JP2007044874A - フレキシブルダイの製造方法及びその製造方法により製造されるフレキシブルダイ - Google Patents
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Abstract
【課題】厚みの厚い材料であっても、加工精度が高く、押切刃の耐久性に優れ
たフレキシブルダイの製造方法を提供する。
【解決手段】本フレキシブルダイの製造方法は、金属板の表面にフォトレジス
ト膜を一様に積層し、そのフォトレジスト膜を露光した後、現像を行い、その
金属板の表面上に押切刃形成部に相当する部分にレジストパターンを形成し、
その後、そのレジストパターンをマスクとして金属板のエッチングを行なうこ
とにより、フレキシブルベースから突出する突部を形成した後、その突部の側
面をワイヤ放電加工を行うことによりフレキシブルベースと一体的な垂直突部
を形成し、かつ、垂直突部の垂直面側に穴を形成し、その垂直突部の先端に両
刃または片刃の刃先加工を施す。
【選択図】図4
Description
本発明は、薄い紙、プラスチックシート等を所定の輪郭線に沿ってカッティング(押切)するのに使用されるフレキシブルダイ(シート状刃板)の製造方法及びその製造方法により製造されるフレキシブルダイに関する。
印刷機の分野においては、表面にマグネットチップを積層したマグネットロールを備え、そのマグネットロールに、鉄、フェライト、コバルト、ニッケル等の強磁性体を含んだフレキシブル印刷原版を装着(吸着)して、印刷を行うタイプの印刷機が実用化されている。この種の印刷機は、フレキシブル印刷原版の取り替えにより、印刷内容を簡単に変更できるという特徴がある。
一方、印刷物として、図12に例示するように、紙や透明プラスチックシート等からなる台紙101と印刷用紙102とを接着剤を挟んで積層し、その積層シート110の表面に印刷を施した後、表面の印刷用紙102のみを、印刷図柄の輪郭線103に沿ってカッティングして製品化されたシール商品が普及している。ユーザーは、このシール商品を使用する際、印刷用紙102の輪郭線103で囲まれた部分を台紙101から剥がしたシールを、手帳、予定表、写真アルバム、伝票、ファイルのインデックスなどに貼り付けて用いる。
このような印刷とカッティングとを組み合わせた商品の製造技術として、図14に示すように、フレキシブルベース(強磁性体)164の片面に所定パターンの押切刃162を有するフレキシブルダイ(ロータリダイ)161を作製し、このフレキシブルダイ161を、ダイシリンダ166に装着(吸着)したロータリ打抜機160を用いて、印刷機械の中でカッティング処理を行う方法がある。
また、こうした打抜機としては、図15に示すような平板打抜機170がある。この平板打抜機170は、昇降動作を行なう上部プラテン172と、上部プラテン172の対向位置に固定された下部プラテン174からなる。上部プラテン172には、フレキシブルダイ(フラットダイ)171が固定され、このフレキシブルダイ171は、上部プラテン172に固定されたフレキシブルべース176と、このフレキシブルべース176の片面に突設された所定パターンの押切刃178によって構成されている。また、下部プラテン174の上面には、フレキシブルダイ171に対向してワーク179が載置される。この
平板打抜機170は、上部プラテン172の昇降動作によって、ワーク179が所望の形状に切断される。
平板打抜機170は、上部プラテン172の昇降動作によって、ワーク179が所望の形状に切断される。
この種のフレキシブルダイには、押切刃が連続形成された抜きダイと、カッティングラインに沿ってカット部/アンカット部が交互に連続する、いわゆるミシン刃がある。また、これらのフレキシブルダイの製法としては、機械加工やエッチングによる方法が挙げられる。なお、エッチングにより製作されたものは、一般にエッチング刃と呼ばれている。
フレキシブルダイ(エッチング刃)の製造方法の一例を説明する。
まず、鋼板等の金属板の表面にフォトレジストを一様に積層し、次いで、そのフォトレジスト膜の露光・現像を行って、金属板表面上で押切刃形成部に相当する部分のみにフォトレジストを残す。残ったレジストパターンをマスクとして金属板のエッチングを行い、そのエッチングの進行が金属板の裏面から所定の高さに達した時点でエッチングを止めて、フレキシブルベースとこのベースから突出する断面台形状の突部(突条)を形成した後、レジストパターンを剥離する。
