JP2007044419A - 電子血圧計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被測定者の血圧測定コンプライアンスを維持しつつ、有用な血圧管理が可能な電子血圧計を提供すること。
【解決手段】 測定された血圧データを測定時刻に関連する情報と対応付けてメモリに記憶しておく。そして、操作部(記憶呼出スイッチ)が操作されることに応じて、メモリに記憶された血圧データのうち、基準の血圧データの測定時刻から所定時間(たとえば10分)内の測定時刻と対応付けられた血圧データを、特定データとして検索する(S42,S50)。そして、特定データに基づいて平均値が算出されて(S54,S56,S58)、算出された平均値が評価指標として表示される。
【選択図】 図6

Description

本発明は、電子血圧計に関し、特に、測定した血圧データの平均値を算出可能な電子血圧計に関する。
近年、高血圧を要因とする生活習慣病は一般的となってきており、健康管理の指標として血圧値を用いて血圧管理を行なうことは重要である。しかし、血圧は生活環境やストレスによって容易に変動する。よって、血圧測定の際、測定ごとの血圧値に一喜一憂するのではなく、トレンドによる管理や平均値を用いた管理方法が有用である。このことから、従来より、以下に示すような技術が提案されている。
たとえば、特許文献1には、空気袋(加圧帯)の加圧減圧を2サイクル以上好ましくは3サイクル自動的に繰返し、各サイクル毎に計測した最高血圧(収縮期血圧)、最低血圧(拡張期血圧)及び脈拍数/分の各平均値および計測値と平均値との上下最大偏差値を、最終サイクル終了時に自動的に計算して表示することが開示されている。また、繰返すサイクル数を予め設定できることも開示されている。
また、特許文献2には、次のような技術が開示されている。すなわち、各計測ポイントにて、血圧の生体による変動が余りない比較的短い期間に連続して血圧測定を第1規定の複数回行う。第1規定の複数回、または、第1規定複数回に至らない以前に、第2規定回の計測した血圧値の変動幅が規定値に入っていた場合、信頼性の高い計測が行われたと判断する。上記信頼性があると判断された場合、第2規定回計測された血圧値の平均値を計測データとし、血圧の日内変動回帰曲線を求める。一方、第1規定回数の繰り返し計測にて、第2規定回の血圧値の変動幅が規定値に入らなかった場合、第1規定回計測した血圧値の中から、値の近い第2規定個数の血圧値を選択して、選択した血圧値の平均値を計測データとして、血圧の日内変動回帰曲線を求める。
特開2002−102184号公報 特許第3202374号公報
しかしながら、上記のような技術においては、時系列的に被測定者の心身状態や周囲環境が異なるときに測定したデータも含めて平均化され評価指標として扱われてしまう。また、連続測定による拘束時間が長くなり被測定者の血圧測定コンプライアンスの低下につながる、といった問題が生じる。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、被測定者の血圧測定コンプライアンスを維持しつつ、有用な血圧管理が可能な電子血圧計を提供することである。
この発明のある局面に従う電子血圧計は、被測定者の血圧を測定するための測定手段と、時刻を計測するための計時手段と、測定された血圧データを測定時刻に関連する情報と対応付けて記憶するための記憶手段と、被測定者により操作される操作手段と、記憶手段に記憶された血圧データのうち、基準の血圧データの測定時刻から所定時間内の測定時刻と対応付けられた血圧データを、特定データとして検索するための第1の検索手段と、特定データに基づいて、平均値を算出するための平均値算出手段と、算出された平均値を評価指標として表示するための信号を生成する生成手段と、生成手段により生成された信号に対応する表示を行なうための表示手段とを備える。
これにより、被測定者によって操作手段が操作されることに応じて、基準の血圧データから所定時間内に測定された血圧データに基づいて平均値が算出され、表示される。
好ましくは、記憶手段には、測定された血圧データと測定時刻とが対応付けられて記憶される。
好ましくは、第1の検索手段は、特定データのうち、所定の複数個の血圧データを選択するための第1の選択手段を含み、平均値算出手段は、第1の選択手段により選択された血圧データの平均値を算出する。
好ましくは、第1の選択手段は、特定データが所定の複数個未満の場合には、特定データの全てを選択する。
これにより、基準の血圧データから所定時間内に測定された血圧データが1つ、すなわち基準の血圧データのみであっても、基準の血圧データの数値が平均値算出手段による算出結果として表示される。
好ましくは、基準の血圧データは、最新の血圧データであることが予め定められており、第1の検索手段は、最新の血圧データの測定時刻から所定時間内の測定時刻と対応付けられた血圧データを、特定データとして検索する。
あるいは、基準の血圧データは、最古の血圧データであることが予め定められており、第1の検索手段は、最古の血圧データの測定時刻から所定時間内の測定時刻と対応付けられた血圧データを、特定データとして検索することが好ましい。
あるいは、基準の血圧データは、被測定者により指定された血圧データであることが予め定められており、第1の検索手段は、指定された血圧データの測定時刻から所定時間内の測定時刻と対応付けられた血圧データを、特定データとして検索することが好ましい。
好ましくは、操作手段は、記憶手段に記憶された血圧データに関する情報を呼び出すために設けられた操作スイッチであり、操作スイッチが押下されることに応じて、基準の血圧データが特定される。
好ましくは、第1の検索手段は、特定データのうち、基準血圧値から所定の変動許容範囲内の血圧データを選択するための第2の選択手段を含み、第1の平均値算出手段は、第2の選択手段により選択された所定の変動許容範囲内の血圧データの平均値を算出する。
なお、変動許容範囲は、予め定められていてもよいし、被測定者が設定できてもよい。
好ましくは、基準血圧値は、特定データのうち、最古の血圧データ、最新の血圧データ、および被測定者により指定された血圧データのいずれかに対応する血圧値であることが予め定められている。
あるいは、基準血圧値は、特定データの平均値であることが予め定められていてもよい。
好ましくは、血圧測定ごとに、測定された血圧データの測定時刻から所定時間内の測定時刻と対応付けて記憶された血圧データを、対象の血圧データとして検索するための第2の検索手段と、対象の血圧データのうち、基準血圧値からの所定の変動許容範囲内の血圧データが所定の複数個存在するか否かを判断するための血圧データ個数判断手段と、血圧データ個数判断手段により所定の複数個存在しないと判断された場合に、被測定者に再度の測定を促すための報知手段とをさらに備える。
あるいは、血圧測定ごとに、測定された血圧データの測定時刻から所定時間内の測定時刻と対応付けて記憶された血圧データを、対象の血圧データとして検索するための第2の検索手段と、対象の血圧データのうち、基準血圧値からの所定の変動許容範囲内の血圧データが所定の複数個存在するか否かを判断するための血圧データ個数判断手段とをさらに備え、血圧データ個数判断手段により所定の複数個存在すると判断されるまで、測定手段による血圧の測定を繰返してもよい。
好ましくは、基準血圧値は、対象の血圧データのうち、最古の血圧データ、最新の血圧データ、および被測定者により指定された血圧データのいずれかに対応する血圧値であることが予め定められている。
あるいは、基準血圧値は、対象の血圧データの平均値であることが予め定められていることが好ましい。
好ましくは、所定時間内に測定された複数の血圧データについて連続性の中断を検知するための検知手段と、特定データのうち、検知手段により中断事象が検知された時刻以前もしくは以降の血圧データを除外するための除外手段とをさらに備え、平均値算出手段は、除外手段による除外後の血圧データの平均値を算出する。
これにより、所定時間内に測定された血圧データが複数あったとしても、連続性があると推定される血圧データのみの平均値が算出される。
好ましくは、測定手段は、血圧測定部位に装着可能なカフと、カフに加える圧力を調整するための加圧・減圧手段と、カフ内の圧力を検出するための圧力検出手段と、圧力検出手段で得られた信号より血圧を算出するための血圧算出手段とを含み、検知手段は、連続性の中断としてカフの脱着を検知する。
あるいは、検知手段は、連続性の中断として操作手段からのON/OFF信号を検知することが好ましい。
あるいは、電子血圧計の本体に開閉可能に接続されたカバーをさらに備え、検知手段は、連続性の中断としてカバーの開閉を検知することが好ましい。
好ましくは、血圧測定ごとに、測定時刻が所定の時間帯に含まれるか否かを判断するための第1の時間帯判断手段と、第1の時間帯判断手段により所定の時間帯に含まれると判断された場合に、基準の血圧データから所定時間内に測定された血圧データを選択するための第3の選択手段と、第3の選択手段により選択された血圧データを所定の時間帯と対応付けて記憶手段に格納するための格納手段とをさらに備える。
