JP2021059932A - トンネル改修工法及び改修装置 - Google Patents

トンネル改修工法及び改修装置 Download PDF

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Abstract

【課題】供用中のトンネルであっても、車両などの通行体を安全に通行させながら施工できるトンネル改修工法及び型枠装置を提供することを目的とする。【解決手段】トンネル用の改修装置10の型枠部22を、供用中のトンネル1のコンクリート覆工2に対する内部側に所定間隔を隔てて配置し、打設空間4にコンクリートを打設して、トンネル1内面を改修するトンネル改修工法であって、トンネル1における施工側半断面X(あるいは通行側半断面Y)に対して、半断面のコンクリート覆工2に対応する弧状に形成された型枠部22を配置するとともに、通行側半断面Y(あるいは施工側半断面X)に、通行車両Zが通行空間30Xを通行できるプロテクタ30を配置する。【選択図】図1

Description

本発明は、供用中のトンネルの内面を改修するトンネル改修工法及び改修装置に関する。
供用中のトンネルの中には、構築後の期間が経過し、内面を覆工するコンクリート覆工部の耐久性が低下し、改修を要するトンネルが多数あり、さまざまな改修工法が提案されている。例えば、特許文献1に記載の改修工法は、トンネル延長方向に沿って移動自在な門型台車に、剥離除去装置とセントルとを搭載し、これらの各装置を作動させることにより、改修コンクリート層を連続的に形成するものである。
しかしながら、このような改修工法では、供用中のトンネルの通行を規制して、施工する必要があった。また、夜間のみを通行止めとし、通行量の多い日中は規制解除して施工する場合であっても、トンネル延長が長く、坑口から施工箇所までの距離が遠いと、門型台車を施工箇所まで搬入する、あるいは施工終了時に門型台車を搬出するのに時間を要する。そのため、限られた施工時間の中で門型台車を移動させる時間によって、施工時間が少なくなり、工期が長くなるといった問題があった。
特開2002−38891号公報
そこで本発明は、供用中のトンネルであっても、車両などの通行体を安全に通行させながら施工できるトンネル改修工法及び改修装置を提供することを目的とする。
この発明は、トンネル用の改修装置の型枠部を、供用中のトンネルの覆工部に対する内部側に所定間隔を隔てて配置し、前記覆工部と前記型枠部との間に改修材を打設して、トンネル内面を改修するトンネル改修工法であって、前記トンネルの幅方向における半断面のうち一方の半断面に対して、半断面の前記覆工部の対応する弧状に形成された前記型枠部を配置するとともに、他方の半断面に、通行体が内部を通行できる防護部を配置することを特徴とする。
また、この発明は、供用中のトンネルの覆工部の内面側に改修材を打設して、トンネル内面を改修するためのトンネル用の改修装置であって、前記トンネルの幅方向における半断面のうち一方の半断面に対して配置され、半断面の前記覆工部の対応する弧状に形成された前記型枠部と、他方の半断面に配置され、通行体が内部を通行できる防護部とで構成されたことを特徴とする。
上記改修は、覆工部の内面側において所定の厚み分を切削後、流動性の高いコンクリートやモルタルなどの改修材を打設して改修する打ち替えや、覆工部の内面側に改修材を打設して改修する増し打ちなどを含むものとする。
前記トンネルは、クラウン形状、あるいは馬蹄形状などの内面が曲面状となる断面形状であってもよい。
前記半断面は、正確にトンネル断面を幅方向に二分割したものだけでなく、一方の半断面が他方の半断面に比べて大きくてもよいし、型枠部と防護部とが干渉しなければ、一方の半断面と他方の半断面とが幅方向に重複してもよい。
上述の半断面の前記覆工部の対応する弧状は、半断面を超える弧長さの弧状であってもよいし、半断面に対応する弧長さの弧状あるいは半断面より短い弧長さの弧状であってもよい。
前記改修材は、流動性の高いコンクリート、モルタル、あるいは樹脂など、強度などの所要性能を満足するものであればよい。
この発明により、供用中のトンネルであっても、車両などの通行体を安全に通行させながら施工することができる。
詳述すると、供用中のトンネルの覆工部に対する内部側に所定間隔を隔てて配置する型枠部が、前記トンネルの幅方向における半断面のうち一方の半断面に対応する弧状に形成されるとともに、他方の半断面に、通行体が内部を通行できる防護部が配置される。