そして、図13に示すように、円錐形状の工具4を用いて断面台形状の突部221に刃先加工を施すことにより、フレキシブルベース201上に断面三角形の押切刃202が形成されたフレキシブルダイ(抜きダイ)を得る。
ところで、図13に示すフレキシブルダイによれば、押切刃202が断面三角形となっているので、厚みの厚い材料を抜く場合などにおいて、抜かれた材料の加工部分の上下(表裏)の寸法が異なってしまい、加工精度が悪くなる。また、材料を抜く際に、押切刃に大きな圧力が掛かるため、押切刃の耐久性の面の問題もある。
本発明はそのような実情に鑑みてなされたもので、厚みの厚い材料であっても精度良く加工することができ、しかも押切刃の耐久性に優れたフレキシブルダイと、その製造方法の提供を目的とする。
本発明のフレキシブルダイの製造方法は、フレキシブルベースの片面に所定パターンの押切刃が形成されたフレキシブルダイを製造する方法であって、金属板の表面にフォトレジスト膜を一様に積層し、そのフォトレジスト膜を露光した後、現像を行うことにより、上記金属板の表面上に押切刃形成部に相当する部分にレジストパターンを形成し、その後、そのレジストパターンをマスクとして上記金属板のエッチングを所定深さに達するまで行うことにより、フレキシブルベースとこのベースから突出する突部を形成した後、その突部の側面をワイヤ放電加工を行うことにより切削して、上記フレキシブルベースと一体的な垂直突部を形成するとともに、上記垂直突部の垂直面側に穴を形成し、次いでその垂直突部の先端に両刃または片刃の刃先加工を施すことによって特徴づけられる。
また、本発明の別のフレキシブルダイの製造方法は、フレキシブルベースの片面に所定パターンの押切刃が形成されたフレキシブルダイを製造する方法であって、金属板の表面にフォトレジスト膜を一様に積層し、そのフォトレジスト膜を露光した後、現像を行うことにより、上記金属板の表面上に押切刃形成部に相当する部分にレジストパターンを形成し、その後、そのレジストパターンをマスクとして上記金属板のエッチングを所定深さに達するまで行うことにより、フレキシブルベースとこのベースから突出する突部を形成した後、その突部の先端に両刃または片刃の刃先加工を行い、その後その刃先加工を行った
突部の側面をワイヤ放電加工を行うことにより切削して、上記フレキシブルベースと一体的な垂直突部を形成するとともに、上記垂直突部の垂直面側に穴を形成することによって特徴づけられる。
突部の側面をワイヤ放電加工を行うことにより切削して、上記フレキシブルベースと一体的な垂直突部を形成するとともに、上記垂直突部の垂直面側に穴を形成することによって特徴づけられる。
この突部の側面をワイヤ放電加工により垂直突部を形成する構成では、フラットダイの内側が穴形状を有する構造となる。この構造により、フレキシブルべースと抜き物との干渉がなく、打ち抜き精度を上げる可能性がある。また、抜き物の詰まりを防ぐ可能性がある。
さらに、本発明の製造方法では、ワイヤ放電を用いることにより、ミル加工と比較してワークにかかる機械的な力が小さく、刃型形状を変形させることがないため、より刃先に接近した片刃加工が可能になる。さらに、ミル加工と比較して角形状の内輪郭加工において、ワイヤ径までの追従が可能となる。また、片刃側に比較的自由なテーパがかけられる。
本発明のフレキシブルダイは、本発明の製造方法によって製造されるフレキシブルダイであり、上記押切刃は、上記フレキシブルベースと一体的に形成され、かつ、そのフレキシブルベースに対し垂直な面を有する垂直突部からなり、その垂直突部の垂直面側に穴が形成されているとともに、その垂直突部の先端が、両刃または片刃に加工されていることによって特徴づけられる。
