JP2007028155A - 等化器、等化方法及び受信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 フィルタブロック(5)は、複数のタップを有し、複数のタップのうちの任意の2以上のタップが、入力ディジタル信号の供給を受けるタップとして選択され、タップの選択により複数のフィルタ部分に分割される。サーチブロック(6)は、入力ディジタル信号中のポスト・マルチパス信号の位置を検出する。サーチブロック(7)による検出結果に基づいて、フィルタブロック(5)の入力信号を供給するタップの選択が制御される。
【選択図】 図1
Description
また、選択的にマルチパスが存在する位置のみに対して、スパース・ディジタル・フィルタによる等化を行う場合、その等化に使用するタップ数が固定され、その結果、等化に十分なタップ数が得られない、もしくは逆に、不必要に多いタップ数が割り当てられると言う問題点があった。
さらに、現時刻についてのみの処理を行っているためマルチパスの大きさ、位置が変化した際の収束に時間がかかると言う問題があった。
さらにまた、信号に対する外乱の状態(C/Nの値など)に拘らず、ステップサイズが固定であることにより、外乱が多い状態やその状態の変化が生じた際の収束に時間がかかると言う問題があった。
VSB方式で変調されたディジタル信号を含む受信信号に応答して等化ディジタル出力信号を生成するFIRフィルタブロックと、
前記FIRフィルタの出力を受ける加算部と、
前記加算部から出力されるディジタル信号を記憶する入力信号メモリと、
前記入力信号メモリから読み出されたディジタル信号に対して等化を行って、等化ディジタル出力信号を生成するフィルタブロックと、
前記入力信号メモリから読み出されたディジタル信号に含まれるポスト・マルチパス信号を検出するサーチブロックと、
前記サーチブロックによる検出結果に基づいて、前記フィルタブロックを制御する制御ブロックとを有し、
前記加算部は、前記フィルタブロックの出力を受けて、前記FIRフィルタの出力と加算し、
前記フィルタブロックは、
複数のタップを有し、該複数のタップのうちの任意の2以上のタップが、前記入力信号メモリから読み出されたディジタル信号の供給を受けるタップとして選択され、該タップの選択により複数のフィルタ部分に分割されるものであり、
前記サーチブロックは、
前記入力信号メモリから読み出されたディジタル信号のうちの、既知のPN系列から相互相関を計算し、該相互相関に基づいてポスト・マルチパス信号を検出する第1の検出部と、
前記入力信号メモリから読み出されたディジタル信号のうちの、ポスト・マルチパス信号をフィルタを用いて等化し、そのタップ係数及び時間的変位から、ポスト・マルチパス信号の位置を検出する第2の検出部とを有し、
前記制御ブロックは、
前記サーチブロックによる検出結果に基づいて、前記フィルタブロックの前記ディジタル信号を供給するタップの選択を制御する
ことを特徴とする等化器を提供する。
図1は本発明の実施の形態1による等化器を示す図である。図示の等化器は、FIRフィルタ1と、加算部2と、入力信号メモリ3と、スイッチ4と、フィルタブロック5と、サーチブロック6と、制御ブロック7とを有する。等化器の入力SiはFIRフィルタ1に入力され、加算部2の出力Saが等化器の出力Soを構成する。
入力信号メモリ3は、加算部2から出力されるディジタル信号Saを記憶する。
乗算器Mで乗算に用いられる係数の更新のアルゴリズムとしては、グラディエントアルゴリズム、LMSアルゴリズム、サインLMSアルゴリズム、最小二乗アルゴリズム、RLSアルゴリズム、CMAアルゴリズム、DDアルゴリズムなどを用い得る。
各セグメントは832シンボルからなり、各セグメントの先頭の4個のシンボルは、セグメント同期用のシンボルである。
小領域フィルタ24a、24b、24cの各々は例えば図5に示すように、遅延部32と、係数乗算部33と加算部15とを有し、適応等化により、係数更新を行い、その係数の値から、どの位置にマルチパス信号が存在するかを判断し、さらにマルチパス信号の大きさを判断する。マルチパス信号の大きさは、例えば小領域フィルタ24a、24b、24cの各々における乗算器Mの係数の絶対値の総和で判断する。
