JP2007046376A - 橋梁の施工方法、橋梁の上部工および展開装置 - Google Patents

橋梁の施工方法、橋梁の上部工および展開装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 通行規制を一層低減させることができ、かつ、建造コストを低減させ得る橋梁の施工方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 橋脚3上に架設すべき上部工5の両側端部の少なくとも一方を中央構造体17に対して橋軸に交差する方向に分割した端部分割体19とし、端部分割体19を中央構造体17に対して揺動可能に連結し、少なくとも一方の端部分割体19は中央構造体17に対して略直交差するような位置に上方に揺動された状態で搬送し、上部工5を橋脚3上に架設し、中央構造体17の床版7上に舗装16を施し部分開通させることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、橋梁の施工方法、橋梁の上部工および展開装置に関するものである。
例えば、交通量の多い幹線道路等において、渋滞の激しい交差点を立体化する工事は過去にも行われてきたが、従来のこのような立体交差の整備事業は、工事自体の施工費をなるべく安価に抑えることを第一に考えられており、工事期間中の幹線道路やその周辺地域の交通渋滞およびそれに伴う都市機能の停滞、工期の長期化に伴う周辺環境の悪化等によって発生する社会的、経済的な損失については一切考慮されていなかった。
近年、こういった二次的な損失も含めて総合的に社会基盤の整備事業を評価しようという提案がなされている。その提案とは、上記のような社会的、経済的な損失を金額に換算し、工事自体の施工費と合わせて整備事業の支出と見なし、その支出額によって整備事業の是非を問おうとするものであり、従来型の整備事業の在り方に一石を投じる試みとして注目を集めている。
立体交差の整備事業において周辺地域に最も影響を与えるのは、いうまでもなく工事による交通渋滞である。工事のために道路の規制や一部車線の通行規制が長期化すれば、工事区域とその周辺地域の交通量が低下して周辺住民の移動が妨げられるだけでなく、物資の流通が停滞して周辺社会の経済活動が損なわれる等、直接的、間接的に多大な損失が発生することは想像に難しくない。さらに、工事が長引き、渋滞が増えることで自動車の排気ガスによる環境汚染が起こることも十分予想される。
このような社会的、経済的な損失をできるかぎり抑えるために最も有効な手だてとは、如何に工期を短くするか、もしくはたとえ全体の工期は長くなっても道路の規制や一部車線の通行規制を如何に最小限に抑えるか、ということである。
この目的に沿うものとして、例えば、特許文献1に示すように、上部工を幅方向に折り畳んで幅を狭めた状態で橋脚上に架設することによって、路下の通行や作業員以外の人間の立ち入りを制限すべき領域を狭くし、路下の通行規制を最小限に留めるものが提案されている。
特開2004−176531号公報
しかしながら、特許文献1に示されるものは、上部工を橋脚に架設し、折り畳まれたものを展開した後、床版の上に舗装等の工事を行なうものであり、橋梁自体の供用開始を急ぐというようなことは十分に考慮されていない。
また、展開に重機や支柱、ワイヤなどの架設機材を用いるので、折り畳まれたものの展開に時間を要するし、高コストであった。
このため、上記要求を満たすには十分とはいえなかった。
本発明は、上記に鑑み、通行規制を一層低減させることができ、かつ、建造コストを低減させ得る橋梁の施工方法、橋梁の上部工および展開装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる橋梁の施工方法は、橋脚上に架設すべき上部工の両側端部の少なくとも一方を中央部に対して橋軸に交差する方向に分割した分割体とし、該分割体を前記中央部に対して揺動可能に連結し、少なくとも一方の前記分割体は前記中央部に対して略直交差するような位置に上方に揺動された状態で搬送し、前記上部工を前記橋脚上に架設し、前記中央部の床版上に舗装を施し部分開通させることを特徴とする。
このように、橋脚上に架設すべき上部工の両側端部の少なくとも一方を中央部に対して橋軸に交差する方向に分割した分割体とし、分割体を中央部に対して揺動可能に連結し、少なくとも一方の分割体は中央部に対して略直交差するような位置に上方に揺動された状態で搬送し、上部工を橋脚上に架設するので、上部工は幅を狭めた状態で架設されることになる。
このため、路下の通行や作業員以外の人間の立ち入りを制限すべき領域を狭くすることができるので、路下の通行規制が最小限に留められる。
また、上部工が架設された状態で、中央部の床版上に舗装が施され、部分開通させられるので、橋梁を早期に供用することができる。
このため、路下の通行規制を橋梁自体で補助できるので、通行規制の影響を一層低減させることができる。
なお、本発明における上部工とは、橋脚上に架設される構造物や、橋脚の上部に設置される横梁を含むものとする。
また、上記発明にかかる橋梁の施工方法では、前記分割体は、前記中央部と前記分割体とを接続する添接板を取付けるボルト穴を活用して前記中央部対して略直交差するような位置に支持されることを特徴とする。
このように、分割体は、中央部と分割体とを接続する添接板を取付けるボルト穴を活用して中央部対して略直交差するような位置に支持されるので、分割体を支持する部材を取付けるための加工を不要とでき、その分工事費用を低減させることができる。
また、上記発明にかかる橋梁の施工方法は、前記分割体の設置後、前記中央部と前記分割体との間に展開装置を装着し、該展開装置を駆動して前記分割体を前記中央部の延長部となるように展開することを特徴とする。
本発明によれば、上部工の架設後、中央部の舗装作業と並行し、あるいはそれが終了した後、中央部と分割体との間に展開装置を装着し、展開装置を駆動して分割体を中央部の延長部となるように展開する。
このため、上部工の架設時には、上部工は幅を狭めた状態で架設されることになるので、路下の通行や作業員以外の人間の立ち入りを制限すべき領域を狭くすることができるので、路下の通行規制が最小限に留められる。
また、展開作業時には、橋梁の部分供用が行なわれているので、通行規制の影響を一層低減させることができる。
さらに、展開装置は、取外して他の上部工の展開作業に用いることができるので、設備コストを安価とすることができる。
また、上記発明にかかる橋梁の施工方法は、前記展開装置として円弧状ジャッキ機構を用いることを特徴とする。
このように、展開装置として円弧状ジャッキ機構を用いるので、分割体を滑らかに展開させることができる。
また、展開に重機や支柱、ワイヤなどの架設機材を用いることがないので、展開作業を安価に行うことができる。
また、上記発明にかかる橋梁の施工方法では、前記展開装置は、一端が前記中央部と前記分割体との連結部に揺動可能に支持されたガイド部材、該ガイド部材とともにあるいは該ガイド部材に対してその軸線方向に移動可能に設けられたガイド駒、該ガイド駒を前記ガイド部材に沿って移動させる駆動部材、両端が前記ガイド駒と前記中央部とに揺動可能に取り付けられた第一連結部材、および両端が前記ガイド駒と前記分割体とに揺動可能に取り付けられた第二連結部材で構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、架設された上部工にガイド部材、ガイド駒、駆動部材、第一連結部材および第二連結部材を取り付け、駆動部材を作動させ、ガイド駒を中央部と分割体との連結部に向けてガイド部材とともにあるいはガイド部材に対してその軸線方向に移動させる。こうすると、第一連結部材および第二連結部材のガイド部材に対する角度が大きくなり、第一連結部材の中央部への取付位置と第二連結部材の分割体への取付位置との間隔が大きくなるので、分割体は外側に傾斜するように揺動でき、最終的には中央部の延長部となるように展開される。
この時、展開装置を構成する各部材には、単純な引張力と圧縮力が作用するのみであるので、設計し易く、かつ、安全な構成とすることができる。
また、展開に重機や支柱、ワイヤなどの架設機材を用いることがないので、展開作業を安価に行うことができる。
また、上記発明にかかる橋梁の施工方法では、前記ガイド駒は、前記ガイド部材に対して所定距離毎に固定されるように構成され、前記駆動部材は、前記ガイド部材に対して所定距離毎に固定されるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ガイド駒をガイド部材に固定し、駆動部材をガイド部材の軸方向に移動して固定する。この状態でガイド駒の固定を外し駆動部材によって移動させる。ガイド駒が所定距離移動すると、ガイド駒をガイド部材に固定する。これを繰り返して、ガイド駒を中央部と分割体との連結部に向けて移動させることによって、分割体は中央部の延長部となるように展開される。
