にコンタクトレンズを製造するのに有用な方法及びシステムに関して以下に説明するが、それを適切に変更すると、本方法及びシステムは、他の種類の眼科用レンズ及び一般的に他の光重合可能な物品を製造するのに有用とすることができることは認められるものとする。好ましい実施形態では、本発明のシステム、方法、及びその構成要素は、シリコーンヒドロゲルコンタクトレンズ、又はシリコーンヒドロゲル材料を含むコンタクトレンズを製造するのに有用である。例えば、本発明のシステム、方法、及びその構成要素は、長期間装着シリコーンヒドロゲルコンタクトレンズ及び/又は一日装着シリコーンヒドロゲルコンタクトレンズを生成するのに特に有用とすることができる。
本発明の広義の態様では、コンタクトレンズを製造する方法が提供され、本方法は、一般的に、各型断面がレンズ形状表面を含み、第1及び第2の型断面が連結されるか又は互いに配置されてその間にレンズ形状空洞を形成するように構造化される、第1及び第2の型断面を準備する段階、重合可能組成物を一方の型断面のレンズ形状空洞に供給する段階、第1及び第2の型断面を互いに連結又は配置させる段階、連結した第1及び第2の型断面を互いに融合する段階、及びレンズ形状空洞内の重合可能組成物を重合させてレンズ形製品を形成する段階の少なくとも1つを含む。
ここで図1を参照すると、本発明による方法は、一般的に、コンタクトレンズ形状空洞を形成する連結した型断面を互いに融合するのに有用な装置を準備する段階を含む。装置10は、一般的に、振動エネルギ、例えば超音波エネルギを供給するように構造化されてそれに対して有効なエネルギアセンブリ12と、エネルギアセンブリ12と作動的に連結され、振動エネルギをエネルギアセンブリ12からレンズ形状空洞を形成する一対の連結した型断面に移送するのに有効な接触アセンブリ14とを含む。好ましくは、接触アセンブリ14は、連結した型断面間の個別の好ましくは離間した領域を融合させるような方法で、連結した型断面内に振動エネルギを放射するように構造化される。
接触アセンブリ14は、コンタクトレンズ型アセンブリ又はその一部分上に連結可能又は配置可能であるように構造化された遠位端を有するホーン18を含む。ホーン18は、個別の離間した領域を型断面の界面を形成する表面で融合又は溶接させるために超音波エネルギを一対の型断面内に伝達するのに有効であるように構造化されることが好ましい。
装置10は、エネルギアセンブリ12に接続した電源20を更に含むことができる。例えば、電源20は、半導体電力装置を用いることにより、60Hzのライン電流を約20kHzから約40kHzの周波数範囲まで変換するのに有用な電源とすることができる。この高周波数電気エネルギは、コンバータ22に供給される。コンバータ22は、典型的に約20kHzから約40kHzである変換電気エネルギ供給の周波数で、電気エネルギを超音波機械振動エネルギに変化させる。
次に、振幅変更装置又はブースタ24を通して、振動性超音波音響エネルギを伝達させることができる。ブースタ24は、コンバータ22の出力振幅をそれがホーン18に到達する前に変更するのに用いられる受動的(すなわち、非動力)装置である。
本発明の少なくとも1つの実施形態では、ホーン18は、振動エネルギの実質的に個別の領域、例えば集束超音波の個別の領域をもたらすように構造化される。例えば、接触アセンブリ14のホーン18は、連結した型断面の円周領域の一部分のみと接触するか、又は更に正確にはそれと音響的に連結されるように有利に構造化することができる。
例えば、図1Aは、図1に示すホーン18の遠位端の平面図を示している。この実施形態では、接触アセンブリ14には、凹部領域18cにより離間した突出領域18bを有する遠位端18aが含まれる。ホーン18の遠位端18aと一対のコンタクトレンズ型断面との間の音響連結の領域は、音響連結の中実「リング」又は円周領域によっては形成されない。
図1Bは、本発明の実施形態による一対の連結したコンタクトレンズ型断面42a及び42bを含むコンタクトレンズ成形アセンブリ40に整列した接触アセンブリ14の遠位端18aを示している。超音波ホーン18の幾分「城郭風」な構造は、一般的に型断面42a及び42bの界面を形成する表面における個別の離間した位置で成形アセンブリ40の型断面42a及び42bを互いに融合するのに有効である。ホーン18の遠位端18aの構造は、連続リングホーンのような平面的な遠位端表面を有するホーンのような適切な大きさにした従来の超音波ホーンの遠位端を機械加工することによって作ることができる。
ホーン18の遠位端を融合される型アセンブリ40と接触するように配置すると、ホーン18の突出領域18bの遠位端表面のみが成形アセンブリ40に連結される。エネルギアセンブリ(図1bには示さず)からホーン18へ及び型アセンブリ40へ伝達される超音波エネルギは、一般的にホーン18の突出領域18bと縦方向に整列した領域として、成形アセンブリ40内の個別の離間した領域、例えば局所領域に集束されることになる。
図1Aには3つの突起18bのみが示されているが、本発明の他の実施形態には、3つよりも少ない突起、又は3つよりも多い突起を含むことができることは認められるものとする。例えば、本発明の他の実施形態では、ホーンの遠位端には、単一の非環状突起、例えば、融合領域を非環状、例えばC字形融合にするのに有効な実質的にC字形の断面を有する突起を含むことができる。別の例として、6つの突起18bを有する本発明の別の実施形態の端面図(図1Aの図に類似)が図1Cに示されている。
本発明の好ましい実施形態では、型アセンブリ40及びその型断面42a及び42bは、超音波溶接に適切な材料であるポリエチレンビニルアルコール(EVOH)を含む。本発明のレンズ型断面を作るために他の材料を用いることができることは認められるものとする。例えば、このような他の材料には、ポリマー材料、例えば熱可塑性ポリマー材料、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン組成物、環状オレフィンコポリマー、アクリル、及びポリスルホンのような非晶質ポリマー材料が含まれる。更に、アセタール、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルエーテルケトン、他のポリオレフィン、及び液晶ポリマーのような半晶質樹脂も超音波エネルギで接合することができる。
いくつかの因子は、振動エネルギ、例えば超音波エネルギによる材料の溶接性に影響を及ぼす可能性がある。因子の1つは、型断面材料の融点又は軟化温度であり、材料の融点又は軟化温度が高くなれば、溶接を起こすのに大きなエネルギが必要になる。別の因子は、溶接する材料の剛度であり、これは、一般的に材料がエネルギを接合界面に伝達する機能に影響を及ぼす。典型的には、剛度の高い材料は、伝達機能が良好である。
本発明は、本明細書では振動エネルギ、より詳細には、超音波エネルギを用いてコンタクトレンズ型断面を互いに融合又は溶接するように説明されているが、いくつかの他の指向性エネルギ技術及び装置をその代わり又はそれに加えて用いることができる。
例えば、線形振動溶接を適切な型材料と共に用いて型断面を互いに接合することができる。線形振動溶接は、1つの断面が静止して保持され、別の断面が接触力の方向に垂直な方向に振動するように、型断面が適切な力で互いに保持される装置により達成される。振動により生じた摩擦により材料が接触点で融解又は軟化し、この断面が互いに融合される。線形振動溶接エミッタの典型的な周波数は、200Hzから300Hzである。線形振動溶接に適切な型断面を作るのに好ましい材料には、ポリアミド、ポリスチレン、又はポリスチレンを含む組成物が含まれる。
適切な材料の型断面を接合するための別の方法は、成形される断面の1つが加熱されたプラテンエミッタ上又はその近くに配置される、制御された温度及び熱移送の加熱プラテンを収容する装置を用いる熱板溶接である。1つ又は複数の型断面の表面が軟化又は融解すると、プラテンから除去した後にプレスに入れて迅速に互いに押し付ける。熱板溶接するのに好ましく、コンタクトレンズ型断面として用いるのに適する材料には、ポリエチレン、ポリプロピレン、及びポリ塩化ビニルが含まれる。
本発明の範囲に含まれる別の方法及び装置は、適切な材料の型断面が、約1MHzから約200MHzの範囲の周波数で電磁エネルギを生成するエミッタの場に配置される高周波溶接である。電磁エネルギにより、型断面を軟化又は融解させるのに十分な熱を生成する点まで、材料内のある一定の分子の分子振動が増大される。型断面は、圧力下で互いに締め付けられ、送出されるエネルギは、特定の深さに制御されるか、又はレンズ型断面の一部として用いられる特定の材料に合せて型断面を互いに融合させるようにする。高周波溶接のためのレンズ型断面を作るのに適する好ましい材料は、ポリ塩化ビニルである。
溶接レンズ型断面に適する別の方法は、共通平面内の個別の領域に赤外線エネルギを照射して集束させることにより、共通平面内の個別の領域に個別の離間した領域を融解又は軟化させるが、平面型断面全体は軟化させない装置である。集束赤外線溶接では、照射エネルギにより、レンズ型材料が軟化又は融解する。照射エネルギ源が所定位置にある間又は除去された直後に、融合されるまで型断面をプレスに入れて締め付ける。集束赤外線溶接に適切な好ましいレンズ型材料には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、又はポリスチレンを含有する組成物が含まれる。
本発明の別の態様では、シリコーンヒドロゲルコンタクトレンズのような眼科用レンズを作るのに有用な型アセンブリ40が提供される。本発明の更に別の関連する態様では、別の型断面に連結されると超音波エネルギを用いて互いに融合することができる型アセンブリを形成する型断面が提供される。
例えば、図18に示して図2及び図3に更に明瞭に示す成形アセンブリ40は、一般的に、凸型レンズ形状領域を有する第1の型断面42aと、凹型レンズ形状領域48を有する第2の型断面42bとを含む。凸型レンズ形状領域46は、眼科用レンズの前面のネガであり、凹型レンズ形状領域48は、眼科用レンズの後面のネガである。互いに溶接される前には、これらの型断面42a及び42bは、構造及び形が実質的に同一とすることができる。更に、レンズ形状領域は、型断面のレンズカップと呼ぶことができる。