乗算器Mで乗算に用いられる係数の更新のアルゴリズムとしては、グラディエントアルゴリズム、LMSアルゴリズム、サインLMSアルゴリズム、最小二乗アルゴリズム、RLSアルゴリズム、CMAアルゴリズム、DDアルゴリズムなどを用い得る。
フィルタ制御部44は、メモリ41から読み出されたタップ係数情報を、所定のタイミングで、フィルタブロック5のそれぞれのタップ、即ちタップ数可変フィルタ17の係数乗算部14のそれぞれの乗算器Mに与える。
スイッチ制御部45は、スイッチ4、11、21及び分離スイッチ部12を制御する。
各シンボルの受信に要する期間と同じ長さの期間(図6のPs)のうち、第1の部分Paで、加算部2から出力されるシンボルデータを入力信号メモリ3に書き込み、第2の部分Pbで、サーチブロック6によるポスト・マルチパス信号の検出が行われ、第3の部分Pcで、フィルタブロック5による等化が行われる。
フィールドの先頭のセグメントのデータSdがサーチブロック6に供給されるときは、上記3クロックの期間(Pb)、スイッチ21は端子T2を選択した状態に維持される。フィールドの先頭以外のセグメントのデータSdがサーチブロック6に供給されるときは、上記3クロックの期間(Pb)のうち、最初の1クロックで第1の小領域フィルタ24aに、次の1クロックで第2の小領域フィルタ24aに、3番目の1クロックで第3の小領域フィルタ24cにデータの供給が行われる。第1〜第3の小領域フィルタ24a、24b、24cに順次データの供給を行うために、スイッチ21は、端子T4a、T4b、T4cの順に切り換えられる。
例えば、係数更新回数を100回と決め、その期間(100シンボル期間)は入力信号メモリ3内のデータを順番に読み出し、読み出したデータをそれぞれ小領域フィルタ24a、24b、24cに入力する。小領域フィルタ24a、24b、24cは入力されたデータに対して、所定数のシンボル期間の間、例えば100シンボル期間等化処理を行い、係数情報を得る。101シンボル目の時刻以降は、例えば前回読み出したデータに対してアドレスが2進んだ位置(メモリ3内のアドレス位置)から順番にデータを読み出し、前回同様100シンボル期間等化処理を行い、係数を得る。この処理で得られた係数は、前回の処理で得られた係数に対して1タップずれた8タップ分の係数となる。この位置での等化処理を100シンボル期間継続し、またアドレスが2進んだ場所からデータを読み出す。このようにすることにより、マルチパス検出を行いたい遅延時間の範囲のすべてについて、サーチ作業を行なう。これら一連の作業で得られた小領域フィルタの係数の、例えば絶対値の総和を所定の閾値と比較することにより、マルチパスの存在/非存在を判断する。(絶対値の総和が閾値よりも小さければマルチパスが存在しないものと判定する。)係数更新回数は、上記のように予め回数を定めても良いし、例えば係数情報の変化率を観測し、変化率がある程度の値以下になった際に、次の等化位置に移動しても良い。このようにして得られた、第2の検出部23におけるマルチパス信号の位置及び大きさの検出の結果得られた情報(係数更新情報)も、マルチパス情報メモリ41に格納される。
フィルタ制御部44はこの情報に従って、新しいマルチパス信号が検出された後(増加又は減少した後)の、ポスト・マルチパス信号を等化するための、フィルタ係数の初期値として使用するタップ係数値を、フィルタブロック5内のタップ数可変フィルタ17に設定する。
タップ数可変フィルタ17は入力されたデータに対して適応等化を行ってマルチパス信号の除去を行う。このとき、乗算器Mの係数の初期値は、上記のように、フィルタ制御部44によりメモリ41から読み出されて乗算器Mに設定される。
例えば、タップ数可変フィルタ17の分割によるフィルタ部分SC1〜SCNの数の初期値は8であり、各フィルタ部分のタップ数の初期値も8である。
ステップ102では、加算部2から出力されるディジタル信号(「入力データ」と呼ぶこともある)Saを入力信号メモリ3に書込む。
ステップ104では、入力データSdを入力信号メモリ3から読み出す。
ステップ106では、入力信号メモリ3から現在読み出されているデータSdが各フィールドの先頭のセグメントのものかどうかの判定をする。
ステップ106で、先頭のセグメントであるとの判断がされたときは(ステップ106でYES)、ステップ108に進み、入力信号メモリ3から現在読み出されているデータSdが、相関検出部22に渡され、セグメント内のPN系列を使って相関値を算出する。ステップ108に次に、ステップ112に進む。
