JP2007047302A - ホログラム記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】感度および保存安定性の両方の特性を同時に満足するホログラム記録媒体を提供する。
【解決手段】ラジカル重合可能な化合物と、チタノセン化合物を含有する光ラジカル重合開始剤Aと、アミノアセトフェノン誘導体、アシルホスフィンオキサイド誘導体、ベンジル誘導体、およびチオキサントン誘導体からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含有する光ラジカル重合開始剤Bとを含む記録層を具備したことを特徴とするホログラム記録媒体。
【選択図】 図7

Description

本発明はホログラム記録媒体に関する。
情報をホログラムで記録するホログラフィックメモリーは、大容量の記録が可能であり、次世代の記録媒体として注目されている。ホログラム記録用感光性組成物としてはデュポン社のオムニデックス(商品名)に代表されるようなラジカル重合性モノマー、熱可塑性バインダー樹脂、光ラジカル重合開始剤、増感色素を主成分とするものが知られている。ホログラム記録用感光性組成物をフイルム状にした後、干渉露光により情報を記録する。光が強く照射された部分ではラジカル重合が進む。ラジカル重合が進むと、光が弱く照射された部分から光が強く照射された部分にラジカル重合性モノマーが拡散して濃度勾配ができる。すなわち干渉光の強弱に応じて、ラジカル重合成モノマーの密度差が生じ、屈折率の差ができる。
その後、ポリマーマトリックスを改良したホログラム記録媒体が提案されている。たとえば三次元架橋ポリマーマトリックス中に重合性モノマーを分散させたホログラム記録媒体が開示されている(特許文献1参照)。また、エポキシマトリックスに光重合性モノマーを分散させたホログラム記録媒体が報告されている(非特許文献1参照)。
一方、青色レーザー光に対して高感度を示す光ラジカル重合開始剤を含有するホログラム記録媒体も提案されている(特許文献2参照)。
特開平11−352303号公報 T.J. Trentler, J.E. Boid and V.L. Colvin, "Epoxy-Photopolymer Composites: Thick Recording Media for Holographic Data storage": Proceedings of SPIE, 2001, Vol.4296, pp. 259-266. 米国特許第6,780,546号明細書
しかし、発明者らが鋭意研究した結果、これら高感度の光ラジカ重合開始剤は、時間経過に伴い感度が著しく低下してしまい、保存安定性に劣ることがわかった。
本発明の目的は、経時変化に伴う感度の低下が小さいホログラム記録媒体を提供することにある。
本発明の一態様に係るホログラム記録媒体は、ラジカル重合可能な化合物と、チタノセン化合物を含有する光ラジカル重合開始剤Aと、アミノアセトフェノン誘導体、アシルホスフィンオキサイド誘導体、ベンジル誘導体、およびチオキサントン誘導体からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含有する光ラジカル重合開始剤Bとを含む記録層を具備したことを特徴とする。
本発明の他の態様に係るホログラム記録媒体は、ラジカル重合可能な化合物と、記録光の波長に対して吸収を持つ2種類の光ラジカル重合開始剤AおよびBを含有する記録層を具備し、前記光ラジカル重合開始剤Aは記録光よりも長波長に吸収極大を有し、前記光ラジカル重合開始剤Bは最も長波長側にある吸収極大の波長が記録光よりも短波長であることを特徴とする。
本発明によれば、適切な2種の光ラジカル重合開始剤AおよびBを用いたことにより、経時変化に伴う感度の低下が小さいホログラム記録媒体を提供することができる。
本発明の実施形態に係るホログラム記録媒体においては、記録光よりも長波長に吸収極大を有する光ラジカル重合開始剤Aおよび最も長波長側にある吸収極大の波長が記録光よりも短波長である光ラジカル重合開始剤Bという、記録光の波長に対して吸収を持つ2種類の光ラジカル重合開始剤を用いる。これらの2種類の光ラジカル重合開始剤AおよびBは記録光に対して吸収を有するため、記録光によってラジカルを発生し、そのラジカルによってラジカル重合性化合物を重合させる。
光硬化性樹脂では、2種類の光ラジカル重合開始剤を混合して高感度化させることが既に知られている。ただし、光硬化性樹脂では一般に様々な波長の光を発するUVランプを用いる。これに対して、本発明の実施形態では特定の波長をもつ記録光の波長を挟んでその両側に吸収極大を持つ2種類の光ラジカル重合開始剤AおよびBを用いる。このような2種類の光ラジカル重合開始剤AおよびBを用いると、各々の光ラジカル重合開始剤AまたはBを単独で用いたときの感度の和よりも高感度化が可能になることが判明した。そのメカニズムは分かっていないが、光ラジカル重合開始剤Aまたはその光分解物からのエネルギー移動によって、光ラジカル重合開始剤Bが活性化され、より効率よくラジカルが発生するものと考えている。
