JP2007037704A - 研磨揚送装置 - Google Patents

研磨揚送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007037704A
JP2007037704A JP2005224204A JP2005224204A JP2007037704A JP 2007037704 A JP2007037704 A JP 2007037704A JP 2005224204 A JP2005224204 A JP 2005224204A JP 2005224204 A JP2005224204 A JP 2005224204A JP 2007037704 A JP2007037704 A JP 2007037704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
unit
game ball
lifting
lifting apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005224204A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Koyama
裕之 小山
Yuuho Ikeuchi
祐峰 池内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIRATSUKA BELT KK
SHUKO ELECTRONICS CO Ltd
Sammy Corp
Samy KK
Original Assignee
HIRATSUKA BELT KK
SHUKO ELECTRONICS CO Ltd
Sammy Corp
Samy KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HIRATSUKA BELT KK, SHUKO ELECTRONICS CO Ltd, Sammy Corp, Samy KK filed Critical HIRATSUKA BELT KK
Priority to JP2005224204A priority Critical patent/JP2007037704A/ja
Publication of JP2007037704A publication Critical patent/JP2007037704A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】 パチンコ機に使用する遊技球を研廃しながら揚送する研磨揚送装置において、研磨部材の交換を安全で精度良く行える等のメンテナンス性を向上させた研磨揚送装置を提供する。
【解決手段】 筐体に設けられる搬送ベルトに対向して、上下に視数分割した研磨部材を収容する研磨ユニットを、リンクを介して筐体に上下移動かつ着脱可能に取り付ける。研磨部材はエレクトレット材料からなる吸着部材を備える。これにより、研磨部材の交換を容易に、また安全に行えるようにする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に使用する遊技球を研磨しながら揚送するための研磨揚送装置に関する。
パチンコホール等の遊技場においては、パチンコ機に使用する遊技球を研磨洗浄するとともに各パチンコ機へ遊技球を補給するため、遊技島上部の球配給樋へ遊技球を揚送する研磨揚送装置が設置されている。例えば、図1は、従来の研磨揚送装置の概略構成を表す図である。従来の研磨揚送装置900は、上方に位置するローラ901と下方に位置するローラ902との間に ゴム等からなる無端状の搬送ベルト903が掛け回され 回転モータ904がローラ902を回転駆動することで、搬送ベルト903が上下に周回するようになっている。また、搬送ベルト903の上昇移動する面に対向して、帯状の布である研磨布905が配置される。
入口ゲート906から投入された遊技球Bは、搬送ベルト903と研磨布905との間に挟まれながら上方へと揚送され、出口シュート907を介して球配給樋へ排出される。遊技球Bが搬送ベルト903により揚送される際に固定の研磨布905と圧接して転動移動することで、遊技球8に付着している汚れが研磨布905により研磨洗浄される。
遊技球Bの汚れを拭き取った後の研磨布は、洗浄作用が衰えるため交換する必要がある。従来の研磨揚送装置では、研磨布の使用済み部分905bを作業員が矢印P方向へ引っ張り、ロール状に捲かれている未使用部分905aを新たに搬送ベルト903に対向させて張り換えている。
ところで、従来の研磨揚送装置においては 研磨布905により拭き取られた汚れが遊技球に再付着しないように、数時間おきに張り換え作業を行わなければならず、その作業も煩雑であった。また、研磨布905を搬送ベルト903に対して一定の間隔、及び充分な張力で設置しなければならない等、作業に熟練を要していた。