そのため、トンネルの一方の半断面で施工し、他方の半断面を通行体が通行することができる。また、他方の半断面を通行する通行体は防護部の内部を通行するため、一方の断面で行われる施工に対して防護部で防護されながら安全に通行することができる。
この発明の態様として、前記防護部が、前記型枠部に対して、トンネル延長方向に長くてもよい。
前記防護部が、前記型枠部に対して、トンネル延長方向の一方側にのみ長くてもよいが、両方に長いほうが好ましい。
この発明により、他方の半断面をより安全に通行体を通行させながら、一方の半断面の改修を施工することができる。
詳述すると、前記防護部が、前記型枠部に対して、トンネル延長方向に長いため、防護部の内部を通行する通行体は、一方の半断面に配置された型枠部における施工の範囲を超えて防護部で防護され、他方の半断面をより安全に通行体を通行させながら、一方の半断面の改修を施工することができる。
またこの発明の態様として、前記防護部に、トンネル延長方向に走行可能な走行部が設けられるとともに、前記型枠部を支持するとともに、トンネル延長方向に走行可能な台車部が設けられ、前記防護部と前記台車部とが前記幅方向に連結されてもよい。
この発明により、一方の半断面における施工に伴って、トンネル延長方向に型枠部を、前記防護部とともに、移動させて改修することができる。
またこの発明の態様として、前記防護部に設けられた対抗部によって、打設する前記改修材から前記型枠部に作用する圧力に抗してもよい。
この発明により、防護部を介して、打設する前記改修材から前記型枠部に作用する圧力に対抗することができる。したがって、改修材の打設圧力によって型枠部が移動したりすることを防止できる。
なお、対抗部は、半断面に対応する弧状の型枠部に対してトンネル幅方向のみならず、幅方向に加えて上向きの圧力や上向きの圧力に対抗してもよい。
またこの発明の態様として、前記覆工部から支持部で前記型枠部を支持してもよい。
この発明により、支持部を介して、覆工部から型枠部を支持するため、打設する前記改修材から前記型枠部に作用する圧力に対抗することができる。したがって、改修材の打設圧力によって型枠部が移動したりすることを防止できる。
前記支持部は、覆工部に設置したアンカーボルトなどの引き抜き力に対抗して、型枠部を支持することができるものである。また、前記支持部は、型枠部の一部を支持してもよいし、全体にわたって支持してもよい。
またこの発明の態様として、弧状に形成された前記型枠部は、複数の型枠構成部と、該型枠構成部同士を枢動する枢動部とで構成し、折り畳み可能に構成されてもよい。
この発明により、型枠部を折り畳んでコンパクト化することができ、改修装置を容易に移動することができる。
またこの発明の態様として、前記型枠構成部は、上下方向に移動可能に支持された型枠構成主部と、前記枢動部により前記型枠構成主部に対して枢動可能に連結された型枠構成従部とで構成し、前記型枠構成従部を、前記型枠構成主部に対して所定の枢動位置に移動させる移動部が設けられてもよい。
この発明により、折り畳み可能に構成された型枠部を、型枠としての所望の形状に確実に形成することができる。
詳述すると、上下方向に移動可能に支持された型枠構成主部に対して、枢動部によって枢動可能に連結された型枠構成従部を移動部により所定の枢動位置に移動させるため、折り畳み可能に構成された型枠部を、型枠としての所望の形状に確実に形成できるとともに、型枠部を覆工部に対して所望の位置に配置することができる。
またこの発明の態様として、前記枢動部により前記型枠構成主部に対して前記型枠構成従部を折り畳んで、前記型枠部を、前記防護部とともに、トンネル坑内を移動してもよい。
この発明により、前記枢動部により前記型枠構成従部を折り畳んだ前記型枠部を、前記防護部とともに、トンネル坑内をトンネル延長方向に移動することで、効率よく、且つ安全に施工することができる。
本発明により、供用中のトンネルであっても、車両などの通行体を安全に通行させながら施工できるトンネル改修工法及び改修装置を提供することができる。
トンネル内部に改修装置を設置した状態の正面図。 図1におけるA−A断面図。 改修装置の側面図。 ツマ部の拡大図。 トンネル改修工法のフローチャート。 トンネル改修工法における状態説明図。 トンネル改修工法における状態説明図。 トンネル改修工法における状態説明図。 トンネル改修工法における状態説明図。
この発明の一実施形態を、図1乃至図9とともに説明する。
図1はトンネル内部に改修装置10を設置した状態の正面図を示し、図2は図1におけるA−A断面図を示し、図3は改修装置10の側面図を示し、図4はツマ部の拡大図を示し、図5はトンネル改修工法のフローチャートを示している。
