JP2007046626A - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007046626A
JP2007046626A JP2005228715A JP2005228715A JP2007046626A JP 2007046626 A JP2007046626 A JP 2007046626A JP 2005228715 A JP2005228715 A JP 2005228715A JP 2005228715 A JP2005228715 A JP 2005228715A JP 2007046626 A JP2007046626 A JP 2007046626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
housing
ecu
clutch mechanism
electromagnetic clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005228715A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4760205B2 (ja
Inventor
Ryoichi Fukumoto
良一 福元
Tomoaki Nishimura
登茂昭 西村
Tsutomu Takeuchi
務 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2005228715A priority Critical patent/JP4760205B2/ja
Publication of JP2007046626A publication Critical patent/JP2007046626A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4760205B2 publication Critical patent/JP4760205B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

【課題】 搭載性に優れた駆動装置を提供する。
【解決手段】 駆動装置10は、モータ12と、電磁クラッチ機構と、これらモータ12及び電磁クラッチ機構を制御するECUと、ハウジング11とを備えている。ハウジング11は、電磁クラッチ機構を収容する第1収容部11a及びECUを収容する第2収容部11bを有し、第2収容部11bは、モータ12の一側において、モータ12が重なる重ね部11cと、重ね部11cより厚みを有しモータ12が重ならない非重ね部11dとを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータと、電磁クラッチ機構と、これらモータ及び電磁クラッチ機構を制御する制御装置とを備えた駆動装置に関するものである。
従来、駆動装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この駆動装置は、車体に取着された基台(25)と、この基台に取着されたモータ(14)と、このモータの動力が伝達されるクラッチ機構(53)と、このクラッチ機構により回転されるスプロケット(51)及びプッシュプルチェン(40)を備えた伝達機構(30)と、プッシュプルチェンに取り付けられた磁石マーカー(61)及び基台に取り付けられた検知センサ(62)からなる検出装置(60)と、基台に設けられこの検出装置からの検出信号に基づいてモータを制御する制御装置(72)とを備えている。
特開2002−276242号公報(第1図、第3図)
ところで、特許文献1では、基台にモータ、クラッチ機構、伝達機構、検出装置及び制御装置がそれぞれ配置されているため、大きな配置スペースが必要になり、その搭載に制約を受けることとなっている。
本発明の目的は、搭載性に優れた駆動装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、モータと、電磁クラッチ機構と、これらモータ及び電磁クラッチ機構を制御する制御装置とを備えた駆動装置において、前記電磁クラッチ機構を収容する第1収容部及び前記制御装置を収容する第2収容部を有するハウジングを備え、前記第2収容部は、前記モータの一側において、該モータが重なる重ね部と、該モータが重ならない非重ね部とを備えていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の駆動装置において、前記モータは、扁平円柱状の外形を有しており、前記重ね部は、前記モータの短径方向一側において、該モータが重なることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の駆動装置において、前記制御装置は、前記非重ね部に外部接続用コネクタを配置してなることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の駆動装置において、前記制御装置は、前記非重ね部に前記モータ及び前記電磁クラッチ機構の少なくとも一方の給電用の電力素子を配置してなることを要旨とする。