本発明はこうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、パチンコ機等の遊技機に使用する遊技球を研磨しながら揚送する研磨揚送装置において、研磨部材の交換を安全で精度良く行える等のメンテナンス性を向上させた研磨揚送装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、一側に開口を有して立設される筐体と、当該筐体に設けられ前記開口側に上昇する外周面を有する搬送ベルトと、当該搬送ベルトに対向して設けられる研磨部材とを備え、前記搬送ベルトと前記研磨部材とで遊技球を挟持しながら研磨揚送する遊技球の研磨揚送装置であって、前記研磨部材を複数のユニットにそれぞれ収容し、当該各ユニットを前記筐体に対し上下方向に着脱可能にそれぞれ配置し、前記研磨部材は前記遊技球を研磨する研磨面と、該研磨面により前記遊技球から除去された汚れ物質を吸着する吸着部材とを備えるたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の研磨揚送装置であって、前記筐体には、前記研磨部材を収容するユニットを昇降移動可能に支持する昇降移動手段を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の研磨揚送装置であって、前記昇降移動手段は、前記研磨部材を収容するユニットと前記筐体とを接続する平行なリンク機構から構成され、前記ユニットを上下に移動させつつ前後の着脱が可能であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の研磨揚送装置であって、前記昇降移動手段は、前記研磨部材を収容するユニットの上端両側に設けたローラと、レール部材により前記筐体内に形成した軌道とから構成され、前記ローラを前記軌道に沿って転動させることで前記ユニットを傾けながら前記筐体に対して上下移動が可能であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の研磨揚送装置であって、前記研磨部材を収容するユニットは、ワンタッチ式の保持手段により前記筐体に装着されることを特徴とする。
請求項1に記載の研磨揚送装置によれば、搬送ベルトの上昇する外周面と対向する研磨部材とで遊技球を扶持し、搬送ベルトが上昇することで遊技球が回転しながら研磨揚送される。研磨部材を収容する複数のユニットを筐体に対し上下方向に着脱可能にそれぞれ配置したことにより、例えば研磨部材を交換する際には、ユニットを取り外すことで容易に作業することができる。また、高所に位置するユニットを低い場所に移動させて交換することができるため、作業における安全性が確保される。
また、研磨部材を研磨面と吸着部材から構成したので、研磨面により遊技球から除去された汚れ物質が当該吸着部材に吸着される。これにより、汚れ物質が遊技球に再付着することが防止される。また、単位研磨部材あたりの汚れ物質の吸着量を制御することにより、当該研磨部材の交換インターバルを長くすることができ、もって、研磨部材の交換作業を軽減することができる。
ここに、吸着部材は、吸着した汚れ物質を移動する機能を有するものが好ましい。例えば、エレクトレット材料により当該吸着部材を形成した場合、エレクトレット材料の表面に吸着された汚れ物質は、エレクトレット材料の有する静電引力よりエレクトレット材料において汚れ物質の吸着量の小さい部分(エレクトレット材料の内部)に移動される。これにより、吸着部材の表面(研磨面に対向する面、研磨面自体が吸着部材表面となる場合もある)は常にリフレッシュされて、その吸着能力が高く維持される。
かかる汚れ物質をその濃度の小さい領域へ移動する能力を有する吸着部材は、その厚さ(即ち、容量)を大きくすることにより、汚れ物質の吸着量が大きくなる。即ち、当該吸着部材には所定の厚さが要求される。かかる吸着部材を有する研磨部材によれば、その吸着部材における汚れ物質の吸着能力が長く維持されるので、これを交換する頻度が少なくなる。この点からも、研磨部材の交換作業が軽減されることとなる。
請求項2に記載の研磨揚送装置によれば、昇降移動手段は、研磨部材を収容するユニットを昇降移動可能に支持する。例えば高所に位置する研磨部材を交換する際には、昇降移動手段によりユニットを下降させより低い場所で交換することができるため、研磨部材を交換する際の作業性及び安全性が向上する。
請求項3に記載の研磨揚送装置によれば、研磨部材を収容するユニットと筐体とを接続する平行なリンク機構により昇降移動手段を構成し、ユニットを上下に移動させつつ前後に着脱することを可能にする。したがって、例えば高所に位置する研磨部材を交換する際には、リンク機構によりユニットを下降させより低い場所で交換することができるため、研磨部材を交換する際の作業性及び安全性が向上する。また、平行なリンク機構により、交換した研磨部材を搬送ベルトに対して常に一定間隔に装着することができ、ユニットの位置合わせ等の作業をする必要がなくなり、誰でも容易に精度良く交換作業をすることができる。
