JP2007033012A - ドラム式製氷機 - Google Patents

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Atsushi Sugita
敦 杉田
Fumio Maruyama
文雄 丸山
Kazuyoshi Seki
和芳 関
Norihiro Yoshikawa
範洋 吉川
Akira Suyama
朗 陶山
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Abstract

【課題】製氷ドラムにおいて、軸方向に略均一な厚さで氷を生成する。
【解決手段】ドラム式の製氷機の製氷ドラム30は、中空円筒状のドラムアウター32と、このドラムアウター32の内側に配設したドラムインナー34とから構成される。ドラムインナー34の周面には、凹溝34aが形成され、ドラムアウター32の内周面と凹溝34aとで、その直線部分が軸方向に沿って延在し、所定回数往復する蛇行状に形成した冷媒流通路Rが画成される。製氷運転に際して、冷媒流通路Rに沿って、製氷ドラム30の軸方向に冷媒が流通する。
【選択図】図3

Description

この発明は、製氷タンクに貯留した製氷水中に製氷ドラムの一部を浸漬して回転すると共に、製氷ドラムの内部に冷媒を供給することで、該ドラムの表面に氷を生成するドラム式製氷機に関するものである。
多量の氷片を生成する手段として、特許文献1に示すようなドラム式製氷機がある。図7に示すように、ドラム式製氷機10は、製氷タンク12の内部に円筒状の製氷ドラム14が回転自在に配設されると共に、製氷タンク12内には、製氷ドラム14の一部が浸漬する水位で製氷水が貯留されている。そして、圧縮機CM、凝縮器CNおよび膨張弁EV等を冷媒配管20aで接続した冷凍系20から冷媒を製氷ドラム14の内部に供給して冷却しながら製氷ドラム14を回転することで、その表面(外周面)に層状の氷Cを成長させるよう構成される。また製氷タンク12には、その刃先を製氷ドラム14の表面に近接してカッタ28が配設されており、回転する製氷ドラム表面の氷Cを該カッタ28で剥ぎ取り、この剥がれた氷片を貯氷庫(図示せず)に放出するよう構成される。
前記製氷ドラム14は、軸方向の各端面から突出する回転軸14a,14bを図示しない軸受で夫々支持すると共に、回転軸14a,14bの何れか一方に駆動機構(図示せず)を接続し、この駆動機構により製氷ドラム14が回転されるようになっている。また、製氷ドラム14には、その外表面が製氷面となるドラムアウター16の内側にドラムインナー18を同軸的に配設することで、内周面に沿って冷媒流通路Rが画成されている。この冷媒流通路Rは、製氷ドラム14の周方向に渦巻く螺旋状に形成されている。更に、一方の回転軸14aには供給経路IRが設けられ、この供給経路IRは冷凍系20における膨張弁EVの下流側に連結されると共に、冷媒流通路Rの上流側に連結されている。これに対し、他方の回転軸14bには帰還経路ORが設けられ、この帰還経路ORは冷媒流通路Rの下流側に連結されると共に、冷凍系20における圧縮機CMの上流側に連結されている。そして、製氷運転に際して、冷凍系20から冷媒が一方の回転軸14aの供給経路IRに供給され、この供給経路IRを介して冷媒流通路Rに導かれ、該冷媒流通路Rを螺旋状に循環する過程で製氷ドラム14を冷却した冷媒は、他方の回転軸14bの帰還経路ORを介して冷凍系20に戻るようになっている。
特公昭56−18865号公報