図2は、型アセンブリ40の上面を示している。第1の型断面42aは、型アセンブリ40内のモノマー充填レンズ形状空洞を囲むフランジ領域49を含む。このフランジ領域49には、型断面42a及び42bが融合される間に超音波ホーンが連結されるか又は配置されることが好ましい。図3に最も明瞭に示すように、前記第1の型断面42aが第2の型断面42bに連結されると、第1の型断面42aの凸型レンズ形状領域46及び第2の型断面の凹型レンズ形状領域48は、モノマー充填レンズ形状空洞50を形成する。
図4及び図5は、型断面42aのそれぞれ上面図及び底面図を表す。図4及び図5は、ここに示す実施形態では、融合前には型断面42a及び型断面42bは互いに実質的に同一であるために、型断面42bをいうことができることを認めるべきである。
型断面42aには、レンズの後面のネガ圧痕及びレンズの前面のネガ圧痕の両方が含まれる。例えば、型断面42aには、凸型レンズ形成表面46(図5に示す)に実質的に対向する凹型レンズ形成表面48’(図4に示す)が含まれる。
レンズ形成表面46及び48’を囲むフランジ領域49は、一般的に、凹型レンズ形成表面48’(図4参照)を囲んで半径方向外向きに位置する第1のフランジ表面58を含む。フランジ領域49は、凸型レンズ形成表面46(図5参照)を囲んで半径方向外向きに位置する実質的に対向する第2のフランジ表面59を更に含む。図示の実施形態では、第1のフランジ表面58は、型断面の上側表面又は上面と理解することができ、第2のフランジ表面59は、型断面の下側表面又は底面と理解することができる。
一部の実施形態では、第1のフランジ表面58及び第2のフランジ表面59の少なくとも一方は、縦方向に延びる突起、例えば、図18に示すような1つ又はそれよりも多くの縦方向に延びる突起、又は代替的に、実質的に環状であり、レンズ形状表面を囲む縦方向に延びる突起を含む。
例えば、図1Bに示すように、縦方向に延びる突起は、少なくとも3つの個々の離間した突起60(以降、時に「ピップ60」と呼ぶ)を含むことができる。この特定的な実施形態では、3つのピップ60が設けられ、これは、凸型レンズ形成表面48の一部分だけに半径方向外向きに配置された縦方向に延びる突起である。図5に示すように、ピップ60は、凸型レンズ形成表面46を囲む第2のフランジ表面59に配置される。ピップ60は、間隔を空けて配置され、ピップ60の間の半径方向表面の部分に対して隆起浮き出し域を形成する。ピップ60は、ほぼ円形の構造で示されているが、ピップは、代替的に、隆起浮き出しの直線域又は円形以外の形状を含むことができる。例えば、ピップは、弓形セグメントを含むことができ、各弓形セグメントは、レンズ形状表面を部分的を囲んでいる。多くの他の形状、大きさ、及び数のピップ60を設けることができ、集合的に、ピップ60は、レンズ形状表面を囲む完全な円周を形成せず、例えば、ピップは、レンズ形状表面を囲む連続環状リングを形成しない。
ピップ60又は他の縦方向に延びる突起の高さは、ピップ60の間のフランジの表面から測定すると約0.2mmと約1.2mmの間、好ましくは、約0.6mmとすることができる。ここに示す本発明の実施形態では、3つのピップ60は、周方向に実質的に等距離に間隔を空けて互いに約120°離して配置される。
少し図2に戻ると、成形アセンブリ40は、型断面42a及び42bが実質的に同一であるという点で一対の「万能型断面」を含むことができる。各型断面42a及び42bには、複数のピップ60が含まれ、第1の型断面42aのピップ60は、型断面が組み立てられると、第2の型断面42bのピップ60と実質的に整列する。
図5Aは、レンズ形成表面154の半径方向外向きに位置する型断面140に6つのピップ160(3つではなく)が設けられていることを除けば、型断面40と同様の本発明による別の型断面140を示している。この型断面140は、図1cに示されて本明細書の他所に説明される遠位端を有する本発明による超音波ホーンを用いて、ピップ160により形成される6つの領域で実質的に融合することができる。
本発明の他の実施形態による型断面には、あらゆる適切な高さ、幅、及び形状を有するあらゆる数のピップを設けることができることを認めるべきである。例えば、本発明は、3つ未満のピップ、3つを超えるピップ、例えば4つのピップ又はそれよりも多くを有する型断面を提供することができる。
有利な態様においては、各ピップ60は、超音波エネルギが与えられた時に、型断面42a及び42bの間を融合する個別の又は局所的領域として有用であるように構造化されて位置決めされる。
本発明の構造の目的、態様、及び利点は、図1、図1B、及び図6を参照すると更に明瞭に理解されるであろう。図示のように、装置10の城郭風超音波ホーン18は、眼科用レンズ成形アセンブリの型断面、例えば成形アセンブリ40の型断面42a及び42bを互いに取外し可能に融合するように構造化される。超音波ホーン18は、ホーン18の出力領域18が型断面42aの周囲部分58に緊密に適合するような大きさ及び構造にすることができる。例えば、超音波ホーン18の外径は、各型断面42a及び42bの外径にほぼ等しく、例えば直径約20mmとすることができる。より好ましくは、ホーン18の出力領域18aは、突出領域18bが型断面突起60と実質的に整列することになるような大きさ及び構造とされる。
また、本発明によりコンタクトレンズを作る方法も提供される。例えば、本発明による方法は、一般的に、凸型レンズ形状表面とレンズ形状表面の周りに周方向に配置されたフランジ領域とを有する第1の型断面と、凹型レンズ形状表面とレンズ形状表面の周りに周方向に配置されたフランジ領域とを有する第2の型断面とを準備する段階を含む。第1及び第2の型断面の少なくとも一方には、突起、例えば、レンズ形状領域を囲む実質的に環状の突起、又は本明細書の他所に説明したような複数の離間した突起が含まれる。本方法には、凹型レンズ形状表面の第2の型断面にモノマー成分を供給する段階と、型断面の一方のフランジ領域の少なくとも一部分が型断面の他方のフランジ領域の少なくとも一部分と接触するように型断面を互いに組み立てる段階とが更に含まれる。
より詳細には、1つ又はそれよりも多くの縦方向に延びる1つ又は複数の突起が型断面の間に配置されて型断面の間に接触点を設けるように、第1及び第2の型断面が互いに連結される。本方法には、振動エネルギ、例えば超音波エネルギを1つ又はそれよりも多くの突起の少なくとも一部分を含む連結した第1及び第2の型断面の1つ又はそれよりも多くの個別の領域に与え、好ましくは個別の離間した領域において第1及び第2の型断面を互いに軟化して融合する段階が更に含まれ、融合の領域は、レンズ形状空洞の周りに完全に環状の融合領域を形成するようには組み合わされない。本方法は、更に、レンズ形状空洞内のモノマー成分を重合させてレンズ製品を形成する段階を含むことができる。
例えば、ここで図1B及び図6を特に参照すると、雄及び雌成形表面の両方を各々含む2つの同様又は同一の「万能」型断面を含む型アセンブリ40が提供される。各型断面42a及び42bは、各々3つの等距離に離間した突起又はピップ60を含む。この実施形態では、ホーン18の突出領域18bがピップ60に整列するように、アセンブリ40上に超音波ホーン18が位置決めされる。超音波ホーン18に近接する型断面42aは、超音波ホーン18から放出される音響エネルギで振動する。他の型断面42bは、型断面42a及び42bの界面での相対運動がピップ60で起こるように、比較的固定位置に保持される。型アセンブリは、溶接工程中にあらゆる適切な方式で拘束することができる。ピップ60を含む成形アセンブリ40の個別の領域での振動エネルギは、摩擦により熱に変換され、それによって組み立てた型断面のプラスチック材料が軟化して変形することによりピップ60が軟化する。
今度は図1Bを特に参照すると、ピップ60(一般的に、ホーン18の凹部領域18cに整列する)間に配置された領域66は、有意レベルの振動エネルギに何ら露出されず、すなわち、これらの領域66は、互いに融合されないか、又は少なくとも有意な程度までは互いに融合されないことを認めることができる。
軟化状態が型断面突起60に到達すると、音響振動を停止することができる。圧力は、短期間、型アセンブリ上に(図1B及び図6の矢印70の方向に)維持することができ、その間に、個別の離間した領域では、型断面42a及び42b間のポリマー材料が固化して分子結合を生じる。全サイクルは、非常に短時間に達成することができる。例えば、本発明の一部の実施形態では、断面間の融合は、約0.3秒から約1秒で達成される。特に、熱可塑性材料であれば、材料の融解及びその後の固化がその機械的特性に実質的に影響を及ぼさないために、個別の領域での接合の強度は、ほぼ親材料の強度である。
眼科用レンズの分野の専門家には容易に理解されるように、型断面42a及び42bが互いに対して適切に整列することが重要である。
今度は図7に移ると、融合型断面42a及び42bを含む成形アセンブリ40が示されている。型断面42aの融解ピップ60’は固化され、型断面42a及び42bの間で個別の離間した領域に融合が起こる。
融合された型断面42a及び42bの間の充填された空洞50は、融合工程を通じて変化しないことが好ましい。一般的に、モノマーが充填された空洞50にいかなる変形を引き起こすことも望ましくない。型断面42bの突起74は、突起74を変形又は融合させることなく、レンズ周囲を形成する型断面42aと緊密に接触する。また、図示のように、突起74の半径方向外向きに配置された別の突起、例えば環状突起76も設けられる。本発明の一部の実施形態では、この構造は、隣接する型断面42aの構造78に対して締り嵌めをもたらし、及び/又はこの構造は、それが組み立てられる時に型断面の適正なアラインメントを容易にするのに有用である。環状突起76により、互いに対する型断面42a及び42bの位置が安定する。
