JP2015150095A - 血圧計 - Google Patents

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和彦 庭野
真衛 柴崎
Masae Shibazaki
真衛 柴崎
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Abstract

【課題】不規則脈波を検知し、心臓疾患のリスクをより正確に把握することのできる血圧計を提供する。
【解決手段】血圧計10は、脈波を検出する圧力センサ30と、脈波から血圧値と不規則脈波を求め、計測日時とともに記憶する制御装置32と、血圧値と不規則脈波の情報を表示する表示部38を備える。制御装置32は、記憶された不規則脈波の情報と計測日時に基づいて不規則脈波の発生頻度を算出し、発生頻度表示として表示部38に表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は血圧計に係り、特に不規則脈波の発生頻度を表示する血圧計に関する。
血圧計の多くは、上腕等に巻きつけられたカフを加減圧しながら脈波を検出し、その脈波から血圧値を求めている。その算出において、脈波は正確に周期性を有することが必要であり、脈波の間隔が不規則になると、血圧値の誤差が大きくなることが知られている。そこで、特許文献1の血圧計は、脈波の間隔が不規則になると、それを「体動」として警告し、ユーザーに再測定を促している。
特開2012−200512
ところで、間隔が不規則な脈波(以下、不規則脈波という)は、不整脈を原因として現れることがあり、不規則脈波が頻繁に発生した場合には心臓疾患が疑われる。したがって、不規則脈波のデータを有効に活用することで、心臓疾患の予防につながると予想される。しかしながら、従来の血圧計は、不規則脈波のデータを体動またはノイズとして扱っており、有効に活用していない。
また、不規則脈波は、ストレスや疲労などを原因として発生することがあり、ほとんどの人は毎日数回発生していることが明らかになっている。したがって、不規則脈波が発生したとしても、偶発的に発生しただけであれば特に問題はなく、心配する必要はないと言われている。逆に、不規則脈波の発生率が常に高かったり、急激に増加した場合は心臓疾患が疑われるので、精密な検査を早期に受けることが推奨されている。しかし、従来の血圧計は、偶発的に不規則脈波が発生した場合であっても「体動」として警告を行ってしまうため、被測定者を過度に不安にさせてしまうおそれがあった。また、従来の血圧計は、不規則脈波の発生頻度が急激に増加しているのかどうかが分からず、心臓疾患のリスクを正確に把握することが全くできないという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みて成されたものであり、不規則脈波の情報を有効に活用し、心臓疾患のリスクをより正確に把握できる血圧計を提供することを目的とする。
請求項1の発明は前記目的を達成するために、脈波を検出する検出部と、前記脈波から血圧値を求めるとともに不規則脈波を判断し、血圧値と不規則脈波の情報を計測日時とともに記憶する制御部と、前記血圧値と不規則脈波の情報を表示する表示部とを備え、前記制御部は、前記記憶された不規則脈波と計測日時の情報に基づいて不規則脈波の発生頻度を算出し、該算出した発生頻度の情報を前記表示部に表示することを特徴とする血圧計を提供する。
本発明によれば、血圧測定のために検出した脈波を用いて不規則脈波の発生頻度を求め、表示部に表示するようにしたので、血圧を測定しながら心臓疾患のリスクを把握することができる。また、本発明によれば、不規則脈波の情報のみではなく、計測日時に基づいて不規則脈波の発生頻度を算出するので、心臓疾患のリスクをより正確に求めることができる。すなわち、不規則脈波の情報のみに基づいて発生頻度を算出する場合には、偶発的な不規則脈波の発生の影響を大きく受けてしまったり、使用するデータのとり方によって信頼性が低下したりするという問題があるが、本発明では不規則脈波と計測日時の情報によって発生頻度を算出するので、心臓疾患のリスクをより正確に把握することができる。