請求項1に記載の発明では、前記制御装置を収容する第2収容部は、前記モータの一側において、該モータが重なる重ね部と、該重ね部より厚みを有し該モータが重ならない非重ね部とを備えている。従って、例えば前記第2収容部を前記モータを避けるように延出させて配置する場合に比べ、前記重ね部においてこれらを重ねるとともに、該重ね部より厚みを有する前記非重ね部に大容積の部品等を配置して空間を有効利用する分だけ、よりコンパクト化することができ、ひいては駆動装置としての搭載性を向上することができる。
請求項2に記載の発明では、前記重ね部は、前記モータの短径方向一側において、該モータが重ねられることで、例えば前記モータの長径方向に沿う側で重ねられる場合に比べて、重ねたときの嵩張りを抑制することができる。
請求項3に記載の発明では、前記制御装置では、前記モータにより空間確保が制約されない前記非重ね部に外部接続用コネクタが配置される。一般に、前記制御装置の外部接続用コネクタは、その実装のために要する容積が大きくなる。このような外部接続用コネクタを前記非重ね部に配置することで、前記モータに制約されることなく該外部接続用コネクタを実装することができる。
請求項4に記載の発明では、前記制御装置では、前記非重ね部に前記モータ及び前記電磁クラッチ機構の少なくとも一方の給電用の電力素子が配置される。一般に、前記モータは大電力で駆動されるパワー系となるが、同じくパワー系となる前記電力素子は、前記モータに重ならないで該モータから離間される前記非重ね部に配置される。従って、これらモータ及び電力素子が、互いのノイズによって悪影響を及ぼし合うことを抑制することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1、図2、図3及び図4は、それぞれ本実施形態の駆動装置10を示す平面図、底面図、正面図及び左側面図である。また、図5、図6、図7及び図8は、それぞれ図1のA−A線、B−B線、C−C線及びD−D線に沿った断面図である。同図に示されるように、上記駆動装置10は、ハウジング11と、モータ12と、駆動伝達機構部を構成する減速機構13及び摩擦式の電磁クラッチ機構14と、センサ15と、制御装置としての電子制御装置(以下、「ECU」という)16とを備えている(図5〜図8参照)。そして、上記ハウジング11は、ケース17と、ECUカバー18と、モータハウジング19とを備えている。
前記ケース17は、樹脂材からなり、互いに相反する一側及び他側(図5〜図7の上側及び下側)に開口する第1ケース側収容部17a及び第2ケース側収容部17bを一体的に有して断面略S字形状を呈している。そして、上記ケース17の開口側が転向されるこれら第1ケース側収容部17a及び第2ケース側収容部17bの境界部は、隔壁17cを形成している。後述するように、上記第1ケース側収容部17aは、前記電磁クラッチ機構14等を収容する第1空間S1を形成し、上記第2ケース側収容部17bは、前記ECU16を収容する第2空間S2を形成する。これら第1及び第2空間S1,S2は、前記隔壁17cを介して仕切られている。
また、図4、図7及び図8に示されるように、上記第2ケース側収容部17bは、前記第1ケース側収容部17aの表面(図4等における下面)の位置を基準にした表面(図4等における上面)までの高さが高さH1となる高側収容部17dと、同高さが高さH1よりも低い高さH2となる低側収容部17eとを有している。つまり、上記第2ケース側収容部17bは、これら高側収容部17d及び低側収容部17e間の高低差分だけ低側収容部17e側で凹んだ2段形状を有している。そして、前記第2空間S2は、高側収容部17d側に形成された空間S21(図7参照)と、低側収容部17e側に形成された空間S22(図8参照)とを有している。上記空間S21は、空間S22に対し、前記高側収容部17d及び低側収容部17e間の高低差分だけ高さ方向の容積が確保されていることはいうまでもない。
前記モータハウジング19は、前記第1ケース側収容部17aにおいて、前記ケース17に取着されて前記第1空間S1を閉塞する。これらモータハウジング19及び第1ケース側収容部17a(ケース17)は、その外周側の3箇所で、ねじ22(図2及び図5参照)により締結・固定されている。上記モータハウジング19は、第1ケース側収容部17aとともに前記ハウジング11の第1収容部11aを形成する。
前記ECUカバー18は、樹脂材からなり、前記第2ケース側収容部17bにおいて、前記ケース17に取着されて前記第2空間S2を閉塞する。このECUカバー18は、第2ケース側収容部17bとともに前記ハウジング11の第2収容部11bを形成する。