本発明によれば、エッチングによりフレキシブルベースとこのベースから突出する突部(断面台形状の突部)を形成した後、その突部の側面を切削して垂直突部を形成し、次いで垂直突部の先端に両刃または片刃の刃先を加工するか、もしくは、突部(断面台形状の突部)の先端に両刃または片刃の刃先加工を行い、その刃先加工を行った突部の側面を切削して垂直突部を形成することによって押切刃を形成しているので、押切刃の根元部の幅を、従来のフレキシブルダイの押切刃(図13参照)の根元部の幅よりも小さくすることができる。従って、厚みの厚い材料を抜く場合であっても、材料の加工部分の上下(表裏
)の寸法の差を小さくすることができ、加工精度を高めることができる。しかも、押切刃の全体に刃先加工を行うのではなく、垂直突部の先端のみに刃先を加工しているので、材料を抜く際に刃の側面で材料を押す面積を少なくすることができ、つまり、材料を抜く際に押切刃に掛かる圧力が小さくて済み、押切刃の耐久性が向上する。
)の寸法の差を小さくすることができ、加工精度を高めることができる。しかも、押切刃の全体に刃先加工を行うのではなく、垂直突部の先端のみに刃先を加工しているので、材料を抜く際に刃の側面で材料を押す面積を少なくすることができ、つまり、材料を抜く際に押切刃に掛かる圧力が小さくて済み、押切刃の耐久性が向上する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
次に、本発明のフレキシブルダイの実施形態をその縦断面図である図1を参照しながら説明する。
この例のフレキシブルダイ90は、フレキシブルベース1の片面に押切刃2が形成されており、その押切刃2が、フレキシブルベース1から垂直に突出する垂直突部211の先端に、両刃の刃先2aが加工された形状となっている。また、垂直突部211の垂直面側(内側)には穴9が形成された構造となっている。
この図1のフレキシブルダイ90は、以下に示すように、本発明の製造方法の実施形態によって製造される。図2乃至図4、図10及び図11はその製造方法を説明するための図であり、これらの図を参照しながら以下に説明する。
(1)図10に示すような形状(図12の輪郭線103に対応)の露光パターン11aを有するフォトマスク(フィルム)11を製版しておく。
(2)図2(A)に示すように、金属板10として強磁性体である鋼板(厚さ:0.50mm)を用い、その金属板10の表面に、フォトレジストを一様に塗布する。次に、図2(B)に示すように、フォトレジスト膜12の上面にフォトマスク11を配置・位置決めした状態で露光を行い、次いで、フォトレジスト膜12の現像を行って、金属板10の表面上に、図11に示すようなレジストパターン13を形成する(図2(C))。
(3)レジストパターン13をマスクとして金属板10のエッチングを開始し、そのエッチングの進行が、所定深さに達した時点でエッチングを停止する。このエッチングにより、フレキシブルベース1が形成されるとともに、そのフレキシブルベース1上に断面台形状の突部(突条)21がカッティングライン(押切刃形成ライン)に沿って形成される(図2(D))。
(4)レジストパターン13を剥離する(図2(E))。
(1)図10に示すような形状(図12の輪郭線103に対応)の露光パターン11aを有するフォトマスク(フィルム)11を製版しておく。
(2)図2(A)に示すように、金属板10として強磁性体である鋼板(厚さ:0.50mm)を用い、その金属板10の表面に、フォトレジストを一様に塗布する。次に、図2(B)に示すように、フォトレジスト膜12の上面にフォトマスク11を配置・位置決めした状態で露光を行い、次いで、フォトレジスト膜12の現像を行って、金属板10の表面上に、図11に示すようなレジストパターン13を形成する(図2(C))。
(3)レジストパターン13をマスクとして金属板10のエッチングを開始し、そのエッチングの進行が、所定深さに達した時点でエッチングを停止する。このエッチングにより、フレキシブルベース1が形成されるとともに、そのフレキシブルベース1上に断面台形状の突部(突条)21がカッティングライン(押切刃形成ライン)に沿って形成される(図2(D))。
(4)レジストパターン13を剥離する(図2(E))。
次に、この図2(E)によって得られたフレキシブルダイを用いて、図3あるいは図4に示す製造方法を行なう。
まず、図3に示す製造方法について説明する。
