JP2008251797A - 基準位置計測装置及び方法、並びに描画装置 - Google Patents

基準位置計測装置及び方法、並びに描画装置 Download PDF

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Abstract

【課題】校正用基板を用いることなく、高精度な歪み補正データを作成する。
【解決手段】カメラの撮影領域に比して小さな移動ステップで、撮影光軸に略垂直なXY方向に基板を微動させるXY微動部を移動ステージに設け、移動ステージのXY位置を検出するX方向センサ及びY方向センサを設ける。XY微動部を駆動することにより、移動ステージに載置された基板上の基準マークMを撮像領域の中心位置からΔx,Δyずつ移動させ、各位置にて基準マークMの撮影を行うとともに、XY位置の検出を行う。撮影画像中における基準マークM′の移動ベクトルと、それに対するステージ移動ベクトルとの差分により補正ベクトルHを算出する。そして、補間処理により撮影領域の全位置について補正ベクトルHを算出し、歪み補正データを作成する。
【選択図】図14

Description

本発明は、基板に付された基準マークの位置を計測する基準位置計測装置及び方法と、その基準位置計測装置を備え、計測された基準マークの位置情報に基づき、基板上への描画位置を調整する描画装置に関する。
基板に描画を行う描画装置として、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)等の空間光変調素子を描画部に設け、描画データに基づいてDMDを駆動制御し、光ビームを変調することにより、基板上に描画(露光)を行うデジタル露光装置(マルチビーム露光装置とも称される)が知られている。DMDは、半導体基板に2次元配列された各メモリセル(SRAMセル)に微小なマイクロミラーを揺動自在に取り付けてなるミラーデバイスであり、各メモリセルに書き込まれたデータ(電荷)に応じた静電気力によりマイクロミラーの反射面の角度が変化するように構成されている。
このようなデジタル露光装置には、基板上に付された基準マーク(アライメントマーク)の位置を計測する基準位置計測装置(いわゆるアライメントユニット)が設けられている。基準位置計測装置は、ステージ上に載置されて所定の速度で搬送される基板上の基準マークをカメラで撮影することにより、その位置を計測する。露光装置は、この計測値に基づいて基板上への描画位置を調整する(例えば、特許文献1参照)。
基準位置計測装置のカメラに内蔵されたレンズや撮像素子には微小ながら物理的変形が存在し、これに伴い、撮影画像には僅かに歪みが生じる。要求される基準マークの位置計測精度が高い場合には、この影響を無視することはできない。かかる問題を解決するために、特許文献1では、予め作成した歪み補正データを用いて撮影画像を補正することにより歪みを打ち消し、基準マークの位置計測精度の向上を図っている。
特開2007−10736号公報
特許文献1の露光装置では、歪み補正データを作成するために、校正パターン(格子状配列されたマーク)が付された校正用基板を用いている。しかしながら、校正用基板自体に歪みが生じることがあり、校正用基板に歪みが生じた場合には、作成される歪み補正データの精度が低下するといった問題がある。また、校正のたびに校正用基板を準備しなければならず、多くの手間が要されるといった問題がある。
さらに、高精度に補正を行うためには使用される基準マークの形状ごとに歪み補正データを作成する必要があるため、予め使用する基準マークの形状を規定する必要がある。新規の基準マークを使用するためには、そのマークに対応した校正用基板を新たに作製しなければならず、多くの手間と時間が要されるといった問題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、校正用基板を用いることなく、高精度な歪み補正データを作成することができる基準位置計測装置及び方法と、その基準位置計測装置を備え、計測された基準マークの位置情報に基づき、基板上への描画位置を調整する描画装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の基準位置計測装置は、撮影手段により、ステージに載置された基板上に形成された基準マークを略垂直上方から撮影し、撮影画像に基づいて前記基準マークの位置を計測するに先立ち、前記撮影画像に歪み補正データを適用することにより前記基準マークの計測誤差を補正する基準位置計測装置において、撮影光軸に対して略垂直な水平面内で、前記ステージを前記撮影手段の撮影領域に比して小さな移動ステップで移動させる水平微動手段と、前記水平微動手段により前記ステージが移動されるたびに、前記撮影手段に前記基板上に形成された基準マークの撮影を行わせる撮影制御手段と、前記水平微動手段により移動される前記ステージの位置情報を検出するステージ位置検出手段と、前記撮影手段の撮影画像に基づき、前記基準マークの位置情報を算出するマーク位置算出手段と、前記ステージ位置検出手段によって検出される前記基板の位置情報と前記マーク位置算出手段によって算出される前記基準マークの位置情報とに基づき、歪み補正データを算出する歪み補正データ算出手段と、前記歪み補正データ算出手段によって算出される歪み補正データを記憶する記憶手段と、を備えたことを特徴とする。