図6乃至図9はトンネル改修工法における状態説明図を示している。詳しくは、図6(a)は改修前のトンネル1の正面図を示し、図6(a)は改修終了後のトンネル1の正面図を示している。
また、図7(a)は往路の覆工切削後のトンネル1の正面図を示し、図7(b)はトンネル1における往路の施工箇所に改修装置10を移動させる状態の正面図を示している。また、図8(a)はトンネル1における往路の施工箇所に改修装置10を設置した状態の正面図を示し、図8(b)は往路の施工箇所にコンクリートを打設した状態の正面図を示している。
また、図9(a)は復路の覆工切削後のトンネル1の正面図を示し、図9(b)はトンネル1における復路の施工箇所に改修装置10を移動させる状態の正面図を示している。
なお、図1における左右方向を幅方向Wとするとともに、上下方向を高さ方向Hとし、図2における左右方向を奥行き方向Lとしている。
改修装置10はトンネル1の内面のコンクリート覆工2の内面側の所定厚さ分を流動性の高いコンクリートで打ち替えてトンネル1を改修する装置である。
トンネル1は、図1に示すように断面クラウン形状であり、内面がコンクリート覆工2で覆われており、内部に二車線の道路が設けられた道路トンネルである。なお、トンネル1は馬蹄形状など断面形状であってもよいし、片側一車線の対面通行の道路が設けられていてもよい。
コンクリート覆工2の耐久性が低下し、改修を要するトンネル1に対し、改修装置10を用いたトンネル改修工法では、トンネル1を内面側から所定厚み分の切削し、切削箇所に流動性高いコンクリートを打設して打ち替え覆工部3を構築する、いわゆる打ち替え工法である。
なお、コンクリート覆工2は、吹き付けコンクリート、鉄筋コンクリート、あるいは無筋コンクリートなどであってもよい。
改修工法に用いられる改修装置10は、断面クラウン状のトンネル1における幅方向Wの半分である半断面のうち施工側の半断面内に配置されるセントル20と、他方側の半断面内に配置されるプロテクタ30とで構成されている。
なお、以下において、断面クラウン状のトンネル1における半断面のうち施工側の半断面を施工側半断面Xといい、他方側の半断面を通行側半断面Yという。
施工側半断面X(あるいは通行側半断面Y)に配置されるセントル20は、正面視略井型形状の本体部21と、本体部21における上方からコンクリート覆工2の側の側方に亘って設けられた型枠部22とで構成されている。
本体部21は、トンネル1の道路面5に設けられた仮設レール6上を転動する車輪211を下端に設けられた柱217と、梁213及び上部柱215a,215bとで構成された正面視略井型形状のフレーム状であり、奥行き方向Lに所定の長さで形成されている。なお、柱217、及び上部柱215a,215bは幅方向Wに所定間隔を隔てて2本配置されている。
また、本体部21は、車輪211の上方の柱217には高さ方向Hに伸縮可能な高さ調整部212が設けられ、上方の梁213にステージ214が形成されている。また、梁213には、コンクリート覆工2の弧状に併せた高さの上部柱215a,215bが上方に向かって延びるように設けられている。
なお、梁213は、2本の上部柱215のうちコンクリート覆工2の側の上部柱215aよりコンクリート覆工2に向かって延びており、その端部から上部柱215a,215bの上端を通るように、後述する第1型枠構成部221を支持している。
また、上部柱215bの基部には、後述する第2型枠構成部222を伸縮支持する第1ジャッキ216と、後述するプロテクタ30と伸縮可能に連結する連結ジャッキ41とが設けられている。さらに、2本の柱217のうちコンクリート覆工2の側の柱217に設けた高さ調整部212から側方に延びるととともに、後述する第3型枠構成部223の下端に連結された第2ジャッキ218が設けられている。
型枠部22は、第1型枠構成部221、型枠構成部222,223と、型枠構成部同士を枢動可能に連結する枢動連結部224とで構成している。
第1型枠構成部221は、上述したように梁213に支持され、断面クラウン状のトンネル1における幅方向Wの半分である半断面のうち斜め上方(図1に示す往路を施工する場合は左斜め上、図9(b)に示す復路を施工する場合は右斜め上)の内面に対応する弧状である。
第2型枠構成部222は、第1型枠構成部221の上端に対して枢動連結部224を介して枢動可能に連結され、断面クラウン状のトンネル1における半断面のうち天端の内面に対応するとともに、第1型枠構成部221に比べて約1/5程度の弧長の弧状である。
