JP2007031371A - 睡眠障害改善剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 不眠あるいは入眠障害等の症状に対し、副作用が無く、効果の優れた自然入眠の促進、さらには深い眠りを確保する睡眠調整の作用(レム睡眠とノンレム睡眠の周期の調整、覚醒障害の改善)を有する睡眠障害改善剤を提供すること。
【解決手段】 アブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物の抽出物を含有することを特徴とする入眠促進・睡眠調整作用を有する睡眠障害改善剤であり、具体的には、アブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物がマカ(Lepidium meyenii Walp)である睡眠障害改善剤、さらには、マカの抽出物を含有する入眠促進・睡眠調整作用を有する酒類である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、睡眠障害改善、すなわち寝つきの悪さ(入眠困難)、中途覚醒、早朝覚醒等の睡眠障害を緩和または改善することができる、入眠促進・睡眠調整作用を有する睡眠障害改善剤に関し、詳細には、アブラナ科の植物から得られるマカ抽出物を含有する睡眠障害改善剤に関する。
近年の産業の発達、それに伴う生活環境の変化は「ストレス社会」という言葉の通り、人間に対して物理的・心理的刺激、すなわち多くのストレスを生み出している。そしてこのような社会の複雑化に伴って、器質病変等の具体的な病変が見あたらないにも拘わらず寝つきが悪い、眠れない等といった睡眠障害、すなわち不眠の症状を訴えるヒトが増えており、その多くがストレスによるものと考えられている。
睡眠障害は、アルコール依存症、睡眠薬などの薬物依存症、麻薬中毒などへの、いわば入り口となるような障害であって、睡眠障害をどのように克服するかはこれらの問題を未然に防止することにつながり、社会的にも有意義なことである。このような睡眠障害に対して、現在、ハルシオンやリストミンS等の治療薬が用いられているが、これら医薬品はめまいや健忘、また依存症による情緒不安定などの好ましくない副作用を有するため、医師の指示無しに服用することは非常に危険であり、かつ、向精神薬取締法によって所持や使用が規制されているため、睡眠障害を有するもの全てが服用できるわけではないという欠点がある。
一方、古来より手軽な睡眠導入手段として、適度のアルコールを摂取するいわゆる寝酒(ナイトキャップ)が行われている。個人差はあるが、一般的に、健常成人が就寝前に適量の酒類を摂取すると寝つきがよくなることが知られている。しかしながら、寝酒の繰り返しにより、アルコール耐性が形成され、その結果、アルコールの量を増やさないと当初に得られたのと同様の寝つきの良さ(入眠促進作用)が得られなくなり、アルコール依存症へ発展してしまう可能性があることから、睡眠障害改善剤として寝酒を日常的に行うには問題がある。
また、アルコール摂取は入眠促進作用だけでなく、睡眠状態に影響を及ぼすことも知られている。睡眠状態には、大別してレム睡眠(身体の休息状態)、ノンレム睡眠(脳の休息状態)の2種類があり、レム睡眠とノンレム睡眠の睡眠周期がリズミカルに出現するように調整されることが、睡眠の質を向上する上で重要である。さらに、ノンレム睡眠は、Reftschaffen & Kales (1968)の国際判定基準によると、4つの睡眠段階(睡眠段階1〜4)に分けられている。ノンレム睡眠のうち、睡眠段階1が浅い眠りで、睡眠段階3および4は徐波睡眠と呼ばれる深い眠りである。したがって、レム睡眠とノンレム睡眠の周期を調整すること、ノンレム睡眠の徐波睡眠の割合を長くすることが、睡眠による疲労・ストレスの回復につながると考えられている。
アルコールの摂取は、睡眠全体のノンレム睡眠を増加させる。したがって、加齢や精神分裂病患者でノンレム睡眠が減少している人にとっては、単にノンレム睡眠を増加させることも有用であるが、一般的には、ノンレム睡眠の増加によりレム睡眠の出現頻度が減り、その結果、睡眠のリズムが崩れ、目覚めが悪くなるばかりか、ノンレム睡眠中の徐波睡眠が抑制され、睡眠中に体動が多くなり、中途覚醒や早朝覚醒を生じることもある(非特許文献1)。したがって、寝酒(ナイトキャップ)としてアルコールを摂取することは、不眠を解決する最良の手段とはいえない問題がある。