このように、駆動部材は一定のストロークを有するものでよいので、例えば、汎用の油圧ジャッキを用いることができ、製品コストを安価とすることができる。
また、上記発明にかかる橋梁の施工方法では、前記ガイド部材は、油圧シリンダとされ、ピストンロッドの先端部が前記中央部と前記分割体との連結部に揺動可能に支持され、前記ガイド駒は前記油圧シリンダの本体に固定されて取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ピストンロッドを伸長させた状態で装着し、ピストンロッドを縮小させることによって、本体に固定されたガイド駒は中央部と分割体との連結部に近づくことになる。これによって、分割体は中央部の延長部となるように展開される。
このように、油圧シリンダの一回の操作によって分割体を展開できるので、展開作業を容易に行うことができる。
また、油圧シリンダが駆動部材を兼用することになるので、その分製品コストを安価とすることができる。
また、上記発明にかかる橋梁の施工方法では、前記ガイド部材はネジ軸とされ、前記駆動部材は、前記ガイド駒に取り付けられ、前記ネジ軸と螺合するウォームホイールを有するウォームジャッキとされていることを特徴とする。
本発明によれば、ウォームジャッキを作動してウォームホイールを回転させると駆動部材はネジ軸に沿って移動し、駆動部材が取り付けられたガイド駒はネジ軸に沿って移動することになる。
ガイド駒を中央部と分割体との連結部に近づけると、分割体は中央部の延長部となるように展開される。
ウォームジャッキの作動を止めればネジ軸に沿う移動は確実に止めることができるので、展開作業を安全に行うことができる。
また、上記発明にかかる橋梁の施工方法では、前記駆動部材は、一端が前記ガイド駒に取り付けられたネジ軸と、前記ガイド部材の先端に固定して取り付けられ、前記ネジ軸と螺合するウォームホイールを有するウォームジャッキと、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、ウォームジャッキを作動してウォームホイールを回転させるとネジ軸はガイド部材に沿って移動し、ネジ軸の一端に取り付けられたガイド駒はガイド部材に沿って移動することになる。
ガイド駒を中央部と分割体との連結部に近づけると、分割体は中央部の延長部となるように展開される。
ウォームジャッキの作動を止めればネジ軸に沿う移動は確実に止めることができるので、展開作業を安全に行うことができる。
本発明にかかる橋梁の上部工は、両側端部の少なくとも一方を中央部に対して橋軸に交差する方向に分割された分割体とし、該分割体は前記中央部に対して揺動可能に連結されており、前記中央部と前記分割体とを接続する添接板を取付けるボルト穴を活用して前記中央部に対して前記分割体を略直交差するような位置に支持させる支持部材が備えられていることを特徴とする。
本発明によれば、両側端部の少なくとも一方を中央部に対して橋軸に交差する方向に分割した分割体とし、分割体を中央部に対して揺動可能に連結し、少なくとも一方の分割体は中央部に対して略直交差するような位置に上方に揺動された状態とされる。この状態は、中央部と分割体とを接続する添接板を取付けるボルト穴を活用して取り付けられる支持部材によって維持される。この状態で橋脚へ搬送された上部工を橋脚上に架設するので、上部工は幅を狭めた状態で架設されることになる。
このため、路下の通行や作業員以外の人間の立ち入りを制限すべき領域を狭くすることができるので、路下の通行規制が最小限に留められる。
また、上部工が架設された状態で、中央部の床版上に邪魔な部材が存在しないので、舗装を施すことができる。このため、上部工の中央部は部分開通させることができるので、橋梁を早期に供用することができる。
このため、路下の通行規制を橋梁自体で補助できるので、通行規制の影響を一層低減させることができる。
さらに、中央部に対して分割体を略直交差するような位置に支持させる支持部材が中央部と分割体とを接続する添接板を取付けるボルト穴を活用して取り付けられているので、支持部材を取付けるために別途加工する必要がなく、その分安価に製造することができる。
また、上記発明にかかる橋梁の上部工は、前記中央部と前記分割体とに展開装置を取付けるために取付部材が設置されていることを特徴とする。
このように、中央部と前記分割体とに展開装置を取付けるために取付部材が設置されているので、展開装置を容易に設置することができる。
本発明にかかる展開装置は、橋脚上に架設すべき上部工の両側端部の少なくとも一方を中央部に対して橋軸に交差する方向に分割された分割体からなり、前記中央部に対して前記分割体を略直交差するような位置に支持させた前記分割体を前記中央部の延長部となるように展開する展開装置であって、一端が前記中央部と前記分割体との連結部に揺動可能に支持されたガイド部材と、該ガイド部材とともにあるいは該ガイド部材にその軸線方向に移動可能に設けられたガイド駒と、該ガイド駒を前記ガイド部材に沿って移動させる駆動部材と、両端が前記ガイド駒と前記中央部とに揺動可能に取り付けられた第一連結部材と、両端が前記ガイド駒と前記分割体とに揺動可能に取り付けられた第二連結部材とが備えられていることを特徴とする。
本発明によれば、架設された上部工にガイド部材、ガイド駒、駆動部材、第一連結部材および第二連結部材を取り付け、駆動部材を作動させ、ガイド駒を中央部と分割体との連結部に向けてガイド部材とともにあるいはガイド部材に対してその軸線方向に移動させる。こうすると、第一連結部材および第二連結部材のガイド部材に対する角度が大きくなり、第一連結部材の中央部への取付位置と第二連結部材の分割体への取付位置との間隔が大きくなるので、分割体は外側に傾斜するように揺動し、最終的には中央部の延長部となるように展開される。
この時、展開装置を構成する各部材には、単純な引張力と圧縮力が作用するのみであるので、設計し易く、かつ、安全な構成とすることができる。
また、上記発明にかかる展開装置では、前記ガイド駒は、前記ガイド部材に対して所定距離毎に固定されるように構成され、前記駆動部材は、前記ガイド部材に対して所定距離毎に固定されるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ガイド駒をガイド部材に固定し、駆動部材をガイド部材の軸方向に移動して固定する。この状態でガイド駒の固定を外し駆動部材によって移動させる。ガイド駒が所定距離移動すると、ガイド駒をガイド部材に固定する。これを繰り返して、ガイド駒を中央部と分割体との連結部に向けて移動させることによって、分割体は中央部の延長部となるように展開される。
このように、駆動部材は一定のストロークを有するものでよいので、例えば、汎用の油圧ジャッキを用いることができ、製品コストを安価とすることができる。
また、上記発明にかかる展開装置では、前記ガイド部材は、油圧シリンダとされ、該油圧シリンダのピストンロッドの先端部が前記中央部と前記分割体との連結部に揺動可能に支持され、前記ガイド駒は前記油圧シリンダの本体に固定されて取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ピストンロッドを伸長させた状態で装着し、ピストンロッドを縮小させることによって、本体に固定されたガイド駒は中央部と分割体との連結部に近づくことになる。これによって、分割体は中央部の延長部となるように展開される。
このように、油圧シリンダの一回の操作によって分割体を展開できるので、展開作業を容易に行うことができる。
また、油圧シリンダが駆動部材を兼用することになるので、その分製品コストを安価とすることができる。
また、上記発明にかかる展開装置では、前記ガイド部材はネジ軸とされ、前記駆動部材は、前記ガイド駒に取り付けられ、前記ネジ軸と螺合するウォームホイールを有するウォームジャッキとされていることを特徴とする。
本発明によれば、ウォームジャッキを作動してウォームホイールを回転させると駆動部材はネジ軸に沿って移動し、駆動部材が取り付けられたガイド駒はネジ軸に沿って移動することになる。
ガイド駒を中央部と分割体との連結部に近づけると、分割体は中央部の延長部となるように展開される。
ウォームジャッキの作動を止めればネジ軸に沿う移動は確実に止めることができるので、展開作業を安全に行うことができる。
また、上記発明にかかる展開装置では、前記駆動部材は、一端が前記ガイド駒に取り付けられたネジ軸と、前記ガイド部材の先端に固定して取り付けられ、前記ネジ軸と螺合するウォームホイールを有するウォームジャッキと、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、ウォームジャッキを作動してウォームホイールを回転させるとネジ軸はガイド部材に沿って移動し、ネジ軸の一端に取り付けられたガイド駒はガイド部材に沿って移動することになる。
