JP2007032989A - ドラム式製氷機 - Google Patents

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敦 杉田
Fumio Maruyama
文雄 丸山
Norihiro Yoshikawa
範洋 吉川
Akira Suyama
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Abstract

【課題】製氷ドラムの回転軸への露付きを抑制する。
【解決手段】ドラム式製氷機11は、製氷タンク12に貯留した製氷水に一部を浸漬した状態で水平軸回りに回転する製氷ドラム30を備えている。そして、冷凍系20から冷媒を製氷ドラム30に供給して冷却すると共に、該製氷ドラム30を回転してドラム外表面に氷を生成する。製氷ドラム30の第1回転軸36は、冷凍系20からの冷媒を、製氷ドラム30の内部に形成した冷媒流通路Rに供給する供給経路IRと、冷媒流通路Rを循環した冷媒を冷凍系20に返送する帰還経路ORとを備えている。また、第1回転軸36において、供給経路IRにおける冷媒流通路Rへの連通部位に、冷媒の流れに対して抵抗となる減圧手段である細孔40が設けられる。
【選択図】図2

Description

この発明は、製氷タンクに貯留した製氷水中に製氷ドラムの一部を浸漬して回転すると共に、製氷ドラムの内部に冷媒を供給することで、該ドラムの表面に氷を生成するドラム式製氷機に関するものである。
多量の氷塊を生成する手段として、特許文献1に示すようなドラム式製氷機がある。図4に示すように、ドラム式製氷機10は、製氷タンク12の内部に円筒状の製氷ドラム14が回転自在に配設されると共に、製氷タンク12内には、製氷ドラム14の一部が浸漬する水位で製氷水が貯留されている。そして、圧縮機CM、凝縮器CNおよび膨張弁EV等を冷媒配管20aで接続した冷凍系20から、冷媒を製氷ドラム14の内部に供給して冷却しながら、製氷ドラム14を回転することで、その表面(外周面)に層状の氷を成長させるよう構成される。また製氷タンク12には、その刃先を製氷ドラム14の表面に近接してカッタ(図示せず)が配設されており、回転する製氷ドラム表面の氷を該カッタで剥ぎ取り、この剥がれた氷片を貯氷庫(図示せず)に放出するよう構成される。
前記製氷ドラム14は、各端面から突出する一対の回転軸14a,14bを図示しない軸受で夫々支持すると共に、回転軸14a,14bの何れか一方に駆動機構(図示せず)を接続し、この駆動機構により製氷ドラム14を回転するようになっている。また、製氷ドラム14には、その外表面が製氷面となるドラムアウター16の内側にドラムインナー18を同軸的に配設することで、内周面に沿って冷媒流通路Rが画成されている。更に、一方の回転軸14aには供給経路IRが設けられ、この供給経路IRは冷凍系20における膨張弁EVの下流側に連結されると共に、冷媒流通路Rの上流側に連結されている。これに対し、他方の回転軸14bには帰還経路ORが設けられ、この帰還経路ORは冷媒流通路Rの下流側に連結されると共に、冷凍系20における圧縮機CMの上流側に連結されている。そして、製氷運転に際して、冷凍系20から冷媒が一方の回転軸14aの供給経路IRに供給され、この供給経路IRを介して冷媒流通路Rに導かれ、該冷媒流通路Rを螺旋状に循環する過程で製氷ドラム14を冷却した冷媒は、他方の回転軸14bの帰還経路ORを介して冷凍系20に戻るようになっている。
特公昭56−18865号公報
前述したドラム式製氷機では、前記供給経路IRの上流側の膨張弁EVを十分に絞ることで、供給経路IRには冷たい冷媒が供給されるようになっている。このため、供給経路IRを流通する冷媒により回転軸14aが冷却されて露が付着し、この露に起因して回転軸14aを支える軸受や、ギアボックス等の駆動機構に錆びを生じ、これらの寿命を縮めてしまう弊害がある。ドラム式製氷機は、両方の回転軸14a,14bに冷媒の経路IR,ORが夫々形成してあるから、駆動機構と冷媒の経路IR,ORとの干渉を回避するために回転軸14a,14bが大型化するので、スペースを広く必要とする難点が指摘される。
