JP2007031305A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、毛髪に作用して毛髪を補修しながらスタイリングを行なうことが可能で、且つ毛髪をゴワつき感のない良好な風合いにまとめ、高温多湿下でもヘアスタイルの崩れを防ぐ毛髪化粧料を提供することにある。
【解決手段】以下の成分(A)〜(B)を含有することを特徴とする毛髪化粧料により課題の解決が実現できる。
(A)アミノ酸及びその塩から選ばれる2種以上。
(B)カチオン系のポリウレタン樹脂エマルション。
【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪化粧料に関するものであり、より詳しくは、毛髪に作用して毛髪を補修しながらスタイリングを行なうことが可能で、且つ毛髪をゴワつき感のない良好な風合いにまとめ、高温多湿下でもヘアスタイルの崩れを防ぐ毛髪化粧料に関する。
近年、ヘアスタイルは多様化しており、通常用いられる毛髪化粧料には樹脂等を配合して、ヘアスタイルを保持することができる毛髪化粧料も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、仕上がり後のくし通りが悪く、ゴワつきやべたつきを伴い、特にダメージヘアでは仕上げたヘアスタイルの持続力に関して、充分満足するレベルには至らなかった。
また、従来より毛髪を補修するために種々のアミノ酸及びアミノ酸誘導体を用いた数々の技術が公開されている。例えば、塩基性アミノ酸を配合することで毛髪の摩擦を低下させ、ブローによるダメージを防止する技術(例えば、特許文献2参照。)や、毛髪の指どおりを良くし、乾燥後の艶や柔らかさを与える技術(例えば、特許文献3参照。)などが開示されているが、更にスタイルの持続力までも付与しているものはなかった。
特開2002−20239号公報 特開平9−278630号公報 特開平5−262623号公報
したがって、本発明の目的は、毛髪に作用して毛髪を補修しながらスタイリングを行なうことが可能で、且つ毛髪をゴワつき感のない良好な風合いにまとめ、高温多湿下でもヘアスタイルの崩れを防ぐ毛髪化粧料を提供することにある。
本発明者は上記課題を達成するために鋭意研究した結果、2種以上のアミノ酸とカチオン系のポリウレタン樹脂エマルションを含有した毛髪化粧料によって、上記課題が改善されることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は以下の成分(A)〜(B)を含有することを特徴とする毛髪化粧料である。
(A)アミノ酸及びその塩から選ばれる2種以上
(B)カチオン系のポリウレタン樹脂エマルション
本発明の毛髪化粧料は、毛髪に作用して毛髪を補修しながらスタイリングを行なうことが可能で、且つ毛髪をゴワつき感のない良好な風合いにまとめ、高温多湿下でもヘアスタイルの崩れを防ぐことができる。
以下、本発明の実施形態について詳述する。
本発明で用いられる成分(A)である、アミノ酸及びその塩としては、化粧品原料とし
て一般に用いられているものであれば特に限定されず、例えば、アルギニン、アルギニン塩酸塩、グルタミン酸、グルタミン塩酸塩、アラニン、アスパラギン酸、システイン、シスチン、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、ヒドロキシプロリン、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、チロシン等が挙げられる。
本発明においては、これらアミノ酸の中から、二種以上を組み合わせて用いることが好ましく、その配合量は、毛髪化粧料の全量に対して0.001〜10質量%(以下%と略す)が好ましく、更に好ましくは0.01〜5%である。0.001%未満では十分な効果が得られず、10%を超えると、べたつき感が生じるために、好ましくない場合がある。
本発明で用いられる成分(B)である、カチオン系のポリウレタン樹脂エマルションは、例えば日本化粧品工業連合会発行の「化粧品の成分表示名称リスト」による表示名称はポリクオタニウム−56が挙げられ、有効成分の組成はイソホロンジイソシアネート(IPDI)、ブチレングリコール及びジヒドロキシエチルジモニウムの硫酸塩からなる4級アンモニウム塩である。具体的には三洋化成工業(株)から販売されている、ヘヤロールUC−4等が挙げられる。
本発明においては、その配合量は、毛髪化粧料の全量に対して0.0005〜10%が好ましく、更に好ましくは0.001〜5%である。0.0005%未満では十分な効果が得られず、10%を超えると、ゴワつきを生じ好ましくない場合がある。