ステップ106で、先頭のセグメントではないとの判断がされたときは(ステップ106でNO)、ステップ110に進み、サーチブロック6内の第2の検出部23を用いて等化することによりマルチパス信号の検出(位置及び大きさの検出)を行う。
ステップ110の次にステップ111に進み、ステップ110の処理が所定回数、例えば100回繰り返されたどうかの判定を行なう。100回に達していなければ(ステップ111でNO)、ステップ128に進む。100回に達していれば、ステップ112に進む。
ステップ112では、マルチパス信号が検出されたかどうかの判定を行う。ステップ108を経てステップ112に進んだ場合には、相関が所定値よりも大であれば、マルチパス信号があるとの判断をする。
ステップ112で、マルチパス信号がないと判断されたときは(ステップ112でNO)、ステップ114に進み、入力信号メモリ3から読み出したデータを、タップ数可変フィルタ17を通すことなく(タップ数可変フィルタ17の出力に接続された端子Tdをスイッチ11で選択し)出力し、これにより処理を終了する。
ステップ116で、「1個」と判定されたときは(ステップ116でYES)、ステップ118に進み、すべてのタップを当該単一のマルチパス信号の等化に割り当てる。
ステップ116で、「1個」でないと判定されたときは(ステップ116でNO)、ステップ120に進み、マルチパス信号の大きさを評価し、大きさに応じて序列乃至優先度を決める。即ち大きいものほどより序列を先にする(優先度を高くする)。
次に、ステップ122で、序列の先のもの(優先度の高いもの)から順にフィルタタップを割り当てる。
ステップ118又はステップ120の次にステップ124に進み、新しいマルチパス信号が検出されたかどうかの判定を行う。
ステップ124で新しいマルチパス信号と判定されたときは(ステップ118でYES)、ステップ126に進み、サーチブロック6で、マルチパス検索した際のタップ係数をフィルタブロック5のタップ係数初期値として設定し、ステップ128に進み、設定された係数を初期値として適応等化を行う。
ステップ124で新しいマルチパス信号ではないと判定されたときは(ステップ124でNO)、直ちにステップ128に進み、フィルタブロック5内のそれまでの係数を用いて、適応等化を行う。
ステップ111でNOであるために、ステップ128に進んだ場合には、フィルタブロック5では、それ以前に検出されたマルチパス情報のままで(それまでの係数を用いて)等化を続ける。
実施の形態2の等化器の構成をブロック図で表したものは図1と同じとなる。実施の形態2の等化器は概して実施の形態1の等化器と同じであるが、以下の点で異なる。
実施の形態2の制御ブロック7、特に演算部42は、サーチブロック6で検出されたポスト・マルチパス信号の情報から、各ポスト・マルチパス信号の電力値もしくは振幅値を算出し、該電力値もしくは振幅値を複数の閾値と比較した結果(閾値よりも大きいかどうかの判定の結果)および該ポスト・マルチパス信号の位置情報から主信号への影響の大きさを算出し、制御ブロック7のスイッチ制御部45は、上記の算出結果に基づいて各ポスト・マルチパス信号に割り当てるタップ数を指定する。
実施の形態3の等化器の構成をブロック図で表したものは図1と同じとなる。実施の形態3の等化器は概して実施の形態1の等化器と同じであるが、以下の点で異なる。
実施の形態3では、制御ブロック7は、主信号の位置におけるポスト・マルチパス信号の電力値もしくは振幅値、即ち主信号への影響を評価する。ポストマルチ信号の主信号への影響は、例えば、ポスト・マルチパス信号の位置(主信号の位置に対する時間的変位)と、ポスト・マルチパス信号の電力値又は振幅値を掛け合わせることにより得られる積に対応する。そこで、上記の積を求め、この積の大きいほうが主信号への影響が大きいといった判断を行い、主信号への影響の大きい順に選択的にタップを割り当てる。
実施の形態4の等化器の構成をブロック図で表したものは図1と同じとなる。実施の形態4の等化器は概して実施の形態1の等化器と同じであるが、以下の点で異なる。