ガイド駒を中央部と分割体との連結部に近づけると、分割体は中央部の延長部となるように展開される。
ウォームジャッキの作動を止めればネジ軸に沿う移動は確実に止めることができるので、展開作業を安全に行うことができる。
本発明にかかる橋梁の施工方法は、橋脚上に架設すべき上部工の両側端部の少なくとも一方を中央部に対して橋軸に交差する方向に分割した分割体とし、該分割体を前記中央部に対して揺動可能に連結し、前記中央部と前記分割体との間に請求項12から請求項16のいずれかに記載の展開装置が取り付けられ、少なくとも一方の前記分割体を前記中央部の上に積み重ねるように折り畳んだ状態で前記上部工を搬送し、前記上部工を前記橋脚上に架設し、前記展開装置によって前記分割体を前記中央部の延長部分となるように展開することを特徴とする。
このように、上部工は少なくとも一方の分割体は前記中央部の上に折り畳んで搬送され、橋脚上に架設されるので、上部工は幅を狭めた状態で架設されることになる。また、上部工の架設後、展開装置を駆動して分割体を中央部の延長部分となるように展開する。
このため、路下の通行や作業員以外の人間の立ち入りを制限すべき領域を狭くすることができるので、路下の通行規制が最小限に留められる。
なお、展開時に分割体を適宜手段によって少し傾斜させてから展開装置による展開作業を行うのが好適である。
このようにすると、展開装置の作動を滑らかに行なうことができる。
橋脚上に架設すべき上部工の両側端部の少なくとも一方を中央部に対して橋軸に交差する方向に分割した分割体とし、該分割体を前記中央部に対して揺動可能に連結し、少なくとも一方の前記分割体を前記中央部の上に積み重ねるように折り畳んだ状態で前記上部工を搬送し、前記上部工を前記橋脚上に架設し、前記分割体を所定角度揺動させた後、前記中央部と前記分割体との間に請求項12から請求項16のいずれかに記載の展開装置を取り付け、前記展開装置によって前記分割体を前記中央部の延長部分となるように展開することを特徴とする。
このように、上部工は少なくとも一方の分割体は前記中央部の上に折り畳んで搬送され、橋脚上に架設されるので、上部工は幅を狭めた状態で架設されることになる。また、上部工の架設後、分割体を所定角度揺動させて、請求項12から請求項16のいずれかに記載の展開装置を取付ける。そして、展開装置を駆動して分割体を中央部の延長部分となるように展開する。
このため、路下の通行や作業員以外の人間の立ち入りを制限すべき領域を狭くすることができるので、路下の通行規制が最小限に留められる。
このようにすると、展開装置の作動を滑らかに行なうことができる。
上記発明において、前記展開装置によって前記分割体を前記中央部に対して略直交差する位置まで展開し、前記中央部の床版上に舗装を施し部分開通させることを特徴とする。
このように、展開装置によって分割体を中央部に対して略直交差する位置まで展開し、中央部の床版上に舗装を施し部分開通させるので、橋梁を早期に供用することができる。
このため、路下の通行規制を橋梁自体で補助できるので、通行規制の影響を一層低減させることができる。
本発明によれば、上部工は幅を狭めた状態で架設されることになるので、路下の通行や作業員以外の人間の立ち入りを制限すべき領域を狭くすることができ、路下の通行規制が最小限に留められる。
また、上部工が架設された状態で、中央部の床版上に舗装が施され、部分開通させられるので、橋梁を早期に供用することができる。
このため、路下の通行規制を橋梁自体で補助できるので、通行規制の影響を一層低減させることができる。
以下、本発明の実施形態について、図を参照して説明する。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態について、図1から図15を用いて説明する。
本実施形態は、供用されている道路10の上に高架道路として用いられる橋梁1を建設するものである。
図1は、建設されている橋梁1の概略構成を示す断面図である。
橋梁1には、橋脚3と、上部工5とが備えられている。
橋脚3は、地中に設置された基礎の上に設置される鋼製あるいはコンクリート製の構造物である。本実施形態では、道路10の中央分離帯を利用して橋脚3を設置しているので、いわゆるT型構造とされている。
なお、例えば、道路10の側部を利用する場合には、門型構造とされるように、設置場所等の条件に応じて適宜形状を用いることができる。
橋脚3は、橋軸方向に所定間隔を空けて複数設置される。
上部工5は、橋脚3上に架設される構造物である。上部工5は、橋軸方向の長さが例えば、4〜5m程度に構成されている。
上部工5には、床版7と、縦リブ9と、横リブ11と、主桁13とが備えられている。
床版7は、鋼製の板であり、橋軸方向に延設されている。床版7の上面に舗装16が施され走行路が形成される。
縦リブ9は、鋼製で、例えば、U字形の閉断面を有し、床版7の橋軸方向に延設されている。縦リブ9は、幅方向に複数条配置され、それぞれ床版7の下面に溶接されている。
横リブ11は、鋼製で、床版7の橋軸方向に間隔をあけて複数設置されている。それぞれの横リブ11は、床版7の下面に幅方向に延在して配置され、縦リブ9を回避する部分で床版7に溶接されている。
縦リブ9と横リブ11とで升目状の構造が形成され、床版7を支持するように構成されている。
主桁13は、床版7、縦リブ9および横リブ11等を支持するもので、鋼製の箱桁構造をし、橋脚3の上に橋軸方向に延設されている。
床版7、縦リブ9、横リブ11および主桁13はブロック単位で組み立てられる。隣接するブロック同士が、添接板15によって連結されて上部工5が形成されている。
添接板15は、2枚が例えば、横リブ11を表裏から挟むように配置されボルトで固定されることによってブロック同士を接合する。
上部工5は、橋軸に交差する方向(幅方向)に、中央部構造体(中央部)17と端部分割体(分割体)19,19とに三分割されている。
中央構造体17は、幅方向の長さが少なくとも2車線よりも大きく構成されている。
各端部分割体19,19は、連結部材21によって中央構造体17に対して揺動可能に連結されている。
なお、状況によっては、一方の端部分割体19は中央構造体17と一体に構成させてもよい。
端部分割体19は、その下方への揺動端においてその内側端面23が中央構造体17の外側端面25と相対するように取り付けられている。この位置において、端部分割体19は中央構造体17の延長部を構成する。
端部分割体19の内側端面23と中央構造体17の外側端面25との近傍には、中央構造体17と端部分割体19とを接合する添接板15を取付けるためのボルト穴27が複数設けられている。
支持部材29は、端部分割体19が中央構造体17に対して略直交するように上方へ揺動された場合に、端部分割体19を支持するものである。
支持部材29は、図2に示すように、支持棒31と、支持棒31の両端部にそれぞれ固定された取付板33とで構成されている。
取付板33には、ボルト穴35が複数設けられている。支持部材29は、端部分割体19と中央構造体17とに設けられたボルト穴27を利用して取付板33がボルトによって取り付けられるように構成されている。
なお、支持部材29の取付板33は、図3に示されるように中央構造体17(あるいは端部分割体19)の端部に仮付けした添接板15の外側から取付けるようにしてもよい。
連結部材21は、図4および図5に示されるように、中央構造体17の上面端部に取付られた2枚の板で形成される中央ブラケット37、端部分割体19の上面端部に取付られた2枚の板で形成される端部ブラケット39、および中央ブラケット37と端部ブラケット39との先端部を回動可能に連結するピン41とから構成されている。
連結部材21のピン41には、中央ブラケット37および端部ブラケット39によって挟まれるように取付座43が回動可能に取り付けられている。
取付座41は、後述する展開装置45を取付けるためのものである。
このように、取付座43が、連結部材21に取り付けられているので、後述の展開装置45の設置が容易となる。
連結部材21は、図6および図7に示されるように、ピン41’を中央ブラケット37’および端部ブラケット39’よりも外側に突出させるように構成してもよい。
このようにすると、取付座43を予め設置しておかなくても、取付座43’を二分割してそれぞれピン41’の端部に設置するようにできるので、後述の展開装置45の設置が容易となる。
端部分割体19が中央構造体17に対して略直交するように上方へ揺動されて架設された上部工5において、端部分割体19を下方へ揺動させる展開装置45について図8から図13を参照して説明する。
図8は、端部分割体19が中央構造体17の延長部を構成するように展開された状態を示す平面図(他方の端部分割体19は図示省略)である。
展開装置45は、上部工5の橋軸方向50に沿って二ヶ所に、橋軸方向50の端部からそれぞれ略四分の一長さの位置に設けられるように構成されている。