また、第2型枠構成部222は、枢動連結部224が連結された側の端部と反対側の端部に上述の第1ジャッキ216が連結されている。そのため、第2型枠構成部222は、第1ジャッキ216が伸長して第1型枠構成部221に対して展開状態に枢動し、第1ジャッキ216が縮短して第1型枠構成部221に対して折り畳み状態に枢動する。
さらに、第2型枠構成部222は、図2において破線で図示するように、型枠部22で形成する打設空間4に対してコンクリートを打設するための打設口225が、奥行き方向Lに所定間隔を隔てて複数設けられている。また、第2型枠構成部222は、コンクリート覆工2に設けたアンカーボルト7によって固定できるように構成されている。
第3型枠構成部223は、第1型枠構成部221の下端に対して枢動連結部224を介して枢動可能に連結され、断面クラウン状のトンネル1における半断面のうち側方の内面に対応するとともに、第1型枠構成部221に比べて約2/3倍程度の弧長の弧状である。
また、第3型枠構成部223は、枢動連結部224が連結された側の端部と反対側となる下端部に上述の第2ジャッキ218が連結されている。そのため、第3型枠構成部223は、第2ジャッキ218が伸長して第1型枠構成部221に対して展開状態に枢動し、第2ジャッキ218が縮短して第1型枠構成部221に対して折り畳み状態に枢動する。
また、第3型枠構成部223は、コンクリート覆工2に設けたアンカーボルト7によって固定できるように構成されている。
このように構成された型枠部22は、ジャッキ216,218を伸長して型枠構成部222,223を展開状態とすることで、断面クラウン状のトンネル1における幅方向Wの半分である半断面の内面に対応する弧状を形成することができる。
このように構成されたセントル20は、図2に示すように、奥行き方向Lにおいて所定の長さで形成している。具体的には、セントル20は、型枠部22を用いてコンクリートを打設する1回分、つまり施工の1スパン分の長さで形成している。
また、セントル20における奥行き方向Lの両側には、ステージ214と同じ高さの作業台24が設けられている(図1では図示省略)。
プロテクタ30は、幅方向Wの梁32と、梁32の両端から下方に延びる柱33とで構成する門型枠31を奥行き方向Lに所定間隔を隔てて複数配置し、門型枠31同士とを連結梁34(図3)で連結して、内部に通行空間30Xが形成される略トンネル形状を構成している。
柱33の下端には、トンネル1の道路面5に設けられた仮設レール6上を転動する車輪35が設けられている。
また、梁32の幅方向Wの外側には、幅方向Wの外側に向かって、つまりセントル20とは反対側に向かって伸縮する固定ジャッキ36が設けられている。
このように構成されたプロテクタ30は、セントル20に比べて、奥行き方向Lの両側に延伸されるように、3倍程度の奥行き方向Lの長さで形成されている。
また、このように構成されたセントル20とプロテクタ30とは、連結ジャッキ41,42とで幅方向Wに連結されている。
具体的には、セントル20における梁213の幅方向Wにおける内側の端部とプロテクタ30の梁32の幅方向Wにおける内側の端部とを連結ジャッキ41により高さ方向Hに枢動可能に連結している。
また、セントル20における2本の柱217の幅方向Wにおける内側の柱217に設けられた高さ調整部212と、プロテクタ30における2本の柱33の幅方向Wにおける内側の柱33とを連結ジャッキ42により連結している。
続いて、セントル20とプロテクタ30とを連結ジャッキ41,42によって連結して構成した改修装置10を用いたトンネル1の改修工法について、以下で説明する。
トンネル1の改修工法の流れについて説明する前に、型枠部22によって、コンクリート覆工2との間に形成される打設空間4の開放された端部(以下においてツマ部という)を塞ぐツマ型枠50について、図4に基づいて説明する。
打設済みの打ち替え覆工部3に対して型枠部22を設置した状態の奥行き方向Lの縦断面図である図4に示すように、ツマ型枠50は、打設空間4を形成する型枠部22における奥行き方向Lの施工方向先端側に対して設けられる。
具体的には、上述したように、施工側半断面X(あるいは通行側半断面Y)のコンクリート覆工2に対応する弧状の型枠部22によって形成された打設空間4は、径外側はコンクリート覆工2が存在し、施工方向の後方は打設済みの打ち替え覆工部3が存在する。そのため、打設空間4は、径外側、施工方向の後方及び径内側は囲まれているものの、施工方向の前方が開放されているため、ツマ型枠50によって閉塞する。
具体的には、ツマ型枠50は、型枠部22の施工方向の前方端部に設けられ、径方向に延びるツマ壁51と、ツマ壁51を型枠部22に固定するツマ壁固定部52と、型枠部22の径外面とツマ壁51とで構成される角部に配置される面取り部53とで構成している。
