JP2007034168A - ステージ位置変動情報取得方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ステージを移送するとともに、その移送方向についての各位置毎のステージの位置変動情報を取得するステージ位置変動情報取得方法および装置において、小型化およびコストの削減を図る。
【解決手段】 予め設定された基準マーク位置情報に基づいて基準マーク80aを移動ステージ移送方向に所定の間隔を空けて配置した基準マーク列を、移動ステージ移送方向に直交する方向に所定の間隔を空けてそれぞれ設けたガラスチャート80を移動ステージ14上に設置し、ガラスチャート80に設けられた基準マーク列の基準マーク80aを移動ステージ14の移送とともに基準位置マーク位置情報に応じたタイミングでカメラ26によって順次撮像し、撮像された基準マーク80aの画像の位置に基づいて検出位置情報を順次取得し、その取得された検出位置情報と基準マーク位置情報とに基づいて移動ステージの位置変動情報を取得する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ステージを移送するとともに、その移送方向についての各位置毎のステージの位置変動情報を取得するステージ位置変動情報取得方法および装置に関するものである。
従来、プリント配線板や液晶ディスプレイなどのフラットパネルディスプレイの基板に所定のパターンを記録する装置として、フォトリソグラフの技術を利用した露光装置が種々提案されている。
上記のような露光装置としては、たとえば、フォトレジストが塗布された基板上に光ビームを主走査および副走査方向に走査させるとともに、その光ビームを、露光パターンを表す露光画像データに基づいて変調することにより露光パターンを形成する露光装置が提案されている。
また、上記のような露光装置として、たとえば、デジタル・マイクロミラー・デバイス(以下、DMDという)等の空間光変調素子を利用し、露光画像データに応じて空間光変調素子により光ビームを変調して露光を行う露光装置が種々提案されている。
そして、上記のようなDMDを用いた露光装置としては、たとえば、基板が載置されたステージをDMDに対して所定の走査方向に移送するとともに、その移送に応じてDMDに露光画像データを入力し、DMDのマイクロミラーに対応した露光点群を時系列に順次形成することにより所望の露光パターンを基板に形成する露光装置が提案されている(たとえば特許文献1参照)。
ここで、上記露光装置のようにステージの移送にともなって露光を行う場合、ステージを移送する所定の移送機構の機械的な制御精度などの影響により、ステージが蛇行してしまう場合がある。なお、上記蛇行とは、ステージの移送方向に直交する方向への位置ずれをいう。
また、ステージの移送の際には、上記のような蛇行だけでなくヨーイングも発生するため、ステージの蛇行だけを補正しても上記ヨーイングによりやはり露光パターンに歪みを生じるおそれがある。
また、ステージの移送の際には、上記ヨーイングだけでなくピッチング振動が生じる場合があり、上記のようなピッチング振動によってもステージの移送方向についての位置ずれが生じてしまうため、これを検出して補正する必要がある。
そこで、上記のようなステージのヨーイングやピッチングを検出する方法として、一般的には、レーザ測長器を用いた方法が提案されている。
特開2004−233718号公報
しかしながら、上記のようにレーザ測長器によりヨーイングやピッチングを検出したのでは、装置が大型化、複雑化してしまい、また、これらの装置は高価であるためコストアップにもなる。
本発明は、上記事情に鑑み、上記のようなステージの蛇行、ヨーイングおよびピッチングなどのステージの位置変動情報を取得するステージ位置変動情報取得方法および装置において、より小型化できるとともに、より安価に構成することができるステージ位置変動情報取得方法および装置を提供することを目的とするものである。
本発明のステージ位置変動情報取得方法は、ステージ上を撮像する撮像手段に対してステージを相対的に移送するとともに、その移送方向についての各位置毎のステージの相対的位置変動情報を取得するステージ位置変動情報取得方法において、予め設定された基準マーク位置情報に基づいて基準マークを上記移送方向に所定の間隔を空けて配置した基準マーク列を、上記移送方向に直交する方向に所定の間隔を空けてそれぞれ設けたチャート部材をステージ上に設置し、チャート部材に設けられた複数の基準マーク列のそれぞれの基準マークを上記移送とともに基準位置マーク位置情報に応じたタイミングで撮像手段によって順次撮像し、撮像された基準マークの画像の位置に基づいて検出位置情報を順次取得し、その取得された検出位置情報と基準マーク位置情報とに基づいてステージの相対的位置変動情報を取得することを特徴とする。
また、上記本発明のステージ位置変動情報取得方法においては、ステージの相対的位置変動情報として、少なくともステージの回転情報を取得するようにすることができる。
また、チャート部材の上記移送方向についての長さをステージの移送距離よりも短くし、チャート部材をステージ上の上記移送方向について順次異なる位置に配置して各位置毎について基準マークの撮像を行い、各位置毎の撮像によって取得された検出位置情報に基づいて相対的位置変動情報を取得するようにすることができる。
また、ステージ上に載置された描画対象に対して描画を行う描画手段と撮像手段との上記移送方向についての位置が異なる場合において、チャート部材を、ステージ上の描画対象における撮像手段が設けられた側の描画領域端部位置から少なくとも描画手段と撮像手段との距離だけ撮像手段が設けられた側に平行移動させて設置し、描画手段による描画位置が撮像手段が設けられた側の描画領域端部位置を通過する時点を含めて基準マークの撮像を行うようにすることができる。
また、ステージ上に載置された描画対象に対して描画を行う描画手段を、撮像手段に対してステージの移送の初期位置側に設ける場合において、チャート部材を、ステージ上の描画対象における描画開始位置から少なくとも描画手段と撮像手段との距離だけ上記移送方向側に突出させて設置し、描画手段による描画位置が描画開始位置を通過する時点から基準マークの撮像を行うようにすることができる。
また、チャート部材に、複数の基準マーク列を上記移送方向に直交する方向に所定の間隔を空けてそれぞれ設け、一方の複数の基準マーク列のいずれかの基準マーク列と他方の複数の基準マーク列のいずれかの基準マーク列とを組み合わせた複数の基準マーク列の組の各組毎の検出位置情報に基づいて複数のステージの相対的位置変動情報を取得するようにすることができる。
また、チャート部材を、少なくとも一列の基準マーク列をそれぞれ設けた、上記移送方向に延びる複数の長尺部材から構成するようにすることができる。
また、チャート部材を、少なくとも一列の基準マーク列を設けた、上記移送方向に延びる長尺部材から構成し、その長尺部材をステージ上において置き換えて設置して基準マークの撮像を行うようにすることができる。