また、前記歪み補正データ算出手段は、前記各移動ステップにおける前記基準マークの移動ベクトルと前記ステージの移動ベクトルとの差分により補正ベクトルを算出する補正ベクトル算出手段と、前記補正ベクトル算出手段により算出された補正ベクトルを用いて補間処理を行い、前記撮影領域内の各位置の補正ベクトルを算出する補間処理手段とを備え、前記歪み補正データは、前記撮影領域内の全位置に対応した前記補正ベクトルからなることが好ましい。
また、前記撮影制御手段は、前記水平微動手段により前記ステージが移動されるたびに、前記撮影手段に前記基準マークの撮影を複数回行わせることが好ましい。この場合、前記歪み補正データ算出手段は、前記各移動ステップにおいて得られる複数の補正ベクトルを平均化処理する平均化処理手段を備えることが好ましい。
また、撮影光軸に略平行な垂直方向に沿った複数の位置に前記ステージを移動させる垂直微動手段と、前記基準マークの前記垂直方向に関する位置を計測する上下位置計測手段と、前記垂直微動手段によって移動される各位置において、前記撮影制御手段、ステージ位置検出手段、マーク移動量算出手段、及び歪み補正データ算出手段を動作させ、算出された歪み補正データを、前記上下位置計測手段の計測値に対応付けて前記記憶手段に記憶させる制御手段と、前記撮影画像に歪み補正データを適用して補正を行う際に、前記上下位置計測手段の計測値に応じて、適した歪み補正データを前記記憶手段から選択もしくは算出して決定する決定手段と、を備えることが好ましい。これにより、上下方向の変動による基準マークの位置検出誤差を、基板を上下動させることなく補正することができる。
また、前記撮影手段は、テレセントリック光学系を備えていることが好ましい。
また、本発明の描画装置は、描画データに基づき、描画領域を通過する基板に対して順次に描画を行う描画手段と、前記描画領域を通過するように前記基板を前記描画手段に対して相対的に移動させる移動手段と、前記基準位置計測装置により計測された基準マークの位置に基づき、前記基板上への描画位置を調整する描画位置調整手段と、を備えたことを特徴とする。
なお、前記描画位置調整手段は、前記基準位置計測装置により計測された基準マークの位置に基づき、前記描画データを補正することが好ましい。
また、前記移動手段は、前記基板を載置して一次元軌道上を移動するステージからなり、前記基準位置計測装置及び前記描画手段は、前記一次元軌道上に固定配置されていることが好ましい。
また、前記描画手段は、前記基板に対して露光を行うものであることが好ましい。
また、前記描画手段は、前記描画データに基づいて入射光を変調するデジタルマイクロミラーデバイスを備えていることが好ましい。
また、前記描画手段は、前記デジタルマイクロミラーデバイスを備えた露光ヘッドを、前記基板の移動経路に対して直交する方向に複数列配設したものであることが好ましい。
また、本発明の基準位置計測方法は、ステージに載置された基板上に形成された基準マークを略垂直上方から撮影し、撮影画像に基づいて前記基準マークの位置を計測するに先立ち、前記撮影画像に歪み補正データを適用することにより前記基準マークの計測誤差を補正する基準位置計測方法において、撮影光軸に対して略垂直な水平面内で、前記ステージを前記撮影手段の撮影領域に比して小さな移動ステップで移動させながら、前記基板上に形成された基準マークの撮影を行うとともに、前記ステージの位置情報の検出を行い、撮影画像に基づいて算出した前記基準マークの位置情報と前記ステージの位置情報とに基づき、前記歪み補正データを算出することを特徴とする。
本発明の基準位置計測及び方法は、撮影光軸に対して略垂直な水平面内で、ステージを撮影領域より小さな移動ステップで移動させながら基準マークの撮影を行うとともに、ステージの位置情報の検出を行い、撮影画像に基づいて算出した基準マークの位置情報とステージの位置情報とに基づき、歪み補正データを算出するものであるから、歪み補正データを作成するための校正用基板を用いることなく、高精度な歪み補正データを作成することができる。
また、そのステージ位置計測装置を備え、計測された基準マークの位置情報に基づき、基板上への描画位置を調整する描画装置は、任意の基準マークが付された描画対象の基板を用いて歪み補正データを作成することができる。
さらに、システム上で定期的な自動校正を行うことにより、高精度な歪み補正データを維持することができる。