展開装置45には、ガイド柱(ガイド部材)47と、連結フランジ(ガイド駒)49と、中央連結棒(第一連結部材)51と、端部連結棒(第二連結部材)53と、油圧ジャッキ(駆動部材)55とが備えられている。
ガイド柱47は、断面コ字形状の2本のアングル材が開口部を対向させて配置され、アングル材の間に隙間61(図10、13参照)が設けられるように構成されている。
ガイド柱47の両端部にはフランジ57が設けられている。一方のフランジ57は取付座43にボルトによって固定されている。このため、ガイド柱47は、連結部材21のピン41を中心として揺動可能とされていることになる。他方のフランジ57には蓋59が取り付けられている。
取付座43および蓋59は、隙間61を維持する補強の機能を有している。
ガイド柱47の隙間61の存在しない面には、長手方向に所定間隔を空けて複数のピン挿入穴63が同じ位置に設けられている。
連結フランジ49は、略長円形状をした板材で、ガイド柱47の幅よりも大きい長さに構成されている。
連結フランジ49は、ガイド柱47の隙間61に摺動自在に挿着されている。
連結フランジ49の上部にガイド柱47の周囲を囲繞する矩形断面の角型ガイド65が取り付けられている。角型ガイド65は、連結フランジ49をガイド柱47に対して一定位置関係で移動させとともにガイド柱47の変形を防止する機能を有する。
連結フランジ49には、幅方向60においてピン挿入穴63に相当する位置にピン挿入穴(図示省略)が設けられている。連結フランジ49は、これらの位置が一致した時、図示しないピンを挿入することによってガイド柱47に沿った移動を止められる。
中央連結棒51は、中央構造体17と連結フランジ49とを連結するものであり、両端部がそれぞれ中央構造体17の上面に固定された中央連結ブランケット67と連結フランジ49とに揺動自在に取り付けられている。
端部連結棒53は、端部分割体19と連結フランジ49とを連結するものであり、両端部がそれぞれ端部分割体19の上面に固定された端部連結ブランケット69と連結フランジ49とに揺動自在に取り付けられている。
油圧ジャッキ55は、ガイド柱47の内部空間に挿入され、ピン挿入穴63に挿入されるピン71によって移動を止められるように構成されている。
油圧ジャッキ55の下部にガイド柱47の周囲を囲繞する矩形断面の角型ガイド66が取り付けられている。角型ガイド66は、油圧ジャッキ55をガイド柱47に対して一定位置関係で移動させとともにガイド柱47の変形を防止する機能を有する。
油圧ジャッキ55のピストンロッド73の先端は連結フランジ49の下部に固定可能とされている。油圧ジャッキ55のピストンロッド73の伸縮ストロークは、ピン挿入穴63の設置間隔よりも少し長い程度でよい。
隣り合う展開装置45の間には、展開装置45の倒れるのを防止する倒れ防止部材73が取り付けられている。
倒れ防止部材73は、ガイド柱47の上端部同士を連結する水平補強梁75および水平補強梁75の略中間部とガイド柱47に下端部とを連結する一対の傾斜補強梁77で構成されている。
以上説明した本実施態様にかかる橋梁1の施工方法について説明する。
まず、橋脚3を所定位置に建設する。
橋脚3の設置が進んだ段階で、工場で製造された上部工5は、橋梁施工位置付近に配設された組立ヤード内に搬送されてくる。
このように、橋梁施工位置付近に組立ヤードを配設することで、道路10脇に組立ヤードを設置する場合に比し、道路10上の交通を遮断したり、交通規制を行ったりする必要がない状態で通行車線を確保できるので、二次渋滞の発生を大幅に減少させることができる。
この上部工5は、図1に示すように、両側の端部分割体19,19が、上方へ揺動され、中央構造体17に対して略直交するような位置関係とされている。支持部材29が添接板15取り付け用のボルト穴27を利用して取り付けられ、端部分割体19を支持している。
このように、端部分割体19を支持する支持部材25は、中央構造体17と端部分割体19とを接続する添接板15を取付けるボルト穴27を活用して取り付けられているので、支持部材29を取付けるために別途加工する必要がなく、その分安価に製造することができる。
組立ヤード内では、この上部工5を移動多軸台車上で複数連結して所定長さに組み立てる。
組み立てた所定長さの上部工は、移動多軸台車によって所定の架設位置まで搬送され、橋脚3上に架設される。
このように、上部工5を移動多軸台車上で複数連結して所定長さに組み立てるので、一端道路10の近くで複数連結することが必要なくなり、工期の短縮を図ることができる。
また、組立ヤード内で組み立てた所定長さの上部工5を移動多軸台車によって所定の架設位置まで搬送するので、他の車線に何ら影響を与えることなく所定の架設位置まで確実に搬送することができ、より一層二次渋滞の発生を減少させることができる。
この時、端部分割体19は中央構造体17に対して略直交するような位置に上方に揺動された状態で処理されるので、上部工5は幅を狭めた状態で架設されることになる。
このため、路下の通行や作業員以外の人間の立ち入りを制限すべき領域を狭くすることができるので、路下の通行規制を最小限に留めることができる。
上部工5の架設が進行すると、架設された上部工5において中央構造体17の床版7上に舗装16が施工される。同時に、中央分離帯79およびガードレール81が設置される。
全ての上部工5が架設され、中央構造体17の床版7上の舗装16等が完了すると、片側1車線(両側2車線)について一般車両の通行(供用)を開始する。
このように、上部工5が架設された状態で、中央構造体17の床版7上に舗装16等が施され、部分開通させられるので、橋梁1を早期に供用することができる。
このため、路下の通行規制を橋梁1自体で補助できるので、通行規制の影響を一層低減させることができる。
舗装工事中あるいは部分開通後、端部分割体19を順次水平状態とし、中央構造体17の延長部分となるように展開することになる。
まず、展開装置45の設置作業について説明する。
まず、ガイド柱47のフランジ57を取付座43にボルトで固定し、ガイド柱47を設置する。
次いで、ガイド柱47の蓋59を外し、油圧ジャッキ55をガイド柱47の内部に挿入する。油圧ジャッキ55は、図11に示す位置に位置させ、ピン挿入穴63にピン71を挿入して下部を固定(ピン固定)することで固定される。
次いで、連結フランジ49をガイド柱47の隙間61に挿入し、図11に示す位置に位置させ、ピン挿入穴63に図示省略のピンを挿入して固定(ピン固定)する。
中央構造体17の中央連結ブラケット67と連結フランジ49との間に、中央連結棒51を取付ける。
端部分割体19の端部連結ブラケット69と連結フランジ49との間に、端部連結棒53を取付ける。
ガイド柱47の蓋59を閉じる。
油圧ジャッキ55を作動してピストンロッド73を伸長させ、ピストンロッド73の先端を連結フランジ49の下部に当接させ固定する。油圧ジャッキ55の作動を停止する。
その後、支持部材29を取り外す。これにより、端部分割体19が外側に傾斜しようとする動きに伴い、中央連結棒51、連結フランジ49および端部連結棒53には引張力が作用する。これにより連結フランジ49は下方に移動しようとするので、連結フランジ49を固定しているピンには圧縮力が作用する。
この圧縮力は、ピンを介してガイド柱47が支持することになる。
なお、初期状態として、端部分割体19が内側に傾斜していた場合には、外側に傾斜するまでは、これらの力関係は逆、すなわち、引張力は圧縮力に、圧縮力は引張力となる。
次に、このように設置された展開装置45による展開作業について説明する。
まず、油圧ジャッキ55を作動してピストンロッド73を伸長させ、連結フランジ49を若干押上げる。
これにより、連結フランジ49にかかる下方に移動しようとする力は油圧ジャッキ55によって受けもたれ、ピン71を介してガイド柱47が支持することになる。
この状態、連結フランジ49のピン固定を解除(ピンを抜く)する。
次いで、油圧ジャッキ55のピストンロッド73を徐々に縮長させる。
ピストンロッド73を徐々に縮長させると、連結フランジ49に作用する下方へ移動しようとする力によって、連結フランジ49は徐々に下方へ移動することになる。
連結フランジ49がガイド柱47に沿って、下方に移動すると、中央連結棒51と端部連結棒53とで形成される角度は大きくなる。これによって、端部分割体19が外側に傾斜しようとする動きが許容されるので、端部分割体19は徐々に外側に傾斜する。
連結フランジ49が、油圧ジャッキ55のストローク程度移動して、ピン固定できる位置に移動したところで、油圧ジャッキ55の作動を止め、連結フランジ49をピン固定する。これにより、荷重は連結フランジ49およびピンを介してガイド柱47が支持することになる。
この状態で、油圧ジャッキ55のピストンロッド73を伸長させると、本体が下降する。油圧ジャッキ55のストローク程度移動して、ピン固定できる位置に移動したところで、油圧ジャッキ55の作動を止め、油圧ジャッキ55をピン固定する。