製氷ドラム14において、冷媒は冷媒流通路Rを一方の回転軸14a側から他方の回転軸14b側へ向けて螺旋状に流通するから、製氷ドラム14における一方の回転軸14a側が優先的に冷却される。すなわち、製氷ドラム14において、冷媒の流通始端となる一方の回転軸14a側と冷媒の流通終端となる他方の回転軸14b側とでは、製氷面の冷却具合が異なってしまう難点が指摘される。よって、製氷ドラム14の製氷面に生成される氷Cの厚さも、一方の回転軸14aから他方の回転軸14bに向かうにつれて薄くなるように生成され、製氷ドラム14の軸方向に均一の厚さで氷が形成されない。そして、製氷ドラム14の軸方向に沿って延在するカッタ28で氷Cを剥離する際に、該カッタ28に負荷が偏ってかかるので、カッタ28が変形したり、偏って摩耗等してしまう問題が生じる。
すなわち本発明は、従来の技術に係るドラム式製氷機に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、製氷ドラムの軸方向に均一に氷を生成し得るドラム式製氷機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明のドラム式製氷機は、
製氷タンクに貯留した製氷水に一部を浸漬した状態で水平軸回りに回転する製氷ドラムを備え、冷凍系からの冷媒を製氷ドラム内に供給して冷却すると共に、該製氷ドラムを回転させることでドラム外表面に氷を生成するようにしたドラム式製氷機において、
前記製氷ドラムの内部に、前記冷媒が該製氷ドラムの内周面に沿って軸方向に流通する冷媒流通路を設けたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、冷媒流通路を冷媒が軸方向に流通するように形成することで、製氷ドラムの軸方向に亘って略均一に冷却し得るから、製氷ドラムの外表面における軸方向に亘って略均一の厚さで氷を生成することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1記載のドラム式製氷機において、前記冷媒流通路は、前記製氷ドラムの内周面において直線部分が軸方向に沿って延在するよう所定回数往復する蛇行状に形成され、該冷媒流通路における冷媒の流通始端が、製氷ドラムにおいて冷凍系における冷媒供給側の冷媒配管を接続する側に位置すると共に、流通終端が冷凍系における冷媒返送側の冷媒配管を接続する側と反対側に位置するように設定される。
請求項2に係る発明によれば、製氷ドラムにおいて冷媒流通路における冷媒の流通始端を、冷凍系における冷媒供給側の冷媒配管を接続する側に位置するように設定してあるから、冷媒流通路の流通始端と冷媒供給側の冷媒配管との連通経路を短くすることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1記載のドラム式製氷機において、前記冷媒流通路は、前記製氷ドラムの内周面において直線部分が軸方向に沿って延在するよう所定回数往復する蛇行状に形成され、該冷媒流通路における冷媒の流通始端が、製氷ドラムにおいて冷凍系における冷媒供給側の冷媒配管を接続する側に位置すると共に、流通終端が冷凍系における冷媒返送側の冷媒配管を接続する側に位置するように設定される。
請求項3に係る発明によれば、製氷ドラムにおいて冷媒流通路における冷媒の流通終端を、冷凍系における冷媒返送側の冷媒配管を接続する側に位置するように設定してあるから、冷媒流通路の流通終端と冷媒返送側の冷媒配管との連通経路を短くすることができる。
請求項4に係る発明は、請求項3記載のドラム式製氷機において、前記冷媒流通路は、冷媒を製氷ドラムの軸方向に一往復するように流通させる流通路部を、製氷ドラムの周方向に離間して複数形成することで構成される。
請求項4に係る発明によれば、冷媒流通路を、製氷ドラムの軸方向に一往復するように流通させる流通路部を、製氷ドラムの周方向に離間して複数形成することで、冷媒流通路の長さを短く、かつ曲りを最小限として、冷媒の流通抵抗を最小限に抑えることができるから、冷媒の圧力損失を低減して、冷凍能力を向上し得る。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れかに記載のドラム式製氷機において、前記製氷ドラムは、外殻をなす中空円筒状のドラムアウターと、該ドラムアウターの内側に配設したドラムインナーとから構成され、該ドラムアウターの内周面と該ドラムインナーの周面に形成した凹溝とで冷媒流通路が画成され、
