JP2007037475A - 海藻エキスの製造方法 - Google Patents

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Atsushi Murakoso
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Abstract

【課題】 海藻の青臭さ・生臭さ、渋み、エグ味のない、より自然で好ましい香味を持った海藻エキス及び該海藻エキスを含有する飲食物を提供する。
【課題手段】 アオサ、コンブ、ノリ、ヒトエグサ、ワカメなどの海藻を、細断後−25℃〜5℃の温度において、含水エタノールなどのアルコール性溶媒で8〜96時間抽出し、ついで抽出液から溶媒を除去することを特徴とする海藻エキスの製造方法並びに該海藻エキスを添加することを特徴とする飲食物への風味付け方法。強い呈味感を賦与し、飲食物本来の風味を維持した美味しい飲食物製品を提供することができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、海藻エキスの製造方法及び該海藻エキス並びに該海藻エキスを添加することによる飲食物への風味付け方法に関する。
海藻は、各種のビタミン、ミネラル、食物繊維等を豊富に含み、低カロリーであることから、消費者の健康志向にそった食材の一番手に数えられている。更に近年では、各種海藻が持つ、人体への機能性(例えば血圧低下効果)などが紹介され、単なる栄養補給の目的のみならず、疾病の予防素材として認識されてきている。そして、海藻を効果的に摂取する方法として、各種形態の飲食物が開発されてきている。
その一方で、これら海藻類は特有の青臭さ・生臭さを有しているため、多量に摂取することに難を訴える消費者も多く、海藻食品の消費拡大への妨げになっているとも言われている。生臭さなどを低減させた海藻抽出物を含有する食品については、例えばイオン交換樹脂処理した海藻エキスを含有する海藻飲料(特許文献1)、分子量20万以上の成分を除去した海藻抽出物を主成分とする海藻飲食品(特許文献2)、海藻抽出物を合成吸着剤と接触処理して臭気成分を除去した海藻エキスを含有する茶飲料(特許文献3)などが提案されているが、風味の点では満足のいくものではなかった。
また、海藻の風味を賦与する素材としては、ジメチル−β−プロピオテチン含有抽出物からなる香気成分前駆物質の製造方法(特許文献4)、亜臨界もしくは超臨界状態の炭酸ガスで抽出することを特徴とする海藻類フレーバーの製造方法(特許文献5)などが提案されているが、これらもまた風味の点で満足のいくものではなかった。
特開平1−157363号公報 特開平3−172147号公報 特開2003−144102号公報 特開昭63−222670号公報 特開平2−235997号公報
したがって本発明の目的は、海藻類の青臭さ・生臭さ、渋み、エグ味のない、より自然で好ましい香味を持った海藻エキスの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明者らは鋭意検討した結果、海藻を低温条件下、アルコール性溶媒で抽出し、ついで溶媒を留去することにより解決することを見いだし本発明を完成させた。