すなわち本発明は、従来の技術に係るドラム式製氷機に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、回転軸への露付きを抑制し得ると共に、回転軸を小型化し得るドラム式製氷機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明のドラム式製氷機は、
製氷タンクに貯留した製氷水に一部を浸漬した状態で水平軸回りに回転する製氷ドラムを備え、冷凍系から冷媒を製氷ドラム内に供給して冷却すると共に、該製氷ドラムを回転してドラム外表面に氷を生成するドラム式製氷機において、
前記製氷タンクに対して製氷ドラムを回転自在に支持する回転軸に、前記冷凍系からの冷媒が供給される供給経路が形成され、
前記供給経路と前記製氷ドラムの内部に形成した冷媒流通路とを、冷媒の流れに対して抵抗となる減圧手段を介して連通するよう構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、製氷ドラムの回転軸に形成した供給経路と冷媒流通路とを、冷媒の流れに対して抵抗となる減圧手段を介して連通するよう構成したから、供給経路を流通する冷媒の温度を比較的高く設定し得るので、回転軸の露付きを回避し得る。従って、露に起因して回転軸を支える軸受や、ギアボックス等の駆動機構に錆びを生じることはないから、これらの寿命を向上し得る。
請求項2に係る発明は、請求項1記載のドラム式製氷機において、前記製氷ドラムの軸方向両端に回転軸が配設され、一方の回転軸にのみ前記供給経路および減圧手段が設けられると共に、該一方の回転軸には、前記冷媒流通路を循環した冷媒を冷凍系に返送する帰還経路が設けられる。
請求項2に係る発明によれば、一方の回転軸に冷凍系に接続する供給経路と帰還経路とを纏めることで、他方の回転軸を小型化することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または2記載のドラム式製氷機において、前記減圧手段は、前記供給経路の流通面積より小さく設定した細孔とされる。
請求項3に係る発明によれば、減圧手段を、供給経路の流通面積より小さく設定した細孔としたから、簡単な構成となる。
請求項4に係る発明は、請求項2記載のドラム式製氷機において、前記一方の回転軸は、前記帰還経路の外側に供給経路を同軸的に設けた2重構造とされる。
請求項4に係る発明によれば、一方の回転軸を、帰還経路の外側に供給経路を同軸的に設けた2重構造とすることで、供給経路を流通する冷媒と循環経路を流通する冷媒との間で熱交換させて、冷凍能力を向上し得る。
本発明に係るドラム式製氷機によれば、回転軸への露付きを抑制し得ると共に、回転軸を小型化し得る。
次に、本発明に係るドラム式製氷機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、図4に示したドラム式製氷機の構成要素と同一の要素については、同一の符号を使用して詳細な説明は省略する。
図1に示すように、実施例のドラム式製氷機11は、所定量の製氷水を貯留した製氷タンク12と、この製氷タンク12の内部において製氷水に一部を浸漬した状態で水平軸回りに回転自在に配設した円筒状の製氷ドラム30とからなる製氷機構を備えている。製氷タンク12には、壁面に外部水道系から導出する給水管(図示せず)が連通接続する給水口22が設けられ、給水管に介挿した図示しない給水弁を開放することで、製氷タンク12の内部に給水口22から製氷水(水道水)を供給するようになっている。また製氷タンク12の内部には、製氷水の貯留量(水位)を検知するためのフロートスイッチ等の水位センサ24が配設され、該センサ24による水位の検知状況に応じて給水弁を開閉制御することで、製氷タンク12内の水位を一定に保つよう構成される。
前記製氷タンク12の一側方(図1の右側)に、下方に設けた貯氷庫(図示せず)に連通するシュート26が配設され、このシュート26と製氷タンク12とは、該タンク12の右側面上部で連通するよう構成される。また製氷タンク12には、シュート26が連通する部位における相対する壁面間に、製氷ドラム30において製氷水から出ている外表面に刃先を向けてカッタ28が配設される。このカッタ28は、製氷運転において製氷ドラム30を回転した際に、製氷ドラム30の外表面に生成された氷に突当たり、氷を薄く剥ぎ取るようになっている。このカッタ28の上面には、製氷ドラム30から離間するにつれて下方傾斜するスロープ29が設けられ、カッタ28により剥ぎ取られた氷片は、カッタ上面およびスロープ29を滑ってシュート26に案内されるよう構成される。