以上の動作を繰り返すことによって、連結フランジ49をガイド柱に沿って間欠的に連結部材21に向けて移動させることによって、端部分割体19は図12の状態を経て、図9に示されるように中央構造体17の延長部分となるように展開される。
この時、展開装置45を構成する各部材には、単純な引張力と圧縮力が作用するのみであるので、設計し易く、かつ、安全な構成とすることができる。
また、油圧ジャッキ55は一定のストロークを有するものでよいので、例えば、汎用の油圧ジャッキを用いることができ、製品コストを安価とすることができる。
さらに、展開作業に重機や支柱、ワイヤなどの架設機材を用いることがないので、展開作業を安価に行うことができる。
また、展開作業が展開装置45の内側への出っ張り範囲内で行なうことができるので、供用された部分開通部分の通行に影響を及ぼさずに展開作業を行うことができる。
端部分割体19が展開されると、添接板15によって端部分割体19と中央構造体17とを接合する接合作業に入る。
この時、端部分割体19および中央構造体17に設けられたボルト穴27の位置と添接板15のボルト穴の位置を一致させる必要がある。
図14に示されるように、中央構造体17および端部分割体19の下面に設けられた添接板15のボルト穴を用いて、それぞれL字型断面形状を有する調整ブラケット83,83が、L字の短辺部が対向して向き合うように取り付けられる。
中央構造体17に取り付けられた調整ブラケット83のL字の短辺部には、調整ボルト85が端部分割体19に向けて進退するように取り付けられている。
この調整ボルト85によって端部分割体19に取り付けられた調整ブラケット83を押せば、中央構造体17と端部分割体19との隙間が拡大する。
調整ブラケット83を引っ込めれば端部分割体19はその重量によって下方に移動するので、中央構造体17と端部分割体19との隙間が減少する。
このように調整ボルト85の出し入れによって中央構造体17と端部分割体19との隙間を調整して、端部分割体19および中央構造体17に設けられたボルト穴27の位置と添接板15のボルト穴の位置を一致させることができる。
この状態として、添接板15を装着して中央構造体17と端部分割体19とを接合する(図15参照)と、展開作業が完了する。
そして、供用中の部分以外の床版7上に舗装等を施工し、橋梁1が完成する。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図16および図17を用いて説明する。
本実施形態では、第一実施形態とは、展開装置45の構成が異なっている。よって、本実施形態においては、この相違点について説明し、その他の部分については重複した説明を省略する。
なお、第一実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図16は、展開装置45を装着した状態を示し、図17は、端部分割体19を展開した状態を示す部分正面図である。
本実施形態にかかる展開装置45には、本発明のガイド部材として、油圧シリンダ87が用いられている。
油圧シリンダ87のピストンロッド89の先端部が、連結部材21のピン41に回動可能に取り付けられている。
本実施形態における連結フランジ49は、中空円筒部と、中空円筒部の対向する両側面から突起して設けられたフランジ部と、から構成されている。
連結フランジ49は、中空円筒部が油圧シリンダ87の本体91に外挿され、本体91に固定して取り付けられるように構成されている。
中央連結棒51の両端は、中央連結ブラケット67と、連結フランジ49のフランジ部と、にそれぞれ回動自在に取り付けられている。
端部連結棒53の両端は、端部連結ブラケット69と、連結フランジ49のフランジ部と、にそれぞれ回動自在に取り付けられている。
端部分割体19は、端部連結棒53、油圧シリンダ87および中央連結棒52を介して中央構造体17に支持されている。
連結フランジ49は、油圧シリンダ87(ピストンロッド89)の伸縮に伴い連結部材21に向かう方向に沿って移動することとなる。
なお、展開装置45は、第一実施形態と同様に、橋軸方向50に間隔を空けて2ヶ所に取り付けられる。
これら展開装置45の間には、本体91同士を略水平に連結して図示しない水平補強梁が設けられている。この水平補強梁は展開装置45の倒れ防止の機能を有するものである。
以上説明した本実施態様にかかる橋梁1の施工方法について説明する。
上部工5を架設し、中央構造体17の床版7上に舗装16を施工し、部分開通するまでは、前述の第一実施形態と同じであるので、ここでは重複した説明を省略する。
展開装置45の装着作業および展開作業について説明する。
まず、油圧シリンダ87のピストンロッド89を伸長させた状態で、ピストンロッド89の先端を連結部材21のピン41に回動可能に取付ける。
連結フランジ49の円筒部を油圧シリンダ87の本体91に嵌合させ、所要位置に固定する。
中央構造体17の中央連結ブラケット67と連結フランジ49との間に、中央連結棒51を取付ける。
端部分割体19の端部連結ブラケット69と連結フランジ49との間に、端部連結棒53を取付ける。
その後、支持部材29を取り外す。これにより、端部分割体19が外側に傾斜しようとする動きに伴い、中央連結棒51、連結フランジ49および端部連結棒53には引張力が作用する。これにより連結フランジ49は下方に移動しようとするので、連結フランジ49を固定している油圧シリンダ87には圧縮力が作用する。
なお、初期状態として、端部分割体19が内側に傾斜していた場合には、外側に傾斜するまでは、これらの力関係は逆、すなわち、引張力は圧縮力に、圧縮力は引張力となる。
この状態で、油圧シリンダ87を作動させ、ピストンロッド89を縮長させると、本体91が下方に移動し、同時に連結フランジ49は下方へ移動することになる。
連結フランジ49が下方に移動すると、中央連結棒51と端部連結棒53とで形成される角度は大きくなる。これによって、端部分割体19が外側に傾斜しようとする動きが許容されるので、端部分割体19は徐々に外側に傾斜する。
図17に示されるように、油圧シリンダ87のストロークエンド近くまでピストンロッド89が縮むと、端部分割体19が中央構造体17の延長部分となるように展開される。
このように、油圧シリンダの一回の操作によって端部分割体19を展開できるので、展開作業を容易に行うことができる。
また、油圧シリンダが駆動部材を兼用することになるので、構成が単純となり、製品コストを安価とすることができる。
さらに、展開装置45を構成する各部材には、単純な引張力と圧縮力が作用するのみであるので、設計し易く、かつ、安全な構成とすることができる。
また、展開作業に重機や支柱、ワイヤなどの架設機材を用いることがないので、展開作業を安価に行うことができる。
さらに、展開作業が展開装置45の内側への出っ張り範囲内で行なうことができるので、供用された部分開通部分の通行に影響を及ぼさずに展開作業を行うことができる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態について、図18および図19を用いて説明する。
本実施形態では、第一実施形態とは、展開装置45の構成が異なっている。よって、本実施形態においては、この相違点について説明し、その他の部分については重複した説明を省略する。
なお、第一実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図18は、展開装置45を装着した状態を示し、図19は、端部分割体19を展開した状態を示す部分正面図である。
本実施形態にかかる展開装置45には、本発明のガイド部材として、ネジ軸93が用いられている。
ネジ軸93の先端部が、連結部材21のピン41に回動可能に取り付けられている。
本実施形態における連結フランジ49は、中空円筒部と、中空円筒部の対向する両側面から突起して設けられたフランジ部と、から構成されている。
連結フランジ49の上部には、搭載台95が固定されている。搭載台95は、貫通孔を有する略矩形状の板部材である。
連結フランジ49および搭載台95は、ネジ軸93の回りに直接係合しないように設置されている。
搭載台95には、ウォームジャッキ(駆動部材)97が搭載されている。
ウォームジャッキ97には、内側がネジ軸93と螺合し、外周面に歯列が備えられたウォームホイール99と、ウォームホイール99の歯列と係合するウォームギア101と、軸継ぎ手105を介してウォームギア101を回転駆動するギヤードモータ105とが備えられている。
中央連結棒51の両端は、中央連結ブラケット67と、連結フランジ49のフランジ部と、にそれぞれ回動自在に取り付けられている。
端部連結棒53の両端は、端部連結ブラケット69と、連結フランジ49のフランジ部と、にそれぞれ回動自在に取り付けられている