このように構成されたツマ壁51をツマ壁固定部52によって型枠部22に固定することで、径外側、施工方向の後方及び径内側、並びに施工方向の前方の断面方向におけるすべてが囲まれた打設空間4を形成することができる。
改修装置10を用いたトンネル1の改修工法では、図6(a)に示す断面クラウン状のトンネル1におけるコンクリート覆工2の内面を所定厚みで切削し、図6(b)に示すように、打ち替え覆工部3に打ち替えて改修する工法である。
そして、改修装置10を用いたトンネル1の改修工法では、トンネル1の幅方向Wの半断面である通行側半断面Y(あるいは施工側半断面X)に通行車両Zを通行させながら、施工側半断面X(あるいは通行側半断面Y)で施工する工法である。なお、以下の詳細な説明では、先に往路側の半断面を施工してから、復路を施工するものとして説明するが、復路を先に施工してもよい。
具体的には、まず、トンネル1の坑外で改修装置10を組み付け(ステップs1)、トンネル1内部であるトンネル坑内1Xに搬入する(ステップs2)。
そして、図7(a)に示すように、往路側の半断面を施工側半断面Xとし、施工側半断面Xにおける1スパン分のコンクリート覆工2における内面側の一部を所定厚みで切削する(ステップs3)。コンクリート覆工2の切削は、図示省略するコンクリート切削装置によってトンネル内部側から切削する。このとき、コンクリート覆工2は、打ち替えられた打ち替え覆工部3の所定強度が確保できる厚みで切削される。
そして、トンネル坑外で組み付けられた改修装置10をトンネル坑内1Xの施工箇所まで移動させる(ステップs4)。
具体的には、図7(b)に示すように、トンネル1の道路面5に仮設レール6を敷設し、敷設された仮設レール6上を車輪211、車輪35を転動させて改修装置10を施工箇所まで移動させる。このとき、改修装置10におけるセントル20の型枠部22を折り畳み状態で移動させる。
詳しくは、図7(b)に示すように、ジャッキ216,218を縮短して第1型枠構成部221に対して型枠構成部222,223を枢動させて型枠部22を折り畳み状態とし、この状態で改修装置10を移動させる。
施工箇所まで移動した改修装置10の型枠部22を展開するとともに固定し、さらには改修装置10を固定する(ステップs5)。
具体的には、図8(a)に示すように、高さ調整部212を伸長して、梁213で支持された第1型枠構成部221をコンクリート覆工2に対して所定間隔を隔てた位置に配置する。そして、ジャッキ216,218を伸長して第1型枠構成部221に対して型枠構成部222,223を枢動させて型枠部22を展開状態とする。この状態で、コンクリート覆工2に設けたアンカーボルト7で型枠構成部222,223を固定する。
このように、展開した型枠部22では、第1型枠構成部221がコンクリート覆工2に対して所定の間隔を隔てた位置に配置されるとともに、型枠構成部222,223がコンクリート覆工2に設けたアンカーボルト7で固定される。そのため、型枠部22とコンクリート覆工2との間に所定の厚さを有する空間である打設空間4が形成される。
さらに、通行側半断面Yに配置されたプロテクタ30とセントル20とを連結する連結ジャッキ41,42、さらには、プロテクタ30に設けられた固定ジャッキ36を伸長して、打設空間4に打設する生コンクリートの打設圧力に抗するように、改修装置10を固定する。
なお、このように、トンネル坑内1Xにおいて固定された改修装置10において、通行側半断面Yに配置されたプロテクタ30の通行空間30Xには、通行車両Zを通行させることができる。
また、第1型枠構成部221がコンクリート覆工2に対して所定の位置に配置され、型枠構成部222,223がコンクリート覆工2に設けたアンカーボルト7で固定されて打設空間4を形成する型枠部22に対してツマ型枠50を設置する(図4参照:ステップs6)。
上述のように、改修装置10がトンネル坑内1Xにおいて固定され、展開状態の型枠部22がアンカーボルト7で固定された状態で、打設口225から打設空間4に生コンクリートを打設する(ステップs7)。なお、打設空間4に打設して打ち替え覆工部3を構成するコンクリートしては、繊維補強コンクリートなどの流動性及び強度の高いコンクリートを打設する。
上述のように、打設口225から生コンクリートを打設すると、型枠部22には生コンクリートの打設圧力が作用する。そして、型枠部22を支持する本体部21にも、型枠部22を介して生コンクリートの打設圧力が作用する。しかしながら、型枠部22は本体部21に支持されるとともに、アンカーボルト7によってコンクリート覆工2から支持されているため、型枠部22が生コンクリートの打設圧力によって変形することを防止できる。