すなわち本発明は海藻を、−25℃〜5℃の温度においてアルコール性溶媒で抽出し、ついで抽出液から溶媒を除去することを特徴とする海藻エキスの製造方法であり、詳しくはアルコール性溶媒がメタノール、エタノール、プロパノール及びイソプロパノールからなる群から選ばれる1種又は2種以上の混合物、或いはこれらの水溶液であることを特徴とする海藻エキスの製造方法であり、詳しくはアルコール性溶媒が30〜95%(V/V%)のアルコール水溶液であることを特徴とする海藻エキスの製造方法であり、より詳しくは抽出時間が8〜96時間であることを特徴とする海藻エキスの製造方法であり、更に詳しくは海藻がアオサ、アカバギンナンソウ、アサクサノリ、アマクサノリ、アラメ、アントクメ、イワノリ、イタニグサ、ウシケノリ、オオウキモ、オオソゾ、オオツノリ、オゴノリ、キリンサイ、ジャイアントケルプ、スサビノリ、スジアオノリ、テングサ、ダルス、トサカノリ、ナガコンブ、ハバノリ、ヒジキ、ヒトエグサ、ヒバマタ、ヒラアオノリ、フノリ、ボウアオノリ、ホソメコンブ、ホンダワラ、マコンブ、マルバアオノリ、ミツイシコンブ、ミル、モズク、リシリコンブ、ワカメからなる群から選ばれる1種又は2種以上の組み合わせであることを特徴とする海藻エキスの製造方法であり、また、該海藻エキスそのものであり、また、該海藻エキスを添加することを特徴とする飲食物への風味付け方法であり、また、該海藻エキスを添加してなる飲食物である。
海藻の青臭さ・生臭さ、渋み、エグ味のない、より自然で好ましい香味を持った海藻エキス及び該海藻エキスを含有する飲食物を提供することができる。
以下、本発明の海藻エキスの製造方法について詳しく説明する。本発明で用いられる海藻とは、海藻であれば特に限定されるものではなく、例えばアオサ、アカバギンナンソウ、アサクサノリ、アマクサノリ、アラメ、アントクメ、イワノリ、イタニグサ、ウシケノリ、オオウキモ、オオソゾ、オオツノリ、オゴノリ、キリンサイ、ジャイアントケルプ、スサビノリ、スジアオノリ、テングサ、ダルス、トサカノリ、ナガコンブ、ハバノリ、ヒジキ、ヒトエグサ、ヒバマタ、ヒラアオノリ、フノリ、ボウアオノリ、ホソメコンブ、ホンダワラ、マコンブ、マルバアオノリ、ミツイシコンブ、ミル、モズク、リシリコンブ、ワカメなどが例示され、好ましくはアオサ、アサクサノリ、アラメ、イワノリ、オゴノリ、スサビノリ、スジアオノリ、ハバノリ、ヒトエグサ、ヒラアオノリ、ボウアオノリ、マコンブ、マルバアオノリ、モズク、リシリコンブ、ワカメが用いられ、更に好ましくはアオサ、アサクサノリ、イワノリ、スジアオノリ、ハバノリ、ヒトエグサ、ヒラアオノリ、ボウアオノリ、マルバアオノリ、ワカメが選択される。上記海藻は単独で、或いは2種以上を組み合わせて用いることもできる。これらの海藻は生のまま或いは乾燥品として用いることができ、細断後速やかに冷却、抽出することが望ましい。
本発明における抽出温度は−25℃〜5℃の範囲内であることが必要で、好ましくは−20℃〜5℃、更に好ましくは−15℃〜5℃、最も好ましくは−15℃〜3℃である。−25℃未満の場合は、抽出に長時間を要する場合があり、5℃を越えると海藻中の酵素反応が活発になり、海藻の生臭さが強くなる可能性がある。
本発明で用いられるアルコール性溶媒は、分子内に一つ以上の水酸基をもち常温で液体であれば特に限定されるものではなく、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールなどの1価のアルコール、プロピレングリコール、グリセリンなどの多価アルコールが例示され、好ましくはメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールなどの1価のアルコールが用いられ、最も好ましくはエタノールが選択される。上記アルコール類は水溶液の形で使用することができ、好ましくは30〜95%(V/V%、以下同じ)水溶液、より好ましくは50〜95%の水溶液、最も好ましくは60〜95%の水溶液で用いられる。30%未満の場合は、溶媒が抽出中に凍ってしまう可能性があり、95%を越えた場合は抽出時間が長くなる傾向がある。
