JP2007039127A - 梱包装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オプション部材や消耗品等を製品と共に納品可能とし、その場合でも製品に傷をつけたり損傷させたりすることがなく、かつ不要に容積を増大させない。
【解決手段】梱包装置の天板4の上面に複数の補強溝5(5a,5b,5c)を形成する。平行溝5aは天板の四辺に平行に延設され、斜行溝5bは天板の四隅を結んで斜めに設けられる。周辺溝5cは、天板の周辺部4bに設けられている。天板4に対する補強部として補強溝5を設けたことにより、天板4の強度を飛躍的に高められる。また、各補強溝5が交差する部分には補強部6が設けられ、交差部における強度低下を防止する。さらに、各補強溝5内には補強壁7を設ける。そして、天板裏面にも複数の補強リブ8を設ける。これにより、天板4の強度が充分に高く、製品に付随するオプション部材や消耗品等を天板4上に積載可能であり、オプション部材や消耗品等を製品と共に運搬・納品することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリなどの画像形成装置等の物品を梱包して運搬・納品するための梱包装置に関するものである。
特開2001−122378号公報 特許第3289083号公報 特開2001−315777号公報
従来、各種物品や製品等を梱包して運搬・納品するにはダンボール等の梱包材が用いられてきた。このような従来の梱包材は、ユーザの元で開梱された後はユーザによって保存されるか、不要な場合は廃棄物として処理されていた。
近年、省資源に対応するため、各種物品・製品の梱包材についてもリサイクルが要求されている。しかし、従来のダンボール等の梱包材は耐久性が低く、製品の運搬あるいは保管に繰り返して使用するには適さなかった。そこで、リサイクル可能な梱包材が特許文献1あるいは特許文献2により提案されている。
また、複写機、プリンター、ファクシミリなどの画像形成装置におけるリサイクル可能な梱包材としては、特許文献3に記載されたようなラックにより画像形成装置を梱包して運搬・納品することが提案されている。
そして、上記特許文献1〜3においては、梱包部材あるいはその一部部材を積み重ねたり連結したりできるように構成し、回収時や保管時における梱包材のコンパクト化を図ることが提案されている。
しかしながら、従来のリサイクル可能な梱包材等においては、例えば、画像形成装置のような製品においては製品単体のみならず、製品に付随するオプション部材や消耗品等を製品と共に納品する場合も多く、そのような納品形態に対して従来の梱包材やラック等では、オプション部材や消耗品等を製品と共に運搬・納品することができないという問題があった。
特許文献3に記載されたようなラックを用いる場合、ラックの上蓋(天板)の上にオプション部材や消耗品等を搭載することも考えられるが、従来は上蓋の上にオプション部材や消耗品等を搭載することを想定しておらず、上蓋が撓んで製品上面と干渉し、製品に傷をつけたり損傷させたりする恐れがある。
また、上蓋の撓みによる上蓋と製品との干渉を防止するため、製品上面と上蓋との距離を大きくした場合には、無駄な空間が増えることになり、運搬時における容積が増大し、運用効率の低下につながってしまう。
本発明は、従来の梱包装置における上述の問題を解決し、オプション部材や消耗品等を製品と共に納品可能とし、その場合でも製品に傷をつけたり損傷させたりすることがなく、かつ不要に容積を増大させることのない梱包装置を提供することを課題とする。
前記の課題は、本発明により、物品を載置する載置台と、該載置台上に載置された物品の上方に配置される天板と、該天板を支持する支持部材とを有する梱包装置において、前記天板が、天板の湾曲を防止する補強構造を有することにより解決される。
また、前記補強構造が前記天板面に設けられた複数の補強溝であると好ましい。
また、前記補強溝として、前記天板の外辺に対して平行に設けられた平行溝を有すると好ましい。
また、前記補強溝として、前記天板の外辺に対して斜めに設けられた斜行溝を有すると好ましい。
また、前記斜行溝が、前記天板の角部を対角線上に結んで設けられていると好ましい。
また、前記補強溝と補強溝の交差部に補強部が設けられていると好ましい。
また、前記補強溝の所定の位置に補強壁が設けられていると好ましい。
また、前記天板は、天板中央部が天板周辺部から上方に凸状に高くなっている、絞り形状に構成されていると好ましい。
また、前記天板を前記支持部材にロックするロック機構を有すると好ましい。
また、前記ロック機構は、前記天板を前記支持部材に対してロックするロック位置と前記天板の前記支持部材に対するロックを解除するロック解除位置とに移動可能なスライド部材を有し、前記スライド部材が天板に支持されて設けられていると好ましい。
また、前記スライド部材が、前記天板面に設けられた補強構造としての補強溝内に配置され、前記補強溝が前記スライド部材を移動可能に保持するケーシングを兼ねると好ましい。
また、前記スライド部材は、底面の幅よりも上面の幅が広いテーパ形状あるいは略半円形状の断面形状を有すると好ましい。
また、前記スライド部材を前記ロック位置又は前記ロック解除位置に保持するスライド部材保持手段を備えると好ましい。
また、前記天板は、複数の天板同士を積み重ね可能に構成されていると好ましい。
また、前記補強構造と係合する係合部が前記天板の裏面に設けられていると好ましい。
また、前記補強構造が、天板面に設けられた複数の補強溝であると好ましい。
また、前記係合部が、天板の左右方向の移動を規制する第1係止部と天板の前後方向の移動を規制する第2係止部とを有すると好ましい。
また、天板同士を積み重ねたときに上側の天板の下部が接触する下側の天板面の少なくとも一部に、非接触部よりも摩擦係数が高くなるような処理が施されていると好ましい。
また、前記天板上に前記載置台を積載可能に設けられていると好ましい。
また、前記天板上に積載した前記載置台の位置決めを行なう位置決め部が前記天板の上面に設けられていると好ましい。
また、前記位置決め部は、前記天板上に積載した前記載置台の前後左右方向の位置決めを行なうと好ましい。
また、前記天板の外周部内面に補強リブが設けられ、該補強リブに前記天板又は前記載置台の上面角部に係合する係合部が形成されていると好ましい。
また、前記支持部材は高さ調節可能に設けられていると好ましい。
また、前記支持部材が壁状部材であると好ましい。
また、前記支持部材が支柱であると好ましい。
また、前記支柱間に側面板を装着可能に設けられていると好ましい。
また、情報を記録可能な記録媒体が前記天板に取り付けられていると好ましい。
また、前記記録媒体は、当該記録媒体を保持するとともに前記天板に対して着脱可能な保持部材を介して前記天板に取り付けられていると好ましい。
また、前記保持部材が、前記天板裏面に設けられた補強部材に支持されていると好ましい。
また、前記保持部材は、当該保持部材の一部が、前記記録媒体を保持する保持位置と保持を解除する解除位置とに移動可能に設けられていると好ましい。
また、前記保持部材が樹脂材料により形成され、該樹脂材料の弾性により前記保持部材の一部が前記保持位置と前記解除位置とに移動可能であるとと好ましい。
また、前記記録媒体に当該梱包装置の管理情報が記録されていると好ましい。
また、前記記録媒体に当該梱包装置により梱包される物品の情報が記録されていると好ましい。
また、当該梱包装置により梱包される物品に付随する付随品を前記天板上に搭載可能であると好ましい。
また、前記載置台上に載置される物品として画像形成装置を搭載して梱包可能であると好ましい。
本発明の梱包装置によれば、天板が、天板の湾曲を防止する補強構造を有するので、従来と比べて天板の強度を飛躍的に高めることができる。また、天板の強度が高いため、天板上に他の物品を積載することが可能であり、輸送効率を向上させることができる。さらに、天板の強度が高いため、載置台上に搭載する製品上面と天板との距離を大きく取る必要が無く、運搬・保管時における容積を抑制し、運搬・納品・保管時における効率を高めることができる。
請求項2の構成により、補強構造が天板面に設けられた複数の補強溝であるので、天板断面積を増大させ、従来の平板状上蓋などに比べて高い強度を発揮することができる。
請求項3の構成により、補強溝として天板の外辺に対して平行に設けられた平行溝を有するので、天板外辺のソリや中央部の撓みを効果的に抑制することができる。
請求項4の構成により、補強溝として天板の外辺に対して斜めに設けられた斜行溝を有するので、天板全体のねじれを効果的に抑制することができる。
請求項5の構成により、斜行溝が天板の角部を対角線上に結んで設けられているので、天板全体の強度を向上させることができる。
請求項6の構成により、補強溝と補強溝の交差部に補強部が設けられているので、交差部における強度低下を防止することができる。
請求項7の構成により、補強溝の所定の位置に補強壁が設けられているので、補強溝の強度を高めることができる。
請求項8の構成により、天板は、天板中央部が天板周辺部から上方に凸状に高くなっている、絞り形状に構成されているので、天板の強度を高めることができる。
請求項9の構成により、天板を支持部材にロックするロック機構を有するので、天板が支持部材から外れてしまうことを防止できる。
請求項10の構成により、ロック機構は、天板をロックするロック位置とロックを解除するロック解除位置とに移動可能なスライド部材を有し、そのスライド部材が天板に支持されて設けられているので、天板と支持部材とのロック及びロック解除を梱包装置上方から容易に行なうことができる。
請求項11の構成により、スライド部材が補強溝内に配置され、補強溝がスライド部材のケーシングを兼ねるので、部材コスト及び製造コストを抑えることができる。
請求項12の構成により、スライド部材はテーパ形状あるいは略半円形状の断面形状を有するので、スライド部材の取り付け作業が容易となる。
請求項13の構成により、スライド部材をロック位置又はロック解除位置に保持するスライド部材保持手段を備えるので、スライド部材がロック位置又はロック解除位置に確実に保持され、支柱と天板の予期しない脱落を防ぐことができる。
請求項14の構成により、複数の天板同士を積み重ね可能に構成されているので、回収容積や保管スペースを節約し、輸送コストや保管コストを低減させることができる。
請求項15の構成により、補強構造と係合する係合部が天板の裏面に設けられているので、複数の天板同士を積み重ねて運搬するときに天板同士がずれることを防止できる。
請求項16の構成により、補強構造が天板面に設けられた複数の補強溝であるので、補強溝に係合部が係合され、受ける天板に対して積み重ねる天板の位置が確実に固定される。
請求項17の構成により、係合部が天板の左右方向の移動を規制する第1係止部と天板の前後方向の移動を規制する第2係止部とを有するので、水平方向の振動に対して確実に天板の位置が固定される。
請求項18の構成により、天板同士を積み重ねたときに上側の天板の下部が接触する下側の天板面の少なくとも一部に、非接触部よりも摩擦係数が高くなるような処理が施されているので、運搬時の振動に対して天板が大きくズレることを防止できる。
請求項19の構成により、天板上に載置台を積載可能に設けられているので、梱包装置を積み重ねることが可能となり、倉庫等における保管効率及び輸送効率を高めることができる。また、天板と載置台とを重ねて保管することもできる。
請求項20の構成により、天板上に積載した載置台の位置決めを行なう位置決め部が天板の上面に設けられているので、天板上に載置台を積載した場合にズレることがなく、天板上に載置台を確実に積載することができる。
請求項21の構成により、位置決め部は天板上に積載した載置台の前後左右方向の位置決めを行なうので、載置台の前後左右方向のズレを防止し、天板上に載置台を確実に積載することができる。
請求項22の構成により、天板の外周部内面に補強リブが設けられ、該補強リブに天板又は載置台の上面角部に係合する係合部が形成されているので、天板同士あるいは天板と載置台とを確実に積載することができる。
請求項23の構成により、支持部材は高さ調節可能に設けられているので、載置台上に載置する物品の高さに応じて支持部材の高さを調節することにより、多様な物品を梱包することができる。
請求項24の構成により、支持部材としての壁状部材により天板を支持することにより、物品の側面を保護することができる。
請求項25の構成により、支持部材が支柱であるので、梱包装置の構成を簡略化することができる。