前記製氷ドラム30は、外側に位置して、製氷水に接する外表面が製氷面となるドラムアウター32と、このドラムアウター32の内側に同軸的に挿入され、ドラムアウター32の内周面との間に冷媒流通路Rを画成するドラムインナー34とから構成される(図2参照)。ドラムアウター32は、アルミニウムまたはアルミニウム合金、ステンレス鋼、チタニウム、銅または銅合金等の熱伝導性がよい金属材料から構成され、特に耐食性に優れた合金番号5083のアルミニウム合金(アルミニウム5083)が好適に採用される。また、製氷ドラム30(ドラムアウター32)の外表面には、電解条件として、硫酸、クロム酸、シュウ酸−ギ酸系浴等を適宜選択したクラックレスアルマイト処理が施され、酸化アルミニウムの耐食性被膜により保護されている。更に、製氷ドラム30における耐食性被膜の外表面には、フッ素樹脂によりコーティングが施され、氷塊の剥離性を向上してある。なお、ドラムインナー34は、熱伝導性が低い樹脂等の材料からなり、耐食性被膜を形成したドラムアウター32を加熱して膨張させた状態で、冷却したドラムインナー34をドラムアウター32の内側に挿入することで製氷ドラム30が組立てられる。
前記製氷ドラム30の内部には、ドラムアウター32の内周面に沿って熱交換部Rbが形成され、この熱交換部Rbの始端に冷媒を導く供給部Raが、後述する第1回転軸36の供給経路IRと熱交換部Rbとに連通して製氷ドラム30の半径方向に延在している。また、製氷ドラム30の内部には、後述する第1回転軸36の帰還経路ORに連通する返送部Rdが、その中心に軸方向に沿って形成されると共に、熱交換部Rbの終端と返送部Rdの始端とが、後述する第2回転軸38側に位置して、製氷ドラム30の半径方向に延在する接続部Rcで連通されている。そして冷媒は、製氷ドラム30の内部において、供給部Ra、熱交換部Rb、接続部Rcおよび返送部Rdからなる冷媒流通路Rを、この順序で循環するようになっている。なお、熱交換部Rbは、ドラムアウター32の内周面に螺旋状に画成され、冷媒が製氷ドラム30の内周面に沿って螺旋状に流通してドラムアウター32の全周を冷却し得るよう構成される。
前記製氷ドラム30には、軸方向の各端面の中心から回転軸36,38が外方へ向けて夫々延出形成され、製氷ドラム30は、各回転軸36,38を製氷タンク12における相対する壁面に設けた軸受に夫々支持した状態で水平に配設される。また、冷凍系20において、製氷ドラム30は、膨張弁EVの下流側で、かつ圧縮機CMの上流側に位置し、冷媒配管20aを介して膨張弁EVおよび圧縮機CMに接続されている。製氷ドラム30は、圧縮機CMから吐出した気化冷媒を、冷却ファンFMで冷却した凝縮器CNで液化し、膨張弁EVである程度の減圧して製氷ドラム30の内部に供給することで、冷却されるようになっている。
一方の回転軸(第1回転軸)36は、冷凍系20からの冷媒を、製氷ドラム30の内部に導いて冷媒流通路Rに供給する供給経路IRと、冷媒流通路Rを循環して製氷ドラム30と熱交換した冷媒を冷凍系20に返送する帰還経路ORとを備えている(図3参照)。第1回転軸36において、供給経路IRにおける冷媒流通路Rへの連通部位には、冷媒の流れに対して抵抗となる減圧手段が設けられ、実施例では供給経路IRの流通面積より小さく設定した細孔40が、供給経路IRと冷媒供給通路Rとを隔てる壁に開設されている。第1回転軸36は、一端が製氷タンク12から突出すると共に、他端が製氷ドラム30の内側に突出しており、その中心に軸方向に沿って帰還経路ORが画成され、この帰還経路ORの外側に供給経路IRを同軸的に設けた2重構造となっている。なお、他方の回転軸(第2回転軸)38は、駆動機構Mに連結され、この駆動機構Mの回転を伝達して製氷ドラム30を回転するよう構成される。