本発明における抽出時間は、抽出エキスに求める香味に応じて任意に設定され、特に限定されるものではないが、好ましくは8〜96時間、更に好ましくは12〜84時間、最も好ましくは24〜72時間で行われる。8時間未満であれば抽出効率が低くなる可能性があり、96時間以上抽出に費やすことは経済上好ましくない。
本発明の抽出エキスには更に食品添加物、例えば甘味料、着色料、保存料、増粘安定剤、酸化防止剤、苦味料、酸味料、乳化剤、強化剤及び製造用剤を添加して用いることができ、使用形態もそのまま或いは希釈した状態、乳化状態、更には粉化した様々な製剤の形で用いることができる。
本発明の海藻エキスに、任意成分として食品用香料を添加することもできる。その様な食品用香料としては、例えばアセト酢酸エチル、アセトフェノン、アニスアルデヒド、α−アミルシンナムサルデヒド、アントラニル酸メチル、イオノン、イソオイゲノール、イソ吉草酸イソアミル、イソ吉草酸エチル、イソチオシアン酸アリル、イソチオシアン酸3−ブテニル、イソチオシアン酸4−ペンテニル、イソチオシアン酸ベンジル、イソチオシアン酸3−メチルチオプロピル、イソチオシアネート類、インドール及びその誘導体、γ−ウンデカラクトン、エステル類、エチルバニリン、エーテル類、オイゲノール、オクタノール、オクタナール、オクタン酸エチル、ギ酸イソアミル、ギ酸ゲラニル、ギ酸シトロネリル、ケイ皮酸、ケイ皮酸エチル、ケイ皮酸メチル、ケトン類、ゲラニオール、酢酸イソアミル、酢酸エチル、酢酸ゲラニル、酢酸シクロヘキシル、酢酸シトロネリル、酢酸シンナミル、酢酸テルピニル、酢酸フェネチル、酢酸ブチル、酢酸ベンジル、酢酸l−メンチル、酢酸リナリル、サリチル酸メチル、シクロヘキシルプロピオン酸アリル、シトラール、シトロネラール、シトロネロール、1,8−シネオール、脂肪酸類、脂肪族高級アルコール類、脂肪族高級アルデヒド類、脂肪族高級炭化水素類、シンナミルアルコール、シンナムアルデヒド、チオエーテル類、チオール類、デカナール、デカノール、デカン酸エチル、テルピネオール、リモネン、ピネン、ミルセン、タピノーレン、テルペン系炭化水素類、γ−ノナラクトン、バニリン、パラメチルアセトフェノン、ヒドロキシシトロネラール、ヒドロキシシトロネラールジメチルアセタール、ピペロナール、フェニル酢酸イソアミル、フェニル酢酸イソブチル、フェニル酢酸エチル、フェノールエーテル類、フェノール類、フルフラール及びその誘導体、プロピオン酸、プロピオン酸イソアミル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ベンジル、ヘキサン酸、ヘキサン酸アリル、ヘキサン酸エチル、ヘプタン酸エチル、l−ペリラアルデヒド、ベンジルアルコール、ベンズアルデヒド、芳香族アルコール類、芳香族アルデヒド類、d−ボルネオール、マルトール、N−メチルアントラニル酸メチル、メチルβ−ナフチルケトン、dl−メントール、l−メントール、酪酸、酪酸イソアミル、酪酸エチル、酪酸シクロヘキシル、酪酸ブチル、ラクトン類、リナロオール等の合成或いは天然由来の香料の他、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツなどシトラス系精油類、アップル、バナナ、グレープ、メロン、ピーチ、パイナップル、ストロベリーなどフルーツ系の精油或いは回収フレーバー、ミルク、クリーム、バター、チーズ、ヨーグルトなど乳系の抽出香料、緑茶、紅茶、コーヒー、ココアなど嗜好品系の回収フレーバー、ペパーミント、スペアミントなどミント系の精油、アサノミ、アサフェチダ、アジョワン、アニス、アンゼリカ、ウイキョウ、ウコン、オレガノ、オールスパイス、オレンジノピール、カショウ、カッシア、カモミール、カラシナ、カルダモン、カレーリーフ、カンゾウ、キャラウェー、クチナシ、クミン、クレソン、クローブ、ケシノミ、ケーパー、コショウ、ゴマ、コリアンダー、サッサフラス、サフラン、サボリー、サルビア、サンショウ、シソ、シナモン、シャロット、ジュニパーベリー、ショウガ、スターアニス、スペアミント、セイヨウワサビ、セロリー、ソーレル、タイム、タマネギ、タマリンド、タラゴン、チャイブ、ディル、トウガラシ、ナツメグ、ニガヨモギ、ニジェラ、ニンジン、ニンニク、バジル、パセリ、ハッカ、バニラ、パプリカ、ヒソップ、フェネグリーク、ペパーミント、ホースミント、ホースラディッシュ、マジョラム、ミョウガ、ラベンダー、リンデン、レモングラス、レモンバーム、ローズ、ローズマリー、ローレル、ワサビなどから得られる香辛料抽出物、アイスランドモス、アカヤジオウ、アケビ、アサ、アサフェチダ、アジアンタム、アジョワン、アズキ、アスパラサスリネアリス、アップルミント、アーティチョーク、アニス、アボカド、アマチャ、アマチャズル、アミガサユリ、アミリス、アーモンド、アリタソウ、アルカンナ、アルテミシア、アルニカ、アルファルファ、アロエ、アンゴスツラ、アンゴラウィード、アンズ、アンズタケ、アンゼリカ、アンバー、アンバーグリス、アンブレット、イカ、イカリソウ、イグサ、イースト、イタドリ、イチゴ、イチジク、イチョウ、イノコヅチ、イランイラン、イワオウギ、インペラトリア、インモルテル、ウィンターグリーン、ウォータークレス、ウコギ、ウコン、ウスバサイシン、ウッドラフ、ウニ、ウメ、ウーロンチャ、エゴマ、エノキダケ、エビ、エビスグサ、エリゲロン、エルダー、エレウテロコック、エレカンペン、エレミ、エンゴサク、エンジュ、エンダイブ、欧州アザミ、オウレン、オオバコ、オカゼリ、オキアミ、オーク、オークモス、オケラ、オスマンサス、オポポナックス、オミナエシ、オモダカ、オランダセンニチ、オリガナム、オリス、オリバナム、オリーブ、オールスパイス、オレンジ、オレンジフラワー、カイ、カイニンソウ、カカオ、カキ、カサイ、カシューナッツ、カスカラ、カスカリラ、カストリウム、カタクリ、カツオブシ、カッシー、カッシャフィスチュラ、カテキュ、カニ、カーネーション、カノコソウ、カモミル、カヤプテ、カラシ、カラスウリ、カラスビシャク、ガラナ、カラムス、ガランガ、カーラント、カリッサ、カリン、カルダモン、ガルバナム、カレー、カワミドリ、カンゾウ、ガンビア、カンラン、キウィーフルーツ、キカイガラタケ、キキョウ、キク、キクラゲ、キササゲ、ギシギシ、キダチアロエ、キナ、キハダ、キバナオウギ、ギボウシ、ギムネマシルベスタ、キャットニップ、キャラウェイ、キャロップ、キュウリ、キラヤ、キンミズヒキ、グァバ、グァヤク、クコ、クサスギカズラ、クサボケ、クズ、クスノキ、クスノハガシワ、グーズベリー、クチナシ、クベバ、クマコケモモ、グミ、クミン、グラウンドアイビー、クララ、クラリセージ、クランベリー、クリ、クルミ、クリーム、グレインオブパラダイス、クレタディタニー、グレープフルーツ、クローバー、クローブ、クロモジ、クワ、クワッシャ、ケイパー、ゲットウ、ケード、ケブラコ、ゲルマンダー、ケンチュール、ケンポナシ、ゲンノショウコ、コウジ、コウダケ、コウチャ、コウホネ、コカ、コガネバナ、コクトウ、コクルイ、ココナッツ、ゴシュユ、コショウ、コスタス、コストマリー、コパイパ、コーヒー、コブシ、ゴボウ、ゴマ、コーラ、コリアンダー、コルツフート、ゴールデンロッド、コロンボ、コンサイ、コンズランゴ、コンフリー、サイプレス、魚、サクラ、サクランボ、ザクロ、サケカス、ササ、ササクサ、サーチ、サッサフラス、サフラン、サポジラ、サボテン、サラシナショウマ、サルサパリラ、サルシファイ、サルノコシカケ、サンザシ、サンシュユ、サンショウ、サンタハーブ、サンダラック、サンダルウッド、サンダルレッド、シイタケ、ジェネ、シソ、シダー、シトラス、シトロネラ、シヌス、シベット、シマルーバ、シメジ、シャクヤク、ジャスミン、ジャノヒゲ、ジャボランジ、シャロット、シュクシャ、ジュニパーベリー、ショウガ、ショウユ、ショウユカス、ジョウリュウシュ、ショウロ、シロタモギタケ、ジンセン、シンナモン、酢、スイカ、スイセン、スギ、スターアニス、スターフルーツ、スチラックス、スッポン、スッポンタケ、ズドラベッツ、スネークルート、スパイクナード、スプルース、スペアミント、スベリヒユ、スローベリー、セイボリー、セキショウ、セージ、ゼドアリー、セネガ、ゼラニウム、セロリー、センキュウ、センタウリア、センゲン、セントジョーンズウォルト、センナ、ソース、ダイオウ、ダイズ、タイム、タケノコ、タコ、タデ、ダバナ、タマゴ、タマゴタケ、タマネギ、タマリンド、ダミアナ、タモギタケ、タラゴン、タラノキ、タンジー、タンジェリン、タンポポ、チェリモラ、チェリーローレル、チェリーワイルド、チガヤ、チコリ、チーズ、チチタケ、チャイブ、チャービル、チャンパカ、チュベローズ、チョウセンゴミシ、チラータ、ツクシ、ツケモノ、ツタ、ツバキ、ツユクサ、ツリガネニンジン、ツルドクダミ、ディアタング、ティスル、ディタニー、ディル、デーツ、テンダイウヤク、テンマ、トウガラシ、トウキ、ドウショクブツタンパクシツ、ドウショクブツユ、トウミツ、トウモロコシ、ドクダミ、トチュウ、ドッググラス、トマト、ドラゴンブラッド、ドリアン、トリュフ、トルーバルサム、トンカ、ナギナタコウジュ、ナシ、ナスターシャム、ナッツ、ナットウ、ナツメ、ナツメグ、ナデシコ、ナメコ、ナラタケ、ニアウリ、ニュウサンキンバイヨウエキ、ニンジン、ネズミモチ、ネットル、ネムノキ、ノットグラス、バイオレット、パイナップル、ハイビスカス、麦芽、ハコベ、バジル、ハス、ハスカップ、パースカップ、パセリ、バター、バターオイル、バターミルク、バーチ、ハチミツ、パチュリー、ハッカ、バックビーン、ハッコウシュ、ハッコウニュウ、ハッコウミエキ、パッションフルーツ、ハツタケ、バッファローベリー、ハトムギ、ハナスゲ、バナナ、バニラ、ハネーサックル、パパイヤ、バーベリー、ハマゴウ、ハマスゲ、ハマナス、ハマボウフウ、ハマメリス、バラ、パルマローザ、パンダナ、バンレイシ、ヒキオコシ、ヒシ、ピスタチオ、ヒソップ、ヒッコリー、ピーナッツ、ヒノキ、ヒバ、ピプシシワ、ヒメハギ、ヒヤシンス、ヒラタケ、ビワ、ビンロウ、フェイジョア、フェネグリーク、フェンネル、フジバカマ、フジモドキ、フスマ、フーゼルユ、プチグレイン、ブチュ、ブドウ、ブドウサケカス、フトモモ、ブナ、ブナハリタケ、ブラックキャラウェイ、ブラックベリー、プラム、ブリオニア、プリックリーアッシュ、プリムローズ、プルネラ、ブルーベリー、ブレッドフルーツ、ヘイ、ベイ、ヘーゼルナッツ、ベチバー、ベーテル、ベニバナ、ペニーロイヤル、ペパーミント、ヘビ、ペピーノ、ペプトン、ベルガモット、ベルガモットミント、ペルーバルサム、ベルベナ、ベロニカ、ベンゾイン、ボアドローズ、ホアハウンド、ホウ、ホウキタケ、ホウショウ、ボウフウ、ホエイ、ホオノキ、ホースミント、ホースラディッシュ、ボタン、ホップ、ポピー、ポプラ、ポポー、ホホバ、ホヤ、ボルドー、ボロニア、マイタケ、マグウォルト、マシュマロー、マジョラム、マスティック、マソイ、マタタビ、マチコ、マツ、マツオウジ、マッシュルーム、マツタケ、マツブサ、マツホド、マテチャ、マメ、マリーゴールド、マルバダイオウ、マルメロ、マレイン、マロー、マンゴー、マンゴスチン、ミカン、ミシマサイコ、ミソ、ミツマタ、ミツロウ、ミート、ミモザ、ミョウガ、ミルク、ミルテ、ミルフォイル、ミルラ、ミロバラン、ムギチャ、ムスク、ムラサキ、メスキート、メドウスィート、メハジキ、メープル、メリッサ、メリロット、メロン、モウセンゴケ、モニリアバイヨウエキ、モミノキ、モモ、モロヘイヤ、ヤクチ、ヤマモモ、ユーカリ、ユキノシタ、ユズ、ユッカ、ユリ、ヨウサイ、ヨロイグサ、ライオンズフート、ライチ、ライフエバーラスティングフラワー、ライム、ライラック、ラカンカ、ラカンショウ、ラズベリー、ラタニア、ラディッシュ、ラブダナム、ラベンダー、ラングウォルト、ラングモス、ランブータン、リキュール、リーク、リツェア、リナロエ、リュウガン、リョウフンソウ、リョクチャ、リンゴ、リンデン、リンドウ、ルー、ルリジサ、レセダ、レモン、レモングラス、レンギョウ、レンゲ、レンブ、ローズマリー、ロベージ、ローレル、ロンゴザ、ワサビ、ワタフジウツギ、ワームウッド、ワームシード、ワラビ、ワレモコウなどから得られる天然香料、カレー、シチュー、デミグラスソースなど調理食品からの抽出フレーバー等天然香料が例示され、適宜選択して使用される。香料の添加量は特に限定されるものではないが、一般的には海藻エキス中、0.001〜1.0質量%、好ましくは0.01〜0.5質量%、最も好ましくは0.05〜0.3質量%の添加量で用いられる。
本発明の海藻エキスは、海藻の青臭さ・生臭さ、渋み、エグ味のないことはもちろん、海藻の爽やか感と、海藻特有の甘さ、旨味を併せ持つため、この海藻エキスを、各種飲食物に添加することにより、該飲食物を風味を壊すことなく、むしろ海藻等の美味しい風味を付与することができる。その様な場合の添加率は、特に限定されることはないが、好ましくは0.01〜30質量%、特に好ましくは0.1〜10質量%、更に好ましくは0.2〜5質量%で用いられる。0.01質量%未満であれば添加効果が弱い場合があり、30質量%を越える場合は経済的に不利となる可能性がある。
以下に実施例を挙げ、更に詳細に説明する。
[実施例1]
乾燥アナアオサ50部(重量部、以下同じ)を細断し、−20℃の50%(V/V%、以下同じ)エタノール水溶液1,000部に投入し、−18℃±2℃で96時間浸漬抽出を行った。抽出終了後不溶物を濾別し、減圧濃縮を行うことにより、新鮮なアオサの風味をわずかに有する、薄緑色の海藻エキス150部を得た(乾燥固形量4.5質量%)。
[実施例2]
乾燥ヒトエグサ50部を細断し、−18℃の50%エタノール水溶液1,000部に投入し、−15℃±2℃で96時間浸漬抽出を行った。抽出終了後不溶物を濾別し、減圧濃縮を行うことにより、新鮮な海苔の香りを有する、緑色の海藻エキス150部を得た(乾燥固形量0.5質量%)。
[実施例3]
乾燥ワカメ50部を細断し、直ちに−15℃の50%エタノール水溶液1,000部に投入し、−12℃±2℃で96時間浸漬抽出を行った。抽出終了後不溶物を濾別し、減圧濃縮を行うことにより、ワカメ特有の風味を有する、黄橙色の海藻エキス150部を得た(乾燥固形量5.5質量%)。
[実施例4]
乾燥コンブ50部を細断し、直ちに−15℃の50%エタノール水溶液1,000部に投入し、−12℃±2℃で96時間浸漬抽出を行った。抽出終了後不溶物を濾別し、減圧濃縮を行うことにより、コンブ特有の風味を有する、薄黄色の海藻エキス150部を得た(乾燥固形量11.7質量%)。
[比較例1]
乾燥アナアオサ50部を細断し、温水1,000重量部に投入し、50〜65℃で30分間の浸漬抽出を行った。抽出終了後不溶物を濾別し、減圧濃縮を行うことにより、やや生臭さをともなった海藻の風味と磯の香りを有する、薄茶色の海藻エキス150部を得た(乾燥固形量7.9質量%)。
[比較例2]
乾燥ヒトエグサ50部を細断し、温水1,000重量部に投入し、50〜65℃で30分間の浸漬抽出を行った。抽出終了後不溶物を濾別し、減圧濃縮を行うことにより、やや蒸れた感じの、ほのかな海苔の香りを有する、薄茶褐色の海藻エキス150部を得た(乾燥固形量4.1質量%)。