これにより、被測定者によって操作手段が操作されることに応じて、所定の時間帯のうちの所定時間内に測定された血圧データのみの平均値が算出され、表示される。
好ましくは、基準の血圧データは、所定の時間帯において最新の血圧データであることが予め定められており、格納手段は、最新の血圧データから新しい順に所定の複数個の血圧データを記憶手段に格納する。
なお、ここでの所定の時間帯は、好ましくは、夜(就寝前)に対応する時間帯である。
また、好ましくは、基準の血圧データは、所定の時間帯において最古の血圧データであることが予め定められており、格納手段は、最古の血圧データから古い順に所定の複数個の血圧データを記憶手段に格納する。
なお、ここでの所定の時間帯は、好ましくは、朝(起床後)に対応する時間帯である。
好ましくは、格納手段は、所定の時間帯に測定された血圧データが所定の複数個未満の場合には、所定の時間帯に測定された血圧データの全てを記憶手段に格納する。
好ましくは、血圧測定ごとに、測定時刻が所定の複数の時間帯のうちいずれかの時間帯に含まれるか否かを判断するための第2の時間帯判断手段と、第2の時間帯判断手段によりいずれかの時間帯に含まれると判断された場合に、測定時刻が含まれる時間帯における基準の血圧データから所定時間内に測定された血圧データを、特定データとして選択するための第4の選択手段と、第4の選択手段により選択された特定データを、測定日および特定時間帯と対応付けて記憶手段に格納するための格納手段とをさらに備える。
好ましくは、操作手段は、記憶手段において複数の時間帯のそれぞれと対応付けられた特定データの平均値を呼び出すために設けられた複数の操作スイッチを含み、複数の操作スイッチのうち同一の操作スイッチが連続して押下される場合、同一の操作スイッチが押下される度に、平均値算出手段は、1日単位で順次対応する第1の時間帯における平均値を算出する。また、同一の操作スイッチが押下された後に、他の操作スイッチが押下された場合には、平均値算出手段は、直前に平均値を算出した特定データの測定日の同日、翌日および前日のうちのいずれかに含まれる、他の操作スイッチに対応する第2の時間帯における平均値を算出する。
好ましくは、所定時間は、被測定者により設定可能である。
好ましくは、計時手段からの時刻データに基づき、所定の時間間隔を計測するための計測手段と、所定時間内において、所定の時間間隔が経過するごとに、測定手段による血圧測定を所定回数繰返すための繰返し手段とをさらに備える。
好ましくは、繰返し手段での血圧測定の時間間隔および回数を設定するための設定手段をさらに備え、所定時間は、時間間隔と回数とに基づき決定された時間である。
本発明によると、被測定者からの指示に応じて、基準の血圧データから所定時間内に測定された血圧データに基づいて平均値が算出される。これにより、被測定者の心身状態や周囲環境の変化に起因する血圧変動を除去することが可能となる。したがって、評価指標の信頼性を向上させることができる。また、被測定者は、測定回数に縛られることなく、平均値算出に用いる測定回数を自由に決定することができる。これにより、血圧測定コンプライアンスへの弊害を防止することができる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係る電子血圧計100の概観図である。図1を参照して本実施の形態に係る電子血圧計100は、血圧計本体1と、被測定者の血圧測定部位に装着されて空気圧により加圧するためのカフ2と、血圧計本体1とカフ2とを接続するエア管3と、カフ2およびエア管3を収納可能な収納部10Aと、血圧計本体1と開閉可能に接続されたカバー10Bとを備える。カバー10Bは、血圧計本体1の後方の側面にヒンジにて連結されており、カバー10Bによって、収納部10Aおよび血圧計本体1の上面全体を覆うことができる。なお、収納部10Aのみを覆うものであってもよい。このカバー10Bは、被測定者により開閉可能とされる。
血圧計本体1は、被測定者が表示内容を確認可能なように設けられた表示部4および、被測定者が外部から操作可能なように設けられた電源スイッチ5,測定スイッチ6,記憶呼出スイッチ7,時計設定スイッチ8を有する。なお、図1に示される朝記憶呼出スイッチ9.1および夜記憶呼出スイッチ9.2は、後述の実施の形態2で説明する。
電源スイッチ5は、血圧計本体1の電源をON/OFFするために操作される。測定スイッチ6は、血圧測定の開始を指示するために操作される。記憶呼出スイッチ7は、記憶されている血圧データに関する情報を呼び出すために操作される。時計設定スイッチ8は、時刻を設定するために操作される。
図2には血圧計本体1の内部構成が示される。図2を参照して、血圧計本体1は、カフ2に内蔵されている空気袋21内の圧力(以下「カフ圧」という)により容量が変化する圧力センサ14、圧力センサ14の容量値に応じた発振周波数の信号をCPU20に出力する発振回路15、カフ圧のレベルを調整するためのポンプ16および弁18、ポンプ16を駆動するポンプ駆動回路17、弁18の開閉度合を調整するための弁駆動回路19、各部を集中的に制御および監視するためのCPU(Central Processing Unit)20、表示部4、各種データおよびプログラムが格納されるメモリ12、被測定者が操作可能な操作部210、計時動作して計時データを出力するタイマ13、ブザー24および、電力を供給するための電源部25を備える。空気袋21と圧力センサ14、ポンプ16および弁18とはエア管3を介して接続される。CPU20は、発振回路15から得られる信号を圧力信号に変換し圧力を検知する。
操作部210は、図1に示した電源スイッチ5、測定スイッチ6、記憶呼出スイッチ7、時計設定スイッチ8、朝記憶呼出スイッチ9.1および夜記憶呼出スイッチ9.2を含む。なお、本実施の形態においては、操作部210は、複数のスイッチにより構成されるものとしたが、スイッチに限定されるものではない。
上述した構成において、血圧測定に際しては、CPU20は、発振回路15からの信号に基づき検知した圧力データについて所定のアルゴリズムを適用して、血圧値すなわち最高血圧・最低血圧を算出するとともに、脈拍数を算出する。このような測定の手順は従来から提供される周知の手順を適用できるから、ここではその詳細説明は略す。なお、以下、このように算出された血圧値、あるいは、血圧値および脈拍数を、「測定値」ともいう。本実施の形態において、測定値は、CPU20によって、血圧測定ごとに、測定時刻と対応付けてメモリ12に格納される。また、CPU20は、測定値を表示するための信号を生成する。これにより、表示部4に測定値が表示される。
血圧管理においては、短期間に数回測定し、その測定値の平均値を血圧管理に用いることは望ましい。このことから、本実施の形態の電子血圧計100は、平均値を算出する機能を有する。しかし、単にメモリ12に記憶されている直近のたとえば3つの測定値を平均すると、次のようなデメリットが発生する。すなわち、たとえば被測定者が前日の夜に何回か血圧の測定を行ない、当日の朝には測定を2回しか行なわなかった場合、当日の2回の測定値と昨晩の1回の測定値の平均値が算出されることになる。これは、周囲環境や被測定者の心身状態によって敏感に変動する血圧の評価指標の算出方法としては好ましい方法とはいえない。よって本実施の形態に係る電子血圧計100では、メモリ12に記憶された最新(直近)の測定値と対応付けられた測定時刻から所定時間(たとえば10分)以内の測定値のみ平均値算出に用いる。これにより、上述のようなデメリットを解消することができる。
より具体的には、CPU20は、操作部210からの操作信号に基づき、記憶呼出スイッチ7が押下されたことを検知すると、次のような処理を行なう。すなわち、メモリ12に記憶された測定値のデータ(以下「測定データ」という)のうち、基準の測定データ、たとえば、最新の(直近の)測定データを特定し、基準の測定データの測定時刻から所定時間(たとえば10分)内の測定時刻と対応付けられた測定データを検索する。そして、検索された測定データに基づいて、平均値を算出する。そして、算出された平均値を評価指標として表示するための信号を生成する。これにより、表示部4に、評価指標としての平均値が表示される。
このように、本実施の形態において、基準の測定データの測定時刻から所定時間内の測定時刻と対応付けられた測定データが平均値算出のために検索されて、選択(抽出)される。図3(A)は、本発明の実施の形態1におけるメモリ12のデータ構造の一例を示す図であり、図3(B)は、本発明の実施の形態1において平均値算出に用いられる測定データを示す概念図である。