また、一般に記録波長よりも長波長に吸収極大を持つ光ラジカル重合開始剤Aは、記録波長に対する吸光度が大きい。このため、感度を上げようとして記録層中の光ラジカル重合開始剤Aの濃度を高くすると、記録層の透過率が低下し、回折効率が低下するおそれがある。そこで、記録光よりも短波長に吸収極大を持つ光ラジカル重合開始剤Bを組み合わせると、記録波長よりも長波長に吸収極大を持つ光ラジカル重合開始剤Aの濃度を低くすることができる。よって、透過率が高く、感度およびダイナミックレンジの高い媒体が得られる。さらに、光ラジカル重合開始剤AとBとを合わせた光ラジカル重合開始剤全体の濃度は高いので、光ラジカル重合開始剤の変質による感度の低下なども抑制される。
特定の波長の記録光よりも長波長に吸収を有する増感色素を加えることで高感度化することも良く知られている。しかし、上述したように本発明の実施形態に係る光ラジカル重合開始剤Aは光照射によりラジカルを発生する点で増感剤とは異なり、増感剤の場合に比べて高感度化に有利である。
光ラジカル重合開始剤は、記録光の波長に応じて選択することができる。たとえば、ベンゾインエーテル、ベンジルケタール、ベンジル、アセトフェノン誘導体、アミノアセトフェノン類、ベンゾフェノン誘導体、アシルホスフィンオキサイド類、トリアジン類、イミダゾール誘導体、有機アジド化合物、チタノセン類、有機過酸化物、およびチオキサントン誘導体などが挙げられる。
具体的には、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンジルメチルケタール、ベンジルエチルケタール、ベンジルメトキシエチルエーテル、2,2’−ジエチルアセトフェノン、2,2’−ジプロピルアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、p−tert−ブチルトリクロロアセトフェノン、チオキサントン、1−クロロチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、3,3’,4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、2,4,6−トリス(トリクロロメチル)1,3,5−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)1,3,5−トリアジン、2−[(p−メトキシフェニル)エチレン]−4,6−ビス(トリクロロメチル)1,3,5−トリアジン、ジフェニル−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキサイド、チバスペシャルティケミカルズ社製のイルガキュア149、184、369、651、784、819、907、1700、1800、1850など各番号のもの、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシアセテート、t−ブチルパーオキシフタレート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、アセチルパーオキサイド、イソブチリルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、およびシクロヘキサノンパーオキサイドなどが挙げられる。
記録光が青色レーザー光(波長405nm)の場合においては、光ラジカル重合開始剤Aとしてイルガキュア784(チバスペシャルティケミカルズ)のようなチタノセン化合物が好適であり、光ラジカル重合開始剤Bとしては、イルガキュア369(チバスペシャルティケミカルズ)のようなアミノアセトフェノン類、ジフェニル−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキサイドやイルガキュア819(チバスペシャルティケミカルズ)のようなホスフィンオキサイド類、ベンジル、チオキサントン誘導体などが好適である。
光ラジカル重合開始剤Aの代表例として、下記化学式(1)にチタノセン化合物であるビス(η5−2,4−シクロペンタジエン−1−イル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール−1−イル)−フェニル)チタニウム[吸収極大(メタノール中):398nm、470nm](チバスペシャルティケミカルズ、商品名イルガキュア784)を示す。
光ラジカル重合開始剤Bの代表例として、下記化学式(2)にアミノアセトフェノン誘導体である2−ベンジル−2−(ジメチルアミノ)−1−[4−(4−モルフォリニル)フェニル]−1−ブタノン[吸収極大(メタノール中):233nm、324nm](チバスペシャルティケミカルズ、商品名イルガキュア369)、下記化学式(3)にアシルホスフィンオキサイド誘導体であるジフェニル−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキサイド[吸収極大(メタノール中):367nm、383nm、398nm](Aldrich試薬)、下記化学式(4)にアシルホスフィンオキサイド誘導体であるビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイド[吸収極大(メタノール中):295nm、370nm](チバスペシャルティケミカルズ、商品名イルガキュア819)をそれぞれ示す。
Figure 2007047302
光ラジカル重合開始剤AおよびBの合計配合量は、ホログラム記録媒体の記録光に対する光透過率が、10%から95%、より好ましくは20%から90%になるように設定する。記録媒体の記録光に対する光透過率が10%を下回ると感度および回折効率が低下するおそれがあり、95%を超えると記録光が散乱されて正確に情報が記録できなくなるおそれがある。