本発明の成形アセンブリは、有利な態様においては、超音波エネルギがモノマー充填空洞50に伝達される結果引き起こされる場合がある有意な悪影響を何ら引き起こすことなく、型断面42a及び42bを超音波的に融合するための手段を提供するように構造化される。例えば、空洞50から離れた位置に振動エネルギを与え、重合可能組成物にキャビテーションが起こらないようにすることが望ましい。有利な態様においては、突起74及び突起76は、ピップ60’と充填空洞50の間に配置される吐出保持域82を形成する。吐出保持域の別の適切な構造的配置は、Morrisの米国特許第6,405,993号に詳細に説明されている。
図8及び図9には、それぞれ代替的な成形アセンブリ240及び340が示されている。これらの成形アセンブリ240及び340は、成形アセンブリ40と実質的に同様であるが、主な違いは、ピップの形状及びピップの位置である。より詳細には、成形アセンブリ240には、互いに実質的に同一の型断面242a及び242bが含まれ、また、テーパ付又は円錐状のピップ260’が含まれ、このピップ260’は、型断面本体242aに直接固定された第1の端部と、第1の端部から縦方向に延びる第2の端部とを有し、第1の端部の断面は、第2の端部又はその近辺の断面よりも大きい。成形アセンブリ340には、実質的に互いに同一の型断面342a及び342bが含まれ、ピップ260’と同様であるが、型断面342aの外周縁90の更に内側に配置されたテーパ付又は円錐状ピップ360’が含まれる。
成形アセンブリ340の利点の1つは、上部型断面342aの雌側が、ピップ360’の上方に城郭風ホーン18を更に容易に収容することができる周囲領域を有することである。
重合可能組成物は、従来の2部スプルー及びライザーにより空洞に供給することができ、又は断面を真空下で所定位置に接合又は保持し、モノマーをポートに注入することができる。重合可能組成物は、ピペット又はシリンジを用いて凹型レンズ形状雌型表面上に分配することができる。型断面42bには、シリコーンヒドロゲル形成混合物又は気体透過性の従来のヒドロゲル材料のようなコンタクトレンズに用いることができるあらゆるモノマー混合物、又はあらゆる埋め込み型レンズ装置に用いることができるあらゆるモノマー混合物を供給することができ、その後、本明細書の他所に説明するように型断面42a及び42bを溶接又は融合することができる。重合可能組成物は、当業技術で公知のように、適切な長さの時間にわたって紫外線への露出又は熱硬化のような適切な手段により重合される。
本発明の別の態様によるコンタクトレンズを製造するのに有用な別の成形アセンブリは、全体的に140で図9aの平面図及び図9bの断面図に示されている。本明細書で特に述べなければ、型アセンブリ140は、型アセンブリ40と実質的に同じか又は同一である。型アセンブリ40のように、型アセンブリ140は、2つの「万能」型断面152a及び152bを含む。各型断面152a及び152bには、それぞれ凸型雄成形表面及び実質的に対向する凹型雌成形表面を含む光学領域158a及び158bが含まれる。各型断面152a及び152bには、光学領域158a及び158bをそれぞれ囲むフランジ領域161a及び161bが含まれる。
型アセンブリ140及び型断面40の主な違いは、万能型断面152a及び152bが、複数の離間したピップ60の代わりに、融合に適切な実質的に環状の縦方向に延びる突起165を含むことである。図示のように、型断面152bの環状突起165bは、実質的に環状の突起165bに沿う融合又は溶接領域171として(図9aの破線により)示されるような個別の離間した位置で型断面152bのフランジ領域の一部分と融合する。同じく図9Bも参照すると、突起165bに沿う溶接部分171は、融合又は溶接されていない領域173により分離されている。融合又は溶接されていないこれらの領域173は、他の型断面152aのフランジ領域161aの対応する表面部分に接触するか又は面するが結合されていない突起165bの表面部分により形成される。融合領域171は、装置10の接触アセンブリ14を用いて個別の領域の融合を生成することによって作られることが好ましい。本明細書の他所には、城郭風構造(図1bに最も明瞭に示す)を有する装置10の接触アセンブリ14が示されて説明されている。
型アセンブリの1つの特定の例が、図10A及び図10Bに示されている。この実施形態では、型アセンブリ140の特徴は、領域171(破線で示される)が間隙又は溶接又は融合されていない領域であり、かつ領域173が溶接されていることを除けば、図9A及び図9Bの実施形態と同様である。この実施形態では、フランジ表面は、フランジの上面上のレンズ形状空洞を囲む環状リッジ165を含む。フランジの下面は、フランジ領域内に延びる複数の凹部171を含む。第1の型断面が第2の型断面の上に置かれると、第1の型断面のフランジの下面は、環状リッジの上面と接触する。環状リッジにより、型アセンブリが形成される前及び型アセンブリの形成中にレンズカップを積み重ねることが容易になる。更に、環状リッジにより、型アセンブリの形成中にモノマー組成物のようなレンズ形成材料のプリズム化を実質的に低減することができる。
超音波ホーンは、第1の型断面のフランジのような上面と接触して置くことができる。超音波ホーンは、超音波エネルギを送出し、第1の型断面を第2の型断面に融合させる。2つの型断面の融合は、型断面のレンズカップ又はフランジ領域の周りで非連続的である。この非連続的融合は、連続リング型超音波ホーンのような実質的に平面的な遠位端表面を有する従来の超音波ホーンを用いて達成することができ、又は本明細書で開示したような城郭風超音波ホーンを用いて達成することもできる。融合は、リッジの外側縁部で発生することができ、又はリッジの上面に起こって外側縁部の一部分を含むことができ、又はリッジの内側縁部の一部分を含む場合がある。
第1の型断面が第2の型断面に不連続に融合することにより、レンズカップの周りに連続融合リングを有する型アセンブリのような他の種類の型アセンブリに比較して多大な利点をもたらすことができる。例えば、超音波ホーンを用いて、フランジ表面に配置された凹部を有する本発明の型断面を融合すると、レンズカップ内に混濁化、点食、又は気泡が形成されたとしても僅かな量とすることができる。
2つの型断面の融合は、不連続の場合があるとしても、2つの型断面は、更に別の製造段階中に型断面が容易に分離されないように互いに確実に固定される。
更に、本明細書に説明したように、1つの型断面を別の型断面に取り付けるのに超音波エネルギを用いない実施形態では、融合区域又は接触領域は、レンズカップの周りに連続とすることができる。例えば、2つの型断面間の締り嵌めにより第1の型断面が第2の型断面に係合する場合には、接触は、連続接触領域とすることができる。同様に、プレート又は他の締め付け装置により第1及び第2の型断面が互いに取り付けられる場合には、接触領域は、連続構造とすることができる。
今度は図11に移ると、本発明は、シリコーンヒドロゲルレンズ前駆材料のようなモノマー組成物をコンタクトレンズ成形アセンブリ514のコンタクトレンズ形状空洞に供給するのに有用な装置510を更に提供する。コンタクトレンズ形状空洞は、本発明の他の態様により本明細書の他所に説明して示したような型断面の凹型レンズ形状空洞であることが好ましい。モノマー組成物を従来のコンタクトレンズ型半分に供給するために装置510を用いることもできることが認められるであろう。
装置510は、一般的に、ある一定量のモノマー組成物を型断面のコンタクトレンズ形状表面に分配する大きさ及び構造にされた分配先端522を有する分配ユニット520と、モノマー組成物を分配ユニット520に導くためのシリンジアセンブリ530とを含む。シリンジアセンブリ530は、例えば、取り付け部品532により分配ユニット520に直接連結される。取り付け部品536は、シリンジアセンブリ530を分配ユニット520に容易に連結及び連結解除する構造にされたエルボ継手又は同様のカプラを含むことができる。
分配ユニット520は、空気作動ダイヤフラム弁を含むことができる。
特定の例では、シリンジアセンブリ530は、バレル540及びそれに挿入されたピストン542を含む。例えば、シリコーンヒドロゲルレンズを生成するために光開始モノマーを分配するために、シリンジアセンブリ530は、UV遮断又はフィルタシリンジ、例えば、約95%から100%のUV放射を遮断するシリンジアセンブリであることが好ましい。一実施形態では、シリンジアセンブリ530のバレル540は、約55ccのモノマー組成物544を保持する。分配されるモノマー組成物がUV反応物質でない場合は、非UV遮断シリンジアセンブリを用いることができる。
その使用の前に、シリンジアセンブリ530は、モノマー組成物で充填される一方、バレル540内に空気が確実に捕捉されないようにするために、ピストン542は、完全に挿入された位置にされる。シリンジアセンブリ530及びキャップ548は、モノマー組成物が粒子などにより汚染されないように、また酸素を取り込まないように設計される。バレル540が充填された後、キャップ548は、次にバレル540上に置かれる。キャップ548は、「luer」固定機構を用いてバレルに固定される。充填シリンジアセンブリ530は、次に、必要になるまで保管することができる。
モノマー組成物は、空気と接触すると最終的なコンタクトレンズ製品に気泡/空隙を引き起こす可能性があると考えられるために、型アセンブリ内に分配される前に空気に接触しないことが重要である。すなわち、組成物をシリンジアセンブリ530内に入れる前に、モノマー組成物から酸素を除外するために、例えば、窒素又は他の不活性ガスを用いてモノマー組成物を一掃することが望ましい。充填シリンジアセンブリは、モノマー組成物を約4°Cと約36°Cの間の望ましい温度に保持するのに有効な水冷ジャケット内に保管される。いくつかの実施形態では、モノマー混合物は、室温のような実質的に一定の温度、例えば約20°Cと約25°Cの間、例えば20°Cと22°Cの間に保つことができる。