また、1つの基準マークを撮像手段によって複数回撮像するようにすることができる。
また、ステージ上を撮像する撮像手段に対してステージを相対的に移送するとともに、その移送方向についての各位置毎のステージの相対的位置変動情報を取得するステージ位置変動情報取得装置において、予め設定された基準マーク位置情報に基づいて基準マークが上記移送方向に所定の間隔を空けて配置された基準マーク列が、上記移送方向に直交する方向に所定の間隔を空けてそれぞれ設けられたチャート部材と、ステージの移送とともに基準マーク位置情報に応じたタイミングで撮像手段により撮像された基準マーク列のそれぞれの基準マークの画像の位置に基づいて検出位置情報を順次取得する検出位置情報取得部と、検出位置情報取得部により取得された検出位置情報と基準マーク位置情報とに基づいてステージの相対的位置変動情報を取得するステージ位置変動情報取得部とを備えたことを特徴とする。
また、上記本発明のステージ位置変動情報取得装置においては、ステージ位置変動情報取得部を、ステージの相対的位置変動情報として、少なくともステージの回転情報を取得するものとすることができる。
また、チャート部材の上記移送方向についての長さをステージの移送距離よりも短くし、チャート部材を、ステージ上の上記移送方向について順次異なる位置に配置されるものとし、ステージ位置変動情報取得部を、各位置毎のチャート部材の撮像によって取得された検出位置情報に基づいて相対的位置変動情報を取得するものとすることができる。
また、ステージ上に載置された描画対象に対して描画を行う描画手段と撮像手段とを上記移送方向について異なる位置に設けるようにし、チャート部材を、ステージ上の描画対象における撮像手段が設けられた側の描画領域端部位置から少なくとも描画手段と撮像手段との距離だけ撮像手段が設けられた側に平行移動させて設置し、撮像手段を、描画手段による描画位置が撮像手段が設けられた側の描画領域端部位置を通過する時点を含めて基準マークの撮像を行うものとすることができる。
また、ステージ上に載置された描画対象に対して描画を行う描画手段を、撮像手段に対してステージの移送の初期位置側に設け、チャート部材を、ステージ上の描画対象における描画開始位置から少なくとも描画手段と撮像手段との距離だけ上記移送方向側に突出させて設置されるものとし、撮像手段を、描画手段による描画位置が描画開始位置を通過する時点から基準マークの撮像を行うものとすることができる。
また、チャート部材に、複数の基準マーク列が移送方向に直交する方向に所定の間隔を空けてそれぞれ設け、ステージ位置変動情報取得部を、一方の複数の基準マーク列のいずれかの基準マーク列と他方の複数の基準マーク列のいずれかの基準マーク列とを組み合わせた複数の基準マーク列の組の各組毎の検出位置情報に基づいて複数のステージの相対的位置変動情報を取得するものとすることができる。
また、チャート部材を、少なくとも一列の基準マーク列がそれぞれ設けられた、上記移送方向に延びる複数の長尺部材から構成するようにすることができる。
また、チャート部材を、少なくとも一列の基準マーク列が設けられた、上記移送方向に延びる長尺部材から構成するとともに、その長尺部材を、ステージ上において置き換えて設置されるものとすることができる。
また、撮像手段を、1つの基準マークを複数回撮像するものすることができる。
本発明のステージ位置変動情報取得方法および装置によれば、予め設定された基準マーク位置情報に基づいて、基準マークを上記移送方向に所定の間隔を空けて配置した基準マーク列を、上記移送方向に直交する方向に所定の間隔を空けてそれぞれ少なくとも1列ずつ設けたチャート部材をステージ上に設置し、チャート部材に設けられた複数の基準マーク列のそれぞれの基準マークを上記移送とともに順次撮像手段によって撮像し、その撮像された基準マークの画像の位置に基づいて順次検出位置情報を取得し、その取得された検出位置情報と基準マーク位置情報とに基づいて、上記移送方向についての各位置毎のステージの相対的位置変動情報を取得するようにしたので、ステージの蛇行、ヨーイングおよびピッチングなどのステージの位置変動情報を、より小型かつ簡易な構成で取得することができる。
以下、図面を参照して本発明のステージ位置変動情報取得方法および装置の一実施形態を用いた露光装置について詳細に説明する。本露光装置は、基板が設置されたステージを所定の移送方向に移送するとともに、その移送にともなって上記ステージ上の基板に対して所定の露光パターンを露光する露光装置であって、特に、上記移送方向についての各位置毎のステージの位置変動情報を取得し、そのステージの位置情報に基づいて補正された露光パターンを露光する露光装置である。まずは、本露光装置の概略構成について説明する。図1は、本露光装置の概略構成を示す斜視図である。
露光装置10は、図1(A)に示すように、基板12を表面に吸着して保持する平板状の移動ステージ14を備えている。そして、4本の脚部16に支持された厚い板状の設置台18の上面には、ステージ移送方向(Y方向)に沿って延びた2本のガイド20が設置され、移動ステージ14はガイド20によって往復移送可能に支持されている。そして、移動ステージ14には、基板12だけでなくガラスチャート80が設置される。
ガラスチャート80は、図1(B)に示すように、ガラスによって形成された長尺な部材の上面に基準マーク80aが設けられたものであり、移動ステージ14上に着脱可能なように構成されている。基準マーク80aは、ガラス部材の上面に所定の間隔(たとえば、10.0mm間隔)を空けて設けられている。そして、ガラスチャート80は、図1(A)に示すように、基準マーク80aの列の延びる方向がステージ移送方向と一致するように移動ステージ14上に設置される。なお、ガラスチャートの設置方法およびその用途については後で詳述する。
設置台18の中央部には、移動ステージ14の移動経路を跨ぐようにコの字状のゲート22が設けられている。コの字状のゲート22の端部の各々は、設置台18の両側面に固定されている。このゲート22を挟んで一方の側には後述するスキャナ24が設けられ、他方の側には基板12の先端および後端と、ガラスチャート80の基準マークとを撮像するための複数のカメラ26が設けられている。
スキャナ24およびカメラ26はゲート22に各々取り付けられて、移動ステージ14の移動経路の上方に固定配置されている。スキャナ24およびカメラ26は、これらを制御する後述するコントローラに接続されている。
スキャナ24は、図2および図3(B)に示すように、2行5列の略マトリックス状に配列された10個の露光ヘッド30(30A〜30J)を備えている。
各露光ヘッド30の内部には、図4に示すように、入射された光ビームを空間変調する空間光変調素子(SLM)であるデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)36が設けられている。DMD36は、マイクロミラー38が直交する方向に2次元状に多数配列されたものであり、そのマイクロミラー38の列方向が走査方向と所定の設定傾斜角度θをなすように取り付けられている。したがって、各露光ヘッド30による露光エリア32A〜32Jは、図3(A)に示すように、走査方向に対して傾斜した矩形状のエリアとなる。そして、ステージ14の移動に伴い、基板12には露光ヘッド30ごとに帯状の露光済み領域34が形成される。なお、各露光ヘッド30に光ビームを入射する光源については図示省略してあるが、たとえば、レーザ光源などを利用することができる。