請求項4に記載の研磨揚送装置によれば、研磨部材を収容するユニットの上端両側に設けたローラと、レール部材により筐体内に形成した軌道とから昇降移動手段を構成し、ローラを軌道に沿って転動させることでユニットを傾けながら筐体に対して上下の移動を可能にする。したがって、例えば高所に位置する研磨部材を交換する際には、ローラによりユニットを傾けながら下降させより低い場所で交換することができるため、研磨部材を交換する際の作業性及び安全性が向上する。また、レール部材により形成した軌道によりユニットのローラを支持することで、交換した研磨部材を搬送ベルトに対して常に一定間隔に装着することができる。このため、ユニットの位置合わせ等の作業をする必要がなくなり、誰でも容易に精度良く交換作業をすることができる。
請求項5に記載の研磨揚送装置によれば、研磨部材を収容するユニットは、ワンタッチ式の保持手段により筐体に装着されるため、例えば研磨部材を交換作業の際にユニットの着脱が容易となるとともに、ユニットの位置合わせをする必要もないため、メンテナンス性が向上する。
本発明の遊技球の研磨揚送装置によれば、研磨部材を収容する複数のユニットを筐体に対し上下方向に着脱可能にそれぞれ配置したことにより、例えば研磨部材を交換する際には、ユニットを取り外すことで容易に作業することができるようになる。また、高所に位置するユニットを昇降移動手段により低い場所に移動させて交換することができるため、作業における安全性が確保される。また、研磨部材を交換作業の際にユニットの位置合わせをする必要もなく着脱も容易であるため、誰でも精度良く交換作業をすることができメンテナンス性が向上する。
以下、本発明に係る研磨揚送装置の好適な実施形態を図面を参照しながら説明する。ここで、図2(a)は、研磨揚送装置100の外観構造を表す正面図、図2(b)はその側面図である。また、図3は、研磨揚送装置100の内部構成を模式的に表した断面図である。研磨揚送装置100は、上下に長い筒状の筐体101に対し、研磨ユニットケース102が上下に分割して複数設けられている。
筐体101内には、図3に示すように、回動自在の複数の従動ローラ103、と駆動ローラ104が配置され、これらの間には無端状の平ベルトである搬送ベルト105が掛け回されている。なお、搬送ベルト105は、長手方向に対する引張強さを向上させるため、ポリエステル等の特殊樹脂製芯体が埋め込まれた合成ゴム等から形成されている。
筐体101の後部には電動の回転モータ106が設置されている。最下方の駆動ローラ104と同軸に接続されるプーリ104aには、回転モータ106のトルクを伝達する伝達ベルト(例えばタイミングベルト)107が掛け渡されている。すなわち、研磨揚送装置100に設けられている図示しない操作制御基盤から回転モータ106へ駆動電力が供給されると、これに応じて一定の回転速度で回転モータ106が回転し、伝達ベルト107を介してその回転駆動力が従動ローラ104に伝達される。これにより、筐体101内の搬送ベルト105が、図3に示す時計回りに一定速度で周回するようになっている。
搬送ベルト105の上昇移動する外周面に対向して、研磨部材107が配置される。ここで、研磨部材107は研磨面と吸着部材を備えてなる。図示の例では、吸着部材の遊技球当接面を研磨面として使用しているが、研磨面を他の要素で形成することもできる。例えば、研磨部材の少なくとも遊技球当接面をネット体で被覆することができる。ネット体の形成材料を選択することにより、遊技球に対する研磨効果を調節することができる。例えば、吸着部材より硬い材料でネット体を形成することにより、遊技球に対する研磨効果が向上する。また、ネット体には網目(間隙)が存在するので、当該網目を介して研磨された汚れ物質が吸着部材に接触し、これへ確実に吸着されることとなる。
吸着部材は遊技球から研磨除去された汚れ物質を吸着保持できるものであれば特に限定されないが、エレクトレット材料のように、吸着した汚れ物質を移動可能とするものが好ましい。
かかるエレクトレット材料は、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン等の合成樹脂繊維、ガラス繊維、金属繊維若しくは天然繊維を何れか単一の繊維又はこれらの複数の繊維からなる布、若しくは不織布に静電効果を備えさせたものである。エレクトレットからなる吸着部材の表面に吸着された汚れ物質は、エレクトレット材料の静電力により内部(汚れ物質の存在密度の小さい部分)へ移動される。従って、その表面は常にリフレッシュされており、強い吸着力が維持される。本発明者の検討によれば、エレクトレット材料からなる吸着部材に1cm以上(更に好ましくは3cm以上)の厚さを付与すれば、通常の遊技場で使用する場合、吸着部材(即ち、研磨部材)の交換頻度が1回/1月程度となることがわかった。