特定の例では、装置510は、共に米国ロードアイランド州02914イーストプロビデンス所在の「EFD Inc.」製である部品番号752V−CLT−Eの「EFD CLT」バルブ分配ユニットと、部品番号5113LBP−Bの琥珀色55ccシリンジ及びピストンセットとを含む。また、適切な構成要素は、「PPG Industries」と呼ばれる会社からも、例えば、薄青の55ccシリンジ部品番号365523及びピストン部品番号363035で入手可能である。両方の種類は、UV遮断性であり、同じ「luer」固定取り付け部品を有する。
特定の例では、分配ユニット520は、約3つのコンタクトレンズを作るのに十分なある一定量のモノマー組成物を保持する。プランジャ542は、空気圧力ライン552によって空気的に作動する。分配ユニット520は、空気圧力ライン554に接続される。
装置510には、シリンジアセンブリ530及び分配ユニット520の少なくとも一方、好ましくはその両方に対してバルブ開放時間を制御するような構造にされたバルブコントローラ558が含まれる。バルブコントローラ558は、マイクロプロセッサベースであり、装置510のバルブを確実で正確に開放及び閉鎖するようにプログラムされることが好ましい。適切なバルブコントローラは、「7000 VALVEMATE コントローラ」という名前で市販されており、「EFD、Inc.」から入手可能である。代替的に、シリンジアセンブリ530及び分配ユニット520を制御するための別々のバルブコントローラを設けることができる。
モノマー組成物の1つ又はそれよりも多くの増分が分配先端522を通して分配された後、分配ユニット520は、エルボ継手532を通してシリンジアセンブリ530から更に多くのモノマー組成物を引き抜く。シリンジバレル540内の全てのモノマー組成物544が実質的に消費されると、シリンジアセンブリ530は、分配ユニット520から切断され、新しいモノマー充填シリンジアセンブリと置換される。これは、シリンジアセンブリ530の上部のキャップ548に供給する空気ライン552の固定を外し、キャップ548を取り除くことにより達成することができる。次に、シリンジアセンブリ530は、単にエルボカプラ532から取り外され、既にピストンを配置した新しい予め充填したシリンジアセンブリ530をエルボ継手カプラ532に接続する。次に、キャップ548を新しいシリンジアセンブリ上に置いて固定する。次に、空気をライン552内に放出する。この切り換えは、達成するのに僅か数秒しかかからない。
装置510は、充填される型アセンブリ断面514を運ぶ移動テーブル568又はコンベヤに対して静止したままになるように、例えばブラケット566によるような方法で装着することができる。全装置510及び移動テーブル568の機能は、自動操作により制御することができる。
以上の開示内容に鑑みると、コンタクトレンズを生成するために型断面を充填して型アセンブリを形成する方法の1つの例は、次のように説明することができる。以下は、例示的に挙げたものであり、本発明を何ら限定するように解釈されるものではない。
64の型断面の8つの積み重ねを含むカセットが、成形/離型モジュールから本明細書に説明する本発明の充填モジュール又はシステムに移される。
カセットは、フレームアセンブリ上に置かれる。フレームアセンブリは、型断面をプレートの表面に向ける構造にされる。より詳細には、フレームアセンブリには、漸増的に型断面を移動させ、各積み重ねの上側型断面が実質的に同じ平面上又は同じ高さに配置されるようにする構成要素が含まれる。一番上の型断面を同じ高さ又は1つの平面内に位置決めすることにより、ロボットプレートを用いて型断面を一度に8つ取り外して移送することができる。
一実施形態では、フレームアセンブリには、型断面の積み重ねを移動するのに有効な1つ又はそれよりも多くのバイアス部材が含まれる。例えば、フレームアセンブリは、複数のバネ荷重シリンダ又は空気制御シリンダを含むことができる。バイアス部材により、型断面は、プレートの穴を通るように強く押される。図示の実施形態では、型断面は、レンズ空洞又はフランジから半径方向外向きに延びる延長部材又はパンハンドルを有する。延長部材は、4つのレンズ型断面(2x2)のアレイの中心に向う向きに置かれる。型断面は、バー又はプレートの穴の一部分にわたって延びる他の構造に接触するように強く押されるか又はそれに押し付けられる。バーは、型断面がプレート表面に向けて強く押される時の止めとして機能する。
4つの型断面の二組の間に配置されたロボットアームは、延長部材がアレイの中心から離れる方向を向くように延長部材間を移動する。ロボット制御真空装置は、型断面を取り上げ、個々の型断面を入れ子装置に移動する。型断面を収容する入れ子は、本明細書に記載の分配装置に渡される。空気を用いてシリンジピストンを駆動し、モノマー組成物を型断面の凹型レンズ空洞内に分配する。分配されたモノマー組成物の容積は、通常は、約20μLから約50μL/型断面である。
充填された1つ又は複数の型断面を備えた入れ子は、ステーションに移動され、そこで、本明細書で説明したように、第2の充填されていない型断面が第1の充填された型断面の上部上に置かれ、レンズ前駆材料を収容する型アセンブリを形成する。型アセンブリを備えた入れ子は、溶接ステーションに移動し、そこで、超音波送出装置が、40kHzの超音波エネルギを用いて2つの型断面を互いに融合する。溶接中に、過剰なモノマー混合物は、型断面から除去して廃棄することができる。
型アセンブリ(融合した型断面)は、次に、レンズ型アセンブリのレンズカップを収容するための複数の穴を有する装填トレイ上に載せられる。穴は、延長部材がトレイ上で互いに干渉しないように列間でオフセットされる。各トレイは、256の型アセンブリを保持することができる。また、他の構成も可能である。
以上の方法には、型断面の延長部材上に設けられた識別子を走査することなどによる1つ又はそれよりも多くの識別又は追跡段階を含むことができる。本方法はまた、型断面を融合又は閉鎖する前にモノマー組成物内の気泡を検査することなどによる1つ又はそれよりも多くの検査段階を含むこともできる。
以上の方法はまた、レンズカップにモノマー組成物を収容する第2の型断面を第1の型断面上に置く前に第2の型断面をモノマー組成物に浸漬又は接触させる段階を含むこともできる。
型アセンブリのトレイは、次に、硬化ステーションに移送することができ、そこで、例えば、型アセンブリを紫外線に露出することによって重合可能組成物が重合化又は硬化される。
本発明のいくつかの態様及び利点は、各開示内容が本明細書において全体的にこの特定の引用により組み込まれている、以下の本出願と同日付で出願された本出願人所有の米国特許出願を参照すると、更に明瞭に理解及び/又は評価することができる:代理人整理番号D−4124の「コンタクトレンズ型及びそれを生成するためのシステム及び方法」という名称の米国特許出願第11/200,848号、代理人整理番号D−4126の「重合可能な組成物からコンタクトレンズを生成するためのシステム及び方法」という名称の米国特許出願第11/200,644号、代理人整理番号D−4127の「レンズ型からレンズを除去するためのシステム及び方法」という名称の米国特許出願第11/201,410号、代理人整理番号D−4128の「コンタクトレンズ抽出/水和システム及びそれに用いる流体を再処理する方法」という名称の米国特許出願第11/200,863号、代理人整理番号D−4129の「コンタクトレンズパッケージ」という名称の米国特許出願第11/200,862号、代理人整理番号D−4153Pの「シリコーンヒドロゲルコンタクトレンズを生成するための組成物及び方法」という名称の米国特許出願第60/707,029号、及び代理人整理番号D−4154の「シリコーンヒドロゲルコンタクトレンズを生成するためのシステム及び方法」という名称の米国特許出願第11/201,409号。
多くの文献及び特許を上記において引用した。引用した各文献及び特許は、本明細書においてその全内容が引用により組み込まれている。
本明細書でいくつかの好ましい実施形態を説明したが、本発明がこれに限定されず、当業者には修正及び変形が明らかであると考えられることは理解される。
2つのコンタクトレンズ型断面を互いに融合するのに有用な本発明による装置を示す分解概略図である。 図1に示す装置の遠位端の平面図である。 図1及び図1Aに示す装置の遠位端に整列した本発明の他の態様による成形アセンブリの一部分の斜視図である。 図1に示す装置の代替的な遠位端の平面図である。 図1Bに示す成形アセンブリの一部分の斜視図である。 成形アセンブリが型断面の超音波融合前に示されている、図2の3−3の線に沿って取った成形アセンブリの断面図である。 図2に示す成形アセンブリの1つの型断面の上面図である。 型断面が3つの離間した縦方向に延びる突起を含むように示されている、図4に示す型断面の底面図である。 型断面が6つの離間した縦方向に延びる突起を含む、本発明の別の実施形態による型断面の底面図である。 図1及び図1bに示す装置の遠位端と係合している図3と同様の断面図である。 図1及び図1Bに示す装置と融合した後の成形アセンブリを示す図6と同様の断面図である。 本発明による別の成形アセンブリの断面図である。 本発明による更に別の成形アセンブリの断面図である。 成形アセンブリが、型断面間に破線で示す融合領域を設ける3つの離間した突起を各々有する一対の型断面を含む、本発明の実施形態による成形アセンブリの上面図である。 成形アセンブリが、型断面間に融合領域を設ける3つの離間した突起を各々有する一対の型断面を含む、本発明の実施形態による成形アセンブリの断面図である。 成形アセンブリが、型断面間の融合領域間に破線で示す間隙を設ける3つの離間した凹部領域を各々有する一対の型断面を含む、本発明の別の実施形態による成形アセンブリの上面図である。 成形アセンブリが、型断面間の融合領域間に間隙を設ける3つの離間した凹部領域を各々有する一対の型断面を含む、本発明の別の実施形態による成形アセンブリの断面図である。 本発明の別の態様によるモノマー分配システムの概略図である。
符号の説明
10 装置
12 エネルギアセンブリ
14 接触アセンブリ