図1において、デジタル露光装置10は、描画対象の基板11を表面に吸着保持して移動させる平板状の移動ステージ12を備えている。基板11は、プリント基板やフラットパネルディスプレイ用ガラス基板であり、表面に感光材料が塗布または貼着されている。また、基板11の表面には、露光位置の基準を示す基準マークMが複数個設けられている。この基準マークMは、例えば、薄膜の凹凸によって形成され、矩形状の基板11のコーナー部近傍にそれぞれ1つずつ計4個配設されている。
4本の脚部13に支持された平板状の基体14の上面には、その長手方向(Y方向)に沿って2本のガイドレール15が互いに平行となるように延設されている。移動ステージ12は、図2に示すように、脚部12aによりガイドレール15に摺動自在に支持されており、リニアモータにより構成されステージ駆動部71(図9参照)によってY方向に駆動される。また、移動ステージ12には、基板11を吸着保持する吸着保持部12bと、吸着保持部12bを水平方向(XY方向)に微小に移動させるXY微動部12cと、吸着保持部12bを上下方向(Z方向)に微小に移動させるZ微動部12dが設けられている。
基体14上のY方向に関する中央部には、ガイドレール15を跨ぐように門型のゲート16が立設されており、このゲート16には、露光部17が取り付けられている。露光部17は、移動ステージ12の移動経路に直交する方向(X方向)に複数列(例えば2列)配列された計16個の露光ヘッド18からなり、移動ステージ12の移動経路上に固定配置されている。
露光部17には、光源ユニット19から引き出された光ファイバ20と、画像処理ユニット21から引き出された信号ケーブル22とがそれぞれ接続されている。各露光ヘッド18は、画像処理ユニット21から入力されるフレームデータ(描画データ)に基づいて、光源ユニット19から入力される光ビームを変調し、移動ステージ12によって搬送される基板11に対して露光(描画)を行う。なお、露光ヘッド18の数や配列は、基板11のサイズ等に応じて適宜変更してよい。
基体14上にはさらに、ガイドレール15を跨ぐようにゲート23が設けられている。ゲート23には、アライメントユニット24が取り付けられている。アライメントユニット24は、略垂直上方から基板11上を撮影する3個のカメラ25を備え、各カメラ25には、基板11の上面位置を計測するレーザ干渉式のZ方向センサ26が固設されている。詳細は後述するが、アライメントユニット24は、撮影画像から各基準マークMの位置ずれ量を検出することによって、基板11の移動ステージ12上での位置ずれ量を求める。この位置ずれ量に基づいて、露光位置の調整が行われる。なお、カメラ25の数は、基板11のサイズ等に応じて適宜変更してよい。また、Z方向センサ26が用いる測長用のレーザ光は、基板11の表面の感光材料を感光しない波長であることが好ましい。
また、基体14の端部には、移動ステージ12のY方向に関する位置を計測するY方向センサ27、及び、移動ステージ12のX方向に関する位置を計測するX方向センサ28が設けられている。Y方向センサ27は、基体14のアライメントユニット24側のY方向端に固設されており、X方向センサ28は、アライメントユニット24の近傍に固設されている。Y方向センサ27はレーザ干渉式の測長器、X方向センサ28はレーザ変位計であり、移動ステージ12の端面にレーザ光を照射することにより、アライメントユニット24に位置する移動ステージ12のXY位置を精度良く計測する。この計測値は、後述する歪み補正データ作成モード時に用いられる。
図3は、露光ヘッド18の構成を示す。露光ヘッド18は、空間光変調素子としてのDMD30を備えている。DMD30の光入射側には、光ファイバ20の端部から射出されたレーザ光をDMD30に向けて反射するミラー31が配置されている。DMD30は、図4に示すように、SRAMセルアレイ32の各セル上にマイクロミラー33が支柱により揺動自在に支持されてなる。マイクロミラー33は、例えば、600個×800個の2次元正方格子状に配列され、DMD30は、全体として矩形状となっている。SRAMセルアレイ32には、DMDドライバ39を介してフレームデータ(デジタル信号)が書き込まれる。なお、DMDドライバ39には、前述の信号ケーブル22が接続され、画像処理ユニット21からフレームデータが入力される。
SRAMセルアレイ32の各セルは、フリップフロップ回路によって構成されており、書き込まれるデータ(“0”または“1”)に応じて電荷状態が切り替わる。各マイクロミラー33は、SRAMセルの電荷状態に応じた静電気力により各マイクロミラー33の傾きが切り替わり、ミラー31から入射されるレーザ光の反射方向を変化させる。つまり、DMD30は、入射されるレーザ光をフレームデータに応じて変調して反射し、反射光をレンズ系34に入射させる。例えば、データ“0”が書き込まれたSRAMセルのマイクロミラー33による反射光のみがレンズ系34に入射し、データ“1”が書き込まれたSRAMセルのマイクロミラー33による反射光は、不図示の光吸収体に吸収されて露光には寄与しない。