前記モータ12は、扁平円柱状の外形を有するヨークハウジング12aを備えており、その短径方向一側(図3及び図8の下側)において、クッション材21を介して前記低側収容部17e上に載置されている。従って、上記モータ12は、前記ヨークハウジング12aの長径方向が低側収容部17eの表面に平行に延び、短径方向で低側収容部17eの表面に対向する態様で配置されている(図4参照)。そして、上記モータ12は、ヨークハウジング12a及びモータハウジング19が締結されることで、ハウジング11に固定されている。つまり、上記モータ12は、前記高側収容部17d及び低側収容部17e間の高低差分だけ凹んだ空間を利用して低側収容部17e上に重ねて配置されている。そして、前記第2収容部11bは、低側収容部17eに対応して、前記モータ12の一側(図8の下側)において、同モータ12が重なる重ね部11cを有している。また、上記第2収容部11bは、高側収容部17dに対応して、前記モータ12の一側において、同モータ12が重ならない非重ね部11dを有している(図7参照)。前記第2収容部11bの重ね部11cは、前記モータ12の短径方向一側において、同モータ12が重なることで、重ねたときの嵩張りが抑制されている。
図5に示されるように、前記減速機構13及び電磁クラッチ機構14は、前記第1収容部11aに収容されている。詳述すると、上記第1収容部11aには、ベアリング23,24を介してクラッチシャフト25が回転自在に支持されている。このクラッチシャフト25は、外部との間の回転伝達を可能とすべく、軸方向一側(図5の上側)の先端部をモータハウジング19から突出させている。前記減速機構13は、前記モータ12の回転軸に形成されたウォーム31及び同ウォーム31と噛合するウォームホイール32を備えており、これらウォーム31とウォームホイール32との噛合によりモータ12の回転が減速される。上記ウォームホイール32は、前記ベアリング23(モータハウジング19)側となる前記クラッチシャフト25の軸方向中間部において、クラッチシャフト25周りに相対回転自在に支持されている。
なお、前記モータハウジング19には、ベアリング23(外レース)の外径と同等の内径を有してウォームホイール32側に円筒状に突設された軸受部19aが形成されている。一方、前記ウォームホイール32には、上記軸受部19aの外径と同等の内径を有してモータハウジング19側に円筒状に突設された周壁部32aが形成されている。従って、ウォームホイール32は、周壁部32a及び軸受部19a間で摺動する態様でモータハウジング19に回転自在に支持されている。また、上記ウォームホイール32は、前記周壁部32aの軸方向一側の面(図5における上面)が前記モータハウジング19の対向面に当接(摺接)されることで軸方向に位置決めされている。
前記電磁クラッチ機構14は、前記第1空間S1に収容されており、アーマチュア41、ロータ42及び電磁コイル体43を備えている。上記アーマチュア41は、前記クラッチシャフト25周りに相対回転自在に支持されており、前記ウォームホイール32との係合により同ウォームホイール32と一体回転する。
すなわち、上記ウォームホイール32の軸方向他側の面(図5における下面)には、軸方向と平行に突出する複数の突起32bが形成されている。一方、前記アーマチュア41は、磁性材料にて円盤状に形成されており、上記ウォームホイール32のベアリング24側において前記クラッチシャフト25周りに相対回転自在に支持されている。そして、このアーマチュア41には、前記突起32bに対応して軸方向と平行に貫通する複数の係合孔41aが形成されている。上記アーマチュア41は、これら係合孔41aに前記ウォームホイール32の突起32bが嵌合することで、同ウォームホイール32と一体回転するように連結されている。
なお、上記ウォームホイール32及びアーマチュア41の対向面間には、前記突起32b(及び係合孔41a)よりも外周側において、円環状のシール部材40が介在されている。このシール部材40は、前記アーマチュア41の軸方向一側の面(図5における上面)に密着されており、その外周縁部には、前記モータハウジング19の環状をなす軸方向他側の面(図5における下面)が当接されている。つまり、前記ケース17(第1ケース側収容部17a)の形成する第1空間S1は、外周側において、シール部材40により前記減速機構13側と区画されている。上記シール部材40は、ウォーム31(減速機構13)側からアーマチュア41(電磁クラッチ機構14)側への異物(グリースなど)の侵入を抑制するためのものである。
前記ロータ42は、磁性材料にて前記アーマチュア41の外径と同等の外径を有する円盤状に形成されており、同アーマチュア41に対向配置されて前記クラッチシャフト25と一体回転するように圧入固着されている。このロータ42の軸方向一側の面(図5における上面)であるアーマチュア41との対向面42aには摩擦板が埋設されている。従って、上記ロータ42と前記アーマチュア41とは、この摩擦板によって摩擦係合可能となっている。そして、例えばロータ42とアーマチュア41とが摩擦係合すると電磁クラッチ機構14の接合状態が作り出され、両者の摩擦係合が解除されると電磁クラッチ機構14の非接合状態が作り出される。