露光ヘッド30の各々に設けられたDMD36は、マイクロミラー38単位でオン/オフ制御され、基板12には、DMD36のマイクロミラー38に対応したドットパターン(黒/白)が露光される。前述した帯状の露光済み領域34は、図4に示すマイクロミラー38に対応した2次元配列されたドットによって形成される。二次元配列のドットパターンは、走査方向に対して傾斜されていることで、走査方向に並ぶドットが、走査方向と交差する方向に並ぶドット間を通過するようになっており、実質的なドット間ピッチを狭めることができ、高解像度化を図ることができる。
また、図3(A)および(B)に示すように、帯状の露光済み領域34のそれぞれが、隣接する露光済み領域34と部分的に重なるように、ライン状に配列された各行の露光ヘッド30の各々は、その配列方向に所定間隔ずらして配置されている。このため、たとえば、1行目の最も左側に位置する露光エリア32A、露光エリア32Aの右隣に位置する露光エリア32Cとの間の露光できない部分は、2行目の最も左側に位置する露光エリア32Bにより露光される。同様に、露光エリア32Bと、露光エリア32Bの右隣に位置する露光エリア32Dとの間の露光できない部分は、露光エリア32Cにより露光される。
次に、露光装置10の電気的構成について説明する。
露光装置10は、図5に示すように、CAM(Computer Aided Manufacturing)ステーションを有するデータ作成装置40から出力された、露光すべき露光パターンを表わすベクトルデータを受け付け、このベクトルデータをラスター変換するラスター変換部50と、カメラ26により撮影されたガラスチャート80の基準マーク80aの撮影画像に基づいて基準マーク80aの検出位置情報を取得する検出位置情報取得部52と、検出位置情報取得部52により取得された検出位置情報に基づいて、所定位置における移動ステージ14の位置変動情報を取得するステージ位置変動情報取得部54と、ステージ位置変動情報取得部54により取得された移動ステージ14の位置変動情報に基づいて、露光すべき露光パターンを表わす露光画像データを補正する画像データ補正部56と、画像データ補正部56において補正された露光画像データに基づいて、各露光ヘッド30の各DMD36に供給される制御信号を生成し、その制御信号を各露光ヘッド30に出力する露光ヘッド制御部58と、移動ステージ14をステージ移送方向へ移送する移送機構60と、移送機構60による移動ステージ14の移送距離情報を取得するリニアエンコーダ62と、本露光装置全体を制御するコントローラ70とを備えている。なお、移動機構60は、移動ステージ14をガイド20に沿って往復移動させるものであれば如何なる既知の構成を採用してもよい。また、上記各構成要素の作用については後で詳述する。
次に、本露光装置10の作用について図面を参照しながら説明する。
本露光装置10は、上述したように基板12が設置された移動ステージ14をステージ移送方向に移送し、その移送にともなって順次露光ヘッド制御部58から露光ヘッド30に制御信号を出力し、各露光ヘッド30のDMD36により移動ステージ14上の基板12に時系列に露光点を形成することによって所望の露光パターンを基板12上に露光するものである。
ここで、上記のようにして移動ステージ14を移送しながら露光を行う際、移送機構60の機械的な制御精度などに起因して移動ステージ14が蛇行し、移動ステージ14上の基板12に露光される露光パターンに歪みが生じてしまう場合がある。
また、移動ステージ14の移送の際には、上記のような蛇行だけでなくヨーイングやピッチング振動も発生するため、これらを検出して補正する必要がある。
そこで、本露光装置10においては、上記蛇行などによる移動ステージ14の位置変動情報を予め取得し、その位置変動情報に応じて露光画像データを補正し、その補正済露光画像データに基づいて露光を行うことによって、上記のような露光パターンの歪みを抑制する。
まずは移動ステージ14の位置変動情報の取得方法について説明する。
[移動ステージの位置変動情報取得方法について]
まず、図1(A)および図6(A)に示すように、移動ステージ14のX方向についての一方の端部近傍の上面にガラスチャート80が設置される。なお、移動ステージ14の位置変動情報取得の際は、基板12は設置していてもよいし、設置していなくてもよい。そして、移動ステージ14は、図1(A)に示す位置から上流端へ一旦移送された後、下流側に向けて所望の速度で移送される。なお、上記上流側とは、図1(A)における右側、つまりゲート22に対してスキャナ24が設置されている側のことであり、上記下流側とは、図1(B)における左側、つまりゲート22に対してカメラ26が設置されている側のことである。
そして、移動ステージ14の下流側への移送にともなって、リニアエンコーダ62によりパルス信号がカウントされ、移送機構60による移動ステージ14の移送距離情報が上記パルス信号のカウント数として取得され、そのカウント数がコントローラ70に出力される。
そして、コントローラ70は、予め設定されたカウント数毎に撮像制御信号をカメラ26に出力し、カメラ26は上記撮像制御信号に応じてガラスチャート80上の基準マーク80aを順次撮像する。なお、撮像制御信号が出力されるタイミングを示す上記カウント数は、ガラスチャート80に設けられた基準マーク80aの間隔に対応するカウント数に設定されている。たとえば、リニアエンコーダ62が0.1μmの移送距離毎に1パルスカウントするものであり、基準マーク80aが10.0mm間隔でガラスチャート80上に設けられている場合には、100000パルス(10.0mm/0.1μm)カウントされる毎にコントローラ70から撮像制御信号が出力される。上記のように制御することにより基準マーク80aの間隔に応じた撮像が可能となる。
そして、図7に示すような、基準マーク80aの基準マーク画像80bを含む視野画像80cが基準マーク80毎に順次撮像され、その視野画像データは検出位置情報取得部52に出力される。
そして、図6(A)のようにガラスチャート80を設置した状態で、全ての基準マーク80aの撮像が終了すると、移動ステージ14は再び上流端まで戻される。そして、次に、図6(B)に示すように、移動ステージ14のX方向についての他方の端部近傍の上面にガラスチャート80が設置され、上記と同様にして基準マーク80aの撮像が行われ、その視野画像データが検出位置情報取得部52に出力される。なお、カメラ26は、その視野内にガラスチャート80の基準マーク80aが位置するように設置されているが、カメラ26をX方向に移動可能に支持し、カメラ26を、その視野内に基準マーク80aが位置するように移動させるようにしてもよい。
ここで、検出位置情報取得部52には、図7に示すように、視野画像80c内の基準位置80dが予め設定されている。そして、検出位置情報取得部52は、移動ステージ14の各位置の各視野画像80c毎について、上記基準位置80dと実際に撮像された基準マーク画像80bとの位置ずれ量(x1,y1)を取得する。なお、上記基準位置80dは、上述したように基準マーク80aの撮像前に予め設定されるものであるが、その設定方法については後で詳述する。
なお、上記のようにして基準マーク80aの撮像を行って位置ずれ量(x1,y1)を取得する際、ガラスチャート80における基準マーク80aが、ガラスチャート80上の予め設定された位置(たとえば、10.0mm間隔)に設けられているか否かを予め既知の測定装置により測定しておき、基準マーク80aの位置が、予め設定された位置に対してずれている場合には、そのずれ量も考慮して上記位置ずれ量(x1,y1)を算出して取得することが望ましい。
そして、上記のようにして検出位置情報取得部52において取得された各視野画像80c毎の基準マーク画像80bの位置ずれ量が、各基準マーク80aの検出位置情報としてステージ位置変動情報取得部54に出力される。
そして、ステージ位置変動情報取得部54には、図8に示すように、移動ステージ14が蛇行などしなかった場合における、つまり移動ステージ14が理想的な状態で移送された場合における基準マーク80aの位置情報80e(以下「基準マーク位置情報」という。)の座標値が予め設定されており、この基準マーク位置情報80eの座標値と上記位置ずれ情報とに基づいて、実際の撮像された基準マーク80aの座標位置情報80fが取得される。なお、図8における縦軸は移動ステージ14上におけるX方向についての位置を示しており、横軸は移動ステージ14のY方向についての移送距離位置を示している。
そして、上記のようにして取得された座標位置情報80fの座標値に基づいて、所定の移送距離位置に位置する移動ステージ14の位置変動情報が取得される。以下に、たとえば、図8に示す移送距離位置Pの位置に移動ステージ14が位置する場合におけるその位置変動情報の算出方法を具体的に説明する。
移送距離位置Pにおける移動ステージ14の位置変動情報は、X方向についての移動ステージ14の位置変動量(以下「X方向位置変動量」という。)、Y方向についての移動ステージ14の位置変動量(以下「Y方向位置変動量」という。)、回転方向(θ方向)についての移動ステージ14の位置変動量(以下「θ方向位置変動量」という。)として取得される。
具体的には、Y方向位置変動量を求める際には、まず、座標位置情報Aと座標位置情報Bとを結ぶ直線Lが求められるとともに、座標位置情報Cと座標位置情報Dとを結ぶ直線Mが求められる。そして、座標位置情報Aと座標位置情報Bとの中点C1と、座標位置情報Cと座標位置情報Dとの中点C2との距離dYが求められる。このdYの値がY方向位置変動量となる。なお、ステージの位置を定義する点を、座標位置情報Aと座標位置情報Dとを通る直線と、座標位置情報Bと座標位置情報Cとを通る直線とから等距離の位置と仮定した場合には、dYは、たとえば、下式によって算出することができる。
dY = (D1+D2)/2
ただし、D1:座標位置情報Cのy座標値から座標位置情報Bのy座標値を減算した値
D2:座標位置情報Dのy座標値から座標位置情報Aのy座標値を減算した値
一般にステージ上の基準マークの位置は、ステージのθ方向の位置変動量の影響を受けるが、ステージの移動定義点から等距離に配置したマーク位置の平均位置を計算することで、θ方向位置変動量に起因するマーク位置変動が相殺され、Y方向の純粋な位置変動量を算出することができる。
そして、θ方向位置変動量を求める際には、座標位置情報Bを通過するとともに、直線Mと同じ傾きを有する直線Nが求められる。そして、直線Nと直線Lとがなす角dθが求められる。dθは、たとえば、下式によって近似値を算出することができる。このdθの値がθ方向位置変動量となる。
dθ = (D2−D1)/E
ただし、D1:座標位置情報Cのy座標値から座標位置情報Bのy座標値を減算した値
D2:座標位置情報Dのy座標値から座標位置情報Aのy座標値を減算した値
E:座標位置情報Dのx座標値から座標位置情報Cのx座標値を減算した値
さらに、X方向位置変動量を求める際には、まず、中点C2のx座標から中点C1のx座標を減算した値dX’が求められる。そして、次に下式によってdXが算出される。このdXがX方向位置変動量となる。
dX = dX’− (Dy−Y0)・sin(dθ)
ただし、Dy:座標位置情報Dのy座標値
Y0:ステージの位置を定義する点Rのy座標値
なお、dX’から(Dy−Y0)・sin(dθ)を減算しているのは、移動ステージ14の回転によるX方向についての位置変動量を減算するためである。
上記のようにして移送距離位置Pにおける移動ステージ14の位置変動情報が、dY,dθ、dXとして取得される。
そして、上記と同様にして、各基準マーク位置情報80eの各移送距離位置における移動ステージ14の位置変動量がそれぞれ算出される。
ここで、基準マーク80aは所定の間隔(たとえば10.0mm)で配置されているため位置変動量はY方向について離散的に取得され、連続的に取得することができない。したがって、ステージ位置変動情報取得部54においては、各移送距離位置毎に取得された位置変動情報について補間処理を行って、基準マーク80a間の移送距離位置における位置変動情報を算出する。具体的には、ステージ位置変動情報取得部54は、図9に示すように、X方向位置変動量dX、Y方向位置変動量dYおよびθ方向位置変動量のそれぞれについて、各移送距離位置について取得された位置変動情報(×印)を通過する蛇行曲線を求め、この蛇行曲線に基づいて基準マーク80a間の移送距離位置における位置変動情報を算出する。なお、本実施形態においては上記のように蛇行曲線を求めるようにしたが、その他如何なる補間処理を用いてもよい。
そして、上記のようにしてステージ位置変動情報取得部54において取得された位置変動情報は、画像データ補正部56に出力される。
なお、上記実施形態においては、移動ステージ14の位置変動情報を取得する際、図6および図10(A)に示すように、ガラスチャート80を移動ステージ14の範囲内に収まるように設置して基準マーク80aの撮像を行うようにしたので、たとえば、上記実施形態の露光装置のように、上流側に露光ヘッド39が設置され、下流側にカメラ26が設置されるような場合には、露光ヘッド30が移動ステージ14上の基板12の露光開始位置まできていてもカメラの視野内にガラスチャート80の基準マーク80aが到達していないため、図10(A)に示す間隔Dにおける移動ステージ14の位置変動情報を取得することができず、移動ステージ14の位置変動情報に応じた露光を行うことができない。