光ラジカル重合開始剤AおよびBの合計配合量は、記録層全体の0.1〜20重量%、より好ましくは0.2〜10重量%となるように配合する。0.1重量%未満の場合には、十分な屈折率変化が得られないおそれがあり、20重量%を超えると光吸収が大きくなりすぎて感度および回折効率が低下するおそれがある。
本発明の実施形態においては、記録層がエポキシ化合物と硬化剤との硬化樹脂からなる三次元架橋ポリマーマトリックスを含むことが好ましい。このようなポリマーマトリックスは三次元架橋しているので、記録層の収縮が抑制される。
エポキシ化合物としては、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、ジエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、ジエポキシオクタン、レゾルシノールジグリシジルエーテル、ビスフェノールAのジグリシジルエーテル、ビスフェノールFのジグリシジルエーテル、3,4−エポキシシクロヘキセニルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキセンカルボキシレート、およびエポキシプロポキシプロピル末端のポリジメチルシロキサンなどが挙げられる。
エポキシ化合物の硬化剤としては、エポキシの硬化剤として知られているアミン類、フェノール類、有機酸無水物、およびアミド類などが挙げられる。具体的には、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、ヘキサメチレンジアミン、メンセンジアミン、イソフォロンジアミン、ビス(4−アミノ−3−メチルジシクロヘキシル)メタン、ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、N−アミノエチルピペラジン、m−キシリレンジアミン、1,3−ジアミノプロパン、1,4−ジアミノブタン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、イミノビスプロピルアミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、1,3,6−トリスアミノメチルヘキサン、ジメチルアミノプロピルアミン、アミノエチルエタノールアミン、トリ(メチルアミノ)ヘキサン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、3,3’−ジエチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、無水マレイン酸、無水コハク酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水メチルナジック酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロフタル酸、メチルシクロヘキセンテトラカルボン酸無水物、無水フタル酸、無水トリメリット酸、無水ベンゾフェノンテトラカルボン酸、ドデセニルこはく酸無水物、エチレングリコールビス(アンヒドロトリメリテート)、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、ポリビニルフェノール、テルペンフェノール樹脂、およびポリアミド樹脂などが挙げられる。
脂肪族第一アミンは硬化が速く室温での硬化が可能なため、好適に用いられる。これらの中でも、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、およびイミノビスプロピルアミンが特に好適である。これらのアミンは、エポキシ化合物のオキシランに対して、アミンのNH−が当量の0.6倍以上、2倍以下となる配合量で用いることが好ましい。アミンのNH−が当量の0.6倍未満であるかまたは2倍を超える場合には、感度および回折効率が低下するおそれがある。
さらに、必要に応じて硬化触媒を加えてもよい。硬化触媒としては、エポキシの硬化触媒として知られている、塩基性触媒などを使用することができる。たとえば、3級アミン類、有機ホスフィン化合物、イミダゾール化合物およびその誘導体などが挙げられる。具体的にはトリエタノールアミン、ピペリジン、N,N’−ジメチルピペラジン、1,4−ジアザジシクロ(2,2,2)オクタン(トリエチレンジアミン)、ピリジン、ピコリン、ジメチルシクロヘキシルアミン、ジメチルヘキシルアミン、ベンジルジメチルアミン、2−(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、DBU(1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン)またはそのフェノール塩、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリフェニルホスフィン、トリ(p−メチルフェニル)ホスフィン、2−メチルイミダゾール、2,4−ジメチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、2−ヘプタイミダゾールなどが挙げられる。三フッ化ホウ素アミン錯体、ジシアンジアミド、有機酸ヒドラジド、ジアミノマレオニトリルおよびその誘導体、メラミンとその誘導体、アミンイミドなどの潜在性触媒を使用してもよい。フェノール類やサリチル酸などの活性水素を有する化合物を加えて硬化を促進することも可能である。