前記ドラムインナーには、冷媒流通路における冷媒の流通始端に連通すると共に、前記製氷ドラムの軸方向一方の端面に設けた回転軸に形成されて、冷凍系が供給される供給経路に接続する供給部と、冷媒流通路における冷媒の流通終端に連通すると共に、該回転軸または軸方向他方の端面に設けた回転軸に形成されて冷媒を冷凍系に返送する帰還経路に接続する返送部とが形成される。
請求項5に係る発明によれば、ドラムアウターの内側に、周面に凹溝を形成したドラムインナーを配設する簡単な構成だけで、製氷ドラムの内周面に沿って冷媒流通路を画成することができる。
本発明に係るドラム式製氷機によれば、製氷ドラムの外表面において軸方向に亘って略均一に氷を生成し得る。
次に、本発明に係るドラム式製氷機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、図7に示したドラム式製氷機の構成要素と同一の要素については、同一の符号を使用して詳細な説明は省略する。
図1に示すように、実施例1のドラム式製氷機11は、所定量の製氷水を貯留した製氷タンク12と、この製氷タンク12の内部において製氷水に一部を浸漬した状態で水平軸回りに回転自在に配設した円筒状の製氷ドラム30とからなる製氷機構を備えている。製氷タンク12には、壁面に外部水道系から導出する給水管(図示せず)に連通接続する給水口22が設けられ、給水管に介挿した図示しない給水弁を開放することで、製氷タンク12の内部に給水口22から製氷水(水道水)を供給するようになっている。また製氷タンク12の内部には、製氷水の貯留量(水位)を検知するためのフロートスイッチ等の水位センサ24が配設され、該センサ24による水位の検知状況に応じて給水弁を開閉制御することで、製氷タンク12内の水位を一定に保つよう構成される。
前記製氷タンク12の一側方(図1の右側)に、下方に設けた貯氷庫(図示せず)に連通するシュート26が配設され、このシュート26と製氷タンク12とは、該タンク12の右側面上部で連通するよう構成される。また製氷タンク12には、シュート26が連通する部位における相対する壁面間に、製氷ドラム30において製氷水から出ている外表面に刃先を向けてカッタ28が、該製氷ドラム30の軸方向に沿って延在するように配設される。このカッタ28は、製氷運転において製氷ドラム30を回転した際に、製氷ドラム30の外表面に生成された氷に突当たり、氷を薄く剥ぎ取るようになっている。このカッタ28の上面には、製氷ドラム30から離間するにつれて下方傾斜するスロープ29が設けられ、カッタ28により剥ぎ取られた氷片は、カッタ上面およびスロープ29を滑ってシュート26に案内されるよう構成される。
前記製氷ドラム30には、軸方向の各端面の中心から回転軸36,38が外方へ向けて夫々延出形成され、製氷ドラム30は、各回転軸36,38を製氷タンク12における相対する壁面に設けた軸受に夫々支持した状態で水平に配設される。また、冷凍系20において、製氷ドラム30は、膨張弁EVの下流側で、かつ圧縮機CMの上流側に位置し、冷媒配管20aを介して膨張弁EVおよび圧縮機CMに接続されている(図2参照)。冷凍系20は、圧縮機CMから吐出した気化冷媒を、冷却ファンFMで冷却した凝縮器CNで液化し、膨張弁EVで減圧して製氷ドラム30の内部に供給して冷却するようになっている。