なお、上記ロータ42は、その軸方向他側の面(図5における下面)に沿って径方向外側に突出する位置決めフランジ42bを有している。そして、前記ロータ42の外周面には、上記位置決めフランジ42b上に置かれて軸方向に位置決めされる態様で、環状のマグネット44が圧入固着されている。従って、このマグネット44は、ロータ42と共に一体に回転する。上記マグネット44は、その表面にS極とN極が交互に磁極化されている。つまり、マグネット44は、複数の極性を持っている。
前記電磁コイル体43は、フィールドコア45と、コイル46とを備えており、軸方向において、ロータ42を挟んでアーマチュア41と対向して配置されている。上記フィールドコア45は、磁性材料にて円環状に形成されており、軸方向他側(図5の下側)に向かって同心で凹設された円周凹部45aが形成されている。前記ロータ42には、軸方向一側(図5の上側)に向かって同心で凹設された環状の凹部42cが形成されており、前記フィールドコア45は、上記円周凹部45aがロータ42に向かって開口するように前記凹部42cに配置されて、その外周側の3箇所で、ねじ47(図2及び図6参照)により前記ケース17(第1ケース側収容部17a)に締結・固定されている。そして、前記コイル46は、環状のボビン48に巻回されて、円周凹部45aに収容・固定されている。上記コイル46の端末は、上記円周凹部45aを径方向外側に貫通する態様で円周凹部45aから導出されて、ハーネス49と電気的に接続されている(図5参照)。
このコイル46は、前記ハーネス49を介して外部から通電されるようになっている。図5に示されるように、前記ケース17の隔壁17cには、上記ハーネス49を挿通するクラッチ用貫通孔17fが形成されており、前記第1空間S1に収容された電磁クラッチ機構14(コイル46)は、前記ハーネス49の端末に設けられたクラッチ側コネクタ49aともども同ハーネス49が上記クラッチ用貫通孔17fを介して第2空間S2内に導入されている。なお、前記第2空間S2を閉塞するECUカバー18には、クラッチ側コネクタ49aの導出されたクラッチ用貫通孔17fを、ハーネス49と干渉しない範囲で塞ぐ突壁部18aが形成されている。従って、上記突壁部18aにより、クラッチ用貫通孔17fを介した第1及び第2空間S1,S2間の連通度合いが抑制されている。
図6に示されるように、前記センサ15は、前記マグネット44の径方向外側においてこれに対向するように配置されている。すなわち、前記ケース17の隔壁17cには、前記第1及び第2空間S1,S2を連通するセンサ用貫通孔17gが形成されている。上記センサ15は、ホールIC基板51及び同ホールIC基板51に実装された検知素子(磁気検知素子)としてのホールIC52を備えており、同センサ15は、そのホールIC基板51により前記センサ用貫通孔17gを塞ぐとともに、同ホールIC基板51の前記第1空間S1に対向する側でホールIC52が前記マグネット44の表面(外周面)に対向される態様で配置されている。つまり、前記隔壁17cの一部は、前記センサ用貫通孔17gを塞ぐホールIC基板51にて形成されており、センサ用貫通孔17gにおいてはホールIC基板51を介して前記第1及び第2空間S1,S2が仕切られている。そして、このホールIC基板51は、その幅方向両側(図6において紙面に直交する奥側及び手前側)の縁部が、前記ケース17に形成された一対の保持壁部17h(図6では紙面に直交する奥側のみ図示)に差込み・保持され、前記ECUカバー18に突出形成されたカバー側保持壁部18bが圧接されることで、これらケース17及びECUカバー18の間に保持されている。
また、前記センサ15は、前記ホールIC基板51の前記第2空間S2に対向する側から延出するフレキシブルワイヤ53により前記ECU16と電気的に接続されている。このセンサ15は、前記マグネット44とともにロータ42の回転状態を検出する回転検出装置を構成しており、ロータ42の回転に伴って対向するS極とN極が交互に入れ替わるマグネット44の極性変化に応じた信号を前記ECU16に出力することで、ロータ42の回転状態の検出に供される。
前記ECU16は、前記第2空間S2(第2収容部11b)に収容・保持されており、同第2空間S2が前記ECUカバー18に閉塞されることで保護されている。このECU16は、各種電気部品を実装するためのECU基板61を備えている。そして、図7に示されるように、例えば上記ECU基板61には、外部接続用コネクタとしてのECUコネクタ62が実装されている。このECUコネクタ62は、前記第2収容部11bの非重ね部11dに配置されている。これは、一般に、実装のために要する容積が大きくなるECUコネクタ62を、高さ方向の容積がより確保されている非重ね部11d(空間S21)に収容するためである。
また、図5に示されるように、上記ECU基板61には、前記クラッチ側コネクタ49aが嵌合・装着されるECU側コネクタハウジング63が実装されている。上記ECU16は、上記クラッチ側コネクタ49aの設けられたハーネス49を介して前記電磁クラッチ機構14(電磁コイル体43)と電気的に接続されている。ECU16は、電磁コイル体43の通電・非通電を制御することで電磁クラッチ機構14を駆動制御する。