そこで、たとえば、図10(B)および図11に示すように、ガラスチャート80を、移動ステージ14上の基板12の露光開始位置から少なくとも露光ヘッド30とカメラ26との間隔DだけY方向下流側に突出させて設置し、露光ヘッド30による露光位置が露光開始位置を通過する時点からの基準マーク80aの撮像を行うようにしてもよい。なお、この場合においても、上記と同様に、図11(A)のようにガラスチャート80を設置して基準マーク80aの撮像を行った後、図11(B)のようにガラスチャート80を置き換えて基準マーク80aの撮像を行う必要がある。
また、上記のようにガラスチャート80を移動ステージ14の先端から突出させて基準マーク80aを撮像するようにするのではなく、図11に示すように、カメラ26を露光ヘッド30行にX方向について隣接させて配置するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、1本のガラスチャート80を移動ステージ14上の2箇所について置き換えて基準マーク80aの撮像を行うようにしたが、2本のガラスチャート80を用いて、これらを移動ステージ14上の上記2箇所に設置して基準マーク80aの撮像を行うようにしてもよい。なお、上記実施形態のように1本のガラスチャート80を置き換えて使用した方が、ガラスチャート毎の基準マーク80aの配置のばらつきを吸収することができるので、より高精度な位置変動情報の取得が可能である。
または、移動ステージ14のX方向についての幅と同等の幅を有する1枚のガラス板上に複数の基準マーク80a列を設けてガラスチャート80を構成するようにしてもよいが、上記実施形態のように、長尺部材によりガラスチャート80を構成するようにした方が持ち運びには便利である。
また、上記実施形態においては、ガラスチャート80として、その長さが移動ステージのY方向の長さと同等のものを用いるようにしたが、移動ステージ14のY方向についての移送距離よりも短いガラスチャートを用い、このガラスチャートをY方向についてずらして設置するとともに、それぞれの設置箇所について基準マーク80aの撮像を行い、この各設置における撮像によって取得された基準マーク画像の位置を接続するようにしてもよい。上記のようにガラスチャート80を短くした方が持ち運びに便利である。なお、上記移送距離とはY方向について露光する距離である。
また、上記実施形態においては、移動ステージ14のX方向についての両端部近傍の上面にそれぞれ1本のガラスチャート80を設置して基準マーク80aの撮像を行うようにしたが、図13(A),(B)に示すように、複数本のガラスチャート80を移動ステージ14上にそれぞれ設置して基準マーク80aの撮像を行うようにしてもよい。上記のようにガラスチャート80を複数本設置する場合には、たとえば、外側に位置するガラスチャート80の基準マーク80aに基づいて、移動ステージ14の第1の位置変動情報を取得するとともに、内側に位置するガラスチャート80の基準マーク80に基づいて、移動ステージ14の第2の位置変動情報を取得し、第1の位置変動情報と第2の位置変動情報との平均などの統計量をとるようにすればよい。上記のように複数の位置変動情報の統計量を取得することによってより高精度な位置変動情報を取得することができる。
そして、上記のようにして移動ステージ14の位置変動情報が取得された後、画像データ補正部56において、入力された位置変動情報に基づいて露光画像データに補正処理が施され、その補正済露光画像データに基づいて露光ヘッド30により露光が行われるが、上記露光処理の説明の前に、基準マーク画像80の位置ずれ量(x1,y1)を算出する際に用いられる基準位置80dの取得方法について説明する。
[基準位置取得方法について]
まず、図14(A)に示すように、移動ステージ14のY方向下流側の先端に基準位置取得用スケール90が設置される。基準位置取得用スケール90は、基準位置取得用マーク90aが長尺部材の上面にその長さ方向に沿って一列に配置されて設けられたものであり、基準位置取得用マーク90aがY方向に直交する方向に並ぶように移動ステージ14に設置される。なお、基準位置取得用スケール90は移動ステージ14に固定するようにしてもよいし、着脱可能に設置するようにしてもよい。
そして、図14(A)のように基準位置取得用スケール90が設けられた移動ステージ14が、Y方向上流側から下流側に向けて所望の速度で移送される。そして、基準位置取得用マーク90aがカメラ26の視野内に位置する位置であって、予め設定された移送距離位置まで移動ステージ14が移送された時点において、カメラ26により基準位置取得用マーク90aが撮像される。
そして、上記のようにして撮像された基準位置取得用マーク90aの基準位置取得用マーク画像を含む視野画像81c(図7参照)が検出位置情報取得部52に出力され、検出位置情報取得部52における基準位置設定部52aにおいて、上記視野画像81cにおける基準位置取得用マーク画像の位置が仮基準位置として取得される。
なお、上記基準位置取得用マーク画像が、上記視野画像81c内に複数存在する場合には、所定の設定規則に基づいていずれか1つの基準位置取得用マーク画像を選択するようにすればよいが、たとえば、視野画像81cの重心位置に最も近い基準位置取得用マーク画像の位置を仮基準位置として取得するようにすればよい。また、基準位置取得用マーク90aを、カメラ26の視野内に1つしか存在しないような間隔で設けるようにしてもよい。
また、仮基準位置は、図6(A)に示すようにガラスチャート80が設置された場合における基準マーク列(以下「第1の基準マーク列」という。)と、図6(B)に示すようにガラスチャート80が設置された場合における基準マーク列(以下「第2の基準マーク列」という。)とに対応してそれぞれ設定される。本実施形態においては、上記第1の基準マーク列と第2の基準マーク列とが、別個のカメラ26で撮像されるので、各カメラ26毎にそれぞれ仮基準位置が設定される。なお、以下第1の基準マーク列に対応して設定された仮基準位置を「第1の仮基準位置」といい、第2の基準マーク列に対応して設定された仮基準位置を「第2の仮基準位置」という。
ここで、基準位置取得用スケール90における基準位置取得用マーク90aが、Y方向に対して直交する方向、つまりX方向に沿って並んでいる場合には、上記のようにして取得した仮基準位置をそのまま基準位置80dとすればよいが、たとえば、基準位置取得用スケール90に基準位置取得用マーク90aを設ける際の設置精度または移動ステージ14に基準位置取得用スケール90を設置する際の設置精度などに起因して、たとえば、図14(B)に示すように、基準位置取得用マーク90aが、X方向に対して角度αだけ傾いて設置される場合がある。なお、図14(B)に示すC線は基準位置取得用マーク90a列の中心軸である。
上記のように基準位置取得用マーク90a列の延びる方向が、X方向に対して傾いてしまうと、移動ステージ14上に配設された基準マークの正確な位置情報を取得できない。
より具体的には、上記のように基準位置取得用マーク90a列の延びる方向が、X方向に対して傾くと、図15に示すように、本来、Y方向について同じ位置に存在する基準マーク80aの座標位置情報80f同士(たとえば、p1とp2、p3とp4)が、Y方向についてずれた位置となり、移動ステージ14上に配設された基準マークの正確な位置情報を取得することができない。