日常的に使用できる睡眠障害改善剤としては、テアニンを含有する組成物(特許文献1)や、鎮静作用を有する植物とγ−アミノ酪酸を含む組成物(特許文献2)等が提案されているが、入眠促進・睡眠調整剤として、その効果は十分でない。
国際公開公報WO01/074352号公報 特開2003−183174号公報 「お酒の健康科学」栗山欣弥、鎌田武信、石井裕正著:金芳堂
このように、不眠に悩む人が増加しているのにも拘わらず、これに対する対応策は、根本的な解決にはなり得ない睡眠薬や抗不安剤などによるものに偏っている。アルコール飲料は、不眠に悩む人が容易に入手可能であるが、長期使用すると入眠促進効果に対して耐性が生じ、早朝覚醒、中途覚醒および熟睡障害等の副作用が生じることもある。したがって、アルコール飲料を不眠改善のために摂取するには、上記のアルコールの睡眠に対する悪影響を改善する必要がある。
また、ストレス社会を反映して、リラックス効果を謳う健康食品は市場に多く出ているが、さらに睡眠を改善し快適な睡眠を目的とする不眠症のような睡眠障害に有効な食品はほとんどなく、提案されている睡眠障害改善用の食品については、その効果が十分ではない。さらに、寝付きの悪さの改善(入眠促進作用)、中途覚醒、早期覚醒、熟睡障害などの改善または緩和(覚醒障害改善作用)および睡眠周期の調整(睡眠調整作用)のすべてを併せ持つ睡眠障害改善剤は存在していなかった。
したがって本発明は、不眠あるいは入眠障害等の症状に対し、副作用が無く、効果の優れた自然入眠の促進、さらには深い眠りを確保(レム睡眠とノンレム睡眠の周期の調整、覚醒障害の改善)する睡眠調整の作用を有する睡眠障害改善剤を提供することを課題とする。
なお、本発明にいう入眠促進作用とは、スムースな寝付きを確保する作用を意味し、睡眠調整作用とは、睡眠の長さや質を調節する作用、すなわち、レム睡眠やノンレム睡眠、あるいは睡眠と覚醒を発現させる中枢の神経機構(恒常性維持機構)を正常に発現させ、睡眠周期の調整や徐波睡眠の増加、中途覚醒や早期覚醒の抑制による深い眠りを確保する作用を意味する。したがって本発明が提供する睡眠障害改善剤は、これらの入眠促進作用、睡眠調整作用を併せ持つ睡眠障害改善剤をいう。
上記課題を解決するため、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、マカ抽出物に極めて優れた睡眠障害改善に有効であることを見出した。そして、驚くべきことに、マカ抽出物を含有する飲料(アルコール飲料を含む)が、入眠促進作用と睡眠調整作用の両方を併せ持つことを見出し、本発明を完成するに至った。
したがって、かかる本発明は、その一つの基本的態様として、アブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物の抽出物を含有することを特徴とする睡眠障害改善剤である。
具体的には、本発明は、アブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物がマカ(Lepidium meyenii Walp)である睡眠障害改善剤である。
したがって、より具体的な本発明は、マカの抽出物を有効成分とする睡眠障害改善剤であり、そのなかでもマカの抽出物が、マカの粉砕物にエタノール含有水溶液を加え、40〜80℃にて抽出したものである睡眠障害改善剤である。
また、かかる本発明は、上記した睡眠障害改善剤を含有する酒類または飲食品として提供される。
したがって、最も具体的な態様としての本発明は、アブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物の抽出物を含有することを特徴とする入眠促進・睡眠調整作用を有する酒類であり、具体的には、アブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物がマカ(Lepidium meyenii Walp)である入眠促進・睡眠調整作用を有する酒類である。
その基本的な態様としての本発明は、マカの抽出物を含有する酒類であり、具体的にはマカの抽出物が、マカの粉砕物にエタノール含有水溶液を加え、40〜80℃にて抽出したものである酒類である。