請求項2に記載の発明は請求項1の発明において、前記制御部は、前記記憶された不規則脈波の情報のうち、計測日時が新しい情報を古い情報よりも重み付けして前記発生頻度を求めることを特徴とする。本発明によれば、新しい不規則脈波の情報を重み付けして発生頻度を求めるので、最近の症状を正確に反映させることができ、心臓疾患のリスクが急に大きくなった場合にも対応することができる。すなわち、重み付けをしない場合には、不規則脈波の発生時期に関係なく発生頻度が算出されるため、対象期間内の前半に多く発生した場合と、後半に不規則脈波が多く発生した場合で同様に表示されてしまうという問題がある。これに対して本発明は、計測日時によって重み付けをして発生頻度を求めるので、後半に不規則脈波が発生した方が発生頻度の値が大きくなる。このように本発明は心臓疾患のリスクをより正確に把握することができる。
請求項3に記載の発明は請求項2の発明において、前記制御部は、前記重み付けした発生頻度と、重み付けせずに求めた発生頻度を比較し、その比較結果を表示することを特徴とする。本発明によれば、同じデータから求めた二つの発生頻度を比較することによって、発生頻度の増加傾向、減少傾向を把握することができる。
請求項4に記載の発明は請求項1〜3のいずれか1の発明において、前記制御部は、前記計測日時によって分類して前記不規則脈波の発生頻度を求めることを特徴とする。本発明によれば、たとえば朝昼夕夜のように時間帯ごとに発生頻度を求めるので、時間帯で発生頻度が大きく異なる場合であっても、心臓疾患のリスクをより正確に把握することができる。
請求項5に記載の発明は請求項1〜4のいずれか1の発明において、前記制御部は、前記記憶された血圧値の平均値を算出し、該平均値の情報と前記発生頻度の情報を同時に前記表示部に表示させることを特徴とする。本発明によれば、血圧値の平均値とともに発生頻度の情報が表示されるので、平均値のデータの信頼性を確認することができる。たとえば、不規則脈波の発生頻度が低い場合は平均値のデータの信頼性が高く、発生頻度が高い場合は平均値のデータの信頼性が低いことが分かる。
請求項6に記載の発明は前記目的を達成するために、脈波を検出する検出部と、前記脈波から血圧値を求めるとともに求めた血圧値が属する血圧区分を判断し、血圧値と血圧区分の情報を計測日時とともに記憶する制御部と、前記血圧値と血圧区分の情報を表示する表示部とを備え、前記制御部は、前記記憶された血圧区分と計測日時の情報に基づいて血圧区分の発生頻度を算出し、該算出した発生頻度の情報を前記表示部に表示することを特徴とする血圧計を提供する。
請求項7に記載の発明は前記目的を達成するために、脈波を検出する検出部と、前記脈波から血圧値を求めて記憶する制御部と、前記血圧値の情報を表示する表示部とを備え、前記制御部は、前記記憶された血圧値からバラツキ度合いを求めて前記表示部に表示することを特徴とする血圧計を提供する。
本発明によれば、血圧測定のために検出した脈波を用いて不規則脈波の発生頻度を求めるようにしたので、血圧を測定しながら心臓疾患のリスクを把握することができる。また、本発明によれば、不規則脈波の情報のみではなく計測日時に基づいて発生頻度を算出するので、心臓疾患のリスクをより正確に把握することができる。
本実施の形態の血圧計の概略構成を示す図 表示部の表示例を示す図
以下、添付図面に従って、本発明に係る血圧計の好ましい実施形態について説明する。図1は、本発明が適用された血圧計の概略構成を示している。