前記製氷ドラム30における一方の端面に設けた回転軸(第1回転軸)36は、冷凍系20からの冷媒を、製氷ドラム30の内部に導いて冷媒流通路Rに供給する供給経路IRと、冷媒流通路Rを循環して製氷ドラム30と熱交換した冷媒を冷凍系20に返送する帰還経路ORとを備えている(図2または図4参照)。第1回転軸36は、一端が製氷タンク12から突出すると共に、他端が製氷ドラム30の内側に突出しており、その中心には軸方向に沿って帰還経路ORが画成され、この帰還経路ORの外側に供給経路IRを同軸的に設けた2重構造となっている。なお、製氷ドラム30における他方の端面に設けた回転軸(第2回転軸)38は、駆動機構Mに連結され、この駆動機構Mの回転を伝達して製氷ドラム30を回転するよう構成される。
前記製氷ドラム30は、外側に位置して、製氷水に接する外表面が製氷面となるドラムアウター32と、このドラムアウター32の内側に同軸的に設けたドラムインナー34とから構成される(図4参照)。ドラムアウター32は、アルミニウム合金等の熱伝導性がよい金属材料から中空円筒状に形成される。また、ドラムインナー34は、熱伝導性が低い樹脂等の材料からなる円柱状のブロック体であって、外径がドラムアウター32の内径と略同一に設定されると共に、その周面に所要のパターンで凹溝34aが設けられている。そして製氷ドラム30は、外殻をなすドラムアウター32の内側にドラムインナー34を挿入した際に、ドラムアウター32の内周面にドラムインナー34の周面が当接して、ドラムアウター32の内周面と凹溝34aとで冷媒流通路Rが画成されるよう構成される。
図3に示すように、凹溝34aは、その直線部が周方向に所定間隔離間すると共に周面の軸方向に沿って延在するように配置され、各回転軸側の端縁近傍において隣り合う直線部同士が接続されて、所定回数往復する蛇行状に形成されている。そして冷媒流通路Rも、凹溝34aのパターンに合わせて画成され、製氷ドラム30の内周面において直線部分が軸方向に沿って延在する所定回数往復する蛇行状に形成される。
前記冷媒流通路Rは、製氷ドラム30において冷媒の流通始端が冷凍系20における冷媒供給側の冷媒配管20aが接続する側に位置し、流通終端が冷凍系20における冷媒返送側の冷媒配管20aが接続する側と反対側に位置するように設定される。すなわち、実施例1では、第1回転軸36に冷媒供給側および冷媒返送側の冷媒配管20a,20aの何れもが接続されているから、冷媒流通路Rにおける冷媒の流通始端が第1回転軸36側に位置し、流通終端が第2回転軸38側に位置している。また、冷媒流通路Rは、製氷ドラム30の軸方向に延在する3以上の直線部分を備え、供給された冷媒が流通始端から流通終端へ流通する過程で、軸方向に複数回往復するよう構成され、このように構成した冷媒流通路Rの流通路部が、製氷ドラム30の内周面において、周方向に並んで複数組形成される。
前記ドラムインナー34には、冷媒流通路Rにおける冷媒の流通始端と第1回転軸36に設けた供給経路IRとを連通接続する供給部40が設けられている(図4参照)。この供給部40は、ドラムインナー34に穿設した孔部分であって、凹溝34aにおける第1回転軸36側の一端に連通すると共に、第1回転軸36において製氷ドラム30の内側に臨む供給経路IRに連通する開口部に接続するよう半径方向に延在して形成される。そして、第1回転軸36の周面における製氷タンク12から突出した位置に接続した冷凍系20における冷媒供給側の冷媒配管20aから供給経路IRに導入した冷媒は、供給部40を介して冷媒流通路Rに供給されるようになっている。なお、供給部40は、各組の冷媒流通路Rにおける各凹溝34aに接続するように、周方向に離間して複数形成される。
また、ドラムインナー34には、冷媒流通路Rにおける冷媒の流通終端と第1回転軸36に設けた帰還経路ORとを連通接続する返送部42が設けられている(図4参照)。この返送部42は、ドラムインナー34に穿設した孔部分であって、ドラムインナー34の半径方向に延在する第1孔部42aと、ドラムインナー34の中心において軸方向に延在する第2孔部42bとから構成される。第1孔部42aは、各組の冷媒流通路Rの凹溝34aに対応して夫々設けられ、各凹溝34aにおける第2回転軸38側の他端に連通すると共に、第2孔部42bにおける第2回転軸38側に連通し、冷媒流通路Rと第2孔部42bとを連通接続している。一方、第2孔部42bは、第2回転軸38側が閉塞すると共に、第1回転軸36において製氷ドラム30の内側に臨む帰還経路ORに連通する開口部に接続されている。そして、冷媒流通路Rを軸方向に往復するように循環した冷媒は、返送部42を介して帰還経路ORに導かれ、製氷ドラム30から突出した端面中央に接続した冷媒返送側の冷媒配管20aから冷凍系20に返送されるようになっている。
〔実施例1の作用〕
次に、実施例1に係るドラム式製氷機の作用について説明する。ドラム式製氷機11の製氷運転を開始すると、駆動機構Mが駆動されて、第2回転軸38を介して製氷ドラム30が連続回転される。同時に冷凍系20も駆動され、圧縮機CMから吐出した気化冷媒を、冷却ファンFMで冷却した凝縮器CNで液化し、液化冷媒が膨張弁EVで減圧されて供給経路IRに導入される。冷媒は、供給経路IRを第1回転軸36の軸方向に沿って流通し、供給経路IRの流通終端に接続した供給部40を介して冷媒流通路Rにおける冷媒の流通始端に供給される。そして冷媒は、冷媒流通路Rに沿って軸方向に往復するように流通する過程で順次気化し、ドラムアウター32と熱交換することで、製氷ドラム30の外表面を冷却する。そして、製氷ドラム30における製氷水に浸漬している部分では、製氷ドラム30の冷却に伴って、その表面に層状の氷が成長し、該ドラム30の回転によって氷が製氷水から外部に出ると、過冷却されて水分を含まない乾いた氷となる。そして、この氷がカッタ28で剥ぎ取られて薄い鱗状の氷片となり、スロープ29上を滑ってシュート26に案内され、該シュート26内を落下して貯氷庫に放出される。
前記冷媒流通路Rにおいて製氷ドラム30と熱交換した冷媒は、第2回転軸38側に設けた返送部42の第1孔部42aを介して第2孔部42bに到来し、この第2孔部42bを第2回転軸38側から第1回転軸36側へ向けて流通し、第1回転軸36の帰還経路ORから冷凍系20へ返送される。
このように、冷媒流通路Rは、冷媒が軸方向に流通するように形成してあるから、製氷ドラム30の外周面を軸方向に亘って均一に冷却することができる。すなわち、製氷ドラム30の外表面において、軸方向に亘って氷を均一に生成することができ、カッタ28で氷を剥離する際の該カッタ28にかかる負荷の偏りをなくし得るから、カッタ28の変形や偏摩耗等を回避し得る。
また、製氷ドラム30において冷媒流通路Rにおける冷媒の流通始端を、冷凍系20における冷媒供給側の冷媒配管20aを接続する側に位置するように設定してあるから、冷媒流通路Rの流通始端と冷媒供給側の冷媒配管20aとの連通経路である供給部40を短くすることができる。すなわち、製氷ドラム30の内部において、冷媒の流通抵抗を抑えることができるから、冷媒の圧力損失を低減して、冷凍能力を向上し得る。更に、製氷ドラム30は、ドラムアウター32の内側に、周面に凹溝34aを形成したドラムインナー34を配設する簡単な構成だけで、製氷ドラム30の内周面に沿って冷媒流通路Rを画成することができる。
図5は、実施例2に係るドラム式製氷機の製氷ドラムを一部切り欠いて示す概略斜視図である。前述した実施例1の製氷ドラム30は、冷凍系20における冷媒供給側および返送側の冷媒配管20a,20aが第1回転軸36に接続する構成において、冷媒流通路Rにおける冷媒の流通始端が、第1回転軸36側に位置すると共に、流通終端が第2回転軸38側に位置するように設定される。これに対し、実施例2の製氷ドラム50は、冷媒流通路Rにおける冷媒の流通始端が冷凍系20における冷媒供給側の冷媒配管20aが接続する側に位置し、流通終端が冷凍系20における冷媒返送側の冷媒配管20aが接続する側に位置するように設定される。なお、実施例2のドラム式製氷機の構成は、実施例1と同様であるので、同一の要素には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