なお詳細は後述するが、本研磨揚送装置100の研磨部材107は、断面略コの字状の箱体である研磨ユニット108に収容され、各研磨ユニット108が研磨ユニットケース102に対しそれぞれ着脱可能に装着される構造となっている。
筐体101の下部位置には、遊技球を装置内に受け入れるための入口ゲート109が形成されている。入口ゲート109は駆動ローラ104の下方に向かって低くなるように傾斜する導入路を有している。なお、図示はしていないが、入口ゲート109の導入路内にその開閉を制御可能とするゲート機構が設けられている。ゲート機構の開閉を制御することで、装置内に受け入れる各遊技球に所定の間隔を生じさせたり、また単位時間当たり一定数量の遊技球を洗浄処理したりするようにしている。なお、筐体101上部には、従動ローラ103から送り出される遊技球をホールの遊技島に設けられる球配給樋等へ排出するための開口を有する出口シュート110が設けられる。
かかる研磨揚送装置100の基本的な動作を次に説明する。ここで、図4は研磨部材107及び搬送ベルト105の一部を拡大して表した断面図である。図3及び図4を参照し、遊技球の研磨洗浄処理中においては、回転モータ106からの回転力が伝達ベルト107を介して駆動ローラ104に伝達され、搬送ベルト105が一定の周速度で右回りに周回している。遊技島の貯留タンクまたは回収樋等から入口ゲート109へ遊技球Bが供給されると、遊技球Bは自重で導入路を転がりながら駆動ローラ104の下に到達する。そして、遊技球8は上昇移動している搬送ベルト105により研磨部材107側へ送られる。遊技球Bは、固定された研磨部材107と上昇移動している搬送ベルト105とより挟まれ圧接するため、研磨部材107に研磨されつつ上方へ揚送される。そして、最終的に、研磨洗浄された遊技球Bが出口シュート110から排出される。
ここで、図4に示されるように、遊技球Bが研磨部材107の表面(研磨面)と搬送ベルト105とで圧接されて上昇する際、遊技球Bは回転することで研磨部材107の表面と摩擦が生じその表面が研磨される。これにより、回収された遊技球Bに付着している粉塵や脂等の汚れが研磨部材107で拭き取られ除去される。また、遊技球の汚れの一部は、エレクトレット材料からなる研磨部材107が帯びる静電気の作用により吸着され、更に移動されてその内部に取り込まれる。これにより、研磨部材107で研磨除去された汚れが再び遊技球Bに付着するのを防止し、効率良く遊技球Bを洗浄することができる。このように、従来の研磨布に代わりエレクトレット化した研磨素材(または吸着素材)を研磨部材107として使用することで、洗浄効率が向上するとともにその使用可能な時間が長寿命となるため、研磨部材107を交換する頻度を従来よりも大幅に低減させることができるようになる。
次に、上述の研磨部材107を安全かつ確実に交換し得るように、昇降移動手段を備えた研磨ユニット構造についての第1実施例を以下詳細に説明する。
図5は、本実施例による研磨揚送装置100の一部外観構造を表す側面図、図6は、図5において示すVI−VI線に沿う断面図である。これらの図に示されるように、筐体101の前方の開放する側に、従動ローラ103に掛け渡された搬送ベルト105(上昇面)が位置している。そして、搬送ベルト105に対向するようにして研磨部材107を収容する研磨ユニット108が装着される。研磨ユニット108は、更に研磨ユニットケース102内に格納されている。なお、研磨部材107を収容する研磨ユニット108は、筐体101に対して上下方向に複数装着され、これに対応して各研磨ユニット108を格納する研磨ユニットケース102もそれぞれ分割して設けられている。
研磨ユニット108は、長尺状で断面がコの字形状を有する箱体として板金形成されるもので、一方の端(装置への装着状態では下端側)に把手部材120がボルト等で固着されている。
研磨ユニットケース102は、左右に対置する一対の側板121a、121bを連結部材(不図示)により上下位置で連結して矩形状に板金形成した枠体121と、枠体121に対しヒンジ機構122を介して取り付けられ枠体121の前方の開口する側を開閉可能とする前扉123とを有して構成されている。なお、研磨ユニットケース102は、筐体101の前方(開口側)に着脱可能に取り付けられるが、通常は側板121bの所定の位置に設けられたロック機構124により筐体101に固定される。
前扉123は、枠体121の前方をほぼ閉塞可絶とする長尺の板状体であり、通常は所定位置に設けられているロック機構125により、枠体122を閉塞して係止される。研磨部材107を交換するなど装置のメンテナンス作業をするときには、ロック機構125の係止状態を解除して前扉123を開放し、研磨部材107を収容する研磨ユニット108を後述するリンク機構130により前下方へ移動させ離脱させることができるようになっている。