そこで、上記のような基準位置取得用マーク90a列の延びる方向のX方向に対する角度ずれ量αを取得し、この角度ずれ量αに基づいて仮基準位置を補正し、その補正された仮基準位置を基準位置80dとする。
角度ずれ量αの取得方法としては、まず、図16(A)に示すように基準位置補正用ガラスチャート81を、Y方向(X方向)に対して所定の角度だけ傾けて配置し、移動ステージ14をY方向上流側から下流側に向けて所望の速度で移送する。そして、基準位置補正用ガラスチャート81における所定の2点の基準位置補正用マーク81aをカメラ26により撮像する。なお、撮像対象の基準位置補正用マーク81aは、基準位置補正用ガラスチャート81の長さ方向についての端部近傍に位置するものであることが望ましい。
そして、次に、図16(B)に示すように、図16(A)に示す位置に対してY方向に延びる軸Y1について対称となるように基準位置補正用ガラスチャート81が設置され、上記と同様にして、基準位置補正用ガラスチャート81における、上記所定の2点に対応する2点の基準位置補正用マーク81aをカメラ26による撮像する。なお、上記軸Y1はX方向についての中心軸である。また、図16(A)に示す状態で撮像される2点の基準位置補正用マーク81aと図16(B)に示す状態で撮像される2点の基準位置補正用マーク81aとは同じものである。また、撮像対象の4つの基準位置補正用マーク81aのX方向およびY方向についての位置は、基準位置補正用マーク位置情報として後述する基準位置ずれ量取得部52bに予め設定されている。
上記のようにして予め設定された四角形Sの頂点となる基準位置補正用マーク80aの撮像が行われる。
そして、上記のようにして撮像された4点の基準位置補正用マーク81aを含む視野画像が検出位置情報取得部52に出力され、検出位置情報取得部52において、上記視野画像における、基準位置補正用マーク画像の位置と基準位置設定部52aに上記のようにして設定された仮基準位置との位置ずれ量が算出される。なお、このとき、上記第1の基準マーク列に沿った辺s1の両端の基準位置補正用マーク81aについては、上記第1の仮基準位置に基づいて位置ずれ量が算出され、上記第2の基準マーク列に沿った辺s2の両端の基準位置補正用マーク81aについては、上記第2の仮基準位置に基づいて位置ずれ量が算出される。
そして、上記のようにして取得された位置ずれ量は、基準位置ずれ量取得部52bに出力され、基準位置ずれ量取得部52bにおいては、入力された位置ずれ量と予め設定された基準位置補正用マーク位置情報とに基づいて、図17に示すような、各基準位置補正用マーク81a毎の基準位置補正用マーク検出位置情報81bが取得される。
そして、基準位置ずれ量取得部52bにおいて、下式に基づいて角度ずれ量αが取得される。
α = Arctan(D/DX) ≒ D/DX ={(L2−L1)/(4×DY)}/DX
ただし、L1:基準位置補正用マーク検出位置情報r1と
基準位置補正用マーク検出位置情報r4との距離
L2:基準位置補正用マーク検出位置情報r2と
基準位置補正用マーク検出位置情報r3との距離
DY:基準位置補正用マーク検出位置情報r3のy座標値から基準位置補正用
マーク検出位置情報r1のy座標値を減算した値
DX:基準位置補正用マーク検出位置情報r3のx座標値から基準位置補正用
マーク検出位置情報r4のx座標値を減算した値
そして、上記のようにして取得された角度ずれ量αに基づいて、検出位置情報取得部において基準位置設定部52aに設定された第1および第2の仮基準位置が補正されて正しい基準位置80dとして設定される。
なお、上記実施形態においては、上記のように角度ずれ量αを取得することによって第1の仮基準位置と第2の仮基準位置のY方向についてのずれ量を取得し、このずれ量に基づいて第1および第2の仮基準位置を補正して正しい基準位置80dを取得するようにしたが、たとえば、上記第1および第2の仮基準位置を用いて、上記と同様にして、移動ステージ14の位置変動情報を取得し、この位置変動情報を上記角度ずれ量αに基づいて補正するようにしてもよい。また、上記角度ずれ量αに基づいて、基準マーク80aの検出位置情報または座標位置情報80fを補正するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、基準位置補正用ガラスチャート81を上記のように長尺部材から構成するようにしたが、これに限らず、たとえば、1枚のガラス板に4つ基準位置補正用マーク81aを設け、そのガラス板を移動ステージ14上に設置するようにしてもよい。なお、上記実施形態のように長尺部材から構成するようにした方が持ち運びなどが便利である。
また、上記実施形態においては、1本の基準位置補正用ガラスチャート81を移動ステー14上で置き換えて4つの基準位置補正用マーク81aの撮像を行うようにしたが、これに限らず、2本の別個の基準位置補正用ガラスチャート81を用い、それぞれを移動ステージ14上において置き換えて4つの基準位置補正用マーク81aの撮像を行うようにしてもよい。この場合、2本の基準位置補正用ガラスチャート81は、撮像対象の基準位置補正用マーク81aのX方向およびY方向についての位置さえわかっていれば、必ずしも同じものでなくてもよい。なお、上記実施形態のように1本の基準位置補正用ガラスチャート81を用いるようにした方が、対角線上の2つの基準位置補正用マーク81aの距離のばらつきを吸収することができる。
また、移動ステージ14の位置変動情報を取得する際に用いたガラスチャート80を、基準位置補正用ガラスチャート81とし、ガラスチャート80の一部の基準マーク81aを基準位置補正用マーク81aとして利用するようにしてもよい。上記のようにすれば持ち運びも便利であり、コストの削減も図ることができる。
また、基準位置補正用ガラスチャート81は、必ずしもガラスで形成する必要はないが、低熱膨張素材で形成することが望ましい。
次に、上記のようにして補正された基準位置80dに基づいて取得された移動ステージ14の位置変動情報を用いて基板12上に露光パターンを露光する方法について説明する。
[露光処理について]
まず、データ作成装置40において、基板12に露光される露光パターンを表すベクトルデータが作成され、そのベクトルデータはラスター変換部50に出力され、ラスター変換部50においてラスター変換され、ビットマップ形式の露光画像データにされた後、画像データ補正部56に出力され、一時記憶される。
そして、画像データ補正部56は、一時記憶された露光画像データに対し、入力された移動ステージ14の位置変動情報に基づいて補正処理を施し、その補正済露光画像データを露光ヘッド制御部58に出力する。