打設空間4に打設したコンクリートに一定の強度が発生し、打ち替え覆工部3が構成されるまで養生し(ステップs8)、養生後、打ち替え覆工部3に対して型枠部22を脱型する(ステップs9)。具体的には、まず、ツマ型枠50を撤去する。そして、コンクリート覆工2に設けたアンカーボルト7による型枠構成部222,223の固定を解消するとともに、少なくともプロテクタ30に設けられた固定ジャッキ36を縮短して、改修装置10の固定を解消する。
また、ジャッキ216,218を縮短して第1型枠構成部221に対して型枠構成部222,223を枢動させて型枠部22を折り畳み状態とし、高さ調整部212を縮短して、打ち替え覆工部3に対して型枠部22を下降させる。
このように、ステップs3乃至ステップs9を1サイクルとし、1サイクルの施工が終了し、往路における改修範囲の未施工箇所があると(ステップs10:No)、ステップs3に戻り次の施工箇所を施工する。
往路における改修範囲のすべての施工が完了すると(ステップs10:Yes)、施工側半断面Xと通行側半断面Yとを入れ替えて、復路の施工を行う(ステップs11:Yes)。このとき、幅方向Wの左側が施工側半断面Xであり、右側が通行側半断面Yであった往路での施工に対して、図9(a)に示すように、施工側半断面Xと通行側半断面Yとが左右入れ替わり、幅方向Wの右側が施工側半断面Xとなり、左側が通行側半断面Yとなる。
具体的には、トンネル坑内1Xから改修装置10を搬出し、図9(b)に示すように、復路における施工側半断面Xにセントル20が配置され、通行側半断面Yにプロテクタ30が配置されるように改修装置10を配置する。そして、上述のステップs3乃至ステップs10までを繰り返し、復路の改修範囲に対して施工する。復路の改修範囲のすべてが施工されると(ステップs11:No)、コンクリート覆工2の内面側に打ち替え覆工部3が形成され、図5(b)に示すように、トンネル1の改修は完了する。
上述のトンネル改修工法は、トンネル用の改修装置10の型枠部22を、供用中のトンネル1のコンクリート覆工2に対する内部側に所定間隔を隔てて配置し、コンクリート覆工2と型枠部22との間の打設空間4にコンクリートを打設して、トンネル1内面を改修する工法である。そして、トンネル1の幅方向Wにおける半断面のうち施工側半断面X(あるいは通行側半断面Y)に対して、半断面のコンクリート覆工2の対応する弧状に形成された型枠部22を配置するとともに、通行側半断面Y(あるいは施工側半断面X)に、通行車両Zが通行空間30Xを通行できるプロテクタ30を配置している。
また、上述の改修装置10は、供用中のトンネル1のコンクリート覆工2の内面側にコンクリートを打設して、トンネル1内面を改修するためのトンネル用の装置である。そして、トンネル1の幅方向Wにおける半断面のうち施工側半断面X(あるいは通行側半断面Y)に対して配置され、半断面のコンクリート覆工2の対応する弧状に形成された型枠部22と、通行側半断面Y(あるいは施工側半断面X)に配置され、通行車両Zが通行空間30Xを通行できるプロテクタ30とで構成されている。そのため、供用中のトンネル1であっても、車両などの通行車両Zを安全に通行させながら施工することができる。
詳述すると、供用中のトンネル1のコンクリート覆工2に対する内部側に所定間隔を隔てて配置する型枠部22が、トンネル1の幅方向Wにおける半断面のうち施工側半断面X(あるいは通行側半断面Y)に対応する弧状に形成される。また、通行側半断面Y(あるいは施工側半断面X)に、通行車両Zが通行空間30Xを通行できるプロテクタ30が配置される。
そのため、トンネル1の施工側半断面X(あるいは通行側半断面Y)で施工し、通行側半断面Y(あるいは施工側半断面X)を通行車両Zが通行することができる。また、通行側半断面Y(あるいは施工側半断面X)を通行する通行車両Zはプロテクタ30の通行空間30Xを通行するため、施工側半断面X(あるいは通行側半断面Y)で行われる施工に対してプロテクタ30で防護されながら安全に通行することができる。
また、プロテクタ30が、型枠部22に対して、奥行き方向Lに長いため、通行側半断面Y(あるいは施工側半断面X)をより安全に通行車両Zを通行させながら、施工側半断面X(あるいは通行側半断面Y)の改修を施工することができる。