レンズ系34,35は、拡大光学系として構成されており、DMD30からの反射光の断面積を所定の大きさに拡大し、射出側に設けられたマイクロレンズアレイ36に反射光の拡大像を入射させる。マイクロレンズアレイ36は、DMD30の各マイクロミラー33に1対1に対応するように複数のマイクロレンズ36aが一体形成されたものであり、各マイクロレンズ36aは、レンズ系34,35を通過したレーザ光の各光軸上に配置されている。マイクロレンズアレイ36は、入射された拡大像を鮮鋭化してレンズ系37に入射させる。レンズ系37,38は、例えば、等倍光学系として構成されており、基板11の像を投影(露光)する。露光ヘッド18は、レンズ系37,38の後方焦点位置に基板11の上面11aが位置するように配置される。
図5に示すように、各露光ヘッド18による基板11上の露光エリア(描画領域)40は、DMD30に相似した形状(矩形状)となる。DMD30は、短辺がステージ移動方向(Y方向)に対して僅かに(例えば、0.1°〜0.5°)傾斜させて配置されており、これに応じて露光エリア40が傾斜している。これにより、DMD30の各マイクロミラー33による正方格子状の露光点(描画点)の配列方向が走査方向に対して傾斜し、露光点による走査軌跡(走査線)のピッチ(X方向に関する間隔)が狭くなるため、DMD30を傾斜させない場合より、解像度を向上させることができる。
各露光ヘッド18は、ステージ移動方向と略直交する方向(X方向)に2列に分けられ、各列において隙間無く配列されている。また、露光ヘッド18は、第1列目と第2列目とで配列方向に所定間隔(配列ピッチの1/2倍)ずらして配列されている。これにより、第1列目の露光ヘッド18によって露光できない部分が第2列目の露光ヘッド18によって露光され、ステージ移動に伴って形成される帯状の露光済み領域41がX方向に隙間無く形成される。
図6は、アライメントユニット24の構成を示す。カメラ25は、照明部50、ハーフミラー51、テレセントリックレンズ52、及び撮像素子53から構成されている。照明部50は、LED等からなり、白色光または特定波長の光をハーフミラー51に向けて発する。ハーフミラー51は、照明部50から発せられた照明光をテレセントリックレンズ52に向けて反射する。テレセントリックレンズ52は、入射した照明光を基板11に向けて透過させるとともに、基板11の上面11aからの反射光を透過させる。上面11aからの反射光は、ハーフミラー51を透過し、撮像素子53に入射する。撮像素子53は、CCD等からなる2次元イメージセンサであり、入射した光を光電変換し、電気的な撮像信号として出力する。カメラ25は、撮影光軸が基板11の上面11aに対して略垂直(Z方向と略平行)となるように設置されている。
カメラ25には、前述のようにZ方向センサ26が固設されている。Z方向センサ26は、例えばレーザ変位計であり、上面11aのZ方向に関する位置(具体的には、カメラ25の合焦位置(ジャストピント位置)からの変動量Δ)を計測する。Z方向センサ26は、基準マークM近傍の高さ変動量Δを計測する。この変動量Δは、後述する歪み補正部58へ送出される。
各カメラ25から出力された撮像信号は、画像処理部54に入力され、所定の信号処理を施すことにより画像データ(基板11の撮影画像)が生成される。画像処理部54によって生成された画像データは、マーク抽出部55に入力される。マーク抽出部55は、画像データから基準マークMを含む部分を抽出し、マーク照合部56へ送出する。マーク照合部56は、抽出された各基準マークMの画像データと、予めマークデータ記憶部57に記憶されたマークデータとを照合し、マークデータに一致した基準マークMの画像データを歪み補正部58へ送出する。
歪み補正部58は、補正データ記憶部59、補正データ決定部60、及び画像補正処理部61からなる。補正データ記憶部59には、基板11の高さ変動(Z方向への変動)によって生じる画像データの歪み(像倍率の変化)を補正するために、複数の歪み補正データD0,D1,D2,・・・が記憶されている。歪み補正データD0は、変動量Δ=0の場合の補正データ(つまり、カメラ25の物理的変形(光学系や撮像素子の歪み)による画像データの歪みを補正する補正データ)である。その他の歪み補正データD1,D2,・・・は、所定の変動量Δ(例えば、Δ=+5μm、+10μm、−5μm、−10μmの各変動量)に対応する補正データ(つまり、カメラ25の物理的変形による画像データの歪み、及び合焦位置からのずれによる像倍率の変化を補正する補正データ)である。
補正データ決定部60には、Z方向センサ26によって計測された基準マークM近傍の高さ変動量Δが入力される。補正データ決定部60は、入力された高さ変動量Δに対応した歪み補正データを、補正データ記憶部59から選択もしくは算出して決定する。具体的には、入力された高さ変動量Δに対応した歪み補正データが補正データ記憶部59内に存在する場合にはその歪み補正データを選択し、存在しない場合には、補正データ記憶部59に記憶された歪み補正データに基づき、入力された高さ変動量Δに対応した歪み補正データを補間処理(スプライン補間または線形補間)によって算出する。