本発明の毛髪化粧料には、上記必須成分の他に、必要により、一般に化粧料に用いられている成分、例えば、他の界面活性剤、高分子化合物、油脂類、粉体、シリコーン類、pH調整剤、保湿剤、紫外線吸収剤、紫外線分散剤、色素、液状アルコール、植物エキス、殺菌剤、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、薬剤、香料等を、本発明の効果を損なわない範囲で用いることができる。
本発明の頭髪化粧料の形態は、特に限定されることはなく、通常毛髪化粧料として使用される乳液、ブロー剤、ミスト剤、ローション剤、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアフォーム、ヘアエッセンス、ヘアジェル、ヘアワックスなどの形態とすることができる。
次に、実施例により本発明を具体的に説明するが、これらの実施例により本発明の技術範囲が限定されるものではない。
実施例に記載の各種試験(セット力、スタイル保持効果、なめらかさ、ゴワつきのなさ)に関する試験法を下記に示す。また、以下の表に示す毛髪化粧料の組成物の配合量は、それぞれ質量%で示す。
(1)セット力
長さ15cm/1gの毛髪からなる毛束に毛髪化粧料0.5gを均一に塗布し、直径2cmのロッドに巻き、45℃の恒温室内に6時間放置して、完全に乾燥させた。乾燥後、ロッドをはずして、毛束の見かけの長さ(L)を測定した。次に25℃湿度90%の恒温恒湿室に毛束を吊るし30分後に取り出し、再び毛束の見かけの長さ(L0)を測定した。測定値に基づき、セット力を次式にて求めた。
セット力(%)=(15−L0)÷(15−L)×100
(この値が100%に近いほどセット力が高いことを示す。)
評価基準
◎:非常に良好 セット力80%以上
○:良好 セット力50%以上、80%未満
△:やや悪い セット力30%以上、50%未満
×:悪い セット力30%未満
(2)スタイル保持効果
上記の毛束を更に25℃湿度90%の恒温高湿室に吊るし3時間後に取り出し、再び毛束の見かけの長さ(L1)を測定した。測定値に基づき、セット力を次式にて求めた。
セット力(%)=(15−L1)÷(15−L)×100
(この値が100%に近いほどセット力が高いことを示す。)
評価基準
◎:非常に良好 セット力80%以上
○:良好 セット力50%以上、80%未満
△:やや悪い セット力30%以上、50%未満
×:悪い セット力30%未満
(3)官能評価
20名の専門パネルを対象に実施例及び比較例の毛髪化粧料を使用してもらい、なめらかさ、ゴワつきのなさの項目について官能試験を行い、下記に示す判定基準により評価を行なった。
判定基準
(a)なめらかさ
◎:パネルの15名以上がなめらかであると判断
○:パネルの10名以上、15名未満がなめらかであると判断
△:パネルの5名以上、10名未満がなめらかであると判断
×:パネルの15名以上がなめらかでないと判断
(b)ゴワつきのなさ
◎:パネルの15名以上がゴワつきがないと判断
○:パネルの10名以上、15名未満がゴワつきがないと判断
△:パネルの5名以上、10名未満がゴワつきがないと判断
×:パネルの15名以上がゴワつくと判断
実施例1〜6及び比較例1〜4(ヘアローション)
表1に記載の配合組成よりなる毛髪化粧料を常法により調製し、前記各種試験を実施した。その結果を表1に併せて示す。
Figure 2007031305
表1より明らかなように、本発明の成分を用いた実施例1〜6はいずれも優れた性能を示していた。一方、比較例1〜4では、セット力、スタイル保持効果、官能評価(なめらかさ、ゴワつきのなさ)のいずれかの点で劣っており、本発明の目的を達成できなかった
以下、本発明毛髪化粧料のその他の処方例を実施例として挙げる。これらは常法により調製した。なお、これらの実施例の毛髪化粧料についても、セット力、スタイル保持効果、官能評価(なめらかさ、ゴワつきのなさ)に関する試験を実施したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
実施例7(ヘアローション)
配合量(%)
(1)アラニン 0.1
(商品名:L−アラニン、味の素社製)
(2)プロリン 0.1
(商品名:L−プロリン、味の素社製)
(3)グリシン 0.1
(商品名:グリシン、有機合成薬品工業社製)
(4)アルギニン 0.5
(商品名:L−アルギニン Cグレード、味の素社製)
(5)グルタミン酸ナトリウム 0.01
(商品名:グルタミン酸ナトリウム、味の素社製)
(6)カチオン系のポリウレタン樹脂エマルション 1.0
(商品名:ヘヤロール UC−4、三洋化成工業社製)
(7)エタノール 10.0
(8)POE(60)硬化ヒマシ油 0.1
(9)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.05
(10)サボンソウエキス 0.01