詳述すると、プロテクタ30が、型枠部22に対して、奥行き方向Lに長い。そのため、プロテクタ30の通行空間30Xを通行する通行車両Zは、施工側半断面X(あるいは通行側半断面Y)に配置された型枠部22における施工の範囲を超えてプロテクタ30で防護される。したがって、通行側半断面Y(あるいは施工側半断面X)をより安全に通行車両Zを通行させながら、施工側半断面X(あるいは通行側半断面Y)の改修を施工することができる。
また、プロテクタ30に、奥行き方向Lに走行可能な車輪35が設けられ、型枠部22を支持するとともに、奥行き方向Lに走行可能な本体部21が設けられている。また、プロテクタ30と本体部21とが幅方向Wに連結されているため、施工側半断面X(あるいは通行側半断面Y)における施工に伴って、奥行き方向Lに型枠部22を、プロテクタ30とともに、移動させて改修することができる。
また、プロテクタ30に設けられた固定ジャッキ36によって、打設するコンクリートから型枠部22に作用する圧力に抗するため、プロテクタ30を介して、コンクリートの打設圧力によって型枠部22が移動したりすることを防止できる。
また、コンクリート覆工2からアンカーボルト7で型枠部22を支持しているため、アンカーボルト7を介して、打設するコンクリートから型枠部22に作用する圧力に対抗することができる。したがって、コンクリートの打設圧力によって型枠部22が移動したりすることを防止できる。
また、弧状に形成された型枠部22は、第1型枠構成部221,第2型枠構成部222及び第3型枠構成部223と、型枠構成部同士を枢動する枢動連結部224とで構成し、折り畳み可能に構成されている。そのため、型枠部22を折り畳んでコンパクト化することができ、改修装置10を容易に移動することができる。
詳述すると、型枠部22は、高さ方向Hに移動可能に支持された第1型枠構成部221と、枢動連結部224により第1型枠構成部221に対して枢動可能に連結された第2型枠構成部222及び第3型枠構成部223とで構成している。
また、型枠部22の型枠構成部222,223を、第1型枠構成部221に対して所定の枢動位置に移動させるジャッキ216,218が設けられているため、折り畳み可能に構成された型枠部22を、型枠としての所望の形状に確実に形成することができる。
また、高さ方向Hに移動可能に支持された第1型枠構成部221に対して、枢動連結部224によって枢動可能に連結された型枠構成部222,223をジャッキ216,218により所定の枢動位置に移動させる。そのため、折り畳み可能に構成された型枠部22を、型枠としての所望の形状に確実に形成できる。さらに、型枠部22をコンクリート覆工2に対して所望の位置に配置することができる。
また、枢動連結部224により第1型枠構成部221に対して型枠構成部222,223を折り畳んで、型枠部22を、プロテクタ30とともに、トンネル坑内1Xを移動することで、効率よく、且つ安全に施工することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、この発明の改修装置は改修装置10に対応し、
以下同様に、
型枠部は型枠部22に対応し、
トンネルはトンネル1に対応し、
覆工部はコンクリート覆工2に対応し、
改修材はコンクリートに対応し、
幅方向は幅方向Wに対応し、
一方の半断面は施工側半断面X(あるいは通行側半断面Y)に対応し、
他方の半断面は通行側半断面Y(あるいは施工側半断面X)に対応し、
通行体は通行車両Zに対応し、
内部は通行空間30Xに対応し、
防護部はプロテクタ30に対応し、
トンネル延長方向は奥行き方向Lに対応し、
走行部は車輪35に対応し、
台車部は本体部21に対応し、
対抗部は固定ジャッキ36に対応し、
支持部はアンカーボルト7に対応し、
型枠構成部は第1型枠構成部221,型枠構成部222,223に対応し、
枢動部は枢動連結部224に対応し、
上下方向は高さ方向Hに対応し、
型枠構成主部は第1型枠構成部221に対応し、
型枠構成従部は型枠構成部222,223に対応し、
移動部はジャッキ216,218に対応し、
トンネル坑内はトンネル坑内1Xに対応するが、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の説明では、コンクリート覆工2の内面側において所定の厚み分を切削後、コンクリートを打設して打ち替えて改修したが、コンクリート覆工2の内面側にコンクリートを打設して増し打ちして改修してもよい。
またトンネル1は、クラウン形状、あるいは馬蹄形状などの内面が曲面状となる断面形状であってもよい。
上述の説明では、改修材として流動性及び強度の高いコンクリートを打設したが、流動性の高い無収縮モルタルなどのモルタルや樹脂など、強度などの所要性能を満足するものを用いてもよい。