かかる酒類は、清酒、焼酎、泡盛、ワイン、ビール、リキュール類、ウィスキー、ブランデー、スピリッツ類、醸造用原料アルコールおよびみりんから選択されるものである酒類として提供される。
本発明により、マカの抽出物を含有する睡眠障害改善剤が提供され、特にマカの抽出物を含有する入眠促進・睡眠調整作用を有する酒類が提供される。これまでの不眠等に対する対応策は、根本的な解決にはなり得ない睡眠導入剤や睡眠薬、抗不安剤などの投与に頼っていたが、かかる医薬品を用いることなく、本発明の睡眠障害改善剤を用いることにより自然の睡眠導入(入眠促進)と、睡眠周期の調整、中途覚醒や早期覚醒等の覚醒障害、徐波睡眠の増加といった睡眠調整を行えるものであり、特に優れたものである。
また、アルコール飲料の適度の摂取は、不眠に悩む人に対して効果的なものであるが、長期間の摂取によりアルコール依存症を生じやすく、安眠効果に対して耐性が生じ易い。しかしながら本発明の酒類は、これらのアルコールの睡眠に対する悪影響を抑制し、安眠作用を増加させるものであり、極めて自然な睡眠導入を確保し、安定した睡眠を行える点で、特に優れたものである。
本発明は、上記したように、その基本は、アブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物の抽出物を含有することを特徴とする睡眠障害改善剤である。また本発明は、アブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物の抽出物を含有する入眠促進・睡眠調整作用を有する酒類である。
このようなアブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物としては、マカ(Lepidium meyenii Walp)が好ましく使用される。当該植物は、アンデス地方、主にペルーの海抜4000から5000mの高地に自生、もしくは栽培されている根菜植物であり、その根茎部が古来より食用として用いられている。
マカ(Lepidium meyenii Walp)とは、南米ペルーのアンデスの高地を原産とするアブラナ科の植物である。マカは地を這うように葉を広げて生育し、その根はカブのような形をしている。マカは、アンデス地方においてほぼ2000年以上前から栽培されており、健康維持のための食品として食されてきた植物である。このマカの主成分は多糖類、たんぱく質等であり、また、アミノ酸が多く含まれており、特に、体内で合成できず、食品から摂取する必要のある必須アミノ酸がたくさん含まれている。その他にも、各種ビタミン(ビタミンB群、C、E)やミネラル(カルシウム、鉄、亜鉛など)などが豊富に含まれており、ペルーでは、マカを用いた食品が何十品目にも及んでいる。そのなかでも、マカを入れたクッキーやジュース「CHICHA DE MACA」、マカ酒をはじめ、マカの粉末をヨーグルトにかけて食べるなど、健康維持用の食品として多くの人々に親しまれている植物である。
そして、マカの効能に関しては、古くから活力再生、滋養強壮に効果があり、また抗癌作用や性機能改善作用を示す組成物が開示されている(アメリカ特許第6,267,995 B1号公報)。また、鹿の枝角(antler)と組み合わせて用いることにより、ヒトのテストステロン濃度を増加させる効果を有する組成物が示されている(特表2003−523945号公報)。また、マカの抗炎症や抗アレルギー剤としての可能性が期待される旨の報告もある(医学と生物学:vol.145, No.6, p81-86, 2002.12.10)。さらに、マカの抽出物を用いた、皮膚の美白や保湿を目的とした外用剤が示されている(特開2001−39854号公報)。このように、最近になって、マカの様々な効能が注目され、マカの乾燥粉砕物あるいは抽出エキスを用いた飲食物が登場してきているが、本発明の睡眠障害改善剤は、マカ抽出物について初めて見出された入眠促進作用・睡眠調整作用に基づくものである。