展開装置にかかる荷重は、ウォームホイール99とネジ軸93との螺合部を介してネジ軸93によって支持されている。
したがって、ウォームホイール99およびネジ軸93のネジには、台形ネジが用いられている。
また、ネジ軸93は座屈する恐れを防止するため、その径を太く、例えば、50〜60mmとされている。
なお、展開装置45は、第一実施形態と同様に、橋軸方向50に間隔を空けて2ヶ所に取り付けられる。
これら展開装置45の間には、搭載台95同士を略水平に連結して図示しない水平補強梁が設けられている。この水平補強梁は展開装置45の倒れ防止の機能を有するものである。
以上説明した本実施態様にかかる橋梁1の施工方法について説明する。
上部工5を架設し、中央構造体17の床版7上に舗装16を施工し、部分開通するまでは、前述の第一実施形態と同じであるので、ここでは重複した説明を省略する。
展開装置45の装着作業および展開作業について説明する。
まず、ねじ軸93の先端を連結部材21のピン41に回動可能に取付ける。
次いで、ネジ軸93に連結フランジ49および搭載台95を外挿し、ウォームホイール99とネジ軸とを螺合させる。
この状態で、ギヤードモータ103を作動して、ウォームホイール99を回転させと、ウォームホイール99がネジ軸93に沿って移動する。連結フランジ49が所要位置に到った時点でギヤードモータ103の駆動を停止する。
なお、ネジ軸93に予め連結フランジ49を所要位置に設定しておき、そのネジ軸93の先端を連結部材21のピン41に回動可能に取付けるようにしてもよい。
中央構造体17の中央連結ブラケット67と連結フランジ49のフランジ部との間に、中央連結棒51を取付ける。
端部分割体19の端部連結ブラケット69と連結フランジ49のフランジ部との間に、端部連結棒53を取付ける。
その後、支持部材29を取り外す。これにより、端部分割体19が外側に傾斜しようとする動きに伴い、中央連結棒51、連結フランジ49および端部連結棒53には引張力が作用する。これにより連結フランジ49は下方に移動しようとするので、連結フランジ49を支持しているウォームホイール99とネジ軸93との螺合部およびネジ軸93には圧縮力が作用する。
なお、初期状態として、端部分割体19が内側に傾斜していた場合には、外側に傾斜するまでは、これらの力関係は逆、すなわち、引張力は圧縮力に、圧縮力は引張力となる。
この状態で、ギヤードモータ103を作動し、ウォームギア101を回転させる。ウォームギア101が回転すると、ウォームホイール99は回転し、螺合しているネジ軸93に対して下方へ移動する。ウォームホイール99の下方への移動に伴い搭載台95および連結フランジ49は下方へ移動することになる。
連結フランジ49が下方に移動すると、中央連結棒51と端部連結棒53とで形成される角度は大きくなる。これによって、端部分割体19が外側に傾斜しようとする動きが許容されるので、端部分割体19は徐々に外側に傾斜する。
これにより図19に示されるように、端部分割体19が中央構造体17の延長部分となるように展開される。
なお、途中でギヤードモータ103を停止させると、その時の位置関係を確実に保持される。
このように、ギヤードモータ103の作動を止めれば、ウォームホイール99(連結フランジ49)のネジ軸93に沿う移動は、すなわち、端部分割体19の揺動は確実に止めることができるので、展開作業を安全に行うことができる。
また、展開装置45を構成する各部材には、単純な引張力と圧縮力が作用するのみであるので、設計し易く、かつ、安全な構成とすることができる。
また、展開作業に重機や支柱、ワイヤなどの架設機材を用いることがないので、展開作業を安価に行うことができる。
さらに、展開作業が展開装置45の内側への出っ張り範囲内で行なうことができるので、供用された部分開通部分の通行に影響を及ぼさずに展開作業を行うことができる。
なお、本実施形態では、ウォームギア101をギヤードモータ103によって回転させているが、これは人力によって回転させるようにしてもよい。
このようにすると、動力の準備を行なわずに展開作業を実施することができる。
[第四実施形態]
次に、本発明の第四実施形態について、図20〜図22を用いて説明する。
本実施形態では、第一実施形態とは、展開装置45の構成が異なっている。よって、本実施形態においては、この相違点について説明し、その他の部分については重複した説明を省略する。
なお、前述の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図20は、展開装置45を装着した状態を示す部分正面図、図21は、端部分割体19を展開した状態を示す部分正面図、図22は、端部分割体19を展開した状態を示す部分側面図である。
本実施形態にかかる展開装置45には、ガイド柱(ガイド部材)47と、連結フランジ(ガイド駒)49と、中央連結棒(第一連結部材)51と、端部連結棒(第二連結部材)53と、ウォームジャッキ97およびネジ軸113(駆動部材)とが備えられている。
本実施形態のガイド柱47は、断面が矩形をした長尺材で構成されており、対向する2面に上から略三分の二の範囲にスリット111が形成されている。
ガイド柱47の上端部には、貫通孔を有する略矩形状の板部材である搭載台95が取り付けられている。搭載台95の上面には、ウォームジャッキ97が取り付けられている。
ウォームジャッキ97のウォームホイール101には、その軸線中心にガイドハシラ47の長手方向に延在したバネ軸113が螺合されている。
ウォームジャッキ97の上部には、バネ軸113を覆って保護するカバー107が設けられている。
本実施形態の連結フランジ49は、略長円形状をした板材で、ガイド柱47の幅よりも大きい長さに構成されている。
連結フランジ49は、ガイド柱47のスリット111に摺動自在に挿着されている。
連結フランジ49の上部とバネ軸113の下部とは、連結部材109によって連結されている。
中央連結棒51の両端は、中央連結ブラケット67と、連結フランジ49と、にそれぞれ回動自在に取り付けられている。
端部連結棒53の両端は、端部連結ブラケット69と、連結フランジ49と、にそれぞれ回動自在に取り付けられている
展開装置45にかかる荷重は、ウォームホイール99とネジ軸113との螺合部を介してガイド柱47によって支持されている。
したがって、ウォームホイール99およびネジ軸113のネジには、台形ネジが用いられている。
このように、最終的にはガイド柱47が荷重を支えるので、前述の第三実施形態におけるネジ軸93に比べて荷重条件が軽くなる。このため、ネジ軸113が座屈する恐れは少なくなるので、その径を細く、例えば、20mmとされている。
なお、展開装置45は、第一実施形態と同様に、橋軸方向50に間隔を空けて2ヶ所に取り付けられる。
これら展開装置45の間には、展開装置45の倒れを防止する倒れ防止部材73が設けられている。
以上説明した本実施態様にかかる橋梁1の施工方法について説明する。
上部工5を架設し、中央構造体17の床版7上に舗装16を施工し、部分開通するまでは、前述の第一実施形態と同じであるので、ここでは重複した説明を省略する。
展開装置45の装着作業および展開作業について説明する。
まず、ガイド柱47のフランジ57を取付座43にボルトで固定し、ガイド柱47を設置する。
次いで、連結フランジ49をガイド柱47のスリット111に挿入する。
次いで、ウォームジャッキ97を搭載した搭載台95とネジ軸111とを、ネジ軸111がガイド柱47の内部に位置するように取り付ける。
次いで、ネジ軸111と連結フランジ49とを連結部材109によって連結する。
中央構造体17の中央連結ブラケット67と連結フランジ49との間に、中央連結棒51を取付ける。
端部分割体19の端部連結ブラケット69と連結フランジ49との間に、端部連結棒53を取付ける。
その後、支持部材29を取り外す。これにより、端部分割体19が外側に傾斜しようとする動きに伴い、中央連結棒51、連結フランジ49および端部連結棒53には引張力が作用する。これにより連結フランジ49は下方に移動しようとするので、連結フランジ49を支持しているウォームホイール99とネジ軸93との螺合部およびガイド柱47には圧縮力が作用する。
なお、初期状態として、端部分割体19が内側に傾斜していた場合には、外側に傾斜するまでは、これらの力関係は逆、すなわち、引張力は圧縮力に、圧縮力は引張力となる。
この状態で、ギヤードモータ103を作動し、ウォームギア101を回転させる。ウォームギア101が回転すると、ウォームホイール99は回転し、螺合しているネジ軸113を下方へ移動させる。
ネジ軸113の下方への移動に伴い連結フランジ49は下方へ移動することになる。
連結フランジ49が下方に移動すると、中央連結棒51と端部連結棒53とで形成される角度は大きくなる。これによって、端部分割体19が外側に傾斜しようとする動きが許容されるので、端部分割体19は徐々に外側に傾斜する。