ラジカル重合性化合物としてはエチレン性不飽和二重結合を持つ化合物、たとえば不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸エステル、不飽和カルボン酸アミド、ビニル化合物などが挙げられる。具体的には、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ビシクロペンテニルアクリレート、アクリル酸フェニル、イソボルニルアクリレート、アクリル酸アダマンチル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸フェニル、フェノキシエチルアクリレート、クロロフェニルアクリレート、メタクリル酸アダマンチル、イソボルニルメタクリレート、N−メチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−メチレンビスアクリルアミド、アクリロイルモルホリン、ビニルピリジン、スチレン、ブロモスチレン、クロロスチレン、トリブロモフェニルアクリレート、トリクロロフェニルアクリレート、トリブロモフェニルメタクリレート、トリクロロフェニルメタクリレート、ビニルベンゾエート、3,5−ジクロロビニルベンゾエート、ビニルナフタレン、ビニルナフトエート、ナフチルメタクリレート、ナフチルアクリレート、N−フェニルメタクリルアミド、N−フェニルアクリルアミド、N−ビニルピロリジノン、N−ビニルカルバゾール、1−ビニルイミダゾール、ビシクロペンテニルアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールトリメタクリレート、ジアリルフタレート、トリアリルトリメリテートなどが挙げられる。これらのラジカル重合性化合物は、三次元架橋ポリマーマトリックス中に1〜50重量%、好ましくは3〜30重量%の範囲で配合される。1重量%未満では十分な屈折率変化が得られないおそれがあり、50重量%を超えると体積収縮が大きくなり解像度が低下するおそれがある。
必要に応じてシアニン、メロシアニン、キサンテン、クマリン、エオシンなどの増感色素、シランカップリング剤、および可塑剤などを加えてもよい。
本発明の実施形態に係るホログラム記録媒体は以下のような方法によって作製される。エポキシ化合物と硬化剤と光重合性モノマーと光ラジカル重合開始剤A、Bとを混合して記録層材料の溶液を調製する。記録層材料溶液を基板に塗布し、マトリックスポリマーを三次元架橋させて記録層を形成する。基板としては、ガラス基板やプラスチック基板を用いることができる。記録層材料溶液を基板に塗布するには、キャスティングやスピンコートを用いる。樹脂製のスペーサーを挟んで2枚のガラス基板やプラスチック基板を配置し、その間隙に記録層材料溶液を流し込んでもよい。マトリックスポリマーの三次元架橋は、硬化剤として脂肪族第一アミンを用いた場合には室温でも進行するが、硬化剤の反応性に応じて30乃至150℃程度に加熱してもよい。記録層の膜厚は、20μm〜2mm、より好ましくは50μm〜1mmの範囲に設定する。20μm未満の場合には、十分な記憶容量が得られずCDやDVDなどの従来の光記録媒体との差別化ができないおそれがあり、2mmを超えると感度、回折効率、解像度が低下するおそれがある。
本発明の実施形態に係るホログラム記録媒体に対しては、情報光と参照光とを記録層内部で干渉させることによってホログラム記録がなされる。記録されるホログラム(ホログラフィー)は、透過型ホログラム(透過型ホログラフィー)および反射型ホログラム(反射型ホログラフィー)のいずれでもよい。情報光と参照光との干渉方法は、二光束干渉法および同軸干渉法のいずれでもよい。
図1に、本発明の実施形態に係る二光束干渉ホログラフィーに用いられる透過型ホログラム記録媒体の断面図を示す。このホログラム記録媒体10は、スペーサー13を挟んで一定の間隙を隔てて配置された一対の透明基板11、12と、透明基板11、12間の間隙に設けられた記録層14とを備えている。記録層14は、三次元架橋ポリマーマトリックスと、ラジカル重合性化合物と、光ラジカル重合開始剤A、Bとを含有する。こうした透過型ホログラム記録媒体10に情報光Iおよび参照光Rfが照射され、これらの光は図示するように記録層14中で交差し、干渉によって屈折率変調領域15に透過型ホログラムが形成される。
図2に、本発明の実施形態に係る透過型ホログラム記録再生装置の一例の概略図を示す。このホログラム記録再生装置は、透過型二光束干渉法を用いたホログラム型光情報記録再生装置である。ホログラム記録媒体10は回転ステージ20上に支持される。光源装置21としては、ホログラム記録媒体10の記録層14中で干渉可能な任意の光を照射する光源を用いることができる。可干渉性などの観点から直線偏光したレーザーが望ましい。レーザーとしては、半導体レーザー、He−Neレーザー、アルゴンレーザー、およびYAGレーザーなどが挙げられる。光源装置21から出射された光ビームは、ビームエキスパンダー22および旋光用光学素子23を介して偏光ビームスプリッター24に入射する。ビームエキスパンダー22は、光源装置21から出射された光をホログラム記録に適したビーム径に広げる。旋光用光学素子23はビームエキスパンダー22によってビーム径が広げられた光を旋光して、S偏光成分とP偏光成分を含む光を生成する。旋光用光学素子23としては、たとえば1/2波長板、または1/4波長板などが用いられる。