なお、本発明に用いるアブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物(特にマカ)の抽出物の睡眠障害改善作用の発現は、ポリグラフィー等の公知の手法によって判定することができる。ポリグラフィーでは、睡眠導入段階における脳波の変化が認められた場合、睡眠状態に入ったと認定する。アブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物(特にマカ)の抽出物を摂取した個体と非摂取の個体とで睡眠状態に入るまでの時間を比較し、アブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物(特にマカ)を摂取した個体が非摂取の個体より早期に睡眠状態に入った場合、アブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物(特にマカ)の入眠促進作用が発現されたと判定する。また、ポリグラフィーによれば、脳波だけでなく、眼球運動、筋電図等の生体現象を同時に記録して観察することもできるため、それら脳波以外の項目によっても、アブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物(特にマカ)の入眠促進作用の発現を判定することができる。
さらに、睡眠中の脳波、眼球運動、筋電図を観察することによって、睡眠状態(レム睡眠、ノンレム睡眠)を判定することができる。レム睡眠では、脳波が入眠期から軽睡眠期に似たパターン(漣波、瘤波、紡錘波)を示し、急速眼球運動が表れ、身体の姿勢を保つ筋肉(抗重力筋、姿勢筋)の緊張がほとんどなくなるが、ノンレム睡眠では、脳波は活動を低下し周波数が遅くなり、身体の筋肉の緊張は保たれる。また、睡眠状態は、脈拍、呼吸、血圧などの自律神経機能とも関係があるため、これらを測定することによっても判定することもできる。具体的には、レム睡眠時には脈拍、呼吸、血圧など自律神経機能が不規則に変化するが、ノンレム睡眠時には脈拍、血圧、呼吸が安定する。
本発明で用いられるアブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物の抽出物は、レピデゥウム属植物、好ましくはマカの全草、花、果実、葉、地下茎を含む茎、球根等、いずれの部位を用いてもよいが、好ましくは球根部を用いて、抽出溶媒を用いて抽出することによって取得することができる。
ここで用いる抽出溶媒としては、とくに制限はないが、水、有機溶媒またはこれらの混合溶液を例示することができる。
具体的には、親水性有機溶媒としてメタノール、エタノール、ブタノールなどの低級アルコール;プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールなどの多価アルコール;酢酸エチルエステル、酢酸アミルエステルなどのエステル類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類を挙げることができる。好ましくは、メタノール、エタノール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールなどのアルコール類であり、より好ましくはエタノール、1,3−ブチレングリコールである。また、親油性溶媒としてヘキサン、酢酸エチル等を挙げることができる。
これらの有機溶媒は、1種単独で用いてもよいが、2種以上を任意に組み合わせて用いることができる。また、1種または2種以上の親水性有機溶媒と水との混合溶媒として用いることもできる。この場合、親水性有機溶媒と水との混合割合は、特に制限はないが、通常1:1〜9:1(重量比)の割合で用いることができる。
しかしながら、抽出物は最終的に経口摂取されることを考慮すると、安全性の面からみて、抽出溶媒として水−エタノールの混合水溶液(エタノール含有水溶液)を用いるのが好ましい。
本発明者らの検討によれば、抽出溶媒として用いるエタノール含有水溶液におけるエタノールの含有比率により、得られる抽出物の作用の強度が異なることが判明した。したがって、エタノール含有水溶液におけるエタノールと水の混合比率を、効果の優れた抽出物が得られる混合比とすることが肝要である。具体的には、容積比でエタノールが30〜100%、なかでも40〜99%程度であることが望ましい。
また、抽出時の抽出溶媒の温度条件については、効果の強い抽出物を得られる温度とすることが肝要であり、また、溶媒の沸点よりも低い温度とすることが操作の面から望ましい。具体的には、抽出時の抽出溶媒の温度として40〜100℃、なかでも60〜85℃程度とするのが望ましい。