血圧計10は、阻血をしながら血圧を自動的に計測する装置であり、主としてカフ12と血圧計本体20で構成される。カフ12は全体が帯状に形成されており、被測定者の上腕等に巻かれた後、面ファスナ(不図示)等によって固定される。カフ12の内部には膨張袋14が設けられており、この膨張袋14を膨張させることによって阻血が行われる。カフ12の表面にはコネクタ16が設けられ、膨張袋14に連通されている。コネクタ16にはエアホース18が接続され、このエアホース18の反対側端部のプラグ(不図示)が血圧計本体20のコネクタ22に接続される。血圧計本体20の内部には、空気ポンプ26と排気弁28が設けられており、配管24を介してコネクタ22に連通されている。したがって、空気ポンプ26を駆動することによってカフ12の膨張袋14に空気が供給され、排気弁28を開くことによって膨張袋14から空気が排出される。これにより、膨張袋14を膨張、収縮させることができる。
また、血圧計本体20の内部には圧力センサ30が設けられている。圧力センサ30は前述の配管24に接続されており、この圧力センサ30によって膨張袋14の圧力値が検出される。圧力センサ30からの圧力信号SPは信号処理され、カフ圧信号SKと、生体の心拍に同期して発生する脈波信号SMが生成される。これらの信号は、A/D変換された後、制御装置32に入力される。
制御装置32は、所謂マイクロコンピュータであり、各種のメモリ等を備えており、血圧値の判定等の演算処理を行う。なお、具体的な処理については後述する。制御装置32には、前述の空気ポンプ26、排気弁28が電気的に接続されており、制御装置32によって空気ポンプ26、排気弁28がそれぞれ制御される。
血圧計本体20の表面には、表示部38、電源スイッチ34、メモリスイッチ36が設けられている。表示部38は測定結果などを表示する液晶画面であり、電源スイッチ34は電源のオン/オフを行うスイッチであり、メモリスイッチ36は記憶された情報等を表示部38に表示するスイッチである。
次に制御装置32による具体的な信号処理について説明する。制御装置32は、脈波信号SMが入力されると、その脈波信号SMの大きさの変化に基づいて最高血圧値と最低血圧値を決定する。その信号処理は従来と同様であり、説明を省略する。決定した最高血圧値と最低血圧値は、表示部38に表示される。図2は表示部38の表示画面の一例であり、前述の最高血圧値と最低血圧値はそれぞれ、最高血圧表示50、最低血圧表示52として表示される。
また、制御装置32は、脈波信号SMが入力されると、脈波信号SMの時間間隔(脈波間隔)によって不規則脈波を検出するようになっている。具体的には、脈波間隔の平均値に対して所定の割合以上(たとえば±25%以上)外れた脈波が存在した場合に不規則脈波ありと判断するようになっている。不規則脈波の発生を検知した場合、表示部38には体動表示54が表示される。
上記の如く求められた血圧値の情報と不規則脈波の情報は制御装置32に記憶される。制御装置32には、時計機能が設けられており、計測日時の情報が血圧値や不規則脈波の情報とともに制御装置32に記憶される。記憶されたこれらの情報は、メモリスイッチ36が操作された際に読み出され、各種の信号処理が行われる。たとえば、メモリスイッチ36が押された際、所定期間内の最高血圧値と最低血圧値の情報が読み出され、その平均値がそれぞれ算出され、表示部38に最高血圧表示50、最低血圧表示52として表示される。さらに、不規則脈波の情報が読み出され、その不規則脈波の発生頻度が算出され、表示部38に発生頻度表示56として表示される。
不規則脈波の発生頻度の算出方法は、不規則脈波が発生した回数を全ての回数で割ることによって求められる。その際、計測日時によって重み付けを行うことが好ましく、計測日時が新しい数回分のデータが古い数回分のデータよりも大きくなるように重み付けすることが好ましい。たとえば全計測回数が12回の場合、新しい4回分の情報を1.5とし、古い4回分の情報を0.5として算出する。ここで、12回の計測のうち新しい方から1、2、3、4、7番目に不規則脈波が発生した例で考える。重み付けしない場合の発生頻度は、5回/12回×100=41.6%となる。これに対して、重み付けした場合の発生頻度は、(1.5+1.5+1.5+1.5+1)/12×100=58.3%となる。このように新しい計測日時のデータを古い計測日時のデータよりも重み付けすることによって、最近の情報を正確に反映することができ、心臓疾患が急に発生した場合にこれを把握できる。なお、重み付けの方法は特に限定されるものではなく、新しい計測日時のデータほど徐々に大きくなるように重み付けしてもよい。