また、前扉123の裏面には、断面が略コの字形状の支持板123aが溶接等により固着されている。前扉123が枠体121を閉塞する状態では、研磨ユニット108はその底板が支持板123aに当接して支承される。これにより、研磨ユニット108は前方向への移動が拘束され搬送ベルト105との間隔が一定となるため、研磨部材107を介し所定の押圧力で遊技球を研磨することが可能となっている。
研磨ユニット108は、昇降移動手段としてのリンク機構130を介して研磨ユニットケースに102に取り付けられている。ここで、図7は、研磨揚送装置100の外観構造を表す側面図であって、研磨ユニットケースの前扉123を開放して研磨ユニット108を前下方へ移動させた状態を表す図である。また、図8は、図7において示すVIII−VIII線に沿う断面図である。これらの図に示されるように、研磨ユニット108は、上下2本の同一長さのリンク部材131a、131bにより片持ち状態で研磨ユニットケースの枠体121aと連結されている。すなわち、リンク部材131a、131bのそれぞれの一端が研磨ユニット108の側面に所定間隔で固定される支軸132a、132bに対し、例えば滑り軸受けを介して回動自在に軸着され、また各リンク部材の他端が研磨ユニットケース102の枠体121(側板121a)内側に固定される支軸133a、133bを介して回動自在に軸着されている。
なお、本実施例による研磨揚送装置100においては、上述したように研磨ユニット108を研磨ユニットケースに102に対して、上下のリンク部材により同一の長さで連結する平行なリンク機構130を構成しているが、例えば上位置のリンク部材131aによる連結長さを下位置のリンク部材131bによる連結長さよりも若干長く設定することで、研磨ユニット108を前方へ引き出した際に傾きを持たせ、研磨部材107の装着作業の容易性を優先させるようにしてもよい。
また、本研磨揚送装置100によれば、研磨ユニット108は上下方向に分割して複数装着されるが、上方に配置されるものに従って次第にそのリンク機構130の連結長さ(リンク部材の長さ)を長く設定している。すなわち、高い位置に装着される研磨ユニット108ほど、下降可能な移動量を大きくすることで、より低い位置での研磨部材107の交換作業を可能にして安全性を確保している。
次に、本発明に係る研磨揚送装置における他の昇降移動手段を備える研磨ユニット横造の第2実施例を説明する。なお、上述の第1実施例による研磨揚送装置の構成要素と同一または相当する部分については同一の符号を使用するとともに、共通する部分の説明は上述の実施例を参照するものとしてここでは省略する。
図9は、本実施例による研磨揚送装置100の一部外観構造を表す側面図であり、図10は、図9において示すX−X線に沿う断面図である。これらの図において、研磨ユニット108は、長尺状で断面がコの字形状を有する箱体として板金形成されるもので、一方の端(装置への装着状態では下端側)に把手部材120がボルト等で固着されている。また、研磨ユニット108の他方端の両側には、研磨ユニットの長手方向と直交する固定軸140a、140bと、当該固定軸に対し回動自在に装着されるベアリングローラ141a、141bとから形成されるローラ機構142a、142bが左右にそれぞれ設けられている。
研磨ユニットケース102は、左右に対置する一対の側板121a、121bを有して板金形成される枠体121と、ヒンジ機構122を介して枠体121に開閉可能に取り付けられる前扉123とから構成されている。
枠体121のそれぞれの側板121a、121bの内側に密接して、断面が略正方形の角棒であるレール部材143a、143bが設けられている。レール部材143a、143bは、研磨ユニットケース102の側板121a、121bの長手方向(上下方向)のほぼ全長にわたって側板121a、121bの内側に固着され、側板121a、121bの後方(筐体101側)端で内方に直角に折れる縁板部144a、144bに対し一定の間隔をおいて位置決め固定されている。すなわち、レール部材143a、143bと側板121a、121bの縁板部144a、144bとの間隔は、研磨ユニット108の上述のベアリングローラ141a、141bの直径よりも若干広いクリアランスを有しており、これにより研磨ユニット108のローラ機構142a、142bを上下方向にガイドする軌道が形成されている。
本実施形態の研磨揚送装置100によれば、図11に示されるように、前扉123を開放し、把手部材120を前方へ引きながらローラ機構142a、142bをレール部材143a、143bに沿って転動させることで、研磨ユニット108を筐体101から離脱させ、傾けながら下方へ移動させることができる。したがって、研磨部材107を交換する際には、当該研磨ユニット108を低い位置まで移動させて作業をすることができ、安全性を向上させることができる。