これにより図21に示されるように、端部分割体19が中央構造体17の延長部分となるように展開される。
なお、途中でギヤードモータ103を停止させると、その時の位置関係を確実に保持される。
このように、ギヤードモータ103の作動を止めれば、ウォームホイール99は回転せず、ネジ軸113(連結フランジ49)の移動は、すなわち、端部分割体19の揺動は確実に止めることができるので、展開作業を安全に行うことができる。
また、展開装置45を構成する各部材には、単純な引張力と圧縮力が作用するのみであるので、設計し易く、かつ、安全な構成とすることができる。
また、展開作業に重機や支柱、ワイヤなどの架設機材を用いることがないので、展開作業を安価に行うことができる。
さらに、展開作業が展開装置45の内側への出っ張り範囲内で行なうことができるので、供用された部分開通部分の通行に影響を及ぼさずに展開作業を行うことができる。
なお、本実施形態では、ウォームギア101をギヤードモータ103によって回転させているが、これは人力によって回転させるようにしてもよい。
このようにすると、動力の準備を行なわずに展開作業を実施することができる。
[第五実施形態]
次に、本発明の第五実施形態について、図23〜図26を用いて説明する。
本実施形態では、前述の各実施形態とは、上部工を架設する態様および展開作業が異なっている。よって、本実施形態においては、この相違点について説明し、その他の部分については重複した説明を省略する。
なお、前述の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図23は、架設する上部工5の状態を示す概略正面図、図21〜図26は、展開作業の経過状況を示す概略正面図である。
本実施形態では、端部分割体19を中央構造体17の上に積み重ねるように折り畳んだ状態で上部工5を搬送し、橋脚3上に架設するようにしたものである。
前述の第一実施形態から第四実施形態のいずれかに記載された展開装置45が、予め設置された状態で搬送、架設されるように構成されている。
このため、端部分割体19を中央構造体17の上に積み重ねるように折り畳んだ状態で、展開装置45が中央構造体17と端部分割体19との間に収まるようにするために、中央ブラケット37、端部ブラケット39、中央連結ブランケット67および端部連結ブランケット69の高さを高くしている。
このように、上部工5は端部分割体19が中央構造体17の上に折り畳んで搬送され、橋脚3上に架設されるので、上部工5は幅を狭めた状態で、架設されることになる。
このため、路下の通行や作業員以外の人間の立ち入りを制限すべき領域を狭くすることができるので、路下の通行規制が最小限に留められる。
次に、端部分割体19の展開作業について説明する。
まず、図24に示されるように適宜手段によって端部分割体19を中央構造体17に対して所定角度α傾斜するようにする。
所定角度αとしては、展開装置45が有効に機能する程度の角度であり、例えば、25度とされる。
その後は、展開装置45によって前述のとおり展開作業を継続し、図26に示されるように端部分割体19が中央構造体17の延長部分となるように展開される。
なお、図25に示されるように、端部分割体19が中央構造体17に対して略直交するような位置に到った時、展開作業を中断して中央構造体17の床版7の上に舗装等を施工して上り下りの各1車線を部分開通するようにしてもよい。
このようにすると、橋梁を早期に供用することができ、路下の通行規制を橋梁自体で補助できるので、通行規制の影響を一層低減させることができる。
また、本実施形態では、展開装置45を架設前に予め設置しているが、これは、架設後に、例えば、図24に示されるように端部分割体19が傾斜した時に、展開装置45を設置するようにしてもよい。
[第六実施形態]
次に、本発明の第六実施形態について、図27〜図32を用いて説明する。
本実施形態では、第一実施形態とは、展開装置45の構成が異なっている。よって、本実施形態においては、この相違点について説明し、その他の部分については重複した説明を省略する。
なお、第一実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
展開装置45には、円弧ジャッキ121(円弧状ジャッキ機構)と、ガイド装置123とが備えられている。
展開装置45は、上部工5の橋軸方向50に沿って二ヶ所に備えられている。(図27参照)
円弧状ジャッキ121について図28および図29により説明する。
円弧ジャッキ121は油圧で作動されるもので、それぞれ略四分の一円形状をした本体125と、ピストンロッド127とで構成されている。
本体125は、中央構造体17の上面に固定されたT字断面を有する支持ブラケット129に支持されるように取り付けられている。
ピストンロッド127の先端は、端部分割体19に固定された取付ブラケット131に回動自在に取り付けられように構成されている。
ガイド装置123について、図30および図31により説明する。
ガイド装置123には、外筒133と、中筒135と、内筒137とが備えられている。外筒133、中筒135および内筒137は、それぞれ矩形断面をした筒状体であり、それぞれ略四分の一円形状に湾曲されている。
内筒137は中筒135に、中筒135は外筒133に嵌合され(テレスコピック構造)ており、それらの間には相互に滑らかに移動できるように多数のボール139が介装されている。
外筒133の一端は、中央構造体17に固定されたフランジ部材141に固定されるように構成されている。また、外筒133は、中央構造体17の上面に固定されたT字断面を有する支持ブラケット143に支持されている。
内筒137の先端部は、端部分割体19に固定された取付ブラケット151に回動自在に連結されている。
支持ブラケット143の外側(端部分割体19側)には、中央連結ブラケット145が固定して取り付けられている。
端部分割体19には、中央連結ブランケット145を両側から挟むように端部連結ブランケット147が取り付けられている。
中央連結ブランケット145と端部連結ブランケット147とはピン149によって回動自在に連結されている。
この中央連結ブランケット145、端部連結ブランケット147およびピン149が、本発明の連結部を構成するものである。
また、円弧ジャッキ121およびガイド装置123の円弧形状は、ピン149がその中心となるように構成されている。
したがって、本実施形態においては、展開装置45は、予め設置された状態で上部工5は架設されることになる。
以上説明した本実施態様にかかる橋梁1の施工方法について説明する。
上部工5を架設し、中央構造体17の床版7上に舗装16を施工し、部分開通するまでは、前述の第一実施形態と同じであるので、ここでは重複した説明を省略する。
展開装置45による展開作業について説明する。
図32は上部工5が架設された状態を示している。
この状態で、円弧ジャッキ121のピストンロッド127を伸長させると、ピストンロッド127の移動軌跡は、ピン149を中心とした円弧状となる。
この動きが取付ブラケット131を介して端部分割体19に伝達され、端部分割体19をピン149の回りに揺動させることになる。
この時、ガイド装置123の中筒135および内筒137が端部分割体19の移動に合わせて進出し、端部分割体19の揺動運動を案内する。
そして、ピストンロッド127の略ストロークエンドで、図28に示されるように端部分割体19は中央構造体17の延長部分を形成するように展開される。
このように、展開装置45として円弧状ジャッキ121を用いているので、端部分割体19を滑らかに展開させることができる。
また、展開に重機や支柱、ワイヤなどの架設機材を用いることがないので、展開作業を安価に行うことができる。
さらに、展開作業が展開装置45の内側への出っ張り範囲内で行なうことができるので、供用された部分開通部分の通行に影響を及ぼさずに展開作業を行うことができる。