図3(A)に示すように、円錐形状の工具4を用いて、垂直突部21の先端に刃先(両刃)2aを加工する。次に、この刃先加工を行なった突部211に、予めデータフォーマットの形式をDXF(date exchange file) とした元図データに基づき作成されたNCデータにより、ワイヤー放電加工の始点となる細穴を、NC細穴放電加工機であける。次に、図3(B)に示すように、この細穴が形成された突部211をワイヤー放電加工機5上に固定し、上記NCデータにより突部211の内側側面に垂直加工を施すことにより、垂直突部212が形成されたフレキシブルダイ(フラットダイ)90が作製される。
このワイヤー放電加工においては、位置検出用のCCDカメラを用いることにより、位置精度が±20μmの高精度加工が可能となる。また、ミル加工と比較してワークにかかる機械的な力が小さく、刃型形状を変形させることがないため、より刃先に接近した片刃加工が可能になる。さらに、ミル加工と比較して角形状の内輪郭加工において、ワイヤ径までの追従が可能となる。本実施の形態では、加工面を最高で2μmRmax まで仕上げられた。
以上の製造工程では、刃先の加工後、ワイヤー放電加工により垂直突部を形成する構成を採用したが、図4に示すように、垂直突部を形成した後、刃先の加工を行なってもよい。この図4に示す製造方法は、図4(A)に示すように、ワイヤー放電加工機5によって、図3の製造方法と同様、垂直突部213を形成し、図4(B)に示すように、この垂直突部213の先端に刃先(片刃)2dを加工した垂直突部214を形成するものである。
以上の製造方法によって作製された図1に示すフレキシブルダイ90を平板打抜機130に適用した構成の模式的正面図を図5に示す。
この平板打抜機130は、昇降動作を行なう上部プラテン32と、上部プラテン32の対向位置に固定された下部プラテン34からなる。上部プラテン32には、片面に所定パターンの押切刃2が突設されたフレキシブルダイ(フラットダイ)90が上部プラテン32に固定され、また、下部プラテン34の上面には、フレキシブルダイ90に対向してワーク38が載置される。
このようにフレキシブルダイ90が設置された平板打抜機の動作を、その作用説明図である図6を参照しながら、説明する。
この平板打抜機の構成(下部プラテンの図面は省略)では、図6(A)に示すように、フレキシブルダイ90の内側に形成された穴9には、スポンジ42が刃先2aよりも突出した状態で嵌め込まれている。この状態の上部プラテン32が下降し、ワーク38が切断された時点(上部プラテン32の静止状態)では、図6(B)に示すように、抜き物44がスポンジ42を押圧してフレキシブルダイ90の内側に嵌まり込む。その後、上部プラテン32が上昇すると、さらに、図6(C)に示すように、抜き物44は、スポンジ42の弾性力によってスポンジ42から脱離する。
なお、以上の製造工程において、図1及び図7に示す押切刃2(両刃)を形成する場合、例えば刃角60度で刃先深度Sが0.3mm,0.4mmの押切刃、あるいは刃角50度で刃先深度Sが0.3mm,0.4mmの押切刃を得ることが可能である。また、図8に示す押切刃20(片刃)を形成する場合、例えば刃角45度で刃先深度Sが0.4mmの押切刃、あるいは刃角40度で刃先深度Sが0.4mmの押切刃を得ることが可能である。
ここで、フレキシブルダイに形成する押切刃としては、図7及び図8の形状のほか、図9(A)及び(B)に示す形状の押切刃52,62を挙げることができる。
以上の製造方法で用いるフォトレジスト、エッチャント、レジスト剥離剤などは、特に限定されず、エッチング刃の製作において一般に使用されているものであれば、任意のものを使用することができる。
以上の製造方法では、カッティングラインが矩形(4角アール)の押切刃の例を示したが、本発明はこれに限られることなく、三角形や丸形状、あるいは動物・アニメーションのキャラクタ等の図柄、花柄模様、文字等の複雑な形状をカッティングする各種のフレキシブルダイにも適用できる。
また、本発明は、押切刃が連続形成されたフレキシブルダイ(抜きダイ)のほか、カッティングラインに沿ってカット部/アンカット部が交互に連続するミシン刃にも適用できる。
さらに、シールなどの半抜きに限られず、全抜きにも適用できる。