抽出に際してのマカと溶媒との混合比率は特に限定されるものではないが、マカ1重量部に対して溶剤を0.3〜5,000重量倍程度用いるのが好ましく、特に、抽出操作、抽出効率の点からみて、5〜100重量倍とするのが好ましい。
上記したレピディウム(Lepidium)属の植物、特にマカは、具体的には、その球根部をそのまま若しくは乾燥処理し、また必要に応じて切断・粉砕して、上記溶媒に浸漬して抽出物を調製することができる。浸漬条件については特に制限はないが、低温〜室温〜加温条件のいずれをも使用することができる。また還流、好ましくは加温還流をしながら浸漬処理を行っても良い。得られた浸漬液は必要に応じて濾過し、そのまま抽出液とするか、あるいは濃縮してエキスまたは乾燥粉末としても使用することができる。また、必要に応じて、得られた抽出液(エキスを含む)をさらにイオン交換樹脂や分配カラムによって精製してもよい。なお、本発明にいうマカ抽出物とは、これらの抽出液、抽出濃縮エキス、乾燥粉末品等のいずれをも包含するものである。
本発明は、これらで得たマカ抽出物を含有する入眠促進・睡眠調整作用を有する睡眠障害改善剤を提供し、さらには、マカ抽出物を含有する飲食品または酒類を提供するものである。マカ自体は、古来よりペルーで食品として用いられていたものであり、本発明で使用するその抽出物には安全性の点で問題はない。
本発明が提供する睡眠障害改善剤、あるいは飲食品または酒類におけるマカ抽出物の配合量は、その効果、添加した際の香り、色調等を考慮して、適時その配合量を決定することができる。しかしながら、配合範囲として、マカ抽出物を乾燥重量として換算し、0.01〜99.9%、好ましくは0.01〜99.5%の濃度範囲とすることが望ましい。
本発明が提供する飲食品としては、飴、トローチ、ガム、ヨーグルト、アイスクリーム、プディング、ゼリー、水ようかん、アルコール飲料、コーヒー飲料、ジュース、果汁飲料、炭酸飲料、清涼飲料水、牛乳、乳清飲料、乳酸菌飲料等、種々のものをあげることができる。
なお、これらの飲食品は、必要により各種添加剤を配合し、常法に従って調製することができる。具体的には、これらの飲食品を調製する場合には、例えば、ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、ルブソサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L−アスコルビン酸、dl−α−トコフェノール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤等、通常の食品原料として使用されているものを適宜配合して、常法に従って製造することができる。
また、本発明が提供する酒類としては、特に制限はないが、好ましくはアルコール濃度が10%以上45%未満の酒類が好ましい。原料となる酒類の具体例としては、清酒、焼酎、泡盛、ワイン、ビール、リキュール類、ウィスキー、ブランデー、スピリッツ類、醸造用原料アルコール、みりん等があげられる。
なお、これらの酒類は、必要により各種添加剤を配合し、常法に従って調製することができる。具体的には、これらの酒類を調製する場合には、例えば、ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、ルブソサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、L-アスコルビン酸、dl−α−トコフェノール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤等、通常の食品原料として使用されているものを適宜配合して、常法に従って製造することができる。
マカ抽出物の1日当たりの摂取量は特に制限されず、例えば、乾燥重量換算で0.01mgから10g程度とすることができるが、特に経口摂取により顕著な催眠作用を期待する場合には、たとえば、乾燥重量換算で1mg〜1,000mgとするのが望ましい。
以下、本発明を実施例、実験例等を挙げてさらに具体的に説明する。ただし、これら実施例は本発明の一具体例であって、本発明はこれらになんら限定されるものではない。
実施例1マカ抽出物(抽出エキス)の製造
マカの乾燥粉砕物3kgをステンレス容器に入れ、これにエタノール50容量%の水溶液30Lを加え、60℃にて3時間攪拌、抽出した。溶液を濾過し、得られた液から溶媒を除去し、150gのマカ抽出物を得た。