また、研磨ユニット108のベアリングローラ141a、141bをレール部材143a、143bに当接させて研磨ユニットケース102へ格納することで、研磨ユニット108と搬送ベルト105までの間隔を常に一定にすることができる。これにより、交換した研磨部材107を研磨ユニットケース102へ装着する際において位置合わせ等の煩雑な作業を要することなく、誰でも容易に作業をすることができる。
次に、本発明に係る研磨揚送装置における研磨ユニット構造の第3実施例を説明する。
ここで、図12は、本実施例による研磨揚送装置100の横断面図、図13は、研磨ユニット108の取り付け構造を表す側面図であり筐体101の一部を破断して表している。
研磨部材を収容する研磨ユニット108の両側の所定位置には、筐体101に向けて突出する先端が球状の係合突起151a、151bが、研磨ユニット108に溶着等で固着したブラケットを介して設けられている。また、上記係合突起151a、151bと位置整合する筐体101の前面左右位置には、受け部152a、152bがそれぞれ固定されている。
図13に示されるように、受け部152a、152bは、筐体101にボルト等で固定されるべ−ス156と、べ−ス156に対し同一面内で回動可能に取り付けられた一対の把持アーム157a、157bと、把持アーム157a、157bをそれぞれ向き合う方向へ常時付勢するバネ158a、158bとを有している。
すなわち、研磨ユニット108を筐体101に装着するには、研磨ユニット108の係合突起151a、151bを筐体101側の受け部152a、152bへ押し込むことで、当該係合突起が2本の把持アーム157a、157bを開かせながら間に入り込み、バネ158a、158bで付勢された把持アーム157a、157bにより各係合突起151a、151bを把持する。これにより、各係合突起151a、151bと受け部152a、152bとが係合し研磨ユニット108が筐体101の前方側に保持される。逆に、研磨部材107を交換等するために研磨ユニット108を筐体101から取り外すには、研磨ユニット108を前方へ引っ張ることで、係合突起151a、151bと受け部152a、152bとの係合状態が解除され、容易に研磨ユニット108を筐体101から離脱させることができる。
なお、筐体101に研磨ユニット108を保持する手段は、上述したバネによるものに限らず、例えば各把持アームが弾性変形して係合突起を把持するもの等、ワンタッチ式の保持(係合)手段であればよい。また、保持手段を研磨ユニットケース102の内側に設け、研磨ユニット108を研磨ユニットケース102に対して着脱自在とする構成であってもよい。
係合突起151a、151bと受け部152a、152bからなる保持手段を介して筐体101に装着された研磨ユニット108は、前扉123が枠体121を閉塞した状態で前扉123の裏面に設けられた支持板123aに当接することで前方への移動が拘束されるので、装置稼働中に係合状態が外れることはない。
本実施形態の研磨揚送装置100によれば、研磨部材107を収容する研磨ユニット108を複数に分割し、係合突起151a、151bと受け部152a、152bとからなる保持手段を介して筐体101に対し着脱可能に装着する構造にしたので、例えば高所に位置する研磨ユニット108を取り外して研磨部材107を交換する等、安全にメンテナンスすることができる。
また、研磨ユニット108と搬送ベルト105との間隔を常に一定に保持することができ、交換した研磨部材107を研磨ユニットケース102へ装着する際において位置合わせ等する必要がなく、誰でも容易に研磨部材107の交換作業をすることができる。
従来の研磨揚送装置の構成を表す図である。 図2(a)は研磨揚送装置の外観構造を表す正面図であり、図2(b)はその側面図である。 図3は研磨揚送装置の内部構成を模式的に表した断面図である。 図4は研磨部材及び搬送ベルトの一部を拡大して表した断面図である。 図5は、第1実施例による研磨揚送装置の側面図である。 図6は図5において示すVI−VI線に沿う断面図である。 図7は第1実施例による研磨揚送装置の側面図であって、研磨ユニットケースの前扉を開放して研磨ユニットを前下方へ移動させた状態を表す図である。 図8は図7において示すVIII−VIII線に沿う断面図である。 図9は第2実施例による研磨揚送装置の一部外観構造を表す側面図である。 図10は図9において示すX−X線に沿う断面図である。 図11は第2実施例による研磨揚送装置の側面図であって、研磨ユニットケースの前扉を開放して研磨ユニットを下方へ移動させた状態を表す図である。 図12は第3実施例による研磨揚送装置の横断面図である。 図13は第3実施例による研磨ユニットの取り付け構造を表す側面図である。