さらに、図8に示されるように、上記ECU基板61には、前記モータ12に設けられたモータ側コネクタ12bに嵌合・装着されるECU側コネクタハウジング64が実装されている。上記ECU16は、上記モータ側コネクタ12bを介して前記モータ12と電気的に接続されている。ECU16は、モータ12の通電・非通電を制御することでこれを駆動制御する。
さらにまた、図7に示されるように、上記ECU基板61には、前記モータ12及び前記電磁クラッチ機構14の給電用のリレーなどの各種電力素子(高電力素子)65が実装されている。これら電力素子65は、前記第2収容部11bの非重ね部11dに配置されている。これは、一般に、実装のために要する容積が大きくなる電力素子65を、高さ方向の容積がより確保されている非重ね部11d(空間S21)に収容するためである。
一方、図8に示されるように、上記ECU基板61には、前記電力素子65に比べて低消費電力となるチップ部品などの各種電気部品(低電力素子)66が実装されている。これら電気部品66は、前記第2収容部11bの重ね部11cに配置されている。これは、一般に、実装のために要する容積が小さくなる電気部品66を、重ね部11c(空間S22)を利用して効率的に収容するためである。
つまり、ECU16では、前記モータ12に重ねた部分(重ね部11c)とそうでない部分(非重ね部11d)とで2段形状をなす前記第2収容部11bの、高さの異なるそれぞれの部分に好適な部品が配置されている。
以上により、本実施形態では、前記ハウジング11の第1収容部11aにおいて駆動伝達機構部(減速機構13、電磁クラッチ機構14)が収容され、第2収容部11bにおいてECU16が収容されて、前記モータ12、駆動伝達機構部、前記センサ15及びECU16が一体化されている。
ここで、本実施形態の動作を総括して説明する。例えばECU16により前記電磁コイル体43が通電状態とされると、電磁コイル体43が形成する磁界によりアーマチュア41がロータ42に吸着されて両者が摩擦係合する電磁クラッチ機構14の接合状態となる。この接合状態において、ECU16によりモータ12が駆動されると、ウォームホイール32が回転して、これと一体でアーマチュア41が回転する。そして、アーマチュア41の回転は、ロータ42との摩擦係合によりロータ42に伝わる。これにより、ロータ42が回転して、前記クラッチシャフト25が回転する。
一方、ECU16により前記電磁コイル体43が非通電状態とされ、電磁クラッチ機構14が非接合状態になると、外力によって前記クラッチシャフト25が回転する際に、同クラッチシャフト25とともにロータ42が回転する。このとき、ロータ42の回転はアーマチュア41等に伝達されることはなく、ロータ42はアーマチュア41を滑る。これにより、外力による前記クラッチシャフト25の円滑な回転が許容されている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、ECU16を収容する第2収容部11bは、前記モータ12が重なる重ね部11cと、重ね部11cより厚みを有し前記モータ12が重ならない非重ね部11dとを備えている。従って、例えば前記第2収容部11bを前記モータ12を避けるように延出させて配置する場合に比べ、前記重ね部11cにおいてこれらを重ねるとともに、前記非重ね部11dに大容積の部品等を配置して空間を有効利用する分だけ、よりコンパクト化することができ、ひいては駆動装置10としての搭載性を向上することができる。
(2)本実施形態では、前記重ね部11cは、前記モータ12(ヨークハウジング12a)の短径方向一側において、同モータ12が重ねられることで、例えば前記モータ12の長径方向に沿う側で重ねられる場合に比べて、重ねたときの嵩張りを抑制することができる。
(3)本実施形態では、前記モータ12により空間確保が制約されない前記非重ね部11dにECUコネクタ62が配置される。従って、実装のために要する容積が大きいECUコネクタ62を、前記モータ12に制約されることなく実装することができる。
(4)本実施形態では、前記非重ね部11dに前記モータ12及び前記電磁クラッチ機構14の給電用の電力素子65が配置される。一般に、前記モータ12は大電力で駆動されるパワー系となるが、同じくパワー系となる前記電力素子65は、前記モータ12に重ならないで同モータ12から離間される前記非重ね部11dに配置される。従って、これらモータ12及び電力素子65が、互いのノイズによって悪影響を及ぼし合うことを抑制することができる。
また、実装のために要する容積が大きい電力素子65を、前記モータ12に制約されることなく実装することができる。
(5)本実施形態では、ハウジング11により、モータ12、電磁クラッチ機構14、センサ15及びECU16を一体化したことで、これらを電気的に接続する接続線(ハーネス、コネクタなど)の使用数等を低減することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、モータ12(ヨークハウジング12a)の有する扁平円柱状の外形とは、例えば楕円形、卵形、小判形の各柱状の外形を含む概念である。また、モータ12は、円柱状の外形を有していてもよい。