旋光用光学素子23を透過してきた光のうち、S偏光成分は偏光ビームスプリッター24によって反射され情報光Iとして利用され、P偏光成分は偏光ビームスプリッター24を透過して参照光Rfとして利用される。なお、ホログラム記録媒体10の記録層14の位置で情報光Iと参照光Rfの強度が等しくなるように、旋光用光学素子23で偏光ビームスプリッター24に入射する旋光方向が調整される。
偏光ビームスプリッター24によって反射された情報光Iは、ミラー26で反射された後、電磁シャッター28を通過し、回転ステージ20上に支持されたホログラム記録媒体10の記録層14に照射される。
一方、偏光ビームスプリッター24を透過した参照光Rfは、旋光用光学素子25によって偏光方向が90度回転してS偏光となり、ミラー27で反射された後、電磁シャッター29を通過し、回転ステージ20上に支持されたホログラム記録媒体10の記録層14内で情報光Iと交差するように照射される。こうして、屈折率変調領域15に透過型ホログラムが形成される。
記録された情報を再生するには、電磁シャッター28を閉じることにより情報光Iを遮断し、参照光Rfのみをホログラム記録媒体10の記録層14内に形成された透過型ホログラム(屈折率変調領域15)に照射する。参照光Rfの一部はホログラム記録媒体10を透過する際、透過型ホログラムにより回折される。回折光は光検出器30により検出される。また、媒体を透過する光をモニターするために光検出器31が設けられている。
ホログラム記録後に未反応のラジカル重合性化合物を重合させて記録したホログラムを安定化させるために、図示するように紫外光源装置32および紫外光照射光学系を設けてもよい。紫外光源装置32としては、未反応のラジカル重合性化合物を重合させ得る光を照射する任意の光源を用いることができる。紫外発光効率の観点から、たとえばキセノンランプ、水銀ランプ、高圧水銀ランプ、水銀キセノンランプ、窒化ガリウム系発光ダイオード、窒化ガリウム系半導体レーザー、エキシマーレーザー、Nd:YAGレーザーの第3高調波(355nm)、およびNd:YAGレーザーの第4高調波(266nm)などが好ましい。
図3に、本発明の実施形態に係る反射型ホログラム記録媒体の断面図を示す。このホログラム記録媒体40は、スペーサー43を挟んで一定の間隙を隔てて配置された一対の透明基板41、42と、一方の透明基板41に形成された反射層44と、透明基板41、42間の間隙に設けられた記録層45とを備えている。記録層45は、三次元架橋ポリマーマトリックスと、ラジカル重合性化合物と、光ラジカル重合開始剤A、Bとを含有する。この反射型ホログラム記録媒体40に対物レンズ60を通して情報光Iおよび参照光Rfが同軸で照射され、干渉によって記録層45中で生じた屈折率変調領域(図示せず)に反射型ホログラムが形成される。
図4に、本発明の実施形態に係る反射型ホログラム記録再生装置の一例の概略図を示す。光源装置51としては、透過型ホログラム記録再生装置の場合と同様、コヒーレントな直線偏光を出力するレーザーを使用することが望ましい。レーザーとしては、たとえば半導体レーザー、He−Neレーザー、アルゴンレーザー、YAGレーザーなどを使用することができる。光源装置51から出射された光ビームは、ビームエキスパンダー52によりビーム径を広げられ、平行光束として旋光用光学素子53に入射する。旋光用光学素子53は、光ビームの偏波面を回転させるか、または光ビームを円偏光または楕円偏光とすることによって、偏波面が紙面に平行な偏光成分(P偏光成分)と偏波面が紙面に垂直な偏光成分(S偏光成分)とを含む光を生成する。旋光用光学素子53としては、たとえば1/2波長板や1/4波長板を使用することができる。
旋光用光学素子53を出た光ビームのうちS偏光成分は、偏光ビームスプリッター54により反射され、透過型空間光変調器55に入射する。旋光用光学素子53を出射した光ビームのうちP偏光成分は、偏光ビームスプリッター54を透過し、後述するように参照光として利用される。
透過型空間光変調器55は、たとえば透過型液晶表示装置のようにマトリックス状に配列した多数の画素を有しており、画素毎に出射する光をP偏光成分またはS偏光成分に切り替えることができる。このようにして、透過型空間光変調器55は、記録すべき情報に対応して二次元的な偏波面分布が与えられた情報光を出射する。
透過型空間光変調器55を出射した情報光は、偏光ビームスプリッター56に入射する。偏光ビームスプリッター56は、情報光のうちS偏光成分のみを反射し、P偏光成分を透過させる。偏光ビームスプリッター56により反射されたS偏光成分は、二次元的な強度分布が与えられた情報光として電磁シャッター57を通過し、偏光ビームスプリッター58に入射する。この情報光は、偏光ビームスプリッター58により反射され、二分割旋光用光学素子59に入射する。
二分割旋光用光学素子59は、図の右側部分と左側部分との間で光学特性が互いに異なっている。具体的には、たとえば二分割旋光用光学素子59の右側部分に入射した光成分は偏波面を+45°回転させて出射し、左側部分に入射した光成分は偏波面を−45°回転させて出射する。以下、S偏光成分の偏波面を+45°回転させたもの(またはP偏光成分の偏波面を−45°回転させたもの)をA偏光成分と呼び、S偏光成分の偏波面を−45°回転させたもの(またはP偏光成分の偏波面を+45°回転させたもの)をB偏光成分と呼ぶ。なお、二分割旋光用光学素子59の各部分には、たとえば1/2波長板を用いることができる。