符号の説明
100…研磨揚送装置、
101…筐体、
102…研磨ユニットケース、
103…従動ローラ、
104…駆動ローラ、
104a…プーリ、
105…搬送ベルト、
106…回転モータ、
107…研磨部材、
108…研磨ユニット、
109…入口ゲート、
110…出口シュート、
120…把手部材、
121‥枠体、
121a、121b…側板、
122…ヒンジ機構、
123‥扉、
123a…支持板、
124、125…ロック機構、
130…リンク機構、
131a、131b…リンク部材、
132a、132b、133a、133b…支軸、
140a、140b…固定軸、
141a、141b…ベアリングローラ、
142a、142b…ローラ機構、
143a、143b‥レール部材、
144a、144b…縁板部、
151a、151b…係合突起、
152a、152b‥受け部、
156…ベース、
157a、157b…把持アーム、
158a、158b‥バネ

Claims (8)

  1. 一側に開口を有して立設される筐体と、当該筐体に設けられ前記開口側に上昇する外周面を有する搬送ベルトと、当落搬送ベルトに対向して設けられる研磨部材とを備え、前記搬送ベルトと前記研磨部材とで遊技球を扶持しながら研磨揚送する遊技球の研磨揚送装置であって、
    前記研磨部材を複数のユニットにそれぞれ収容し、当該各ユニットを前記筐体に対し上下方向に着脱可能にそれぞれ配置し、前記研磨部材は前記遊技球を研磨する研磨面と、該研磨面により前記遊技球から除去された汚れ物質を吸着して内部へ移動する機能を有する吸着部材とを備えることを特徴とする研磨揚送装置。
  2. 前記筐体には、前記研磨部材を収容するユニットを昇降移動可能に支持する昇降移動手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の研磨揚送装置。
  3. 前記昇降移動手段は、前記研磨部材を収容するユニットと前記筐体とを接続する平行なリンク機構から構成され 前記ユニットを上下に移動させつつ前後の着脱が可能であることを特徴とする請求項2に記載の研磨揚送装置。
  4. 前記昇降移動手段は、前記研磨部材を収容するユニットの上端両側に設けたローラとレール部材により前記筐体内に形成した軌道とから構成され、前記ローラを前記軌道に沿って転動させることで前記ユニットを傾けながら前記筐体に対して上下移動が可能であることを特徴とする請求項2に記載の研磨揚送装置。
  5. 前記研磨部材を収容するユニットは、ワンタッチ式の保持手段により前記筐体に装着されることを特徴とする請求項1に記載の研磨揚送装置。
  6. 前記吸着部材がエレクトレット化された材料を含んでなる、ことを特徴とする請求項1に記載の研磨揚送装置。
  7. 前記吸着部材が1cm以上の厚さを有する、ことを特徴とする請求項6に記載の研磨揚送装置。
  8. 前記研磨面がネット体からなる、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の研磨揚送装置。
JP2005224204A 2005-08-02 2005-08-02 研磨揚送装置 Pending JP2007037704A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005224204A JP2007037704A (ja) 2005-08-02 2005-08-02 研磨揚送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005224204A JP2007037704A (ja) 2005-08-02 2005-08-02 研磨揚送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007037704A true JP2007037704A (ja) 2007-02-15

Family

ID=37796222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005224204A Pending JP2007037704A (ja) 2005-08-02 2005-08-02 研磨揚送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007037704A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09164262A (ja) * 1995-12-18 1997-06-24 Ace Denken:Kk 研磨揚送装置
JPH10146454A (ja) * 1996-11-19 1998-06-02 Amtex Kk パチンコ玉研磨機
JPH11169549A (ja) * 1997-12-10 1999-06-29 Sophia Co Ltd 遊技球揚送装置