・前記実施形態において、減速機構13を割愛してもよい。この場合、前記電磁クラッチ機構14をモータ12の回転軸に直結してもよい。特に、このような形態を採用した場合には、前記モータ12の軸方向一側において、ECU16を収容する第2収容部の一部を前記モータ12に重ねて配置してもよい。
・前記実施形態において、第2ケース側収容部17bを第1ケース側収容部17aと同じ側に開口させてもよい。この場合、ケース17に、第1空間S1及び第2空間S2を仕切る隔壁を別途、形成すればよい。あるいは、前記ECUカバーをケース17の底面側に延出させて、隔壁としてもよい。
また、このような形態を採用した場合には、第2空間を閉塞するECUカバーの一部を、モータ12に重ねて配置すればよい。この場合、ECUカバーを、前記第2ケース側収容部17b(高側収容部17d及び低側収容部17e)に準じた2段形状にすればよい。
・前記実施形態において、ロータ42の摩擦板は、アーマチュア41に埋設されていてもよい。また、ロータ42とアーマチュア41とを摩擦係合させるために必ずしも摩擦板は必要ではない。
・前記実施形態において、電磁クラッチ装置は、ロータ42とアーマチュア41とを摩擦係合させて接合状態を得るものでなくてもよく、例えばロータ42及びアーマチュア41に互いに係脱する歯を形成し、両方の歯を噛合させて接合状態を得るものであってもよい。
本発明の一実施形態を示す平面図。 同実施形態を示す底面図。 同実施形態を示す正面図。 同実施形態を示す左側面図。 図1のA−A線に沿った断面図。 図1のB−B線に沿った断面図。 図1のC−C線に沿った断面図。 図1のD−D線に沿った断面図。
符号の説明
10…駆動装置、11…ハウジング、11a…第1収容部、11b…第2収容部、11c…重ね部、11d…非重ね部、12…モータ、12a…ヨークハウジング、13…減速機構、14…電磁クラッチ機構、15…センサ、16…制御装置としてのECU、17…ケース、17a…第1ケース側収容部、17b…第2ケース側収容部、17c…隔壁、17d…高側収容部、17e…低側収容部、18…ECUカバー、19…モータハウジング、62…外部接続用コネクタとしてのECUコネクタ、65…電力素子。

Claims (4)

  1. モータと、電磁クラッチ機構と、これらモータ及び電磁クラッチ機構を制御する制御装置とを備えた駆動装置において、
    前記電磁クラッチ機構を収容する第1収容部及び前記制御装置を収容する第2収容部を有するハウジングを備え、
    前記第2収容部は、前記モータの一側において、該モータが重なる重ね部と、該重ね部より厚みを有し該モータが重ならない非重ね部とを備えていることを特徴とする駆動装置。
  2. 請求項1に記載の駆動装置において、
    前記モータは、扁平円柱状の外形を有しており、
    前記重ね部は、前記モータの短径方向一側において、該モータが重なることを特徴とする駆動装置。
  3. 請求項1又は2に記載の駆動装置において、
    前記制御装置は、前記非重ね部に外部接続用コネクタを配置してなることを特徴とする駆動装置。
  4. 請求項1又は2に記載の駆動装置において、
    前記制御装置は、前記非重ね部に前記モータ及び前記電磁クラッチ機構の少なくとも一方の給電用の電力素子を配置してなることを特徴とする駆動装置。
JP2005228715A 2005-08-05 2005-08-05 駆動装置 Active JP4760205B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005228715A JP4760205B2 (ja) 2005-08-05 2005-08-05 駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005228715A JP4760205B2 (ja) 2005-08-05 2005-08-05 駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007046626A true JP2007046626A (ja) 2007-02-22
JP4760205B2 JP4760205B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=37849617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005228715A Active JP4760205B2 (ja) 2005-08-05 2005-08-05 駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4760205B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8714330B2 (en) 2006-11-07 2014-05-06 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Electromagnetic clutch apparatus