実施例2では、冷凍系20において冷媒供給側および冷媒返送側の冷媒配管20a,20aの何れもが第1回転軸36に接続されているから、冷媒流通路Rにおける冷媒の流通始端が第1回転軸36側に位置し、流通終端も第1回転軸36側に位置している。これに対応して、第1回転軸36の供給経路IRと冷媒流通路Rの流通始端とを連通接続する供給部40および帰還経路ORと冷媒流通路Rの流通終端とを連通接続する返送部42の第1孔部42aが、第1回転軸36側に形成されている。なお、冷媒流通路Rは、製氷ドラム30の内周面において、周方向に並んで複数組形成される。
実施例2では、製氷ドラム50において冷媒が軸方向に流通するから、実施例1と同様の作用効果を示す。また、実施例2の製氷ドラムでは、冷媒流通路Rにおける冷媒の流通終端を、冷凍系20における冷媒返送側の冷媒配管20aを接続する側に位置するように設定してあるから、冷媒流通路Rの流通終端と冷媒返送側の冷媒配管20aとの連通経路である返送部42を短くすることができる。具体的には、第1孔部42aが第1回転軸36側に設けられているから、帰還経路ORと第1孔部42aを結ぶ第2孔部42bを短くすることができるので、ドラムインナー34の加工の手間を軽減し得る。そして、製氷ドラム50の内部において、冷媒の流通抵抗をより抑えることができるから、冷媒の圧力損失を低減して、冷凍能力を向上し得る。
図6は、実施例3に係るドラム式製氷機の製氷ドラム60を一部切り欠いて示す概略斜視図である。実施例1および実施例2の冷媒流通路Rは、軸方向に延在する3以上の直線部分を備え、供給された冷媒が流通始端から流通終端へ流通する過程で、軸方向に複数回往復するよう構成される。実施例3の冷媒流通路Rは、軸方向に延在する2本の直線部分を備え、供給された冷媒が流通始端から流通終端へ流通する過程で製氷ドラム60の軸方向に一往復するように流通させる流通路部を、製氷ドラム60の周方向に離間して複数形成することで構成されている。実施例3では、製氷ドラム60において冷媒が軸方向に流通すると共に冷媒流通路Rの流通始端および流通終端が何れも第1回転軸36側に位置しているから、実施例2と同様の作用効果を示す。また、冷媒流通路Rは、流通する冷媒が製氷ドラム60の軸方向に沿って一往復だけする構成であって、該流通路Rの曲りが最小限に設定し得ると共に流路長を短くし得るから、冷媒の圧力損失を低減し、冷凍能力を向上することができる。
本願発明では、実施例1〜3で説明したドラム式製氷機に限定されず、以下のように変更することもできる。
(1)実施例1〜3では、ドラムインナーに設けた凹溝とドラムアウターの内周面とで冷媒流通路を画成したが、例えば、ドラムアウターの内周面を凹部を設け、この凹部とドラムインナーの表面とで冷媒流通路を画成する構成や、ドラムアウターの内周面に沿って配管を配設する構成やその他構成を採用し得る。
(2)実施例1および2の製氷ドラムでは、冷媒流通路を製氷ドラムの周方向に並べて複数組設けたが、周方向の全周に亘って蛇行状に延在する1組の冷媒流通路を形成してもよい。
(3)実施例1〜3の冷媒流通路は、製氷ドラムの軸方向に所定回数往復するよう延在する構成であるが、冷媒を製氷ドラムの軸方向に延在するように流通させる直線部分のみからなる流通路部を、製氷ドラムの周方向に離間して複数形成することで構成するものであってもよい。
(4)実施例では冷媒として、冷凍系において気液サイクルを繰返すものを採用したが、製氷ドラム内にブラインを供給することで該製氷ドラムを冷却する構成であってもよい。