請求項26の構成により、支柱間に側面板を装着可能に設けられているので、載置台上に載置した物品の側面を保護することができる。
請求項27の構成により、情報を記録可能な記録媒体が天板に取り付けられているので、種々の情報を梱包装置に担持させることが可能となり、梱包装置の管理運用に役立てることができる。
請求項28の構成により、記録媒体は当該記録媒体を保持するとともに天板に対して着脱可能な保持部材を介して天板に取り付けられているので、天板からの記録媒体の着脱が容易になる。また、保持部材により記録媒体が保護される。
請求項29の構成により、保持部材が天板裏面に設けられた補強部材に支持されているので、補強部材を利用して保持部材を支持することができ、天板の構成を簡略化することができる。
請求項30の構成により、保持部材は、当該保持部材の一部が、記録媒体を保持する保持位置と保持を解除する解除位置とに移動可能に設けられているので、保持部材に対する記録媒体の着脱を容易に行なうことができる。
請求項31の構成により、保持部材が樹脂材料により形成され、該樹脂材料の弾性により保持部材の一部が保持位置と解除位置とに移動可能なので、簡単な構成で低コストに、記録媒体の着脱を容易に行なうことができる。
請求項32の構成により、記録媒体に当該梱包装置の管理情報が記録されているので、梱包装置を効率的に管理運用することができる。
請求項33の構成により、記録媒体に当該梱包装置により梱包される物品の情報が記録されているので、梱包して運搬・輸送した物品を効率的に管理することができる。
請求項34の構成により、梱包装置により梱包される物品に付随する付随品を天板上に搭載可能なので、輸送効率を高めることができる。また、物品とその付随品を一緒に輸送可能なことから、物品納入後の設置や設定の作業効率を高め、付加価値の高いサービスを提供することができる。
請求項35の構成により、画像形成装置を梱包して輸送・納品することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る梱包装置の一例により製品を梱包した様子を示す斜視図である。また、図2は、その梱包装置の構成を模式的に示す分解図である。
これらの図に示すように、本例の梱包装置1は、製品100を載置する載置台であるパレット2と、パレット2の四隅に嵌合される4本の支柱3と、各支柱3の上部に装着される天板(上蓋)4を有している。支柱3は、天板4を支持する支持部材である。
パレット2は本例では樹脂により形成され、フォークリフトのフォークを挿入するためのフォーク挿入孔2a,2aが設けられている。また、パレット上面は、外周部を残して内側を下方に窪ませて凹部2bを形成しており、該凹部2b内に緩衝材5を配置している。また、その緩衝材5の上からは受板6が填め込まれる。受板6を取り付けたときに、受板6の上面とパレット上面(外周部の上面)に段差ができないように構成されている。したがって、パレット外周部の上面と受板6の上面の高さが一致してフラットとなるので、キャスタを有する製品を搭載する場合に製品の移動が容易となり、作業性が向上される。なお、パレット外周部の四隅には支柱3を装着するための嵌合部2cが設けられている。
受板6はパレット上面の凹部2bを覆うような形状であるとともに、受板上面(製品載置面)は凹凸の無い平面状に形成されている。一方、製品載置面と反対側の受板裏面には図示しないリブが突設されており、受板6に載置された物品の荷重に対して所定の撓みを保ちつつ、受板が破損しないように構成されている。受板裏面のリブは、図1のように製品として画像形成装置を梱包する場合のように、物品の足部(キャスタ等)が載置される部位では斜めにクロスしたリブ形状により強度を高め、それ以外の部位では撓みを持たせるために受板外周の四辺と平行なリブ形状としている。また、受板の撓みにより中央部分に応力が集中するため、これに耐えうるように絞り部(図示せず)を受板6の中央部分に設けている。絞り部は、その部分の板厚を他の部分(周辺部)よりも厚くして設けたものである。なお、本例では、パレット2と受板6を同じ材質(本例では樹脂)で形成しており、パレット2及び受板6が耐用期限に達した場合には一緒に溶融して、再生材料として再利用することができる。
パレット2の凹部2b内に配置される緩衝材5は、本例では発泡材を用いており、発泡倍率の低いもの(低発泡緩衝材)と発泡倍率の高いもの(高発泡緩衝材)の2種類を使用している。搭載する物品の足部(キャスタ等)による荷重がかかる部分には低発泡緩衝材を、それ以外の部分には高発泡緩衝材を配置している。これにより、輸送時の上下方向の振動に対して、物品足部に相当する受板6に掛かる荷重が低発泡緩衝材により吸収されるとともに、製品の足部間に相当する受板6に掛かる荷重は受板6の撓みによって高発泡緩衝材により吸収されることで、搭載製品に対する衝撃を緩和することができる。
なお、従来のパレットにおいては、段ボール箱等により個別包装された物品を単に搭載するだけのためであるから、物品荷重に耐えるように肉厚の載置面を有しているだけであり、例えば画像形成装置のように製品足部に集中して荷重が掛かるような製品を搭載した場合における、製品に対する衝撃を考慮した構成とはなっていない。したがって、画像形成装置等の製品を従来のパレットにより運搬・納品する場合には、輸送時の上下方向の振動に耐えうるためだけに製品構造体を強化したり、製品自体に緩衝機能を設けたりするなどの工夫が必要であった。しかしこれらの工夫は納品後における製品使用のためにメリットを有するものではないから無駄なコストであった。一方、本例の梱包装置1においては、製品構造体を不要に強化することなく、製品の破損を防いで輸送・納品することが可能である。
支柱3は、共に略L字状断面の第1部材(上支柱)3aと第2部材(下支柱)3bを有しており、上支柱3aと下支柱3bを重ね合わせて長さ調節が可能に構成されている。すなわち、上支柱3aと下支柱3bには図示しない複数の係合孔が設けられており、支柱3が所定の高さ(長さ)となるように両者の係合孔を合わせ、その係合孔に係止部材(図示せず)を装着することで調節が行われる。各支柱3は、パレット2上面の角部に設けられた嵌合部2cに填めこまれ、パレット上に起立される。
次に、天板4について説明する。