実施の形態4では、制御ブロック7、特にそのフィルタ制御部44は、検出されたポスト・マルチパス信号の情報において、タップ係数が更新される毎のタップ係数の差分をメモリ41に蓄積する。そして、蓄積の結果(差分の変化率)を観測し、観測された差分その変換率に基づいて各々のポスト・マルチパス信号に対応する前記フィルタ部分のタップ係数更新のステップサイズを制御する。例えば、差分の変化率がある閾値よりも小さい場合はステップサイズを大きくし、差分の変化率がある閾値よりも小さい場合はステップサイズを小さくすると言った制御を行う。閾値は例えばレジスタなどで外部から与えられるようにしておく。
実施の形態5の等化器の構成をブロック図で表したものは図1と同じとなる。実施の形態5の等化器は概して実施の形態1の等化器と同じであるが、以下の点で異なる。
実施の形態5では、制御ブロック7、特にそのフィルタ制御部44は、等化器で受信され処理されているデータのC/N値、ビットエラーレート、若しくは検出されたポスト・マルチパス信号の全体の電力値などの情報を常に観測し、その値に応じて、タップ数可変フィルタの係数更新に使用するステップサイズを変更する。例えば、C/N値が所定の閾値よりも低い(悪い)場合、或いはビットエラーレートが所定の閾値よりも高い(悪い)場合には、ステップサイズを小さく設定するなどの制御を行う。閾値はC/N値の大小は例えば予め閾値をレジスタなどで与え、その値と比較することによって判断する。
C/N値としては、FIRフィルタ1の出力信号のC/N値を観測しても良く、フィルタブロック5から出力される信号のC/N値を観測しても良く、FIRフィルタ1の出力信号のC/N値とフィルタブロックの出力データのC/N値の双方を検出してそれを総合した結果に基づいてステップサイズの制御を行っても良い。
Claims (20)
- VSB方式で変調されたディジタル信号を含む受信信号に応答して等化ディジタル出力信号を生成するFIRフィルタブロックと、
前記FIRフィルタの出力を受ける加算部と、
前記加算部から出力されるディジタル信号を記憶する入力信号メモリと、
前記入力信号メモリから読み出されたディジタル信号に対して等化を行って、等化ディジタル出力信号を生成するフィルタブロックと、
前記入力信号メモリから読み出されたディジタル信号に含まれるポスト・マルチパス信号を検出するサーチブロックと、
前記サーチブロックによる検出結果に基づいて、前記フィルタブロックを制御する制御ブロックとを有し、
前記加算部は、前記フィルタブロックの出力を受けて、前記FIRフィルタの出力と加算し、
前記フィルタブロックは、
複数のタップを有し、該複数のタップのうちの任意の2以上のタップが、前記入力信号メモリから読み出されたディジタル信号の供給を受けるタップとして選択され、該タップの選択により複数のフィルタ部分に分割されるものであり、
前記サーチブロックは、
前記入力信号メモリから読み出されたディジタル信号のうちの、既知のPN系列から相互相関を計算し、該相互相関に基づいてポスト・マルチパス信号を検出する第1の検出部と、
前記入力信号メモリから読み出されたディジタル信号のうちの、ポスト・マルチパス信号をフィルタを用いて等化し、そのタップ係数及び時間的変位から、ポスト・マルチパス信号の位置を検出する第2の検出部とを有し、
前記制御ブロックは、
前記サーチブロックによる検出結果に基づいて、前記フィルタブロックの前記ディジタル信号を供給するタップの選択を制御する
ことを特徴とする等化器。 - 前記制御ブロックは、前記サーチブロックによる検出結果として得られるタップ係数及び時間的変位を示す情報を記憶するマルチパス情報メモリを有することを特徴とする請求項1に記載の等化器。
- 前記制御ブロックは、前記第1の検出部及び第2の検出部から得られた複数のポスト・マルチパス信号の情報を蓄積するマルチパス情報メモリを有することを特徴とする請求項1に記載の等化器。
- 前記第1の検出部が、前記PN系列をトレーニング信号として用いて、前記ポスト・マルチパス信号を検出することを特徴とする請求項1に記載の等化器。
- 前記第2の検出部が、ブラインド等化により、前記ポスト・マルチパス信号の位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の等化器。
- 前記受信信号がフィールドごとに分割されたものであり、各フィールドを構成する複数のセグメントのうち、最初のセグメントが前記PN系列を含むことを特徴とする請求項1に記載の等化器。