算出した発生頻度の情報は、表示部38に発生頻度表示56として表示される。表示方法は特に限定するものではないが、たとえば図2に示すように数段階に分けてバー表示するとよい。図2の例では、発生頻度によって4段階に分け、最も発生頻度が低い範囲(たとえば0〜24%)ではバーを表示せず、二番目に低い発生頻度の範囲(25〜49%)では一本目のバーを表示させる。発生頻度が三番目に低い範囲(50〜74%)では二本目のバーを表示させ、最も大きい範囲(75〜100%)では三本目のバーを表示させる。このような表示を行うことによって、心臓疾患のリスクを一目で把握することができる。なお、発生頻度の表示はこれに限定するものではなく、円グラフによる表示や数字による表示としてもよい。また、発生頻度が最も高い範囲の場合に、「精密な検査を受けることをお勧めします」と表示や音声で警告するようにしてもよい。
以上のように構成された血圧計10によれば、電源スイッチ34が操作されると、空気ポンプ26からカフ12の膨張袋14に圧縮空気(気体)が供給される。これにより、膨張袋14が膨張し、膨張袋14内の圧力が急速昇圧する。そして、膨張袋14内の圧力値が目標昇圧値(予め最高血圧値よりも十分に高く設定された値)に到達した後、膨張袋14への供給が停止され、膨張袋14内の空気が徐々に排気される。その間、脈波信号SMの大きさの変化に基づいて最高血圧値および最低血圧値が決定され、その結果が表示部38に最高血圧表示50、最低血圧表示52として表示される。同時に脈波信号SMの脈波間隔に基づいて不規則脈波の有無が判断され、その結果が表示部38に体動表示54として表示される。最後に膨張袋14内の空気が急速排気され、血圧測定が終了する。
測定終了後はメモリスイッチ36を操作することによって、血圧値の平均値と不規則脈波の発生頻度が表示部38に表示される。すなわち、メモリスイッチ36を一回押すことによって、対象期間内の血圧値(最高血圧値、最低血圧値)の情報が制御装置32から読み出され、その平均値がそれぞれ算出されて表示部38に表示される。同時に、対象期間内の不規則脈波の情報と計測日時が制御装置32から読み出され、それらの情報に基づいて不規則脈波の発生頻度が算出され、発生頻度表示56が表示される。これにより、被測定者は血圧値の平均値と不規則脈波の発生頻度を知ることができる。なお、対象期間は、任意の期間を設定できるようになっており、たとえば過去2週間に設定される。この対象期間は、計測回数(たとえば過去10回)で設定してもよい。また、計測回数が少ない場合(たとえば7回以下の場合)は、データの信頼性が低いため、発生頻度の算出を行わないようにしてもよい。
メモリスイッチ36をさらに操作すると、過去の測定結果が新しい順に表示部38に表示される。たとえばメモリスイッチ36を一回押すと、最も新しい計測日時の血圧値情報が表示部38に表示されるとともに、その際の不規則脈波の有無が体動表示54の位置に表示される。メモリスイッチ36をさらに一回押すと、二番目に新しい計測日時の血圧値情報とその際の不規則脈波の有無が表示される。同様にメモリスイッチ36を一回押すごとに、ひとつ前の血圧値情報とその際の不規則脈波の有無が表示される。
次に上記の如く構成された血圧計10の作用について説明する。
本実施の形態の血圧計10によれば、血圧値の情報と不規則脈波の情報を記憶し、その記憶された不規則脈波の情報から不規則脈波の発生頻度を算出し、これを表示部38に表示している。したがって、被測定者は、不規則脈波がどの程度発生しているかを知ることができ、心臓疾患のリスクを把握することができる。