以上のように、本発明によれば、押切刃の根元部の幅を、従来のフレキシブルダイの押切刃の根元部の幅よりも小さくすることができ、厚みの厚い材料を抜く場合であっても、材料の加工部分の上下(表裏)の寸法の差を小さくすることができ、加工精度を高めることができる。しかも、垂直突部の先端のみに刃先を加工しているので、材料を抜く際に押切刃に掛かる圧力が小さくて済み、押切刃の耐久性が向上し、押切刃の使用期間を長くすることができ、生産性の向上とともに製品コストを抑えることもでき、経済的にも有益である。
1 フレキシブルベース
2 押切刃
2a 刃先
2b、211 垂直突部
10 金属板
11 フォトマスク
11a露光パターン
12 フォトレジスト膜
13 レジストパターン
21 突部(突条)
9 穴
2 押切刃
2a 刃先
2b、211 垂直突部
10 金属板
11 フォトマスク
11a露光パターン
12 フォトレジスト膜
13 レジストパターン
21 突部(突条)
9 穴
Claims (3)
- フレキシブルベースの片面に所定パターンの押切刃が形成されたフレキシブルダイを製造する方法であって、
金属板の表面にフォトレジスト膜を一様に積層し、そのフォトレジスト膜を
露光した後、現像を行うことにより、上記金属板の表面上に押切刃形成部に相
当する部分にレジストパターンを形成し、その後、そのレジストパターンをマ
スクとして上記金属板のエッチングを所定深さに達するまで行うことにより、
フレキシブルベースとこのベースから突出する突部を形成した後、その突部の
側面をワイヤ放電加工を行うことにより切削して、上記フレキシブルベースと
一体的な垂直突部を形成するとともに、上記垂直突部の垂直面側に穴を形成し
、次いでその垂直突部の先端に両刃または片刃の刃先加工を施すことを特徴と
するフレキシブルダイの製造方法。 - フレキシブルベースの片面に所定パターンの押切刃が形成されたフレキシブルダイを製造する方法であって、
金属板の表面にフォトレジスト膜を一様に積層し、そのフォトレジスト膜を露光した後、現像を行うことにより、上記金属板の表面上に押切刃形成部に相当する部分にレジストパターンを形成し、その後、そのレジストパターンをマスクとして上記金属板のエッチングを所定深さに達するまで行うことにより、フレキシブルベースとこのベースから突出する突部を形成した後、その突部の先端に両刃または片刃の刃先加工を行い、その後その刃先加工を行った突部の側面をワイヤ放電加工を行うことにより切削して、上記フレキシブルベースと一体的な垂直突部を形成するとともに、上記垂直突部の垂直面側に穴を形成することを特徴とするフレキシブルダイの製造方法。 - 請求項1または2に記載のフレキシブルダイの製造方法により製造されるフレキシブルダイであって、
上記押切刃は、上記フレキシブルベースと一体的に形成され、かつ、そのフレキシブルベースに対し垂直な面を有する垂直突部からなり、その垂直突部の垂直面側に穴が形成されているとともに、その垂直突部の先端が、両刃または片刃に加工されていることを特徴とするフレキシブルダイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (2)
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JP (1) | JP2007044874A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102191865A (zh) * | 2011-04-13 | 2011-09-21 | 泗阳浙阳新型保温防水材料有限公司 | 保温板模具 |
JP2016107392A (ja) * | 2014-12-08 | 2016-06-20 | ツジカワ株式会社 | 押切切断用刃型及び押切切断用刃型の製造方法並びに押切切断用刃型を用いた被加工物の押切切断方法 |
KR20180062983A (ko) * | 2015-05-06 | 2018-06-11 | 베르할터 아게 | 얇은 벽 구조의 재료를 펀칭하기 위한 장치 |
-
2006
- 2006-11-27 JP JP2006318472A patent/JP2007044874A/ja active Pending
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