この歪み補正データは、例えば図7に示すように、撮影領域62内の全位置に対応した2次元補正ベクトルH(補正方向と補正量)からなる。画像補正処理部61は、補正データ決定部60によって決定された歪み補正データに基づいて、マーク照合部56から送出された基準マークMの画像データの歪みを補正する。この歪み補正がなされた基準マークMの画像データは、位置情報算出部63へ送出される。
位置情報算出部63は、図8に示すように、入力された画像データ中の基準マークM′の位置を、本来の(設計上の)基準マークMの位置と比較し、基準マークMの位置ずれベクトルSを算出する。この位置ずれベクトルSは、各基準マークMについて算出され、基板11の位置情報として、デジタル露光装置10の全体制御部70(図9参照)へ送出される。
次に、図9は、デジタル露光装置10の電気的構成を示す。デジタル露光装置10には、装置全体を制御する全体制御部70が設けられている。全体制御部70は、移動ステージ12を駆動するステージ駆動部71を制御してステージ移動を行わせるとともに、光源ユニット19及び画像処理ユニット21を制御して露光を行わせる。また、全体制御部70は、ステージ移動制御を行うとともに、アライメントユニット24の動作を制御し、アライメントユニット24から得た基板11の位置情報を、画像処理ユニット21内のフレームデータ生成部72に与え、基板11上の露光領域に対応するようにフレームデータの補正処理を実行させる。
画像処理ユニット21は、外部の画像データ出力装置73から出力されるラスター化された画像データを格納する画像データ記憶部74を備えている。画像データ記憶部74は、画像データ出力装置73から入力される画像データを記憶する。フレームデータ生成部72は、画像データ記憶部74に記憶された画像データに基づいてフレームデータを生成し、生成したフレームデータをDMDドライバ39に入力する。具体的には、フレームデータ生成部72は、DMD30の各マイクロミラー33の配置及び各露光ヘッド18の配置に応じて決まる露光エリア40内の各露光点の座標に基づいて、フレームデータを生成する。また、フレームデータ生成部72は、前述のように、アライメントユニット24によって検出される基板11の位置情報に基づき、位置ずれのない場合と同一の位置に露光点が形成されるように、フレームデータを補正する。
次に、以上のように構成されたデジタル露光装置10の露光動作を、図10の動作シーケンス図に基づいて説明を行う。基板11が移動ステージ12上に載置されると、移動ステージ12は、図10(A)に示すように、右方向に往路移動を開始する。この往路移動中、全体制御部70は、センサ26〜28により、移動ステージ12の位置を認識する。
図10(B)に示すように、移動ステージ12の移動方向先端がアライメントユニット24下に達すると、カメラ25が撮影を開始し、この撮影中に、センサ26により、基板11の上面位置の高さ変動量Δが検出される。図10(C)に示すように、移動ステージ12の移動方向後端がアライメントユニット24下に達すると、カメラ25による撮影が終了し、画像処理部54によって画像データが生成される。アライメントユニット24では、この画像データと高さ変動量Δとを用いて、前述の要領で、基準マークMの位置ずれ量Sが精度良く検出され、基板11の位置情報として、全体制御部70に送出される。
次いで、移動ステージ12は、左方向に復路移動を開始し、露光部17下を通過する際に、露光部17によって基板11上に露光が行われる。この露光位置は、アライメントユニット24によって計測された基板11の位置情報に基づいて、露光開始タイミングと露光データ(フレームデータ)の補正を行うことにより、調整される。
このように、デジタル露光装置10は、基板11のアライメント計測中に移動ステージ12の上下位置の調整を行うことなく、基板上面の高さ変動による基準マークMの位置ずれを補正することができるので、高精度な露光と同時に、高い処理効率(高スループット)を達成することができる。また、高さ変動による誤差を高精度に補正することができるため、カメラ25には、高精度なテレセントリック性は要求されない。
また、デジタル露光装置10は、上記の露光モードの他に、歪み補正データ作成モードを備えている。この歪み補正データ作成モードを実行するために、アライメントユニット24内には、図11に示すように、歪み補正データ作成部80が設けられている。この歪み補正データ作成部80は、マーク位置算出部81、補正ベクトル算出部82、及び演算処理部83からなる。この歪み補正データ作成モードは、従来のような校正用パターン(格子状配列されたマーク)が付された校正用基板を用いず、描画対象の基板11の基準マークMを用いることにより行われる。