図3(A)を参照して、メモリ12には、測定値と測定時刻とが対応付けられたレコードが、記憶データM1〜記憶データMm(ただし、m=1,2,3,…)として格納される。各記憶データには、最高血圧を示す最高血圧データSBP、最低血圧を示す最低血圧データDBP、脈拍数を示す脈拍数データPLS、ならびに測定時刻データTが格納される。測定時刻データTは、タイマ13により計時された測定時刻(測定開始または終了の時刻)のデータをCPU20が入力して測定時刻データT(年・月・日・時・分)に変換して記憶データに格納する。なお、測定値と測定時刻とは、対応付けされて格納されればよく、レコードを用いた格納形式に限定されるものではない。
また、図3(B)を参照して、本実施の形態では、血圧測定の度に、最新の測定値が、記憶データM1として格納される。記憶データM1が最新の記憶データであり、記憶データM2が2番目の記憶データであり、記憶データMmは最古の記憶データである。したがって、図3(B)に示されるように、記憶データM1の測定時刻(T1)から10分以内の測定時刻と対応付けられた記憶データM1〜M4が検索されて、平均値算出に用いられる。
ところで、これまでは同一環境・状態で必ず3回の測定を行わなければ正しい平均値算出を行なうことができない血圧計も存在したが、連続測定による被測定者の拘束時間が長くなり、被測定者の血圧測定コンプライアンスの弊害ともなりうる。
したがって、CPU20は、最新の測定データの測定時刻から10分以内の測定時刻と対応付けられた所定の複数個(たとえば3つ)の測定データを選択し、選択した測定データについての平均値を算出してもよい。また、この場合、検索された測定データが所定の複数個に満たない場合には、検索された測定データの全てが選択されて、選択された測定データについての平均値が算出されてもよい。以下の説明においては、CPU20は、最新の測定データの測定時刻から10分以内の測定時刻と対応付けられた測定データのうち、最新の測定データを含めて過去最大3回分のデータ、すなわち、最新の測定データを含めて新しい順に最大3個の測定データの平均値を算出するものとする。
なお、「血圧測定コンプライアンス」とは、継続して血圧測定を行なう意思あるいはモチベーションを意味する。
図4は、本発明の実施の形態1における平均値算出のためのデータ選択について説明するための図である。図4(A)は、所定時間(10分)の間に3回以上測定を行なった場合の概念図である。図4(B)は、所定時間(10分)の間に2回測定を行なった場合の概念図である。図4(C)は、所定時間(10分)の間に1回測定を行なった場合の概念である。
まず、図4(A)を参照して、時間軸に沿って示される記憶データM1〜M6のうち、記憶データM1〜M4が、最新記憶データM1の測定時刻(T1)から10分以内のデータである。本実施の形態では、所定時間内に測定された最大3回分の測定値を用いて平均値を算出するため、この場合、記憶データM1〜M3が平均値算出のための記憶データとして選択される。そして、記憶データM1〜M3それぞれの測定値の平均値が以下の式を用いて算出される。
SBP平均=(SBP1+SBP2+SBP3)/3
DBP平均=(DBP1+DBP2+DBP3)/3
PLS平均=(PLS1+PLS2+PLS3)/3。
次に、図4(B)を参照して、時間軸に沿って示される記憶データM1〜M4のうち、記憶データM1,M2が、最新記憶データM1の測定時刻(T1)から10分以内のデータである。本実施の形態では、所定時間内に測定された最大3回分の測定値を用いて平均値を算出するため、この場合、記憶データM1,M2が平均値算出のための記憶データとして選択される。そして、記憶データM1,M2それぞれの測定値の平均値が以下の式を用いて算出される。
SBP平均=(SBP1+SBP2)/2
DBP平均=(DBP1+DBP2)/2
PLS平均=(PLS1+PLS2)/2。
最後に、図4(C)を参照して、時間軸に沿って示される記憶データM1〜M3のうち、記憶データM2,M3は、最新記憶データM1の測定時刻(T1)から10分を超えたデータである。本実施の形態では、所定時間内に測定された最大3回分の測定値を用いて平均値を算出するため、この場合、記憶データM1のみが平均値算出のための記憶データとして選択される。そして、記憶データM1の測定値の平均値が以下の式を用いて算出される。
SBP平均=SBP1
DBP平均=DBP1
PLS平均=PLS1。
このように、本実施の形態では、被測定者が所定時間内に1回あるいは2回しか測定を行なわなかった場合でも、平均値の算出が可能である。したがって、2回分の測定値の平均値でよいと被測定者が判断した場合、2回測定を行なってから記憶呼出スイッチ7を押すことで、3回平均を実行する場合と同じアルゴリズムにより2回の測定値の平均値を算出することができる。これにより、被測定者の血圧測定コンプライアンスの弊害を防止することができる。
なお、本実施の形態においては、基準の測定データ(記憶データ)は最新の測定データであることがたとえばメモリ12に予め定められているものとして説明するが、最新の測定データに限らない。たとえば、最古の測定データであってもよいし、被測定者により指定された測定データであってもよい。「被測定者により指定された」とは、血圧測定時(血圧測定開始前または血圧測定終了時)に被測定者によって今回の測定値を基準の測定データとすることが指定されたことを表わす。よって、たとえば、操作部210に図示しない基準データスイッチがさらに設けられて、血圧測定時にこのスイッチが押下されて測定された測定値に対応する測定データが、「被測定者により指定された測定データ」となる。このような場合、たとえば、CPU20が指定された基準データであることを示す識別情報を測定データに対応付けてメモリ12に記憶する。なお、複数回基準データスイッチが押下された場合には、最後に指定された測定データを、基準の測定データとしてもよい。
図5は、本発明の実施の形態1の電子血圧計100におけるCPU20が実行するメインルーチンのフローチャートである。図5のフローチャートは、予めプログラムとしてメモリ12に格納されて、CPU20により読出されて実行される。なお、図5に示される処理は、たとえば電源スイッチ5が操作されて、電源部25を介してCPU20に電力が供給された場合に開始される処理である。
図5を参照して、はじめに、CPU20は、スイッチ操作の有無を判断する(ステップS(以下「S」と略す)2)。スイッチ操作が検出されるまで待機する(S2でNO)。そして、スイッチ操作があったことが検知されると(S2でYES)、操作されたスイッチの種別を判別する(S4)。
S4において測定スイッチ6と判別されると、S6へ進み、記憶呼出スイッチ7と判別されると、S18へ進む。また、電源スイッチ5と判別されると、電源をOFFにしてこの処理を終了する。
ここでまず、S6〜S16に示される血圧測定に関する処理について説明する。はじめに、CPU20は、電子血圧計100の初期化処理として、各部を制御して空気袋21内の空気を排気し、圧力センサ14の0mmHg補正を行なう(S6)。次に、CPU20は、各部を制御して、被測定者の最高血圧+40mmHg程度まで加圧する(S8)。そして、徐々にカフ圧を減圧していく(S10)。この減圧過程においてカフ圧を圧力センサ14で検出して、CPU20は検出された圧力に基づき血圧(最高血圧および最低血圧)値ならびに脈拍数を算出する(S12)。そして、算出された血圧値および脈拍数を表示部4に表示する(S14)。S8〜S12の血圧測定のための処理は従来の電子血圧計のそれと同様である。なお、ここでは血圧測定は減圧過程でするとしているが加圧過程で行なうようにしてよい。
そして、CPU20は、測定値を測定時刻と対応付けて、記憶データM1としてメモリ12に記憶する(S16)。
次に、S18の記憶呼出処理についてサブルーチンを挙げて説明する。
図6は、本発明の実施の形態1における記憶呼出処理を示すフローチャートである。図6のフローチャートもまた、予めプログラムとしてメモリ12に格納されて、CPU20により読出されて実行される。
初めに、CPU20は、メモリ12に記録された基準となる記憶データ(測定データ)すなわち、最新の記憶データM1を呼出す(S32)。次に、CPU20は、メモリ12に記憶された記憶データの数(以下「メモリ数」という)が1個かどうかを判断する(S34)。メモリ数が1個であると判断した場合、つまり、メモリ12には記憶データM1しか記憶されていない場合(S34でYES)、CPU20は、平均値AVEを記憶データM1の測定値として算出する(S54)。
ステップS34において、メモリ数が1個でないと判断した場合(S34でNO)、CPU20は、平均値算出に用いるための合計値SUMを‘0’に初期化する(S36)。続いて、CPU20は、合計値SUMに記憶データM1の測定値を加算して更新する(S38)。
次に、CPU20は、2番目の記憶データM2を呼出す(S40)。そして、記憶データM2の測定時刻と記憶データM1の測定時刻との時間差が10分以内否かを判断する(S42)。時間差が10分を超えていると判断した場合(S42でNO)、上述のS54に進む。一方、時間差が10分以内であると判断した場合(S42でYES)、合計値SUMに記憶データM2の測定値を加算して更新する(S44)。