二分割旋光用光学素子59を出射したA偏光成分およびB偏光成分は、対物レンズ60を通してホログラム記録媒体40に入射し、透明基板42、記録層45、透明基板41を通して反射層44上に集光される。
他方、偏光ビームスプリッター54を透過したP偏光成分(参照光)の一部は、ビームスプリッター61で反射され、偏光ビームスプリッター58を透過する。偏光ビームスプリッター58を透過した参照光は、二分割旋光用光学素子59に入射し、その右側部分に入射した光成分は偏波面を+45°回転させてB偏光成分として出射し、左側部分に入射した光成分は偏波面を−45°回転させてA偏光成分として出射する。これらのA偏光成分およびB偏光成分は、対物レンズ60を通してホログラム記録媒体40に入射し、透明基板42、記録層45、透明基板41を通して反射層44上に集光される。
このように、二分割旋光用光学素子59の右側部分からは、A偏光成分である情報光とB偏光成分である参照光とが出射される。他方、二分割旋光用光学素子59の左側部分からは、B偏光成分である情報光とA偏光成分である参照光とが出射される。これらの情報光および参照光は、光記録媒体40の反射層44上に集光される。そして、透明基板42を通して直接光として記録層45に入射した情報光と反射層44で反射された後に反射光として記録層45に入射した参照光との間、および直接光としての参照光と反射光としての情報光との間で、情報光と参照光との干渉が生じない。こうして記録層45の内部に情報光に対応した光学特性の分布を生じさせることができる。一方、直接光としての情報光と反射光としての情報光との干渉や、直接光としての参照光と反射光としての参照光との干渉は生じない。
図4に示した反射型ホログラム記録再生装置においても、記録したホログラムを安定化させるために、紫外光源装置および紫外光照射光学系を設けてもよい。
反射型ホログラム記録媒体40に記録された情報は、以下のようにして読み出すことができる。
電磁シャッター57を閉じると、P偏光成分である参照光のみが二分割旋光用光学素子59に入射する。この参照光は、二分割旋光用光学素子59によって、その右側部分に入射した光成分は偏波面を+45°回転させてB偏光成分として出射し、左側部分に入射した光成分は偏波面を−45°回転させてA偏光成分として出射する。その後、それらA偏光成分およびB偏光成分は、対物レンズ60を通してホログラム記録媒体40に入射し、透明基板42、記録層45、透明基板41を通して反射層44上に集光される。
ホログラム記録媒体40の記録層45には、情報に対応した光学特性分布が形成されている。したがって、ホログラム記録媒体40に入射したA偏光成分およびB偏光成分の一部は、記録層45内に形成された光学特性分布により回折され、情報光を再現した再生光としてホログラム記録媒体40を出射する。
ホログラム記録媒体40を出射した再生光は対物レンズ60により平行光束とされた後、二分割旋光用光学素子59に入射する。二分割旋光用光学素子59の右側部分に入射したB偏光成分はP偏光成分として出射し、二分割旋光用光学素子59の左側部分に入射したA偏光成分はP偏光成分として出射する。このようにして、P偏光成分としての再生光が得られる。
その後、再生光は偏光ビームスプリッター58を透過する。偏光ビームスプリッター58を透過した再生光の一部は、ビームスプリッター61を透過し、結像レンズ62を通して二次元光検出器63上に透過型空間光変調器55の像を再現する形で結像される。このようにして、ホログラム記録媒体40に記録された情報を読み出すことができる。
一方、二分割旋光用光学素子59を透過してホログラム記録媒体40に入射したA偏光成分およびB偏光成分の残りは、反射層44によって反射され、ホログラム記録媒体40を出射する。この反射光としてのA偏光成分およびB偏光成分は、対物レンズ60により平行光束とされた後、A偏光成分は二分割旋光用光学素子59の右側部分に入射してS偏光成分として出射し、B偏光成分は二分割旋光用光学素子59の左側部分に入射してS偏光成分として出射する。二分割旋光用光学素子59を出射したS偏光成分は、偏光ビームスプリッター61により反射されるため、二次元光検出器63には到達しない。したがって、この記録再生装置によると、優れた再生SN比を実現することができる。
本発明の実施形態に係るホログラム記録媒体は、多層情報記録再生に好適に用いることができる。多層情報記録再生は、透過型再生および反射型再生のいずれであっても構わない。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに詳細に説明する。
(実施例1)
表1に示す化合物を用意した。まず、エポキシ化合物である1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル(デナコールEX−212、エポキシ当量151、ナガセケムテックス)3.02gと、硬化剤であるテトラエチレンペンタミン(TEPA)0.945gと、ラジカル重合性化合物であるN−ビニルカルバゾール(VC)0.991gとを混合、攪拌して均一な溶液を得た。次に、この溶液に光ラジカル重合開始剤Aとしてイルガキュア784(IC784、チバスペシャルティケミカルズ)0.022gおよび光ラジカル重合開始剤Bとしてイルガキュア369(IC369、チバスペシャルティケミカルズ)0.099gを加えて攪拌し、0.5μmのフィルターで濾過した後、脱泡して記録層前駆体溶液を得た。