歪み補正データ作成モード時にカメラ25によって撮影された基準マークMの画像データ(マーク画像)は、全体制御部70の制御に基づき、マーク抽出部55からマーク位置算出部81へ送出される。マーク位置算出部81は、画像データ中の基準マークMの位置を算出し、算出結果(マーク位置情報)を補正ベクトル算出部82へ入力する。補正ベクトル算出部82には、マーク位置情報とともに、基準マークMの撮影時にY方向センサ27及びX方向センサ28によって計測された移動ステージ12のXY位置情報(ステージ位置情報)が入力される。
この歪み補正データ作成モード時には、全体制御部70により、移動ステージ12のXY微動部12cが駆動され、撮影領域62に比して小さな移動ステップΔx,Δyで基板11が移動される。これに伴い、基準マークMは、図12に示すように、カメラ25の撮影領域62内において、中心位置から移動経路Rに沿って移動し、Δx,Δyずつ移動された各位置(格子状の各位置)にてカメラ25により撮影が行われる。なお、移動経路Rは、適宜変更可能である。
補正ベクトル算出部82は、各撮影時に得られるマーク位置情報とステージ位置情報との関係から補正ベクトルHを算出する。具体的には、図13に示すように、撮影により得られた基準マークM′の位置と、ステージ位置情報から決まる実際の基準マークMの位置との差分を計算し、補正ベクトルHを求める。つまり、撮影画像中における基準マークM′の移動ベクトルと、それに対するステージ移動ベクトルとの差分により補正ベクトルHを求める。補正ベクトル算出部82により算出された補正ベクトルHは、演算処理部83に入力される。
また、演算処理部83には、Z方向センサ26から基板11の上面位置の計測値(合焦位置からの高さ変動量Δ)が入力され、さらに、全体制御部70から撮影回数を含む撮影情報が入力される。カメラ25による基準マークMの撮影は、撮影ごとの誤差を補正するために複数回行われる。演算処理部83は、データ格納部84、平均化処理部85、及び補間処理部86からなり、データ格納部84は、補正ベクトル算出部82から入力された補正ベクトルHを格納する。データ格納部84には、撮影回数分の補正ベクトルHが格納され、平均化処理部85は、複数の撮影で得られた各補正ベクトルHを平均化する。補間処理部86は、補正ベクトルHをXY方向について補間処理(スプライン補間または線形補間)し、撮影領域62の全位置について補正ベクトルHを求め、歪み補正データを生成する。この歪み補正データは、高さ変動量Δに対応付けられて、前述の補正データ記憶部59に書き込まれる。
次に、歪み補正データ作成モード時におけるデジタル露光装置10の動作を、図14のフローチャートに基づいて説明する。まず、移動ステージ12上に基板11がセットされ、操作部(図示せず)により歪み補正データ作成モードが設定されると(ステップS1のYes判定)、基板11上の基準パターンMが各カメラ25の撮影領域62の略中心に位置するように移動ステージ12が移動される(ステップS2)。この撮影位置にて、移動ステージ12のZ微動部12dが駆動され、上面11aが所定位置(例えば、Δ=0の合焦位置)となるように、Z方向に位置調整が行われる(ステップS3)。この状態で、カメラ25により、基準マークMの撮影が行われ、全体制御部70の制御に基づき、マーク抽出部55によって抽出されたマーク画像により、マークデータ記憶部57内のマークデータが書き替えられ、マークデータが更新される(ステップS4)。
次いで、移動ステージ12のXY微動部12cが駆動され、図12に示す移動経路Rに沿って、基準マークMが中心位置からΔx,Δyずつ移動され、各位置にて、Y方向センサ27及びX方向センサ28により移動ステージ12のXY位置(つまり、基板11のXY位置)の検出が行われるとともに、カメラ25により基準マークMが所定回数ずつ撮影される(ステップS5)。次いで、補正ベクトル算出部82により、図13に示すように、撮影画像中における基準マークM′の移動ベクトルと、それに対するステージ移動ベクトル(基板移動ベクトル)との差分により補正ベクトルHが算出される(ステップS6)。そして、演算処理部83にて、補正ベクトルHの平均化処理が施され(ステップS7)、補間処理により撮影領域62の全位置について補正ベクトルHが算出される(ステップS8)。こうして、所定の高さ変動量Δに関する歪み補正データが作成され、作成された歪み補正データは、補正データ記憶部59に書き込まれる(ステップS9)。
この後さらに、Z微動部12dが駆動され、基板11の上面位置(つまり、高さ変動量Δ)がZ方向の複数の位置(例えば、Δ=+5μm、+10μm、−5μm、−10μmの各位置)に移動され(ステップS11)、各位置において、ステップS5〜S9の歪み補正データ作成処理が実施される。上記複数の位置について歪み補正データ作成処理が完了すると(ステップS10のYes判定)、移動ステージ12が初期位置に移動され(ステップS12)、歪み補正データ作成モードが終了する。なお、算出された歪み補正データをZ方向に補間処理することにより、Z方向の全位置について、歪み補正データを取得してもよい。