Claims (21)

  1. コンタクトレンズを製造する方法であって、
    各々がレンズ形状表面と該レンズ形状表面を囲むフランジ領域とを含む第1及び第2の型断面を準備する段階と、
    重合可能な組成物を前記型断面の一方の前記レンズ形状表面上に供給する段階と、
    前記型断面が、該型断面の一方の前記レンズ形状表面と他方の型断面の該レンズ形状表面との間にレンズ形状空洞を形成し、かつ前記第1の型断面の前記フランジ領域が前記第2の型断面の該フランジ領域と接触するように、該第1及び第2の型断面を互いに連結する段階と、
    前記連結した型断面を融合させて、前記フランジ領域の間に非円周融合領域を形成する段階と、
    前記レンズ形状空洞内の前記重合可能な組成物を重合させる段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記融合させる段階は、前記連結した第1及び第2の型断面にエネルギを印加する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記エネルギは、超音波エネルギであることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の型断面は、前記フランジ領域内に縦方向に延びる複数の離間した凹部領域を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1の型断面は、前記フランジ領域から縦方向に延びる実質的に環状の突起を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1の型断面は、前記実質的に環状の突起に向けて前記フランジ領域内に縦方向に延びる複数の凹部領域を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1及び第2の型断面は、実質的に同一に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記融合させる段階は、前記第1及び第2の型断面が、界面を形成するフランジ表面の接触領域に沿って互いに融合されるように、かつ該接触領域が、前記フランジ領域の一方の前記凹部領域によって形成された間隙だけ離間されるように実行されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  9. コンタクトレンズの前面又は後面のネガであるレンズ形状表面を有する第1の型断面と、
    前記第1の型断面と実質的に同一に構造化され、前記レンズ形状表面から半径方向外向きに位置する非円周融合領域で該第1の型断面に融合される第2の型断面と、
    を含むことを特徴とするコンタクトレンズ型アセンブリ。
  10. 各型断面は、前記レンズ形状表面を実質的を囲む実質的に環状の突起を備えたフランジ領域を含むことを特徴とする請求項9に記載の型アセンブリ。
  11. 前記フランジ領域は、前記実質的に環状の突起に向う方向に該フランジ領域内に縦方向に延びる少なくとも1つの凹部領域を含むことを特徴とする請求項10に記載の型アセンブリ。
  12. 前記型断面は、前記レンズ形状表面から半径方向外向きに位置する複数の周方向に離間した凹部領域を含むことを特徴とする請求項9に記載の型アセンブリ。
  13. 重合可能な組成物をコンタクトレンズ成形アセンブリのレンズ形状空洞に供給するのに有用な装置であって、
    ある一定量の重合可能組成物をコンタクトレンズ成形アセンブリの少なくとも一部分に分配する大きさにされた分配先端を有し、該重合可能組成物の紫外線への露出を低減するのに有効な材料を含む分配ユニットと、
    ある一定量の前記重合可能組成物を収容するように構造化され、前記分配ユニットに連結可能かつそれから連結解除可能であり、該分配ユニットに連結された時に該重合可能組成物を該分配ユニットに供給するのに有効であるシリンジアセンブリと、
    を含むことを特徴とする装置。
  14. 前記シリンジアセンブリ及び前記分配ユニットの連結及び連結解除を容易にするように構造化され、かつそのように位置決めされた取り付け部品を更に含むことを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 前記取り付け部品は、エルボ形導管を含むことを特徴とする請求項14に記載の装置。
  16. 前記シリンジアセンブリは、中空バレルと、該バレル内で移動可能なように構造化され、かつそのように位置決めされたピストンとを含むことを特徴とする請求項13に記載の装置。
  17. 前記バレルは、紫外線の通過を遮断するのに有効な材料を含むことを特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. 前記バレルは、容積が約20ccから約200ccの範囲の中空空間を含むことを特徴とする請求項16に記載の装置。
  19. 前記分配ユニットと作動的に連結され、前記分配先端を通る前記重合可能組成物の分配を制御するように構造化された制御アセンブリを更に含むことを特徴とする請求項13に記載の装置。
  20. 前記分配ユニットは、ダイヤフラム弁を含むことを特徴とする請求項13に記載の装置。
  21. 前記重合可能組成物を約20°Cと約25°Cの間の温度に維持するのに有効な温度調節器を更に含むことを特徴とする請求項13に記載の装置。
JP2006238250A 2005-08-09 2006-08-07 コンタクトレンズ型アセンブリ及びそれを生成するシステム及び方法 Active JP5016277B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/200,648 US7731873B2 (en) 2005-08-09 2005-08-09 Contact lens mold assemblies and systems and methods of producing same
US11/200,648 2005-08-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007047805A true JP2007047805A (ja) 2007-02-22
JP5016277B2 JP5016277B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=37453417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006238250A Active JP5016277B2 (ja) 2005-08-09 2006-08-07 コンタクトレンズ型アセンブリ及びそれを生成するシステム及び方法