本発明の好適な実施例1に係るドラム式製氷機を示す側断面図である。 実施例1のドラム式製氷機を示す概略図である。 実施例1のドラム式製氷機における製氷ドラムを一部切り欠いて示す概略斜視図である。 実施例1の製氷ドラムを縦断して示す概略斜視図である。 実施例2のドラム式製氷機における製氷ドラムを一部切り欠いて示す概略斜視図である。 実施例3のドラム式製氷機における製氷ドラムを一部切り欠いて示す概略斜視図である。 従来のドラム式製氷機を示す概略図である。
符号の説明
12 製氷タンク,20 冷凍系,20a 冷媒配管,30 製氷ドラム,
32 ドラムアウター,34 ドラムインナー,34a 凹溝,
36 第1回転軸(製氷ドラムの一方の端面に設けた回転軸),40 供給部,
42 返送部,50 製氷ドラム,60 製氷ドラム,R 冷媒流通路,
IR 供給経路,OR 帰還経路

Claims (5)

  1. 製氷タンク(12)に貯留した製氷水に一部を浸漬した状態で水平軸回りに回転する製氷ドラム(30,50,60)を備え、冷凍系(20)からの冷媒を製氷ドラム(30,50,60)内に供給して冷却すると共に、該製氷ドラム(30,50,60)を回転させることでドラム外表面に氷を生成するようにしたドラム式製氷機において、
    前記製氷ドラム(30,50,60)の内部に、前記冷媒が該製氷ドラム(30,50,60)の内周面に沿って軸方向に流通する冷媒流通路(R)を設けた
    ことを特徴とするドラム式製氷機。
  2. 前記冷媒流通路(R)は、前記製氷ドラム(30)の内周面において直線部分が軸方向に沿って延在するよう所定回数往復する蛇行状に形成され、該冷媒流通路(R)における冷媒の流通始端が、製氷ドラム(30)において冷凍系(20)における冷媒供給側の冷媒配管(20a)を接続する側に位置すると共に、流通終端が冷凍系(20)における冷媒返送側の冷媒配管(20a)を接続する側と反対側に位置するように設定されている請求項1記載のドラム式製氷機。
  3. 前記冷媒流通路(R)は、前記製氷ドラム(50,60)の内周面において直線部分が軸方向に沿って延在するよう所定回数往復する蛇行状に形成され、該冷媒流通路(R)における冷媒の流通始端が、製氷ドラム(50,60)において冷凍系(20)における冷媒供給側の冷媒配管(20a)を接続する側に位置すると共に、流通終端が冷凍系(20)における冷媒返送側の冷媒配管(20a)を接続する側に位置するように設定されている請求項1記載のドラム式製氷機。
  4. 前記冷媒流通路(R)は、冷媒を製氷ドラム(60)の軸方向に一往復するように流通させる流通路部を、製氷ドラム(60)の周方向に離間して複数形成することで構成される請求項3記載のドラム式製氷機。
  5. 前記製氷ドラム(30,50,60)は、外殻をなす中空円筒状のドラムアウター(32)と、該ドラムアウター(32)の内側に配設したドラムインナー(34)とから構成され、該ドラムアウター(32)の内周面と該ドラムインナー(34)の周面に形成した凹溝(34a)とで冷媒流通路(R)が画成され、
    前記ドラムインナー(34)には、冷媒流通路(R)における冷媒の流通始端に連通すると共に、前記製氷ドラム(30)の軸方向一方の端面に設けた回転軸(36)に形成されて、冷凍系(20)が供給される供給経路(IR)に接続する供給部(40)と、冷媒流通路(R)における冷媒の流通終端に連通すると共に、該回転軸(36)または軸方向他方の端面に設けた回転軸(38)に形成されて冷媒を冷凍系(20)に返送する帰還経路(OR)に接続する返送部(42)とが形成されている請求項1〜4の何れかに記載のドラム式製氷機。
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