天板4は、4本の支柱3の上に装着され、受板6上に載置される製品の上方を覆うように設けられる。天板4と各支柱3とは、後述する係合部によって係合され、着脱可能となっている。図3に示すように、天板中央部4aは周辺部4bから上方に突出して設けられ、中央部4aと周辺部4bが斜辺部4cにより連絡されている。天板の中央部4aが周辺部4bから上方に突き出ている形状(絞り形状)により、天板を単純な平面状とした場合よりも強度が向上される。
本例の梱包装置1では、天板4の上にパレット2を積み重ねて、梱包装置1を段積みできるように構成され、パレット2の脚部2dが天板4の周辺部4b上に重ね載置可能に設けられている。天板4上にパレット2を載置した際に位置決めがなされるように、天板表面には後述する位置決め部(4d)が設けられている。また、天板4は、天板同士を積み重ねることも可能であり、その際には、天板が上記した絞り形状となっていることにより、下側の天板に上側の天板が填まり込み、天板4を多段に積み重ねても崩れることが無い。
図4は、天板4を上から見た上面図である。また、図5は、天板4を下から見た底面図である。これらの図に示すように、天板4の上面には複数の補強溝5(5a,5b,5c)が形成されている。本例の天板4は肉厚4mmの樹脂製であり、各補強溝5の深さは20mmとなっている。補強溝5aは天板の四辺に平行に延設されたものであり(以下、平行溝と呼ぶ)、補強溝5bは天板の四隅を結んで斜めに設けられたものである(以下、斜行溝と呼ぶ)。そして、補強溝5cは、天板の周辺部4bに設けられたものである(以下、周辺溝と呼ぶ)。平行溝5aは、本例では図の左右方向に延びるものが5本、図の上下方向に延びるものが5本、合わせて計10本の平行溝5aが設けられている。斜行溝5bは、天板の四隅を結ぶ計2本が設けられている。周辺溝5cは、天板の周辺部4bにそれぞれ1本ずつ、計4本が設けられている。本実施例の天板4は樹脂製であり、各補強溝5は図5から判るように、天板表面の溝(凹部)が天板裏面に突出する(凸部となる)ように、樹脂成形により形成されている。
上記したように、平行溝5aは計10本が設けられている。それらの配置は、天板4の中央部4aの幅を100(%)とした場合、中央部4aの端から12.5%,27%,50%の場所にそれぞれ配置されている。したがって、縦横1本ずつの平行溝5aが幅方向及び上下方向の中央位置(中央部4aの幅の50%の位置)に配置され、天板4の中心で直角に交差している。他の8本は、中央の2本の外側にバランス良く配置されている。天板4の四隅を結ぶ2本の斜行溝5bは天板4が正方形又は長方形である場合、必然的に天板の中心で交差し、2本の平行溝5aとも天板の中心で交差する。天板外辺部におけるソリや中央部の撓みに対しては平行溝5a及び周辺溝5cが有効に作用し、天板全体のねじれに対しては2本の斜行溝5bが有効に作用し、天板の変形や撓みを防止する。
各補強溝5が交差する部分には補強部6が設けられている。補強部6は補強溝5の中に凸部として設けられるが、図5から判るように、裏面から見た場合は凸部として形成された補強溝5の中に陥没する凹部として形成されたものである。補強部6の上面(表面の上面)は天板4の中央部4a面と同一面となるように設けられている。補強溝5同士が交差する部分を溝形状のままとすると、交差部の強度が低下するが、本例では補強溝5の交差部に補強部6を設けたことにより、交差部における強度低下を防止することができる。なお、4本の補強溝5(2本の平行溝5a及び2本の斜行溝5b)が交差する天板の中心部では、他の補強部よりも大きな補強部を設けている。また、各補強溝5内には、補強部6と補強部6の中間に位置して補強壁7が設けられている。ただし、周辺溝5cには交差部が無いので補強部6はなく、溝内に適切な距離をおいて補強壁7が設けられている。この補強壁7により、溝部での強度を高めている。
さらに、天板裏面には、複数の補強リブ8が適宜間隔をもって配置されている。補強リブ8は、一番外側の平行溝5aから天板斜辺部4cにかけて設けられている。また、天板の周辺部4b部分にも複数の補強リブ9が適宜間隔をもって配置されている。
このように、本例の梱包装置1においては、天板4に対する補強部として補強溝5を設けたことにより、従来と比べて天板4の強度を飛躍的に高めている。補強部としての補強溝5は、天板4外面から凹んだ(裏面においては突出した)溝として形成されることにより、天板断面積を増大させ、従来の平板状上蓋などに比べて高い強度を有している。さらに、補強溝として10本の平行溝5aと2本の斜行溝5bおよび4本の周辺溝5c、補強溝交差部に設けた補強部6および補強溝内に設けた補強壁7、天板裏面に設けた補強リブ8,9と、多数の補強部を設けたことにより、高い強度を発揮している。
従来のラック形式の梱包装置では、上蓋(天板)上に物品を載置することは想定しておらず、上蓋の強度は小さかった。そのため、従来の梱包装置で上蓋上に物品を載置した場合には、上蓋が撓んで製品上面と干渉し、製品に傷をつけたり損傷させたりする恐れがあった、しかし、本例の梱包装置1においては、天板4の強度が充分に高いため、例えば画像形成層を梱包装置1により梱包して運搬・納品する際に、製品に付随する重量オプション部材や消耗品等を天板4上に積載することが可能であり、オプション部材や消耗品等を製品と共に運搬・納品することができる。
また、天板4の強度が充分に高いため、パレット2上に搭載する製品上面と天板4との距離を大きく取る必要が無く(運搬時における上下方向の振動量に対応する製品の飛び跳ね量だけの距離を形成すればよい)、運搬・保管時における容積を抑制し、運搬・納品・保管時における効率を高めることができる。
さらに、天板4の強度が充分に高いため、本例の梱包装置1は製品を搭載した状態で安定して積み重ねることも可能であり、倉庫等における保管面積の低減や運搬効率の向上に有用である。
次に、天板4と支柱3の装着部およびロック機構について説明する。
図5に示すように、天板4の四隅の裏側には、支柱3を取り付けるための支柱係合部10が形成されている。天板裏面から見た場合に凹部として形成される支柱係合部10に、支柱3の上端部が嵌合されることにより、4本の支柱3上に天板4が装着される。本例においては、支柱3と天板4とを固定するための固定機構が設けられており、その固定機構のうち、天板4側に配置されるスライド部材11が、天板4の周辺部4bに設けられた計4本の周辺溝5cのうち、対向する2本の周辺溝5cの両端に1つずつ、計4つのスライド部材11が配設されている。スライド部材11は両端の周辺溝5cの内部に溝長手方向に摺動可能に配置されており、溝からの抜け落ちを防止するための抜落防止部(図示せず)が周辺溝5c側に形成されている。本例では、補強部として設けた周辺溝5cの両端部が、ロック機構のスライド部材11を摺動可能に保持するケーシングを兼ねている。