Country Status (13)

Country Link
US (1) US7731873B2 (ja)
EP (1) EP1752279B1 (ja)
JP (1) JP5016277B2 (ja)
KR (1) KR101281270B1 (ja)
CN (1) CN101237986B (ja)
BR (1) BRPI0614233B1 (ja)
CA (1) CA2618674C (ja)
HK (1) HK1121105A1 (ja)
HU (1) HUE029223T2 (ja)
MX (1) MX2008001499A (ja)
MY (1) MY144730A (ja)
TW (1) TWI399283B (ja)
WO (1) WO2007021767A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014516003A (ja) * 2011-06-09 2014-07-07 イノファレンス・ベー・フェー コンタクトまたは眼内レンズを製造する鋳型および方法
US11154507B2 (en) 2011-06-07 2021-10-26 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Freeze-dried aripiprazole formulation

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7320587B2 (en) 2005-08-09 2008-01-22 Cooper Vision, Inc. Contact lens molds and systems and methods for producing same
US7785092B2 (en) 2005-08-09 2010-08-31 Coopervision International Holding Company, Lp Systems and methods for producing contact lenses from a polymerizable composition
US7731872B2 (en) * 2006-05-31 2010-06-08 Coopervision International Holding Company, Lp Methods and systems for forming ophthalmic lens mold assemblies
MY147130A (en) 2007-05-18 2012-10-31 Coopervision Int Holding Co Lp Thermal curing methods and systems for forming contact lenses
US20090155958A1 (en) * 2007-12-13 2009-06-18 Boris Kolodin Robust die bonding process for led dies
US7802883B2 (en) * 2007-12-20 2010-09-28 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Cosmetic contact lenses having a sparkle effect
CN101909864B (zh) * 2007-12-31 2014-07-02 博士伦公司 用于形成包括眼科器件在内的生物医学器件的浇注模具
TWI401155B (zh) * 2008-02-01 2013-07-11 Nat Univ Tsing Hua 光學元件製造方法
US20100109176A1 (en) * 2008-11-03 2010-05-06 Chris Davison Machined lens molds and methods for making and using same
CA2773223C (en) 2009-10-01 2015-11-24 Coopervision International Holding Company, Lp Silicone hydrogel contact lenses and methods of making silicone hydrogel contact lenses
JP5436164B2 (ja) 2009-11-20 2014-03-05 キヤノン株式会社 振動型アクチュエータの駆動回路
WO2012013948A1 (en) 2010-07-30 2012-02-02 Neil Goodenough Ophthalmic device molds formed from water-soluble vinyl alcohol copolymer, ophthalmic devices molded therein, and related methods
WO2013068736A1 (en) 2011-11-07 2013-05-16 Coopervision International Holding Company, Lp Method and apparatus for making contact lenses
US9283718B2 (en) * 2012-05-25 2016-03-15 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Reduced-tilt back plastic feature for a contact lens mold
JP6162234B2 (ja) * 2012-06-29 2017-07-12 ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッドJohnson & Johnson Vision Care, Inc. 眼用レンズ製造用の特徴部位を有するレンズ前駆体
US9352493B2 (en) * 2013-02-08 2016-05-31 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Casting cup assembly for forming an ophthalmic device
US20140291875A1 (en) 2013-02-12 2014-10-02 Coopervision International Holding Company, Lp Methods and Apparatus Useful in the Manufacture of Contact Lenses
US9457522B2 (en) 2013-02-26 2016-10-04 Coopervision International Holding Company, Lp Methods and apparatus useful in manufacturing lenses
HUE040478T2 (hu) 2013-06-26 2019-03-28 Coopervision Int Holding Co Lp Gyártási eljárások és berendezés, amelyek hasznosak tórikus kontaktlencsék gyártásában
CN104139538B (zh) * 2014-06-25 2016-08-24 明基材料有限公司 制备彩色隐形眼镜的方法及彩色隐形眼镜
CN108367518B (zh) * 2015-12-15 2021-07-06 爱尔康公司 用于运送眼科镜片包装的包装壳体的方法和系统
EP3554811A1 (en) * 2016-12-16 2019-10-23 Novartis AG Method for producing contact lenses
CN110407161B (zh) * 2019-07-12 2022-02-15 华中科技大学 一种基于共形键合工艺的软式曲面微流控器件制造方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53106873A (en) * 1977-02-16 1978-09-18 Johns Manville Apparatus and method for making glass fiber mat
JPS62151979U (ja) * 1986-03-14 1987-09-26
JPH0192719A (ja) * 1987-06-18 1989-04-12 Ocular Technol Inc コンタクトレンズの製造方法並びにそれに用いられる未加工レンズ体及び未加工レンズ体成形型
JPH05212796A (ja) * 1991-08-16 1993-08-24 Johnson & Johnson Vision Prod Inc レンズ鋳型片を解放可能に溶着させる装置並びに方法
JPH07308972A (ja) * 1994-03-11 1995-11-28 Johnson & Johnson Vision Prod Inc 眼のレンズを製造する方法および装置
JPH09159049A (ja) * 1995-12-05 1997-06-17 Inax Corp ボールタップ
JP2000343539A (ja) * 1999-06-08 2000-12-12 Menicon Co Ltd 多種材コンタクトレンズブランクの成形用型並びに多種材コンタクトレンズブランクの製造方法
JP2002522249A (ja) * 1998-01-16 2002-07-23 ボシュ・アンド・ロム・インコーポレイテッド トーリック軸アライメントマシンおよび方法
WO2005061212A1 (en) * 2003-12-23 2005-07-07 Bausch & Lomb Incorporated Apparatus and method for handling an ophthalmic lens
JP2005535837A (ja) * 2002-03-18 2005-11-24 エンテグリス・インコーポレーテッド 完全排出可能なウェア式弁