この記録層前駆体溶液を、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)シートのスペーサーを挟んで配置された2枚のガラス基板の間に流し込んだ。これを、遮光して室温(25℃)で4日間保管することにより、厚さ200μmの記録層を有するホログラム記録媒体の試験片を作製した。
ポリマーマトリックス前駆体を室温で硬化して3次元架橋させたため、記録層は全体的に固体となった。この試験片を、図2に示したホログラム記録再生装置の回転ステージ20上に載せてホログラムを記録した。光源装置21としては波長405nmの半導体レーザーを用いた。試験片上における光スポットサイズは、情報光Iおよび参照光Rfのいずれも5mmφであり、記録光強度は情報光と参照光とを合わせて7mW/cm2になるように調整した。
ホログラム記録後に、電磁シャッター28を閉じて情報光Iを遮断し、参照光Rfのみを照射したところ、試験片からの回折光が認められ、透過型ホログラムが記録されていることが確認された。内部回折効率(η)は、参照光Rfのみをホログラム記録媒体12に照射した際、光検出器30で検出される光強度をId、光検出器31で検出される光強度をItとし、η=Id/(It+Id)として求めた。内部回折効率の1/2乗の値を照射エネルギーに対してプロットし、回折効率の立ち上がりの傾きを感度として表すと6.9×10-3であった。また、内部回折効率の最大値は79%であった。
このホログラム記録媒体を遮光して室温で保存し、2枚のガラス基板間への前駆体の注入から30日後に同様の測定を行ったところ、感度は5.6×10-3、内部回折効率の最大値は81%であった。
ホログラムの記録ダイナミックレンジは、M/#(Mナンバー)により評価した。M/#は、内部回折効率ηを用いて下記の数式で定義される。
Figure 2007047302
ここで、ηiは、ホログラム記録媒体の記録層内の同一領域に記録が不可能となるまでnページのホログラムを角度多重記録・再生した際の、i番目のホログラムからの内部回折効率である。角度多重記録・再生は、回転ステージ20を回転させながら、所定の光をホログラム記録媒体20に照射することによって行なわれる。M/#の値が大きいホログラム記録媒体ほど、記録ダイナミックレンジが大きく多重記録性能に優れている。
図5に、本実施例のホログラム記録媒体(媒体前駆体をガラス基板に塗布してから4日後)を用いて角度多重記録再生を行なった際の再生信号を示す。本実施例では、1ページ記録するごとに回転ステージ20を用いて試験片を2°回転させ、これを繰り返して−24°から+24°まで全部で25ページのホログラム角度多重記録を行なった。さらに、反応終了を待つために光を遮断して5分間放置した後、回転ステージ20を回転させて回折効率ηを測定し、M/#を求めた。その結果、本実施例のホログラム記録媒体のM/#は14であった。
感度、回折効率およびM/#の測定結果を表2に示した。
(実施例2−5)
実施例1と同様の操作により、表1に示した各化合物を用いて記録層前駆体を調製し、ホログラム記録媒体を作製した。実施例1と同様の操作により、感度、回折効率およびM/#の測定を行った。結果を表2に示した。
(実施例6,7)
実施例1と同様の操作により、表1に示した各化合物を用いて記録層前駆体を調製した。実施例6,7の記録層前駆体はエポキシ化合物の硬化触媒を含んでいる。記録層前駆体をPTFEシートのスペーサーを挟んで配置された2枚のガラス基板の間に流し込んだ。これを、遮光して60℃のオーブンで48時間加熱した後、室温に戻して25℃で2日間保管することにより、厚さ200μmの記録層を有するホログラム記録媒体の試験片を作製した。2枚のガラス基板間への前駆体の注入から4日経過した後、実施例1と同様の操作で感度、回折効率およびM/#を測定した。2枚のガラス基板間への前駆体の注入から30日経過した後にも、同様に感度、回折効率およびM/#を測定した。結果を表2に示した。
(比較例1−3)
実施例1と同様の操作により、表1に示した各化合物を用いて記録層前駆体を調製した。表1に示したように、比較例1−3の記録層前駆体は光ラジカル重合開始剤AまたはBのみを含んでいる。また、比較例2の記録層前駆体は、光ラジカル重合開始剤Aと有機過酸化物からなるラジカル重合開始剤を併用している。実施例1と同様の操作により、ホログラム記録媒体を作製した。実施例1と同様の操作により、感度、回折効率およびM/#の測定を行った。結果を表2に示した。
(比較例4)
実施例1と同様の操作により、表1に示した各化合物を用いて媒体前駆体を調製した。表1に示したように、比較例4の記録層前駆体も1種類の光ラジカル重合開始剤Aのみを含んでいるが、エポキシ化合物の硬化触媒を含んでいる。記録層前駆体をPTFEシートのスペーサーを挟んで配置された2枚のガラス基板の間に流し込んだ。これを、遮光して60℃のオーブンで48時間加熱した後、室温に戻して25℃で2日間保管することにより、厚さ200μmの記録層を有するホログラム記録媒体の試験片を作製した。2枚のガラス基板間への前駆体の注入から4日経過した後、実施例1と同様の操作で感度、回折効率およびM/#を測定した。2枚のガラス基板間への前駆体の注入から30日経過した後にも、同様に感度、回折効率およびM/#を測定した。結果を表2に示した。