上記補正処理とは、具体的には、たとえば、X方向位置変動量dXおよびY方向位置変動量dYに対しては、そのdXおよびdYに応じた量だけ露光画像データをX方向およびY方向にシフト処理するようにすればよい。また、θ方向位置変動量dθに対しては、そのdθに応じた角度だけ回転処理を施すようにすればよい。また、回転処理を行うのではなく、dθの成分をX方向およびY方向の成分に分解し、その成分だけさらにX方向およびY方向にシフト処理を施すようにしてもよい。なお、上記X方向位置変動量dX、Y方向位置変動量dYおよびθ方向位置変動量dθを相殺するような補正処理であれば、上記のようなシフト処理や回転処理に限らず如何なる既知の演算処理を施すようにしてもよい。
そして、上記のようにして補正処理の施された補正済露光画像データは、露光ヘッド制御部58に出力される。
なお、本実施形態においては、ベクトルデータをラスター変換した後、補正処理を施すようにしたが、ベクトル形式の露光画像データに補正処理を施した後、ラスター変換するようにしてもよい。
そして、移動ステージ14の位置変動情報が取得された後、再び移動ステージ14は上流端に移送される。そして、下流側に向けて所望の速度で移送され、基板12の先端がカメラ26により検出されると露光が開始される。
具体的には、露光ヘッド制御部58から各露光ヘッド30のDMD36に上記露光画像データに基づいた制御信号が出力され、露光ヘッド30は入力された制御信号に基づいてDMD36のマイクロミラーをオン・オフさせて基板12を露光する。なお、露光ヘッド制御部58から各露光ヘッド30へ制御信号が出力される際には、基板12に対する各露光ヘッド30の各位置に対応した制御信号が、移動ステージ14の移送にともなって順次露光ヘッド制御部58から各露光ヘッド30に出力される。
また、上記実施形態においては、移動ステージ14の位置変動情報に基づいて露光画像データに補正を施すようにしたが、露光画像データに補正を施すのではなく、上記位置変動情報に基づいて、X方向位置変動量dX、Y方向位置変動量dYおよびθ方向位置変動量dθを相殺するように露光ヘッド30および移動ステージを相対的に移動させるようにしてもよい。
また、図18(A),(B)に示すように、透明なガラス板85と、このガラス板85を支持するガラス枠86と、ガラス枠86の一端をY方向軸周りに回転可能に支持する、Y方向に延設された回転軸87と、ガラス枠86の他端をX−Y平面に直交する方向(Z方向)に移動させる偏心カム88と、偏心カム88を軸支して回転させる電動モータ89とを設け、電動モータ89を制御して偏心カム88を回転させることによって、ガラス枠86をY方向軸周りに回転させ、露光ヘッド30から射出される露光ビームLeの位置をX方向に移動させてX方向位置変動量dXについての補正を行うようにしてもよい。
また、上記と同様の機構を用いてガラス枠86をX方向軸周りに回転させることによって、露光ビームLeの位置をY方向に移動させてY方向位置変動量dYについての補正を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態において、ガラスチャート80における基準マーク80a、基準位置取得用マーク90aおよび基準位置補正用マーク81aを撮像する際、1つのマークについて複数回の撮像を行い、複数のマーク画像の位置について平均など統計量を取得するようにしてもよい。上記のように平均化などすることによりカメラ26による撮像誤差をより小さくすることができる。
また、上記実施形態では、空間光変調素子としてDMDを備えた露光装置について説明したが、このような反射型空間光変調素子の他に、透過型空間光変調素子を使用することもできる。
また、上記実施形態では、露光ヘッド30およびカメラ26に対して、移動ステージ14が移送される場合における移動ステージ14の位置変動情報の取得方法および装置について説明したが、ステージを固定とし、そのステージに対して露光ヘッド30およびカメラ26を移送する場合においても、上記同様にして、露光ヘッド30およびカメラ26に対するステージの相対的位置変動情報を取得することができる。
また、本発明におけるステージ位置変動情報取得方法および装置は、上記のような露光装置に限らず、描画対象が設置されたステージを描画ヘッドに対して相対的に移送して描画を行う描画装置にも適用可能である。
(A)本発明のステージ位置変動情報取得方法および装置の一実施形態を用いた露光装置の概略構成を示す斜視図,(B)本発明のステージ位置変動情報取得方法および装置において用いられるガラスチャートの斜視図 図1の露光装置のスキャナの構成を示す斜視図 (A)は基板の露光面上に形成される露光済み領域を示す平面図、(B)は各露光ヘッドによる露光エリアの配列を示す平面図 図1の露光装置の露光ヘッドにおけるDMDを示す図 本発明の一実施形態を用いた露光装置の電気的構成を示すブロック図 本発明の一実施形態を用いた露光装置において移動ステージの位置変動情報を取得する方法を説明するための図 カメラにより撮像された視野画像を示す図 基準マークの検出位置情報に基づいて移動ステージの位置変動情報を取得する方法を説明するための図 移動ステージの位置変動情報を示す図 移動ステージの位置変動情報取得方法のその他の実施形態を説明するための図 移動ステージの位置変動情報取得方法のその他の実施形態を説明するための図 移動ステージの位置変動情報取得方法のその他の実施形態を説明するための図 移動ステージの位置変動情報取得方法のその他の実施形態を説明するための図 基準マークの検出位置情報を取得する際に用いられる基準位置の取得方法を説明するための図 基準位置を取得するための基準位置取得用マーク列がX方向に対して角度αだけ傾いて配置されている場合に取得される基準マークの座標位置情報を示す図 基準位置取得方法を説明するための図 基準位置取得方法を説明するための図 移動ステージの位置変動情報に基づいて機械的に露光パターンを補正する方法の一例を説明するための図
符号の説明
10 露光装置
12 基板
14 移動ステージ
18 設置台
20 ガイド
22 ゲート
24 スキャナ
26 カメラ
30 露光ヘッド
32 露光エリア
36 DMD
52 検出位置情報取得部
52a 基準位置設定部
52b 基準位置ずれ量取得部
54 ステージ位置変動情報取得部
80 ガラスチャート
80a 基準マーク80a
80b 基準マーク画像
80c 視野画像
80d 基準位置
80e 基準マーク位置情報
80f 基準マークの座標位置情報
81 基準位置補正用ガラスチャート
81a 基準位置補正用マーク
81b 基準位置補正用マーク検出位置情報
85 ガラス板
86 ガラス枠
87 回転軸
88 偏心カム
89 電動モータ
90 基準位置取得用スケール
90a 基準位置取得用マーク

Claims (16)

  1. ステージ上を撮像する撮像手段に対して前記ステージを相対的に移送するとともに、該移送方向についての各位置毎の前記ステージの相対的位置変動情報を取得するステージ位置変動情報取得方法において、
    予め設定された基準マーク位置情報に基づいて基準マークを前記移送方向に所定の間隔を空けて配置した基準マーク列を、前記移送方向に直交する方向に所定の間隔を空けてそれぞれ設けたチャート部材を前記ステージ上に設置し、