また、本実施の形態の血圧計10によれば、不規則脈波の情報を計測日時とともに記憶し、その計測日時の情報に基づいて不規則脈波の発生頻度を算出している。したがって、最近の症状を正確に反映することができ、心臓疾患のリスクをより正確に把握することができる。これを具体的な例で説明する。12回の計測のうち、新しい方から1、2、3、4、7番目に不規則脈波が発生した例1と、新しい方から7、9、10、11、12番目で不規則脈波が発生した例2で考える。重み付けしない場合、どちらも発生頻度は41.6%となり、同じように表示されてしまう。これに対して、重み付けした場合、例1の発生頻度は58.3%となり、例2の発生頻度は25%となり、明らかに異なった数値を示す。心臓疾患のリスクは、不規則脈波が急に発生した例1の方が例2よりも明らかに危険であり、このように重み付けすることによって、心臓疾患のリスクをより正確に把握することができる。
なお、上述した実施形態では、計測日時によって重み付けをしたが、重み付けの方法は計測日時に限定するものではなく、不規則脈波が連続して発生した場合に重み付けをしてもよい。たとえば、不規則脈波が1回だけ発生した場合より2回連続で発生した場合に大きくなるように重み付けし、不規則脈波が3回連続で発生した場合にさらに大きくなるように重み付けする。このように設定すると、偶発的に1回のみ発生した場合の発生頻度が低くなるのに対して、連続して発生した場合の発生頻度が大きくなる。不規則脈波が連続して発生した場合は心臓疾患のリスクが大きい状態であり、上記の如く重み付けすることによって、心臓疾患のリスクをより正確に把握することができる。
また、上述した実施形態において、重み付けして求めた発生頻度と、重み付けせずに求めた発生頻度を比較し、その比を表示するようにしてもよい。たとえば上述した例1では、重み付けした発生頻度(58.3%)と重み付けしない発生頻度(41.6%)との比は1より大きくなり、上述した例2では、重み付けした発生頻度(25%)と重み付けしない発生頻度(41.6%)との比は1より小さくなる。比が1より大きい場合は、不規則脈波の発生が増加傾向にあり、心臓疾患のリスクが増加していることが分かる。逆に比が1より小さい場合は、不規則脈波の発生が減少傾向であり、心臓疾患のリスクが減少していることが分かる。このように、重み付けの有無の比を求めた場合は、発生頻度の増減を求めただけの場合(すなわち直近の発生頻度と前回の発生頻度を比較した場合)よりも不規則脈波の発生傾向を正確に把握することができる。なお、発生頻度の増減を求めただけの場合は、直近の測定で不規則脈波が発生すると増加傾向となり、直近の測定で不規則脈波が発生していないと減少傾向と判断されてしまう。このため、心臓疾患のリスクが増加しているのか減少しているのかを正確に判断できない。これに対して、重み付けの有無の比を求めた場合は、不規則脈波の発生傾向を正確に把握することができる。
また、上述した実施形態において、計測日時で時間帯に分けて、不規則脈波の発生頻度を求めるようにしてもよい。たとえば、朝(5〜9時)、昼(10〜15時)、夕方(16〜19時)、夜(20時〜)に分けて発生頻度を求めたり、或いは午前と午後に分けて発生頻度を求める。これにより、時間帯ごとに不規則脈波の発生頻度が求まるので、不規則脈波が発生しやすい時間帯を把握することができ、心臓疾患のリスクをより正確に把握することができる。
また、上述した実施形態において、計測した血圧値が属する血圧区分を判断し、その発生頻度を表示するようにしてもよい。この場合、制御装置32は、最高血圧値と最低血圧値を求めた後、その最高血圧値と最低血圧値が属する血圧区分を判定する。血圧区分としてはWHOによる区分やJNCによる区分などを適宜使用することができる。判定した血圧区分の情報は、表示部38に区分情報表示58として表示させ、さらにその血圧区分の情報を血圧値の情報等とともに制御装置32に記憶させる。その一方で、過去の血圧区分の情報を制御装置32から読み出して血圧区分の発生頻度を求め、表示部38に表示する。これにより、表示部38には、最高血圧値、最低血圧値と、それらが属する血圧区分と、その血圧区分の発生頻度が表示される。したがって、被測定者は、今回の血圧値がどの血圧区分に属するかを把握できるとともに、今回の血圧区分がどの程度の頻度で発生しているかを把握できる。よって、被測定者は、今回の結果が常に発生しているのか、偶発的に発生しているのかを一目で把握することができる。