JP2000189654A (ja) * 1998-12-28 2000-07-11 Heiwa Corp パチンコ玉の揚送研磨装置
JP2001155231A (ja) * 1999-12-01 2001-06-08 Sanden Corp 飲料自動販売機における物品収納体移動装置
JP2003219922A (ja) * 2002-01-28 2003-08-05 Noritz Corp 照明付き昇降式アッパーキャビネット
JP2004523337A (ja) * 2000-10-11 2004-08-05 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 流路濾過媒体および吸着粒子濾過媒体を含む組合せフィルタシステム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09164262A (ja) * 1995-12-18 1997-06-24 Ace Denken:Kk 研磨揚送装置
JPH10146454A (ja) * 1996-11-19 1998-06-02 Amtex Kk パチンコ玉研磨機
JPH11169549A (ja) * 1997-12-10 1999-06-29 Sophia Co Ltd 遊技球揚送装置
JP2000189654A (ja) * 1998-12-28 2000-07-11 Heiwa Corp パチンコ玉の揚送研磨装置
JP2001155231A (ja) * 1999-12-01 2001-06-08 Sanden Corp 飲料自動販売機における物品収納体移動装置
JP2004523337A (ja) * 2000-10-11 2004-08-05 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 流路濾過媒体および吸着粒子濾過媒体を含む組合せフィルタシステム
JP2003219922A (ja) * 2002-01-28 2003-08-05 Noritz Corp 照明付き昇降式アッパーキャビネット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5912733B2 (ja) 麻雀牌の自動清掃装置
JP4657675B2 (ja) 研磨揚送装置
JP4418816B2 (ja) メダル洗浄装置
JP2007037704A (ja) 研磨揚送装置
JP5395408B2 (ja) 揚送研磨装置
JP4588332B2 (ja) 遊技球研磨装置
JP5243927B2 (ja) 研磨布の装着構造
JP5767838B2 (ja) 揚送研磨装置
JP5219686B2 (ja) 遊技玉揚送磨き装置
KR101969644B1 (ko) 매트리스 청소장치
JP3064602U (ja) コイン等の洗浄装置のロ―ラ着脱機構
JP3947638B2 (ja) 玉磨き揚送装置
JP2007020968A (ja) 遊技球研磨装置
JP4630840B2 (ja) 遊技媒体研磨装置
JP5022732B2 (ja) パチンコ玉磨き装置
KR100758421B1 (ko) 벨트콘베어 부착물 제거장치
CN221773102U (zh) 一种平板玻璃面板用清洗设备
JP5043160B2 (ja) 研磨装置
KR200216724Y1 (ko) 가역 벨트콘베어의 자동착탈식 크리너
JP5219685B2 (ja) 遊技玉揚送磨き装置
CN218534150U (zh) 抛丸清理机
JPH10253797A (ja) 原子炉設備に於ける壁面除染機
JP5219684B2 (ja) 遊技玉揚送磨き装置
JP5212983B2 (ja) 揚送研磨装置
JP4470255B2 (ja) 玉磨き揚送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20070620

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

A521 Written amendment

Effective date: 20070621

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080703

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20090427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110215

A02 Decision of refusal

Effective date: 20110628

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02