全部の周辺溝5cあるいはスライド部材11が配設される個所の周辺溝5cを、テーパー状断面または半円状断面(底部よりも上部(開放面)の方が幅の広くなる形状)に構成し、それに合わせてスライド部材11の断面形状もテーパー状断面または半円状断面に構成すると好適である。これにより、スライド部材11を周辺溝5cにセットする際の挿入が容易になり、作業性が向上される。
図6は、支柱3と天板4の装着部およびロック機構を示す断面図である。また、図7は、そのロック機構の天板側部材を示す天板4の上面の部分拡大図である。これらの図に示すように、スライド部材11は、上面が開放された略直方体状の箱状部11bの両側端面から円筒部11a(L),11a(R)が突設されている。また、箱状部11bの長手方向の中央部に位置して、その両側面から外方へ突出するように係合部11c,11cが設けられている。
一方、スライド部材11が配置される周辺溝5cには、長手方向外側端部の壁面と補強壁7の壁面とに、上記円筒部11a(L,R)が突出可能なように開口が設けられている。また、スライド部材11の上記係合部11cに対応して、係止部12が周辺溝5cの長手方向壁部から半円状に突出して設けられている。スライド部材11は本例では樹脂製であり、スライド部材11を周辺溝5cの長手方向に強く押すことによって、係合部11c,11cが係止部12と係合して押圧され、上面が開放された箱状部11bが弾性変形し、係合部11c,11cが係止部12を乗り越えて(通り越して)反対側へ移動することができる。
スライド部材11が周辺溝5c内を図6において左右方向に移動するとき、図6,7に示すようにスライド部材11が周辺溝5c内の左端まで移動したとき、係合部11cが係止部12の中央よりも左側の部分に係合し、図6において左側の円筒部11a(L)を周辺溝5cの壁部から突出させたロック位置に、スライド部材11が保持される。また、スライド部材11を周辺溝5c内の右側へ移動させたとき、係合部11cが係止部12の中央よりも右側の部分に係合され、図6において右側の円筒部11a(R)を補強壁7から突出させたロック解除位置に、スライド部材11が保持される。このロック解除位置において、図6で左側の円筒部11Lは周辺溝5cの内部に引き込まれた状態となる。
なお、上記のようにスライド部材11は周辺溝5cの両端に1つずつ配設されているので、図6,7に示さない反対側(右側)においては、左右の関係が逆になるものの、構成と動作は同一であり、スライド部材11を周辺溝5c内(スライド部材11が配設された一番外側の周辺溝5c内)で移動させることにより、スライド部材11がロック位置又はロック解除位置で保持される。
そして、図6に示すように、支柱3上部の内側壁面には、スライド部材11の円筒部11aが挿入される挿入孔(符号付さず)が設けられており、上記のようにスライド部材11をロック位置に移動させたときに、円筒部11aが支柱3の挿入孔に挿入されることによって、支柱3の上部に天板4が抜け止めされる。逆に、スライド部材11をロック解除位置に移動させることによって、円筒部11aが支柱3の挿入孔から引き抜かれ、支柱3からの天板4の取り外すしが可能となる。なお、スライド部材11を配設した周辺溝5cの外側に位置する天板4の周辺部4bには、スライド部材11による天板のロックを解除する方向を示す表示手段13が設けられており、製品納入先での梱包装置1の開梱作業を容易にしている。
図8は、天板4の外周部の内面に設けた補強リブ部を示す拡大図である。この図に示すように、補強リブ9には、水平部9aと壁部9bとが形成されている。この補強リブ9に設けられた水平部9a及び壁部9bは、保管時等において天板4同士、あるいはパレット2の上に天板4を重ねる際に、この水平部9a及び壁部9bが天板4の上面角部あるいはパレット2の上面角部に係合する係合部である。この係合部としての水平部9a及び壁部9bが設けられていることにより、天板4同士、あるいは載置台2の上に天板4を重ねたときに、両者がしっかりと重ねられる。
また、図9に示すように、天板4の裏面に係合凸部17を設け、この係合凸部17を天板4の補強溝5aに係合させるようにしても良い。天板同士を積み重ねたときに、段数が少ない場合は上記天板表面の傾斜部4c(図3)及び天板裏面の補強リブ8の傾斜部(図5)による位置決めによっても回収時の運搬(梱包装置1を分解して天板4同士を積み重ねた状態での運搬)に支障をきたすことはない。しかし、図10のように積み重ねた段数が多くなると、各天板同士の小さなズレ:aが加算されることによって最下段と最上段の両端位置が大きくズレる(na)可能性がある。すると、運搬時の水平方向の振動が大きい場合には、最上段の天板が正規の位置を基準として左右に大きく振れ(na+na)、その結果、積み重ねた天板が崩れ落ちる可能性がある。
しかし、上記のように、天板4の裏面に設けた係合凸部17を補強溝5aに嵌合させることで、水平方向に大きな振動が生じた場合でも、多段に積み重ねた天板4の崩れをより確実に防止することができる。仮に、図に最大振幅2naとして示すような大きなズレ(ぶれ)が積み重ねた天板に生じたとしても、係合凸部17と補強溝5aとの嵌合部によって天板同士が固定されるので、上段の天板が落下することを防止できる。
なお、上記係合凸部17は補強溝5aの両端部に補強溝底面から突出して設けられている。この係合凸部17が両端に設けられている補強溝5aは、図11(a)において幅方向中央に位置する補強溝5aであり、その中央補強溝5aの両端部に設けられた係合凸部17は、図4においては天板の前側端部と後側端部とに設けられていることになる。したがって、上記係合凸部17が嵌合される補強溝5aは、図4において幅方向の中央に位置して前後に(図では上下に)延びる補強溝5aであり、その中央補強溝5aが図4において幅方向に延びる他の補強溝5aのうち、図において一番手前と一番奥の2つの横方向の補強溝5aによって区切られた長さの短い部分である嵌合部18,18に、上記係合凸部17,17が嵌合される。