(11)メチルパラベン 0.1
(12)加水分解コムギ末 0.01
(13)香料 0.05
(14)精製水 残 部
実施例8(ヘアフォーム)
配合量(%)
<原液>
(1)アルギニン 0.01
(商品名:L−アルギニン Cグレード、味の素社製)
(5)グルタミン酸 0.1
(商品名:L−グルタミン酸、味の素社製)
(3)カチオン系のポリウレタン樹脂エマルション 0.8
(商品名:ヘヤロール UC−4、三洋化成工業社製)
(5)エタノール 20.0
(6)ソルビット液 5.0
(7)POE(80)硬化ヒマシ油 0.5
(8)ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチル 10.0
メタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩液
(9)ポリオキシエチレンセチルエーテル 0.5
(10)高重合メチルポリシロキサン(1) 0.5
(11)加水分解コラーゲン(サメウロコ由来) 0.05
(12)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.05
(9)精製水 残 部
<ガス充填>
原液 90.0
噴射剤 液化石油ガス(0.3MPa,25℃) 10.0
実施例9(ヘアワックス)
配合量(%)
(1)アルギニン 0.01
(商品名:L−アルギニン Cグレード、味の素社製)
(2)グルタミン酸ナトリウム 0.01
(商品名:グルタミン酸ナトリウム、味の素社製)
(3)カチオン系のポリウレタン樹脂エマルション 0.8
(商品名:ヘヤロール UC−4、三洋化成工業社製)
(4)セタノール 13.0
(5)流動パラフィン 10.0
(6)ポリオキシエチレンセチルエーテル 0.8
(7)ステアリン酸 1.5
(8)自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 0.5
(9)ポリオキシエチレンステアリルエーテル 1.0
(10)コレステロール 0.5
(11)キャンデリラロウ 0.5
(12)メチルポリシロキサン 0.5
(13)水酸化カリウム 0.1
(14)プロピレングリコール 10.0
(15)セチル硫酸ナトリウム 0.5
(16)カルボキシビニルポリマー 0.2
(17)パラオキシ安息香酸エステル 0.3
(18)エデト酸二ナトリウム 0.05
(19)乾燥硫酸ナトリウム 0.05
(20)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.01
(21)香料 0.1
(22)精製水 残 部
実施例10(ヘアワックス)
配合量(%)
(1)アルギニン 0.01
(商品名:L−アルギニン Cグレード、味の素社製)
(2)グルタミン酸ナトリウム 0.01
(商品名:グルタミン酸ナトリウム、味の素社製)
(3)カチオン系のポリウレタン樹脂エマルション 0.05
(商品名:ヘヤロール UC−4、三洋化成工業社製)
(4)ワセリン 15.0
(5)キャンデリラロウ 4.0
(6)サラシミツロウ 3.0
(7)セタノール 5.0
(8)ステアリン酸 2.0
(9)マイクロクリスタリンワックス 1.0
(10)自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 3.0
(11)ポリオキシエチレンセチルエーテル 4.0
(12)メチルポリシロキサン 2.0
(13)水酸化カリウム 0.1
(14)高重合ポリエチレングリコール 0.05
(15)香料 0.1
(16)精製水 残部
また、いずれの実施例の毛髪化粧料を使用した場合にも、頭皮に炎症、その他副作用と考えられる症状は発現せず、本発明に係る毛髪化粧料は安全性にも優れることが明らかであった。
以上記載の如く、本発明が毛髪に作用して毛髪を補修しながらスタイリングを行なうことが可能で、且つ毛髪をゴワつき感のない良好な風合いにまとめ、高温多湿下でもヘアスタイルの崩れを防ぐ毛髪化粧料を提供することができる。

Claims (1)

  1. 以下の成分(A)〜(B)を含有することを特徴とする毛髪化粧料。
    (A)アミノ酸及びその塩から選ばれる2種以上
    (B)カチオン系のポリウレタン樹脂エマルション
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JP2019529382A (ja) * 2016-10-05 2019-10-17 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 毛髪処理組成物

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