JP2015094455A (ja) * 2013-11-14 2015-05-18 小倉クラッチ株式会社 駆動装置
US10141819B2 (en) 2013-07-10 2018-11-27 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Actuator device and device for controlling opening/closing body of vehicle

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002327576A (ja) * 2001-03-02 2002-11-15 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ドア開閉駆動装置
WO2004072503A1 (en) * 2003-02-10 2004-08-26 Bytec, Inc. Dual motion actuator

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002327576A (ja) * 2001-03-02 2002-11-15 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ドア開閉駆動装置
WO2004072503A1 (en) * 2003-02-10 2004-08-26 Bytec, Inc. Dual motion actuator

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8714330B2 (en) 2006-11-07 2014-05-06 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Electromagnetic clutch apparatus
US10141819B2 (en) 2013-07-10 2018-11-27 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Actuator device and device for controlling opening/closing body of vehicle
JP2015094455A (ja) * 2013-11-14 2015-05-18 小倉クラッチ株式会社 駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4760205B2 (ja) 2011-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4789539B2 (ja) 駆動装置
JP2004180495A (ja) ポンプ駆動用電気モータ
JP4760205B2 (ja) 駆動装置
JP2009201277A (ja) 減速機構付き電動モータ
JP5026028B2 (ja) モータ及びモータの製造方法
JP2007139028A (ja) 電磁クラッチ装置
JP2006304558A (ja) モータ組込みハイポサイクロイド減速機
JP6145391B2 (ja) 駆動装置
JP4760204B2 (ja) 駆動装置
JP6914443B2 (ja) モータ及びバルブタイミング調整装置
US20210384783A1 (en) Rotor, motor and brushless motor
CN113169606A (zh) 转子、马达及雨刮器马达
JP4652925B2 (ja) モータ及びモータの組立方法
WO2018139248A1 (ja) モータ装置
JPH09131034A (ja) モータ制御装置
JP3603035B2 (ja) モータアクチュエータ
JP2006125452A (ja) 電磁クラッチ装置
JP2007046625A (ja) 駆動装置
JP2005224077A (ja) モータ駆動装置
JP5261226B2 (ja) モータ
JP2004159387A (ja) モータ
WO2007040274A1 (ja) 電磁アクチュエータ
JP4876475B2 (ja) 駆動装置
JP2017225239A (ja) モータハウジング、モータ、減速機付モータ
JP2008092754A (ja) 電動モータの休止時回転防止構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110523

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4760205

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3