    前記チャート部材に設けられた前記複数の基準マーク列のそれぞれの基準マークを前記移送とともに前記基準位置マーク位置情報に応じたタイミングで前記撮像手段によって順次撮像し、
    該撮像された基準マークの画像の位置に基づいて検出位置情報を順次取得し、
    該取得された検出位置情報と前記基準マーク位置情報とに基づいて前記ステージの相対的位置変動情報を取得することを特徴とするステージ位置変動情報取得方法。
  2. 前記ステージの相対的位置変動情報として、少なくとも前記ステージの回転情報を取得することを特徴とする請求項1記載のステージ位置変動情報取得方法。
  3. 前記チャート部材の前記移送方向についての長さを前記ステージの移送距離よりも長さよりも短くし、
    前記チャート部材を前記ステージ上の前記移送方向について順次異なる位置に配置して各位置毎について前記基準マークの撮像を行い、
    前記各位置毎の撮像によって取得された前記検出位置情報に基づいて前記相対的位置変動情報を取得することを特徴とする請求項1または2記載のステージ位置変動情報取得方法。
  4. 前記ステージ上に載置された描画対象に対して描画を行う描画手段と前記撮像手段との前記移送方向についての位置が異なる場合において、
    前記チャート部材を、前記ステージ上の描画対象における前記撮像手段が設けられた側の描画領域端部位置から少なくとも前記描画手段と前記撮像手段との距離だけ前記撮像手段が設けられた側に平行移動させて設置し、
    前記描画手段による描画位置が前記撮像手段が設けられた側の描画領域端部位置を通過する時点を含めて前記基準マークの撮像を行うことを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載のステージ位置変動情報取得方法。
  5. 前記チャート部材に、複数の前記基準マーク列を前記移送方向に直交する方向に所定の間隔を空けてそれぞれ設け、
    一方の前記複数の基準マーク列のいずれかの基準マーク列と他方の前記複数の基準マーク列のいずれかの基準マーク列とを組み合わせた複数の基準マーク列の組の各組毎の前記検出位置情報に基づいて複数の前記ステージの相対的位置変動情報を取得することを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載のステージ位置変動情報取得方法。
  6. 前記チャート部材を、少なくとも一列の前記基準マーク列をそれぞれ設けた、前記移送方向に延びる複数の長尺部材から構成することを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載のステージ位置変動情報取得方法。
  7. 前記チャート部材を、少なくとも一列の前記基準マーク列を設けた、前記移送方向に延びる長尺部材から構成し、
    該長尺部材を前記ステージ上において置き換えて設置して前記基準マークの撮像を行うことを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載のステージ位置変動情報取得方法。
  8. 1つの前記基準マークを前記撮像手段によって複数回撮像することを特徴とする請求項1から7いずれか1項記載のステージ位置変動情報取得方法。
  9. ステージ上を撮像する撮像手段に対して前記ステージを相対的に移送するとともに、該移送方向についての各位置毎の前記ステージの相対的位置変動情報を取得するステージ位置変動情報取得装置において、
    予め設定された基準マーク位置情報に基づいて基準マークが前記移送方向に所定の間隔を空けて配置された基準マーク列が、前記移送方向に直交する方向に所定の間隔を空けてそれぞれ設けられたチャート部材と、
    前記ステージの移送とともに前記基準マーク位置情報に応じたタイミングで前記撮像手段により撮像された前記基準マーク列のそれぞれの基準マークの画像の位置に基づいて検出位置情報を順次取得する検出位置情報取得部と、
    前記検出位置情報取得部により取得された検出位置情報と前記基準マーク位置情報とに基づいて前記ステージの相対的位置変動情報を取得するステージ位置変動情報取得部とを備えたことを特徴とするステージ位置変動情報取得装置。
  10. 前記ステージ位置変動情報取得部が、前記ステージの相対的位置変動情報として、少なくとも前記ステージの回転情報を取得するものであることを特徴とする請求項9記載のステージ位置変動情報取得装置。
  11. 前記チャート部材の前記移送方向についての長さが前記ステージの移送距離よりも短く、
    前記チャート部材が、前記ステージ上の前記移送方向について順次異なる位置に配置されるものであり、
    前記ステージ位置変動情報取得部が、前記各位置毎のチャート部材の撮像によって取得された前記検出位置情報に基づいて前記相対的位置変動情報を取得するものであることを特徴とする請求項9または10記載のステージ位置変動情報取得装置。
  12. 前記ステージ上に載置された描画対象に対して描画を行う描画手段と前記撮像手段とが前記移送方向について異なる位置に設けられており、
    前記チャート部材が、前記ステージ上の描画対象における前記撮像手段が設けられた側の描画領域端部位置から少なくとも前記描画手段と前記撮像手段との距離だけ前記撮像手段が設けられた側に平行移動させて設置されるものであり、
    前記撮像手段が、前記描画手段による描画位置が前記撮像手段が設けられた側の描画領域端部位置を通過する時点を含めて前記基準マークの撮像を行うものであることを特徴とする請求項9から11いずれか1項記載のステージ位置変動情報取得装置。
  13. 前記チャート部材に、複数の前記基準マーク列が前記移送方向に直交する方向に所定の間隔を空けてそれぞれ設けられており、
    前記ステージ位置変動情報取得部が、一方の前記複数の基準マーク列のいずれかの基準マーク列と他方の前記複数の基準マーク列のいずれかの基準マーク列とを組み合わせた複数の基準マーク列の組の各組毎の前記検出位置情報に基づいて複数の前記ステージの相対的位置変動情報を取得するものであることを特徴とする請求項9から12いずれか1項記載のステージ位置変動情報取得装置。
  14. 前記チャート部材が、少なくとも一列の前記基準マーク列がそれぞれ設けられた、前記移送方向に延びる複数の長尺部材から構成されていることを特徴とする請求項9から13いずれか1項記載のステージ位置変動情報取得装置。
  15. 前記チャート部材が、少なくとも一列の前記基準マーク列が設けられた、前記移送方向に延びる長尺部材から構成されているとともに、該長尺部材が、前記ステージ上において置き換えて設置されるものであることを特徴とする請求項9から13いずれか1項記載のステージ位置変動情報取得装置。
  16. 前記撮像手段が、1つの前記基準マークを複数回撮像するものであることを特徴とする請求項9から15いずれか1項記載のステージ位置変動情報取得装置。
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