次に、CPU20は、メモリ数が3以上か否かを判断する(S46)。メモリ数が3未満であると判断した場合(S46でNO)、記憶データM1の測定値と記憶データM2の測定値との平均値AVEを計算する(S56)。より具体的には、ステップS44で計算された合計値SUMをメモリ数‘2’で除算することで平均値AVEが算出される。
ステップS46でメモリ数が3以上であると判断された場合(S46でYES)、CPU20は、3番目の記憶データM3を呼出す(S48)。そして、記憶データM3の測定時刻と記憶データM1の測定時刻との時間差が10分以内か否かを判断する(S50)。10分を超えていると判断した場合(S50でNO)、上述のS56に進む。これに対し、記憶データM3の測定時刻と記憶データM1の測定時刻との時間差が10以内であると判断した場合(S50でYES)、合計値SUMに記憶データM3の測定値を加算して更新する(S52)。そして、CPU20は、記憶データM1、記憶データM2および記憶データM3それぞれの測定値の平均値AVEを算出する(S58)。より具体的には、S52で算出した合計値SUMをメモリ数‘3’で除算することにより平均値AVEが算出される。
そして、CPU20は、S54、S56およびS58のいずれかで算出した平均値AVEを表示部4に表示する(S60)。
続いて、CPU20は、記憶呼出スイッチ7が操作されたか否かを判断する(S61)。記憶呼出スイッチ7が操作されたと判断した場合(S61でYES)、S62に進む。これに対し、記憶呼出スイッチ7が操作されなかったと判断した場合(S61でNO)、一連の記憶呼出処理を終了する。
S62において、CPU20は、最新の記憶データM1を呼出す。そして、呼出した記憶データを表示部4に表示する(S64)。そして、さらに、記憶呼出スイッチ7が操作されたか否かを判断する(S66)。記憶呼出スイッチ7が操作されたと判断した場合(S66でYES)、記憶データを1つ前(過去)のデータに更新して呼出し(S68)、上記したS64に戻る。これに対し、S66で記憶呼出スイッチ7が操作されなかったと判断した場合(S66でNO)、一連の記憶呼出処理は終了される。
本発明の実施の形態1において、表示部4に表示される平均値あるいは測定値の表示例を図7に示す。図7(A)は、図6のS60で表示される画面の一例を示す図であり、図7(B)は、図6のS64で表示される画面の一例を示す図である。
図7(A)を参照して、表示部4には、メモリ12に記憶された記憶データに関する情報が表示されていることを示す情報、たとえば「記録」で表わされる文字データ74.1と、平均値が表示されていることを示す情報、たとえば「平均」で表わされる文字データ74.2とがそれぞれ所定の表示領域に示される。そして、S54,S56およびS58のいずれかで算出された平均値AVEすなわち、SBP平均データ71、DBP平均データ72およびPLS平均データ73が所定の表示領域に表示される。
図7(B)を参照して、表示部4には、上記した文字データ74.1と、S62またはS68で呼出された記憶データすなわち、SBPデータ77、DBPデータ78およびPLSデータ79と、測定時刻データ76(たとえば5/02、10:15)とがそれぞれ所定の表示領域に表示される。
このように、平均値算出のための記憶データ(測定データ)の選択を、記憶データに含まれる情報(最高血圧、最低血圧、脈拍数、時刻)のみで行なうことができるため、簡易な構成で、被測定者の心身状態や周囲環境の影響を除去することができる。
なお、平均値算出のための記憶データを検索する手順は、図6に示されるような手順に限られず、たとえば、各記憶データの測定時刻データTに基づいて10分以内の記憶データを検索した後に、4個目以降の記憶データを除外することとしてもよい。
また、本実施の形態では、記憶呼出スイッチ7が再度押下されると、測定データを1つずつ表示していくこととしたが、このように、測定データを1つずつ表示するためのスイッチを別途設けてもよい。
また、本実施の形態では、選択する測定データの個数を最大直近3個、所定時間を10分として説明したが、これらは例示であって、他の数値であってもよい。また、選択する測定データの個数および所定時間が予めたとえばメモリ12に記憶されているものとして説明したが、被測定者がこれらの数値を設定してもよく、また、これらの数値を変更できることとしてもよい。
また、本実施の形態では、記憶呼出スイッチ7が操作されたことに応じて、図6に示される平均値算出のための一連の処理が行なわれたが、血圧測定終了時(図5のS16の後)に、図6のS32〜S60の処理が行なわれてもよい。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2に係る電子血圧計の構成は、実施の形態1と同様であるので、ここでも図1および図2に示した電子血圧計100の符号を用いて説明する。
上述の実施の形態1では、記憶呼出スイッチ7が押下されることに応じて、メモリ12に記憶された基準の(たとえば最新の)測定データの測定時刻から所定時間内の測定時刻と対応付けられた測定データに基づいて平均値が算出されるものであった。実施の形態2では、メモリ12においてその時間帯と関連付けられる測定データのうち、基準の測定データの測定時刻から所定時間内に測定された測定データに基づいて平均値が算出される。つまり、実施の形態2では、実施の形態1の所定時間(たとえば10分)に、さらに所定の時間帯という条件が付加されたものである。
実施の形態2では、2つの時間帯、たとえば「朝時間帯」および「夜時間帯」が予め定められているものとする。そして、操作部210には、これらの時間帯に測定された測定値の平均値を呼び出すための朝記憶呼出スイッチ9.1および夜記憶呼出スイッチ9.2がさらに含まれる。
なお、これらの時間帯は、被測定者により設定されるものであってもよい。また、被測定者が設定された時間帯を変更できてもよい。また、所定の時間帯は、「朝」、「夜」に対応する時間帯に限られず、1日(24時間)の中に含まれる期間であればよい。たとえば、「運動前」、「運動後」に対応する時間帯などであってもよい。
また、本実施の形態では、2つの時間帯が定められていることとして説明するが、たとえば1つの時間帯のみが予め定められていて、その時間帯に測定された測定値の平均値を呼び出すための1つの時間帯呼出スイッチが設けられるものであってもよい。また、3つ以上の時間帯が予め定められていて、それらの時間帯に測定された測定値の平均値を呼び出すための複数の時間帯呼出スイッチが設けられるものであってもよい。
また、本実施の形態においても、実施の形態1で説明した記憶呼出スイッチ7も設けられているものとするが、このスイッチを設けない構成であってもよい。すなわち、所定の時間帯(朝時間帯、夜時間帯)に関連付けられる測定データのみが平均値算出のためのデータとして選択されるものであってもよい。
実施の形態2において、朝時間帯に対応付けられる測定データのうちの基準の測定データは、起床後直後であることが好ましく、たとえば、朝時間帯の中の最古の測定データとする。また、夜時間帯に対応付けられる測定データのうちの基準の測定データは、就寝直前であることが好ましく、たとえば、夜時間帯の中の最新の測定データとする。
また、実施の形態2においても、各時間帯の中で、基準の測定データの測定時刻から所定時間内に測定されたたとえば最大3回分の測定データの平均値が算出されるものとして説明する。なお、各時間帯の中で、基準の測定データの測定時刻から所定時間内に測定された全ての測定データが平均値算出のためのデータとして選択されてもよい。
図8は、実施の形態2における平均値算出のためのデータ選択について説明するための図である。図8(A)は、1日(24時間)における朝時間帯および夜時間帯を示す図である。図8(B)は、朝時間帯の平均値算出のためのデータ選択について説明するための図であり、図8(C)は、夜時間帯の平均値算出のためのデータ選択について説明するための図である。
図8(A)に示されるように、本実施の形態の電子血圧計100において、たとえば、朝の4時から翌日の朝の4時まで(前日の朝の4時から当日の朝の4時まで)を1日(24時間)、4時から10時までを朝時間帯、16時から翌日の4時までを夜時間帯と予め設定されていると仮定する。
図8(B)を参照して、ある日の朝時間帯に、6回血圧測定が行なわれたとする。その場合の測定データを新しい順にDA1〜DA6と表わすと、朝時間帯において最古の測定データDA6から所定時間(10分)内に測定された最大3回分の測定データDA6〜DA4が、朝時間帯の平均値算出のためのデータとして選択される。