Family Cites Families (48)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3935291A (en) * 1973-08-28 1976-01-27 The Goodyear Tire & Rubber Company Method of molding polyurethane articles in a mold coated with three mold release agents
JPS57178814A (en) * 1981-04-30 1982-11-04 Kuraray Co Ltd Manufacture of molded resin molding and mold therefor
GB8507007D0 (en) * 1985-03-19 1985-04-24 Coopervision Optics Casting lenses
GB8508247D0 (en) * 1985-03-29 1985-05-09 Sola Int Holdings Contact lenses
IL80039A0 (en) * 1986-09-16 1986-12-31 Saul Sterman Method and system for tinting contact lenses
JPH0698628B2 (ja) * 1989-09-01 1994-12-07 株式会社総合歯科医療研究所 可視光重合型レジンの連続硬化方法及び装置
US5120499A (en) * 1990-01-11 1992-06-09 U. V. Black Box Corporation Method and system for asepticizing contact lenses and storing device
JP2914508B2 (ja) * 1990-01-24 1999-07-05 ホーヤ株式会社 レンズ成形用型
US5204126A (en) * 1990-02-06 1993-04-20 Nanofilm Corporation Mold surfaces with ultra thin release films
US5252056A (en) * 1990-03-16 1993-10-12 Ciba-Geigy Corporation Contact lens casting mould
US5158718A (en) * 1990-08-02 1992-10-27 Pilkington Visioncare, Inc. Contact lens casting
US5271875A (en) * 1991-09-12 1993-12-21 Bausch & Lomb Incorporated Method for molding lenses
US5407627A (en) * 1992-08-03 1995-04-18 Polycryl Enterprises Inc. Process and apparatus for forming stress-free thermosetting resin products
US5895192C1 (en) 1994-06-10 2001-11-06 Johnson & Johnson Vision Prod Apparatus and method for removing and transporting articles from molds
US5850107A (en) 1994-06-10 1998-12-15 Johnson & Johnson Vision Products, Inc. Mold separation method and apparatus
US5540410A (en) * 1994-06-10 1996-07-30 Johnson & Johnson Vision Prod Mold halves and molding assembly for making contact lenses
US5658602A (en) * 1994-06-10 1997-08-19 Johnson & Johnson Vision Products, Inc. Method and apparatus for contact lens mold filling and assembly
IL113694A0 (en) * 1994-06-10 1995-08-31 Johnson & Johnson Vision Prod Apparatus for removing and transporting articles from molds
US5804107A (en) * 1994-06-10 1998-09-08 Johnson & Johnson Vision Products, Inc. Consolidated contact lens molding
US5759318A (en) 1996-03-26 1998-06-02 Johnson & Johnson Vision Products, Inc. Apparatus and method for releasably fusing mold lens pieces
KR20000053099A (ko) 1996-11-06 2000-08-25 스티븐 에이. 헬렁 콘택트 렌즈 주형부들을 분리시키기 위한 방법 및 장치
GB2328924A (en) 1997-09-04 1999-03-10 Hydron Ltd Stackable containers
US6310116B1 (en) 1997-10-09 2001-10-30 Kuraray Co., Ltd. Molded polymer article having a hydrophilic surface and process for producing the same
TW429327B (en) 1997-10-21 2001-04-11 Novartis Ag Single mould alignment
US6359024B2 (en) 1998-05-15 2002-03-19 Bausch & Lomb Incorporated Method for polymerizing contact lenses
JPH11320571A (ja) 1998-05-15 1999-11-24 Menicon Co Ltd 眼用レンズの成形型及びその製造方法並びにそれを用いた眼用レンズの製造法
JP3798147B2 (ja) 1998-06-03 2006-07-19 株式会社メニコン 眼用レンズの成形型
GB9906240D0 (en) 1999-03-19 1999-05-12 Ocular Sciences Limited Lens mould
US6592356B1 (en) 1999-05-05 2003-07-15 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Mold, molding system and molding machine for making ophthalmic devices
US6869549B2 (en) 1999-05-05 2005-03-22 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Method and mold for making ophthalmic devices
CN1355739A (zh) 1999-06-11 2002-06-26 博士伦公司 用于生产接触镜片和其它眼科产品的带有保护涂层的镜片模具
US6638451B1 (en) 1999-08-31 2003-10-28 Novartis Ag Plastic casting molds
JP4183418B2 (ja) 1999-09-01 2008-11-19 株式会社トーメー コンタクトレンズ材の製造方法及び装置並びにそれに用いられる射出成形用金型
US6444145B1 (en) 1999-09-03 2002-09-03 Johnson & Johnson Vision Products, Inc. Molds for use in contact lens production
US6383419B1 (en) 1999-12-09 2002-05-07 Gregg A. Dean Method for cast molding toric contact lenses
US6719929B2 (en) 2000-02-04 2004-04-13 Novartis Ag Method for modifying a surface
US6551531B1 (en) 2000-03-22 2003-04-22 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Molds for making ophthalmic devices
GB2360730B (en) 2000-03-31 2004-09-22 Bausch & Lomb Uk Ltd Apparatus and method for separating contact lens molds
US6774178B2 (en) 2001-01-05 2004-08-10 Novartis Ag Tinted, high Dk ophthalmic molding and a method for making same
JP2002355830A (ja) 2001-03-26 2002-12-10 Novartis Ag 眼科用レンズの製造のための型及び方法
JP4909469B2 (ja) 2001-06-25 2012-04-04 株式会社メニコン 眼用レンズおよびその製造方法
US6719556B2 (en) * 2001-12-12 2004-04-13 Bausch & Lomb Incorporated Ophthalmic mold handling system
AR038269A1 (es) 2002-01-09 2005-01-12 Novartis Ag Articulos polimericos que tienen un recubrimiento lubrico, y metodo para fabricarlos
US20030164563A1 (en) 2002-03-04 2003-09-04 Olin Calvin Use of microwave energy to disassemble, release, and hydrate contact lenses
US6872335B2 (en) * 2002-03-12 2005-03-29 Technology Resource International Corporation Method and apparatus for holding a mold assembly and molding an optical lens using the same
JP4119150B2 (ja) 2002-04-09 2008-07-16 株式会社メニコン 高親水性レンズ表面を有する眼用レンズの製造方法及びそれにより得られた眼用レンズ
EP1352736A3 (en) 2002-04-10 2004-08-25 Novartis AG Stackable contact lens molds
US6852254B2 (en) 2002-06-26 2005-02-08 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Methods for the production of tinted contact lenses