前記第1回転軸36には、製氷ドラム30から突出した位置に、供給経路IRの始端に連通する供給口36aが半径方向に開設され、この供給口36aに冷凍系20の膨張弁EVに連通する冷媒配管20aが連通するように配置される。また第1回転軸36は、該第1回転軸36の周面における製氷ドラム30の内側に突出する位置に、冷媒流通路Rの始端である供給部Raに臨むと共に、供給経路IRの終端に連通する細孔40が開設されている。更に、第1回転軸36において、製氷タンク12から突出した一方の端面中央には、冷凍系20の圧縮機CMに連通する冷媒配管20aが接続され、製氷ドラム30の内側に突出した他方の端面には、冷媒流通路Rの終端である返送部Rdが接続されている。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係るドラム式製氷機の作用について説明する。ドラム式製氷機11の製氷運転を開始すると、駆動機構Mが駆動されて、第2回転軸38を介して製氷ドラム30が連続回転される。同時に冷凍系20も駆動され、圧縮機CMから吐出した気化冷媒を、冷却ファンFMで冷却した凝縮器CNで液化し、この液化冷媒が膨張弁EVである程度減圧されて、第1回転軸36の供給口36aを介して供給経路IRに導入される。冷媒は、供給経路IRを第1回転軸36の軸方向に沿って製氷ドラム30の内部に流通し、細孔40で更に減圧されて冷媒流通路Rの供給部Raに供給される。そして冷媒は、熱交換部Rbを第1回転軸36側から第2回転軸38側へ流通していく過程で順次気化し、ドラムアウター32と熱交換することで、製氷ドラム30の外表面を冷却する。熱交換部Rbにおいて製氷ドラム30と熱交換した冷媒は、第2回転軸38側に設けた接続部Rcを介して返送部Rdに到来し、この返送部Rdを第2回転軸38側から第1回転軸36側へ向けて流通し、第1回転軸36の帰還経路ORから冷凍系20へ返送される。ここで、製氷ドラム30における製氷水に浸漬している部分では、製氷ドラム30の冷却に伴って、その表面に層状の氷が成長し、該ドラム30の回転によって氷が製氷水から外部に出ると、過冷却されて水分を含まない乾いた氷となる。そして、この氷がカッタ28で剥ぎ取られて薄い鱗状の氷片となり、スロープ29上を滑ってシュート26に案内され、該シュート26内を落下して貯氷庫に放出される。
このように、ドラム式製氷機11では、冷凍系20の膨張弁EVだけでなく、この膨張弁EVの下流側において、第1回転軸36に設けた供給経路IRと製氷ドラム30の冷媒流通路Rとの連結部位に減圧手段である細孔40を設けてあるから、膨張弁EVによる管路の絞り状態を緩くすることができる。すなわち、膨張弁EVでの冷媒の流通抵抗を大きく設定しなくても、冷媒を冷媒流通路Rに供給する際に、細孔40の流通抵抗により冷媒流通路Rの圧力を低く維持し得る。従って、膨張弁EVによる管路の絞り状態を緩くすることで、第1回転軸36の供給経路IRを流通する際に、冷媒の気化量が少なく温度低下を抑制し得るから、第1回転軸36が冷却され難く、該第1回転軸36への露付きを回避し得る。そして、第1回転軸36自体や第1回転軸36を支える軸受等が錆付くことなく、これらの寿命を向上することができる。
また、第1回転軸36に冷凍系20に接続する供給経路IRおよび帰還経路ORを纏めて設けることで、他方の第2回転軸38に、冷媒配管20aとの干渉を考慮することなく駆動機構Mを接続することができる。すなわち、第2回転軸38を小型化することができるので、全体として省スペース化を図り得る。更に第1回転軸36は、帰還経路ORの外側に供給経路IRを同軸的に設けた2重構造にしてあるから、供給経路IRを流通する比較的温度の高い冷媒と、帰還経路ORを流通する比較的温度の低い冷媒とを熱交換し、圧縮機CMに比較的温度の高い冷媒を導入できるので、全体として冷凍能力を向上し得る。しかも、前述した如く、膨張弁EVによる冷媒の減圧状態を低減し得るから、供給経路IRを流通する冷媒温度が高いので、帰還経路ORを流通する冷媒との熱交換による作用を大きくすることができる。