図8(C)を参照して、ある日の夜時間帯にも、同様に6回血圧測定が行なわれたとする。この場合の測定データを新しい順にDB1〜DB6と表わすと、夜時間帯において最新の測定データDB1から所定時間(10分)内に測定された最大3回分の測定データDB1〜DB3が、夜時間帯の平均値算出のためのデータとして選択される。図8(B)に示されるように、測定データDB4は、基準となる最新の測定データDB1から所定時間(10分)内に含まれるが、除外されている。これにより、平均値算出アルゴリズムを簡易にすることができる。
図9は、本発明の実施の形態2の電子血圧計100におけるCPU20が実行するメインルーチンのフローチャートである。図9のフローチャートは、予めプログラムとしてメモリ12に格納されて、CPU20により読出されて実行される。なお、図5に示される処理と同様の処理については同じステップ番号を付し、ここでの説明は繰返さない。
実施の形態2では、朝記憶呼出スイッチ9.1および夜記憶呼出スイッチ9.2が設けられるため、S4における操作スイッチの判別処理以降にS84およびS86の処理が追加され、S16の後にS82が追加されている。
図9を参照して、S4において、朝記憶呼出スイッチ9.1と判別されると、S84に進み、夜記憶呼出スイッチ9.2と判別されると、S86に進む。また、CPU20は、S16において測定値をメモリ12に記憶した後、時間帯別記憶処理を実行する(S82)。これらのステップS82、S84およびS86の詳細は、それぞれサブルーチンを挙げて説明する。
図10は、本発明の実施の形態2におけるメモリ12の構造例を示す図である。
図10を参照して、記憶領域121には、日ごとの朝時間帯の平均値算出のための情報が格納され、記憶領域122には、日ごとの夜時間帯の平均値算出のための情報が格納される。記憶領域123は、実施の形態1と同様に、血圧測定ごとに記憶データM1〜Mmが格納される。
記憶領域121には、1日単位で、朝時間帯に測定された平均値算出のために選択された測定値の合計値と、データ数の情報とが対応付けられたレコードが、朝時間帯の記憶データMA1〜MAn(ただし、n=1,2,3,…)として格納される。
同様に、記憶領域122には、1日単位で、夜時間帯に測定された平均値算出のために選択された測定値の合計値と、データ数の情報とが対応付けられたレコードが、夜時間帯の記憶データMB1〜MBn(ただし、n=1,2,3,…)として格納される。
各記憶データには、平均値算出のための測定値の合計値を示す合計データSUMと、基準時刻データTbと、データ数を示すデータ数情報Nとが格納される。合計データSUMは、最高血圧の合計を示すデータSBPs、最低血圧データの合計を示すデータDBPsおよび脈拍数の合計を示すデータPLSsを含む。また、基準時刻データTbとしては、各時間帯における基準の測定データの測定時刻(T)が格納される。
このように、本実施の形態では、朝、夜それぞれの時間帯専用の記憶領域121および122が設けられるため、測定データと時間帯の情報とが対応付けられて記憶される。
図11は、時間帯別記憶処理(S82)を示すフローチャートである。
初めに、CPU20は、S16で記憶した測定値と対応付けて記憶した測定時刻データTに基づき、時間帯を判別する(S102)。時間帯が朝と判別された場合、S104に進む。時間帯が夜と判別された場合、S116に進む。時間帯がその他、すなわち、朝・夜以外と判別された場合、この処理は終了される。
S104において、今回の測定値がその日の朝時間帯の1回目か否かを判断する。1回目であると判断された場合(S104でYES)、記憶データMA1の合計値SUMおよびデータ数Nを‘0’に初期化する(S106)。そして、合計値SUMに記憶データM1の測定値を加算し、データ数Nを1とする(S108)。なお、S108において、記憶データM1の測定時刻データTを基準時刻データTbとして記憶データMA1に格納する。として、S108の処理が終わると、この処理は終了される。
S104において、その日の朝時間帯の1回目でないと判断された場合(S104でNO)、その日の朝時間帯の4回目以降か否かを判断する(S110)。4回目以降であると判断された場合(S110でYES)、この処理は終了される。一方、4回目未満であると判断された場合(S110でNO)、今回の(最新の)測定時刻と1回目の測定時刻との時間差が10分以内か否かを判断する(S112)。1回目との時間差が10分を超えていると判断した場合(S112でNO)、この処理は終了される。一方、1回目との時間差が10分以内であると判断された場合(S112でYES)、合計値SUMに最新の記憶データM1を加算し、データ数Nを1インクリメントする(S114)。S114の処理が終わると、この処理は終了される。
上述のS102において、CPU20は、時間帯が夜と判別された場合、合計値SUMを‘0’に初期化する(S116)。またS116において、CPU20は、記憶データM1の測定時刻データTを基準時刻データTbとして記憶データMB1に格納する。続いて、CPU20は、合計値SUMに記憶データM1の測定値を加算し、データ数Nを1とする(S118)。
次に、CPU20は、記憶データM2の測定時刻が夜時間帯であるか否かを判断する(S120)。記憶データM2の測定時刻が夜時間帯でないと判断された場合(S120でNO)、すなわち、記憶データM2の測定時刻が夜時間帯以外であるか、記憶データM2が存在しない場合、この処理は終了される。一方、記憶データM2の測定時刻が夜時間帯であると判断した場合(S120でYES)、記憶データM2の測定時刻と記憶データM1の測定時刻との時間差は10分以内か否かを判断する(S122)。時間差が10分を超えていると判断した場合(S122でNO)、この処理は終了される。一方、記憶データM2の測定時刻と記憶データM1の測定時刻との時間差が10分以内であると判断した場合(S122でYES)、合計値SUMに記憶データM2の測定値を加算し、データ数Nを1インクリメントして更新する(S124)。
続いて、CPU20は、記憶データM3の測定時刻は夜時間帯であるか否かを判断する(S126)。記憶データM3の測定時刻が夜時間帯でないと判断した場合(S126でNO)、すなわち、記憶データM3の測定時刻が夜時間帯以外であるか、記憶データM3が存在しない場合、この処理は終了される。一方、記憶データM3の測定時刻が夜時間帯であると判断した場合(S126でYES)、記憶データM3の測定時刻と記憶データM1の測定時刻との時間差が10分以内か否かを判断する(S128)。時間差が10分を超えていると判断した場合(S128でNO)、この処理は終了される。一方、記憶データM3の測定時刻と記憶データM1の測定時刻との時間差が10分以内であると判断した場合(S128でYES)、合計値SUMに記憶データM3の測定値を加算し、データ数Nを1インクリメントする(130)。S130の処理が終わると、一連の処理は終了される。
図12は、朝記憶呼出処理を示すフローチャートである。
初めに、CPU20は、最新の朝時間帯の記憶データMA1を呼出す(S142)。次に、CPU20は、呼出した朝時間帯の記憶データに基づいて、平均値を算出する(S144)。より具体的には、以下の式に示されるように、合計値SUM(SBPs,DBPs,PLSs)をデータ数Nで除算することで平均値が算出される。
SBP平均=SBPs/N
DBP平均=DBPs/N
PLS平均=PLSs/N。
そして、S144で算出した平均値を表示する(S146)。
次に、CPU20は、朝記憶呼出スイッチが再度操作されたか否かを判断する(S148)。朝記憶呼出スイッチが操作された判断した場合(S148でYES)、朝記憶データを1つ前(過去)のデータに更新し、更新した朝記憶データを呼出す(S150)。S150の処理が終わると、上記したS144に戻る。
S148において、朝記憶呼出スイッチが操作されなかったと判断した場合(S148でNO)、この一連の処理は終了される。
図13は、夜記憶呼出処理を示すフローチャートである。
初めに、CPU20は、最新の夜時間帯の記憶データMB1を呼出す(S162)。次に、CPU20は、呼出した夜時間帯の記憶データに基づいて、平均値を算出する(S164)。より具体的には、S144と同様に、合計値SUM(SBPs,DBPs,PLSs)をデータ数Nで除算することで平均値が算出される。そして、S164で算出した平均値を表示する(S166)。
次に、CPU20は、夜記憶呼出スイッチが再度操作されたか否かを判断する(S168)。夜記憶呼出スイッチが操作された判断した場合(S168でYES)、夜記憶データを1つ前のデータに更新し、更新した夜記憶データを呼出す(S170)。S170の処理が終わると、上記したS164に戻る。
S168において、夜記憶呼出スイッチが操作されなかったと判断した場合(S168でNO)、この一連の処理は終了される。
図14は、本発明の実施の形態2における表示例を示す図である。図14(A)は、図12のS146で表示される画面の一例を示す図であり、図14(B)は、図13のS166で表示される画面の一例を示す図である。