本発明の第一実施形態にかかる橋梁の概略構成を示す横断面図である。 本発明の第一実施形態にかかる支持部材を示す正面図である。 本発明の第一実施形態にかかる端部分割体の別の支持構造を示す部分正面図である。 本発明の第一実施形態にかかる連結部材を示す正面図である。 本発明の第一実施形態にかかる連結部材を示す側面図である。 本発明の第一実施形態にかかる連結部材の別の実施形態を示す正面図である。 本発明の第一実施形態にかかる連結部材の別の実施形態を示す側面図である。 本発明の第一実施形態にかかる上部工の概略平面図である。 本発明の第一実施形態にかかる展開装置を示す正面図である。 図9のX−X断面図である。 本発明の第一実施形態にかかる展開装置の装着時を示す正面図である。 本発明の第一実施形態にかかる展開装置の移動途中を示す正面図である。 本発明の第一実施形態にかかる展開装置を示す側面図である。 本発明の第一実施形態にかかる展開時の状態示す部分正面図である。 本発明の第一実施形態にかかる上部工を示す正面図である。 本発明の第二実施形態にかかる展開装置の装着時を示す正面図である。 本発明の第二実施形態にかかる展開装置の展開時を示す正面図である。 本発明の第三実施形態にかかる展開装置の装着時を示す正面図である。 本発明の第三実施形態にかかる展開装置の展開時を示す正面図である。 本発明の第四実施形態にかかる展開装置の装着時を示す正面図である。 本発明の第四実施形態にかかる展開装置の展開時を示す正面図である。 本発明の第四実施形態にかかる展開装置を示す側面図である。 本発明の第五実施形態にかかる上部工の架設時を示す概略正面図である。 本発明の第五実施形態にかかる上部工の展開途中時を示す概略正面図である。 本発明の第五実施形態にかかる上部工の展開途中時を示す概略正面図である。 本発明の第五実施形態にかかる上部工の展開時を示す概略正面図である。 本発明の第六実施形態にかかる上部工の概略平面図である。 本発明の第六実施形態にかかる円弧状ジャッキの展開時を示す正面図である。 本発明の第六実施形態にかかる円弧状ジャッキの展開時を示す平面図である。 本発明の第六実施形態にかかるガイド装置の展開時を示す正面図である。 本発明の第六実施形態にかかるガイド装置の展開時を示す平面図である。 本発明の第六実施形態にかかる円弧状ジャッキの装着時を示す正面図である。
符号の説明
1 橋梁
3 橋脚
5 上部工
7 床版
15 添接板
17 中央構造体
19 端部分割体
21 連結部材
27 ボルト穴
29 支持部材
43 取付座
45 展開装置
47 ガイド柱
49 連結フランジ
51 中央連結棒
53 端部連結棒
55 油圧ジャッキ
87 油圧シリンダ
89 ピストンロッド
91 本体
93 ネジ軸
97 ウォームジャッキ
99 ウォームホイール
113 ネジ軸
121 円弧ジャッキ

Claims (19)

  1. 橋脚上に架設すべき上部工の両側端部の少なくとも一方を中央部に対して橋軸に交差する方向に分割した分割体とし、
    該分割体を前記中央部に対して揺動可能に連結し、
    少なくとも一方の前記分割体は前記中央部に対して略直交差するような位置に上方に揺動された状態で搬送し、
    前記上部工を前記橋脚上に架設し、
    前記中央部の床版上に舗装を施し部分開通させることを特徴とする橋梁の施工方法。
  2. 前記分割体は、前記中央部と前記分割体とを接続する添接板を取付けるボルト穴を活用して前記中央部対して略直交差するような位置に支持されることを特徴とする請求項1に記載の橋梁の施工方法。
  3. 前記分割体の設置後、前記中央部と前記分割体との間に展開装置を装着し、
    該展開装置を駆動して前記分割体を前記中央部の延長部となるように展開することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の橋梁の施工方法。
  4. 前記展開装置として円弧状ジャッキ機構を用いることを特徴とする請求項3に記載の橋梁の施工方法。
  5. 前記展開装置は、一端が前記中央部と前記分割体との連結部に揺動可能に支持されたガイド部材、該ガイド部材とともにあるいは該ガイド部材に対してその軸線方向に移動可能に設けられたガイド駒、該ガイド駒を前記ガイド部材に沿って移動させる駆動部材、両端が前記ガイド駒と前記中央部とに揺動可能に取り付けられた第一連結部材、および両端が前記ガイド駒と前記分割体とに揺動可能に取り付けられた第二連結部材で構成されていることを特徴とする請求項3に記載の橋梁の施工方法。
  6. 前記ガイド駒は、前記ガイド部材に対して所定距離毎に固定されるように構成され、
    前記駆動部材は、前記ガイド部材に対して所定距離毎に固定されるように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の橋梁の施工方法。
  7. 前記ガイド部材は、油圧シリンダとされ、ピストンロッドの先端部が前記中央部と前記分割体との連結部に揺動可能に支持され、
    前記ガイド駒は前記油圧シリンダの本体に固定されて取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載の橋梁の施工方法。
  8. 前記ガイド部材はネジ軸とされ、
    前記駆動部材は、前記ガイド駒に取り付けられ、前記ネジ軸と螺合するウォームホイールを有するウォームジャッキとされていることを特徴とする請求項5に記載の橋梁の施工方法。
  9. 前記駆動部材は、一端が前記ガイド駒に取り付けられたネジ軸と、前記ガイド部材の先端に固定して取り付けられ、前記ネジ軸と螺合するウォームホイールを有するウォームジャッキと、を備えていることを特徴とする請求項5に記載の橋梁の施工方法。
  10. 両側端部の少なくとも一方を中央部に対して橋軸に交差する方向に分割された分割体とし、
    該分割体は前記中央部に対して揺動可能に連結されており、
    前記中央部と前記分割体とを接続する添接板を取付けるボルト穴を活用して前記中央部に対して前記分割体を略直交差するような位置に支持させる支持部材が備えられていることを特徴とする橋梁の上部工。
  11. 前記中央部と前記分割体とに展開装置を取付けるために取付部材が設置されていることを特徴とする請求項10に記載の橋梁の上部工。
  12. 橋脚上に架設すべき上部工の両側端部の少なくとも一方を中央部に対して橋軸に交差する方向に分割された分割体からなり、前記中央部に対して前記分割体を略直交差するような位置に支持させた前記分割体を前記中央部の延長部となるように展開する展開装置であって、
    一端が前記中央部と前記分割体との連結部に揺動可能に支持されたガイド部材と、
    該ガイド部材とともにあるいは該ガイド部材にその軸線方向に移動可能に設けられたガイド駒と、
    該ガイド駒を前記ガイド部材に沿って移動させる駆動部材と、
    両端が前記ガイド駒と前記中央部とに揺動可能に取り付けられた第一連結部材と、
    両端が前記ガイド駒と前記分割体とに揺動可能に取り付けられた第二連結部材とが備えられていることを特徴とする展開装置。
  13. 前記ガイド駒は、前記ガイド部材に対して所定距離毎に固定されるように構成され、
    前記駆動部材は、前記ガイド部材に対して所定距離毎に固定されるように構成されていることを特徴とする請求項12に記載の展開装置。
  14. 前記ガイド部材は、油圧シリンダとされ、該油圧シリンダのピストンロッドの先端部が前記中央部と前記分割体との連結部に揺動可能に支持され、
    前記ガイド駒は前記油圧シリンダの本体に固定されて取り付けられていることを特徴とする請求項12に記載の展開装置。
  15. 前記ガイド部材はネジ軸とされ、
    前記駆動部材は、前記ガイド駒に取り付けられ、前記ネジ軸と螺合するウォームホイールを有するウォームジャッキとされていることを特徴とする請求項12に記載の展開装置。
  16. 前記駆動部材は、一端が前記ガイド駒に取り付けられたネジ軸と、前記ガイド部材の先端に固定して取り付けられ、前記ネジ軸と螺合するウォームホイールを有するウォームジャッキと、を備えていることを特徴とする請求項12に記載の展開装置。
  17. 橋脚上に架設すべき上部工の両側端部の少なくとも一方を中央部に対して橋軸に交差する方向に分割した分割体とし、
    該分割体を前記中央部に対して揺動可能に連結し、
    前記中央部と前記分割体との間に請求項12から請求項16のいずれかに記載の展開装置が取り付けられ、
    少なくとも一方の前記分割体を前記中央部の上に積み重ねるように折り畳んだ状態で前記上部工を搬送し、
    前記上部工を前記橋脚上に架設し、
    前記展開装置によって前記分割体を前記中央部の延長部分となるように展開することを特徴とする橋梁の施工方法。
  18. 橋脚上に架設すべき上部工の両側端部の少なくとも一方を中央部に対して橋軸に交差する方向に分割した分割体とし、
    該分割体を前記中央部に対して揺動可能に連結し、
    少なくとも一方の前記分割体を前記中央部の上に積み重ねるように折り畳んだ状態で前記上部工を搬送し、
    前記上部工を前記橋脚上に架設し、
    前記分割体を所定角度揺動させた後、前記中央部と前記分割体との間に請求項12から請求項16のいずれかに記載の展開装置を取り付け、
    前記展開装置によって前記分割体を前記中央部の延長部分となるように展開することを特徴とする橋梁の施工方法。
  19. 前記展開装置によって前記分割体を前記中央部に対して略直交差する位置まで展開し、
    前記中央部の床版上に舗装を施し部分開通させることを特徴とする請求項17または請求項18に記載の橋梁の施工方法。
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