実施例2マカ抽出物(抽出エキス)の製造
マカの乾燥粉砕物3kgをステンレス容器に入れ、これにエタノール濃度が99容量%の水溶液30L加え、60℃にて3時間攪拌した。溶液を濾過して採取し、得られた抽出液から溶媒を除去し、180gのマカ抽出エキスを得た。
実施例3マカ抽出物を含有する各種飲食物
以下に示す組成にて、実施例1で得たマカ抽出物入りの、各種飲食物を製造した。
(1)飴:
(組成) (重量部)
粉末ソルビトール 99.70
香料 0.20
マカ抽出物 0.05
ソルビトールシード 0.05
全量 100.00
(2)ガム:
(組成) (重量部)
ガムベース 20.00
炭酸カルシウム 2.00
ステビオサイド 0.10
マカ抽出物 0.05
乳糖 76.85
香料 1.00
全量 100.00
(3)キャラメル:
(組成) (重量部)
グラニュー糖 32.00
水飴 20.00
粉乳 40.00
硬化油 4.00
食塩 0.60
香料 0.02
水 3.22
マカ抽出物 0.16
全量 100.00
(4)炭酸飲料:
(組成) (重量部)
グラニュー糖 8.00
濃縮レモン果汁 1.00
L−アスコルビン酸 0.10
クエン酸 0.09
クエン酸ナトリウム 0.05
着色料 0.05
炭酸水 90.55
マカ抽出物 0.01
全量 100.00
(5)ジュース:
(組成) (重量部)
冷凍濃縮オレンジ果汁 5.00
果糖ブドウ糖液糖 1.00
クエン酸 0.10
L−アスコルビン酸 0.09
マカ抽出物 0.05
香料 0.20
色素 0.10
水 83.43
全量 100.00
(6)乳酸菌飲料:
(組成) (重量部)
乳固形21重量%発酵乳 14.76
果糖ブドウ糖液糖 13.31
ペクチン 0.50
クエン酸 0.08
香料 0.15
水 71.14
マカ抽出物 0.06
全量 100.00
実施例4マカ抽出物を含有するアルコール飲料
(組成) (重量部)
50重量%エタノール 32.00
砂糖 8.20
果汁 2.40
マカ抽出物 0.40
水 57.00
全量 100.00
試験例1マカ抽出物含有アルコール飲料の安眠作用(体温放散量に対する効果)
[被験者]
大学生および大学院生の男女5名(女性3名、男性2名;年齢21〜26歳:平均年齢23.6歳)
[就寝条件]
試験は、防音シールドの個室(室温:25℃)で実施した。着衣は被験者の常用する寝衣とし、枕は実験室に備えられたものから被験者が選択した。上掛けは毛布1枚とし、希望により適宜追加した。就寝および起床時刻は、被験者の通常の時刻に設定した。
[試験方法]
合計4夜(順応夜、実験夜、対照夜、統制夜)から構成された実験を行った。被験者内繰り返し条件とし、順応夜の後、マカ含有酒(商品名:マカデイア(登録商標)、サントリー株式会社製)を摂取する実験夜、マカ非含有酒(通常のワイン)を摂取する対照夜、何も摂取しない統制夜を実施した。順応夜を除く夜間の順序は1週間以上の間隔をあけてカウンターバランスした。マカ含有酒およびマカ非含有酒の摂取量は、予備的検討の結果から50mLとした。
[測定方法]
円滑な入眠過程では末梢部位の血管拡張と活発な体温放散が行われる。そこで、末梢部(右手背および右足甲)平均皮膚温度と中心部(左鎖骨下)皮膚温度を測定し、その差分から体温放散量(DPG;Kurauchi et al, 2000)を算出した。温度測定は、マカ含有酒等の試料摂取10分前から測定を開始し、試料摂取から60分後に就床・消灯し、その後さらに60分間の計70分間について、1分間刻みで測定した。温度測定には、グラム株式会社製KMC604を用いた。
[結果]
図1に、体温放散量(DPG)の時間推移を示す。DPGの値が正の方向で大きくなるほど、末梢部の体温放散量が大きく、活発な熱放散が行われている。図1より明らかなように、マカ酒摂取群では、摂取直後から体温放散が高まり、およそ10分間で平坦化して、その水準が維持されている。一方、マカ非含有酒(ワイン)摂取群では、摂取後30分経過した時点から体温放散が開始され、その後直線的な上昇を続け、消灯後10分程度遅れてマカ酒摂取群の水準に到達している。また、無摂取群では、消灯時から体温放散が開始されている。
以上から、マカ酒摂取により、消灯の40分前から入眠準備が整った状態にあることが示唆された。
試験例2マカ抽出物含有アルコール飲料の安眠作用(睡眠脳波に対する効果)