図14(A)を参照して、表示部4には、上記した文字データ74.1と、朝時間帯の平均値が表示されていることを示す情報、たとえば「朝」で表わされる文字データ74.3とが所定の表示領域に表示され、夜時間帯の平均値が表示されていることを示す情報、たとえば「夜」で表わされる文字データ74.4が所定の表示領域にグレー表示される。そして、S144で算出された平均値すなわち、SBP平均データ71A、DBP平均データ72AおよびPLS平均データ73Aが所定の表示領域に表示される。また、該当の記憶データの基準時刻(Tb)データ77Aが所定の表示領域に表示される。
図14(B)を参照して、表示部4には、上記した文字データ74.1と、夜時間帯の平均値が表示されていることを示す文字データ74.4とが表示され、朝時間帯の平均値が表示されていることを示す文字データ74.3はグレー表示される。そして、S164で算出された平均値すなわち、SBP平均データ71B、DBP平均データ72BおよびPLS平均データ73Bが表示される。また、該当の記憶データの基準時刻(Tb)データ77Bが所定の表示領域に表示される。
なお、実施の形態2では、メモリ12に朝時間帯および夜時間帯用の記憶領域を設けて、各時間帯の平均値算出のための情報が格納されることとしたが、これらの記憶領域を設けない構成であってもよい。この場合、実施の形態1と同様に、血圧測定ごとに記憶データM1〜Mmをメモリ12に格納し、たとえば朝記憶呼出スイッチ9.1が押下されると、各記憶データの測定時刻データTに基づいて、直近の朝時間帯の平均値が算出されてもよい。
また、何回か朝記憶呼出スイッチ9.1が押下されて過去の朝時間帯の記憶データが表示された後、次に夜記憶呼出スイッチ9.2が押下された場合、同一月日もしくは前日の夜時間帯の記憶データが即座に呼出されてもよい。つまり、朝記憶呼出スイッチ9.1が押下された後に、続いて夜記憶呼出スイッチ9.2が押下された場合には、直前に(最後に)平均値が算出された記憶データの測定日の同日または前日の夜時間帯(最後に平均値が算出された記憶データの測定日における朝時間帯の直前または直後に該当する夜時間帯)の記憶データの平均値が算出されてもよい。
また、逆に、何回か夜記憶呼出スイッチ9.2が押下されて過去の夜時間帯の記憶データが表示された後、次に朝記憶呼出スイッチ9.1が押下された場合、同一月日もしくは翌日の朝時間帯の記憶データが即座に呼出されてもよい。つまり、夜記憶呼出スイッチ9.2が押下された後に、続いて朝記憶呼出スイッチ9.1が押下された場合には、直前に(最後に)平均値が算出された記憶データの測定日の同日または翌日の朝時間帯(最後に平均値が算出された記憶データの測定日における夜時間帯の直前または直後に該当する朝時間帯)の記憶データの平均値が算出されてもよい。
[実施の形態3]
次に、本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3に係る電子血圧計の構成は、実施の形態1と同様であるので、ここでも図1および図2に示した電子血圧計100の符号を用いて説明する。
実施の形態1では、基準の測定データ、たとえば最新の測定データの測定時刻から所定時間(10分)内の測定時刻と対応付けられた測定データのうち、最新の測定データを含めた最大3つの測定データを選択して平均値が算出された。実施の形態3では、個数ではなく、各測定データの数値に基づいて、平均値算出のための測定データが選択される。
実施の形態3では、平均値算出のために、基準測定値(血圧値および脈拍数)からの変動許容範囲がたとえばメモリ12に予め設定される。そして、CPU20は、基準測定値から変動許容範囲内の測定値を選択して、平均値を算出する。なお、変動許容範囲は、被測定者が設定・変更できてもよい。
図15(A)は、実施の形態3での平均値算出のためのデータ選択について説明するための図である。図15(B)は、実施の形態3での他の平均値算出のためのデータ選択について説明するための図である。
本実施の形態において、基準測定値は、基準の測定データ、たとえば最古の測定データに対応する測定値が基準測定値とされる。なお、ここでも、基準の測定データは、最新の測定データであってもよいし、被測定者によって指定された測定データであってもよい。
図15(A),(B)においては、血圧値についての変動許容範囲の例が示され、横軸を時間、縦軸を圧力値として表わす。
図15(A)に示されるように、最古の測定データD1の血圧値から上下10mmHgが変動許容範囲として予め設定されていたと仮定する。そうすると、最古の測定データD1の血圧値を示す横軸と並行なライン151から+10mmHgのライン152と、ライン151から−10mmHgのライン153との間の血圧データのみが平均値算出のためのデータとして選択される。そして、変動許容範囲外の血圧データは10分以内であっても除外される。なお、このような変動許容範囲内か否かの判断を、最高血圧、最低血圧および脈拍数のそれぞれについて行なわれる。
実施の形態3においては、たとえば、図6に示したフローチャートのうち、S42において、たとえば、記憶データM2の測定時刻と記憶データM1の測定時刻との時間差が10分以内であり、かつ、変動許容範囲内であるか否かを判断することとしてもよい。また、同様に、S50において、このような判断を行なってもよい。
また、このように、基準の測定データに対応する測定値を基準測定値とするものに限定されない。たとえば、図15(B)に示されるように、所定時間(10分)内の測定値(血圧値)の平均値(暫定平均値)を算出し、暫定平均値を基準測定値としてもよい。つまり、暫定平均値を示すライン151を基準として、ライン151から上下10mmHgのライン152,153の範囲内の血圧データが平均値算出のためのデータとして選択される。このようにして選択された測定データのみを用いて、最終的な平均値が算出される。
また、上述のように、メモリ12に記憶された測定データについて、変動許容範囲内か否かを判断したが、血圧測定ごとに、変動許容範囲内か否かが判断されてもよい。この場合、たとえば、測定された測定データの測定時刻から所定時間内の測定時刻と対応付けて記憶された測定データを検索し、検索された測定データのうち、基準血圧値からの所定の変動許容範囲内の測定データが所定の複数個(たとえば3つ)存在するか否かを判断する。そして、所定の複数個存在しないと判断された場合に、ブザー24でアラーム音を発生させたり表示部4に所定の表示を行なうことで、被測定者に再度の測定を促してもよい。
また、所定の複数個存在しないと判断された場合に、所定の複数個存在すると判断されるまで、図5に示されるS6〜S16の処理を繰返してもよい。
また、許容範囲内の測定データが所定の複数個に達してから平均値を算出することとしてもよい。また、所定時間(10分)が過ぎた場合、所定の複数個に達していなくても平均値を算出してもよい。
また、このような変動許容範囲内か否かの判断を、実施の形態2で説明した所定の時間帯の測定データに対して行なってもよい。
[実施の形態4]
次に、本発明の実施の形態4について説明する。実施の形態4に係る電子血圧計の構成は、実施の形態1と同様であるので、ここでも図1および図2に示した電子血圧計100の符号を用いて説明する。
実施の形態1では、基準の測定データ、たとえば最新の測定データの測定時刻から所定時間(10分)内の測定時刻と対応付けられた測定データのうち、最新の測定データを含めた最大3つの測定データを選択して平均値が算出された。実施の形態4では、CPU20が所定時間内に連続性の中断を検知した場合には、中断が検知される以前もしくは以降の測定データのみを用いて平均値を算出する。たとえば、基準の測定データが最新の測定データである場合、中断が検知される以前の測定データは除外して、中断が検知される以降の測定データを選択して平均値が算出されることが好ましい。また、基準の測定データが最古の測定データである場合、中断が検知される以降の測定データは除外して、中断が検知される以前の測定データを選択して平均値が算出されることが好ましい。
実施の形態4では、連続性の中断を検知するために、電子血圧計100は、たとえば、カフ2の脱着を検出するための電極31および電極31からの信号を検知するための信号検知部32をさらに備える。電極31は、たとえば、カフ2を測定部位に巻き付けて止めるためのマジックテープ(登録商標)(図示せず)に設けられ、信号検知部32は、血圧計本体1内に設けられる。なお、電極31と信号検知部32とは、たとえばエア管3と同軸に組まれた配線ケーブルにより接続される。
電極31は、マジックテープ(登録商標)の脱着が行なわれると電位が変化し、信号検知部32は電位の変化の有無を検知する。そして、信号検知部32は、電位の変化を検知した場合、CPU20に信号を与える。CPU20は、信号検知部32からの信号を受け取ると、タイマ13から時刻を取得し、取得した時刻(年、月、日、時、分)を、中断時刻としてたとえばメモリ12に記録する。なお、信号検知部32の処理を、CPU20に行なわせてもよい。