係合凸部17が設けられた位置は、天板4の中央部4a(図3参照)の最外縁部(図4では前後両端部、図9では左右両端部)であり、この係合凸部17が設けられた位置は、運搬時の振動による搭載した製品の飛び跳ね量に基づき、製品と緩衝しない位置であり、例えば、梱包装置に搭載する製品が画像形成装置としての複写機の場合はADF(自動原稿搬送装置)が装置最上部にあり、そのADFよりも低い部分である、装置前方の操作パネル、装置後方(通常、駆動系等が配置される部分)、装置側面の両面ユニットや手差しトレイ部分、の上方位置であり、該部分に上記係合凸部17を配置することで搭載製品との緩衝を防止している。
さらに、係合凸部17は、図11(b)に示すように、図において左右方向のズレに対応する(天板4の左右方向の移動を規制する)第1係止部17a,17aと、その第1係止部17a,17aの両側に設けられ図において上下方向(図4における前後方向)のズレに対応する(天板4の前後方向の移動を規制する)第2係止部17b、17bとを有している。
また、図において左右方向の振動により力が第1係止部17a,17aに掛かるため、両側の第1係止部17a,17aを連絡して第1係止部の破損を防止するための補強部17cを設けている。これにより、係合凸部17は、天板裏面から見た場合に略「H」字状に形成されている。
そして、天板4を積み重ねたときに、天板周辺部4b(図3参照)の上面に上の天板の外周部下面が接触して載置されるが、天板中央部4aの端部から斜辺部4c及び周辺部4bの上面に微小の凸凹を施してズレ防止部19(図9に太線で示す)として設けている。図12に示すように、ズレ防止部19(クロスハッチングを付して示す)は天板4の周囲をぐるりと囲むように設けられたものである。ズレ防止部19としては、微小の凸凹に代えて、摩擦係数の大きな部材(例えばゴム)を貼り付けた構成としても良い。このようなズレ防止部19を設けることにより、天板4同士を積み重ねた際のズレを防ぎ、天板同士が水平方向に大きくズレることを防止できる。
上記説明した天板4を積み重ねたときの天板同士の位置ズレを防止するための構成である補強リブ9(図8),係合凸部17及び嵌合部18,ズレ防止部19は、それぞれ単独で備えても良いし、複数の構成を組み合わせても良い。例えば、補強リブ9と係合凸部17及び嵌合部18を備えたり、係合凸部17及び嵌合部18とズレ防止部19を備えたり、補強リブ9とズレ防止部19を備えたり、あるいはズレ防止のための構成を全て備えても良い。
また、図4において、天板4の上面の4辺の中央部には、パレット2を天板4上に重ねたときの位置決め部4dが設けられている。図13に位置決め部4dを拡大して示す。位置決め部4dは、パレット2を天板4上に乗せたときに、パレット脚部の壁面(内側の壁面)が当接することにより位置決めを行なう部分で、天板の四方(4面)に位置決め部4dを設けたことで、パレットがしっかりと位置決めされる。よって、パレット2を天板4上に重ねたときにずれることが無く、積み重ねによる保管・運搬が可能となる。図14に、パレット2を天板4上に重ねた様子を示す。また、図15に、梱包装置1を積み重ねた状態を示す。ただし、上段は支柱3の途中から上を省略している。なお、図15に示すように、支柱3,3の間には側面板15を装着可能になっている。側面板15は、図示しない他の3面にも装着可能であり、梱包した製品を保護することができる。また、図示の側面板15は下方が開放されている丈の短いものであるが、パレット2と天板4間の全面を覆う大きさのものでも良い。
ところで、リサイクル可能な循環型梱包装置においては、ユーザの元に製品を届けた後は梱包装置を回収する必要がある。このとき、梱包装置を効率良く運用するためには、使用されている梱包装置の情報を把握・蓄積し、その情報に基づいて再利用のための対応を取らなければならない。そこで、本実施形態の梱包装置1においては、図5に示すように、天板4の裏面の2辺の中央部に位置して、情報保持手段としてのICタグ20,20が装着されている。ICタグ20は、図16に示すように、ホルダ21を介して天板4の裏面に設けた補強リブのホルダ支持部16,16に装着される。本例では2つのICタグ20が天板4に装着されているが、1つだけでも良い。情報保持手段としてのICタグ20には、一例として梱包装置1の製造年月日、使用回数、各使用時における製品情報(梱包した製品の情報)、梱包対称の製品情報(梱包できる製品の種類等)、輸送先、輸送業者、使用環境、位置情報等が記録される。
図17は、ホルダ21に納めたICタグ20を示すものである。ホルダ21は、対向する2つの長辺部21aと21dの間にICタグ20を収納するポケットが形成されている。一方の長辺部21aの図において右側先端の所定範囲は自由端となっており、その先端に係止部21bが形成されている。また、長辺部21aの中央部の上端には、収納ポケットの上面に張り出すように押さえ部21cが形成されている。ホルダ21の収納ポケットにICタグ20を納めるには、樹脂製ホルダの長辺部21aの自由端部を外側に撓め、図の右側から左方向にICタグ20をはめ込むようにして収納ポケットにICタグ20を収納させる。そして、長辺部21aの自由端部から手を離すと樹脂材料の弾性により係止部21bが当初の位置に戻ってICタグ20の先端を押さえて抜け止めする。このとき、ICタグ20の上面は押さえ部21cにより抜け止めされている。もちろん、ICタグ20の底面は図には見えていないホルダ21の底面(収納ポケットの底面)により保持されている。そして、このようにしてICタグ20を収納したホルダ21は、他方の長辺部21dの両端に形成された保持部21e,21eを図18に示す天板4裏面の補強リブ8に形成されたホルダ支持部16,16に装着することにより、天板4に取り付けられる。ICタグ20は、記録されている情報を非接触により読み取ることが可能であり、工場・倉庫あるいは取次店等において、出荷時又は梱包装置回収時において情報を容易に読み取って、梱包装置1の管理に供することができる。