アンカーボルト7をコンクリート覆工2に設置したが、引き抜き力に対抗して、型枠部22を支持することができれば,セットアンカーやカットアンカーなど別の構成であってもよい。
1…トンネル
1X…トンネル坑内
2…コンクリート覆工
7…アンカーボルト
10…改修装置
21…本体部
22…型枠部
30…プロテクタ
30X…通行空間
35…車輪
36…固定ジャッキ
216…第1ジャッキ
218…第2ジャッキ
221…第1型枠構成部
222…第2型枠構成部
223…第3型枠構成部
224…枢動連結部
H…高さ方向
L…奥行き方向
W…幅方向
X…施工側半断面
Y…被施工側半断面
Z…通行車両

Claims (14)

  1. トンネル用の改修装置の型枠部を、供用中のトンネルの覆工部に対する内部側に所定間隔を隔てて配置し、
    前記覆工部と前記型枠部との間に改修材を打設して、トンネル内面を改修するトンネル改修工法であって、
    前記トンネルの幅方向における半断面のうち一方の半断面に対して、半断面の前記覆工部に対応する弧状に形成された前記型枠部を配置するとともに、
    他方の半断面に、通行体が内部を通行できる防護部を配置する
    トンネル改修工法。
  2. 前記防護部が、前記型枠部に対して、トンネル延長方向に長い
    請求項1に記載のトンネル改修工法。
  3. 前記防護部に、トンネル延長方向に走行可能な走行部が設けられるとともに、
    前記型枠部を支持するとともに、トンネル延長方向に走行可能な台車部が設けられ、
    前記防護部と前記台車部とが前記幅方向に連結された
    請求項1又は2に記載のトンネル改修工法。
  4. 前記防護部に設けられた対抗部によって、打設する前記改修材から前記型枠部に作用する圧力に抗する
    請求項1乃至3のうちいずれかに記載のトンネル改修工法。
  5. 前記覆工部から支持部で前記型枠部を支持する
    請求項1乃至4のうちいずれかに記載のトンネル改修工法。
  6. 弧状に形成された前記型枠部は、複数の型枠構成部と、該型枠構成部同士を枢動する枢動部とで構成し、折り畳み可能に構成された
    請求項1乃至5のうちいずれかに記載のトンネル改修工法。
  7. 前記型枠構成部は、
    上下方向に移動可能に支持された型枠構成主部と、
    前記枢動部により前記型枠構成主部に対して枢動可能に連結された型枠構成従部とで構成し、
    前記型枠構成従部を、前記型枠構成主部に対して所定の枢動位置に移動させる移動部が設けられた
    請求項6に記載のトンネル改修工法。
  8. 前記枢動部により前記型枠構成主部に対して前記型枠構成従部を折り畳んで、前記型枠部を、前記防護部とともに、トンネル坑内を移動する
    請求項6又は7に記載のトンネル改修工法。
  9. 供用中のトンネルの覆工部の内面側に改修材を打設して、トンネル内面を改修するためのトンネル用の改修装置であって、
    前記トンネルの幅方向における半断面のうち一方の半断面に対して配置され、半断面の前記覆工部に対応する弧状に形成された型枠部と、
    他方の半断面に配置され、通行体が内部を通行できる防護部とで構成された
    改修装置。
  10. 前記防護部が、前記型枠部に対して、トンネル延長方向に長い
    請求項9に記載の改修装置。
  11. 前記防護部に、トンネル延長方向に走行可能な走行部が設けられるとともに、
    前記型枠部を支持するとともに、トンネル延長方向に走行可能な台車部が設けられ、
    前記防護部と前記台車部とが前記幅方向に連結された
    請求項9又は10に記載の改修装置。
  12. 前記防護部に、打設する前記改修材から前記型枠部に作用する圧力に抗する対抗部が設けられた
    請求項9乃至11のうちいずれかに記載の改修装置。
  13. 弧状に形成された前記型枠部は、複数の型枠構成部と、該型枠構成部同士を枢動する枢動部とで構成し、折り畳み可能に構成した
    請求項9乃至12のうちいずれかに記載の改修装置。
  14. 前記型枠構成部は、
    上下方向に移動可能に支持された型枠構成主部と、
    前記枢動部により前記型枠構成主部に対して枢動可能に連結された型枠構成従部とで構成し、
    前記型枠構成従部を、前記型枠構成主部に対して所定の枢動位置に移動させる移動部が設けられた
    請求項13に記載の改修装置。
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