ここで、表1に表示した略号および商品名をまとめて説明する。
デナコールEX212:1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、エポキシ当量151、ナガセケムテックス、
デナコールEX211:ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、エポキシ当量138、ナガセケムテックス、
TEPA:テトラエチレンペンタミン、
DETA:ジエチレントリアミン、
DDSA:ドデセニルこはく酸、
DBU:1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン、
DMP−30:2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、
VC:N−ビニルカルバゾール、
TBPA:2,4,6−トリブロモフェニルアクリレート、
IC784:イルガキュア784、チバスペシャルティケミカルズ、
IC369:イルガキュア369、チバスペシャルティケミカルズ、
IC819:イルガキュア819、チバスペシャルティケミカルズ、
TPO:ジフェニル−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキサイド、
パーブチルH−69:t−ブチルヒドロパーオキサイド、日本油脂。
Figure 2007047302
Figure 2007047302
図6に実施例1−7および比較例1−4のホログラム記録媒体について、4日後の感度を1としたときの30日後の感度を示す。図7に、実施例1、実施例2、比較例2、比較例3のホログラム記録媒体について、感度の経時変化を示す。図7では50日以上にわたって感度を調べている。なお、図7と表2とでは、評価結果が若干異なっている場合があるが、これは記録層材料の製造ロットの違いによるものである。
表2、図6、図7から、実施例1−7のホログラム記録媒体は、比較例1−4のものに比べて、感度の低下が小さく、保存安定性に優れていることがわかる。
本発明の実施形態に係る透過型ホログラム記録媒体の断面図。 本発明の実施形態に係る透過型ホログラム記録再生装置の概略図。 本発明の実施形態に係る反射型ホログラム記録媒体の断面図。 本発明の実施形態に係る反射型ホログラム記録再生装置の概略図。 実施例1のホログラム記録媒体を用いて角度多重記録再生を行なった際の再生信号を示す図。 実施例1−7および比較例1−4のホログラム記録媒体について、4日後の感度を1としたときの30日後の感度を示す図。 実施例1、実施例2、比較例2、比較例3のホログラム記録媒体について、感度の経時変化を示す図。
符号の説明
10…ホログラム記録媒体、11、12…透明基板、13…スペーサー、14…記録層、15…屈折率変調領域、20…回転ステージ、21…光源装置、22…ビームエキスパンダー、23…旋光用光学素子、24…偏光ビームスプリッター、25…旋光用光学素子、26…ミラー、27…ミラー、28、29…電磁シャッター、30、31…光検出器、32…紫外光源装置、40…ホログラム記録媒体、41、42…透明基板、43…スペーサー、44…反射層、45…記録層、51…光源装置、52…ビームエキスパンダー、53…旋光用光学素子、54…偏光ビームスプリッター、55…透過型空間光変調器、56…偏光ビームスプリッター、57…電磁シャッター、58…偏光ビームスプリッター、59…二分割旋光用光学素子、60…対物レンズ、61…ビームスプリッター、62…結像レンズ、63…二次元光検出器。

Claims (4)

  1. ラジカル重合可能な化合物と、
    チタノセン化合物を含有する光ラジカル重合開始剤Aと、
    アミノアセトフェノン誘導体、アシルホスフィンオキサイド誘導体、ベンジル誘導体、およびチオキサントン誘導体からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含有する光ラジカル重合開始剤Bと
    を含む記録層を具備したことを特徴とするホログラム記録媒体。
  2. 前記光ラジカル重合開始剤Aは下記化学式(1)で表されるチタノセン化合物を含有し、前記光ラジカル重合開始剤Bは下記化学式(2)で表されるアミノアセトフェノン誘導体または下記化学式(3)もしくは下記化学式(4)で表されるアシルホスフィンオキサイド誘導体を含有する
    Figure 2007047302
    ことを特徴とする請求項1に記載のホログラム記録媒体。
  3. 前記記録層はエポキシ化合物と硬化剤との硬化樹脂からなる三次元架橋ポリマーマトリックスを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のホログラム記録媒体。
  4. ラジカル重合可能な化合物と、
    記録光の波長に対して吸収を持つ2種類の光ラジカル重合開始剤AおよびBを含有する記録層を具備し、
    前記光ラジカル重合開始剤Aは記録光よりも長波長に吸収極大を有し、前記光ラジカル重合開始剤Bは最も長波長側にある吸収極大の波長が記録光よりも短波長であることを特徴とするホログラム記録媒体。
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