また、上述した実施形態において、血圧値のデータのバラつき度合いを判断し、その結果を表示部38に表示してもよい。たとえば制御装置32は、最高血圧値を求めた際、制御装置32から過去の最高血圧値の情報を読み出して、データのバラつき度合いを算出する。バラつき度合いの算出方法としては、標準偏差を求める方法や、所定期間内の最高値と最低値との差を求める方法、さらには、所定期間内の平均値に対する差の絶対値を加算する方法などがある。また、これらの方法を組み合わせることが考えられる。このようにして求めたバラつき度合いをそのまま表示してもよいし、バラつき度合いを複数の区分に分類して表示してもよい。血圧値は安定しているほど心臓疾患のリスクが小さく、バラつきが大きいほど心臓疾患のリスクが大きいので、バラつき度合いを表示することによって心臓疾患のリスクをより正確に把握することができる。
10…血圧計、12…カフ、14…膨張袋、16…コネクタ、18…エアホース、20…血圧計本体、22…コネクタ、24…配管、26…空気ポンプ、28…排気弁、30…圧力センサ、32…制御装置、34…電源スイッチ、36…メモリスイッチ、40…表示部、50…最高血圧表示、52…最低血圧表示、54…体動表示、56…発生頻度表示、58…血圧区分表示

Claims (7)

  1. 脈波を検出する検出部と、前記脈波から血圧値を求めるとともに不規則脈波を判断し、血圧値と不規則脈波の情報を計測日時とともに記憶する制御部と、前記血圧値と不規則脈波の情報を表示する表示部とを備え、
    前記制御部は、前記記憶された不規則脈波と計測日時の情報に基づいて不規則脈波の発生頻度を算出し、該算出した発生頻度の情報を前記表示部に表示することを特徴とする血圧計。
  2. 前記制御部は、前記記憶された不規則脈波の情報のうち、計測日時が新しい情報を古い情報よりも重み付けして前記発生頻度を求めることを特徴とする請求項1に記載の血圧計。
  3. 前記制御部は、前記重み付けした発生頻度と、重み付けせずに求めた発生頻度を比較し、その比較結果を表示することを特徴とする請求項2に記載の血圧計。
  4. 前記制御部は、前記計測日時によって分類して前記不規則脈波の発生頻度を求めることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の血圧計。
  5. 前記制御部は、前記記憶された血圧値の平均値を算出し、該平均値の情報と前記発生頻度の情報を同時に前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載の血圧計。
  6. 脈波を検出する検出部と、前記脈波から血圧値を求めるとともに求めた血圧値が属する血圧区分を判断し、血圧値と血圧区分の情報を計測日時とともに記憶する制御部と、前記血圧値と血圧区分の情報を表示する表示部とを備え、
    前記制御部は、前記記憶された血圧区分と計測日時の情報に基づいて血圧区分の発生頻度を算出し、該算出した発生頻度の情報を前記表示部に表示することを特徴とする血圧計。
  7. 脈波を検出する検出部と、前記脈波から血圧値を求めて記憶する制御部と、前記血圧値の情報を表示する表示部とを備え、
    前記制御部は、前記記憶された血圧値からバラツキ度合いを求めて前記表示部に表示することを特徴とする血圧計。
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