デジタル露光装置10は、このような歪み補正データ作成モードを備えることにより、経時変化によって生じる基準マークの検出誤差を適宜補正することができる。また、この歪み補正データ作成モードを実行するたびに、基板11に付された基準マークの撮影画像(マーク画像)によりマークデータ記憶部57のマークデータや歪み補正データ記憶部59のデータを更新するため、基準マークとして任意形状のマークを用いることができる。
また、上記実施形態では、基準マークを薄膜の凹凸によって形成しているが、これに限定されることなく、基準マークを印刷形成等の他の方法によって形成してもよい。
また、上記実施形態では、X方向センサ及びZ方向センサをレーザ変位計、Y方向センサをレーザ干渉式の測長器としているが、これに限定されることなく、他の方式の測長器としてもよい。
また、上記実施形態では、Z方向センサを各カメラに設けているが、これに限定されることなく、複数のカメラに対して1つのZ方向センサを設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、撮影を補助するための照明部をカメラ内に設けているが、これに限定されることなく、照明部の形態は種々の変形が可能である。また、種類の異なる複数の照明部を切り替え可能に設けてもよく、この場合は、照明の種類ごとに歪み補正データを作成することが好ましい。さらに、照明光の波長を可変としてもよく、この場合は、変更可能な波長ごとに歪み補正データを設けることが好ましい。
また、上記実施形態では、カメラ内に撮影素子及びレンズを固定配置しているが、これに限定されることなく、特開2007−10736号公報に示されるように、撮影素子及び/またはレンズを回動可能としてもよい。また、撮像素子を1次元イメージセンサとしてもよい。
また、上記実施形態では、本発明に係わる描画装置の一形態として、描画データに基づいて光ビームを変調することにより基板上に露光を行うデジタル露光装置を例示しているが、本発明はこれに限定されることなく、描画データに基づいてドット状のインクを射出して描画を行うインクジェット描画装置などに適用することも可能である。
デジタル露光装置の構成を示す概略斜視図である。 移動ステージの構成を示す概略側面図である。 露光ヘッドの構成を示す模式図である。 DMDの構成を示す概略斜視図である。 露光ヘッドによる基板上の露光エリアを示す概略斜視図である。 アライメントユニットの構成を示すブロック図である。 歪み補正データを構成する補正ベクトルを示す概略平面図である。 歪み補正がなされた基準マークと本来の基準マークとの位置関係の一例を示す図である。 デジタル露光装置の電気的構成を示すブロック図である。 デジタル露光装置の動作シーケンスを示す概略平面図である。 歪み補正データ作成部の構成を示すブロック図である。 移動ステージの移動に伴う基準マークの移動経路を示す概略平面図である。 基準マークの撮影画像を示す図である。 歪み補正データ作成モードを説明するフローチャートである。
符号の説明
10 デジタル露光装置
11 基板
11a 上面
12 移動ステージ(移動手段)
12c XY微動部(水平微動手段)
12d Z微動部(垂直微動手段)
15 ガイドレール
17 露光部(描画手段)
18 露光ヘッド
19 光源ユニット
21 画像処理ユニット
24 アライメントユニット
25 カメラ(撮影手段)
26 Z方向センサ(上下位置計測手段)
27 Y方向センサ(ステージ位置検出手段)
28 X方向センサ(ステージ位置検出手段)
30 DMD
39 DMDドライバ
40 露光エリア(描画領域)
50 照明部
51 ハーフミラー
52 テレセントリックレンズ
53 撮像素子
54 画像処理部
55 マーク抽出部
56 マーク照合部
57 マークデータ記憶部
58 歪み補正部
59 補正データ記憶部(記憶手段)
60 補正データ決定部(決定手段)
61 画像補正処理部
63 位置情報算出部
70 全体制御部(撮影制御手段、制御手段)
72 フレームデータ生成部(描画位置調整手段)
80 歪み補正データ作成部
81 マーク位置算出部(マーク位置算出手段)
82 補正ベクトル算出部(補正ベクトル算出手段)
83 演算処理部
84 データ格納部
85 平均化処理部(平均化処理手段)
86 補間処理部(補間処理手段)

Claims (13)

  1. 撮影手段により、ステージに載置された基板上に形成された基準マークを略垂直上方から撮影し、撮影画像に基づいて前記基準マークの位置を計測するに先立ち、前記撮影画像に歪み補正データを適用することにより前記基準マークの計測誤差を補正する基準位置計測装置において、
    撮影光軸に対して略垂直な水平面内で、前記ステージを前記撮影手段の撮影領域に比して小さな移動ステップで移動させる水平微動手段と、
    前記水平微動手段により前記ステージが移動されるたびに、前記撮影手段に前記基板上に形成された基準マークの撮影を行わせる撮影制御手段と、