前記製氷ドラム30のドラムアウター32を構成する材料として、耐食性に優れたアルミニウム5083を採用しているから、製氷水に接する部位であるドラムアウター32が錆び難く、清掃等の管理の手間を省けると共に、寿命を向上することができる。また、ドラムアウター32が高い耐食性を有するので、製氷水としては水道水に限られず、海水等の腐食性液体を使用することができる。更に、アルミニウム5083は、鋼の2倍程度の高い熱伝導率を有するので、ドラムアウター32とドラムインナー34との間に画成した冷媒流通路Rを流通する冷媒との間で好適に熱交換し得るから、製氷能力を向上し得る。
ところで、製氷ドラム30は、ドラムアウター32を加熱して膨張させた状態で、ドラムインナー34をドラムアウター32に挿入して組付ける都合上、ドラムアウター32の外表面に通常のアルマイト処理で耐食性被膜を形成すると、加熱に伴ってクラックが生じる虞れがある。実施例では、製氷ドラム30の製氷面の保護手段として、クラックレスアルマイト処理により形成した耐食性被膜を採用しているから、得られた耐食性被膜は、折曲げ等の機械的強度および耐熱性に優れているのでクラックが生じ難い。すなわち、製氷ドラム30の錆びを好適に防止し得るので、清掃等の管理の手間を省けると共に、寿命を向上することができる。
前記製氷ドラム30の外表面には、耐食性被膜の表面にフッ素樹脂がコーティングされているので、このフッ素樹脂膜により滑り性が良くなり、該ドラム30に生成した氷塊の剥離性を向上し得ると共に、摩耗に対して高い耐性を示す。また、フッ素樹脂膜は、水や油等を弾く高い非濡れ性を有しているから、汚れ難く、清掃の手間を軽減し得る。
本願発明では、実施例で説明したドラム式製氷機に限定されず、以下のように変更することもできる。
(1)実施例の減圧手段として、オリフィスのような細孔を採用したが、冷媒の流れに対して抵抗となり、供給経路と冷媒流通路との間に圧力差を生じさせるものであれば、例えば、絞り弁や毛細管やその他手段を用いることができる。
(2)実施例では、一方の回転軸を供給経路の内側に帰還経路を設けた2重構造としたが、2重構造ではなく、一方の経路に沿わせて他方の経路を設ける構成であってもよい。
(3)実施例では、一方の回転軸に供給経路と帰還経路とを備える構成であるが、一方の回転軸に供給経路を設け、他方の回転軸に帰還経路を設ける構成であってもよい。
本発明の好適な実施例に係るドラム式製氷機を示す側断面図である。 実施例のドラム式製氷機を示す概略図である。 実施例のドラム式製氷機の要部を示す断面図である。 従来のドラム式製氷機を示す概略図である。
符号の説明
12 製氷タンク,20 冷凍系,30 製氷ドラム,36 第1回転軸(一方の回転軸),
38 第2回転軸(他方の回転軸),40 細孔(減圧手段),R 冷媒流通路,
IR 供給経路,OR 帰還経路

Claims (4)

  1. 製氷タンク(12)に貯留した製氷水に一部を浸漬した状態で水平軸回りに回転する製氷ドラム(30)を備え、冷凍系(20)から冷媒を製氷ドラム(30)内に供給して冷却すると共に、該製氷ドラム(30)を回転してドラム外表面に氷を生成するドラム式製氷機において、
    前記製氷タンク(12)に対して製氷ドラム(30)を回転自在に支持する回転軸(36)に、前記冷凍系(20)からの冷媒が供給される供給経路(IR)が形成され、
    前記供給経路(IR)と前記製氷ドラム(30)の内部に形成した冷媒流通路(R)とを、冷媒の流れに対して抵抗となる減圧手段(40)を介して連通するよう構成した
    ことを特徴とするドラム式製氷機。
  2. 前記製氷ドラム(30)の軸方向両端に回転軸(36,38)が配設され、一方の回転軸(36)にのみ前記供給経路(IR)および減圧手段(40)が設けられると共に、該一方の回転軸(36)には、前記冷媒流通路(R)を循環した冷媒を冷凍系(20)に返送する帰還経路(OR)が設けられている請求項1記載のドラム式製氷機。
  3. 前記減圧手段は、前記供給経路(IR)の流通面積より小さく設定した細孔(40)である請求項1または2記載のドラム式製氷機。
  4. 前記一方の回転軸(36)は、前記帰還経路(OR)の外側に供給経路(IR)を同軸的に設けた2重構造とされる請求項2記載のドラム式製氷機。
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