上記のように構成された本実施形態の梱包装置1による製品・物品の梱包および開梱作業について説明する。製品・物品を梱包するに際し、梱包装置の支柱3及び天板4はパレット2から取り外しておく。そして、パレット2の受板6上に製品・物品を載置する。そして、4本の支柱をパレット2の嵌合部2cに嵌合させて支柱をパレット上に立て、各支柱の上端を天板4の支柱係合部10(図5)に係合させて天板4を支柱上に取り付ける。そして、前述のロック機構のスライド部材11をロック位置に移動させて、天板4と各支柱3とをロックする。また、支柱3と搭載した製品の間には、スペーサ14(図1参照)を適宜装着し、製品の揺れや移動を防止する。また、必要に応じて支柱間に側面板15(図15)を装着する。もちろん、製品は保護用のビニール袋等で覆うようにしても良い。以上で、基本的な梱包作業は終了である。重量の大きな製品や物品を搭載した場合は、パレット2にフォーク挿入孔が設けられているので、フォークリフトの使用が可能である。
開梱作業は、前述のロック機構のスライド部材11をロック解除位置に移動させて、天板4と各支柱3のロックを解除する。そして、天板4を支柱から取り外し、さらに支柱3をパレット2の嵌合部2cから引き抜いて取り外すと、基本的な開梱作業は終了である。スペーサの取外し等は適宜な段階で行えばよい。
本例の梱包装置1においては、天板4の強度が充分に高いため、天板上に物を載せて輸送・運搬あるいは保管することが可能なため、例えば製品として画像形成装置を梱包装置1により梱包する場合、製品に付随するオプション部材や消耗品等を天板4上に積載して輸送・運搬あるいは保管することができ、輸送効率を高めることができるのはもちろん、製品に対応するオプション部材や消耗品等を製品と一緒に輸送あるいは保管でき、製品と付随物とを対応させた輸送・保管が実現できる。
また、天板4の強度が充分に高いため、梱包する製品上面と天板4との間の無駄な空間を極力小さくすることができ、運搬・保管時における容積を抑制し、運搬・納品・保管時における効率を高めることができる。
図19は、天板4を支持する支持部材として4枚の壁状部材を用いた第2実施形態の梱包装置を示す外観図である。
この図に示す梱包装置101は、パレット2上に4枚の側壁パネル103を装着して起立させ、その側壁パネル103に天板4を装着して支持させている。天板4及びパレット2の構成は、第1実施形態の梱包装置1と同じである。また、天板4と側壁パネル103の間には、第1実施形態の梱包装置1と同様にロック機構が設けられている。本例の梱包装置101では、天板支持部材として4枚の側壁パネル103を用いているので、梱包した製品の全側面が側壁パネル103により保護される。
なお、図示例の側壁パネル103は高さ調節ができないものであるが、側壁パネルを複数枚の部材構成とし、第1実施形態の梱包装置1における支柱3と同様に、高さ調節可能に構成することもできる。例えば、第1実施形態における支柱3のように、側壁パネル103を上パネルと下パネルの2枚構成とし、その上下パネルを所定の位置で合わせて係止部材を装着し、所望する高さに調節するよう構成しても良い。
図20は、天板4を支持する支持部材として2枚の壁状部材を用いた第3実施形態の梱包装置を示す外観図である。
この図に示す梱包装置201は、パレット2上に2枚の側壁パネル203を装着して起立させ、その側壁パネル203に天板4を装着して支持させている。天板4及びパレット2の構成は、第1実施形態の梱包装置1と同じである。また、天板4と側壁パネル203の間には、第1実施形態の梱包装置1と同様にロック機構が設けられている。本例の梱包装置201では、天板支持部材として2枚の側壁パネル203を用いているので、梱包した製品の2側面が側壁パネル203により保護される。
なお、図示例の側壁パネル203は高さ調節ができないものであるが、側壁パネルを複数枚の部材構成とし、第1実施形態の梱包装置1における支柱3と同様に、高さ調節可能に構成することもできる。例えば、第1実施形態における支柱3のように、側壁パネル203を上パネルと下パネルの2枚構成とし、その上下パネルを所定の位置で合わせて係止部材を装着し、所望する高さに調節するよう構成しても良い。
以上、本発明を図示例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、補強構造としての補強溝の本数や形状等は適宜変更可能である。また、天板やその他部材の材料等も適宜なものを使用可能である。天板や支柱・側壁パネルあるいは載置台の形状や構造も本発明の範囲内で適宜に設定することができる。天板と支持部材のロック機構も例示したものに限定されるものではない。天板に装着する記録媒体も、任意の形状及び構成のものを装着可能である。記録媒体の保持部材も、記録媒体の形状及び構成に合わせたものとすることができる。梱包装置により梱包する物品としては、画像形成装置に限らず、載置台上に載置できるものであれば良い。
本発明に係る梱包装置の一例により製品を梱包した様子を示す斜視図である。 その梱包装置の構成を模式的に示す分解図である。 梱包装置のパレットと天板の断面図である。 天板の上面図である。 天板の底面図である。 天板と支柱の装着部およびロック機構を示す断面図である。 そのロック機構の上面の拡大図である。 天板に設けた係合部を拡大して示す図である。 天板の裏面に設けた係合凸部を示す天板の側断面図である。 天板を積み重ねた場合のズレを説明するための模式図である。 図9の係合凸部を示す天板裏面の部分斜視図及び拡大図である。 天板上面の周辺部に設けたズレ防止部を示す天板の斜視図である。 天板に設けたパレット位置決め部を示す拡大図である。 パレットを天板上に重ねた様子を示す拡大図である。 梱包装置を積み重ねた様子を示す正面図である。 天板に装着した情報保持手段としてのICタグを示す部分拡大図である。 ICタグのホルダを示す正面図である。 天板のホルダ支持部を示す部分拡大図である。 天板支持部材として4枚の壁状部材を用いた第2実施形態の梱包装置を示す外観図である。 天板支持部材として2枚の壁状部材を用いた第2実施形態の梱包装置を示す外観図である。
符号の説明
1 梱包装置
2 パレット(載置台)
3 支柱(支持部材)
4 天板(上蓋)
100 製品(画像形成装置)
4a 天板中央部
4b 天板周辺部
4c 天板斜辺部
4d 位置決め部
5 補強溝
5a 平行溝
5b 斜行溝
5c 周辺溝
6 補強部
7 補強壁
8,9 補強リブ
10 支柱係合部
11 スライド部材
12 係止部
15 側面板