試験例1と同様の条件(被験者、就寝条件、試験方法)で行った。
[測定方法]
睡眠ポリグラム(PSG)を用い、終夜における脳波、水平眼球運動および頤筋電図を記録して視察判定を行った。測定には、デジタル脳波計(日本光電製EEG1000/9000 ver03-11)を用い、時定数は脳波:0.3s、眼球運動:5.0s、筋電図:0.003sとし、サンプリング周波数は500Hz、高周波遮断フィルタは120Hzとした。紙記録には、インク記録器(日本光電製W1-612A)を用いた。なお、脳波は、国際10−20法に準拠し、頭皮上の部位(C3,O1)で測定した。
1.入眠潜時の判定
入眠潜時(眠るように指示して消灯した時点から睡眠開始までの時間)の判定には、Hori et al., (1994)の入眠判定基準を採用した。これは、消灯から睡眠紡錘波が出現するまでの期間である入眠期脳波を、5秒ごとに、H1:α波連続期、H2:α波不連続期A(>50%)、H3:α波不連続期B(<50%)、H4:平坦期、H5:θ波期、H6:頭頂部鋭波散発期、H7:頭頂部鋭波頻発期、H8:頭頂部鋭波+紡錘構成波期、H9:紡錘波期の9段階の脳波段階に分類して判定するもので、判定に用いる脳波の記録部位は左中心部(C3)で統一した。本試験においては、覚醒機構の活動を反映するα波の消失過程を検討するため、Tamaki et al., (2005)を参考に、上記の9段階の脳波段階のうち、脳波段階1(H1:α波連続期)から段階4(H4:平坦期)までの脳波段階について、それぞれの段階が初めて出現するまでに要した時間(出現潜時)を求めた。また、各段階間の移行状態を検討するため、1つ前の段階から各段階が出現するまでに要した時間(前段階からの潜時)を求めた。なお、脳波段階4(H4)は、Reftschaffen & Kalesの国際判定基準(1968)では、睡眠段階1(浅眠:入眠期)に相当する。
2.睡眠段階の判定
Reftschaffen & Kalesの国際判定基準(1968)および日本睡眠学会による修正と追補(Hori et al., 2001)に従い、20秒ごとに自動判定(JSSR Stager ver. 1.00,日本睡眠学会コンピュータ委員会)した後、視察判定した。なお、α波は左後頭部(01)で、その他の脳波は左中心部(C3)で判定した。睡眠段階は、W:覚醒(起きている状態)、REM:レム期、睡眠段階1(NREM1)、睡眠段階2(NREM2)、睡眠段階3(NREM3)、睡眠段階4(NREM4)(NREM=ノンレム期で、NREM1〜4は数字が大きいほど深い睡眠である)の6段階に分類した。判定結果から睡眠変数(睡眠効率、覚醒回数、覚醒時間)を求め、マカ酒摂取の影響を検討した。
[結果]
1.入眠潜時
図2に、脳波段階の出現潜時の結果を示す。マカ含有酒摂取群では、α波が律動的に出現するH1(α波連続期)からα波が完全に消失し平坦な状態となるH4(平坦期=入眠期)まで、全ての脳波段階の出現潜時が短く、α波の消失していく脳波段階の移行が速やかであった。
また、前段階からの潜時を比較すると、マカ含有酒は、入眠期脳波のうち、特にH1(α波連続期)からH2(α波不連続期A(>50%))への移行が極めて速やかに行われていた。
以上より、マカ含有酒には、α波に反映される覚醒機構に対する抑制効果があり、入眠を促進する作用のあることが示唆された。
2.睡眠段階
図3に、総睡眠時間に占めるレム(REM)睡眠時間の割合を示す。健常成人の場合、通常はレム睡眠の割合が20〜25%であるといわれていることから、本試験の被験者はレム睡眠が少ない傾向にあった。マカ非含有酒(ワイン)を摂取した場合にはレム睡眠が抑制される(レム睡眠とノンレム睡眠の周期が乱れる)傾向にあるが、マカ含有酒を摂取した場合には、無摂取時と同等の睡眠周期であった。これより、アルコール類の摂取によるレム睡眠の抑制が、マカ含有酒を摂取した場合には生じない、すなわち睡眠周期を乱さないことが確認された。
図4〜6に、ノンレム睡眠における各睡眠段階(NREM1,NREM2,徐波睡眠:NREM3+NREM4)の割合を示す。図4より明らかなように、無摂取群と比較して、マカ非含有酒(ワイン)摂取群では浅い眠りであるNREM1が増加するのに対し、マカ含有酒摂取群ではNREM1の割合が減少した。また、図6より明らかなように、無摂取群と比較して、マカ含有酒摂取群では深い眠りである徐波睡眠の割合が増加した。