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53106873A (en) * 1977-02-16 1978-09-18 Johns Manville Apparatus and method for making glass fiber mat
JPS62151979U (ja) * 1986-03-14 1987-09-26
JPH0192719A (ja) * 1987-06-18 1989-04-12 Ocular Technol Inc コンタクトレンズの製造方法並びにそれに用いられる未加工レンズ体及び未加工レンズ体成形型
JPH05212796A (ja) * 1991-08-16 1993-08-24 Johnson & Johnson Vision Prod Inc レンズ鋳型片を解放可能に溶着させる装置並びに方法
JPH07308972A (ja) * 1994-03-11 1995-11-28 Johnson & Johnson Vision Prod Inc 眼のレンズを製造する方法および装置
JPH09159049A (ja) * 1995-12-05 1997-06-17 Inax Corp ボールタップ
JP2002522249A (ja) * 1998-01-16 2002-07-23 ボシュ・アンド・ロム・インコーポレイテッド トーリック軸アライメントマシンおよび方法
JP2000343539A (ja) * 1999-06-08 2000-12-12 Menicon Co Ltd 多種材コンタクトレンズブランクの成形用型並びに多種材コンタクトレンズブランクの製造方法
JP2005535837A (ja) * 2002-03-18 2005-11-24 エンテグリス・インコーポレーテッド 完全排出可能なウェア式弁
WO2005061212A1 (en) * 2003-12-23 2005-07-07 Bausch & Lomb Incorporated Apparatus and method for handling an ophthalmic lens
JP2007515319A (ja) * 2003-12-23 2007-06-14 ボシュ・アンド・ロム・インコーポレイテッド 眼科レンズの処理装置及び処理方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11154507B2 (en) 2011-06-07 2021-10-26 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Freeze-dried aripiprazole formulation
JP2014516003A (ja) * 2011-06-09 2014-07-07 イノファレンス・ベー・フェー コンタクトまたは眼内レンズを製造する鋳型および方法
US9919485B2 (en) 2011-06-09 2018-03-20 Innovalens B.V. Cast mould and method for manufacturing contact or intraocular lenses
US10889036B2 (en) 2011-06-09 2021-01-12 Innovalens B.V. Cast mould for manufacturing contact lenses or intraocular lenses

Also Published As

Publication number Publication date
US7731873B2 (en) 2010-06-08
KR20080036630A (ko) 2008-04-28
MX2008001499A (es) 2008-04-04
US20070035051A1 (en) 2007-02-15
KR101281270B1 (ko) 2013-07-03
CN101237986B (zh) 2011-01-05
EP1752279A2 (en) 2007-02-14
CA2618674A1 (en) 2007-02-22
CN101237986A (zh) 2008-08-06
HK1121105A1 (en) 2009-04-17
EP1752279B1 (en) 2016-03-16
MY144730A (en) 2011-10-31
EP1752279A3 (en) 2010-09-29
HUE029223T2 (en) 2017-02-28
WO2007021767A2 (en) 2007-02-22
WO2007021767A3 (en) 2007-10-25
TWI399283B (zh) 2013-06-21
BRPI0614233A2 (pt) 2011-03-15
JP5016277B2 (ja) 2012-09-05
BRPI0614233B1 (pt) 2018-01-09
CA2618674C (en) 2013-07-02
TW200720066A (en) 2007-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5016277B2 (ja) コンタクトレンズ型アセンブリ及びそれを生成するシステム及び方法
KR100254861B1 (ko) 콘택트 렌즈 모울드 부재 결합 방법 및 장치
US8147727B2 (en) Methods and systems for forming ophthalmic lens mold assemblies
JP4851271B2 (ja) シリコーンヒドロゲルコンタクトレンズを生成するためのシステム及び方法
JP4948094B2 (ja) コンタクトレンズ型及びそれを生成するためのシステム及び方法
EP1136222B1 (en) Method and device for producing contact lens elements and injection mold used therefor
US5759318A (en) Apparatus and method for releasably fusing mold lens pieces
JP7191365B2 (ja) 樹脂成形品の接合方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20081022

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101220

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110317

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120528

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120608

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5016277

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250