[試験例1]
本発明の海藻エキスの風味増強効果を評価した。評価は、市販のわかめスープ(株式会社永谷園製)に、実施例1〜4の海藻エキスを0.2質量%添加し、熟練したパネル10名により、無添加品をコントロールとして官能評価により行った。また、対照として、比較例1及び2の海藻エキスについても行った。評価の基準は、風味の強さ、風味の良さとし、無添加品を4とする7段階評価(風味に優れる:7 〜 コントロール:4 〜 異味異臭がある:1 )とした。評価点の平均と風味のコメント(自由記述)を表1に示す。
Figure 2007037475
表1の結果から、比較例1及び2の海藻エキスは無添加品と比較して風味増強効果が認められるものの、力価が弱く感じたのに対し、本発明の海藻エキスは優れた風味増強効果のみを有していることが判る。
[試験例2]
本発明の海藻エキスのコーンスープにおける効果を評価した。評価は、市販の粉末コーンスープ(株式会社ポッカコーポレーション製)に、実施例1及び2の海藻エキスを0.1質量%添加し、熟練したパネル10名により、無添加品をコントロールとして官能評価により行ったところ、いずれの実施例においてもコーンの粒感がアップし、旨味増強の効果が見られた。
[実施例5]
市販の緑茶飲料(株式会社伊藤園製)に実施例2の海藻エキスを0.1質量%添加したところ、お茶の甘味と旨味が増強された美味しい緑茶飲料となった。
本発明の海藻エキス製造方法は、海藻原体の爽やかで自然な香味を保ちつつ、強い呈味性を示す素材であり、海藻の嫌味な青臭さ・生臭さを有せず、また苦味や渋みが低減されているため、各種飲食物に使用可能であり、極めて有用性の高い素材を提供することができる。

Claims (8)

  1. 海藻を−25℃〜5℃の温度においてアルコール性溶媒で抽出し、ついで抽出液から溶媒を除去することを特徴とする海藻エキスの製造方法。
  2. アルコール性溶媒がメタノール、エタノール、プロパノール及びイソプロパノールからなる群から選ばれる1種又は2種以上の混合物、或いはこれらの水溶液であることを特徴とする請求項1記載の海藻エキスの製造方法。
  3. アルコール性溶媒が30〜95%のアルコール水溶液であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の海藻エキスの製造方法。
  4. 抽出時間が8〜96時間であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の海藻エキスの製造方法。
  5. 海藻がアオサ、アカバギンナンソウ、アサクサノリ、アマクサノリ、アラメ、アントクメ、イワノリ、イタニグサ、ウシケノリ、オオウキモ、オオソゾ、オオツノリ、オゴノリ、キリンサイ、ジャイアントケルプ、スサビノリ、スジアオノリ、テングサ、ダルス、トサカノリ、ナガコンブ、ハバノリ、ヒジキ、ヒトエグサ、ヒバマタ、ヒラアオノリ、フノリ、ボウアオノリ、ホソメコンブ、ホンダワラ、マコンブ、マルバアオノリ、ミツイシコンブ、ミル、モズク、リシリコンブ、ワカメからなる群から選ばれる1種又は2種以上の組み合わせであることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の海藻エキスの製造方法。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の製造方法により製造された海藻エキス。
  7. 請求項6記載の海藻エキスを添加することを特徴とする飲食物への風味付け方法。
  8. 請求項6記載の海藻エキスを添加してなる飲食物。
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