そうすることで、記憶呼出スイッチ7が押下されると、CPU20は、メモリ12内に記憶された中断時刻が、最新の測定データの測定時刻から10分以内か否かを判断する。そして、10分以内に存在すると判断した場合、中断時刻以前の測定データを除外する。つまり、CPU20は、最新の測定データの測定時刻から中断時刻までの間に存在する測定データを選択して、平均値を算出する。
図16は、実施の形態4における平均値算出のためのデータ選択について説明するための図である。図16を参照して、時間軸に沿って示された記憶データM1〜M6のうち、記憶データM1〜M4が10分以内の記憶データであったとする。そして、記憶データM2と記憶データM3との間にカフ2の脱着が検知された場合、つまり、記憶データM2の測定時刻と記憶データM3の測定時刻との間に中断時刻Pが存在する場合、記憶データM1およびM2(の測定データ)が、平均値算出のためのデータとして選択される。
実施の形態4においては、たとえば、図6に示されるフローチャートのうち、S42において、たとえば、記憶データM2の測定時刻と記憶データM1の測定時刻との時間差が10分以内であり、かつ、中断時刻以前であるか否かを判断することとしてもよい。また、同様に、S50において、このような判断を行なってもよい。
このようにすることで、より十分に、被測定者の心身状態や周囲環境の変化に起因する血圧変動を除去することが可能となる。
なお、以上の説明では、連続性の中断は、カフ2の脱着により検知されることとしたが、これに限定されない。たとえば、操作部210に含まれるたとえば電源スイッチ5のON/OFF動作を、連続性の中断とみなしてもよい。この場合、CPU20は、電源スイッチ5からのON/OFF信号を受信した時刻を、中断時刻としてメモリ12に記録する。以降の処理は、上記カフ2の脱着の場合と同様に行なうことができる。
また、カバー10Bの開閉動作を、連続性の中断とみなしてもよい。この場合、たとえば、血圧計本体1内の、カバー10Bのロック部に、カバー10Bの開閉を検出するための開閉センサ30を設けてもよい(図1参照)。この場合、CPU20は、開閉センサ30からの検出信号に基づいて、カバー10Bの開/閉を検知したときの時刻を、中断時刻としてメモリ12に記録する。以降の処理は、上記カフ2の脱着の場合と同様に行なうことができる。なお、開閉センサ30を、たとえばカバー10Bのヒンジ部分に設けてもよい。あるいは、開閉センサ30に代えて、カバー10Bのロック部にスイッチを設けて、CPU20は、スイッチからのON/OFF信号に基づいて、カバー10Bの開/閉を検知してもよい。
なお、上述のような、連続性の中断検知に基づくデータ選択を、実施の形態2で説明した所定の時間帯に含まれる所定時間内の測定データに対して行なってもよい。
[実施の形態5]
次に、本発明の実施の形態5について説明する。実施の形態5に係る電子血圧計の構成は、実施の形態1と同様であるので、ここでも図1および図2に示した電子血圧計100の符号を用いて説明する。
実施の形態5の電子血圧計100は、インターバル測定機能を有する。そして、インターバル測定された測定値の平均値を算出する。
たとえばメモリ12に予め時間間隔の情報および測定回数の情報が記憶されている。そして、CPU20は、タイマ13から出力される時刻データに基づき時間間隔を計測し、測定回数をカウントする。カウント数が所定の測定回数となるまで、所定の時間間隔が経過するごとに、血圧測定(S6〜16)を繰返す。
本実施の形態では、このようなインターバル測定が、所定期間(10分)内に行なえるものであってもよい。
また、上述の実施の形態1〜4において、所定期間は、予め定められているか、被測定者により定められたものとして説明したが、本実施の形態においては、所定時間は、以下のようにして定められるものであってもよい。
図17は、本発明の実施の形態5における所定時間の設定方法を説明するための図である。本実施の形態において、インターバル測定のための時間間隔および測定回数が、被測定者により設定可能であるものとする。これらの設定は、たとえば、専用のスイッチ(図示せず)をさらに設けて、このスイッチを操作することで行なわれてもよい。あるいは、電源スイッチ5がONされると表示部4にインターバル測定の設定メニューを表示して、所定のスイッチたとえば記憶呼出スイッチ7や時刻設定スイッチ8が操作されることで設定されてもよい。そして、設定された時間間隔と測定回数とを乗算することにより所定時間が決定される。
図17を参照して、たとえば、インターバル測定のための時間間隔がTI時間、測定回数が3回と設定されていたとすると、所定時間=TI×3として算出される。
そして、このようなインターバル測定により測定された測定値についても、以下の式を用いて平均値算出処理を行なうことができる。
SBP平均=(SBP1+SBP2+SBP3)/3
DBP平均=(DBP1+DBP2+DBP3)/3
PLS平均=(PLS1+PLS2+PLS3)/3
なお、上述の本発明の実施の形態においては、測定部位として上腕を想定した上腕式の血圧計を例示して説明を行なったが、手首式のものなど四肢に装着されるものであれば適用が可能である。
また、本発明の電子血圧計が行なう、平均値算出方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、CD−ROM(Compact Disc-ROM)などの光学媒体や、メモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1〜5に係る電子血圧計の概観図である。 本発明の実施の形態1〜5に係る電子血圧計のブロック図である。 (A)は、本発明の実施の形態1におけるメモリ12のデータ構造の一例を示す図であり、(B)は、本発明の実施の形態1において平均値算出に用いられる測定データを示す概念図である。 (A)〜(C)は、本発明の実施の形態1における平均値算出のためのデータ選択について説明するための図である。 本発明の実施の形態1の電子血圧計におけるCPUが実行するメインルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態1における記憶呼出処理を示すフローチャートである。 (A)は、図6のS60で表示される画面の一例を示す図であり、(B)は、図6のS64で表示される画面の一例を示す図である。 (A)〜(C)は、本発明の実施の形態2における平均値算出のためのデータ選択について説明するための図である。 本発明の実施の形態2の電子血圧計におけるCPUが実行するメインルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態2におけるメモリ12の構造例を示す図である。 本発明の実施の形態2における時間帯別記憶処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における朝記憶呼出処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における夜記憶呼出処理を示すフローチャートである。 (A)は、図12のS146で表示される画面の一例を示す図であり、(B)は、図13のS166で表示される画面の一例を示す図である。 (A),(B)は、本発明の実施の形態3での平均値算出のためのデータ選択について説明するための図である。 本発明の実施の形態4における平均値算出のためのデータ選択について説明するための図である。 本発明の実施の形態5における所定時間の設定方法を説明するための図である。
符号の説明
1 血圧計本体、2 カフ、3 エア管、4 表示部、5 電源スイッチ、6 測定スイッチ、7 記憶呼出スイッチ、8 時刻設定スイッチ、9.1 朝記憶呼出スイッチ、9.2 夜記憶呼出スイッチ、10B カバー、10A 収納部、12 メモリ、13 タイマ、14 圧力センサ、15 発振回路、16 ポンプ、17 ポンプ駆動回路、18 弁、19 弁駆動回路、20 CPU、21 空気袋、24 ブザー、25 電源部
、30 開閉センサ、31 電極、32 信号検知部、100 電子血圧計、121,122,123 記憶領域、210 操作部。

Claims (28)

  1. 被測定者の血圧を測定するための測定手段と、
    時刻を計測するための計時手段と、
    測定された血圧データを測定時刻に関連する情報と対応付けて記憶するための記憶手段と、
    前記被測定者により操作される操作手段と、
    前記記憶手段に記憶された血圧データのうち、基準の血圧データの測定時刻から所定時間内の測定時刻と対応付けられた血圧データを、特定データとして検索するための第1の検索手段と、
    前記特定データに基づいて、平均値を算出するための平均値算出手段と、