図7に中途覚醒の覚醒回数を、図8に覚醒時間の測定結果を示す。図7及び8より明らかなように、無摂取群と比較して、マカ非含有酒(ワイン)摂取群では覚醒回数および覚醒時間が増加するのに対し、マカ含有酒摂取群ではいずれも減少した。
図9に、睡眠効率(就床時間に対する睡眠時間の割合)の結果を示す。マカ含有酒を摂取すると、睡眠効率が向上する傾向にあった。
以上より、マカ含有酒の摂取により、中途覚醒や浅い睡眠が抑制され、深い睡眠の出現と持続が高められる、すなわち睡眠の質を向上する作用があることが示唆された。
以上記載のように、本発明はアブラナ科の植物から得られるマカ抽出物を含有する睡眠障害改善剤を提供するものであり、不眠あるいは入眠障害等の症状に対し、副作用が無く、効果の優れた入眠促進、睡眠調整を図ることができる点で効果的なものである。また、本発明のマカ抽出物を含有する酒類は、アルコールの睡眠に対する悪影響を抑制し、安眠作用を増加させるものであり、極めて自然な睡眠導入を確保し、安定した睡眠を行える点で、特に優れたものであり、その貢献度は多大なものである。
試験例1における、マカ抽出物を含有するアルコール飲料を摂取した場合の体温放散量(DPG)の時間推移を示す図である。 試験例2における、マカ抽出物を含有するアルコール飲料を摂取した場合の入眠期脳における脳波段階の出現潜時の結果を示す図である。 試験例2における、マカ抽出物を含有するアルコール飲料を摂取した場合の総睡眠時間に占めるレム(REM)睡眠時間の割合を示す図である。 試験例2における、マカ抽出物を含有するアルコール飲料を摂取した場合のノンレム睡眠におけるNREM1の割合を示す図である。 試験例2における、マカ抽出物を含有するアルコール飲料を摂取した場合のノンレム睡眠におけるNREM2の割合を示す図である。 試験例2における、マカ抽出物を含有するアルコール飲料を摂取した場合のノンレム睡眠における徐波睡眠(NREM3とNREM4の和)の割合を示す図である。 試験例2における、マカ抽出物を含有するアルコール飲料を摂取した場合の中途覚醒の覚醒回数を示す図である。 試験例2における、マカ抽出物を含有するアルコール飲料を摂取した場合の中途覚醒の覚醒時間を示す図である。 試験例2における、マカ抽出物を含有するアルコール飲料を摂取した場合の睡眠効率(就床時間に対する睡眠時間の割合)の算出結果を示す図である。

Claims (10)

  1. アブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物の抽出物を含有することを特徴とする睡眠障害改善剤。
  2. アブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物がマカ(Lepidium meyenii Walp)である請求項1に記載の睡眠障害改善剤。
  3. マカの抽出物を有効成分とする請求項1に記載の睡眠障害改善剤。
  4. マカの抽出物が、マカの粉砕物にエタノール含有水溶液を加え、40〜80℃にて抽出したものである請求項3に記載の睡眠障害改善剤。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の睡眠障害改善剤を含有する酒類または飲食品。
  6. アブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物の抽出物を含有することを特徴とする入眠促進・睡眠調整作用を有する酒類。
  7. アブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物がマカ(Lepidium meyenii Walp)である請求項6に記載の酒類。
  8. マカの抽出物を含有する請求項6に記載の酒類。
  9. マカの抽出物が、マカの粉砕物にエタノール含有水溶液を加え、40〜80℃にて抽出したものである請求項8に記載の酒類。
  10. 酒類が清酒、焼酎、泡盛、ワイン、ビール、リキュール類、ウィスキー、ブランデー、スピリッツ類、醸造用原料アルコールおよびみりんから選択されるものである請求項6ないし9のいずれかに記載の酒類。
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