- 前記制御ブロックは、各シンボルの受信に要する期間と同じ長さの期間のうち、第1の部分で、前記シンボルデータを前記入力信号メモリへの書き込みを行わせ、第2の部分で、前記サーチブロックによるポスト・マルチパス信号の検出を行わせ、第3の部分で、前記フィルタブロックによる等化を行わせることを特徴とする請求項1に記載の等化器。
- 前記制御ブロックは、前記マルチパス情報メモリに蓄積されたポスト・マルチパス信号の情報を用いて各ポスト・マルチパス信号の電力もしくは振幅を算出し、算出した電力値の大きいほうから序列をつけ、その序列順にタップ数を可変的に決定し、前記フィルタブロックの複数のフィルタ部分への分割に際し、各フィルタ部分が前記のようにして決定されたタップ数を有することとなるように、前記分割を行うことを特徴とする請求項1に記載の等化器。
- 前記制御ブロックは、前記入力信号メモリからデータを読み出し、前記フィルタブロック又は前記サーチブロックにデータを供給する際、前記入力信号メモリの読み出しアドレスを指定することを特徴とする請求項1に記載の等化器。
- 前記制御ブロックは、前記サーチブロックによりポスト・マルチパス信号が検出されなかった場合には、前記入力信号メモリから読み出されたデータを、前記フィルタブロックによる等化を受けさせることなく、外部に出力させることを特徴とする請求項1に記載の等化器。
- 前記制御ブロックは、前記サーチブロックで検出されたポスト・マルチパス信号の情報から、各ポスト・マルチパス信号の電力値もしくは振幅値を算出し、該電力値もしくは振幅値を複数の閾値と比較した結果および該ポスト・マルチパス信号の位置情報から、前記受信信号中の主信号への影響の大きさを算出し、その算出結果に基づいて各ポスト・マルチパス信号に割り当てるタップ数を指定することを特徴とする請求項1に記載の等化器。
- 前記制御ブロックは、
ポスト・マルチパス信号に、前記受信信号中の主信号への影響が大きい順に、前記フィルタブロックの前記タップをより多く割り当てることを特徴とする請求項11に記載の等化器。 - 前記制御ブロックは、検出されたポスト・マルチパス信号の情報のタップが更新される毎のタップ係数の差分を蓄積し、該差分の変化率を観測し、観測された前記差分の変化率に基づいて各々のポスト・マルチパス信号に対応する前記フィルタ部分のタップ係数更新のステップサイズを制御することを特徴とする請求項1に記載の等化器。
- 前記制御ブロックは、前記FIRフィルタから出力されるデータのC/Nを観測することにより得られる観測結果に基づいて、前記フィルタブロックの前記フィルタ部分に与えるタップ係数更新のステップサイズを制御することを特徴とする請求項1に記載の等化器。
- 前記制御ブロックは、前記フィルタブロックから出力されるデータのC/Nを観測することにより得られる観測結果に基づいて、前記フィルタブロックの前記フィルタ部分に与えるタップ係数更新のステップサイズを制御することを特徴とする請求項1に記載の等化器。
- 前記第1の検出部は、前記相関の値が所定の閾値よりも小さいときは、前記ポスト・マルチパス信号が存在しないものと判定することを特徴とする請求項1に記載の等化器。
- 前記第2の検出部は、前記タップ係数の絶対値の総和が所定の閾値よりも小さいときは、前記ポスト・マルチパス信号が存在しないものと判定することを特徴とする請求項1に記載の等化器。
- 入力されたディジタル信号に対して等化処理を行なって出力するフィルタと、
前記ディジタル信号に含まれるポスト・マルチパス信号を検出するサーチ手段と、
該サーチ手段の出力に基づいて、前記フィルタにおいて前記ディジタル信号が入力されるタップを選択する制御手段と、
前記ディジタル信号と、前記フィルタの出力とを加算して出力する加算手段と
を備える等化器。 - 入力されたディジタル信号に対し、所定のフィルタにおいて等化処理を行ない、
前記ディジタル信号に含まれるポスト・マルチパス信号を検出し、
該検出の結果に基づいて、前記フィルタにおいて前記ディジタル信号が入力されるタップを選択し、
前記ディジタル信号と、前記フィルタの出力とを加算して出力する
ことを含む等化方法。 - 請求項1乃至18のいずれかに記載の等化器を備える受信装置。
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