    算出された前記平均値を評価指標として表示するための信号を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された信号に対応する表示を行なうための表示手段とを備える、電子血圧計。
  2. 前記記憶手段には、前記測定された血圧データと前記測定時刻とが対応付けられて記憶される、請求項1に記載の電子血圧計。
  3. 前記第1の検索手段は、前記特定データのうち、所定の複数個の血圧データを選択するための第1の選択手段を含み、
    前記平均値算出手段は、前記第1の選択手段により選択された血圧データの平均値を算出する、請求項2に記載の電子血圧計。
  4. 前記第1の選択手段は、前記特定データが前記所定の複数個未満の場合には、前記特定データの全てを選択する、請求項3に記載の電子血圧計。
  5. 前記基準の血圧データは、最新の血圧データであることが予め定められており、
    前記第1の検索手段は、前記最新の血圧データの測定時刻から前記所定時間内の測定時刻と対応付けられた血圧データを、前記特定データとして検索する、請求項2に記載の電子血圧計。
  6. 前記基準の血圧データは、最古の血圧データであることが予め定められており、
    前記第1の検索手段は、前記最古の血圧データの測定時刻から前記所定時間内の測定時刻と対応付けられた血圧データを、前記特定データとして検索する、請求項2に記載の電子血圧計。
  7. 前記基準の血圧データは、前記被測定者により指定された血圧データであることが予め定められており、
    前記第1の検索手段は、前記指定された血圧データの測定時刻から前記所定時間内の測定時刻と対応付けられた血圧データを、前記特定データとして検索する、請求項2に記載の電子血圧計。
  8. 前記操作手段は、前記記憶手段に記憶された血圧データに関する情報を呼び出すために設けられた操作スイッチであり、
    前記操作スイッチが押下されることに応じて、前記基準の血圧データが特定される、請求項5〜7のいずれかに記載の電子血圧計。
  9. 前記第1の検索手段は、前記特定データのうち、基準血圧値から所定の変動許容範囲内の血圧データを選択するための第2の選択手段を含み、
    前記平均値算出手段は、前記第2の選択手段により選択された前記所定の変動許容範囲内の血圧データの平均値を算出する、請求項2に記載の電子血圧計。
  10. 前記基準血圧値は、前記特定データのうち、最古の血圧データ、最新の血圧データ、および前記被測定者により指定された血圧データのいずれかに対応する血圧値であることが予め定められている、請求項9に記載の電子血圧計。
  11. 前記基準血圧値は、前記特定データの平均値であることが予め定められている、請求項9に記載の電子血圧計。
  12. 血圧測定ごとに、前記測定された血圧データの前記測定時刻から前記所定時間内の測定時刻と対応付けて記憶された血圧データを、対象の血圧データとして検索するための第2の検索手段と、
    前記対象の血圧データのうち、基準血圧値からの所定の変動許容範囲内の血圧データが所定の複数個存在するか否かを判断するための血圧データ個数判断手段と、
    前記血圧データ個数判断手段により前記所定の複数個存在しないと判断された場合に、前記被測定者に再度の測定を促すための報知手段とをさらに備える、請求項2に記載の電子血圧計。
  13. 血圧測定ごとに、前記測定された血圧データの前記測定時刻から前記所定時間内の測定時刻と対応付けて記憶された血圧データを、対象の血圧データとして検索するための第2の検索手段と、
    前記対象の血圧データのうち、基準血圧値からの所定の変動許容範囲内の血圧データが所定の複数個存在するか否かを判断するための血圧データ個数判断手段とをさらに備え、
    前記血圧データ個数判断手段により前記所定の複数個存在すると判断されるまで、前記測定手段による血圧の測定を繰返す、請求項2に記載の電子血圧計。
  14. 前記基準血圧値は、前記対象の血圧データのうち、最古の血圧データ、最新の血圧データ、および前記被測定者により指定された血圧データのいずれかに対応する血圧値であることが予め定められている、請求項12または13に記載の電子血圧計。
  15. 前記基準血圧値は、前記対象の血圧データの平均値であることが予め定められている、請求項12または13に記載の電子血圧計。
  16. 前記所定時間内に測定された複数の血圧データについて連続性の中断を検知するための検知手段と、
    前記特定データのうち、前記検知手段により前記中断が検知された時刻以前もしくは以降の血圧データを除外するための除外手段とをさらに備え、
    前記平均値算出手段は、前記除外手段による除外後の血圧データの平均値を算出する、請求項2に記載の電子血圧計。
  17. 前記測定手段は、
    血圧測定部位に装着可能なカフと、
    前記カフに加える圧力を調整するための加圧・減圧手段と、
    前記カフ内の圧力を検出するための圧力検出手段と、
    前記圧力検出手段で得られた信号より血圧を算出するための血圧算出手段とを含み、
    前記検知手段は、前記連続性の中断として前記カフの脱着を検知する、請求項16に記載の電子血圧計。
  18. 前記検知手段は、前記連続性の中断として前記操作手段からのON/OFF信号を検知する、請求項16に記載の電子血圧計。
  19. 前記電子血圧計の本体に開閉可能に接続されたカバーをさらに備え、
    前記検知手段は、前記連続性の中断として前記カバーの開閉を検知する、請求項16に記載の電子血圧計。
  20. 血圧測定ごとに、測定時刻が所定の時間帯に含まれるか否かを判断するための第1の時間帯判断手段と、
    前記第1の時間帯判断手段により前記所定の時間帯に含まれると判断された場合に、前記基準の血圧データから前記所定時間内に測定された血圧データを選択するための第3の選択手段と、
    前記第3の選択手段により選択された血圧データを、前記所定の時間帯と対応付けて前記記憶手段に格納するための格納手段とをさらに備える、請求項1に記載の電子血圧計。
  21. 前記基準の血圧データは、前記所定の時間帯において最新の血圧データであることが予め定められており、
    前記格納手段は、前記最新の血圧データから新しい順に所定の複数個の血圧データを前記記憶手段に格納する、請求項20に記載の電子血圧計。
  22. 前記基準の血圧データは、前記所定の時間帯において最古の血圧データであることが予め定められており、
    前記格納手段は、前記最古の血圧データから古い順に所定の複数個の血圧データを前記記憶手段に格納する、請求項20に記載の電子血圧計。
  23. 前記格納手段は、前記所定の時間帯に測定された血圧データが前記所定の複数個未満の場合には、前記所定の時間帯に測定された血圧データの全てを前記記憶手段に格納する、請求項21または22に記載の電子血圧計。
  24. 血圧測定ごとに、測定時刻が所定の複数の時間帯のうちいずれかの時間帯に含まれるか否かを判断するための第2の時間帯判断手段と、
    前記第2の時間帯判断手段によりいずれかの時間帯に含まれると判断された場合に、前記測定時刻が含まれる時間帯における前記基準の血圧データから前記所定時間内に測定された血圧データを、前記特定データとして選択するための第4の選択手段と、
    前記第4の選択手段により選択された前記特定データを、測定日および前記特定時間帯と対応付けて前記記憶手段に格納するための格納手段とをさらに備える、請求項1に記載の電子血圧計。
  25. 前記操作手段は、前記記憶手段において前記複数の時間帯のそれぞれと対応付けられた前記特定データの平均値を呼び出すために設けられた複数の操作スイッチを含み、
    前記複数の操作スイッチのうち同一の操作スイッチが連続して押下される場合、前記同一の操作スイッチが押下される度に、前記平均値算出手段は、1日単位で順次対応する第1の時間帯における平均値を算出し、
    前記同一の操作スイッチが押下された後に、他の操作スイッチが押下された場合には、前記平均値算出手段は、直前に平均値を算出した特定データの測定日の同日、翌日および前日のうちのいずれかに含まれる、前記他の操作スイッチに対応する第2の時間帯における平均値を算出する、請求項24に記載の電子血圧計。
  26. 前記所定時間は、前記被測定者により設定可能である、請求項1に記載の電子血圧計。
  27. 前記計時手段からの時刻データに基づき、所定の時間間隔を計測するための計測手段と、
    前記所定時間内において、前記所定の時間間隔が経過するごとに、前記測定手段による血圧測定を所定回数繰返すための繰返し手段とをさらに備える、請求項1に記載の電子血圧計。
  28. 前記繰返し手段での血圧測定の時間間隔および回数を設定するための設定手段をさらに備え、
    前記所定時間は、前記時間間隔と前記回数とに基づき決定された時間である、請求項27に記載の電子血圧計。
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