    前記水平微動手段により移動される前記ステージの位置情報を検出するステージ位置検出手段と、
    前記撮影手段の撮影画像に基づき、前記基準マークの位置情報を算出するマーク位置算出手段と、
    前記ステージ位置検出手段によって検出される前記基板の位置情報と前記マーク位置算出手段によって算出される前記基準マークの位置情報とに基づき、歪み補正データを算出する歪み補正データ算出手段と、
    前記歪み補正データ算出手段によって算出される歪み補正データを記憶する記憶手段と、
    を備えたことを特徴とする基準位置計測装置。
  2. 前記歪み補正データ算出手段は、前記各移動ステップにおける前記基準マークの移動ベクトルと前記ステージの移動ベクトルとの差分により補正ベクトルを算出する補正ベクトル算出手段と、前記補正ベクトル算出手段により算出された補正ベクトルを用いて補間処理を行い、前記撮影領域内の各位置の補正ベクトルを算出する補間処理手段とを備え、
    前記歪み補正データは、前記撮影領域内の全位置に対応した前記補正ベクトルからなることを特徴とする請求項1に記載の基準位置計測装置。
  3. 前記撮影制御手段は、前記水平微動手段により前記ステージが移動されるたびに、前記撮影手段に前記基準マークの撮影を複数回行わせることを特徴とする請求項1または2に記載の基準位置計測装置。
  4. 前記歪み補正データ算出手段は、前記各移動ステップにおいて得られる複数の補正ベクトルを平均化処理する平均化処理手段を備えることを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の基準位置計測装置。
  5. 撮影光軸に略平行な垂直方向に沿った複数の位置に前記ステージを移動させる垂直微動手段と、
    前記基準マークの前記垂直方向に関する位置を計測する上下位置計測手段と、
    前記垂直微動手段によって移動される各位置において、前記撮影制御手段、ステージ位置検出手段、マーク移動量算出手段、及び歪み補正データ算出手段を動作させ、算出された歪み補正データを、前記上下位置計測手段の計測値に対応付けて前記記憶手段に記憶させる制御手段と、
    前記撮影画像に歪み補正データを適用して補正を行う際に、前記上下位置計測手段の計測値に応じて、適した歪み補正データを前記記憶手段から選択もしくは算出して決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載の基準位置計測装置。
  6. 前記撮影手段は、テレセントリック光学系を備えていることを特徴とする請求項1から5いずれか1項に記載の基準位置計測装置。
  7. 請求項1から6いずれか1項に記載の基準位置計測装置と、
    描画データに基づき、描画領域を通過する基板に対して順次に描画を行う描画手段と、
    前記描画領域を通過するように前記基板を前記描画手段に対して相対的に移動させる移動手段と、
    前記基準位置計測装置により計測された基準マークの位置に基づき、前記基板上への描画位置を調整する描画位置調整手段と、
    を備えたことを特徴とする描画装置。
  8. 前記描画位置調整手段は、前記基準位置計測装置により計測された基準マークの位置に基づき、前記描画データを補正することを特徴とする請求項7に記載の描画装置。
  9. 前記移動手段は、前記基板を載置して一次元軌道上を移動するステージからなり、前記基準位置計測装置及び前記描画手段は、前記一次元軌道上に固定配置されていることを特徴する請求項7または8に記載の描画装置。
  10. 前記描画手段は、前記基板に対して露光を行うものであることを特徴とする請求項7から9いずれか1項に記載の描画装置。
  11. 前記描画手段は、前記描画データに基づいて入射光を変調するデジタルマイクロミラーデバイスを備えていることを特徴とする請求項10に記載の描画装置。
  12. 前記描画手段は、前記デジタルマイクロミラーデバイスを備えた露光ヘッドを、前記基板の移動経路に対して直交する方向に複数列配設したものであることを特徴とする請求項11に記載の描画装置。
  13. ステージに載置された基板上に形成された基準マークを略垂直上方から撮影し、撮影画像に基づいて前記基準マークの位置を計測するに先立ち、前記撮影画像に歪み補正データを適用することにより前記基準マークの計測誤差を補正する基準位置計測方法において、
    撮影光軸に対して略垂直な水平面内で、前記ステージを前記撮影手段の撮影領域に比して小さな移動ステップで移動させながら、前記基板上に形成された基準マークの撮影を行うとともに、前記ステージの位置情報の検出を行い、撮影画像に基づいて算出した前記基準マークの位置情報と前記ステージの位置情報とに基づき、前記歪み補正データを算出することを特徴とする基準位置計測方法。
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