20 ICタグ
21 ホルダ
101,201 梱包装置
103,203 側壁パネル(支持部材)

Claims (35)

  1. 物品を載置する載置台と、該載置台上に載置された物品の上方に配置される天板と、該天板を支持する支持部材とを有する梱包装置において、
    前記天板が、天板の湾曲を防止する補強構造を有することを特徴とする梱包装置。
  2. 前記補強構造が前記天板面に設けられた複数の補強溝であることを特徴とする、請求項1に記載の梱包装置。
  3. 前記補強溝として、前記天板の外辺に対して平行に設けられた平行溝を有することを特徴とする、請求項2に記載の梱包装置。
  4. 前記補強溝として、前記天板の外辺に対して斜めに設けられた斜行溝を有することを特徴とする、請求項2又は3に記載の梱包装置。
  5. 前記斜行溝が、前記天板の角部を対角線上に結んで設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の梱包装置。
  6. 前記補強溝と補強溝の交差部に補強部が設けられていることを特徴とする、請求項2〜5のいずれか1項に記載の梱包装置。
  7. 前記補強溝の所定の位置に補強壁が設けられていることを特徴とする、請求項2〜6のいずれか1項に記載の梱包装置。
  8. 前記天板は、天板中央部が天板周辺部から上方に凸状に高くなっている、絞り形状に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の梱包装置。
  9. 前記天板を前記支持部材にロックするロック機構を有することを特徴とする、請求項1に記載の梱包装置。
  10. 前記ロック機構は、前記天板を前記支持部材に対してロックするロック位置と前記天板の前記支持部材に対するロックを解除するロック解除位置とに移動可能なスライド部材を有し、
    前記スライド部材が天板に支持されて設けられていることを特徴とする、請求項9に記載の梱包装置。
  11. 前記スライド部材が、前記天板面に設けられた補強構造としての補強溝内に配置され、前記補強溝が前記スライド部材を移動可能に保持するケーシングを兼ねることを特徴とする、請求項10に記載の梱包装置。
  12. 前記スライド部材は、底面の幅よりも上面の幅が広いテーパ形状あるいは略半円形状の断面形状を有することを特徴とする、請求項10又は11に記載の梱包装置。
  13. 前記スライド部材を前記ロック位置又は前記ロック解除位置に保持するスライド部材保持手段を備えることを特徴とする、請求項10に記載の梱包装置。
  14. 前記天板は、複数の天板同士を積み重ね可能に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の梱包装置。
  15. 前記補強構造と係合する係合部が前記天板の裏面に設けられていることを特徴とする、請求項14に記載の梱包装置。
  16. 前記補強構造が、天板面に設けられた複数の補強溝であることを特徴とする、請求項15に記載の梱包装置。
  17. 前記係合部が、天板の左右方向の移動を規制する第1係止部と天板の前後方向の移動を規制する第2係止部とを有することを特徴とする、請求項16に記載の梱包装置。
  18. 天板同士を積み重ねたときに上側の天板の下部が接触する下側の天板面の少なくとも一部に、非接触部よりも摩擦係数が高くなるような処理が施されていることを特徴とする、請求項14〜17のいずれか1項に記載の梱包装置。
  19. 前記天板上に前記載置台を積載可能に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の梱包装置。
  20. 前記天板上に積載した前記載置台の位置決めを行なう位置決め部が前記天板の上面に設けられていることを特徴とする、請求項19に記載の梱包装置。
  21. 前記位置決め部は、前記天板上に積載した前記載置台の前後左右方向の位置決めを行なうことを特徴とする、請求項20に記載の梱包装置。
  22. 前記天板の外周部内面に補強リブが設けられ、該補強リブに前記天板又は前記載置台の上面角部に係合する係合部が形成されていることを特徴とする、請求項14又は19に記載の梱包装置。
  23. 前記支持部材は高さ調節可能に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の梱包装置。
  24. 前記支持部材が壁状部材であることを特徴とする、請求項1又は23に記載の梱包装置。
  25. 前記支持部材が支柱であることを特徴とする、請求項1又は23に記載の梱包装置。
  26. 前記支柱間に側面板を装着可能に設けられていることを特徴とする、請求項25に記載の梱包装置。
  27. 情報を記録可能な記録媒体が前記天板に取り付けられていることを特徴とする、請求項1に記載の梱包装置。
  28. 前記記録媒体は、当該記録媒体を保持するとともに前記天板に対して着脱可能な保持部材を介して前記天板に取り付けられていることを特徴とする、請求項27に記載の梱包装置。
  29. 前記保持部材が、前記天板裏面に設けられた補強部材に支持されていることを特徴とする、請求項28に記載の梱包装置。
  30. 前記保持部材は、当該保持部材の一部が、前記記録媒体を保持する保持位置と保持を解除する解除位置とに移動可能に設けられていることを特徴とする、請求項28に記載の梱包装置。
  31. 前記保持部材が樹脂材料により形成され、該樹脂材料の弾性により前記保持部材の一部が前記保持位置と前記解除位置とに移動可能なことを特徴とする、請求項30に記載の梱包装置。
  32. 前記記録媒体に当該梱包装置の管理情報が記録されていることを特徴とする、請求項27に記載の梱包装置。
  33. 前記記録媒体に当該梱包装置により梱包される物品の情報が記録されていることを特徴とする、請求項27又は32に記載の梱包装置。
  34. 当該梱包装置により梱包される物品に付随する付随品を前記天板上に搭載可能なことを特徴とする、請求項1に記載の梱包装置。
  35. 前記載置台上に載置される物品として画像形成装置を搭載して梱包可能なことを特徴とする、請求項1に記載の梱包装置。
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